JP2017206184A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストラット部の周囲においてキャビテーションの発生を抑制する。【解決手段】船外機1は、エンジン13が出力する回転動力を推進プロペラ18に伝達するプロペラシャフト17が回転可能に収容されているギアハウジング5を有し、ギアハウジング5は、前側に向かうにしたがって先細りとなる形状で、かつ、前側に向かうにしたがって上側に偏倚していく形状である砲弾部52と、砲弾部52の上側に設けられているストラット部51とを有し、砲弾部52の外周面とストラット部51の外周面とは、第1〜第3の曲面501〜503によって滑らかに繋がっており、第1〜第3の曲面501〜503は、後下がりの曲面であるか、または前後方向に平行な曲面であるか、または後下がりの部分と前後方向に平行な部分とからなる曲面である。【選択図】図3

Description

本発明は、船外機に関する。
駆動力源として水冷式のエンジンを有する船外機は、エンジンを冷却するための冷却水を外部から取り入れている。このため、このような船外機の筐体には、冷却水を取得するための取水口が、使用時(航行時)に水没する箇所に設けられている。特許文献1には、ギアハウジングの側面にエンジンの冷却水を取得するための取水口が設けられる構成が開示されている。しかしながら、航行時においては、ギアハウジングの側面に沿った水の流れによって、当該ギアハウジングの側面における水圧が低下する。このため、航行時には、取水口においても水圧が低下し、取水口には水を内部から外部に吸い出されるような力がかかり、取水量が減少するおそれがある。特に、エンジンが高速回転する高速走行時においてが多量の冷却水を取り入れなければならないが、航行速度が高くなるにしたがってギアハウジングの側面における圧力も小さくなっていくから、十分な冷却水を取得できないおそれがある。
米国特許第5791950号明細書
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、航行時において取得する冷却水の量の減少を防止することである。
前記課題を解決するため、本発明は、駆動力源が出力する回転動力を推進プロペラに伝達するプロペラシャフトを回転可能に支持するギアハウジングを有する船外機であって、前記ギアハウジングは、前記プロペラシャフトが回転可能に収容されており、前側に向かうにしたがって外径が小さくなる先細り形状である砲弾部と、前記砲弾部の前端部に設けられており前記プロペラシャフトの軸線に直角な平面状の部分と、を有しており、前記平面状の部分には、前記駆動力源を冷却するための冷却水を取得するための第1の取水口が、前側に向かって開口するように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、航行時において取得する冷却水の量の減少を防止することができる。
図1は、船外機の構成例を模式的に示す左側面図である。 図2は、船外機の下部の内部構造を模式的に示す図である。 図3は、ギアハウジングの形状(外形)の例を模式的に示す斜視図である。 図4は、ギアハウジングの形状(外形)の例を模式的に示す左側面図である。 図5は、ギアハウジング5の形状(外形)の例を模式的に示す左側面図である。 図6は、ギアハウジングの前面図である。 図7は、取水口の構成例を模式的に示す斜視図である。 図8は、ベアリングハウジングの構成例を模式的に示す外観斜視図である。
本発明の一実施形態に係る船外機は、駆動力源が出力する回転動力を推進プロペラに伝達するプロペラシャフトを回転可能に支持するギアハウジングを有する船外機であって、前記ギアハウジングは、前記プロペラシャフトが回転可能に収容されており、前側に向かうにしたがって外径が小さくなる先細り形状である砲弾部と、前記砲弾部の前端部に設けられており前記プロペラシャフトの軸線に直角な平面状の部分と、を有しており、前記平面状の部分には、前記駆動力源を冷却するための冷却水を取得するための第1の取水口が、前側に向かって開口するように設けられている。このような構成によれば、前端部に設けられている平面状の部分には水圧(動圧)が掛かるため、この平面状の部分の表面における水圧(総圧、全圧)が高くなる。このため、第1の取水口に水が流入しやすくなり、エンジンの冷却水を取得しやすくなる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態では、二重反転プロペラを有する船外機を例に示す。また、各図においては、船外機の各方向を三次元座標系で示す。本発明の実施形態では、船外機の前後方向をX軸方向とし、左右方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態では、二重反転プロペラを有する船外機を例に示す。また、各図においては、船外機の各方向を三次元座標系で示す。本発明の実施形態では、船外機の前後方向をX軸方向とし、左右方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。また、各図における線Sおよび線Tは、船外機のギアハウジングの形状を示すための線であり、実際には見えない(存在しない)線である。
<船外機の全体的な構成>
まず、船外機1の構成例について、図1と図2を参照して説明する。図1は、船外機1の構成例を模式的に示す左側面図である。図2は、船外機1の下部の内部構造の例を模式的に示す図である。図1に示すように、船外機1は、船舶9の船尾板91などに取り付けて使用される。
図1に示すように、船外機1の筐体は、最上部に設けられているエンジンハウジング11と、エンジンハウジング11の下側に設けられているドライブシャフトハウジング12と、ドライブシャフトハウジング12の下側に設けられているギアハウジング5とを含む。エンジンハウジング11は、例えば樹脂材料からなり、射出成形などによって形成されている。ギアハウジング5とドライブシャフトハウジング12とは、例えばアルミニウム合金などといった金属材料からなり、鋳造(例えばダイキャスト)などによって形成されている。
また、図1に示すように、船外機1の駆動系は、エンジン13(内燃機関)と、ドライブシャフト14と、シフト機構15と、プロペラシャフト17と、推進プロペラ18(二重反転プロペラ)と、ウォーターポンプ16とを含む。エンジン13は、船外機1の駆動力源であり、例えばバーティカル型(縦型)の水冷式エンジンが適用される。ドライブシャフト14は、第1のドライブシャフト141と第2のドライブシャフト142とを含む。シフト機構15は、第1のドライブシャフト141と第2のドライブシャフト142との間で、回転動力の伝達の断続と、伝達する回転動力の回転方向の切替えとを行う。プロペラシャフト17は、エンジン13が出力する回転動力を、第2のドライブシャフト142から推進プロペラ18に伝達する。プロペラシャフト17は、外側プロペラシャフト171と内側プロペラシャフト172とを含む。推進プロペラ18は、前側推進プロペラ181と後側推進プロペラ182とを含み、これら2つの推進プロペラが二重反転プロペラを形成する。エンジン13が出力する回転動力は、第1のドライブシャフト141と、シフト機構15と、第2のドライブシャフト142とを介して、外側プロペラシャフト171と内側プロペラシャフト172のそれぞれに伝達される。そして、前側推進プロペラ181は外側プロペラシャフト171と一体に回転し、後側推進プロペラ182は内側プロペラシャフト172と一体に回転する。これにより、推進力が発生する。
