JP2017209310A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017209310A
JP2017209310A JP2016104734A JP2016104734A JP2017209310A JP 2017209310 A JP2017209310 A JP 2017209310A JP 2016104734 A JP2016104734 A JP 2016104734A JP 2016104734 A JP2016104734 A JP 2016104734A JP 2017209310 A JP2017209310 A JP 2017209310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
output device
operation mode
game
production
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016104734A
Other languages
English (en)
Inventor
重之 日▲高▼
Shigeyuki Hidaka
重之 日▲高▼
恭好 森下
Yasuyoshi Morishita
恭好 森下
裕史 山下
Yasushi Yamashita
裕史 山下
吉田 充
Mitsuru Yoshida
充 吉田
秀明 岡崎
Hideaki Okazaki
秀明 岡崎
慎也 小野
Shinya Ono
慎也 小野
尚之 小島
Naoyuki Kojima
尚之 小島
惇史 乗田
Atsushi Norita
惇史 乗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2016104734A priority Critical patent/JP2017209310A/ja
Publication of JP2017209310A publication Critical patent/JP2017209310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】システム系制御と演出系制御とを適切に組み合わせ、遊技者の注意を惹き易い部分での演出を良好に行う。【解決手段】主制御装置での遊技の進行に応じてベットボタンに内蔵する多色LEDの点灯態様を決定するシステム系レイヤーを最下層に、周辺制御装置での演出処理に応じて多色LEDの点灯態様を決定する演出系レイヤーを上層に各設定し、演出系レイヤーで決定する点灯態様による処理を終了させるときレイヤーを解除し、システム系レイヤーで決定する点灯態様により多色LEDを作動させる。【選択図】図3

Description

本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。
特許文献1に、演出用の電飾ランプの点灯に、レイヤー(複数の階層から成る構造)による制御を採り入れ、最も上層のレイヤーによる点灯態様を下層のレイヤーよりも優先して外部に出力させる制御技術が開示されている。
特開2014−76180号公報
レイヤーによる点灯制御を、電飾ランプ等の専ら演出のみを担うランプの制御に限らず、ベットボタン等の遊技を進めるために操作する操作スイッチに内蔵するシステム系ランプの制御に拡張すると、遊技者の注意を惹き易い部分において、チャンス予告等の演出を効果的に行えると考えられる。しかし、例えば、ベットボタンの内蔵ランプは、クレジット残が有る場合は点灯、クレジット残が無い場合は消灯というようにシステム系ランプとして遵守すべき基本制御があり、間違って演出系のランプ制御によりシステム系と矛盾した消灯や点灯をしてしまうと、本来の遊技進行からは点灯されるべきところで点灯しないといった不信感が生じる恐れがある。
本発明の課題は、システム系制御と演出系制御とを適切に組み合わせ、遊技者の注意を惹き易い部分での演出を良好に行うことができる遊技機を提供することにある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
遊技者操作を受付ける操作手段(ベットボタン3)から入力する信号に基づいて遊技を進行させる主制御装置(MC)と、
前記操作手段に関連させて設ける出力デバイス(31)を含む演出デバイスを制御する周辺制御装置(SC)とを備え、
前記出力デバイスの作動態様を、制御処理の異なる複数のレイヤー別に決定し、最も上層に選定するレイヤーで決定した作動態様が外部に現れるように前記出力デバイスを作動させる遊技機である。
「操作手段に関連させて設ける出力デバイス」には、操作手段に内蔵又は近接配置等するランプ等の表示デバイスや、操作手段の全部又は一部を振動させるバイブレータデバイスや、操作手段の操作部(可動部分)を突出等させるメカデバイス或はエアバイブデバイス等が含まれる。「関連させて」とは、主に物理的な対応関係を意味する。「出力デバイスを含む演出デバイス」とあるのは、演出デバイスには、操作手段に関連させて設ける出力デバイス以外に、演出上、汎用的に用いる液晶表示装置やスピーカ等があるからである。「出力デバイスの作動態様」には、ランプなら、点灯か消灯か、点灯するなら輝度を明るくするのか暗くするか、連続点灯か断続点灯か、点灯色は何色とするのか、点灯する構成デバイスは何個にするか、バイブレータなら、オフかオンか、オンするなら何秒オンするか、連続オンか断続オンか等、種々の態様が含まれる。なお、ここでいう作動態様には、レイヤーを解除したり有効にしたりするレイヤーの操作態様は含まない。「最も上層に選定する」とは、差替えや入替え等により最上層に位置させること、より上層のレイヤーを解除又は無効にすることにより初期状態では最上層にないレイヤーを最上層に位置させること等を含む。
