JP2017205292A - 画像ファイル作成方法、画像ファイル作成プログラム及び画像ファイル作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】細胞等組織そのものの画像等のデータとこの細胞等組織、処置、採取に関連する画像等のデータとを関連付けて記録することにより、複数の機関、設備等において、細胞等組織の情報を簡単に参照可能とする。
【解決手段】 画像ファイル作成方法は、生体を撮像する撮像ステップと、上記生体に関連する処置を検出する処置検出ステップと、上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、を具備する。
【選択図】図1
【解決手段】 画像ファイル作成方法は、生体を撮像する撮像ステップと、上記生体に関連する処置を検出する処置検出ステップと、上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、を具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、作業を確実、効率的に支援する画像ファイル作成方法、画像ファイル作成プログラム及び画像ファイル作成装置に関する。
近年、内視鏡等の医療用画像機器の高画質化が進み、組織が明瞭に視認できるようになり、手術や処置、検査の確実性が向上している。
ところで、得られた医療画像は、各種用途のために記録される。この場合には、記録画像がどのような画像来歴であるかを管理する必要がある。そこで、検査や処置、治療等が行われて、医療画像が記録される場合には、検査等の対象の患者と医療画像とを対応付けて、記録を行うようになっている。
例えば、医療画像中に、医療機関発行の診察券や健康保険情報などで患者を特定する患者IDの表示を重畳し、患者IDが重畳された状態の医療画像を記録することがある。また、例えば、医療画像と患者ID等の情報とを対応付けて記録することもある。
このように、検査対象となった患者と当該患者に関する医療画像とは対応付けられて記録されており、記録された医療画像がどの患者のものかを簡単に知ることができるようになっている。
ところで、内視鏡等を用いて内部の組織を取り出したり、皮膚の組織を採取したりして生検や血液検査など、医療現場とは異なる施設等でそれらの検査が行われることもある。この生検によって得られた検体は検査機関、施設に送られ、これら検査機関等において顕微鏡検査や試薬を使った等のさらなる検査が行われる。なお、特許文献1においては、検体に関する情報を観察像と共にディスプレイに表示する装置が開示されている。
しかしながら、内視鏡画像等と患者とは関連付けられてたとしても、検体と検体の取得時に撮影して得た内視鏡画像とは関連付けられていない。このため、検査機関における検体の検査時に、当該検体等の取得時に撮影した内視鏡画像等を簡単に確認することはできないという問題があった。
本発明は、採取された細胞等被検体とこの細胞等被検体採取に関連する画像等のデータとが関連付けられるような記録をすることにより、複数の医療機関、検査機関等において、関連する画像を簡単に参照可能にすることができる画像ファイル作成方法、画像ファイル作成プログラム及び画像ファイル作成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による画像ファイル作成方法は、生体を撮像する撮像ステップと、上記生体に関連する処置を検出する処置検出ステップと、上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、を具備する。
また、本発明の一態様による画像ファイル作成プログラムは、コンピュータに、生体を撮像する撮像ステップと、上記生体に関連する処置を検出する処置検出ステップと、上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、を実行させる。
また、本発明の一態様による画像ファイル作成装置は、生体を撮像する撮像部と、上記生体に関連する処置を検出する処置検出部と、上記処置検出部による検出結果に従って、上記撮像部で得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成部と、を具備する。
本発明によれば、細胞等組織そのものの画像等のデータとこの細胞等組織、処置、採取に関連する画像等のデータとを関連付けて記録することにより、複数の機関、設備等において、細胞等組織の情報が簡単に参照可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1乃至図4は本発明の一実施の形態に係る画像ファイル作成方法を実現する医療システムを示すブロック図である。
本実施の形態は、細胞や細胞その他組織に関する画像を扱う複数の医療機関等において生体関連確認や処理を支援するものである。複数の医療機関等としては、例えば、生検(患部等の一部を顕微鏡やその他の方法でさらに調べるために、生体等から器具等で取り出す処置や作業を以下、このように記す)等により組織や細胞を取得、採取したり、処理された細胞を移植する病院等の医療機関だけでなく、細胞取得時において撮像されて記録された画像を管理する管理システムが構築されている管理機関、検体(上記生検等で、患部等から得られた組織の一部、細胞等の被検査物の、いわゆる臨床検体について、様々な方法で成分を分析したり、微生物、その他の有無等の検査を行うことを以下、このように記す)等の組織や細胞を検査、観察、培養する検査機関、細胞に関する研究を行う研究機関等を含む。もちろん、取り出す時の対象物(採取物)は、生体の組織や細胞に限定されるものではなく、取り出し後、さらに調べる対象物は検体のみならず、取りだされた異物、成分その他でもよい。つまり、上記、採取時の画像と、取り出されたものをさらに検査、観察、処理等した画像が簡単に関連づけられる事が重要である。
本実施の形態においては、複数の医療機関等においてネットワークを構築し、組織、細胞に関する画像を一元管理し、各医療機関等において、一元管理された画像を利用できるようにする。これにより、各医療機関等において生体関連検査、処置、作業、処理等を効率的に支援することができ、例えば、検体の検査時の管理や検索性、検査の確実性や安全性を確保しやすくなる。さらには、取得した組織を培養して再生医療に活用したり、薬品の開発、検査などに活用したりするといった応用が着目されており、取得した採取物の採取時の来歴が管理できることは非常に重要である。
本実施の形態における生体関連装置は、医療機関等において用いられる装置であり、例えば、医療行為を行う臨床医等によって検査等に用いられる装置だけでなく、医療行為の結果得られた細胞及び画像を管理する管理システムを構成するサーバ等の装置や取得された細胞を検査する検査機関の検査装置等を含む。また、例えば、検査機関や研究機関等において、細胞など採取物を処理、検査する場合には、このような検査機関や研究機関等の各種装置も生体関連装置に含むものとする。即ち、本実施の形態においては、組織、細胞等に関する処理及びその組織、細胞等の処理時の画像(医療画像)を記録し、管理し、再生する処理を生体関連処理というものとし、生体関連処理を行う装置を生体関連装置というものとする。本実施の形態においては、医療機関等に設置された生体関連装置は、専用設備連携、インターネット等のネットワークを介して相互に情報の授受が可能であることが望ましい。
なお、図1乃至図4では、例えば生体関連装置として、患者に対する生検を行う例えば臨床医が操作する検体取得装置、臨床医によって取得された医療画像を管理する管理システムを構成する画像管理装置、画像管理装置によって管理されている画像ファイルを編集可能な情報端末及び臨床医によって取得された検体を検査する検査機関の検査装置を例に説明する。図1乃至図4の生体関連装置は、1つの医療機関等に設けられている場合であってもよく、また、異なる複数の医療機関等に配置されているものであってもよい。
図1は生体関連装置として検体取得装置10を示すブロック図である。図1の検体取得装置10は、例えば、病院において臨床医が操作する装置である。図1の検体取得装置10としては、針やピンセットやメスなどの検体を採取する処置具だけでなく、体内であれば、内視鏡システムや、特殊なスコープシステム、それに関連、付随、連携する処置具であって検体を採取できるものを採用してもよい。
近年では、粘度のあるものに組織を付着させて採取したりもしている。こうした装置、器具、消耗品など専用製品の、生体等に対する使用を、大まかに処置と呼ぶことにしている。つまり、こうした装置、処置具の利用を検出することは、それぞれの機器が有するID情報などを利用したり、その装置、処置具の画像の特徴判定結果を利用したり、さらには、製品に貼られたシールの文字データや画像パターン信号の判定で可能となっている。また、名称や略称を音声などで検出し解析することによっても、いかなる処置がなされたかの判定が可能である。これらは、両方利用してもよく、特定条件が合致した時刻に従って、生体から採取物などサンプル取得がなされたタイミングを判定すれば良い。
細胞取得、または組織採取する装置としての検体取得装置10は駆動部16を有している。駆動部16は、処置部16aを有しており、処置部16aは被検体内の細胞を取得することができるようになっている。例えば、処置部16aは、内視鏡の挿入部内の処置具チャンネルに挿通された生体鉗子等の処置具によって構成することができる。駆動部16は、鉗子等の処置部16aを駆動する図示しない駆動機構を有していてもよい。駆動は、アクチュエータで行われたり、操作者の握力等の人力が遠隔に伝達されて作用したりする。また、取得したものを吸引する機構の駆動を行っても良い。
検体取得装置10は画像入力部12を有している。画像入力部12は、被検体の撮像画像を取得することができる。特に画像入力部12は、処置部16aによる被検体の細胞等組織や採取物取得時における被検体の撮像画像(以下、細胞取得時画像という)を取得することができるようになっている。例えば、画像入力部12は、撮像用の光学系や撮像素子からなり、処置部16aが細胞等組織や採取物を取得する様子を撮影した動画像又は静止画像を細胞取得時画像として取得することができる。検体取得装置10は画像入力部12を有していると書いたが、連携した制御が可能であれば、これらは別体であってもさしつかえない。
画像入力部12は例えば図示しない内視鏡の挿入部先端に設けられたCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を用いた撮像部によって構成されていてもよいし、内視鏡の場合、先端でなくとも、専用の光学系等で導かれた画像を撮像素子で取得するものでもよいし、内視鏡以外の専用スコープに取り付けた撮像部や、処置を行う人や補助者が身につけたウエアラブル撮像部で置き換える事も出来る。また、画像入力部12は、超音波を発射して集音した結果を画像化した画像を取得してもよい。画像入力部12は、内視鏡挿入部が挿入された被検体内で、処置部16aが組織、細胞等を取得する際の画像を撮像して撮像画像データを制御部11に出力することができるようになっていてもよい。画像入力部12は、上記検体取得装置10と連携していればよいが、例えば、医師などがウェアラブルカメラ等の機器を頭部などに付けた場合、これを画像入力部とする。つまり、医師や歯科医師、検査者が皮膚や口腔内、耳鼻咽喉内で得た被検物採取時に見たのに準じた採取時の採取状況を示す画像が得られる。この画像によって、医師が処置等に専念しながら、手間のかかる記録作業に気を取られることなく採取物取得状況が記録できる。画像は様々な情報を有するので、この画像情報を解析し、あるいは時間情報と関連づけて、処置の内容や経緯の判断が可能となる。使っている装置、処置具が持つ専門性に応じて、生体のどの部位の被検物が採取されたかなども判定が可能となる。例えば、公知の内視鏡挿入形状観測装置に採用される磁気コイル等や生体の3次元形状モデル画像等を用いて、生体に対する挿入部先端の位置を求めて検体の採取部位を判定してもよく、また、撮像部による観察方向を特定することで、画像解析を利用して採取部位を判定してもよい。