船外機1の各部の構成は次のとおりである。
エンジンハウジング11の内部には、エンジン13が収容されている。エンジン13は、エンジンハウジング11の内部において、エンジンホルダ111に支持されている。また、エンジン13は、回転出力軸であるクランクシャフト131の軸線方向が上下方向となる向きで配置されている。
ドライブシャフトハウジング12の内部には、第1のドライブシャフト141とウォーターポンプ16とが収容されている。第1のドライブシャフト141は、その軸線が上下方向に平行である。第1のドライブシャフト141の上端部はエンジン13のクランクシャフト131に接続されており、下端部は後述するシフト機構15に接続されている。そして、エンジン13が出力する回転動力は、第1のドライブシャフト141を介してシフト機構15に伝達される。ウォーターポンプ16は、第1のドライブシャフト141の下端部近傍であって、シフト機構15の上側に設けられている。ウォーターポンプ16とエンジン13とは、送水経路161によって接続されている。そして、ウォーターポンプ16は、第1のドライブシャフト141の回転によって動作し、船外機1の外部から冷却水を吸引してエンジン13に送給する。なお、ウォーターポンプ16の構成は特に限定されるものではなく、公知の各種構成が適用できる。このほか、ドライブシャフトハウジング12の内部には、エンジン13の排気を外部に放出するための排気経路121が、第1のドライブシャフト141の後側に設けられている。
ギアハウジング5は、ストラット部51と、ストラット部51の下側に設けられている砲弾部52と、砲弾部52の下側に設けられているスケグ53とを有している。そして、ストラット部51と砲弾部52とスケグ53とは一体に形成されている。ストラット部51の内部の上寄りにはシフト機構収容室511が設けられ、その下側にはシフト機構収容室511に繋がっているドライブシャフト収容室512が設けられている。砲弾部52の内部には、プロペラシャフト収容室521が設けられている。プロペラシャフト収容室521は後側が開口しているとともに、前寄りの位置においてドライブシャフト収容室512と繋がっている。
また、ギアハウジング5には、エンジン13の冷却水を取り入れるための取水口である第1の取水口54および第2の取水口55が設けられている。さらに、ギアハウジング5には、第1の取水口54からウォーターポンプ16に至る冷却水の経路である第1の取水経路56と、第2の取水口55からウォーターポンプ16に至る冷却水の経路である第2の取水経路57とが設けられている。
このほか、ギアハウジング5の内部には、シフト機構収容室511およびドライブシャフト収容室512の後側には、エンジン13の排気を外部に放出するための排気経路58が設けられている。ギアハウジング5に設けられている排気経路58は、上側においてはドライブシャフトハウジング12に設けられている排気経路121と繋がっており、下側においてはプロペラシャフト収容室521に繋がっている。
シフト機構収容室511の内部には、シフト機構15が収容されている。シフト機構15の構成例については後述する。ドライブシャフト収容室512の内部には、第2のドライブシャフト142が回転可能に収容されている。第2のドライブシャフト142は、第1のドライブシャフト141の下側に位置しており、第1のドライブシャフト141と同軸である。そして、第2のドライブシャフト142は、ベアリングなどの軸受によって、ギアハウジング5に回転可能に支持されている。第2のドライブシャフト142の下端部には、プロペラシャフト17に回転動力を伝達するための駆動歯車21が、第2のドライブシャフト142と一体に回転するように設けられている。
プロペラシャフト収容室521の内部には、外側プロペラシャフト171と内側プロペラシャフト172とが回転可能に収容されている。外側プロペラシャフト171と内側プロペラシャフト172とは、互いに同軸で、それらの軸線が前後方向を向くように配置されている。外側プロペラシャフト171は軸線方向に貫通する中空軸である。外側プロペラシャフト171は、ベアリングハウジング19およびベアリングハウジング19の内周側に設けられたベアリングを介して、ギアハウジング5に回転可能に支持されている。内側プロペラシャフト172は、その軸線方向の中間部分が外側プロペラシャフト171の内部に挿入されている。内側プロペラシャフト172は、ベアリングなどを介して外側プロペラシャフト171に回転可能に支持されている。
外側プロペラシャフト171の前端部には、第2のドライブシャフト142に設けられている駆動歯車21から回転動力の伝達を受ける後側被動歯車23が、外側プロペラシャフト171と一体に回転するように設けられている。前側被動歯車22も、ベアリングなどを介してベアリングハウジング19に回転可能に支持されている。外側プロペラシャフト171の後端部には、前側推進プロペラ181が、シャーピンなどを介して外側プロペラシャフト171と一体に回転するように設けられている。
内側プロペラシャフト172の前端部は、外側プロペラシャフト171の前端部よりも前側に突出している。そして、この突出している部分には、第2のドライブシャフト142に設けられている駆動歯車21から回転動力の伝達を受ける前側被動歯車22が、内側プロペラシャフト172と一体に回転するように設けられている。前側被動歯車22は、ベアリングなどを介して、ギアハウジング5に回転可能に支持されている。内側プロペラシャフト172の後端部は外側プロペラシャフト171の後端部よりも後側に突出している。そしてこの突出している部分には、後側推進プロペラ182が、シャーピンなどを介して、内側プロペラシャフト172と一体に回転するように設けられている。
駆動歯車21と前側被動歯車22と後側被動歯車23とには笠歯車が適用されている。そして、前側被動歯車22と後側被動歯車23は、互いに同軸で、かつ、所定の距離をおいて前後方向に離れて設けられており、第2のドライブシャフト142の下端部に設けられている駆動歯車21と常時噛合っている。このため、前側被動歯車22と後側被動歯車23とは互いに反対方向に回転し、前側推進プロペラ181と後側推進プロペラ182も互いに反対方向に回転する。このように、エンジン13が出力する回転動力は、第2のドライブシャフト142から、内側プロペラシャフト172の後端部は外側プロペラシャフト171を介して推進プロペラ18に伝達される。
