JP2017205364A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】メイン側の主制御装置の規定のメモリ容量を有効活用し、主遊技制御を中断させることなくオーバーフローエラーを知らせる。
【解決手段】サブ側の周辺制御装置に、メダル払出装置HPのバケット41での貯留数を所定以上超えて投入された余剰遊技メダルを貯める補助収納庫50での設定満杯状態を検出するオーバーフローセンサーSEN5を入力させ、オーバーフローセンサーSEN5により設定満杯状態を検出したとき、液晶表示装置71,72及びスピーカ91〜94によりオーバーフローエラーを報知させる。
【選択図】図6
【解決手段】サブ側の周辺制御装置に、メダル払出装置HPのバケット41での貯留数を所定以上超えて投入された余剰遊技メダルを貯める補助収納庫50での設定満杯状態を検出するオーバーフローセンサーSEN5を入力させ、オーバーフローセンサーSEN5により設定満杯状態を検出したとき、液晶表示装置71,72及びスピーカ91〜94によりオーバーフローエラーを報知させる。
【選択図】図6
Description
本発明は、遊技メダル等の遊技媒体の投入により遊技を行う回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。
この種の遊技機は、特許文献1等で知られているように、主遊技制御を実行するメイン制御装置(主制御装置)と、このメイン制御装置からの信号を一方通行で受信するサブ制御装置(周辺制御装置)を備え、メイン制御装置に、メダル投入口の下流に設けるメダル投入センサー及びメダル通過センサー、メダル払出装置の出口に設けるメダル払出センサー、メダル払出装置のバケット容量を超えて余剰に投入されたメダルを貯める補助収納庫に設けるオーバーフローセンサーを入力し、メダルに関する全てのエラーをメイン制御装置で検出し、そのエラー検出時、遊技の進行を一時中断すると共にサブ制御装置管理下の液晶表示装置及びスピーカによりエラーを報知し、遊技場係員によるエラー解除操作待ちとするのが専らである(特に、図27,32参照)。
メダルに関するエラーは、不正の関与もあり得ると共に遊技の進行そのものが不能になることが多いため、主遊技制御を担うメイン制御装置で検出するのが適切である。しかし、補助収納庫のオーバーフローエラーについては、不正が関与する恐れはない。しかも、補助収納庫の設定満杯状態は、収納高さに比べて低い位置で検出するのが殆どである。よって、このエラーが出たからといって直ちに遊技を中断させる必要はない。にもかかわらず、あえてオーバーフローエラー処理をメイン制御装置で受け持たせている。よって、制御領域4.5KBまで、データ領域3.0KBまで等という極めて限られたメイン制御装置のメモリ容量を有効活用できていない状況にある。
また、オーバーフローエラーは、遊技者が大量にメダルを投入するも、払出しによる見返りはなく、いわゆるハマリ状態のとき出やすいが、稀に、ボーナスやアシストタイムの作動時、実際にメダルが受皿に払出される快感をいち早く得たいと手持ちのメダルをクレジットに追加した場合や、実際のメダルの払出に伴う振動等で、新たにメダルを投入しないが検出一歩手前にあったメダルがオーバーフローセンサーで検出されてしまった場合等にも出ることがある。この場合、ボーナスやアシストタイムによりメダルを増やそうというときに遊技中断を余儀なくされ、興醒めしてしまう。特に閉店間際の場合、本来獲得できる枚数より少ない獲得で遊技を打ち切られる恐れもあり、遊技場係員の介入による時間ロスは大きな痛手となる。
本発明の課題は、主制御装置の規定のメモリ容量を有効活用すると共に、主遊技制御を中断させることなくオーバーフローエラーを知らせることができる遊技機を提供することにある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
主遊技制御を実行する主制御装置(MC)と、この主制御装置から信号を受信するが該主制御装置へは信号を送信しない周辺制御装置(SC)とを備え、前記主制御装置で検出するエラーに基づいて前記周辺制御装置で制御する演出装置(液晶表示装置71,72、スピーカ91〜94)に所定のエラー報知をさせる遊技機を前提とする。
主遊技制御を実行する主制御装置(MC)と、この主制御装置から信号を受信するが該主制御装置へは信号を送信しない周辺制御装置(SC)とを備え、前記主制御装置で検出するエラーに基づいて前記周辺制御装置で制御する演出装置(液晶表示装置71,72、スピーカ91〜94)に所定のエラー報知をさせる遊技機を前提とする。
以上の遊技機において、
前記周辺制御装置(SC)に、払出遊技媒体の貯留数を所定以上超えて投入された余剰遊技媒体を貯める補助収納庫(50)での設定満杯状態を検出するオーバーフローセンサー(SEN5)を入力している。これと共に、このオーバーフローセンサーにより前記設定満杯状態を検出したとき前記演出装置にオーバーフローエラーを報知可能にしている。
前記周辺制御装置(SC)に、払出遊技媒体の貯留数を所定以上超えて投入された余剰遊技媒体を貯める補助収納庫(50)での設定満杯状態を検出するオーバーフローセンサー(SEN5)を入力している。これと共に、このオーバーフローセンサーにより前記設定満杯状態を検出したとき前記演出装置にオーバーフローエラーを報知可能にしている。
これにより、オーバーフローエラー処理に主制御装置は関与しない。よって、従来オーバーフローエラー処理に充てていた主制御装置のメモリ容量を節約でき、その分遊技性の充実等に振り向けることができ、規定のメモリ容量を有効活用できる。しかも、周辺制御装置から主制御装置に信号は出ないため、主遊技制御を中断させることもなく、演出装置上においてオーバーフローエラーを適切に知らせることができる。
