JP2018086348A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メイン側から試験装置に推奨停止操作情報を規格どおりに送信し、適切な試験を行う。【解決手段】内部抽せんで決定した条件装置に応じて遊技者に有利となる推奨停止操作情報を主制御装置から試験装置に出力させるメイン側停止操作情報出力手段を設け、この停止操作情報出力手段を、4.1秒の遊技間隔タイマのタイムアップを判定するステップS26の判定処理前に作動させ、リールを回転させる始動操作信号から規定時間以内に推奨停止操作情報の出力を完結させる仕様にした。【選択図】図8

Description

本発明は、主に、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項のぱちんこ屋の営業に供される回胴式遊技機等の遊技機に関し、特に、同法律第20条第5項の規定に基づく国家公安委員会の指定試験機関(一般財団法人保安通信協会(保通協))にて遊技機の型式試験を受ける際、規定の試験装置に接続して試射試験を可能にした遊技機に関する。
特許文献1に、回胴式遊技機の型式試験に用いる規定の試験装置が記載されている。この試験装置は、遊技機との間の入出力信号を所定コネクタのピン番号に割付け、信号のタイミング等を規格化した汎用仕様にしている。試験装置から遊技機に、スタートレバーの操作信号に代替させるリールスタートスイッチ信号やストップボタンの操作信号に代替させるストップスイッチ信号等を送り、遊技機から試験装置に、内部抽せんで決定した単独又は複数の条件装置の作動情報すなわち内部抽せん用乱数の取り得る範囲内で定義した当せんエリア番号に対応した条件装置信号等を送り、人手による遊技操作を極力少なくできながら、長時間にわたり実際の遊技に近い試射試験が行えるようにしている。
また、特許文献2に、専ら演出制御のみを担うサブ基板において、押し順役についての正解押し順等の推奨停止操作情報を遊技者に報知させるアシストタイムATの作動を決定し、サブCPUから試験装置に、その推奨停止操作情報を、第1番目に停止させるべきリールはどれ、第2番目に停止させるべきリールはどれ、第3番目に停止させるべきリールはどれというように、50ms以上のストローブ信号により100ms以上の間隔を空けて計3回送信し、リールスタート信号のオンから2秒以内にその送信を完結させる付加的な或は第2の試験用インターフェース仕様が開示されている。この試験用インターフェース仕様自体は規格化されている。これにより、最も出玉が多くなる試験や、逆に最も出玉が少なくなる試験等にも対応可能にしている。
特開2004−49670号公報 特許第5065934号公報
ところで、出玉への影響力に鑑み、アシストタイムATの作動を主基板で決定するメインATに移行させた場合、上記の付加的或は第2の試験用インターフェース仕様は、試験の透明性を高める観点から主基板側に移管させるのが適切と考えられる。しかし、主基板側の遊技メイン処理では、リールスタートスイッチ信号のオンに基づいてリールを正規始動させる際、4.1秒の遊技間隔タイマのタイムアップを判定する処理をしていることから、推奨停止操作情報の送信を遊技間隔タイマのタイムアップの判定後に開始させた場合、リールスタート信号のオンから2秒以内にその送信が完結する保障がなく、適切な試験が行えない恐れが生じる。サブ側から推奨停止操作情報を出力する場合は、リールスタートスイッチ信号のオン直後に内部抽せんの結果(当せんエリア番号)を受信して推奨停止操作情報を生成できるため、遊技間隔タイマの存在は問題にならず、メイン側から推奨停止操作情報を出力する場合の特有の問題となる。
本発明の課題は、メイン側から試験装置に推奨停止操作情報を規格どおりに送信することができ、適切な試験が行える遊技機を提供することにある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
遊技の進行を制御するメインCPUをもつ主制御装置(MC)を備え、
リールを回転させる始動操作信号を契機に予め定義した複数種類の役に対応した条件装置の作動の可否を決定する内部抽せんを実行し、前回遊技における前記リールの正規始動から計時する遊技間隔タイマのタイムアップを待って前記リールを正規始動させると共に、
規定の試験装置(TD)との間で試射試験を可能にした遊技機を前提とする。
「条件装置」とは、その作動が入賞、再遊技、役物又は役物連続作動装置の作動に係る図柄の組合せが表示されるために必要な条件とされている装置で、内部抽せん(遊技機内で行われる電子計算機によるくじ)に当せんした場合に作動するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ホ)。
「規定の試験装置」とは、国家公安委員会の指定試験機関が遊技機の型式試験にて試射試験を行うときに用いる装置をいう。
以上の遊技機において、
フリーズ抽せんによりフリーズ生起の当否を決定するフリーズ抽せん手段(W)と、前記内部抽せんで決定した条件装置に応じて遊技者に有利となる推奨停止操作情報を前記主制御装置(MC)から前記試験装置(TD)に出力させるメイン側停止操作情報出力手段(Y)と、を設け、この停止操作情報出力手段(Y)を、前記フリーズ抽せん後、かつ前記遊技間隔タイマのタイムアップを判定する判定処理前に作動させる仕様にしている。
これにより、前回遊技が比較的短時間で終わり、リールを回転させる始動操作信号が入った時点で、遊技間隔タイマが未だタイムアップしておらず、そのタイムアップまでに比較的長時間を要する場合にも、遊技間隔タイマのタイムアップを判定する判定処理前にメイン側停止操作情報出力手段が作動されるため、リールを回転させる始動操作信号から規定時間以内に推奨停止操作情報及び遊技中断要求情報の出力を完結させることができ、適切な試験が行える。