ここで、シフト機構15の構成例について説明する。シフト機構15は、上側歯車151と、下側歯車152と、中間歯車153と、クラッチ154とを含む。上側歯車151と下側歯車152と中間歯車153には、笠歯車が適用される。上側歯車151は、第1のドライブシャフト141の下端部に、第1のドライブシャフト141と一体に回転するように設けられている。下側歯車152は、第2のドライブシャフト142の上端部近傍に、第2のドライブシャフト142に対して相対的に回転可能に設けられている。そして、上側歯車151と下側歯車152とは、たがいに同軸で、かつ、上下方向に所定の距離をおいて設けられている。中間歯車153は、上側歯車151と下側歯車152の間に設けられており、これらと常時噛合っている。このため、上側歯車151と下側歯車152とは、互いに反対方向に回転する。第2のドライブシャフト142の上端部は下側歯車152の上側に突出しており、この突出している部分には、クラッチ154が設けられている。クラッチ154は、第2のドライブシャフト142に対して上下方向に往復動可能で、第2のドライブシャフト142と一体に回転する。
上側歯車151の下側の面と、下側歯車152の上側の面と、クラッチ154の上下両面には、それぞれ歯が設けられている。クラッチ154が上側に移動してクラッチ154の歯と上側歯車151の歯とが係合すると、クラッチ154は上側歯車151と一体に回転する。この状態では、エンジン13が出力する回転動力は、第1のドライブシャフト141と上側歯車151とクラッチ154とを介して、第2のドライブシャフト142に伝達される。このためこの状態では、第2のドライブシャフト142は第1のドライブシャフト141と同じ方向に回転する。この状態のシフトポジションが「前進位置」である。クラッチ154が下側に移動してクラッチ154の歯と下側歯車152の歯とが係合すると、クラッチ154は下側歯車152と一体に回転する。この状態では、エンジン13が出力する回転動力は、第1のドライブシャフト141と上側歯車151と中間歯車153と下側歯車152とクラッチ154とを介して、第2のドライブシャフト142に伝達される。このためこの状態では、第2のドライブシャフト142は第1のドライブシャフト141と反対方向に回転する。この状態のシフトポジションが「後進位置」である。クラッチ154が上下方向の中間に位置し、クラッチ154の歯が上側歯車151の歯と下側歯車152の歯のいずれにも係合しない状態では、エンジン13が出力する回転動力は、第2のドライブシャフト142に伝達されない。この状態のシフトポジションが「中立位置」である。
船外機1には、このほか、ブラケット装置20が設けられている。ブラケット装置20は、船外機1の筐体の前側(特に、ドライブシャフトハウジング12の前側)に設けられている。ブラケット装置20は、スイベルブラケット201とトランサムブラケット202とを有する。スイベルブラケット201は、パイロットシャフト203を介して、船外機1の筐体の前側に水平方向に回転可能(左右方向に揺動可能)に連結される。パイロットシャフト203は、船外機1の操舵中心となる軸である。パイロットシャフト203は、その軸線が上下方向(鉛直方向)に平行になる向きで、船外機1の筐体の前側に固定されている。例えば、パイロットシャフト203の上端部は上部マウントブラケット122を介して船外機1の筐体に固定され、下端部は下部マウントブラケット123を介して船外機1の筐体に固定されている。
トランサムブラケット202は、ティルトシャフト204を介して、スイベルブラケット201にピッチング方向に回転可能(上下方向に揺動可能)に連結されている。ティルトシャフト204は、その軸線が左右方向に平行になる向きで、スイベルブラケット201に固定されている。さらに、トランサムブラケット202には、船舶9の船尾板91などに取り付けるためのクランプ205などが設けられている。そして、船外機1は、ブラケット装置20のトランサムブラケット202を介して、船舶9の船尾板91などに取り付けられる。ブラケット装置20がこのような構成であると、船外機1は、船舶9の船尾板91などに取り付けられた状態で、パイロットシャフト203を中心として水平方向に回転可能となり、ティルトシャフト204を中心として上下方向に回転可能となる。
なお、上部マウントブラケット122には、図略のステアリングブラケットが設けられる。ステアリングブラケットには、図略の操舵ハンドルが連結される。操船者は、操舵ハンドルを操作することによって、船外機1を操舵する。また、船外機1には、図略のトリム制御装置が設けられる。トリム装置は、油圧などによって船外機1をピッチング方向に回転させることができる。そして操船者は、トリム制御装置を操作することによって、船外機1のティルトやトリム調整を行う。
<ギアハウジングの形状(外形)>
次に、ギアハウジング5の形状(外形)の例について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、ギアハウジング5の形状(外形)の例を模式的に示す斜視図である。図4は、ギアハウジング5の形状(外形)の例を模式的に示す左側面図である。図5は、ギアハウジング5の形状の例を示す左側面図である。なお、図5に示す線Tは、ギアハウジング5を前後方向と上下方向に平行な複数の平面(Y軸方向位置が互いに異なる複数のX−Z平面)で切断した場合における、断面に現れるギアハウジング5の外周面の輪郭線(外形線)である。図3〜図5に示すように、ギアハウジング5は、ストラット部51と、ストラット部51の下側に設けられている砲弾部52と、砲弾部52の下側に設けられているスケグ53とを有する。そして、ストラット部51と砲弾部52とスケグ53とは、一体に形成されている。
図3に示すように、ストラット部51を上下方向に直角な平面(X−Y平面)で切断した場合の断面形状は、前後方向に長い略紡錘形状や前後方向に長い略涙滴形状を有している。具体的には、ストラット部51の幅(左右方向寸法)は、前後方向の中央部またはその近傍において最も大きく、中央部またはその近傍から前側と後側のそれぞれに向かうにしたがって徐々に小さくなる。このように、ストラット部51の側面は、左右両外側に張り出している曲面である。また、ストラット部51の前端および後端も、上下方向視(Z軸方向視)において所定の曲率半径を有する曲面である。ただし、前端および後端の曲率半径は、それ以外の部分(左右両外側に張り出している曲面)の曲率半径に比較して小さい。なお、説明の便宜上、「ストラット部51の左右方向寸法が最も大きい部分」を「最大幅部510」と称する。各図においては、最大幅部510が前後方向にある程度の長さを有するように示しているが、最大幅部510は前後方向に長さを有さない構成であってもよい。