以上のもので、前記設定満杯状態を検出したとき、前記主制御装置(MC)で管理する遊技状態が予め定めた特定状態にある場合、この特定状態の終了後に、前記設定満杯状態の検出を条件に前記オーバーフローエラーを報知する仕様にしている。予め定めた特定状態には、正解押し順等をナビするアシストタイムATの作動中の遊技状態、アシストタイムATに当せんしたAT作動待ちの遊技状態、遊技媒体が増えるボーナスに係る役物作動中の遊技状態、その増えるボーナスに係る役物に当せんした役物作動待ちの遊技状態(役物内部当せん状態)、再遊技作動中の遊技状態、再遊技作動確率を高めたいわゆるリプレイタイムの遊技状態等、遊技者に有利な遊技状態が適切である。
これにより、予め定めた特定状態に、遊技者に有利な遊技状態を含めておくことにより、遊技場係員を呼ぶといった煩雑な選択肢を遊技者に押し付けるのを最小限に止めることができ、遊技興趣を低下させたり、閉店時間にかかって本来獲得できる遊技媒体を十分獲得できないといったデメリットを未然に防止できる。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。以下、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準ずる。
遊技機筐体8Bは、ハニカムリアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、動画等をフルカラーで映し出す上部液晶表示装置71、サーチライトを模したドットマトリクス表示装置73、リールパネル8、展開及び収納可能な組ランプe1〜3をもつ左上可動ランプF1,同組ランプe4〜6をもつ右上可動ランプF2,同組ランプe7〜9をもつ左下可動ランプF3,同組ランプe10〜12をもつ右下可動ランプF4、左上ランプF5,右上ランプF6、リールパネル8を囲む門型ランプF7〜F11を備える。下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、演出用の下部液晶ボタンABを兼用し且つ上部液晶表示装置71と協働した動画等を表示させる可動式ビジョンATVから成る下部液晶表示装置72、その両脇のサイドランプF12,F13を備える。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿である。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で21コマ又は20コマ若しくは16コマ配列した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。定常回転時を含む通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールする。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば、中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。なお、他のラインを含めて2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2i、開始ボタンbi・上下左右の移動ボタンb1〜4・終了ボタンboをもち、音量、光量(画像輝度)、下部液晶表示装置72に通常時表示させる下パネル画面等を選択変更できる実機カスタマイズボタンBT、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数例えば3枚(3BET)の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジットに残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2i下流のメダル詰り時に押すリジェクトボタン2R、ドアキー穴8Kを備える。
また、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させると共に、アシストタイムAT作動時の正解押し順に対応したAT指示情報コードやエラー発生時のエラーコードを表示させるメインモニタMAを兼ねるペイアウト表示器DL2、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されて再遊技作動中となったとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2iからメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能になる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2iにさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、メダル投入口2iから投入されたメダルMDは、セレクタ本体21と該本体にバネ22aで圧接する押し板ガイド22の間の垂下レール2A、これに連続する、円弧レール2B、レール下端23aに対し上端23bが前傾する傾斜レール2Cから成るメダル通路20をもつメダルセレクター2を通り、シュート本体24aとカバー体24bによりメダル払出口8Mからのセル板挿入等による不正メダル抜き行為を不可能とするアール状インナーレール24cをもつRシュート24を経て、筐体8Bの内底部に配置する後記メダル払出装置HPのバケット41に放たれる。押し板ガイド22は、リジェクトボタン2Rの押し下げによりセレクタ本体21から離間する。