制御部11は、検体取得装置10の各部を制御することができるようになっている。制御部11は、FPGA(Field Programmable Gate Array)によって構成されていてもよく、また、図示しないCPU等のプロセッサによって構成されて、図示しないメモリに保持されたプログラムに従って、特定の回路などと連携したりして動作するものであってもよい。
駆動部16は、例えば内視鏡挿入部の湾曲部を湾曲させる駆動機構を有していてもよい。操作部13は、ユーザ操作を受け付けて、ユーザ操作に基づく操作信号を制御部11に供給するようになっている。これにより、制御部11は、ユーザ操作に応じて駆動部16を制御して、被検体内の撮像方向を変化させることができるようになっていてもよい。例えば、ユーザ操作によって、撮像素子が配設された内視鏡挿入部をユーザ操作に応じた湾曲方向に湾曲させることができるようになっていてもよい。撮像方向を変えるのは湾曲にこだわるものではなく、湾曲部を方向変更部と表現してもよい。
画像入力部12には方向判定部12aが設けられている。方向判定部12aは、撮像時の撮像方向や視野方向を判定して判定結果を制御部11に出力することができるようになっている。例えば、方向判定部12aは、方向変更部の変更した撮像方向や湾曲部の湾曲角度をスイッチやセンサ、エンコーダの出力を制御部で判定したり、公知の内視鏡挿入形状観測装置に採用される磁気コイル等を用いて撮像方向を判定してもよい。
制御部11にはファイル作成部11aが設けられている。ファイル作成部11aは、画像入力部12によって取得された画像データや様々な撮影付随情報を所定の規則でファイル化することができるようになっている。なお、ファイル作成部11aが作成した画像ファイルをOMファイルとここでは呼ぶ。ファイル作成部11aは、作成した画像ファイルを記録部14に与えて記録させることができるようになっている。
このファイル化に際して、ファイル作成部11aは、画像がどのような画像であるかを示す関連情報を画像ファイルに付与して記録することができるようになっている。これが、画像に対して、様々な補助情報を与え、この画像を共通して参照可能とすれば、機器を超えた情報の連携が可能となる。ファイル作成部11aは、関連情報として画像と細胞との関連を示す情報を記録することができる。例えば、関連情報としては、画像がいずれの患者のいずれの部位の画像であるかや、いずれの内視鏡のいずれの処置具によって取得されたものであるかの情報等を含む。装置、処置具に応じて被検物採取の部位や被検物の特徴などが判定可能なので、詳細検査時には、この結果を利用した検査が可能となる。また、生検によって取得された細胞(検体)の検査では、細胞取得時や検査開始時等の時間関係も重要であることから、関連情報としては、組織等の採取生検が行われた時間の情報も含まれる。また、生検用の組織等採取を行った臨床医に関する情報や病院名等の情報も関連情報と考えられる。要するに、関連情報としては、採取した細胞など組織、その他の被検体そのもの及びこの採取した細胞など組織、その他被検体取得時の画像を扱う各医療機関等において有益と考えられる各種情報を含めることができる。
関連情報のうち、検体に関する情報、即ち、検体の採取時、検査時、観察時、培養時等の検体に対する処置時に関する各種情報を検体情報というものとする。検体情報を画像ファイルに付与することにより、検体に対する各種処置時に有用な情報を得ることができる。
関連情報のうち、検体に関する情報、即ち、検体の採取時、検査時、観察時、培養時等の検体に対する処置時に関する各種情報を検体情報というものとする。検体情報を画像ファイルに付与することにより、検体に対する各種処置時に有用な情報を得ることができる。
なお、関連情報は、採取した細胞など組織、その他被検体に関する処理を行う場合以外でも有効な情報であり、画像ファイル化する全ての画像に関連情報を付加して画像ファイルを作成してもよい。また、ファイル作成部11aは、作成する画像ファイルのうち細胞など被検体取得時画像のみに関連情報を付加するようにしてもよい。
ファイル作成部11aは、画像ファイルが細胞など組織、その他被検体取得時画像に基づくものである場合には、細胞など組織、その他被検体取得時画像であることを示す情報、例えば生検フラグを画像ファイルに付加するようになっている。この生検フラグも上述した検体情報である。例えば、ファイル作成部11aは、関連情報中に、検体情報として生検フラグや処置フラグを含めるようにしてもよい。これは、画像の変化を解析して、特定の器具や処置具の特定の形状変化や動きを判定して生成してもよいし、機器の特定の操作を判定したり、出血などを判定したりして、これらを情報として付与しても良い。さらに、マイクで得られた医師の声などを音声認識して分析したりして生成してもよい。また、患者の声なども、診断、検査時の参考となる。このような情報も記録しておくと、その採取物の特定や術後の治療、さらなる検査に寄与することが可能である。医療機器は、患部によって細かい専門化が進んでいるので、機器や装置や、そのアクセサリ情報を付与しておくことで、患部の特定などが可能となる。
さらには、術者等が操作部13を操作して画像入力部12による画像取得のタイミングを指示することも可能である。この場合には、ファイル作成部11aは、術者による指示によって、画像入力部12によって取得された画像を細胞取得時画像であるとして画像ファイルを生成することが可能である。
更に、本実施の形態においては、内視鏡による動画撮影時において、連続的に撮影した画像から検体取得時の画像を自動的に検出して検体取得時の画像ファイルを作成することも可能である。この検出のために、処置検出部としての検体状況判定部11bが設けられている。検体状況判定部11bは、処置部16aの動作によって検体取得時を判定してもよい。また、検体状況判定部11bは、画像入力部12からの撮像中の画像の画像解析によって検体取得時を判定してもよい。例えば、検体状況判定部11bは、ポリープ等の画像部分を画像認識によって検出し、当該画像部分からポリープ等の画像特徴が無くなる変化が生じたことによって、検体取得時と判定してもよい。
つまり上記、ポリープなど被観察体を採取する際の生体に対する処置を判定するためには、画像特徴判定部を有し、上記画像特徴判定部は上記撮像ステップで得られた画像から、特定の画像特徴やその経時変化を判定して、上記処置を判定するようにすれば良い。また、このような画像特徴によって、撮像ステップで得られた画像から、処置具の画像特徴または生体組織の画像特徴を判定する時には、そのための画像特徴データベースを参照可能にしておく事が好ましい。これは、装置の中になくても良いが、装置の中の記録部に記録されていてもよい。音声に関しても同様であり、画像も音声も特徴判定部は、装置内蔵でも外部にあるものを連携して使えるようにしてもよい。こうした検体採取時の情報が付けられた画像ファイルによって、生体から取りはずられ、この生体とは離れた場所で別の機関等で検査される検体検査時に必要な画像抽出が容易になり、検体検査時の正確さが増す。装置が電子化されることによって、生体を撮影した画像は無数にあることから、このような被検物採取時の工夫が重要となる。
つまり上記、ポリープなど被観察体を採取する際の生体に対する処置を判定するためには、画像特徴判定部を有し、上記画像特徴判定部は上記撮像ステップで得られた画像から、特定の画像特徴やその経時変化を判定して、上記処置を判定するようにすれば良い。また、このような画像特徴によって、撮像ステップで得られた画像から、処置具の画像特徴または生体組織の画像特徴を判定する時には、そのための画像特徴データベースを参照可能にしておく事が好ましい。これは、装置の中になくても良いが、装置の中の記録部に記録されていてもよい。音声に関しても同様であり、画像も音声も特徴判定部は、装置内蔵でも外部にあるものを連携して使えるようにしてもよい。こうした検体採取時の情報が付けられた画像ファイルによって、生体から取りはずられ、この生体とは離れた場所で別の機関等で検査される検体検査時に必要な画像抽出が容易になり、検体検査時の正確さが増す。装置が電子化されることによって、生体を撮影した画像は無数にあることから、このような被検物採取時の工夫が重要となる。
ファイル作成部11aは、検体状況判定部11bから検体取得時の判定結果が得られると、画像入力部12からの撮像画像を細胞取得時画像として画像ファイル化してもよい。例えば、ファイル作成部11aは、検体取得時点を含む所定期間の内視鏡動画像を細胞取得時画像として画像ファイル化してもよく、また、検体取得時直前及び検体取得時直後の少なくとも一方の静止画像を細胞取得時画像として画像ファイル化してもよい。
こうして、ファイル作成部11aは、内視鏡による動画像の撮影時に、動画像を動画ファイルとして記録部14に記録しながら、細胞取得時画像を関連情報と共に画像ファイル化することができる。
ここまで説明したように、被検体採取時(採取前でも採取後でも採取中であってもよい)の生体を撮影すれば、生体から分離されてしまった後の被検体の来歴を画像データとしても記録しておけば(データとしてではなく、補助情報付きファイルであってこそ有効となる情報もある)、検査判断やその後の処置にも重要であるという考え方であるから、この本発明は、生体を撮像する撮像ステップと、上記生体に関連する処置を検出する処置検出ステップと、上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、を具備したことを特徴とする画像ファイル作成方法として表すことが出来る。以下、内視鏡検査で検体を採取して、その検体を細胞検査ステップに送る技術を、特に詳しく記載した形で、さらに説明を続ける。
ここまで説明したように、被検体採取時(採取前でも採取後でも採取中であってもよい)の生体を撮影すれば、生体から分離されてしまった後の被検体の来歴を画像データとしても記録しておけば(データとしてではなく、補助情報付きファイルであってこそ有効となる情報もある)、検査判断やその後の処置にも重要であるという考え方であるから、この本発明は、生体を撮像する撮像ステップと、上記生体に関連する処置を検出する処置検出ステップと、上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、を具備したことを特徴とする画像ファイル作成方法として表すことが出来る。以下、内視鏡検査で検体を採取して、その検体を細胞検査ステップに送る技術を、特に詳しく記載した形で、さらに説明を続ける。
