JP2017204926A - 電動機の回転子 - Google Patents

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国弘 坂本
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Abstract

【課題】固定子と、前記固定子に対して回転する回転子を備え、前記回転子は永久磁石を放射状に配置し、永久磁石の磁化方向を円周方向とし、永久磁石と電磁鋼板を積層した回転子鉄心を交互になるよう配置している電動機において、前記回転子を構成する部品点数を少なくし、かつ磁極位置検出基板を小さくする。【解決手段】主磁束を発生する永久磁石に位置検出用の永久磁石が一体構造となるよう形成され、前記位置検出用の永久磁石が径方向で着磁されており、前記回転子に係止部を設け前記永久磁石の軸方向への動作を抑制した構造を特徴とする。【選択図】 図11

Description

本発明は、電動機に係わり、これを用いた洗濯機、特に縦型洗濯乾燥機に関する。
縦型洗濯乾燥機においては、洗い工程で非常に大きなトルクを要するため、回転子の磁石材料には以前は残留磁束密度の高いレアアースであるネオジム磁石を使用していたが、ネオジム磁石の価格高騰から最近ではレアアースが含まれているが比較的安価なサマリウム鉄窒素磁石を採用している。
ネオジム磁石の残留磁束密度が1.3Tであるのに対し、サマリウム鉄窒素磁石の残留磁束密度が0.76Tと小さいため(約1/2)、性能を同一体格で実現するためには、回転力を発生する主磁束部磁石のサマリウム鉄窒素磁石の径方向を厚くし、極弧度を上げるためリング形状とすることで磁石磁束量の上昇を図った。また回転子の磁極位置を検出するための永久磁石部を一体成形にすることにより、検出精度向上と部品点数の削減と生産性向上を実現した。この時の着磁の方向は磁石材にサマリウム鉄窒素磁石を使用した回転子については、特許文献1(特開2013−188035)、特許文献2(特開2013−188036)および特許文献3(特開2013−188037)に示されている。
特開2013−188035号公報 特開2013−188036号公報 特開2013−188037号公報 特許第4739700号 特許第5342593号
サマリウム鉄窒素磁石の使用量を低減する方法としては、永久磁石を放射状に配置し、永久磁石の磁化方向を円周方向とし、永久磁石と電磁鋼板を積層した回転子鉄心を交互になるよう配置して回転子を構成する方法があり、例として永久磁石にフェライト磁石を使用した回転子については、特許文献4(特許第4739700号)や特許文献5(特許第5342593)に示されている。前記回転子の磁極位置の検知方法としては、永久磁石の軸方向の漏れ磁束をホールセンサ等の半導体素子を電気角で120度ずらした位置に3つ配置し、前記ホールセンサ等の電気信号で検知する方法が一般的であるが、ホールセンサの位置が固定子コイルに近すぎると、電流を流した場合に固定子コイルから発生する磁束にホールセンサが影響されてしまい、正しい磁極位置を検出できなくなってしまう。この対策としては前記永久磁石と同じ磁極位置で着磁をした磁極位置検出用磁石を取り付け、その磁束を検出する方法があるが、磁極位置検出用磁石を固定し取り付けるためのケースやネジ等が必要となり結果、部品点数が多くなりコスト面で問題となる。また別の対策として、固定子コイルから発生する磁束の影響を均一に受けるように、固定子のスロット間にホールセンサを配置する方法があるが、ホールセンサの実装基板が大きくなってしまうためこちらもコスト面で問題となる。
本発明の目的は、部品点数を少なくし、かつホールセンサの実装基板を小さくした上で、前記サマリウム鉄窒素磁石の使用量を低減した回転子を提供することである。
固定子と、前記固定子に対して回転する回転子を備え、前記回転子は永久磁石を放射状に配置し永久磁石の磁化方向を円周方向とし、前記永久磁石と電磁鋼板を積層した回転子鉄心を交互になるよう配置している電動機において、前記永久磁石と位置検出部の永久磁石が一体構造となっており、前記位置検出部の永久磁石が径方向で着磁されていることを特徴とする。