垂下レール2Aの裏には、メダルMDと干渉して奥に退避するセンサーレバー25の揺動によりメダルMDの投入を検出するメダル投入センサーSEN0を設けている。傾斜レール2Cの終端近くには、数珠繋ぎでメダルMD1,MD2が通過しても、先行メダルの通過時と後続メダルの通過時の間に必ずオールオフ状態が検出され、かつ、一枚のメダルによりオールオン状態が検出される関係となる、所定高さ位置において所定間隔を隔てたダブルホトセンサーから成る一対のメダル通過センサーSEN1,SEN2を設けている。ダブルホトセンサーの各発光部及び受光部は、傾斜レール2C部分の通路を挟んで前後に対面させている。ダブルホトセンサーは、透過型又は反射型の一対のセンサー部をもつパッケージセンサーでも、単独のセンサーを組合せてもよい。Rシュート24の出口部には、内から外にのみメダルMDを通すゲート26の揺動によりメダルMDの放出を検出するRシュートセンサーSEN3を設けている。
主に傾斜レール2C周りの物理的な形状及び寸法により、メダルMDが所定の規格内例えば沖縄規格以外の通常規格の場合は直径24.7〜25.3mm・厚さ1.5〜2.1mmにあるか否かを選別する。メダル通過センサーSEN1,2により、メダルMDの一枚毎の正常投入を検出すると共に、最も安易な糸付きメダルの投入による不正行為の関与が疑われる逆流による異常投入を検出する。スタートレバー5の操作から一遊技終了までの間、再遊技作動中、50枚のフルクレジット状態で且つフル掛けメダルの状態時、設定変更操作時、精算ボタン4による精算時、エラー検出時等に、セレクタ本体21の裏側に設けるブロッカーソレノイドの非通電によるメダルブロッカーの閉塞により、メダルMDの上端保持用ガイドプレート27による保持の解除と共に爪状のブロッカー部28を前方に突出させてメダルMDを傾斜レール2Cから弾き、キャンセルシューター29及びこれに連続するキャンセル通路を経てメダル受皿8Gに戻す。
図3に示すように、メダル払出装置HPは、所定容量をもつバケット41に貯めるメダルを、本体部42に設けるメダル払出モータHPmにより回転させる円盤43のメダル穴44・・・から取り込み、1枚ずつ、メダル出口45から放出してメダル払出口8Mを経てメダル受皿8Gに払出す。主制御装置MCのメダル払出処理において、払出要求フラグが1の払出要求に基づき、円盤43が回転し、メダル穴44に入ったメダルMDは円盤43の回転に同調しながら外周ベース46に沿って移動し、ニードルローラ47a,47bに当たる。メダルMDは、キックアーム48のローラ48aを押し、キックアーム48を復帰バネ(図示省略)に抗して揺動させ、キックアーム48の検出端48bがメダル払出センサーSEN4の検出範囲に移動する。復帰バネによるキックアーム48の復帰により、検出端48bはメダル払出センサーSEN4の検出範囲から離間し、メダルMDはメダル出口45に向けて1枚ずつ弾き出される。毎秒例えば9枚の払出速度で、一入賞につき15枚を限度に設定した例えば8枚等の所定配当数のメダルが連続して払出される。
本体部42の下部左右に張出す脚部42a,42bは、筐体8Bの内底部に固定する補強及びアース板を兼ねるベース板8bに設けるレール部81,82に係合させている。バケット41の所定容量を超えてメダル投入口2iから投入された余剰メダルは、バケット41上方の右前に設ける滑り台式のオーバーフローシュート49の入口49aから出口49bに向けて滑り、補助収納庫50に放出される。
図4に示すように、補助収納庫50は、箱本体51、前方上部の取手52、後方左右の所定高さに開口するセンサー通過穴53,54をもつ。ベース板8bに設ける前端サポート片83及び左端サポート片84により、メダル払出装置HPの右横に位置決めして置かれる。補助収納庫50の奥には、支持体85の左右のアーム86,87を介して、ホトセンサーから成るオーバーフローセンサーSEN5の発光部5h及び受光部5rを対面させて設けている。補助収納庫50がメダルMDで所定高さまで満たされ、発光部5hからの光がメダルで遮られて受光部5rでの受光が所定時間例えば989.36ms以上継続して途絶えた時、設定満杯状態を検出し、原則オーバーフローエラーとする。補助収納庫50に貯まったメダルMDは遊技場係員による手作業で回収される。なお、遊技機設置島にメダル自動補給回収設備がある場合、底部の可動式閉鎖板88を起立させて、その係止穴88aを支持体85の爪85aに係合させ、筐体メダル回収口89を開く。この場合、補助収納庫50は不要になる。オーバーフローセンサーSEN5も不要だが、設けていても支障はない。
図5に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技の進行を管理し、メダルの投入、内部抽せん、入賞によるメダルの払出、再遊技の作動、役物の作動、アシストタイムATの作動等の遊技者利益に関係する主遊技制御を実行させる遊技機規則でいう主基板に対応するメイン側の主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報(コマンド)を受信して主制御装置MCでの決定事項に基づいて演出制御を実行させる遊技機規則でいう周辺基板に対応するサブ側の周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。周辺制御装置SCは、主制御装置MCから信号を受信するが該主制御装置MCへは信号を送信しない。