以上の遊技機に組合せて、
前記主制御装置(MC)での遊技の進行に応じて前記出力デバイスの作動態様を決定するシステム系レイヤーを最下層に設定すると共に、前記周辺制御装置(SC)での演出処理に応じて前記出力デバイスの作動態様を決定する演出系レイヤーを上層に設定し、
上層の前記演出系レイヤーで決定する作動態様により前記出力デバイスを作動させる処理を終了させるときレイヤーを解除し、前記システム系レイヤーで決定する作動態様により前記出力デバイスを作動させる仕様にしている。
これにより、最下層にシステム系レイヤーを設定し、レイヤーの解除により、その最下層のシステム系レイヤーで決定する作動態様により出力デバイスが作動される。レイヤーの解除によりシステム系レイヤーで決定する作動態様により出力デバイスが作動されるため、システム系と矛盾した演出系の作動態様が外部に現れるのを簡単に防止できる。上層の演出系レイヤーで決定する作動態様が外部に現れるように出力デバイスを作動させるときは最下層以外を用い、最下層のシステム系レイヤーを用いる場合はレイヤーを解除するという単純なルールとなるため、レイヤーが被ってしまう不具合も簡単に回避できる。よって、遊技者の注意を惹き易い部分での演出を良好に行うことができる。
以上のもので、前記演出系レイヤーは複数階層から成る。これにより、複数階層の演出系レイヤーの中から選定した複数とおりの演出表現を実現できる。よって、演出の内容を充実させることができる。
以上のもので、前記操作手段は、遊技媒体を投入するベットボタン(3)から成り、前記出力デバイス(31)は、前記ベットボタンに内蔵するランプ(LED)から成る。これにより、ベットボタンの内蔵ランプについて、遊技の進行に伴うシステム系の作動態様による作動と、チャンス予告等の演出系の作動態様による作動とを何れも適切に行わせることができる。
本発明遊技機の斜視図。 遊技機の制御装置のブロック図。 ベットボタンのレイヤーによる点灯制御の説明図。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。以下、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準ずる。
遊技機筐体8Bは、ハニカムリアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、動画等をフルカラーで映し出す上部液晶表示装置71、サーチライトを模したドットマトリクス表示装置73、リールパネル8、展開及び収納可能な組ランプe1〜3をもつ左上可動ランプE1,同組ランプe4〜6をもつ右上可動ランプE2,同組ランプe7〜9をもつ左下可動ランプE3,同組ランプe10〜12をもつ右下可動ランプE4、左上ランプE5,右上ランプE6、リールパネル8を囲む門型ランプE7〜E11を備える。下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、演出用の下部液晶ボタンABを兼用し且つ上部液晶表示装置71と協働した動画等を表示させる可動式ビジョンATVから成る下部液晶表示装置72、その両脇のサイドランプE12,E13を備える。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿である。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。以下、同様である。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で21コマ又は20コマ配列した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。定常回転時を含む通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールする。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。なお、他のラインを含めて2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2i、開始ボタンbi・上下左右の移動ボタンb1〜4・終了ボタンboをもち、音量、画像輝度、BGM、キャラクター等を選択変更できる実機カスタマイズボタンBT、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数例えば3枚(3BET)の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジットに残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2i下流のメダル詰り時に押すリジェクトボタン2R、ドアキー穴8Kを備える。
また、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させると共に適合する停止操作情報を報知するアシストタイムATの作動時にそのAT指示情報のコードを表示させるメインモニタMAを兼ねるペイアウト表示器DL2、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示され再遊技が作動したとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2iからメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能になる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2iにさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