砲弾部52は、略砲弾状の形状を有している。具体的には、砲弾部52の前寄りの部分は先細り形状を有しており、後寄りの部分は略円筒形状を有している。なお、砲弾部52の最大幅(後寄りの略円筒形状の部分の左右方向寸法)は、ストラット部51の最大幅よりも大きい。砲弾部52を前後方向に直角な平面(Y−Z平面)で切断した場合の断面形状は、後寄りの部分においてはプロペラシャフト17の軸線(回転中心線)を中心とする略円形(換言すると、プロペラシャフト17の軸線に関して点対称(回転対称)の形状)である。これに対して、前寄りに設けられている先細り形状の部分の前後方向視における形状も略円形であるが、その中心はプロペラシャフト17の軸線と一致しておらず、プロペラシャフト17の軸線よりも上側に偏倚している。そして、前側に向かうにしたがって、偏倚も大きくなる。このように、砲弾部52の前寄りの部分は、前側に向かうにしたがって外径が小さくなっていくとともに、前側に向かうにしたがって上側に偏倚していく。また、図3〜図5に示すように、側面視において、砲弾部52の前端部の位置は、ストラット部51の前端部の位置と略一致している。
スケグ53は、砲弾部52の下面から下側に向かって突出し、前後方向に延伸する板状の構成を有している。スケグ53を水平面(X−Y平面)で切断した場合の断面形状は、前後方向に長い略紡錘形状や略涙滴形状である。このように、スケグ53は、前後方向の流水の抵抗が小さくなるように、薄板状の構成を有しており、前端部および後端部はそれぞれ先細り形状を有している。また、スケグ53の前端縁は、上下方向に平行ではなく、後下がりに傾斜している。また、スケグ53は、砲弾部52の前端部よりも後側において下側に向かって突出している。このため、スケグ53の前端部は、砲弾部52の前端部よりも後側に位置している。そして、側面視において、砲弾部52の前寄りの先細り形状の部分の下面とスケグの前端部とは、滑らかに繋がっている。
なお、スケグ53の幅(左右方向寸法)は、ストラット部51および砲弾部52の幅に比較して小さい。そして、スケグ53の側面と砲弾部52の外周面とは、曲面によって滑らかに繋がっている。具体的には、スケグ53の上縁部(砲弾部52との境界近傍の部分であって、側面視における上辺近傍の部分)は、前後方向視において略逆三角形や略逆台形(ただし、斜辺は曲線となる)の形状を有している。このため、スケグ53の上縁部は、スケグ53の他の部分に比較して幅が大きい。なお、説明の便宜上、スケグ53の上縁部であって他の部分に比較して幅が大きい部分を、「付け根部531」と称する。
ストラット部51の外周面(特に側面)と砲弾部52の外周面(特に側面)とは、曲面によって滑らかに繋がっている。具体的な構成は次のとおりである。ストラット部51の外周面と砲弾部52の外周面との間には、第1の曲面501が設けられている。第1の曲面501には、前後方向視(X軸方向視)で緩やかに窪む曲面が適用される。ただし、第1の曲面501は、前後方向視で直線となるような面であってもよい。ストラット部51の外周面と第1の曲面501との間には、第2の曲面502が設けられている。第2の曲面502には、前後方向視で緩やかに窪む曲面が適用される。そして、ストラット部51の外周面と第1の曲面501とは、第2の曲面502によって滑らかに繋がっている。同様に、砲弾部52の外周面と第1の曲面501との間には、第3の曲面503が設けられている。第3の曲面503にも、前後方向視で緩やかに窪む曲面が適用される。そして、砲弾部52の外周面と第1の曲面501とは、第3の曲面503によって滑らかに繋がっている。
このように、ストラット部51の外周面と砲弾部52の外周面とは、第1〜第3の曲面501〜503によって、滑らかに繋がっている。そして、前後方向視において、第1の曲面501は直線状となるかまたは円弧状に窪む曲面であり、第2の曲面502と第3の曲面503は円弧上に窪む曲面である。このため、ストラット部51の外周面と砲弾部52の外周面とは、前後方向視において全体として窪むような曲面によって、滑らかに繋がっている。
なお、前後方向視において、第2の曲面502と第3の曲面503の曲率半径は、第1の曲面501の曲率半径よりも小さい。また、図4では、ストラット部51の外周面と第2の曲面502との境界、第2の曲面502と第1の曲面501との境界線、第1の曲面501と第3の曲面503との境界線、第3の曲面503と砲弾部52の外周面との境界線を、それぞれ線Sで示す。ただし、これらの面どうしは滑らかに繋がっているため、実際には、ギアハウジング5の外周面にはこれらの境界線は現れない。
そして、ストラット部51の外周面と砲弾部52の外周面とを滑らかに繋ぐ曲面である第1〜第3の曲面501〜503は、ストラット部51の最大幅部510よりも前側においては、後下がりの面と前後方向に平行な面の少なくとも一方から形成されている。そして、第1〜第3の曲面501〜503のうち、ストラット部51の最大幅部510よりも前側には、後上がりとなる面が含まれていない。すなわち、図5に示すように、ギアハウジング5を、左右方向の任意の位置で前後方向と上下方向に平行な面(X−Z平面)で切断した場合を想定する。この場合、断面に現れる外周面の輪郭線(外形線)Tには、ストラット部51の最大幅部510よりも前側においては、後下がりとなる部分と前後方向に平行な部分のみが含まれ、後上がりとなるような部分は含まれない。
なお、ストラット部51の最大幅部510よりも前側では、第1〜第3の曲面501〜503は、後下がりの面のみからなる構成、前後方向に平行な面のみからなる構成、後下がりの面と前後方向に平行な面とからなる構成、のいずれであってもよい。すなわち、ストラット部51の最大幅部510よりも前側においては、ストラット部51の外周面と砲弾部52の外周面とは、後下がりの面のみにより滑らかに繋がっているか、前後方向に平行な面のみにより滑らかにつながっているか、後下がりの面と前後方向に平行な面のみにより滑らかに繋がっていればよい。そして、第1〜第3の曲面501〜503のうち、ストラット部51の最大幅部510よりも前側の部分には、後上がりとなる面が含まれていない構成であればよい。
このような形状にするため、砲弾部52の前寄りに設けられている先細り形状の部分は、プロペラシャフト17の軸線を中心とする略円形ではなく、前側に向かうにしたがって上側に偏倚していく構成が適用される。このような形状であると、ギアハウジング5の外周面の形状を、ストラット部51の最大幅部510よりも前側で、かつ、砲弾部52の上寄りの部分に、後上がりとなる面が設けられない形状にすることができる。さらに、砲弾部52の前端部の前後方向位置は、ストラット部51の前端部と同じであるか、ストラット部51の前端部よりも後側である構成が適用される。このような構成であると、砲弾部52の先端部に後上がりとなる面が含まれない形状にすることができる。なお、ここでいう「砲弾部52の上寄りの部分」とは、前後方向の各位置において幅が最も大きい位置よりも上側の部分をいうものとする。例えば、砲弾部52を前後方向に直角な面で切断した断面が円形であれば、上側半分をいう。
これに対して、例えば、砲弾部52の前寄りの先細り形状の部分が、プロペラシャフト17の軸線を中心とする略円形(プロペラシャフト17の軸線に関して点対称(回転対称)な形状)であると、当該先細り形状の部分の外周面の上寄りの部分は後上がりの面となる。また、砲弾部52の前端部がストラット部51の前端部よりも前側に突出していると、突出している部分の外周面の上寄りの部分は後上がりの面となることがある。そこで、本実施形態では、前述の形状とすることにより、第1〜第3の曲面501〜503のうち、ストラット部51の最大幅部510よりも前側に、後上がりの面が設けられないようにする。