主制御装置MCは、読み出し専用のリードオンリーメモリROM及び読み書き可能なリードライトメモリーRWMを内蔵したZ80互換チップから成る8ビットのメインCPUを備え、例えば12MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。メインCPUは、基本的なZ80仕様に所定の遊技機用拡張仕様を適用している。
メインCPUの入力ポートI1には、各リール1L,1C,1Rのインデックスセンサ11L,11C,11R(IDs)、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、メダル投入センサーSEN0、メダル通過センサーSEN1,2、RシュートセンサーSEN3、メダル払出センサーSEN4、フロントキャビネット8E,8Fの開放を検出するドア開閉スイッチSi1、内部抽せんでの当せん確率の組合せを高低6段階に設定する設定変更スイッチSi2、リセットスイッチSi3の各信号を入力している。出力ポートO1から、各ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を、モータドライバDr1を介して各リール1L,1C,1Rに駆動軸SHを結合させる各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバDr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバDr3を介してブロッカーソレノイド28sを、モータドライバDr4を介してメダル払出モータHPmを各制御している。なお、メダル通過センサーSEN1,2は、厳密には、その受光部を入力ポートI1に接続し、発光部は出力ポートO1に接続している。
各インデックスセンサIDsは、各リールの内側に取付ける半円帯状のインデックスID(1Li,1Ci,1Ri)のオンエッジとオフエッジとを半周毎に検出し、最先のオンエッジ又はオフエッジの検出が全リールについてされた後、ストップボタン6L,6C,6Rの受付を可能にする。各ステッピングモータSMは、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、定常回転時、一の巻線をオンにする1相励磁と、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁とを、一タイマ割込み時間例えばt=1.49ms毎に交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させ、504のステップ更新で一回転させる。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
メインCPUのROM上には、メダル投入口2iから投入されたメダルを処理するメダル投入処理手段Mi、スタートレバー5の操作を契機に、ハード又はソフトウェア上で高速更新する例えば2バイトカウンタから抽出する乱数値が、その取り得る0〜65535の範囲内において役に対応づけて区分した何れの当せんエリアに属するかに応じて、入賞、再遊技の作動、役物の作動に係る何れかの当せん役又は不当せんを決定する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から4.1秒経過後に全リールを正転側に加速処理して定常回転速度に到達させる回胴回転装置制御手段V1と各リールを対応するストップボタンの操作により個別に停止させて有効ラインに当せん役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる回転停止装置制御手段V2とを含むリール制御手段V、遊技結果が入賞なら所定配当数のメダルを払出すメダル払出手段Mo、遊技結果が再遊技の作動なら次ゲームの掛けメダルを同一規定数で自動投入するメダル自動投入手段Q、遊技結果が役物作動中等への移行を伴うのなら遊技状態を移行させる遊技状態移行手段J、所定のフリーズ抽せんにより当せん役別に定めた所定確率により各リールを逆回転等させる所定の回胴演出の当否を決定するフリーズ抽せん手段W、その当せんに係る回胴演出を実行させる回胴演出実行手段Gを設けている。
また、メインCPUのROM上には、アシストタイムATの作動を内部当せん役等と関連付けた所定作動条件下で決定するAT作動決定手段H1、アシストタイムATの作動を延長させることとなる継続ゲーム数等の上乗せを内部当せん役等と関連付けた所定上乗せ条件下で決定するAT上乗せ決定手段H2、アシストタイムATの作動決定から作動終了までを管理するAT継続管理手段H3、押し順役についての正解押し順等のAT指示情報を主制御装置MCで管理するペイアウト表示器DL2の表示機能を借りて構築するメインモニタMAに出力させると共に周辺制御装置SCで管理する上部液晶表示装置71等に出力させるAT指示情報出力手段H4を設けている。さらに、主制御装置MCで検出するエラーに基づいて所定のエラー処理を実行するメイン側エラー管理手段Er1を設けている。
周辺制御装置SCは、外付けする読み出し専用のリードオンリーメモリROMと、内蔵及び外付けする読み書き可能なリードライトメモリーRWMをもつ32ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)チップマイコンから成るサブCPUを備え、例えば約200MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。サブCPUは、リアルタイムオペレーティングシステムRTOS(Real−Time Operating System)の管理下、画像演出や音声演出等に関するタスクに割当てるCPU時間、優先順位を制御することにより、適切且つ効率的なタスクの並行処理を可能にしている。