記録部14は、所定の記録媒体によって構成することができ、ファイル作成部11aからの画像ファイルを記録することができるようになっている。また、記録部14は、機器ID記録部14a及び患者ID記録部14bを有している。機器ID記録部14aは、検体取得装置10や処置部16aを特定する識別情報(機器ID)を保持し、患者ID記録部14bは、被検体である患者を特定する識別情報(患者ID)を保持する。制御部11は機器ID及び患者IDを記録部14から読出すことができ、ファイル作成部11aは関連情報として機器ID及び患者IDの情報を含めることができる。
検体取得装置10には表示部18が設けられている。表示部18は、例えば、LCD等によって構成されていてもよく、制御部11から与えられた画像を図示しない表示画面上に表示するようになっている。例えば、表示部18は、画像入力部12によって取得されている画像や制御部11が記録部14から読み出した画像ファイルに基づく再生画像を表示することができる。
表示部18には補助表示部18aが設けられている。補助表示部18aは、制御部11から与えられた画像上に補助表示を重畳表示させた画像を表示部18の表示画面上に表示させることができるようになっている。例えば、補助表示部18aは、機器IDや患者ID等の情報や他の関連情報に基づく情報表示を補助表示として表示させることができるようになっている。
検体取得装置10には、時計部19が設けられている。時計部19は時間情報を発生して制御部11に出力することができるようになっている。これにより、ファイル作成部11aは、関連情報として検体取得時の時間情報を生成することができる。
検体取得装置10には通信部15が設けられている。通信部15は制御部11に制御されて、図示しないネットワーク上の画像管理装置20(図2参照)にアクセスすることができるようになっている。通信部15は、制御部11から送信データが与えられて、送信データをネットワーク上の画像管理装置20に送信すると共に、ネットワーク上の画像管理装置20からの受信データを制御部11に供給するようになっている。
図2及び図3はそれぞれ生体関連装置として管理システムを構成する画像管理装置20又は情報端末30を示すブロック図である。管理システムは、画像管理装置20及び情報端末30によって構成される。
画像管理装置20は、画像ファイルをデータベース化して保持するファイルサーバであり、図2に示すように、制御部21、通信部22、記録部23及び操作判定部24によって構成される。
制御部21は、画像管理装置20の各部を制御する。制御部21は、図示しないCPU等のプロセッサによって構成され、図示しないメモリに記憶されたプログラムに従って動作するものであってもよい。通信部22は、制御部21に制御されて、ネットワークに接続された各医療機関等の生体関連装置に接続され、これらの生体関連装置からのデータを受信すると共に、制御部21からのデータを各生体関連装置に送信することができるようになっている。
記録部23は、所定の記録媒体によって構成されており、制御部21に制御されて、各医療機関等からの画像ファイルを記録するようになっている。制御部21は、記録部23に記録されている画像ファイルを読み出して、通信部22を介して各医療機関等の生体関連装置に送信することができるようになっている。
操作判定部24は、通信部22を介して情報端末30からの操作情報が入力され、操作情報によって指定された制御を制御部21に指示するようになっている。これにより、制御部21は、情報端末30からの情報に従って、画像ファイルの読み出し、修正、更新、書き込み等だけでなく、画像ファイルを新規に作成して記録することができるようになっている。例えば、画像管理装置20は、記録部23に蓄積されている画像ファイルを読出し、読出した画像ファイルに対して生検フラグ(患部等の一部を顕微鏡などでさらに異なる方法で調べるために器具等で取り出す処置、作業に関係した画像ファイルである旨を識別可能な信号等)を追加したり、読出した画像ファイルに基づいて、新たな情報を追加又は修正した新たな画像ファイルを作成することもできる。
また、検体取得装置10において付与できる関連情報には限りがある。そこで、画像管理装置20は、関連情報が付与されている検体取得時の画像や既に関連情報が付与されている検体取得時の画像に対して、関連情報を新規又は追加で設定することができるようになっている。
画像管理装置20の記録部23に対するアクセスは図3に示す情報端末30によって行うことができる。情報端末30は、画像管理装置20に記録されているデータの読み出し、修正、更新、書き込み、新規作成等を行うためのものであり、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の各種情報端末装置によって構成することができる。なお、情報端末30は、画像管理装置20と共に管理システムを構成するものであるが、ネットワークを介して画像管理装置20と接続可能であればよく、1又は複数の医療機関等に配置することができる。
情報端末30の制御部31は、情報端末30の各部を制御する。制御部31は、図示しないCPU等のプロセッサによって構成され、図示しないメモリに記憶されたプログラムに従って動作するものであってもよい。
情報端末30には通信部32が設けられている。通信部32は、制御部31に制御されて、画像管理装置20の通信部22との間で情報の授受を行うことができるようになっている。文字入力部33は、制御部31に制御されて、ユーザ操作に基づく文字情報を入力する。音声入力部34は、制御部31に制御されて、ユーザ操作に基づく音声情報を入力する。制御部31はディクテーション部31aを有しており、ディクテーション部31aは、入力された音声情報を音声認識してテキスト情報を生成する。
表示部35は、制御部31に制御されて、図示しない表示画面上に制御部31からの画像を表示する。例えば、制御部31は、画像管理装置20から読み出した画像ファイルに基づく画像を表示部35の表示画面上に表示させることができる。この場合には、制御部31は、読み出した画像ファイルに対応する関連情報に基づく情報表示を表示画面上に表示させることもできるようになっている。
例えば、制御部31は、表示画面上に検体取得時の画像を表示させることもできる。更に、制御部31は、読出した画像ファイルに含まれる関連情報に基づいて、文字入力部33からの情報又は音声入力部34からの情報に基づいて、修正追加を行った関連情報を生成して、読出した画像ファイルを元に新たな画像ファイル(以下、OIファイルともいう)を作成することができるようになっている。即ち、OIファイルは、画像管理装置20の記録部23に記録されている画像ファイル(例えばOMファイル)を元に作成されたファイルである。
なお、制御部31は、OMファイルを元に新たなOIファイルを作成するものと説明したが、制御部31は、文字入力部33からの情報又は音声入力部34からの情報に基づいて、OMファイルを修正したり、追加したりすることで、関連情報を更新したOMファイルを得るようになっていてもよい。
図1の検体取得装置10には、検体状況判定部11bが設けられており、検体取得時の画像が関連情報と共に画像ファイル化されている。しかしながら、検体状況判定部11bにおいて検体取得時の検出に失敗する場合もあり、また、検体状況判定部11bを有していない内視鏡により撮像された画像が記録部23に蓄積されていることもある。このような画像ファイルについては、細胞取得時画像であっても生検フラグが付与されていない場合も考えられる。
このような場合には、情報端末30によって作成されるOIファイルに、生検フラグを付与することができる。例えば、制御部31は、表示部35の表示画面上に、検体取得時の画像であるか否かが不明の画像を表示させることも可能である。生検フラグが付与されていない画像であっても、操作者は、表示画面上の画像を見ることで、検体取得時の画像であるか否かを判断することができる。この場合には、操作者は、文字入力部33又は音声入力部34により、表示中の画像が検体取得時の画像であることを示す情報を入力することができる。制御部31はこのような情報入力が行われると、表示中の画像を検体取得時の画像として特定する情報(例えば生検フラグ)を画像ファイルに付加する。
画像ファイルは、その他、様々なデータを特定のフォーマットで整理して記録可能なので、画像そのもののみならず、患者ID情報、病院ID情報、担当医師ID情報、装置、処置具のID情報、採取日時情報や、装置、処置具から決まる採取部位(臓器)情報、採取位置等の不随情報がワンパッケージ化されていて、一括して活用するのに便利である。画像は人間が識別可能な情報量が多いので、検索性にもすぐれ、患者や病院を特定して、求められる検査をどこまで時間をかけて、どれだけ行うかなどの判定に使ったりもできる。また、精密検査後も、検査対象と検査結果の関係は一元管理されていた方が、医師や専門家にとっても判断がしやすい。
画像ファイルは、その他、様々なデータを特定のフォーマットで整理して記録可能なので、画像そのもののみならず、患者ID情報、病院ID情報、担当医師ID情報、装置、処置具のID情報、採取日時情報や、装置、処置具から決まる採取部位(臓器)情報、採取位置等の不随情報がワンパッケージ化されていて、一括して活用するのに便利である。画像は人間が識別可能な情報量が多いので、検索性にもすぐれ、患者や病院を特定して、求められる検査をどこまで時間をかけて、どれだけ行うかなどの判定に使ったりもできる。また、精密検査後も、検査対象と検査結果の関係は一元管理されていた方が、医師や専門家にとっても判断がしやすい。
なお、制御部31は、ユーザ操作に基づいて、生検フラグが付与されている画像ファイル(OMファイル)から生検フラグを削除した画像ファイル(OIファイル)を生成することも可能である。また、制御部31は、OMファイル中に生検フラグが付与されている場合でも、OIファイル作成時に新たに生検フラグを追加付与してもよい。例えば、OMファイルとOIファイルとで生検フラグの付与に相違がある場合には、OIファイルの生検フラグを有効と判断する運用も可能である。
また、制御部31は、検体状況判定部31bを有している。検体状況判定部31bは、検体状況判定部11bと同様の動作により、表示部の表示画面に表示中の動画像から検体取得時の画像を判定してもよい。これにより、画像管理装置20の記録部23に記録されている画像ファイルが細胞取得時画像であるにも拘わらず生検フラグが付与されていない場合でも、画像認識によって自動的に生検フラグを付与した画像ファイル(OIファイル)を作成することが可能である。また、検体状況判定部31bは、文字入力部33又は音声入力部34において、細胞取得時画像であることを示す情報が入力された場合には、文字入力部33又は音声入力部34からの情報を解析することで細胞取得時画像であることを判定して、自動的に生検フラグを付与した画像ファイル(OIファイル)を作成することができるようになっている。例えば、操作者が、「生検」や「検体取得」等の言葉を発生することによって、表示中の画像が細胞取得時画像であることを判定してもよい。
制御部31は、検体状況判定部31bから検体取得時の判定結果が得られると、表示中の撮像画像を検体取得時の画像として画像ファイル化してもよい。例えば、制御部31は、撮像中の画像のうち検体取得時点を含む所定期間の内視鏡動画像を検体取得時の画像として新たに画像ファイル化してもよく、また、検体取得時直前及び検体取得時直後の少なくとも一方の静止画像を検体取得時の画像として新たに画像ファイル化してもよい。