本発明によれば、部品点数を少なくし、かつホールセンサの実装基板を小さくした上で、前記サマリウム鉄窒素磁石の使用量を低減した回転子を提供することができる。
本発明による電動機の回転子の実施例を示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明による電動機の回転子の実施例を示す断面図である。 本発明による電動機の回転子の実施例を示す下面図である。 実施例の回転子に用いられる永久磁石の平面図および断面図である。 実施例の回転子に用いられる回転子鉄心モールド体の平面図である。 図5のA−A線断面図である。 実施例の回転子に用いられる回転子鉄心の正面図および平面図である。 実施例の回転子における回転軸支持板の平面図である。 実施例の回転子における回転軸支持板と回転子鉄心の組合せ構造を示す斜視図である。 本発明による電動機の回転子の実施例を示す斜視図である。 本発明による回転子が組み込まれる電動機の構成例を示す断面図である。 本発明による回転子が組み込まれた電動機を備えた洗濯機の例を示す構成図である。 本発明による電動機の回転子の実施例を示す分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に関わる縦型洗濯機100、およびそれに用いられる電動機を、図1〜図13を参照して説明する。
図12は本実施形態に関わる縦型洗濯機100の概観図である。この洗濯機は、筐体50の内部にサスペンション51を介して懸架支持される水槽52と、この水槽52の内部に回転可能に配置され、洗濯物が投入される洗濯槽53と、この洗濯槽53内の底部に配置され、洗濯槽53内の洗濯物を攪拌する回転翼54と、を有して構成されており、この洗濯機において水槽52の底部に設けられた固定板55に、図11に示した電動機30が取り付けられている。
そして、この電動機30の出力軸である洗濯機回転軸38が回転翼54に連結されると共に、中空回転軸40が洗濯槽53に連結されている。従って、この洗濯機では、洗濯時には電動機30の回転子1の回転が減速機構31を介して減速されて回転翼54に伝達され、これによって回転翼54が回転して洗濯槽53内の洗濯物を攪拌する洗濯動作が行われると共に、脱水時には電動機30の回転子1の回転が減速されずに洗濯槽53に伝達されて洗濯槽53が高速回転して脱水動作が行われる。この動作の切り換えは、電動機に備えられるクラッチ機構によって行われる。
図11は本実施例が適用される電動機の構成である。この電動機30は、回転軸34に結合される回転子1と、この回転子1の外周面に対向して固定配置される固定子32と、を有して構成される。回転子1には、回転子鉄心2と永久磁石3が円周方向に交互に取り付けられ、一方固定子32には電磁コイル32aが巻装されている。そして、この電磁コイル32aと回転子1の永久磁石3との間の電磁作用によって固定子32に対し回転子1が回転し、これと一体に回転軸34が回転駆動される。
次に本実施例が適用される電動機の回転子の構成について説明する。回転子1は回転子鉄心モールド体10と複数個の永久磁石3によって構成される。永久磁石3の主磁束を発生する四角柱3cを着磁配向3dの向きにN極またはS極の着磁をした後、回転子鉄心モールド体10に形成された磁石挿入孔10aに挿入する。磁石挿入孔10aの外周側または付近には係止部5aが形成され、永久磁石3挿入後に係止できる構造となっている。また永久磁石3に形成された突起部3bと、回転子鉄心モールド体10に形成された嵌合孔5bとが嵌合され、永久磁石3のガタツキを抑制できる構造となっている。磁石挿入孔10aは複数個あり、その全てに永久磁石3を挿入する。永久磁石3を挿入後、磁極位置検出用の瓦形状3aを着磁配向3eの向きにN極またはS極の着磁を行う。着磁の向き3eの調査方法としては、ガウスメータやマグネットビュアーシート等がある。回転子鉄心モールド体10には凸部5cが内径側に複数個所形成されており、電動機30の組立作業において、回転子1を固定子32に組み込む時や、逆に取り外す時など指を掛けやすい形状となっているので組立作業性がよい。また、ナット45を軸34に締め付ける際にも指または治具等を掛けやすい形状となっているので、作業がしやすい構造となっている。