サブCPUの入力ポートI2には、主制御装置MCからの送信情報、オーバーフローセンサーSEN5、実機カスタマイズボタンBT、下部液晶ボタンABの信号を入力している。主制御装置MCからの送信情報すなわち周辺制御装置SCの受信情報には、メイン側初期化完了情報、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ及び回胴演出情報、AT作動情報、AT指示情報、AT上乗せ情報、AT終了情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は決定若しくは実行する各種情報が含まれる。なお、オーバーフローセンサーSEN5は、厳密には、受光部5rを入力ポートI2に接続し、発光部5hは出力ポートO2に接続している。
サブCPUは、I2Cのマイクロコントローラとしても機能し、CPU内蔵I2CのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに、リアルタイムクロックRTCを接続している。シリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAとは、それぞれ、抵抗rpを介してサブCPUの主動作電位vdd=3.3Vにプルアップしている。リアルタイムクロックRTCの時計機能は、遊技機の電源オンオフに拘らず、二次電池等のバックアップ電源Btにより例えば10年以上の長期間にわたり継続的に維持される。
サブCPUのROM上には、主制御装置MCからの受信情報に基づいて、上部液晶表示装置71にAT指示情報出力手段H4から出力するAT指示情報に従ったナビ例えば正解押し順が「左中右」ならストップボタン位置に対応させて「123」等を表示させる表示ナビ手段X1、この表示ナビに連動してスピーカ91〜94から操作すべきストップボタンが左か中か右かを音声で知らせる音声ナビ手段X2、遊技状態、回胴演出、AT期間等に応じて液晶表示装置71,72及びドットマトリクス表示装置73に映し出す動画展開等を変更表示させる画像演出手段X3、これに連動して各種ランプF1〜F13の点灯及び発光色を制御するランプ演出手段X4、スピーカ91〜94から効果音やBGMを出音させる音声演出手段X5、可動ランプF1〜F4の展開及び収納を制御するメカ演出手段X6、下部液晶ボタンABの押圧に連動させて振動発生装置90を駆動する振動演出手段X7等を設けている。
サブCPUのCPU内蔵バスにはI2CコントローラI2Cnを接続しており、そのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAを、表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯10L,10C,10Rの背面から照明するリールバックランプBL1〜9を制御するLEDドライバDr5、可動ランプF1〜4を制御するLEDドライバDr6、その他の上フロントキャビネット8Eに設けるランプF5〜11を制御するLEDドライバDr7、下フロントキャビネット8Fに設けるランプF12,13を制御するLEDドライバDr8の各シリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに接続している。
上部液晶表示装置71及び下部液晶表示装置72は、VDP(Video Display Processor)、出力ポートO2、LCDドライバDr9,10を介して制御している。ドットマトリクス表示装置73は、出力ポートO2、LEDドライバD11を介して制御している。可動ランプF1〜4を駆動するステッピングモータm1〜4は、出力ポートO2、モータドライバDr12を介して制御している。振動発生装置90は、出力ポートO2、モータドライバDr13を介して制御している。スピーカ91〜94からの音声は、音声IC、出力ポートO2、パワーアンプDr14を介して制御している。下部液晶ボタンABをロックしてその押圧を禁止する下部液晶ボタンロッカーARは、出力ポートO2、ソレノイドドライバDr15を介して制御している。
図6に、メイン側エラー管理手段Er1によるエラー管理処理及びサブ側エラー管理手段Er2によるエラー管理処理のフローを示す。メイン側エラー管理処理は、主制御装置MCで下記列挙のエラーを検出したとき実行される。大括弧内はエラーコードを示す。
1)逆流エラー[E1]
メダル投入処理にて、メダル通過センサーのオンオフの組合せ(SEN1,SEN2)が、(ON,OFF),(ON,ON),(OFF,ON),(OFF,OFF)の順序以外で変化したとき、逆流エラーを検出する。
2)エンプティエラー[E2]
メダル払出処理にて、払出要求フラグが1のメダル払出要求中に、メダル払出センサーSEN4の立上りエッジを所定時間例えば2091.96ms以上検出しなかったとき、エンプティエラーを検出する。このとき、メダル払出モータHPmをOFFする。
メダル投入処理にて、メダル通過センサーのオンオフの組合せ(SEN1,SEN2)が、(ON,OFF),(ON,ON),(OFF,ON),(OFF,OFF)の順序以外で変化したとき、逆流エラーを検出する。
2)エンプティエラー[E2]
メダル払出処理にて、払出要求フラグが1のメダル払出要求中に、メダル払出センサーSEN4の立上りエッジを所定時間例えば2091.96ms以上検出しなかったとき、エンプティエラーを検出する。このとき、メダル払出モータHPmをOFFする。
3)払出し詰まりエラー[E3]