ベットボタン3の内部には、赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子をもち、7色乃至フルカラーの発光色に制御可能な多色LEDから成る出力デバイス31を内蔵しており、ベットボタン3の表面色を変える。
遊技の進行に応じたシステム系レイヤーで決定する作動態様は、第3番目(最後)に押したストップボタンから指を離したオンからオフ直後の一遊技の終了時、クレジット残があり(カウンタが1以上)且つ再遊技の作動がない場合、消灯から「白」色点灯に切換え、ベットボタン3の押下によりクレジット残なし(カウンタが0)となるか、或は、ベットボタン3の押下又はメダル投入口2iからのメダル投入により規定数の掛けメダルの投入が完了したとき、「白」色点灯から消灯に切換える内容となる。クレジット残が無い場合又は再遊技の作動がある場合は消灯のままである。もちろん、スタートレバー5の押下による始動操作をする際も、リール1L,1C.1Rの回転中も消灯である。要するに、ベットボタン3の操作を促すのに足る状況下でのみ「白」点灯、これ以外は消灯というのがシステム系の作動態様となる。なお、点灯色は「白」に限らず、種々変更可能である。
図2に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技の進行を管理し、内部抽せん、入賞によるメダルの払出し、再遊技の作動、役物の作動、アシストタイムATの作動等の遊技者利益に関係する主遊技制御を実行させる所謂メイン側と呼ばれる遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信して主制御装置MCでの決定事項に基づいて各種演出デバイスの演出制御を実行させる所謂サブ側と呼ばれる遊技機規則でいう周辺基板に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。
主制御装置MCは、読み出し専用のリードオンリーメモリROM及び読み書き可能なリードライトメモリーRWMを内蔵したZ80互換チップから成る8ビットのメインCPUを備え、例えば12MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。メインCPUは、基本的なZ80仕様に所定の遊技機用拡張仕様を適用している。
メインCPUの入力ポートI1には、各リール1L,1C,1Rのインデックスセンサ11L,11C,11R(IDs)、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、メダル投入口2iから受入れたメダルを選別して検出するメダルセレクター2に設けるメダル投入センサーSEN0及びメダル通過センサーSEN1,2、メダルセレクター2からメダルを受け継いでメダル払出装置HPのホッパータンクに放出するRシュートに設けるRシュートセンサーSEN3、メダル払出装置HPの出口に設けるメダル払出センサーSEN4の各信号を入力している。出力ポートO1から、各ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵LED61,62,63を、モータドライバDr1を介して各リール1L,1C,1Rに駆動軸SHを結合させる各ステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバDr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバDr3を介してメダルセレクター2からメダルを離脱させてメダル受皿8Gに戻すブロッカー爪部28を突出させるブロッカーソレノイド28sを、モータドライバDr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータHPmを各制御している。
各インデックスセンサIDsは、各リールの内側に取付ける半円帯状のインデックスID(1Li,1Ci,1Ri)のオンエッジとオフエッジとを半周毎に検出し、最先のオンエッジ又はオフエッジの検出が全リールについてされた後、ストップボタン6L,6C,6Rの受付を可能にする。各ステッピングモータSMは、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ複数組の磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、定常回転時、一の巻線をオンにする1相励磁と、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁とを、一割込み時間例えばt=1.49ms毎に交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させ、504のステップ更新で一回転させる。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
