JP2017204549A - 半導体基板およびその製造方法 - Google Patents

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智也 菅原
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Abstract

【課題】十分な深さと十分な開口幅の狭さを両立させつつ、さらに、外力を加えた場合に中心線に沿って割断することができるような溝の形成を可能とする技術を提供する。【解決手段】半導体基板9の製造方法であって、a)所定の結晶構造を有する半導体基板9の表面において、当該結晶構造の結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿う線状領域を露出させつつ、それ以外の部分を覆うマスクを形成するマスク形成工程と、b)半導体基板9に負のバイアス電圧を印加しつつ半導体基板9を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングすることによって、マスクに覆われていない部分に溝4を形成する溝形成工程と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、半導体基板に溝(例えば、半導体基板を複数のチップに分割する割断のための溝)を形成する技術に関する。
半導体デバイスの製造においては、半導体基板の表面に回路等を形成した後に、半導体基板をカットして複数のチップを切り出す工程(所謂、ダイシング工程)が行われる。
この工程は、例えば、半導体基板の表面にチップの境界に沿う溝を形成しておき、半導体基板に圧力をかけて当該溝に沿って半導体基板を割る(割断する)ことによって行われる(スクライブ・ブレーキング法)。
従来、この溝(一般に「スクライブライン」とも呼ばれる)は、ダイヤモンドカッタ等を用いて半導体基板の表面を削ることによって形成されることが多かった。また、スクライブラインを形成する別の方法として、特許文献1,2には、エッチングによりスクライブラインを形成することが提案されている。
特開2002-367932号公報 特開2011-077419号公報
半導体基板をスクライブラインに沿って割ったときに、チップにクラックや欠けが発生することを抑制するためには、スクライブラインを形成する溝をできるだけ深いものとすることが好ましい。また、一枚の半導体基板からできるだけ多数のチップを得るためには、半導体基板の表面における溝の幅(開口幅)ができるだけ小さいことが好ましい。
ダイヤモンドカッタを用いる場合、十分に深い溝を形成しようとすると、開口幅も大きくなってしまう。一方、特許文献1,2の構成によると、ダイヤモンドカッタを用いる場合よりも狭い開口幅で、十分に深い溝を形成することができる。ところが、特許文献1,2の構成によると、得られる溝の断面がコ字状、あるいは、V字状となってしまう。
断面がコ字状の溝は、半導体基板に圧力をかけたときに、溝の中心線(すなわち、溝の幅方向の中心を通り、溝の延在方向に沿って延びる中心線(以下において同様))ではなく溝底のコーナーで割れ、その位置が一定しないために切断面が直線とはならなくなる。また、チップ自体にクラックや欠けが生じる、といった事態も生じる。
一方で、断面がV字状の溝は、半導体基板に圧力をかけたときに、ほぼ確実に溝の中心線で割断することができるという利点がある。しかしながら、この形状の溝は、断面がコ字状の溝と比べると、溝を深くするにつれて開口幅が大きくなってしまうという欠点がある。
本発明が解決しようとする課題は、十分な深さと十分な開口幅の狭さを両立させつつ、さらに、外力を加えた場合に中心線に沿って割断することができるような溝の形成を可能とする技術を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明の第1の態様は、
半導体基板の製造方法であって、
a)所定の結晶構造を有する半導体基板の表面において、前記結晶構造の結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿う線状領域を露出させつつ、それ以外の部分を覆うマスクを形成するマスク形成工程と、
b)前記半導体基板に負のバイアス電圧を印加しつつ前記半導体基板を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングすることによって、前記マスクに覆われていない部分に溝を形成する溝形成工程と、
を備える。
この態様においては、半導体基板の表面におけるマスクで覆われていない部分が、結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿う線状領域となっており、当該線状領域が、反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching:RIE)プロセスによりエッチングされることによって、溝が形成される。