また、以上の遊技機において、
前記内部抽せんで決定した条件装置に応じて遊技者に有利となる推奨停止操作情報を前記主制御装置(MC)から前記試験装置(TD)に出力させるメイン側停止操作情報出力手段(Y)を設け、この停止操作情報出力手段(Y)を、前記遊技間隔タイマのタイムアップを判定する判定処理前に作動させる仕様にし
前記推奨停止操作情報は、回胴番号信号と停止実行位置信号とを含み、
前記停止実行位置信号は、停止操作をするタイミングを不問にする場合、タイミングを指定する値と異なる値が用いられる。
以上のもので、前記メインCPUは、遊技の進行を制御する遊技制御処理を記述する使用領域と、前記遊技制御処理以外の別処理モジュールを記述する別領域とを区分したメモリーを有し、
前記メイン側停止操作情報出力手段(Y)を機能させるプログラムの全部又は一部を、前記別領域に記述し
前記メイン側停止操作情報出力手段(Y)は、インターフェース基板(IF2)に前記推奨停止操作情報を出力し、前記インターフェース基板(IF2)のCPUに前記試験装置(TD)に対する前記推奨停止操作情報の出力を委ねて、前記使用領域に記述された前記遊技制御処理に復帰させる
これにより、遊技の進行を制御する遊技制御処理を記述する使用領域は、制御領域4.5KB、データ領域3.0KBという制限された容量内に収める必要があるが、メイン側停止操作情報出力手段を機能させるプログラムの全部又は一部を、使用領域とは別の記憶領域である別領域に記述するため、使用領域に記述できる遊技制御処理に充てる容量をより多く確保することができる。また、短時間のうちに使用領域に復帰することができる。
本発明遊技機の斜視図。 リール帯の展開図。 各条件装置と図柄の組合せ一覧表。 当せんエリアと対応する条件装置信号情報等の一覧表。 遊技機の制御装置のブロック図。 当せんエリアと対応する推奨停止操作情報等の一覧表。 メインCPUのメモリーマップ。 使用領域及び別領域の各処理フロー。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。以下、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準ずる。
遊技機筐体8Bは、ハニカムリアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、動画等をフルカラーで映し出す上部液晶表示装置71、サーチライトを模したドットマトリクス表示装置73、リールパネル8、展開及び収納可能な組ランプe1〜3をもつ左上可動ランプE1,同組ランプe4〜6をもつ右上可動ランプE2,同組ランプe7〜9をもつ左下可動ランプE3,同組ランプe10〜12をもつ右下可動ランプE4、左上ランプE5,右上ランプE6、リールパネル8を囲む門型ランプE7〜E11を備える。下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、演出用のアタックビジョンボタンABを兼用し且つ上部液晶表示装置71と協働した動画等を表示させるアタックビジョンATVから成る下部液晶表示装置72、その両脇のサイドランプE12,E13を備える。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿である。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。以下、同様である。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の可変表示要素となる回胴すなわち左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に配列した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。定常回転時を含む通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールする。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。なお、他のラインを含めて2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2i、開始ボタンbi・上下左右の移動ボタンb1〜4・終了ボタンboをもち、音量、画像輝度、BGM、キャラクター等を選択変更できる実機カスタマイズボタンBT、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数例えば3枚(3BET)の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジットに残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2i下流のメダル詰り時に押すリジェクトボタン2R、ドアキー穴8Kを備える。
また、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させると共に適合する停止操作情報を報知するアシストタイムATの作動時にそのAT指示情報を表示させるメインモニタMAを兼ねるペイアウト表示器DL2、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されたとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2iからメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能になる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2iにさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、各リール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、白7、バー、スイカ1、スイカ2、ベル1、べル2、チェリー、リプレイ、ハートの全10種類の図柄を、図柄番号0,1〜19に対応させ且つ独特の縦の並びに従って印刷等により描いている。各リール1L,1C,1Rは、全20コマの図柄を配する20コマリールである。