本実施の形態においては、検体取得装置10によって取得された検体の検査機関への送付に際して、情報端末30を用いて、送付される検体と細胞取得時画像とを対応付ける情報を細胞取得時画像に基づく画像ファイルに付加することができるようになっている。例えば、送付される検体を識別する識別情報(検体ID)を設定し、この検体IDを画像ファイルに付加するようにしてもよい。例えば、制御部31は、関連情報中に検体IDの情報を付加した画像ファイル(OIファイル)を作成する。
なお、画像管理装置20の制御部21は、情報端末30からの指示に従ってOMファイルを更新した場合には、更新したOMファイルを、各医療機関等の生体関連装置に送信して、生体関連装置内のデータを更新するようになっていてもよい。
図4は生体関連装置として検体検査装置40を示すブロック図である。図4の検体検査装置は、例えば、検査機関において検査技師が検体の検査のために操作する装置である。図4の検体検査装置40としては電子顕微鏡を採用してもよい。
制御部41は、検体検査装置40の各部を制御することができるようになっている。制御部41は、図示しないCPU等のプロセッサによって構成されて、図示しないメモリに保持されたプログラムに従って動作するものであってもよい。
細胞検査装置としての検体検査装置40は画像入力部42を有している。画像入力部42は、図示しないテーブルに載置された検体を撮像し、撮像画像を取得することができるようになっている。画像入力部42は、例えば図示しないCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子によって被検体の撮像画像を取得するものであってもよい。画像入力部42は検体の撮像画像を制御部41に出力する。
駆動部46は、検体が載置されるテーブルを水平方向及び垂直方向に駆動することができるようになっている。駆動部46は、テーブルの駆動量の情報を制御部41に出力する。これにより、制御部41は、テーブル上に載置された検体のいずれの領域が撮像されているかを把握することができるようになっている。
制御部41にはファイル作成部41aが設けられている。ファイル作成部41aは、画像入力部42によって取得された画像をファイル化することができるようになっている。ファイル作成部41aは、作成した画像ファイルを記録部44に与えて記録させることができるようになっている。
記録部44は、所定の記録媒体によって構成することができ、ファイル作成部41aからの画像ファイルを記録することができるようになっている。また、記録部44には、検体ID記録部44a及び患者ID記録部44bを有しており、検体ID記録部14aは、検査対象の検体IDを保持し、患者ID記録部14bは、検査対象の検体を取得した患者の患者IDを保持する。
操作部43は、ユーザ操作を受け付けて、ユーザ操作に基づく操作信号を制御部41に供給するようになっている。これにより、制御部41は、ユーザ操作に応じて駆動部46を制御して、テーブルを移動させることができるようになっていてもよい。また、操作部43によって、検体ID及び患者ID等を入力することができるようになっていてもよい。これらの検体ID及び患者ID等の情報は、制御部41によって記録部44の検体ID記録部44a又は患者ID記録部44bに与えられて記録されるようになっている。なお、操作部43によって検査対象の検体に関する各種情報を入力することで、制御部41が入力された各種情報を記録部23に記録するようになっていてもよい。
なお、操作部43は、バーコード読み取り機能を有していてもよい。例えば、検体を収納するパッケージ等に検体IDを示すバーコードが付加されている場合には、操作部43によってこのバーコードを読み取ることで、検体IDを取得することが可能である。操作部43によって読み取れた検体IDは、検体ID記録部44aに記録される。
検体検査装置40には通信部45が設けられている。通信部45は制御部41に制御されて、ネットワーク上の画像管理装置20にアクセスすることができるようになっている。通信部45は、制御部41から送信データが与えられて、送信データを画像管理装置20に送信すると共に、画像管理装置20からの受信データを制御部41に供給するようになっている。こうして、制御部41は、画像管理装置20の記録部23に記録されている画像ファイルを受信することができるようになっている。制御部41は、受信した画像ファイルを記録部44に与えて記録することができるようになっている。
制御部41は、検体ID記録部44aに記録された検体IDや患者ID記録部44bに記録された患者IDの情報等に基づいて、画像管理装置20から読出す画像ファイルを指定することができるようになっている。これにより、検査対象の検体に関する画像、例えば、検査対象の検体取得時の画像を含む画像ファイルをネットワークを介して取り込むことができるようになっている。
ファイル作成部41aは、画像管理装置20からダウンロードした画像ファイル(OIファイル)に基づく画像と、画像入力部42からの撮像画像とを含む新たな画像ファイルを作成することができる。更に、ファイル作成部41aは、操作部43のユーザ操作に基づいて、ダウンロードした画像ファイル中の関連情報を含む新たな関連情報を生成し、作成した画像ファイルに付加することができるようになっている。ファイル作成部41aは、新たに作成した画像ファイル(以下、OSファイルという)についても記録部44に与えて記録させることができる。
更に、制御部41は、ファイル作成部41aによって作成されたOSファイルを通信部45を介してネットワーク上の画像管理装置20に送信することができるようになっている。これにより、画像管理装置20の記録部23には、OSファイルが記録される。なお、ファイル作成部41aは、新たな画像ファイル(OSファイル)を作成することなく、画像管理装置20からダウンロードしたOIファイルを、画像入力部42からの撮像画像及び操作部43のユーザ操作に基づく関連情報によって修正するようにしてもよい。
検体検査装置40には、時計部49が設けられている。時計部49は時間情報を発生して制御部41に出力することができるようになっている。これにより、ファイル作成部41aは、関連情報として検体検査時の時間情報を生成することができる。ファイル作成部41aによって新たに追加される関連情報としては、検査日や検査結果の情報等を含んでいてもよい。
検体検査装置40には表示部48が設けられている。表示部48は、例えば、LCD等によって構成されていてもよく、制御部41から与えられた画像を図示しない表示画面上に表示するようになっている。例えば、表示部48は、ダウンロードしたOIファイルに基づく画像及び画像入力部42によって取得されている画像を表示することができる。
表示部48には補助表示部48aが設けられている。補助表示部48aは、制御部41から与えられた画像上に補助表示を重畳表示させた画像を表示部48の表示画面上に表示させることができるようになっている。例えば、補助表示部48aは、機器IDや患者ID等の情報や他の関連情報に基づく情報表示を補助表示として表示させることができるようになっている。
なお、情報端末30は、画像管理装置20の制御部21に指示を与えて、記録部23に記録されているOSファイルを読み出し、所定の修正を加えたOIファイルを作成することができるようになっている。このOIファイルについても画像管理装置20の記録部23に記録される。このように、情報端末30を用いることで、記録部23に記録されている各画像ファイルの編集が可能である。なお、制御部21は、情報端末30からの指示に従ってOSファイルを更新した場合には、更新したOSファイルを、各医療機関等の生体関連装置に送信して、生体関連装置内のデータを更新するようになっていてもよい。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図5A〜図5C、図6A〜図6D、図7乃至図9を参照して説明する。図5A〜図5Cは図1、図3及び図4の各生体関連装置を使用している様子を示す説明図であり、図6A〜図6Dは画面表示の例を示す説明図であり、図7乃至図10は実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
図7のステップS1において、検体取得装置10の制御部11は、術者により撮像が指示されているか否かを判定する。制御部11は、撮像が指示されていない場合には、ステップS12において情報取得操作を行う。例えば、制御部11は、操作部13の入力操作によって情報を取得してもよく、また、図示しない管理端末にアクセスして各種情報を取得してもよい。取得する情報としては、例えば患者IDや機器ID等の情報を含む。制御部11は、取得した情報を記録部14に与えて記録する。
検体取得装置10として、図5Aに示す操作部10b及び挿入部10cにより構成される内視鏡を採用する例について説明する。図5Aに示すように、臨床医51は内視鏡の挿入部10cを、ベッドに横たわった患者52の口から体内に挿入する。臨床医51は内視鏡の操作部10bを把持して、患者52の被検体内部の撮影を行う。内視鏡による撮像画像は、ケーブル10dを介して検体取得装置10の筐体10a内に収納された制御部11に供給される。術者が撮像操作を行うと、制御部11は、ステップS1からステップS2に処理を移行して、撮像画像を記録部14に与えて、取得した情報や画像の仮記録を開始する。また、制御部11は、表示部18の表示画面18b上に撮像画像や取得した各種情報を表示する。各種情報としては患者IDや検査に関する情報を採用してもよい。また、表示する情報として関連情報を含めてもよい。
制御部11は、ステップS3において、湾曲操作が行われたか否かを判定する。湾曲操作が行われると、制御部11は、駆動部16を制御して、操作に応じて挿入部10cを作動させる(ステップS4)。挿入部10cの挿入操作や湾曲操作等により、挿入部10cに設けた撮像素子の方向や位置が変化すると、制御部11はこの変化を判定する(ステップS5)。
挿入部10cの被検体内への挿入中には生検は行われず、挿入部10cの移動が停止して、撮像範囲に変化が無くなった後に生検が行われるものと考えられる。検体状況判定部11bは、ステップS6において撮像結果が変化したか否かを判定し、ステップS7において撮像素子の方向及び位置変化の有無を判定する。検体状況判定部11bは、撮像素子の方向及び位置に変化がない場合であって、撮像画像中のポリープ等の画像部分に変化があったと判定した場合には、ステップS8に移行して、撮像画像中のポリープ等の画像部分の変化前の画像を細胞取得時画像として、記録部14に記録させる。
例えば、処置部16aは、挿入部10c内に挿通された生検鉗子により構成されており、術者がこの生検鉗子を操作することで、ポリープ等の検体を被検体内から取り出すものとする。そうすると、検体状況判定部11bは、ステップS6において、ポリープの画像部分に変化があったことを検出し、撮像素子の方向及び位置に変化がない場合には、ステップS8において、ポリープ等の検体除去前の撮像画像を細胞取得時画像として記録部14に記録する。