回転子鉄心モールド体10は複数個の回転子鉄心2と回転軸支持板4を合成樹脂5で一体成形し固着する構造となっている。回転子鉄心2は多数枚の電磁鋼板を積層して形成される。回転子鉄心2には一つないし複数個の空孔2a、2bが形成されており、回転子鉄心モールド体10の一体成形時に合成樹脂5が空孔2a、2bに流入、固着し回転子鉄心モールド体10の剛性を上げる構造となっている。回転軸支持板4は鋼板で形成され、中心部には電動機の回転軸と結合する結合孔4dを有し、外周には凹部4aと凸部4b、4cが形成されている。ここで、凸部4b、4cはそれぞれ対称的に突出形成されている。
永久磁石3は磁石材料としてサマリウム鉄窒素磁石の粉末を用い、樹脂バインダーとしてポリアミド樹脂を混練し四角柱3cの片端部に瓦形状3aを結合した形状に成形したものである。成形に使用する射出成形機は、磁場を発生させながら成形できるようにコイルが内蔵されているものを使用し、コイルに電流を流しながら成形を行う。すると射出時に溶融したサマリウム鉄窒素磁石の粒子が磁場と同一方向にならい、磁場方向に強力な磁力を得ることができる。四角柱3cの主磁束部は固定子32との励磁作用によって回転力を発生させるため、強力な磁力が必要な部分であり、着磁の向きは3dである。また瓦形状3aは磁極位置検出部であり、位置検出センサ37の感知に必要な磁力があればよく、着磁の向きは3eである。四角柱3cの着磁の向き3dと瓦形状3aの着磁の向き3eは直交しているが、四角柱3cの箇所には磁性体の成形金型を使用し、瓦形状3aの箇所には非磁性の成形金型を使用する構成とすることにより、四角柱3cには成形時に3dの向きに磁場配向が施され、瓦形状3aには磁場配向が施されないようにすることができる。瓦形状3aには磁場配向が施されていないため自由な方向に着磁を行うことができ、3eの向きに着磁を行う。
1 回転子
2 回転子鉄心
2a 空孔
2b 空孔
3 永久磁石
3a 瓦形状
3b 突起部
3c 四角柱
3d 主磁束部の着磁の向き
3e 磁極位置検出部の着磁の向き
4 回転軸支持板
5 合成樹脂
5a 係止部
5b 嵌合孔
5c 凸部
10 回転子鉄心モールド
30 電動機
31 減速機構
32 固定子
32a 電磁コイル
33 ハウジング
34 回転軸
35 エンドブラケット
36 軸受部
37 回転位置センサ
38 洗濯機駆動軸
39 内側軸受部
40 空回転軸
41 ケース
42 円盤部
43 当接部
44 円筒状リブ
45 ナット
50 筐体
51 サスペンション
52 水槽
53 洗濯槽
54 回転翼

Claims (4)

  1. 固定子と、前記固定子に対して回転する回転子を備え、前記回転子は永久磁石を放射状に配置しさらに磁化方向を円周方向とし、前記永久磁石と電磁鋼板を積層した回転子鉄心を交互になるよう配置している電動機において、
    前記永久磁石に磁極位置検出部の永久磁石が一体構造となっており、前記磁極位置検出部の永久磁石が径方向で着磁されていることを特徴とする電動機。
  2. 請求項1記載の電動機において、
    永久磁石がサマリウム鉄窒素磁束等のボンド磁石にて構成されていることを特徴とする電動機。
  3. 請求項1または請求項2記載の電動機において、
    前記回転子に係止部を設け前記永久磁石の軸方向への動作を抑制した構造を特徴とする電動機。
  4. 請求項1〜請求項3いずれか1項に記載の電動機を適用したことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機、または縦型洗濯乾燥機。
JP2016094991A 2016-05-11 2016-05-11 電動機の回転子 Pending JP2017204926A (ja)

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CN111010003A (zh) * 2019-11-27 2020-04-14 北京斯洛玛格技术有限公司 一种磁控溅射性电机永磁体粘接装置
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