各リール1L,1C,1Rの駆動には、標準的な21コマリール駆動用の1ステップ角が約1.43度、1−2相励磁により504ステップで一回転する仕様のステッピングモータを用いている。21コマリールの場合、一図柄あたり504/21=24ステップの均等ステップ数を割付けることができるが、20コマリールでは、504/20=25.2で整数解にならないため、不均等ステップ数を割付けている。ステップ数の多い方を26、ステップ数の少ない方を24とし、図柄番号0〜19を5で割った整数解の余りが奇数となる図柄番号1,3,6,8,11,13,16,18の図柄に少ない方の24ステップを割付け、その他の図柄番号0,2,4,5,7,9,10,12,14,15,17,19の図柄に多い方の26ステップを割付けている。
図3に、内部抽せんで決定する作動に係る条件装置すなわち当せん役(当せんフラグ)に対応する有効ライン上の図柄の組合せを示す。入賞を容易にするための役物として、左図柄「赤7」−中図柄「白7」−右図柄「ハート」の役物作動図柄の組合せの表示で始まる役物作動中の遊技状態時に、総獲得遊技媒体数が上限例えば240枚を超過するとその作動を終了させる第一種特別役物に係る役物連続作動装置RBBを定義している。
再遊技を作動させる再遊技役としてREP1〜10を、遊技メダルを獲得できる入賞役(小役)としてNML1〜27を定義している。小役のうち、NML1〜4は、8枚のメダルを獲得できる高配当役であり、第1高配当役NML1は上段に、第3高配当役NML3は右上りに、第4高配当役NML4は下段に、第2高配当役NML2は右下りに、ベル1又は2を並べる。NML17〜27は、3枚のメダルを獲得できる中配当役であり、第1中配当役NML17は、左上−中中−右上の小V字形にベル1又は2を並べ(小V)、第2中配当役NML18は、左下−中中−右下の小山字形にベル1又は2を並べる(小山)。NML5〜16は、1枚のメダルを獲得できる低配当役であり、主に高配当役又は中配当役と重複当せんさせ、停止操作の順番により配当が異なる択役を構成する。一つの欄に複数の図柄を列挙しているものがあるが、例えばREP3について言うと、左リール1Lの図柄はベル1又はベル2という意味である。備考欄に、役に対応した表示窓80中の表示出目例を示す。
図4に、内部抽せんでの各当せんエリアと作動する条件装置(当せん役)の関係等を示す。内部抽せんは、スタートレバー5の操作時、主制御装置MCのRWM上で高速更新する例えば2バイトカウンタから抽出する乱数値が、その取り得る0〜65535の数値範囲65536内に予め区分した何れの当せんエリアに属するか否かで当該ゲームでの作動に係る条件装置すなわち当せん役を決定する。
当せんエリアには、番号0の不当せん(外れ)、番号1の小役ALL、番号2の1枚役ALL、番号3〜26の高配当択役であって左中右〜右中左の6通りの押し順のうち特定の一つを8枚配当が得られる正解押し順(他は図柄引込率1/2で1枚配当)とする上段ベル1〜右下りベル12、番号27〜38の中配当択役であって6通りの押し順のうち特定の一つを3枚配当(小V又は小山)が得られる正解押し順(他は図柄引込率1/2で1枚配当)とする小Vベル1〜小山ベル8、番号39,40の共通3枚ベル1,2、番号41の弱チェ、番号42の強チェ、番号43の中段チェ、番号44のリプレイ、番号45のフリーズリプ、番号46〜49の押し順リプ1〜4、番号50のスイカ、番号51のチャンリプ、番号52の滑りチャンリプ、番号53のRBBを含む。
RBBの抽せんをする「一般中」、RBBに当せんするも役物作動図柄の組合せを表示できずにRBBの当せんフラグが持ち越された「内部中」、RBBに係る役物作動図柄の組合せの表示により始まる役物の「作動中」の遊技状態に応じて、抽せん対象となる当せんエリアを定めている(丸印は抽せん有り)。各当せんエリアに当せんすると、列挙した条件装置(役)を単独当せん又は重複当せんさせる。不当せんは、「内部中」には設けていない。小役ALL、1枚役ALLは、「作動中」のみに抽せんする。
図5に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技の進行を管理し、内部抽せん、入賞によるメダルの払出し、再遊技の作動、役物の作動、アシストタイムATの作動等の遊技者利益に関係する主遊技制御を実行させる所謂メイン側の主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信して主制御装置MCでの決定事項に基づいて演出制御を実行させる所謂サブ側の周辺基板に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。
主制御装置MCは、読み出し専用のリードオンリーメモリROM及び読み書き可能なリードライトメモリーRWMを内蔵したZ80互換チップから成る8ビットのメインCPUを備え、例えば12MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。メインCPUは、基本的なZ80仕様に所定の遊技機用拡張仕様を適用している。