メインCPUのROM上には、スタートレバー5の操作を契機に、ハード又はソフトウェア上で高速更新する例えば2バイトカウンタから抽出する乱数値が、その取り得る0〜65535の範囲内において役に対応づけて区分した何れの当せんエリアに属するかに応じて、入賞、再遊技の作動、役物の作動に係る何れかの当せん役又は不当せんを決定する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から4.1秒経過後に全リールを正転側に加速処理して定常回転速度に到達させる回胴回転装置制御手段V1と各リールを対応するストップボタンの操作により個別に停止させて有効ラインに当せん役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる回転停止装置制御手段V2とを含むリール制御手段V、遊技結果が入賞なら所定配当数のメダルを払出すメダル払出手段M、遊技結果が再遊技の作動なら次ゲームの掛けメダルを同一規定数で自動投入するメダル自動投入手段N、遊技結果が役物作動中等への移行を伴うのなら遊技状態を移行させる遊技状態移行手段J、所定のフリーズ抽せんにより当せん役別に定めた所定確率により各リールを逆回転等させる所定の回胴演出の当否を決定するフリーズ抽せん手段W、その当せんに係る回胴演出を実行させる回胴演出実行手段Gを設けている。
また、メインCPUのROM上には、アシストタイムATの作動を内部当せん役等と関連付けた所定作動条件下で決定するAT作動決定手段H1、アシストタイムATの作動を延長させることとなる継続ゲーム数等の上乗せを内部当せん役等と関連付けた所定上乗せ条件下で決定するAT上乗せ決定手段H2、アシストタイムATの作動決定から作動終了までを管理するAT継続管理手段H3、押し順小役についての正解押し順等のAT指示情報を主制御装置MCで管理するペイアウト表示器DL2の表示機能を借りて構築するメインモニタMAに出力させると共に周辺制御装置SCで管理する液晶表示装置70等に出力させるAT指示情報出力手段H4を設けている。
周辺制御装置SCは、外付けする読み出し専用のリードオンリーメモリROMと、内蔵及び外付けする読み書き可能なリードライトメモリーRWMをもつ32ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)チップマイコンから成るサブCPUを備え、例えば約200MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。サブCPUは、リアルタイムオペレーティングシステムRTOS(Real−Time Operating System)の管理下、画像演出や音声演出等に関するタスクに割当てるCPU時間、優先順位を制御することにより、適切且つ効率的なタスクの並行処理を可能にしている。
サブCPUの入力ポートI2には、主制御装置MCからの送信情報、実機カスタマイズボタンBT、下部液晶ボタンABの信号を入力している。主制御装置MCからの送信情報すなわち周辺制御装置SCの受信情報には、メイン側初期化完了情報、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ及び回胴演出情報、AT作動情報、AT指示情報、AT上乗せ情報、AT終了情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は決定若しくは実行する各種情報が含まれる。
従って、周辺制御装置SCから、ベットボタン3に内蔵する出力デバイス31を、そのシステム系作動態様で、すなわち、ベットボタン3の操作を促すのに足る状況下でのみ「白」点灯、これ以外は消灯という内容で、制御することが可能である。よって、この出力デバイス31を演出デバイスとして周辺制御装置SCから制御することができる。
サブCPUは、I2Cのマイクロコントローラとしても機能し、CPU内蔵I2CのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに、リアルタイムクロックRTCのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAを接続している。シリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAとは、それぞれ、抵抗rpを介してサブCPUの主動作電位vdd=3.3Vにプルアップしている。リアルタイムクロックRTCの時計機能は、遊技機の電源オンオフに拘らず、二次電池等のバックアップ電源Btにより例えば10年以上の長期間にわたり継続的に維持される。
サブCPUのROM上には、主制御装置MCからの受信情報に基づいて、上部液晶表示装置71にAT指示情報出力手段H4から出力するAT指示情報に従ったナビ例えば正解押し順が「左中右」ならストップボタン位置に対応させて「123」等を表示させる表示ナビ手段X1、この表示ナビに連動してスピーカ91〜94から操作すべきストップボタンが左か中か右かを音声で知らせる音声ナビ手段X2、遊技状態、回胴演出、AT期間等に応じて液晶表示装置71,72及びドットマトリクス表示装置73に映し出す動画展開等を変更表示させる画像演出手段X3、これに連動して各種ランプE1〜E13及びベットボタン3に内蔵した出力デバイス31の点灯及び発光色を制御するランプ演出手段X4、スピーカ91〜94から効果音やBGMを出音させる音声演出手段X5、可動ランプE1〜E4の展開及び収納を制御するメカ演出手段X6、下部液晶ボタンABの押圧に連動させて振動発生装置90を駆動する振動演出手段X7等を設けている。
サブCPUのCPU内蔵バスにはI2CコントローラI2Cnを接続しており、このI2CコントローラI2CnのシリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAを、表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯10L,10C,10Rの背面から照明するリールバックランプBL1〜9を制御するLEDドライバDr5、可動ランプE1〜4を制御するLEDドライバDr6、その他の上フロントキャビネット8Eに設けるランプE5〜11を制御するLEDドライバDr7、下フロントキャビネット8Fに設けるランプE12,13及びベットボタン3に内蔵した出力デバイス31を制御するLEDドライバDr8の各シリアルクロックラインSCLとシリアルデータラインSDAに接続している。