このように、生体(採取物の由来元)を撮像する撮像ステップと、上記生体(採取物の由来元)に関連する処置を検出する処置検出ステップと、上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体(採取物の由来元)に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体(採取物)情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、を具備したことを特徴とする画像ファイル作成方法を提供することで、採取物を利用した様々な検査の結果などの信頼性や検索性を上げることなどが出来る。また、採取時に使った装置、処置具から、どのような採取がなされたかがわかり、それに応じた処理を行っての組織の検査などが出来る。このような情報によって、生検時に使うべき装置、機器や手法などが指定、特定でき、信頼性を上げることができる。
このように、生体(採取物の由来元)を撮像する撮像ステップと、上記生体(採取物の由来元)に関連する処置を検出する処置検出ステップと、上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体(採取物の由来元)に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体(採取物)情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、を具備したことを特徴とする画像ファイル作成方法を提供することで、採取物を利用した様々な検査の結果などの信頼性や検索性を上げることなどが出来る。また、採取時に使った装置、処置具から、どのような採取がなされたかがわかり、それに応じた処理を行っての組織の検査などが出来る。このような情報によって、生検時に使うべき装置、機器や手法などが指定、特定でき、信頼性を上げることができる。
図5Aは表示部18の表示画面18b上に、細胞取得時画像が表示された状態を示している。制御部11は、図5Aに示すように、表示部18の表示画面18b上に撮像画像56を表示する。また、補助表示部18aは、表示画面81bの一部にタグT1として指定可能な各種情報55を表示する。なお、タグT1としては患者IDや検査に関する各種情報を採用してもよい。また、タグT1として関連情報を含めて表示してもよい。
ファイル作成部11aは、ステップS9において、細胞取得時画像に関連情報を付加して画像ファイル化する。この場合の関連情報には生検フラグが含まれる。なお、図7の例では、検体取得直前の撮像画像を細胞取得時画像として取得する例を示したが、検体取得直後の撮像画像を細胞取得時画像として取得するようにしてもよく、検体取得直前直後の複数の撮像画像を細胞取得時画像として取得するようにしてもよい。
この採取物の由来元(生体)を撮像した結果は、後から見て、どのような患部や病変のものであったか、あるいは、どのような健康具合であったかなどが分かるような画像が好ましい。採取物やその周りの色や形状に特徴が分かりやすいものを選択するようにしても良い。それには、その部位に典型的な形状や色などをデータベースに記録しておき、それとの比較を行い、類似性を参考にして選択すれば良い。画像内採取物の周りの色に最も変化のある画像や、輪郭などの変化点が多く、形状に情報量の多い画像を選んでも良い。または、生検などの被検物は、細胞単位の観察のため、染色やスライスなどで原形を留めなくなるので、画像内の採取物そのものの色に最も変化のある画像や、輪郭などの変化点が多く、形状に情報量の多い画像を選んでも良い。また、採取物の形状そのものが、特定の症例特有のものである場合があり、そのような症例を疑う検査の場合は、被検体採取前の画像であることが、その後の検査でも参考になる場合が多い。出血の有無などによって、検査の方法を変えたりも出来る。生検(組織採取)には、いくつかの方法があり、細胞を対象にした細胞診、組織を取り出す組織診を分け、組織診を生検として考える場合もあるが、ここではこれらを総称して「生検」として説明している。また、分泌物などからも細胞採取が出来るが、これも「生検」として含めるようにして説明を続ける。細胞診には、穿刺吸引という方法もあるが、より太い針で組織を採取するものに、針生検があり、外科的に採取するものに外科的生検がある。これは病変全体の組織像を観察でき、病変全体を推測して診断する針生検より確度が高いとされる。また、穿刺吸引細胞診でも、細胞像から病変全体を推測する必要があり、病変全体を見られるかどうかで、診断の方法が変わる点が重要である。穿刺吸引細胞診や針生検の結果、再検査が必要である場合もあり、こうした履歴情報があれば、トータルとして診断の確度が増す。つまり、検体情報を付与するステップとして、これらの生検のいずれの方式が選ばれたかという生検種別情報を判定するステップを有することが好ましい。これは使用された機器の形状を画像で判定したり、術の過程を画像から判定してもよく、後述のディクテーション技術で、医師の声から鑑定しても良い。
この採取物の由来元(生体)を撮像した結果は、後から見て、どのような患部や病変のものであったか、あるいは、どのような健康具合であったかなどが分かるような画像が好ましい。採取物やその周りの色や形状に特徴が分かりやすいものを選択するようにしても良い。それには、その部位に典型的な形状や色などをデータベースに記録しておき、それとの比較を行い、類似性を参考にして選択すれば良い。画像内採取物の周りの色に最も変化のある画像や、輪郭などの変化点が多く、形状に情報量の多い画像を選んでも良い。または、生検などの被検物は、細胞単位の観察のため、染色やスライスなどで原形を留めなくなるので、画像内の採取物そのものの色に最も変化のある画像や、輪郭などの変化点が多く、形状に情報量の多い画像を選んでも良い。また、採取物の形状そのものが、特定の症例特有のものである場合があり、そのような症例を疑う検査の場合は、被検体採取前の画像であることが、その後の検査でも参考になる場合が多い。出血の有無などによって、検査の方法を変えたりも出来る。生検(組織採取)には、いくつかの方法があり、細胞を対象にした細胞診、組織を取り出す組織診を分け、組織診を生検として考える場合もあるが、ここではこれらを総称して「生検」として説明している。また、分泌物などからも細胞採取が出来るが、これも「生検」として含めるようにして説明を続ける。細胞診には、穿刺吸引という方法もあるが、より太い針で組織を採取するものに、針生検があり、外科的に採取するものに外科的生検がある。これは病変全体の組織像を観察でき、病変全体を推測して診断する針生検より確度が高いとされる。また、穿刺吸引細胞診でも、細胞像から病変全体を推測する必要があり、病変全体を見られるかどうかで、診断の方法が変わる点が重要である。穿刺吸引細胞診や針生検の結果、再検査が必要である場合もあり、こうした履歴情報があれば、トータルとして診断の確度が増す。つまり、検体情報を付与するステップとして、これらの生検のいずれの方式が選ばれたかという生検種別情報を判定するステップを有することが好ましい。これは使用された機器の形状を画像で判定したり、術の過程を画像から判定してもよく、後述のディクテーション技術で、医師の声から鑑定しても良い。
制御部11は、ステップS10において、術者による撮影操作があったか否かを判定する。臨床医51が撮影操作を行うと、ファイル作成部11aは、ステップS11において、画像入力部12からの画像に関連情報を付加して画像ファイル化する。この場合の関連情報には生検フラグが含まれないこともある。なお、臨床医51が細胞取得時画像として指定する操作と共に撮影操作を行った場合には、記録する画像ファイルには生検フラグが含まれる。
上述のように、この画像ファイル作成方法は、上記検体情報を付与に際して、上述したような生検の種別情報を判定するステップを有する。ここで作られる生検フラグ付き画像ファイルの画像は、最終的な精密検査の結果を関連づけられる形式であることが好ましい。これによって、臨床医師は、自らが見ていて記録した画像から、自分が必ずしも立ち会っていない検査結果を簡単に参照でき、正しい診断ができ、患者に適切な指示を行うことが可能となる。つまり、上記画像ファイル作成方法は、生検の結果、組織検査結果を関連づけられる関連付け領域を作成するステップを有する。
上述のように、この画像ファイル作成方法は、上記検体情報を付与に際して、上述したような生検の種別情報を判定するステップを有する。ここで作られる生検フラグ付き画像ファイルの画像は、最終的な精密検査の結果を関連づけられる形式であることが好ましい。これによって、臨床医師は、自らが見ていて記録した画像から、自分が必ずしも立ち会っていない検査結果を簡単に参照でき、正しい診断ができ、患者に適切な指示を行うことが可能となる。つまり、上記画像ファイル作成方法は、生検の結果、組織検査結果を関連づけられる関連付け領域を作成するステップを有する。
なお、ステップS12において、情報取得操作が行われていない場合には、制御部11はステップS14において画像送信操作が行われているか否かを判定する。ユーザが送信操作を行うと、通信部15は、ステップS15において、制御部11に制御されて、記録部14に記録されている画像ファイル(OMファイル)を画像管理装置20に送信して記録させる。
画像管理装置20の制御部21は、検体取得装置10からの画像ファイル(OMファイル)を記録部23に与えて記録させる。記録部23に記録される画像ファイルには、内視鏡等の検体取得装置10によって撮像された画像とこの画像に関連する関連情報とが含まれる。本実施の形態においては、記録部23に記録された画像ファイルは、画像管理装置20にアクセス可能な複数の情報端末30によって読出し可能である。
臨床医51が生検により採取した検体は、検体取得装置10によっては細胞取得時画像とは関連付けられていない。本実施の形態においては、例えば臨床医51は、情報端末30を用いることで、生検により採取した検体と当該検体取得時における細胞取得時画像とを関連付けるようになっている。
図5Bは情報端末30が、制御部31等が収納された筐体30a、文字入力部33を構成するキーボード33a及び音声入力部34を構成するディクテーションマイク34aによって構成されている例を示している。臨床医51が情報端末30を起動すると、図8のステップS21において、制御部31は表示部35にアプリケーションの一覧表示(アプリ一覧表示)を表示させる。臨床医51が臨床用アプリケーション(以下、臨床アプリという)を選択して起動すると、制御部31はステップS22からステップS23に移行して、臨床アプリの入力画面を表示する。例えば、この入力画面において、患者を特定するために患者IDを入力することができるようになっている。
なお、画像管理装置20の制御部21は、ステップS32において、ネットワークを介してアクセスがあったか否かを判定しており、アクセスがあった場合には、アクセスに応じて情報の記録、追記、送信等を行うようになっている。また、アクセスが発生していない場合には、制御部21は、その他のアプリケーションを実行する(ステップS34)。