第1〜第3の曲面501〜503がこのような形状であると、前進航行時において砲弾部52の前端部からストラット部51の側面に向かって流れる水量の増加を抑制できる。すなわち、第1〜第3の曲面501〜503のうち、ストラット部51の最大幅部510よりも前側に後上がりの面が設けられていると、砲弾部52の前端部の周囲に存在する水がこの後上がりの面に沿って流れ、ストラット部51の外周面(側面)に導かれる。このため、ストラット部51の外周面に沿って流れる水の量が増加して流速が高くなる。さらに、ストラット部51には、前後方向の中央部またはその近傍に最大幅部510が設けられているから、ストラット部51の外周面に沿って後側に向かって流れる水の流速は、前端から最大幅部510に向かうにしたがって高くなる。したがって、ストラット部51の最大幅部510の近傍においてキャビテーションが発生やすくなる。これに対して、本実施形態によれば、ストラット部51の側面に向かって流れる水量の増加が抑制されるから、ストラット部51の外周面(側面)に沿って流れる水の流速の上昇を抑制できる。したがって、ストラット部51の外周面(特に最大幅部510の近傍)においてキャビテーションの発生が抑制される。
キャビテーションの発生が抑制されると、キャビテーションによる気泡の発生が抑制されるから、推進プロペラ18が気泡を巻き込むことによる推進力の低下(船後プロペラ効率の低下)が抑制される。さらに、キャビテーションの発生が抑制されるから、エロージョン(壊食)が抑制される。
なお、本発明の実施形態では、ストラット部51の外周面と砲弾部52の外周面とが第1〜第3の曲面501〜503によって滑らかに使がっている構成を示したが、このような構成に限定されない。例えば、第2の曲面502と第3の曲面503が設けられていない構成であってもよい。要は、ストラット部51の最大幅部510よりも前側において、ストラット部51の外周面と砲弾部52の外周面とにかけて後上がりとなるような面が設けられない構成であればよい。このような構成であれば、前述の効果を奏することができる。
一方、ストラット部51の最大幅部510よりも後側には、第1〜第3の曲面501〜503に後上がりとなる面が含まれていてもよい。ストラット部51の最大幅部510よりも後側の部分は、後側に向かうにしたがって左右方向寸法が小さくなっていくから、外周面に沿って流れる水の流速も低くなる。このため、この部分に後上がりとなる面が含まれている構成であっても、ストラット部51の外周に沿って流れる水の流速は上昇しないか、または上昇の程度が低い。したがって、キャビテーションは発生しにくい。
なお、前述のとおり、第1〜第3の曲面501〜503のストラット部51の最大幅部510よりも前側には、後上がりとなる面が存在しない構成であることが好ましい。ただし、例えば、砲弾部52の前端部近傍には、後上がりとなる面が存在してもよい。すなわち、砲弾部52の前寄りの部分は、前側に向かって細くなる先細り形状を有している。そして、砲弾部52の前端部は、前側に向かって張り出すような曲面となっている。このため、砲弾部52の前端部の形状を、後上がりの面が含まれないような形状とすることが困難な場合がある。そこで、このような場合には、砲弾部52の前端部に後上がりの面が含まれていてもよい。なお、ここでいう「砲弾部52の前端部」とは、前側に向かって張り出すような曲面に形成されている部分であって、他の部分よりも曲率半径が小さい部分をいうものとする。
また、ギアハウジング5がこのような形状を有していると、スケグ53に向かって流れる水の量が増加する。しかしながら、スケグ53の厚さ(左右方向寸法)はストラット部51の幅(左右方向寸法)よりも小さいため、ストラット部51に比較して流速の上昇の程度が低い。このため、キャビテーションの発生が抑制される。さらに、スケグ53の付け根部531は、前後方向視において、第1の曲面501の上寄りの部分や第2の曲面502に比較して、推進プロペラ18の軸線(回転中心)に近い。このため、スケグ53の付け根部531においてキャビテーションによる気泡が発生した場合であっても、発生した気泡は推進プロペラ18の回転中心に近い位置に到達する。推進プロペラ18が発生させる推進力は、半径方向中心側に向かうにしたがって小さくなる(推進力の発生に寄与する程度は、回転中心に近づくにしたがって低くなる)。このため、キャビテーションにより発生した気泡が、推進プロペラ18の回転中心に近い位置に到達した場合には、推進プロペラ18の外周近傍に到達した場合と比較して、推進力に与える影響が小さい。
また、ストラット部51の前端部から砲弾部52の前端部にかけては、一般的に砲弾部52の幅(左右方向寸法)がストラット部51の幅よりも大きい。このため、ストラット部51の前端部の下側に砲弾部52の前端部が位置する構成であると、ストラット部51の前端部から砲弾部52の前端部にかけての部分が、前後方向視において略逆T字形状となり得る。そして、このような形状であると、ストラット部51の前端部から砲弾部52の前端部に跨る部分(すなわち、ストラット部51の前端部と砲弾部52の前端部の境界部(または接続部))に、前後方向視において凹部が形成される。ストラット部51の前端部から砲弾部52の前端部に跨る部分(境界部)にこのような凹部が形成されると、前進航行時において水流がこの凹部に集中して流速が大きくなり、キャビテーションが発生するおそれがある。
そこで、本実施形態では、このような凹部が設けられないように、ストラット部51の前端部の幅を、下側に向かうにしたがって徐々に幅大きくし、砲弾部52の前端部と滑らかに繋げている。例えば、ストラット部51の前端部と砲弾部52の前端部とが「略逆T字形状」ではなく、略三角形(「略逆V字形状」)に形成されている。このような構成であると、ストラット部51の前端部と砲弾部52の前端部との境界部において、前後方向視において左右両側に凹部が設けられない。したがって、ストラット部51の前端部から砲弾部52の前端部の境界部とその周辺の部分において、キャビテーションの発生が抑制される。
<取水口の構成>
次に、ギアハウジング5に設けられているエンジン13の冷却水の取水口の構成例について、図6と図7を参照して説明する。図6は、ギアハウジング5の前面図である。図7は、取水口の構成例を模式的に示す斜視図である。ギアハウジング5には、外部からエンジン13の冷却水を取得するための取水口として、第1の取水口54と第2の取水口55とが設けられている。
図6と図7に示すように、ギアハウジング5の前端部には平面状部504が設けられており、第1の取水口54はこの平面状部504に設けられている。また、1つの第1の取水口54が、ギアハウジング5の左右方向の中心に設けられている。