メインCPUの入力ポートI1には、各リール1L,1C,1Rのインデックスセンサ11L,11C,11R(IDs)、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、メダル投入口2iから受入れたメダルを選別して検出するメダルセレクター2に設けるメダル投入センサーSEN0及びメダル通過センサーSEN1,2、メダルセレクター2からメダルを受け継いでメダル払出装置HPのホッパータンクに放出するRシュートに設けるRシュートセンサーSEN3、メダル払出装置HPの出口に設けるメダル払出センサーSEN4の各信号を入力している。出力ポートO1から、各ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を、モータドライバDr1を介して各リール1L,1C,1Rに駆動軸SHを結合させる各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバDr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバDr3を介してメダルセレクター2からメダルを離脱させてメダル受皿8Gに戻すブロッカー爪部28を突出させるブロッカーソレノイド28sを、モータドライバDr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータHPmを各制御している。
各インデックスセンサIDsは、各リールの内側に取付ける半円帯状のインデックスID(1Li,1Ci,1Ri)のオンエッジとオフエッジとを半周毎に検出し、最先のオンエッジ又はオフエッジの検出が各リールについてされた後、ストップボタン6L,6C,6Rの受付を可能にする。各ステッピングモータSMは、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ複数組の磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、定常回転時、一の巻線をオンにする1相励磁と、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁とを、一割込み時間例えばt=1.49ms毎に交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させ、504のステップ更新で一回転させる。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
メインCPUのROM上には、スタートレバー5の操作を契機に、予め定義した複数種類の役に対応した条件装置の作動の可否すなわち図4の当せんエリアを決定する内部抽せんを実行する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から4.1秒経過後に全リールを正転側に加速処理して定常回転速度に到達させる回胴回転装置制御手段V1と各リールを対応するストップボタンの操作により個別に停止させて有効ラインに当せん役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる回転停止装置制御手段V2とを含むリール制御手段V、遊技結果が入賞なら所定配当数のメダルを払出すメダル払出手段M、遊技結果が再遊技の作動なら次ゲームの掛けメダルを同一規定数で自動投入するメダル自動投入手段N、遊技結果が役物作動中等への移行を伴うのなら遊技状態を移行させる遊技状態移行手段J、所定のフリーズ抽せんにより当せん役別に定めた所定確率により各リールを逆回転等させる所定の回胴演出の当否を決定するフリーズ抽せん手段W、その当せんに係る回胴演出を実行させる回胴演出実行手段Gを設けている。
また、メインCPUのROM上には、アシストタイムATの作動を内部当せん役等と関連付けた所定作動条件下で決定するAT作動決定手段H1、アシストタイムATの作動を延長させることとなる継続ゲーム数等の上乗せを内部当せん役等と関連付けた所定上乗せ条件下で決定するAT上乗せ決定手段H2、アシストタイムATの作動決定から作動終了までを管理するAT継続管理手段H3、択役についての正解押し順等のAT指示情報を主制御装置MCで管理するペイアウト表示器DL2の表示機能を借りて構築するメインモニタMAに出力させると共に周辺制御装置SCで管理する上部液晶表示装置71等に出力させるAT指示情報出力手段H4を設けている。
主制御装置MCには、試射試験時に用いる第1インターフェース基板IF1及び第2インターフェース基板IF2を介して、規定の試験装置TDを接続可能にしている。第1インターフェース基板IF1には、所定規格の第1,第2,第3コネクタCN1,CN2,CN3を実装しており、第2インターフェース基板IF2には、所定規格の第4コネクタCN4を実装している。各コネクタCN1〜4は、総ピン数が68で、各ピンに割り当てる信号は、試験装置TDの仕様に合わせた汎用仕様となっている。
第1コネクタCN1は、主制御装置MCから試験装置TDに信号を入力させるもので、内部抽せんで決定した当せんエリア番号に対応する条件装置1〜8信号、各インデックスセンサIDsによるリールインデックス信号、各ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を赤表示から青点灯に変更して各リール1L,1C,1Rの停止を可能にする左・中・右リール停止可能ランプ信号、役物作動中等の遊技状態を識別する信号等、主制御装置MCで検出し又は決定する各種信号を、定められたピン番号に割り付けている。第2コネクタCN2は、同じく主制御装置MCから試験装置TDに信号を入力させるもので、各ステッピングモータSMの励磁パルス信号を定められたピン番号に割り付けている。