情報端末30の制御部31は、臨床医51が患者IDを入力すると、ステップS24からステップS25に移行して、この患者IDによって指定された患者に関する情報を選択するための関連情報取得表示を表示画面35a上に表示する。1人の患者について、各種検査や手術等毎に複数の画像が記録されていることが考えられる。臨床医51は、例えば、生検を行った日を指定することで、生検時に取得した複数の画像ファイルの中から1つの画像ファイルを選択可能にする。例えば、制御部31は、生検時に取得された複数の画像ファイルに基づく画像の縮小画像をサムネイル表示する(ステップS26)。制御部31は、臨床医51が所定のサムネイル表示を選択すると、ステップS27からステップS28に移行して、選択された画像ファイルに基づく画像を拡大表示する。
図6Aは検体取得時に得られた画像ファイルに基づいて情報端末30の表示部35の表示画面35a上に表示される画像の一例を示している。図6Aに示すように、表示画面35aの上部には表示中の画像が検体取得装置10によって作成された画像ファイルに基づくものであることを示す「OMファイル」の表示71及び当該画像のサムネイル表示72が表示され、中央には当該画像の拡大表示73が表示され、下部には関連情報に基づく表示74が表示されている。
関連情報に基づく表示74は、「T1」によって関連情報が検体取得装置10によって得られたタグT1により指定されるものであることが示されている。また、関連情報に基づく表示74中には、文字表示領域75において、関連情報として患者ID、撮影日時、機器ID及び生検フラグに関する文字列が表示されている。
文字表示領域75における生検フラグの表示によって、拡大表示73による画像が細胞取得時画像であることが分かる。細胞取得時画像は、検体取得装置10の画像入力部12によって得られた画像であり、被検体内の画像部分73a中の一部にポリープ等の生検対象部位73bの画像部分を有する。
なお、ステップS27においてサムネイルの選択が行われない場合には、制御部31はステップS36において所見入力の有無を判定する。所見入力が発生した場合には、所見情報を患者IDに関連付ける(ステップS37)。制御部31は、ステップS38において戻る操作が行われていないと判定した場合には、ステップS25において、所見情報を含む関連情報を表示する。
ここで、臨床医51が、ステップS28において表示された拡大表示73によって示されている細胞取得時画像を、生検によって取得した検体に関連付けるものとする。本実施の形態においては、例えば、生検によって取得した検体は図示しない所定のパッケージに収納されて検査機関に送付されるようになっており、このパッケージに当該検体を識別するための検体ID及び生検フラグを示す文字列又はバーコード等が標示されるようになっている。本実施の形態においては、細胞取得時画像の画像ファイルに検体IDを付加することで、細胞取得時画像と検体とを関連付けるようになっている。なお、検体を識別し細胞取得時画像と関連付けるための情報としては、検体IDに限らず、患者ID、生検を行った部位、生検の日時等の各種情報を採用することができる。上記検体情報を付与するステップとして、生検の種別情報を判定するステップを有するので、この情報から、それぞれの組織採取方法に従った精密検査を行う補助となる。
関連付けのための入力操作は、キーボード33a又はディクテーションマイク34a等によって行われる。制御部31は、ステップS29において所見入力の有無を判定しており、臨床医51による入力操作が行われると、ステップS30において、入力操作に基づく情報を関連情報として画像ファイルに追加する操作を行う。臨床医51が、検体IDを入力することで、表示中の画像を含む画像ファイルに、検体IDが関連情報として付加される。
また、制御部31は、ステップS31において、文字入力部33又は音声入力部34によるテキスト又は音声により「生検」が入力されたか否かを判定する。例えば、臨床医51がディクテーションマイク34a等に向かって「生検」と発声することで、ディクテーション部31aは表示中の画像が細胞取得時の画像であるものと判定する。この場合には、制御部31は、読出した画像ファイルに関連情報として生検フラグを付加する。これにより、検体取得装置10において細胞取得時画像に生検フラグが付加されていない場合でも、情報端末30において生検フラグを付加することができる。また、制御部31は、検体取得装置10において細胞取得時画像に生検フラグが付加された画像ファイルから、生検フラグを除去することもできる。更に、検体取得装置10において画像ファイルに付加した生検フラグは画像ファイルの検索のみに用い、情報端末30において付加した生検フラグのみを細胞取得時の画像の判定に用いることも可能である。
「生検」は、検体取得(組織採取)であるから、「検体採取」とか「組織採取」といった発声であっても良いことは言うまでもなく、こうした音声判定用の辞書をシステム内や記録部等に用意しておく。採取する人や、それを命じる人特有の言い方や、行われた処理の判定を比較しながらの学習によって人工知能等が学習するようにしても良い。この音声認識は、所見入力にも有効に活用可能なことは言うまでもない。上記検体情報を付与するステップとして、生検の種別情報を判定するステップを有するが、この場合は音声判定で行われる例である。
「生検」は、検体取得(組織採取)であるから、「検体採取」とか「組織採取」といった発声であっても良いことは言うまでもなく、こうした音声判定用の辞書をシステム内や記録部等に用意しておく。採取する人や、それを命じる人特有の言い方や、行われた処理の判定を比較しながらの学習によって人工知能等が学習するようにしても良い。この音声認識は、所見入力にも有効に活用可能なことは言うまでもない。上記検体情報を付与するステップとして、生検の種別情報を判定するステップを有するが、この場合は音声判定で行われる例である。
図6BはステップS30,S40による編集作業後において表示画面35a上に表示される画像表示の一例を示している。臨床医51が表示されている画像の元となる画像ファイルに対する編集作業を行うと、制御部31は、編集後の画像ファイルをOMファイルとは別のOIファイルとする。図6Bに示すように、表示画面35aの上部には表示中の画像が情報端末30によって修正された画像ファイルに基づくものであることを示す「OIファイル」の表示81が表示される。また、表示画面35aの下部には関連情報に基づく表示74の外に、情報端末30を用いた編集作業によって追加された関連情報に基づく表示85が追加されて表示されている。なお、表示74は、タグT1を示す表示のみが表示されているが、当該表示部分を選択する操作を行うことで、その内容が表示されるようになっている。
編集操作によって新たに追加された関連情報に基づく表示85は、「T2」の表示によって、編集によって追加されたタグT2により指定される関連情報についてのものであることが示されている。また、関連情報に基づく表示85中には、編集前のファイルを示す参照OMファイル表示86が表示されている。表示86によって、編集前の画像ファイルを特定し、読出すことができるようになっている。また、表示85中には、文字表示領域87において、関連情報として生検を行った部位、生検フラグ、検体IDを示す文字列が表示されている。生検フラグによって、表示中の画像が細胞、組織取得時の画像であることが分かる。上記検体情報を付与するステップとして、生検の種別情報を判定するので、どのような精密検査に回されるかの情報も記録される。また、検体IDによって、表示中の画像が、検体IDによって識別される検体に関連付けられた画像、即ち、検体IDによって識別される細胞取得時の画像であることが示される。画像が、一連の処置を代表する検索手段ともなり得る。
なお、図5Bの表示画面35a上の表示は、臨床アプリによる他の表示例を示している。表示画面35a上の右側には、選択された撮像画像56が表示され、表示画面35a上の左側には選択された画像に関連する関連情報表示60が表示されている。関連情報表示60中にはタグT1,T2によって指定される情報が含まれる。
制御部31は、作成したOIファイルを画像管理装置20に送信する。画像管理装置20の制御部21は、情報端末30によって作成された画像ファイル(OIファイル)を受信し、記録部23に与えて記録させる。記録部23に記録されたOIファイルには、検体取得装置10によって取得された検体と、この検体取得時の画像との関連を示す関連情報が含まれる。検査機関においては、画像管理装置20にアクセスすることで、送付された検体に付与された検体ID等を用いて、この検体の取得時の画像を含む画像ファイルを読出すことが可能である。
図5Cは検体検査装置40が、制御部41等が収納された筐体40a、画像入力部42を構成する顕微鏡40b及び操作部43を構成するキーボード43aによって構成されている例を示している。筐体40aの前面には表示部48の表示画面48bが配設されている。検体検査装置40は検査技師91によって操作される。
検査技師91は、検体の検査に先立って、検査に必要な情報の入力を行う。制御部41は、図9のステップS41において、画像入力部42による撮像が行われていないものと判定すると、ステップS48において情報取得操作を行う。例えば、検査技師91は、操作部43のバーコードリーダーを用いて、検体が収納されていたパッケージのバーコード表示を読み取る操作を行う。これにより、検査対象の検体に関する検体ID、患者ID、生検フラグ等の各種情報が取得されて記録部14に記録される(ステップS49)。
制御部41は、ステップS50において、取得した情報中に生検フラグがあるか否かを判定する。取得した情報中に生検フラグの情報が含まれる場合には、当該検体に関連する画像が画像管理装置20に記録されていることになる。制御部41は、ステップS51において、通信部45を制御して、画像管理装置20にアクセスして画像ファイルを検索し、検体に付与された検体IDを含む画像ファイルを読み出す。
このように、生体に関連する処置を検出し、その処置に従った検体情報を付与された画像ファイルは、検体を精密検査する際に参照してファイル内情報(画像そのものや、使用機器、使用処置具、採取機関、採取者、患者ID、採取日時や、使用機器から得られる採取位置等)を確認しやすいので、手間をかけずに、検査の精度を向上させることが出来る。
このように、生体に関連する処置を検出し、その処置に従った検体情報を付与された画像ファイルは、検体を精密検査する際に参照してファイル内情報(画像そのものや、使用機器、使用処置具、採取機関、採取者、患者ID、採取日時や、使用機器から得られる採取位置等)を確認しやすいので、手間をかけずに、検査の精度を向上させることが出来る。
検査技師91は、図示しない検体をテーブル40d上に載置して、検体の検査を行う。なお、検体の検査に際して、検体の染色、切断等の所定の処理が行われる。検査技師91の操作によって、検体は撮像され、撮像画像はケーブル40cを介して制御部41に供給される。制御部41は、撮像結果を表示部48に与えて表示させると共に記録部44に与えて仮記録させる。
検査技師91は、必要に応じて顕微鏡40bを操作する。例えば、検査技師91は、検体の目的部位を観察可能にするために、表示部48の表示画面48b上の観察画像を確認しながら、ステージ40dを移動させる。制御部41は、このような操作を検出すると(ステップS43)、駆動部46により顕微鏡40bを作動させる(ステップS44)。制御部41は、ステップS45において、ステージの位置変化を判定する。これにより、制御部41は、検体のいずれの部位を観察しているかを把握することができる。