具体的には、当該エッチングが開始されてから初めのうちは、溝の底部が略平坦なものとなっている(つまり、断面が略コ字状の溝が形成されていく)(図7(a))。
そして、エッチングが進むにつれて、溝の深さが増すとともに、溝の角部分(すなわち、底部と側壁の境界部分)に斜めの面が現れ、底部における平坦面が小さくなっていく(図7(b))。このような斜めの面が出現するのは、当該斜めの面に相当する結晶方位面(n11)(ただし、nは1以上の整数)が、平坦面に相当する結晶方位面(100)に比べてエッチングされにくいためと考えられる。
エッチングがさらに進むと、溝の深さがさらに増すとともに、溝の底部における斜めの面が占める割合が増加していく(すなわち、平坦面が占める割合が減少していく)。そして最終的には、平坦面がなくなって、対向する一対の斜めの面領域が溝の中心線でつながった形となる(図7(c))。つまり、溝の底部がV字状になる。この時点でエッチングを終了させる。
このようにして、ほぼ一定の離間距離を保ちつつ延在する一対の側壁と中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜した底部とを備える溝が、形成される。この溝によると、十分な深さと十分な開口幅の狭さを両立させつつ、さらに、外力を加えた場合に中心線に沿って割断することができる。
第2の態様に係る本発明は、
半導体基板の製造方法であって、
a)所定の結晶構造を有する半導体基板の表面において、前記結晶構造の結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿う線状領域を露出させつつ、それ以外の部分を覆うマスクを形成するマスク形成工程と、
b)前記マスクで覆われていない部分をエッチングすることにより溝を形成する溝形成工程と、
を備え、
前記溝形成工程が、
b1)前記マスクで覆われていない部分を等方的にエッチングする工程と、前記エッチングされた部分の内壁に保護膜を堆積させる工程と、を繰り返し行うことにより、前記半導体基板に、対向する一対の側壁を有する溝を形成する側壁形成工程と、
b2)前記半導体基板に負のバイアス電圧を印加しつつ前記半導体基板を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングすることによって、前記側壁形成工程にて形成された溝の底部を、当該溝の中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜したV字形状にエッチングするV字状底部形成工程と、
を備える。
この態様によると、半導体基板表面におけるマスクで覆われていない部分に対して、これを等方的にエッチングする工程と、エッチングされた部分の内壁に保護膜を堆積させる工程と、を繰り返し行うプロセス(以下「交番プロセス」と呼ぶ)が施される。これによって、一対の側壁がほぼ一定の離間距離を保ちつつ延在する形の溝(ただし、当該一対の側壁の表面は平坦であるとは限らない)を、短時間で形成することができる。
ただし、この交番プロセスによって形成される溝は、底部が略平坦、あるいは、緩やかにカーブした弧状になっている。そこで、この態様においては、交番プロセスで形成された溝の底部が、当該溝の中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜したV字形状となるようにさらにエッチングする。
これによって、ほぼ一定の離間距離を保ちつつ延在する一対の側壁と中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜した底部とを備える溝が、形成される。この溝によると、十分な深さと十分な開口幅の狭さを両立させつつ、さらに、外力を加えた場合に中心線に沿って割断することができる。
第2の態様に係る半導体基板の製造方法は、好ましくは、
前記溝形成工程が、
b3)前記半導体基板に負のバイアス電圧を印加しつつ前記溝の側壁を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングする側壁エッチング工程、
をさらに備える。
この態様によると、交番プロセスによって形成された溝の側壁に凹凸(所謂、スキャロップ)が存在している場合であっても、これを除去することができる。したがって、滑らかな状態の側壁を形成することができる。
また、第1あるいは第2の態様に係る半導体基板の製造方法において、好ましくは、
前記溝が、
前記半導体基板におけるチップ間の境界に形成されている。
この態様によると、チップ間の境界に形成される溝が、十分な深さを有するとともに当該溝に外力が加わった場合に中心線に沿って力を集中させることができる形状となっているので、半導体基板を、溝の中心線に沿って確実に割断することができ、このときにチップ自体にクラックや欠けも生じにくい。また、当該溝の開口幅が十分に狭いものとなっているので、一枚の半導体基板から十分に多数のチップを得ることができる。
前記半導体基板の製造方法において、好ましくは、
c)前記半導体基板に圧力を加えて、前記半導体基板を前記溝に沿って割る工程、
をさらに備える。