第3コネクタCN3は、試験装置TDから出力する信号を主制御装置MCに入力させるもので、遊技メダルの実際の投入に代替させる投入スイッチ信号、スタートレバー5の操作信号に代替させるリールスタートスイッチ信号、各ストップボタン6L,6C,6Rの操作信号に代替させる左、中、右に対応した各ストップスイッチ信号等、人手による遊技操作信号を定められたピン番号に割り付けている。なお、スタートレバー5の操作信号又はリールスタートスイッチ信号を総称してリール始動操作信号という。
第4コネクタCN4は、主制御装置MCから試験装置TDに信号を入力させるものであって、図6の備考欄に示すように、主制御装置MCからの送信データを、第2インターフェース基板IF2に実装するCPUにより、図柄停止信号STB(ストローブ)信号と同期させて、回胴番号信号ビット0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9を試験装置TDに出力する(試験装置TDにとって、図柄停止信号STB信号、回胴番号信号ビット0〜2、停止実行位置信号ビット0〜9は入力信号となる)。これらの信号は、負論理すなわち論理0のローレベル(0V)がオン(ON)、論理1のハイレベル(+5V)がオフ(OFF)としている。図6中、CN24は主制御装置MCの出力ポートO1の拡張ポートから出力させる信号を接続するコネクタ、IN,OUTは、第2インターフェース基板IF2のCPUの入出力ポートである。
回胴番号信号ビット0〜2は、左リール1Lについて110B、中リール1Cについて101B、右リール1Rについて100Bを対応させている。停止実行位置信号ビット0〜9は、インデックスIDのオンエッジ又はオフエッジ何れかを基点としたステッピングモータSMのステップ数1〜1022(本実施形態のものは1〜504)により停止操作をするタイミングを指定する。停止操作をするタイミングを不問にする場合、停止実行位置信号ビット0〜9には1023を指定する。図柄停止信号STB信号は、50ms以上オンすること、及び、図柄停止信号STB信号のオフから回胴番号信号ビット0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9の保持時間を50ms以上とすることが規格上求められる。回胴番号信号ビット0〜2の組合せの出力順序により、リール1L,1C,1Rの押し順が特定される。これにより、択役について遊技者に有利となる推奨停止操作情報たる正解押し順を試験装置TDに知らせることができる。
その他、第4コネクタCN4のピンには、ロングフリーズ生起時等に遊技中断要求情報等を試験装置TDに入力させる遊技制御信号ビット0〜3も割付けている。よって、第4コネクタCN4を介して試験装置TDに送信される指示情報の種別としては、回胴番号信号ビット0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9をリール本数分の3回について順次送信する場合と、遊技制御信号ビット0〜3を1回について送信する場合がある。
図5に示すように、メインCPUのROMには、内部抽せんで決定した当せんエリア別の条件装置に応じて遊技者に有利となる推奨停止操作情報すなわち択役についての正解押し順を、回胴番号信号ビット0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9をリール本数分の3回について順次送信することにより、主制御装置MCから試験装置TDにその推奨停止操作情報を出力させるメイン側停止操作情報出力手段Yを設けている。
周辺制御装置SCは、外付けする読み出し専用のリードオンリーメモリROMと、内蔵及び外付けする読み書き可能なリードライトメモリーRWMをもつ32ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)チップマイコンから成るサブCPUを備え、例えば約200MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。サブCPUは、リアルタイムオペレーティングシステムRTOS(Real−Time Operating System)の管理下、画像演出や音声演出等に関するタスクに割当てるCPU時間、優先順位を制御することにより、適切且つ効率的なタスクの並行処理を可能にしている。
サブCPUの入力ポートI2には、主制御装置MCからの送信情報、実機カスタマイズボタンBT、アタックビションボタンABの信号を入力している。主制御装置MCからの送信情報すなわち周辺制御装置SCの受信情報には、メイン側初期化完了情報、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ及び回胴演出情報、AT作動情報、AT指示情報、AT上乗せ情報、AT終了情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は決定若しくは実行する各種情報が含まれる。
サブCPUは、I2Cのマイクロコントローラとしても機能し、CPU内蔵I2CのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに、リアルタイムクロックRTCのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAを接続している。シリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAとは、それぞれ、抵抗rpを介してサブCPUの主動作電位vdd=3.3Vにプルアップしている。リアルタイムクロックRTCの時計機能は、遊技機の電源オンオフに拘らず、二次電池等のバックアップ電源Btにより例えば10年以上の長期間にわたり継続的に維持される。