ここで、平面状部504の構成例について説明する。平面状部504は、プロペラシャフト17の軸線に直角で前側を向く平面状の部分であり、少なくとも一部が砲弾部52の前端部に設けられている。本実施形態では、平面状部504の下寄りの部分が砲弾部52の前端部に設けられ、上寄りの部分が砲弾部52の前端部とストラット部51の前端部との境界部に設けられている構成を示す。前述のとおり、ストラット部51の前端部は、下側に向かうにしたがって徐々に幅が大きくなっていき、砲弾部52の前端部に滑らかに繋がっている。このため、ストラット部51の前端部と砲弾部52の前端部とが略三角形(「略逆V字形状」)となっている。そして、平面状部504は、砲弾部52の前端部からストラット部51の下寄りの部分にかけて設けられている。このような構成であると、平面状部504の前後方向視における形状は、下膨れの略涙滴形状や略三角形状となる。なお、平面状部504は、砲弾部52の前端部にのみ設けられる構成であってもよい。
このように、砲弾部52の前端部には平面状部504が設けられている。そして、この平面状部504の周囲は、曲面を介して、ストラット部51の側面および砲弾部52の側面と滑らかに繋がっている。なお、この平面状部504は、前述のとおり平面であってもよいが、ある程度以上の曲率半径を有する曲面であってもよい。ただし、平面状部504がある程度以上の曲率半径を有する曲面である場合には、その曲率半径は、平面状部504の周囲と砲弾部52の側面およびストラット部51の側面とを滑らかに繋ぐ曲面の曲率半径よりも大きい。また、この平面状部504は、前後方向視において、ストラット部51および砲弾部52の外形線よりも小さい。すなわち、平面状部504の後側には、前後方向視における面積が平面状部504よりも大きいストラット部51および砲弾部52が設けられている。図6と図7においては、平面状部504を破線で示すが、平面状部504の表面はその周囲の面と滑らかに繋がっているため、実際には境界は見えない。
そして、第1の取水口54は、この平面状部504に設けられている。特に、1つの第1の取水口54が、この平面状部504に、ギアハウジングの左右方向の中心に位置するように設けられている。また、第1の取水口54は、前進航行時において水流に正対するように、前側が開口する開口部が適用されている。なお、第1の取水口54は、プロペラシャフト17の軸線よりも上側に設けられている。そして、第1の取水口54には、異物の侵入を防止するフィルター541が設けられ、フィルター押さえ542によってギアハウジング5に着脱可能に取り付けられている。例えば、第1の取水口54の断面形状が円形であれば、フィルター541には、内部に網などのフィルタエレメントが設けられた略円筒状の構成が適用できる。そして、フィルター541は、その全体が第1の取水口54の内部に埋設されて平面状部504と面一若しくは凹所に配設され、外部に突出していない。同様に、フィルター押さえ542も、その全体が第1の取水口54の内部に埋設されて平面状部504と面一若しくは凹所に配設され、外部に突出していない。フィルター541は、フィルター押さえ542を用いることなく、第1の取水口54に埋設された状態に維持できる構成であってもよい。
このような構成であると、前進航行時には、平面状部504には水圧(動圧)が掛かるため、平面状部504の表面における水圧(総圧、全圧)が高くなる。さらに、第1の取水口は前進航行時の水流に正対するように、前側が開口している。このため、第1の取水口54に水が流入しやすくなり、エンジン13の冷却水を取得しやすくなる。特に、平面状部504の後側には、前後方向視における面積が平面状部504よりも大きいストラット部51および砲弾部52が設けられている。このため、平面状部504の後側に例えばストラット部51や砲弾部52よりも前後方向視における投影面積及び左右方向寸法が小さいスケグ53が設けられている構成に比較して、平面状部504の表面における水圧が高くなる。
また、1つの第1の取水口54が、ギアハウジング5の左右方向の中心に設けられる構成であると、取水量を多くできる。すなわち、平面状部504の表面における水圧は、左右方向の中心において最も高くなる。また、平面状部504に1つの第1の取水口54が設けられる構成であれば、複数の取水口が設けられる構成に比較して、トータルの開口部面積を大きくできる。また、複数の取水口が設けられる構成であると、それぞれの取水口の開口部面積が小さくなるから、それぞれの取水口に流入する水の抵抗が大きくなり、結果として取得できる冷却水の量を多くできない。
一方、例えば、従来構成のように、ストラット部51や砲弾部52の側面に取水口が設けられている構成では、エンジン13の出力ロス(エンジン13が出力する動力のうち、推進力にならない動力)が大きい。すなわち、従来構成では、航行時には、ストラット部51や砲弾部52の側面に沿った水流により、その周囲の水圧(動圧)が低くなり、取水口の内部に存在する冷却水には外部に吸い出されるような力が掛かる。特に、航行速度が高くなるにしたがって取り入れる冷却水の量を多くしなければならないが、前述の水圧の低下も大きくなってウォーターポンプ16の負荷が高くなるため、エンジン13の出力ロスが大きくなる。これに対して、本実施形態では、前進航行時には第1の取水口54の周囲の水圧が高くなるから、このような出力ロスが発生しない。さらに、前進航行速度が高くなるにしたがって、第1の取水口54の周辺の水圧も高くなっていくから、高速航行時においてエンジン13の出力ロスを抑制しつつ、多量の冷却水を取得できる。また、ウォーターポンプ16の負荷を小さくできるから、小型のウォーターポンプを適用できるようになる。したがって、船外機1の小型化や軽量化を図ることができる。
また、フィルター541やフィルター押さえ542がギアハウジング5の外周面から突出しない構成であるから、第1の取水口54において水流の乱れの発生が抑制され、第1の取水口54の周囲における水圧が安定する。このため、第1の取水口54から安定して冷却水を取得できる。なお、フィルター541は、第1の取水口54の内部に埋設できる構成であればよい。したがって、その形状および寸法は具体的に限定されるものではなく、第1の取水口54の形状および寸法などに応じて適宜設定される。同様に、フィルター押さえ542は、第1の取水口54の内部に埋設でき、かつ、フィルター541をギアハウジング5に着脱可能に取り付けることができる構成であればよい。
また、本実施形態によれば、ストラット部51や砲弾部52の側面に取水口を設けなくてもよい。ストラット部51や砲弾部52の側面に取水口が設けられている構成では、ストラット部51や砲弾部52の側面に沿った水の流れが取水口によって乱され、この乱れがキャビテーションの起点となることがある。この結果、推進プロペラ18がキャビテーションによる気泡を巻き込むことによって船後プロペラ効率が低下したり、キャビテーションによる気泡によってエロージョンが発生したりするおそれがある。これに対して、本発明の実施形態では、第1の取水口54を平面状部504に設ける構成とすることにより、ストラット部51や砲弾部52の側面に取水口を設けなくてもよい。このため、ストラット部51や砲弾部52の側面におけるキャビテーションの発生が抑制され、前述のような問題の発生が抑制される。