上部液晶表示装置71及び下部液晶表示装置72は、VDP(Video Display Processor)、出力ポートO2、LCDドライバDr9,10を介して制御している。ドットマトリクス表示装置73は、出力ポートO2、LEDドライバD11を介して制御している。可動ランプE1〜4を駆動するステッピングモータm1〜4は、出力ポートO2、モータドライバDr12を介して制御している。振動発生装置90は、出力ポートO2、モータドライバDr13を介して制御している。スピーカ91〜94からの音声は、音声IC、出力ポートO2、パワーアンプDr14を介して制御している。下部液晶ボタンABをロックしてその押圧を禁止する下部液晶ボタンロッカーARは、出力ポートO2、ソレノイドドライバDr15を介して制御している。
図3に、ベットボタン3に内蔵した出力デバイス31の点灯制御内容を示す。演出デバイスに位置づける出力デバイス31の作動態様は、システム系レイヤーと演出系レイヤーという制御処理の異なる複数のレイヤー別に決定される。最も上層に選定するレイヤーで決定した作動態様が外部に現れるように出力デバイス31が作動される。
システム系レイヤーすなわち主制御装置MCでの遊技の進行に応じて出力デバイス31の作動態様を決定するレイヤーを最下層のレイヤー0に設定し、周辺制御装置SCでの演出処理に応じて出力デバイス31の作動態様を決定する演出系レイヤーを上層に設定する。演出系レイヤーは、通常パターンのレイヤー1と特殊パターンのレイヤー2の複数階層にしている。もっと多階層の演出系レイヤーを設定してもよい。
通常パターンのレイヤー1は、通常時、すなわち、アシストタイムATの作動が内部決定され実作動までの前兆演出期間中等におけるチャンス予告の到来時ではないときに、スタートレバー5の押下操作を契機に最上層に選定される。このとき、最下層のシステム系レイヤー0の消灯と同様に消灯である。第1番目のストップボタンを押圧操作する第1停止のオンのタイミングで「赤」色点灯に切換え、最後に押圧操作したストップボタンから指を離す第3離しがされるまで「赤」色点灯を維持し、第3離しすなわち最後に押圧操作したストップボタンのオンからオフの切換わり時にレイヤーを解除してレイヤー1による処理を終了させる。レイヤーの解除により、上層の全ての演出系レイヤーの重なりは取り除かれ、最下層のシステム系レイヤー0で決定する作動態様、すなわち、クレジット残ありで再遊技の作動でない場合は「白」色点灯に切換えられる。なお、図では、「赤」色点灯を塗りつぶしの星印で、「白」色点灯を塗りつぶしのない星印で示している。
特殊パターンのレイヤー2は、アシストタイムATの作動が内部決定され実作動までの前兆演出期間中等におけるチャンス予告の到来時、スタートレバー5の押下操作を契機に最上層に選定される。このとき、最下層のシステム系レイヤー0の消灯と同様に消灯である。第1停止のオンのタイミングで「赤」色点灯に切換え、第3離しがされた後所定時間例えば3秒経過するまで「赤」色点灯を維持し、3秒後にレイヤーを解除してレイヤー2による処理を終了させる。第3離しの時点で、システム系レイヤー0で決定する作動態様はクレジット残ありで再遊技の作動でない場合には「白」色点灯となるが、未だレイヤーが解除されていないため、上層の演出系レイヤー2による「赤」色点灯が維持される。第3離しから3秒後のレイヤーの解除により、上層の全ての演出系レイヤーの重なりは取り除かれ、最下層のシステム系レイヤー0で決定する作動態様、すなわち、クレジット残ありで再遊技の作動でない場合は「白」色点灯に切換えられる。
以上により、ベットボタン3の内蔵ランプについて、遊技の進行に伴うシステム系の作動態様による作動と、チャンス予告等の演出系の作動態様による作動とを何れも適切に行わせることができる。また、演出系レイヤーを複数階層とし、通常時とチャンス予告到来時とで、異なる演出表現ができるため、チャンスの到来を効果的に印象づけることもできる。
以上のものでは、システム系レイヤー0の上層に位置させる演出系レイヤー1,2を、通常時とチャンス予告到来時とで最上層に差し替え或は入れ替えて選定する方式としたが、レイヤー1よりもレイヤー2を常時上層に位置させ、レイヤー1による作動態様が外部に現れるように出力デバイス31を作動させる場合、レイヤー1よりも上層に位置する全上層レイヤー(レイヤー2)を解除又は無効にする固定式レイヤー方式としてもよい。また、ベットボタン3の内蔵ランプに本発明を適用したが、ストップボタン6L,6C,6Rの内蔵ランプ61,62,63に適用してもよい。また、スタートレバー5の内部にもランプを内蔵し、この内蔵ランプに適用してもよい。また、これらボタンやレバーを振動させるバイブレータ(システム系レイヤーの作動態様は常時オフ、演出系レイヤーの作動態様は所定のオン)等に適用してもよい。以上の説明中、具体的な色や数は一例示に過ぎない。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、31;出力デバイス(多色LED)
4;精算ボタン、5;スタートレバー、6L;左ストップボタン
6C;中ストップボタン,6R;右ストップボタン
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
X4;ランプ演出手段

Claims (3)

  1. 遊技者操作を受付ける操作手段から入力する信号に基づいて遊技を進行させる主制御装置と、
    前記操作手段に関連させて設ける出力デバイスを含む演出デバイスを制御する周辺制御装置とを備え、