サブCPUのROM上には、主制御装置MCからの受信情報に基づいて、上部液晶表示装置71にAT指示情報出力手段H4から出力するAT指示情報に従ったナビ例えば正解押し順が「左中右」ならストップボタン位置に対応させて「123」等を表示させる表示ナビ手段X1、この表示ナビに連動してスピーカ91〜94から操作すべきストップボタンが左か中か右かを音声で知らせる音声ナビ手段X2、遊技状態、回胴演出、AT期間等に応じて液晶表示装置71,72及びドットマトリクス表示装置73に映し出す動画展開等を変更表示させる画像演出手段X3、これに連動して各種ランプE1〜E13の点灯及び発光色を制御するランプ演出手段X4、スピーカ91〜94から効果音やBGMを出音させる音声演出手段X5、可動ランプE1〜E4の展開及び収納を制御するメカ演出手段X6、アタックビジョンボタンABの押圧に連動させて振動発生装置90を駆動する振動演出手段X7等を設けている。
サブCPUのCPU内蔵バスにはI2CコントローラI2Cnを接続しており、このI2CコントローラI2CnのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAを、表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯10L,10C,10Rの背面から照明するリールバックランプBL1〜9を制御するLDEドライバDr5、可動ランプE1〜4を制御するLEDドライバDr6、その他の上フロントキャビネット8Eに設けるランプE5〜11を制御するLEDドライバDr7、下フロントキャビネット8Fに設けるランプE12,13を制御するLEDドライバDr8の各シリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに接続している。
上部液晶表示装置71及び下部液晶表示装置72は、VDP(Video Display Processor)、出力ポートO2、LCDドライバDr9,10を介して制御している。ドットマトリクス表示装置73は、出力ポートO2、LEDドライバD11を介して制御している。可動ランプE1〜4を駆動するステッピングモータm1〜4は、出力ポートO2、モータドライバDr12を介して制御している。振動発生装置90は、出力ポートO2、モータドライバDr13を介して制御している。スピーカ91〜94からの音声は、音声IC、出力ポートO2、パワーアンプDr14を介して制御している。アタックビジョンボタンABをロックしてその押圧を禁止するアタックビジョンロッカーARは、出力ポートO2、ソレノイドドライバDr15を介して制御している。
図6に示すように、当せんエリア番号3〜38の36区分の択役の当せんエリアの当せん時、「(当せんエリア番号−先頭番号3)÷6の整数解の余り+1」で求めた解となる指示モニタ番号1,2,3,4,5,6を、指示モニタMAに表示させる。1が「左中右」、2が「左右中」、3が「中左右」、4が「中右左」、5が「右左中」、6が「右中左」に対応する。主制御装置MCから周辺制御装置SCへ送信するコマンド自体は、高配当択役の当せんエリアは3番で統一し、中配当択役の当せんエリアは4番で統一している。同時に送信する指示モニタ番号1,2,3,4,5,6に基づいて、上部液晶表示装置71に、正解押し順が「左中右」の場合はストップボタン6L,6C,6Rの物理的配置に対応させたボタン対応ナビ「123」を、正解押し順が「左右中」の場合は同「132」を、正解押し順が「中左右」の場合は同「213」を、正解押し順が「中右左」の場合は同「312」を、正解押し順が「右左中」の場合は同「231」を、正解押し順が「右中左」の場合は同「321」を各表示させるようにしている。
また、試験装置TDには、回胴番号信号ビット0〜2により、正解押し順が1番「左中右」のときは、左「110B」、中「101B」、右「100B」の順に、同2番「左右中」のときは、左「110B」、右「100B」、中「101B」の順に、同3番「中左右」のときは、中「101B」、左「110B」、右「100B」の順に、同4番「中右左」のときは、中「101B」、右「100B」、左「110B」の順に、同5番「右左中」のときは、右「100B」、左「110B」、中「101B」の順に、同6番「右中左」のときは、右「100B」、中「101B」、左「110B」の順に信号が入力される。
図7に、主制御装置MCのメインCPUのROM及びRWMのメモリーマップを示す。内部抽せん手段K、リール制御手段V、メダル払出手段M、メダル自動投入手段N、遊技状態移行手段J、フリーズ抽せん手段W、回胴演出実行手段G、AT作動決定手段H1、AT上乗せ決定手段H2、AT継続管理手段H3、AT指示情報出力手段H4を各機能させ、遊技の進行を制御する遊技制御処理のプログラム命令コードは、使用領域における規定容量(制御領域4.5KB)内のアドレス0000H〜11FFHに記述し、同遊技制御処理のプログラムデータは、使用領域における規定容量(データ領域3.0KB)内のアドレス1200H〜1DF3Hに記述している。
未使用領域、コメント領域の後ろ、アドレス1F00H〜2FBFHに、不正な改造その他の変更を防止する観点からのセキュリティ関連処理及び試射試験用の試験関連信号処理等を担う、遊技制御処理以外の別処理モジュールのプログラム命令コード及びデータを記述している。プログラム管理エリア、ハード的に領域のないエリアの後ろ、アドレスF000H〜F1FFHの512バイトに使用領域のRWMを、アドレスF200H〜F3FFHの512バイトに別領域のRWMを設けている。F400H〜FFFFHはハード的に領域のないエリアである。なお、使用領域における遊技制御処理のプログラム命令コード及び別領域における別処理モジュールのプログラム命令コードは、アセンブラ言語で記述している。