検査技師91は、検査に適した画像が得られると、撮影操作を行う。制御部41は、ステップS46において撮影操作が行われたことを判定すると、ステップS47において撮影を行う。図5Cの表示画面48b上には、画像管理装置20から読出した画像ファイルに含まれる画像、即ち、細胞取得時画像93が表示されている。検査技師91は、検体の検査に用いる画像の取得に際して、当該検体取得時の画像を表示画面48b上で確認することができ、検体検査に極めて有用な情報を取得することができる。しかも、画像管理装置20から読出した画像ファイル(OIファイル)には、関連情報が付与されており、関連情報についても表示することで、検体検査に更に有用である。図5Cに示すように、表示画面48b上には、検体検査装置40による検査によって取得された画像(以下、検査画像という)に基づく画像94が表示されている。
また、ファイル作成部41aは、検査技師91によるキーボード43a等の操作部43の操作に応じて、各種情報をタグT3によって指定可能な関連情報として付加することができる。例えば、検査技師91は、検査結果や検査日に関する情報等を付加する。図5Cでは、表示画面48b上に、画像管理装置20から読出したOIファイルに付加されていたタグT1,T2に加えて、検体検査装置40において付加したタグT3が付加されて表示されていることを示している。ファイル作成部41aは、画像管理装置20から読出した画像ファイルに含まれる画像及び関連情報に加えて、画像入力部42により取得した画像及び追加した関連情報を含む画像ファイル(以下、OSファイルという)を生成する(ステップS47)。
検査技師は、生成したOSファイルを画像管理装置20に送信する操作を行う。制御部41は、ステップS41,S48から処理をステップS52に移行して、画像送信操作が行われたことを判定すると、ステップS53において作成された画像ファイルを通信部45を介して画像管理装置20に送信する。
画像管理装置20の制御部21は、検体検査装置40によって作成された画像ファイル(OSファイル)を記録部23に与えて記録させる。記録部23に記録されたOSファイルには、検体取得時の画像、検体の検査時の画像及び検査結果についての関連情報が含まれる。
臨床医51は、画像管理装置20にアクセスして、検体の検査結果の情報を含む画像ファイル(OSファイル)を取得する。この場合には、検査ID等を入力することで、簡単に目的のOSファイルを得ることができる。この場合においても、臨床医51は、情報端末30により臨床医アプリを起動して、画像ファイルを取得する。即ち、図8のステップS27において、サムネイルの選択を行うことで、目的のOSファイルを選択して表示画面35a上に表示させることができる。
図6Cはこの場合において表示画面35a上に表示される画像表示の一例を示している。図6Cに示すように、表示画面35aの上部には、左側に表示中の画像が検体検査装置40によって作成された画像ファイルに基づくものであることを示す「OSファイル」の表示96が表示され、右側に検査画像のサムネイル表示97が表示される。また、表示画面35aの中央には、検査画像98が表示される。また、表示画面35aの中央の左側には細胞取得時画像のサムネイル表示99が表示され、中央及び右側にはタグT1,T2によって指定する表示74,85が表示される。また、表示画面35aの下部には、検体検査装置40の編集操作によって新たに追加された関連情報に基づく表示100が表示される。この表示100は、「T3」の表示によって、編集によって追加されたタグT3により指定される関連情報についてのものであることが示されている。また、関連情報に基づく表示100中には、編集前のファイルを示す参照OM、OIファイル表示101が表示されている。表示101によって、編集前の画像ファイルを特定し、読出すことができるようになっている。また、表示100中には、文字表示領域102において、関連情報として検体検査の検査結果及び検査日を示す文字列が表示されている。
臨床医51は、図6Cに示す画像を参照して、患者の診断を行うことができる。臨床医51は、この診断結果を所見入力として入力する。即ち、制御部31は、ステップS29において所見入力の有無を判定しており、臨床医51による入力操作が行われると、ステップS30において、入力操作に基づく情報を関連情報として画像ファイルに追加する操作を行う。臨床医51が、診断結果を入力することで、画像ファイルに診断結果が関連情報として付加される。この場合には、例えば、検査結果の情報を含むOSファイルを編集して診断結果の情報を追加し、新たなOIファイルとして書き出すようにしてもよい。また、情報端末30による編集作業によって得た以前のOIファイルを更に編集してもよく、また、検体取得装置10から得られたOMファイルを編集して診断結果の情報を追加し、新たなOIファイルとして書き出すようにしてもよい。
図6DはステップS30,S40による編集作業において、図6Aに示すOMファイルに対して編集を行って画像ファイルを作成する場合において、臨床アプリにより表示画面35a上に表示される画像表示の一例を示している。臨床医51が表示されている画像の元となる画像ファイル(OMファイル)に対する編集作業を行うと、制御部31は、編集後の画像ファイルをOMファイルとは別のOIファイルとする。図6Dに示すように、表示画面35aの上部には表示中の画像が情報端末30によって修正された画像ファイルに基づくものであることを示す「OIファイル」の表示81が表示される。また、表示画面35aの下部には関連情報に基づく表示74の外に、情報端末30を用いた編集作業によって追加された関連情報に基づく表示105が追加されて表示されている。なお、表示74は、タグT1を示す表示のみが表示されているが、当該表示部分を選択する操作を行うことで、その内容が表示されるようになっている。
なお、このステップS40の画像ファイル化は、すでにある画像ファイルに追記するようなステップであってもよく、この場合、後で追記したいデータを、すでに記録されていた画像ファイルに追記できるようにする。つまり、生検フラグ付きの画像ファイルに、組織検査結果を関連づけられる関連付け領域を作成しておけば、画像ファイル全体を作り直すことなく、そこに追記が可能となる。この画像ファイルは、追記前後で、追記した部分のみが異なるようなファイル形式であることが好ましい。
なお、このステップS40の画像ファイル化は、すでにある画像ファイルに追記するようなステップであってもよく、この場合、後で追記したいデータを、すでに記録されていた画像ファイルに追記できるようにする。つまり、生検フラグ付きの画像ファイルに、組織検査結果を関連づけられる関連付け領域を作成しておけば、画像ファイル全体を作り直すことなく、そこに追記が可能となる。この画像ファイルは、追記前後で、追記した部分のみが異なるようなファイル形式であることが好ましい。
編集操作によって新たに追加された関連情報に基づく表示105は、「T4」の表示によって、編集によって追加されたタグT4により指定される関連情報についてのものであることが示されている。また、関連情報に基づく表示105中には、編集前に参照したファイルを示す参照OSファイル表示106が表示されている。表示106によって、編集時に参照した画像ファイル(OSファイル)を特定し、読出すことができるようになっている。また、表示105中には、文字表示領域107において、臨床医51が入力した診断結果を示す文字列が表示されている。
このように、細胞と細胞に関する画像とを関連付け、画像ファイルを一元管理することで、各医療機関等において、他の医療機関等における処理を簡単に参照することができ、それぞれの処理を効率的に行うことができると共に、各医療機関等における管理が容易となる。特に、各医療機関等における処理を画像によって確認することができるので、処理を理解しやすく、安全性の向上にも寄与する。
ところで、図8のステップS33においては、画像管理装置20の制御部21は、各生体関連装置からのアクセスに応じた処理を行ったが、画像管理装置20において各患者についての全ての情報を集中管理することも可能である。例えば、操作判定部24が通信部22を介して診察券のカードリーダーからの情報を受信し、この情報の解析結果を制御部21に与えることも可能である。制御部21は、診察券から読み取った情報を元に、患者についての管理が可能である。
図10はこの場合において、ステップS33の処理に代えて実行する処理を示している。制御部21は、ステップS61においてアクセスの待機状態となる。アクセスが発生すると、制御部21は、ステップS62〜S64において、アクセスが診察券の読み取りによるものであるか、検体取得(組織採取)装置10からのものであるか、検体検査装置40からのものであるかを判定する。診察券の読み取りによるアクセスが発生した場合には、制御部21は、ステップS65において、患者IDを判定し、来院結果、会計情報等を更新管理する。
また、検体取得(組織採取)装置10からのアクセスが発生した場合には、制御部21は、アクセスに応じて、対応する情報の入出力を行い、アクセス履歴も含めて情報を更新して記録する(ステップS66)。また、検体検査装置40からのアクセスが発生した場合には、制御部21は、アクセスに応じて、対応する情報の入出力を行い、アクセス履歴も含めて情報を更新して記録する(ステップS67)。また、制御部21は、対応するOM,OI,OSファイルを関連付ける(ステップS68)。
このように本実施の形態においては、組織、細胞とこの組織、細胞に関連する画像とを関連付けて記録すると共に一元管理することにより、複数の医療機関等において、生体等から組織、細胞に対する来歴、由来、処理時に関連する画像を簡単に確認可能である。これにより、各医療機関等における処理を安全且つ確実に行うことを支援することができる。また、一元管理する画像ファイルには、各医療機関における生体関連装置により取得した情報や、臨床医や検査技師等による検査結果や診断結果等の情報も含まれており、極めて有用である。
また、検体取得(組織採取)装置においては、組織採取や検体を取得すると、自動的に細胞取得時画像であることを示す生検フラグを画像ファイルに追加するようになっており、術者が煩雑な操作を行うことなく、画像が検体取得時のものであるか否かを区別することができる。
上記実施の形態においては、病院において生検を行い、取得した検体を検査機関において検査する例について説明したが、必要に応じて公知の暗号化技術や認証機能を付加や連携することにより組織、細胞や組織、細胞に関する画像を扱う医療機関等において、相互に有益な画像情報の共有化を通じた信頼性確保を図ることができる。