第2の取水口55は、スケグ53の付け根部531に設けられている。なお、第2の取水口55は、プロペラシャフト17の軸線よりも下側であって、プロペラシャフト収容室521よりも下側に設けられている。第2の取水口55も、第1の取水口54と同様に、前進航行時において水流に正対するように、前側が開口する構成が適用される。なお、第2の取水口55には、第1の取水口54と同様に、フィルターが設けられる構成であってもよい。この場合には、第1の取水口54と同様に、フィルターおよびフィルター押さえが第2の取水口55の内部に埋設されており、外部に突出していない構成であることが好ましい。
このような構成であれば、第1の取水口54と同様の効果を奏することができる。また、第2の取水口55をスケグ53の付け根部531に設けることにより、第2の取水口55の開口部面積を大きくできる。すなわち、スケグ53の前縁部は先細り形状を有しているため、スケグ53の前縁部の付け根部531以外の部分には、大きな開口を設けることができない。これに対して、スケグ53の付け根部531は、前後方向視において略逆三角形や略逆台形を有しており、スケグ53の他の部分に比較して幅が大きい。このため、スケグ53の付け根部531に第2の取水口55を設けることにより、他の部分に設ける構成と比較して、前後方向視における開口部面積を大きくでき、取得する冷却水の量を多くできる。ただし、第2の取水口55の前後方向視における開口部面積は、第1の取水口54の前後方向視における開口部面積よりも小さい(効果は後述)。
また、前述のとおり、砲弾部52の前寄りに設けられている先細り形状の部分は、前側に向かうにしたがって上側に偏倚していく。このような構成であると、砲弾部52の前寄りに設けられている先細り形状の部分がプロペラシャフト17の軸線を中心とした略円形である構成に比較して、前進航行時に砲弾部52の下側に流れる水量が多くなる。このため、前進航行時には、スケグ53の付け根部531の前端部の近傍における水の流速が大きくなるから、第2の取水口55から取得される冷却水の量を多くできる。
さらに、スケグ53の付け根部531に第2の取水口55が設けられる構成であると、第2の取水口55またはその周辺を起点としてキャビテーションが発生した場合に、推進力の低下(船後プロペラ効率の低下)が抑制できる。すなわち、スケグ53の付け根部531は砲弾部52の外周面に接近しており、スケグ53の他の部分や第2の曲面502や第1の曲面501の上寄りの部分に比較して、前後方向視で推進プロペラ18の回転中心に近い。このため、スケグ53の付け根部531においてキャビテーションによる気泡が発生した場合には、発生した気泡は推進プロペラ18の回転中心に近い位置に到達する。推進プロペラ18が発生させる推進力は、外周側から回転中心に向かうにしたがって小さくなるから、気泡が推進プロペラ18の回転中心に近い位置に到達した場合には、推進プロペラ18の外周近傍に到達した場合と比較して、推進力に与える影響が小さくなる。このため、推進プロペラ18が気泡を巻き込むことによる推進力の低下(船後プロペラ効率の低下)が抑制される。
さらに、側面視においてスケグ53の前端部を含む前縁(側面視における前辺)は、後下がりとなるように傾斜している。このため、前進航行中に水中浮遊物などがスケグ53の前端部に引っ掛かった場合であっても、水流によって下側斜め後方に押され、スケグ53から離脱しやすい。このため、第2の取水口55が水中浮遊物などによって長時間にわたって塞がれた状態となることが抑制される。
また、第1の取水口54と第2の取水口55とは、互いに前後方向及び上下方向に離れた位置に設けられている。ギアハウジング5に第1の取水口54と第2の取水口55が設けられている構成であると、一方が異物などによって塞がった場合であっても、他方が塞がれなければ、冷却水の取得を継続できる。そして、本実施形態によれば、第1の取水口54と第2の取水口55が互いに離れた位置に設けられているから、第1の取水口54と第2の取水口55とが異物によって同時に塞がれるような状態が生じにくくなる。
<取水経路の構成>
次に、取水経路の構成について、図2と図8を参照して説明する。図2に示すように、ギアハウジング5の内部には、第1の取水口54からウォーターポンプ16に至る冷却水の経路である第1の取水経路56と、第2の取水口55からウォーターポンプ16に至る冷却水の経路である第2の取水経路57とが設けられている。なお、第1の取水経路56と第2の取水経路57とは、ウォーターポンプ16の手前(ウォーターポンプ16から見て冷却水の流れの方向の上流側)において繋がっている。
第1の取水経路56は、水平部561と垂直部562とを含む。水平部561は、その軸線が前後方向に略平行(すなわち略水平)で、第1の取水口54から後側に向かって延伸する部分である。垂直部562は、その軸線が上下方向に平行(すなわち略垂直)で、水平部561の後端から上側に向かって延伸する部分である。第1の取水経路56の水平部561は、少なくとも一部がプロペラシャフト収容室521よりも上側に設けられている。第1の取水経路56の垂直部562は、ドライブシャフト収容室512の前側に設けられている。第1の取水口54から流入した水(冷却水)は、水平部561と垂直部562とを順次通過してウォーターポンプ16に流入する。
第2の取水経路57は、水平部571と環状部573と垂直部572とを含む。水平部571は、その軸線が前後方向に略平行で、第2の取水口55から後側に向かって延伸する部分である。なお、図2に示すように、第2の取水経路57の水平部571は、スケグ53の付け根部531の内部に設けられており、プロペラシャフト収容室521の下側に位置している。そして、第2の取水経路57の後端部とプロペラシャフト収容室521の内部とは、プロペラシャフト収容室521の内周面の底部近傍に設けられている開口部によって繋がっている。第2の取水経路57の下端部はプロペラシャフト収容室521の内周面と繋がっており、上端部はウォーターポンプ16と繋がっている。そして、プロペラシャフト収容室521の内部にはベアリングハウジング19が収容されており、このベアリングハウジング19とプロペラシャフト収容室521の内周面とによって環状部573が形成されている。
図8は、ベアリングハウジング19の構成例を模式的に示し外観斜視図である。図8に示すように、ベアリングハウジング19は、略円筒状の形状を有している。ベアリングハウジング19の外周面には、円周方向に延伸する環状溝191が設けられている。ベアリングハウジング19がプロペラシャフト収容室521の内部に収容されると、ベアリングハウジング19の環状溝191とプロペラシャフト収容室521の内周面とによって、環状の空間である環状部573が形成される。そして、第2の取水口55の水平部571に繋がる開口部と、垂直部572の下端部である開口部とは、環状溝191の内側に位置している。このため、第2の取水経路57の水平部571と垂直部572とは、この環状部573によって、冷却水が流通可能に繋がっている。