使用領域のRWMのうち、F000H〜F13FHに使用領域のプログラムに係るタイマ、カウンタ、フラグ等のワーク領域を確保し、未使用領域の後ろ、F1C0H〜F1FFHに使用領域のスタック領域を確保している。
別領域のRWMのうち、F200H〜F20FHの未使用領域の後ろ、F210H〜F22FHに別領域のプログラムに係るタイマ、カウンタ、フラグ等のワーク領域を確保し、F230H〜F246Hに別領域のスタック領域を確保している。F247H〜F3FFHは未使用、F400H〜FFFFHはハード的に領域のないエリアである。
図8に、使用領域に記述するタイマ割込処理及び遊技メイン処理、並びに、別領域に記述するレバー押下時試験信号送信処理を示す。タイマ割込処理は、1.49msの定時間毎に実行される。タイマ割込が入ると(ステップS00)、使用領域で使用しているメインCPUの全内部レジスタを使用領域のスタック領域に退避して保護する(S01)。
保護するメインCPUの内部レジスタは、次のとおりである。
1)Qレジスタ;遊技機用拡張仕様の8ビット専用レジスタ。キューレジスタと呼ぶ。
上位はF0H固定で、主に拡張データ転送命令(LDQ;ロードQ)により、F000H〜F0FFHのRWMアクセスに使う。
2)Iレジスタ;割込み先アドレスの上位8ビットを記憶する専用レジスタ。
3)Aレジスタ;演算処理やデータ転送に使う8ビットのアキュムレータ。
4)Fレジスタ;各種演算結果を保持する8ビットのフラグレジスタ。
s(最上位ビット)は、演算結果が負のとき1にセットされるサインフラグ。
zは、演算の結果、全ビットが0のとき1にセットされるゼロフラグ。
tzは、データ転送命令(LD;ロード)の実行により、全ビットが0のとき1にセットされる(値の変わる)遊技機用拡張仕様の特定ビットフラグ。ティーゼットフラグと呼ぶ。第2ゼロフラグともいう。
hは、プログラマーが関与できないハーフキャリーフラグ。
*は、未定義。
p/vは、パリティオーバーフローフラグ。
nは、プログラマーが関与できない加減算フラグ。
cは、演算の結果、桁上げ又はボロー発生時に1がセットされるキャリーフラグ。
なお、Fレジスタは、AレジスタとペアレジスタAFを構成する。
5)B,C,D,E,H,Lレジスタ;8ビットの汎用レジスタ。
BC,DE,HLの16ビットのペアレジスタとなる。
6)IX,IYレジスタ;インデックスアドレッシング用16ビット専用レジスタ。
IXh,IYhは上位8ビット,IXl,IYlは下位8ビットを示す。
なお、A,F,B,C,D,E,H,Lレジスタの裏レジスタを使用している場合、保護するメインCPUの内部レジスタに、その裏レジスタを含める。
ステップS01に続いて、チェックサムの算出を含む電断復帰処理(S02)、入力ポートI1の読込み処理(S03)、遊技基本ランプ類30の点灯処理(S04)、ステッピングモータSMのモータ制御処理(S05)、出力ポートO1の管理処理(S06)、周辺制御装置SCに送信するサブコマンド送信処理(S07)、遊技メダルの不正投入及び不正払出しを監視する不正監視処理(S08)、外部端子板を介してホールコンピュータ等に特定信号を出力させる外部信号出力処理(S09)、各種センサーの監視処理(S10)、各種内部タイマの更新処理(S11)等を順次実行し、使用領域のスタック領域に退避した全レジスタを復帰させ(S12)、割込みを許可して(S13)、割込み前の処理に戻る(S14)。
使用領域に記述する遊技メイン処理(S15)では、遊技メダル投入処理(S16)、リール始動操作信号を受付けるリール始動操作受付処理(S17)、内部抽せん処理(S18)、フリーズ抽せん処理(S19)を経て、割込みを禁止し(S20)、使用レジスタを使用領域のスタック領域に退避して保護した後(S21)、別領域のレバー押下時試験信号送信処理を呼び出して実行し(S22)、別領域からの復帰後、使用レジスタを復帰させ(S23)、割込みを許可する(S24)。この後、4.1秒の遊技間隔タイマを確認し(S25)、そのタイムアップを待って(S26)、遊技間隔タイマの再度の計時を開始し(S27)、回胴回転装置制御手段V1を機能させる回胴回転装置制御処理(S28)、回転停止装置制御手段V2を機能させる回転停止装置制御処理(S29)、遊技結果に応じてメダル払出手段M・メダル自動投入手段N・遊技状態移行手段Jを機能させる遊技結果判定処理(S30)を経て、1回の遊技を終える(S31)。
別領域に記述する別処理モジュールたるレバー押下時試験信号送信処理E_LEVOTが呼び出されると(S32)、指示情報種別を取得し(S33)、送信回数をセットする(S34)。指示情報種別が回胴番号信号ビット0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9をリール本数分の3回について順次送信して推奨停止操作情報を送信する場合は送信回数に3がセットされ、遊技制御信号ビット0〜3を1回について送信する場合は送信回数に1がセットされる。続いて、第2インターフェース基板IF2に送信するデータを生成する(S35)。指示情報種別が推奨停止操作情報なら、正解押し順に対応した若い順番から該当するリールを特定するデータと、停止タイミングを不問とするデータを生成することになる。