例えば再生医療等における組織、細胞や組織、細胞に関する画像を扱う場合にも上記実施の形態を適用することができる。例えば、研究機関等において動物の体内にiPS細胞を注入して人の臓器を生成し、この臓器を病院において人に移植する再生医療を実現する事例などが実績を上げる中、採取されたものの由来、履歴が整理されていることはますます重要になっており、各段階において組織、細胞に関する画像を取得し、関連情報と共に画像ファイルとして一元管理する本発明の技術は、再生医療に有効な応用が可能であることは言うまでもない。即ち、この場合には、検体取得装置に代えて細胞を処理可能な顕微鏡等を用いた細胞処理装置を採用すると共に、検体検査装置に代えて細胞を移植する内視鏡等の細胞処理装置を採用すればよい。さらに抗体作成や製薬などにも応用範囲を広げることが可能である。研究機関や病院等の処理の各段階において、他の医療機関等において行った処理を確認すると共に、自機関において行う処理の内容を画像と共に関連情報として追加することができる。各医療機関等において、一元管理された画像ファイルを確認することで、極めて有用な情報が得られる。医療機関に関わらず、大学や研究所が、こうしたシステムを活用することがある。また、特定の細胞や組織を研究する場合、必ずしも生体から採取するとも限らないので、以上、生体と書かれた部分は、「採取物の由来元」等と書き直してもよい。
再生医療などの研究では、「治験データ収集とレポート化」が重要である。本実施の形態において作成する画像ファイルは、採取された検体を使った治験が正しく行われているかの履歴等にも利用可能である。例えば、本実施の形態において作成する画像ファイルに関連付けて、医師や研究機関等において、必要なレポートを作成することで、煩雑な治験の手続を一元管理することができ、治験の追跡等にも有用である。
再生医療などの研究では、「治験データ収集とレポート化」が重要である。本実施の形態において作成する画像ファイルは、採取された検体を使った治験が正しく行われているかの履歴等にも利用可能である。例えば、本実施の形態において作成する画像ファイルに関連付けて、医師や研究機関等において、必要なレポートを作成することで、煩雑な治験の手続を一元管理することができ、治験の追跡等にも有用である。
なお、上記実施の形態においては、撮影のための機器として、内視鏡を例に説明したが、生体等から採取する臓器の一部、組織、細胞、異物等、被観察体に対する採取や処理を行う様子を撮影可能であれば、どのような撮影機器でもよい。また、検体取得装置としては、生検鉗子が挿入された内視鏡の例を説明したが、撮像と生検とをそれぞれ別の機器によって行うものであってもよい。特定のプログラムや電子回路によって様々な情報やデータをまとめて画像ファイルを作成するのは、どの装置が行ってもよい。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。
なお、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。また、これらの動作フローを構成する各ステップは、発明の本質に影響しない部分については、適宜省略も可能であることは言うまでもない。
なお、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。また、これらの動作フローを構成する各ステップは、発明の本質に影響しない部分については、適宜省略も可能であることは言うまでもない。
なお、ここで説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御に関しては、プログラムで設定可能であることが多く、記録媒体や記録部に収められる場合もある。この記録媒体、記録部への記録の仕方は、製品出荷時に記録してもよく、配布された記録媒体を利用してもよく、インターネットを介してダウンロードしたものでもよい。
[付記]
[付記項1]
細胞に関する画像の画像ファイルであって、上記細胞と上記画像との関連を示す関連情報が付加された上記画像ファイルを保持する画像管理装置と、
上記画像管理装置にアクセス可能で、上記画像ファイルを読出して上記画像及び関連情報に基づく表示を行う制御部を有する生体関連装置と
を具備したことを特徴とする医療システム。
[付記項2]
上記生体関連装置は、上記画像ファイルを読出して、上記画像ファイルを編集する情報端末を含む
ことを特徴とする付記項1に記載の医療システム。
[付記項3]
上記生体関連装置は、上記細胞を取得する細胞取得装置及び上記細胞を検査する細胞検査装置の少なくとも一方を含む
ことを特徴とする付記項1又は2に記載の医療システム。
[付記項4]
上記細胞取得装置は、上記細胞を取得する内視鏡によって構成される
ことを特徴とする付記項3に記載の医療システム。
[付記項5]
上記細胞取得装置は、撮像部を有し、上記細胞の取得時に上記撮像部によって撮像した上記細胞取得時の画像を上記細胞に関する画像として取得する
ことを特徴とする付記項3に記載の医療システム。
[付記項6]
上記細胞取得装置は、上記細胞の取得に用いる器具の動作判定又は上記細胞を含む画像の画像解析によって上記細胞取得時を判定する
ことを特徴とする付記項5に記載の医療システム。
[付記項7]
上記細胞取得装置は、上記細胞取得時における上記細胞に関する画像を特定する情報を上記画像ファイルに付加する
ことを特徴とする付記項5に記載の医療システム。
[付記項8]
上記情報端末は、上記細胞を識別する情報を上記関連情報として上記画像ファイルに付加する
ことを特徴とする付記項2に記載の医療システム。
[付記項9]
上記細胞検査端末は、上記画像ファイルを編集可能である
ことを特徴とする付記項3に記載の医療システム。
[付記項10]
上記細胞検査端末は、撮像部を有し、上記細胞の検査時に上記撮像部によって撮像した上記細胞検査時の画像を上記細胞に関する画像として取得する
ことを特徴とする付記項3に記載の医療システム。
[付記項11]
細胞に関する画像の画像ファイルであって、上記細胞と上記画像との関連を示す関連情報が付加された上記画像ファイルを画像管理装置に保持する手順と、
上記画像管理装置にアクセス可能な生体関連装置において、上記画像ファイルを読出して上記画像及び関連情報に基づく表示を行う手順と
を具備したことを特徴とする医療画像表示方法。
[付記項12]
コンピュータに、
細胞に関する画像の画像ファイルであって、上記細胞と上記画像との関連を示す関連情報が付加された上記画像ファイルが保持された画像管理装置にアクセスする手順と、
上記画像ファイルを読出して上記画像及び関連情報に基づく表示を行う手順と
を実行させるための医療画像表示プログラム。
[付記項1]
細胞に関する画像の画像ファイルであって、上記細胞と上記画像との関連を示す関連情報が付加された上記画像ファイルを保持する画像管理装置と、
上記画像管理装置にアクセス可能で、上記画像ファイルを読出して上記画像及び関連情報に基づく表示を行う制御部を有する生体関連装置と
を具備したことを特徴とする医療システム。
[付記項2]
上記生体関連装置は、上記画像ファイルを読出して、上記画像ファイルを編集する情報端末を含む
ことを特徴とする付記項1に記載の医療システム。
[付記項3]
上記生体関連装置は、上記細胞を取得する細胞取得装置及び上記細胞を検査する細胞検査装置の少なくとも一方を含む
ことを特徴とする付記項1又は2に記載の医療システム。
[付記項4]
上記細胞取得装置は、上記細胞を取得する内視鏡によって構成される
ことを特徴とする付記項3に記載の医療システム。
[付記項5]
上記細胞取得装置は、撮像部を有し、上記細胞の取得時に上記撮像部によって撮像した上記細胞取得時の画像を上記細胞に関する画像として取得する
ことを特徴とする付記項3に記載の医療システム。
[付記項6]
上記細胞取得装置は、上記細胞の取得に用いる器具の動作判定又は上記細胞を含む画像の画像解析によって上記細胞取得時を判定する
ことを特徴とする付記項5に記載の医療システム。
[付記項7]
上記細胞取得装置は、上記細胞取得時における上記細胞に関する画像を特定する情報を上記画像ファイルに付加する
ことを特徴とする付記項5に記載の医療システム。
[付記項8]
上記情報端末は、上記細胞を識別する情報を上記関連情報として上記画像ファイルに付加する
ことを特徴とする付記項2に記載の医療システム。
[付記項9]
上記細胞検査端末は、上記画像ファイルを編集可能である
ことを特徴とする付記項3に記載の医療システム。
[付記項10]
上記細胞検査端末は、撮像部を有し、上記細胞の検査時に上記撮像部によって撮像した上記細胞検査時の画像を上記細胞に関する画像として取得する
ことを特徴とする付記項3に記載の医療システム。
[付記項11]
細胞に関する画像の画像ファイルであって、上記細胞と上記画像との関連を示す関連情報が付加された上記画像ファイルを画像管理装置に保持する手順と、
上記画像管理装置にアクセス可能な生体関連装置において、上記画像ファイルを読出して上記画像及び関連情報に基づく表示を行う手順と
を具備したことを特徴とする医療画像表示方法。
[付記項12]
コンピュータに、
細胞に関する画像の画像ファイルであって、上記細胞と上記画像との関連を示す関連情報が付加された上記画像ファイルが保持された画像管理装置にアクセスする手順と、
上記画像ファイルを読出して上記画像及び関連情報に基づく表示を行う手順と
を実行させるための医療画像表示プログラム。
10…検体取得装置、11,21,31,41…制御部、11a,41a…ファイル作成部、12,42…画像入力部、16,46…駆動部、14,44…記録部、18,35,48…表示部。
Claims (7)
- 生体を撮像する撮像ステップと、
上記生体に関連する処置を検出する処置検出ステップと、
上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、
を具備したことを特徴とする画像ファイル作成方法。 - 上記処置検出ステップは、上記撮像ステップで得られた画像を判定して上記生体に対する処置を判定する特徴判定ステップ
を具備することを特徴とする請求項1に記載の画像ファイル作成方法。 - 上記特徴判定ステップは、上記撮像ステップで得られた画像から、処置具の画像特徴または生体組織の画像特徴を判定するためのデータベース判定ステップ
を具備することを特徴とする請求項2に記載の画像ファイル作成方法。 - 上記生体に関連する処置として生検が行われる場合には上記生検の種別を判定して生検種別情報を取得するステップを具備し、
上記画像ファイル作成ステップは、上記画像データに上記生検種別情報を付与する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像ファイル作成方法。 - 上記画像ファイル作成ステップは、組織検査結果との関連付けが可能な関連付け領域を有する上記画像ファイルを作成する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像ファイル作成方法。 - コンピュータに、
生体を撮像する撮像ステップと、
上記生体に関連する処置を検出する処置検出ステップと、
上記処置検出ステップにおける検出結果に従って、上記撮像ステップで得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成ステップと、
を実行させるための画像ファイル作成プログラム。 - 生体を撮像する撮像部と、
上記生体に関連する処置を検出する処置検出部と、
上記処置検出部による検出結果に従って、上記撮像部で得られた画像データに対し、上記生体に関連する処置による検体採取に関する画像であることを示す情報を含む検体情報を付与した画像ファイルを作成する画像ファイル生成部と、
を具備したことを特徴とする画像ファイル作成装置。
Priority Applications (3)
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