この態様によると、チップ間の境界に形成される溝が、十分な深さを有するとともに当該溝に外力が加わった場合に中心線に沿って力を集中させることができる形状となっているので、半導体基板に圧力を加えるだけで、半導体基板を、溝の中心線に沿って確実に割断することができる。またこのときにチップ自体にクラックや欠けも生じにくい。
また、本発明は、半導体基板にも向けられている。
当該半導体基板は、
線状に延在する溝、
を備え、
前記溝が、
一定の離間距離を保ちつつ延在する一対の側壁と、
前記側壁と連なり、前記溝の中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜した底部と、
を備える。
この態様に係る半導体基板が備える溝によると、十分な深さと十分な開口幅の狭さを両立させつつ、さらに、外力を加えた場合に中心線に沿って割断することができる。
前記半導体基板において、好ましくは、
前記溝が、
前記半導体基板におけるチップ間の境界に形成されている。
この態様によると、チップ間の境界に形成される溝が、十分な深さを有するとともに当該溝に外力が加わった場合に中心線に沿って力を集中させることができる形状となっているので、半導体基板を、溝の中心線に沿って確実に割断することができ、このときにチップ自体にクラックや欠けも生じにくい。また、当該溝の開口幅が十分に狭いものとなっているので、一枚の半導体基板から十分に多数のチップを得ることができる。
前記半導体基板において、好ましくは、
前記半導体基板が、所定の結晶構造を有し、
前記溝が、前記結晶構造の結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿って延在する。
また、前記半導体基板において、好ましくは、
前記半導体基板が、所定の結晶構造を有し、
前記溝の底部の少なくとも一部分が、前記結晶構造の結晶方位面(n11)(ただし、nは1以上の整数)に沿う面である。
この発明によると、半導体基板に、一定の離間距離を保ちつつ延在する一対の側壁と、中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜した底部を備える溝が形成される。この溝によると、十分な深さと十分な開口幅の狭さを両立させつつ、さらに、外力を加えた場合に中心線に沿って割断することができる。
半導体基板からチップを切り出す処理の流れを説明するための図である。 バー状基板を模式的に示す図である。 チップを模式的に示す図である。 エッチング装置の要部構成を示す図である。 第1の態様に係る溝の形成処理の流れを示す図である。 マスクが形成された状態の半導体基板を模式的に示す図である。 第1の態様に係る溝の形成処理においてエッチングにより溝が形成されていく様子を説明するための図である。 溝の深さと溝の底面における平坦面の幅との関係を示すグラフである。 第2の態様に係る溝の形成処理の流れを示す図である。 第2の態様に係る溝の形成処理においてエッチングにより溝が形成されていく様子を説明するための図である。 交番プロセスにより溝が形成されていく様子を説明するための図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<1.ダイシング工程>
半導体基板9から複数のチップ90を切り出す処理の流れを、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、当該流れを説明するための図である。図2は、バー状基板92を模式的に示す図である。図3は、チップ90を模式的に示す図である。
半導体基板9は略円形であり、例えば、III-V族半導体である(具体的には例えば、ガリウムヒ素(GaAs)により形成される)。GaAsにより形成される半導体基板9においては、GaAsが結晶構造(具体的には、閃亜鉛鉱型(ジンクブレンド型)の結晶構造)を成しており、半導体基板9の主面は、この結晶構造における結晶方位面(100)に相当する。
もっとも、半導体基板9の形成材料および結晶構造は必ずしもこれに限らない。例えば、半導体基板9は、インジウムリン(InP)から形成されてもよい。この場合、半導体基板9は閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するものとなる。また例えば、半導体基板9は、窒化ガリウム(GaN)から形成されてもよい。この場合、半導体基板9は六方晶型の結晶構造を有するものとなる。また、半導体基板9は、必ずしもIII-V族半導体でなくともよく、例えば、シリコン(Si)、ダイヤモンド(C)、あるいは、ゲルマニウム(Ge)から形成されてもよい。これらの場合、半導体基板9はダイヤモンド型の結晶構造を有するものとなる。また例えば、半導体基板9は、炭化ケイ素(SiC)から形成されてもよい。この場合、半導体基板9は六方晶型の結晶構造を有するものとなる。
半導体基板9は、例えば、半導体レーザを製造するためのものであり、その両主面にストライプ状の電極900が形成される。