このような構成であると、第2の取水口55から流入した冷却水は、第2の取水経路57の水平部571を通過し、プロペラシャフト収容室521の底部近傍に設けられている開口部から環状部573に流入する。そして、環状部573を通過した冷却水は、第2の取水経路57の垂直部572に流入し、第2の取水経路57の垂直部572を通過してウォーターポンプ16に至る。このように、本実施形態では、外側プロペラシャフト171を回転可能に支持するベアリングハウジング19に、第2の取水経路57の一部が設けられている。このような構成によれば、第2の取水経路57がプロペラシャフト収容室521の下側に設けられている構成において、第2の取水経路57をプロペラシャフト収容室521から迂回させなくてもよいから、第2の取水経路57の構成が複雑にならない。
また、第1の取水経路56の垂直部562と第2の取水経路57の垂直部572とは、それらの上端部において繋がっている。このため、第1の取水口54の周囲と第2の取水口55の周囲とで水圧に差が生じている場合には、ウォーターポンプ16にはこれらの水圧の平均の水圧が掛かることになる。さらに、例えば第1の取水口54の周囲の水圧が第2の取水口55の周囲の水圧よりも高い場合には、第1の取水口54から流入した冷却水が、第1の取水経路56と第2の取水経路57とを通じて第2の取水口55から流出しうる。そこで、前述のように、第2の取水口55の前後方向視における開口部の面積を、第1の取水口54の前後方向視における開口部の面積よりも小さくする。さらに、第2の取水経路57の流路断面積を、第1の取水経路56の流路断面積よりも小さくする。このように、第2の取水口55および第2の取水経路57における冷却水の流れの抵抗を、第1の取水口54および第1の取水経路56よりも大きくする。このような構成によれば、ウォーターポンプ16の手前において、水圧が低下することが抑制される。また、第1の取水口54から流入して第1の取水経路56を通過した冷却水が、第2の取水経路57を通過して第2の取水口55から外部に流出することが抑制される。したがって、ウォーターポンプ16が取得する冷却水の量が減少することが抑制される。
なお、本実施形態では、第2の取水口55の開口部の面積が第1の取水口54よりも小さく、かつ、第2の取水経路57の流路断面積が第1の取水経路56よりも小さい構成を示したが、このような構成に限定されない。例えば、第2の取水口55の開口部の面積が第1の取水口54よりも小さいが、第2の取水経路57の流路断面積は第1の取水経路56と略同じである構成であってもよい。また、第2の取水口55の開口部の面積は第1の取水口54と略同じであるが、第2の取水経路57の流路断面積は第1の取水経路56よりも小さい構成であってもよい。これらのような構成によっても、前記効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明したが、前記実施形態は、本発明の実施にあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、前記実施形態では、二重反転プロペラを有する船外機を示したが、本発明が適用できる船外機は二重反転プロペラを有する船外機に限定されない。また、駆動力源としてエンジンが搭載されている船外機を示したが、本発明は、駆動力源として電動機が搭載されている船外機にも適用できる。
本発明は、船外機に好適な技術である。そして本発明によれば、航行時において取得する冷却水の量の減少を防止することができる。
1:船外機、16:ウォーターポンプ、17:プロペラシャフト、171:外側プロペラシャフト、172:内側プロペラシャフト、18:推進プロペラ(二重反転プロペラ)、181:前側推進プロペラ、182:後側推進プロペラ、19:ベアリングハウジング、191:環状溝、5:ギアハウジング、501:第1の曲面、502:第2の曲面、503:第3の曲面、504:平面状部、51:ストラット部、510:最大幅部、52:砲弾部、521:プロペラシャフト収容室、53:スケグ、531:付け根部、54:第1の取水口、541:フィルター、542:フィルター押さえ、55:第2の取水口、56:第1の取水経路、561:水平部、562:垂直部、57:第2の取水経路、571:水平部、572:垂直部、573:環状部

Claims (8)

  1. 駆動力源が出力する回転動力を推進プロペラに伝達するプロペラシャフトを回転可能に支持するギアハウジングを有する船外機であって、
    前記ギアハウジングは、
    前記プロペラシャフトが回転可能に収容されており、前側に向かうにしたがって外径が小さくなる先細り形状である砲弾部と、
    前記砲弾部の前端部に設けられており、前記プロペラシャフトの軸線に直角な平面状の部分と、
    を有しており、
    前記平面状の部分には、前記駆動力源を冷却するための冷却水を取得するための第1の取水口が、前側に向かって開口するように設けられていることを特徴とする船外機。
  2. 前記砲弾部の上側に設けられているストラット部をさらに有し、
    前記平面状の部分は、前記砲弾部の前記前端部から前記ストラット部の前端部に跨って設けられており、
    前記第1の取水口は、前記砲弾部の前記前端部と前記ストラット部の前記前端部との境界に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 前記砲弾部の下側に設けられており、前記砲弾部の前記前端部よりも後側において下側に向かって突出するスケグをさらに有し、
    前記駆動力源を冷却するための冷却水を取得するための第2の取水口が、前記スケグの前端部に、前側が開口するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の船外機。
  4. 前記スケグの上縁部には、前記スケグの他の部分よりも幅が大きい部分が設けられており、
    前記第2の取水口は、前記他の部分よりも幅が大きい部分に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の船外機。
  5. 前記砲弾部は、前側に向かうにしたがって上側に偏倚していくことを特徴とする請求項3または4に記載の船外機。
  6. 前記第2の取水口の開口部面積は、前記第1の取水口の開口部面積よりも小さいことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の船外機。
  7. 前記スケグの前端部を含む前縁部は、後下がりに傾斜していることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の船外機。
  8. 前記第1の取水口には、フィルターが着脱可能に設けられており、
    前記フィルターは、その全体が第1の取水口の内部に埋設されて前記平面状部と面一若しくは凹所に配設されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の船外機。
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