    前記出力デバイスの作動態様を、制御処理の異なる複数のレイヤー別に決定し、最も上層に選定するレイヤーで決定した作動態様が外部に現れるように前記出力デバイスを作動させる遊技機であって、
    前記主制御装置での遊技の進行に応じて前記出力デバイスの作動態様を決定するシステム系レイヤーを最下層に設定すると共に、前記周辺制御装置での演出処理に応じて前記出力デバイスの作動態様を決定する演出系レイヤーを上層に設定し、
    上層の前記演出系レイヤーで決定する作動態様により前記出力デバイスを作動させる処理を終了させるときレイヤーを解除し、前記システム系レイヤーで決定する作動態様により前記出力デバイスを作動させる仕様にしていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出系レイヤーは複数階層から成る請求項1記載の遊技機。
  3. 前記操作手段は、遊技媒体を投入するベットボタンから成り、前記出力デバイスは、前記ベットボタンに内蔵するランプから成る請求項1又は2記載の遊技機。
JP2016104734A 2016-05-25 2016-05-25 遊技機 Pending JP2017209310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104734A JP2017209310A (ja) 2016-05-25 2016-05-25 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104734A JP2017209310A (ja) 2016-05-25 2016-05-25 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017209310A true JP2017209310A (ja) 2017-11-30

Family

ID=60476404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016104734A Pending JP2017209310A (ja) 2016-05-25 2016-05-25 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017209310A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020081629A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 山佐株式会社 遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061147A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Daiman:Kk 遊技機
JP2015008875A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 サミー株式会社 スロットマシン

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061147A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Daiman:Kk 遊技機
JP2015008875A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 サミー株式会社 スロットマシン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020081629A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 山佐株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018086348A (ja) 遊技機
JP2017164251A (ja) 遊技機
JP2017164252A (ja) 遊技機
JP6774674B2 (ja) 遊技機
JP2018187041A (ja) 遊技機
JP6268234B2 (ja) 遊技機
JP2004230136A (ja) スロットマシン、及びスロットマシンの制御方法、並びにスロットマシンに利用されるプログラム
JP2018050862A (ja) 遊技機
JP2017205244A (ja) 遊技機
JP2018130196A (ja) 遊技機
JP2018050863A (ja) 遊技機
JP6296624B2 (ja) 遊技機
JP2008307128A (ja) 遊技機
JP2004261393A (ja) 遊技機
JP6744628B2 (ja) 遊技機
JP2017209310A (ja) 遊技機
JP2018042759A (ja) 遊技機
JP6349527B2 (ja) 遊技機
JP5721154B1 (ja) 遊技機
JP6452213B2 (ja) 遊技機
JP2017209252A (ja) 遊技機
JP6349524B2 (ja) 遊技機
JP6769617B2 (ja) スロットマシン
JP2018110807A (ja) 遊技機
JP6745140B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170616

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170628

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200630