また、半導体基板9には、チップ90の境界に相当する位置に、分割ライン81,82,83が形成されている。具体的には、半導体基板9には、これを平面視が矩形のブロック状基板91に分割するための格子状の分割ライン(第1分割ライン)81と、ブロック状基板91を複数のバー状基板92に分割するための分割ライン(第2分割ライン)82と、長尺のバー状基板92を複数のチップ90に分割するための分割ライン(第3分割ライン)83と、が形成されている。第2分割ライン82は、電極900と垂直に延在し、第3分割ライン83は、電極900と平行に延在する。
各分割ライン81,82,83は、具体的には、線状に延在する溝4により形成される。この溝4は、後に説明するように、エッチングによって形成される。もっとも、各分割ライン81,82,83の全てをエッチングによって形成する必要はなく、一部のライン(例えば、第1分割ライン81および第2分割ライン82)については別の方法で(例えば、ダイヤモンドカッタ等を用いて半導体基板9を削ることによって)形成してもよい。
半導体基板9から複数のチップ90を切り出すにあたっては、まず、半導体基板9を第1分割ライン81に沿って割断して、複数のブロック状基板91を切り出す。続いて、各ブロック状基板91を第2分割ライン82に沿って割断して、複数のバー状基板92を切り出す。続いて、各バー状基板92を第3分割ライン83に沿って割断して、複数のチップ90を得る。各分割ライン81,82,83に沿って半導体基板9(あるいは、ブロック状基板91、あるいは、バー状基板92)を割断する作業は、具体的には、半導体基板9等の一方の主面(分割ライン81,82,83を形成する溝が開口している主面とは逆の主面)の側から、半導体基板9等に圧力をかけて、分割ライン81,82,83に沿って半導体基板9等を劈開することによって行われる。
<2.エッチング装置>
半導体基板9にエッチングによって溝(分割ライン81,82,83を構成する溝)4を形成する処理について説明する前に、当該エッチングに用いられるエッチング装置1について、図4を参照しながら説明する。図4は、エッチング装置1の要部構成を示す図である。
エッチング装置1は、誘導結合型プラズマ(Inductively Coupled Plasma:ICP)を用いた反応性イオンエッチングを行う装置(所謂、誘導結合型反応性イオンエッチング装置(ICP-RIE))である。
エッチング装置1は、エッチングを行う反応室11を有する。
反応室11の底部には、半導体基板9を載置する平板状の下部電極(カソード)12が備えられている。下部電極12はブロッキングコンデンサ13、および、第1整合器14を介して、第1高周波電源15に接続されている。また、下部電極12には、ヘリウムガスを流通させる冷却ガス流路(図示省略)が設けられている。
反応室11の側壁には、エッチングガスを導入するガス導入口16、および、反応室11内を、真空ポンプ(図示省略)を用いて排気するためのガス排気口17が設けられている。
反応室11の上部には、誘電体窓18を介して、渦巻状のコイル19が備えられている。コイル19の片端は、第2整合器20を介して第2高周波電源21に接続されており、他端は直接、第2高周波電源21に接続されている。
このような構成を有するエッチング装置1において、エッチングガスを反応室11のガス導入口16から導入しつつ、渦巻状のコイル19に第2高周波電源21から高周波電力を供給すると、プラズマが発生し、エッチングガスからラジカル、イオン、電子などが生成される。この状態で、下部電極12に、第1高周波電源15から高周波電力を供給すると、プラズマ中の電子は、高周波により形成される電場の変動に追従して、下部電極12に飛び込む。下部電極12にはブロッキングコンデンサ13が接続されているため、電子が飛び込むと下部電極12に負のバイアス電圧(自己バイアス)が印加され、下部電極12に向かってイオンが加速されるようになる。
<3.第1の態様に係る溝4の形成処理>
次に、半導体基板9に溝4を形成する方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。図5は、第1の態様に係る溝4の形成処理の流れを示す図である。図6は、マスク3が形成された状態の半導体基板9を模式的に示す図である。図7は、溝4が形成されていく様子を説明するための図である。図8は、溝の深さと溝の底面における平坦面402の幅との関係を示すグラフである。
以下においては、第3分割ライン83を構成する溝4を形成する場合について説明する。もっとも、マスク3において露出される領域を変更することによって、例えば第2分割ライン82を構成する溝を形成することもできるし、第3分割ライン83を構成する溝と第2分割ライン82を形成する溝とを同時に形成することもできる。
また、以下に説明する一連の処理は、例えば、半導体基板9に薄膜を形成した後(具体的には例えば、半導体基板9に、有機金属気相成長法(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)によってAlGaAs結晶とGaAs結晶からなる活性層をエピタキシャル成膜した後)であって、電極900を形成する前のタイミングで実行することができる。もっとも、当該処理を実行するタイミングはこれに限られるものではない。