続いて、その生成した送信データを出力ポートO1の拡張ポートから出力し、その送信データを第2インターフェース基板IF2のCPU管理下のRWM上に確保する送信データレジスタに設定する(S36)。これにより、第2インターフェース基板IF2から試験装置TDに1回分の図柄番号信号0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9が図柄停止信号STB信号と共に送られることになる。この後、送信回数をマイナス1して更新し(S37)、更新後の送信回数が0でない場合(S38でYES)、ステップS35に戻り、第2番目に停止させるべきリールを特定した図柄番号信号0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9が図柄停止信号STB信号と共に送られ、続いて、第3番(最後)に停止させるべきリールを特定した図柄番号信号0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9が図柄停止信号STB信号と共に送られることになる。送信回数が0になると(S38でNO)、使用領域に復帰する(S39)。図柄番号信号0〜2、停止実行位置信号ビット0〜9、図柄停止信号STB信号の送信を、第2インターフェース基板IF2のCPUに委ねるため、ステップS36の送信データの設定を極短時間内で連続して行え、極端時間のうちに使用領域に復帰する。
図6に示すように、前回遊技が比較的短時間で終わり、リール始動操作信号が入った時点で、遊技間隔タイマが未だタイムアップしておらず、そのタイムアップまでに比較的長時間を要する場合にも、リール始動操作信号から規定時間以内すなわち2秒以内(最大2秒)に推奨停止操作情報についての3回分の送信を完結させることができ、適切な試験が行える。
以上のものでは、第2インターフェース基板IF2のCPUにより、図柄番号信号0〜2及び停止実行位置信号ビット0〜9による推奨停止操作情報と図柄停止信号STB信号を同期させるようにしたが、主制御装置MCの別領域においてその同期送信プログラムを構築してもよい。以上の説明中、具体的数字等は一例示に過ぎないのは言うまでも無い。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;各ストップスイッチ
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
73;ドットマトリクス表示装置、ATV;アタックビジョン
8;リールパネル、80;表示窓、90;振動発生装置
E1,E2,E3,E4;可動ランプ
SEN1;メダル通過センサー1、SEN2;メダル通過センサー2
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
M;メダル払出手段、N;メダル自動投入手段、J;遊技状態移行手段
W;フリーズ抽せん手段、G;回胴演出実行手段
H1;AT作動決定手段、H2;AT上乗せ決定手段
H3;AT継続管理手段、H4;AT指示情報出力手段
Y;メイン側停止操作情報出力手段
X1;表示ナビ手段、X2;音声ナビ手段、X3;画像演出手段
X4;ランプ演出手段、X5;音声演出手段、X6;メカ演出手段
X7;振動演出手段、TD;試験装置
IF1;第1インターフェース基板、IF2;第2インターフェース基板

Claims (3)

  1. 遊技の進行を制御するメインCPUをもつ主制御装置を備え、
    リールを回転させる始動操作信号を契機に予め定義した複数種類の役に対応した条件装置の作動の可否を決定する内部抽せんを実行し、前回遊技における前記リールの正規始動から計時する遊技間隔タイマのタイムアップを待って前記リールを正規始動させると共に、
    規定の試験装置との間で試射試験を可能にした遊技機において、
    フリーズ抽せんによりフリーズ生起の当否を決定するフリーズ抽せん手段と、前記内部抽せんで決定した条件装置に応じて遊技者に有利となる推奨停止操作情報を前記主制御装置から前記試験装置に出力させるメイン側停止操作情報出力手段と、を設け、この停止操作情報出力手段を、前記フリーズ抽せん後、かつ前記遊技間隔タイマのタイムアップを判定する判定処理前に作動させる仕様にしていることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技の進行を制御するメインCPUをもつ主制御装置を備え、
    リールを回転させる始動操作信号を契機に予め定義した複数種類の役に対応した条件装置の作動の可否を決定する内部抽せんを実行し、前回遊技における前記リールの正規始動から計時する遊技間隔タイマのタイムアップを待って前記リールを正規始動させると共に、
    規定の試験装置との間で試射試験を可能にした遊技機において、
    前記内部抽せんで決定した条件装置に応じて遊技者に有利となる推奨停止操作情報を前記主制御装置から前記試験装置に出力させるメイン側停止操作情報出力手段を設け、この停止操作情報出力手段を、前記遊技間隔タイマのタイムアップを判定する判定処理前に作動させる仕様にし
    前記推奨停止操作情報は、回胴番号信号と停止実行位置信号とを含み、
    前記停止実行位置信号は、停止操作をするタイミングを不問にする場合、タイミングを指定する値と異なる値が用いられることを特徴とする遊技機。
  3. 前記メインCPUは、遊技の進行を制御する遊技制御処理を記述する使用領域と、前記遊技制御処理以外の別処理モジュールを記述する別領域とを区分したメモリーを有し、
    前記メイン側停止操作情報出力手段を機能させるプログラムの全部又は一部を、前記別領域に記述し
    前記メイン側停止操作情報出力手段は、インターフェース基板に前記推奨停止操作情報を出力し、前記インターフェース基板のCPUに前記試験装置に対する前記推奨停止操作情報の出力を委ねて、前記使用領域に記述された前記遊技制御処理に復帰させる請求項1または2記載の遊技機。

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