メダル払出処理のセンサー監視処理にて、メダル払出センサーSEN4のON状態が所定時間例えば171.35ms以上継続したとき、払出し詰まりエラーを検出する。このとき、メダル払出モータHPmをOFFする。
4)払出し異常エラー[E4]
タイマ割込処理内の不正監視処理にて、払出要求フラグが0の払出要求がないのにメダル払出センサーSEN4のON状態が所定時間例えば5.96ms以上継続したとき、払出し異常エラーを検出する。
メダル払出処理のセンサー監視処理にて、メダル払出センサーSEN4のON状態が所定時間例えば171.35ms以上継続したとき、払出し詰まりエラーを検出する。このとき、メダル払出モータHPmをOFFする。
4)払出し異常エラー[E4]
タイマ割込処理内の不正監視処理にて、払出要求フラグが0の払出要求がないのにメダル払出センサーSEN4のON状態が所定時間例えば5.96ms以上継続したとき、払出し異常エラーを検出する。
5)滞留エラー及び投入検知エラー[E6]
メダル投入処理のセンサー監視処理にて、メダル通過センサーSEN1又は2のON状態が所定時間例えば131.12ms以上継続したとき、滞留エラーを検出する。タイマ割込処理内のセンサー監視処理にて、メダル投入センサーSEN0のON状態が所定時間例えば530.44ms以上継続したとき、投入検知エラーを検出する。同様なエラーのため、同一エラーコードを割付けている。図では、コードE6エラーを単に滞留エラーと示している。
メダル投入処理のセンサー監視処理にて、メダル通過センサーSEN1又は2のON状態が所定時間例えば131.12ms以上継続したとき、滞留エラーを検出する。タイマ割込処理内のセンサー監視処理にて、メダル投入センサーSEN0のON状態が所定時間例えば530.44ms以上継続したとき、投入検知エラーを検出する。同様なエラーのため、同一エラーコードを割付けている。図では、コードE6エラーを単に滞留エラーと示している。
6)バックアップエラー[E7]
電源投入時処理にて、電断時のバックアップ状態チェックデータ55HがRWMに保存されていないとき、又は、所定RWMのチェックサムが電断前後で異なるとき、若しくは、電断時に保存したスタックポインタが所定範囲外のとき、バックアップエラーを検出する。このとき、スタックポインタを8000H番地に、ホールコンピュータ等に出力する外部信号1〜4をOFFし、コールドスタート処理に移行させる。
7)ドア開放エラー[E8]
タイマ割込処理内のセンサー監視処理にて、ドア開閉スイッチSi1のON状態が所定時間例えば47.68ms以上継続したとき、ドア開放エラーを検出する。
電源投入時処理にて、電断時のバックアップ状態チェックデータ55HがRWMに保存されていないとき、又は、所定RWMのチェックサムが電断前後で異なるとき、若しくは、電断時に保存したスタックポインタが所定範囲外のとき、バックアップエラーを検出する。このとき、スタックポインタを8000H番地に、ホールコンピュータ等に出力する外部信号1〜4をOFFし、コールドスタート処理に移行させる。
7)ドア開放エラー[E8]
タイマ割込処理内のセンサー監視処理にて、ドア開閉スイッチSi1のON状態が所定時間例えば47.68ms以上継続したとき、ドア開放エラーを検出する。
8)投入異常エラー及びRシュートエラー[E9]
タイマ割込処理内の不正監視処理にて、メダル通過センサーSEN2の状態がブロッカー閉塞後所定時間例えば268.20ms以上経過後に変化したとき、投入異常エラーを検出する。タイマ割込処理内の不正監視処理にて、メダル通過センサーSEN1,2によるメダル検出から所定時間例えば1484.04ms後に、メダル検出数とRシュートセンサーSEN3の検出数に誤差が生じたとき、Rシュートエラーを検出する。同様なエラーのため、同一エラーコードを割付けている。図では、コードE9エラーを単に投入異常エラーと示している。
タイマ割込処理内の不正監視処理にて、メダル通過センサーSEN2の状態がブロッカー閉塞後所定時間例えば268.20ms以上経過後に変化したとき、投入異常エラーを検出する。タイマ割込処理内の不正監視処理にて、メダル通過センサーSEN1,2によるメダル検出から所定時間例えば1484.04ms後に、メダル検出数とRシュートセンサーSEN3の検出数に誤差が生じたとき、Rシュートエラーを検出する。同様なエラーのため、同一エラーコードを割付けている。図では、コードE9エラーを単に投入異常エラーと示している。
9)RWM異常エラー[EA]
コールドスタート処理にて、特定のRWM領域に55H及びAAHを書き込んで読み出すチェック時、正常な読み書きが行われないとき、RWM異常エラーを検出する。このとき、スタックポインタを8000H番地に、外部信号1〜4をOFFにする。
10)設定値異常エラー[EC]
内部抽せん処理にて、スタートレバー5の操作時に設定値が1〜6の範囲内ではないとき、設定値異常エラーを検出する。このとき、スタックポインタを8000H番地に、外部信号1〜4をOFFにする。
コールドスタート処理にて、特定のRWM領域に55H及びAAHを書き込んで読み出すチェック時、正常な読み書きが行われないとき、RWM異常エラーを検出する。このとき、スタックポインタを8000H番地に、外部信号1〜4をOFFにする。
10)設定値異常エラー[EC]
内部抽せん処理にて、スタートレバー5の操作時に設定値が1〜6の範囲内ではないとき、設定値異常エラーを検出する。このとき、スタックポインタを8000H番地に、外部信号1〜4をOFFにする。
メイン側エラー管理処理では、エラー発生直前のメインモニタMA(ペイアウト表示器DL2)の表示状態を退避し(ステップS01)、サブ側たる周辺制御装置SCにエラーコードを特定したエラーコマンドを送信し(S02)、メダルセレクタ2のメダルブロッカーを閉塞し(S03)、クレジット表示器DL1、ベットランプELb、スタートランプELsをオフし(S04)、該当するエラーコードをメインモニタMA(DL2)に表示し(S05)、エラー解除条件を満たすか否かの判定ループに移る(S06)。
解除条件は、エラーコード(エラーの種類)によって相違し、E1,E2,E3,E4,E6,E9のメダルに関するエラー及びドア開放エラーE8は、遊技場係員が持つドアキーをドアキー穴8Kに差し込んで左に回すか又は右に回してフロントキャビネット8E,8F(厳密には、下フロントキャビネット8Fのみ)を開くか、或は、設定変更スイッチSi2をオンすることにより解除可能である。E7,EA,ECのRWMに関するエラーは、設定変更スイッチSi2の操作とスタートレバー5の操作等を組合せた遊技場係員による所定の設定変更操作により解除可能である。ただし、メダルに関するエラー原因となるメダル詰まり等や、RWMに関するエラー原因となるノイズ等が実際に取り除かれない限り、フロントキャビネット8E,8Fを閉じると再びエラーが検出されてエラー解除条件を満たすか否かの判定をループし、遊技を再開することはできない。
エラー原因が実際に取り除かれてエラー解除条件を満たしたとき(S06でYES)、サブ側たる周辺制御装置SCにエラー解除コマンドを送信し(S07)、入力ポートI1の立上り又は立下りエッジをクリアし(S08)、メインモニタMA(DL2)の表示状態を退避したデータに基づいてエラー発生前の状態に復帰し(S09)、メダルブロッカーの閉塞を解除し(S10)、エラー発生前の処理に復帰させ(S11)、メイン側エラー管理処理を終える。これにより、遊技を再開できる。
サブ側エラー管理処理では、メイン側の主制御装置MCからエラーコマンドを受信してメイン側での検出エラーがある場合(S12でYES)、サブ演出状態すなわち液晶表示装置71,72、ドットマトリクス表示装置73、各ランプF1〜13、スピーカ91〜94を含む周辺制御装置SCで制御する演出装置の状態を退避し(S13)、エラー報知をする(S14)。メイン側での検出エラーがない場合にも(S12でNO)、オーバーフローセンサーSEN5により受光部5rでの受光が所定時間遮られて補助収納庫50の設定満杯状態によるオーバーフローエラーを周辺制御装置SCで検出し(S15でYES)、かつ、主制御装置MCで管理する遊技状態が予め定めた特定状態でない通常時の場合(S16でNO)、サブ演出状態を退避して(S13)、エラー報知をする(S14)。なお、オーバーフローエラーにエラーコードE5を割り付けているが、主制御装置MCで管理するメインモニターMAにE5が表示されるわけではない。
予め定めた特定状態は、アシストタイムATの作動中の遊技状態、アシストタイムATに当せんしたAT作動待ちの遊技状態、遊技媒体が増えるボーナスに係る役物作動中の遊技状態、その増えるボーナスに係る役物に当せんした役物作動待ちの遊技状態(役物内部当せん状態)、再遊技作動中の遊技状態、再遊技作動確率を高めたいわゆるリプレイタイムの遊技状態の何れかに該当する場合としている。これら各遊技状態は、主制御装置MCからのコマンドにより周辺制御装置SCに知らされている。オーバーフローエラーがない場合(S15でNO)、又はオーバーフローエラーはあるが特定状態の場合(S16でYES)、エラー報知等を行わずにサブ側エラー管理処理を抜ける。すなわち、補助収納庫50の設定満杯状態によりオーバーフローエラーを検出したとき、主制御装置MCで管理する遊技状態が特定状態にある場合はエラー報知せず、特定状態が終了して該特定状態でない場合に限ってオーバーフローエラーの検出を条件にエラー報知をすることになる。
ステップS14のエラー報知では、上部液晶表示装置71に注意喚起マークDp1、エラーコードDp2、「係員をお呼び下さい」のメッセージDp3、該当エラーコードを色変えにより強調したエラー一覧Dp4を表示し、かつ、下部液晶表示装置72に注意喚起マークDp5を表示する。これと共に、スピーカ91〜94から「係員をお呼び下さい。」と繰り返し出音する。遊技者は、遊技機設置島に備え付けられたナンバーランプ表示装置等に具備する呼出しスイッチを押し、遊技場係員を呼ぶことになる。遊技場係員は、フロントキャビネット8E,8Fを開き、オーバーフローエラーE5の場合は、補助収納庫50からメダルを回収する。主制御装置MCで検出するメイン側エラー、例えばエンプティエラーE2の場合はメダル払出装置HPのバケット41にメダルを補給し、その他のメイン側エラーはメダル詰まりの解消やゴミ除去等により対応することになる。
周辺制御装置SCで検出するオーバーフローエラーの場合、補助収納庫50からのメダル回収によりオーバーフローセンサーSEN5の受光部5rでの受光が復帰して周辺制御装置SC側でエラー解除条件を満たしたとき、主制御装置MCで検出するエラーの場合は、メイン側エラー監視処理のステップS7により送信されるエラー解除コマンドを受信したとき、サブ側でのエラー解除条件を満たしたものとする(S17)。サブ側でエラー解除条件を満たしたとき、サブ演出状態をエラー発生直前の状態に復帰させ(S18)、サブ側エラー管理処理を終える。これにより、演出状態が復帰される。なお、オーバーフローセンサーSEN5は、補助収納庫50の箱本体51の内部に突入させる電極間をメダルで短絡することで設定満杯状態を検出する電極式センサーで構成してもよい。以上の説明中、具体的数字等は一例示に過ぎない。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;ストップボタン
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
73;ドットマトリクス表示装置、ATV;可動式ビジョン
8;リールパネル、80;表示窓、90;振動発生装置
F1,F2,F3,F4;可動ランプ
SEN0;メダル投入センサー、SEN1,2;メダル通過センサー
SEN3;Rシュートセンサー、SEN4;メダル払出センサー
SEN5;オーバーフローセンサー、5h;発光部、5r;受光部
HP;メダル払出装置、41;バケット、50;補助収納庫
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
Mi;メダル投入処理手段、Mo;メダル払出処理手段
K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
Q;メダル自動投入手段、J;遊技状態移行手段
W;フリーズ抽せん手段、G;回胴演出実行手段
H1;AT作動決定手段、H2;AT上乗せ決定手段
H3;AT継続管理手段、H4;AT指示情報出力手段
Er1;メイン側エラー管理手段、Er2;サブ側エラー管理手段
X1;表示ナビ手段、X2;音声ナビ手段、X3;画像演出手段
X4;ランプ演出手段、X5;音声演出手段、X6;メカ演出手段
X7;振動演出手段
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;ストップボタン
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
73;ドットマトリクス表示装置、ATV;可動式ビジョン
8;リールパネル、80;表示窓、90;振動発生装置
F1,F2,F3,F4;可動ランプ
SEN0;メダル投入センサー、SEN1,2;メダル通過センサー
SEN3;Rシュートセンサー、SEN4;メダル払出センサー
SEN5;オーバーフローセンサー、5h;発光部、5r;受光部
HP;メダル払出装置、41;バケット、50;補助収納庫
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
Mi;メダル投入処理手段、Mo;メダル払出処理手段
K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
Q;メダル自動投入手段、J;遊技状態移行手段
W;フリーズ抽せん手段、G;回胴演出実行手段
H1;AT作動決定手段、H2;AT上乗せ決定手段
H3;AT継続管理手段、H4;AT指示情報出力手段
Er1;メイン側エラー管理手段、Er2;サブ側エラー管理手段
X1;表示ナビ手段、X2;音声ナビ手段、X3;画像演出手段
X4;ランプ演出手段、X5;音声演出手段、X6;メカ演出手段
X7;振動演出手段
Claims (2)
- 主遊技制御を実行する主制御装置と、この主制御装置から信号を受信するが該主制御装置へは信号を送信しない周辺制御装置とを備え、前記主制御装置で検出するエラーに基づいて前記周辺制御装置で制御する演出装置に所定のエラー報知をさせる遊技機において、
前記周辺制御装置に、払出遊技媒体の貯留数を所定以上超えて投入された余剰遊技媒体を貯める補助収納庫での設定満杯状態を検出するオーバーフローセンサーを入力していると共に、このオーバーフローセンサーにより前記設定満杯状態を検出したとき、前記演出装置にオーバーフローエラーを報知可能にしていることを特徴とする遊技機。 - 前記設定満杯状態を検出したとき、前記主制御装置で管理する遊技状態が予め定めた特定状態にある場合、この特定状態の終了後に、前記設定満杯状態の検出を条件に前記オーバーフローエラーを報知する仕様にしている請求項1記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016100944A JP2017205364A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016100944A JP2017205364A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017205364A true JP2017205364A (ja) | 2017-11-24 |
Family
ID=60416064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016100944A Pending JP2017205364A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017205364A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7486833B2 (ja) | 2022-03-11 | 2024-05-20 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
-
2016
- 2016-05-19 JP JP2016100944A patent/JP2017205364A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7486833B2 (ja) | 2022-03-11 | 2024-05-20 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20170619 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170704 |