<ステップS1:マスク3の形成>
まず、半導体基板9に、線状領域30を露出させつつそれ以外の部分を覆うマスク3を形成する。ここでは、第3分割ライン83を形成するべき位置が線状領域30となるようなマスク3が形成される。マスク3は、具体的には例えば、レジスト膜、SiO膜、SiN膜、等により形成することができる。また、マスク3は、半導体基板9における回路形成面とは逆側の面に形成される。
ここでは、マスク3から露出される線状領域30が、半導体基板9の結晶構造の結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿うものとなるように、マスク3と半導体基板9との位置関係が規定される。半導体基板9が有する結晶構造が、閃亜鉛鉱型、あるいは、六方晶型の場合は、線状領域30は結晶方位面(011)に沿っていることが特に好ましい。
<ステップS2:エッチングによる溝4の形成>
次に、半導体基板9に負のバイアス電圧を印加しつつ半導体基板9を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングすることによって、マスク3に覆われていない部分(線状領域30)に溝4を形成する。
この処理は具体的には例えば次のように行われる。
まず、半導体基板9をエッチング装置1の反応室11に搬入して、下部電極12上に載置する。そして、反応室11を所定の真空度まで減圧した後、ガス導入口16から所定のエッチングガスを導入する。また、第2高周波電源21からコイル19に高周波電力を印加するとともに、第1高周波電源15から下部電極12に高周波電力を印加する(上述したとおり、これによって半導体基板9に負のバイアス電圧が印加される)。すると、反応室11において、半導体基板9に対する反応性イオンエッチングプロセスが進行し、マスク3に覆われていない部分(線状領域30)に溝が形成されていく。
上記のエッチングが開始されてから初めのうちは、半導体基板9の主面と平行な平坦面に対する異方性エッチングが進行することにより溝の深さが増していき、溝の底部が略平坦な、断面略コ字状の溝が形成されていく(図7(a))。
そして、エッチングが進むにつれて、溝の深さが増すとともに、溝の角部分(すなわち、底部と側壁の境界部分)に斜めの面401が現れ、底部における平坦面402が小さくなっていく(図7(b))。このような斜めの面401が出現するのは、当該斜めの面401に相当する結晶方位面(n11)(ただし、nは1以上の整数)が、平坦面402に相当する結晶方位面(100)に比べてエッチングされにくいためと考えられる。多くの場合、初めのうちは、この斜めの面401は、傾斜角度が異なる(すなわち、nの値が互いに異なる)面が連なった折れ線状の形となっており、エッチングが進むにつれて、斜めの面401の傾斜角度が一定(例えば、約30°〜約60°の範囲で一定)になっていく。
エッチングがさらに進むと、溝の深さがさらに増すとともに、溝の底部における斜めの面401が占める割合が増加していく。発明者らの実験によると、溝の深さと比例して、平坦面402の幅が小さくなっていくことがわかっている(図8)。
そして、最終的には、平坦面402がなくなり(つまり、平坦面402の幅がゼロとなり)、対向する一対の斜めの面401が、溝の中心線でつながった形となる(図7(c))。つまり、底部42がV字状の溝4が形成される。この時点でエッチングを終了させる。
このように、ここでは、半導体基板9の表面におけるマスク3で覆われていない部分が、結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿う線状領域30となっているために、上記のようなエッチングが進行し、これによって、ほぼ一定の離間距離を保ちつつ延在する一対の側壁41と、この側壁41と連なり、中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜した底部42と、を備える溝4が、形成される。また、当該溝4において、底部42を形成する斜めの面401は、結晶方位面(n11)(ただし、nは1以上の整数)に沿う面となっている。
<4.第2の態様に係る溝4の形成処理>
半導体基板9に溝4を形成する別の方法について、図9〜図11を参照しながら説明する。図9は、第2の態様に係る溝4の形成処理の流れを示す図である。図10は、溝4が形成されていく様子を説明するための図である。図11は、交番プロセスにより溝40が形成されていく様子を説明するための図である。
なお、以下の説明においては、第1の態様と同じ要素については同じ符号で示し、第1の態様と相違しない点については説明を省略する。
<ステップS1:マスク3の形成>
まず、半導体基板9に、線状領域30を露出させつつそれ以外の部分を覆うマスク3を形成する。この処理は、第1の態様に係るステップS1と同様である。
<ステップS2a:エッチングによる溝4の形成>
第1の態様と同様、第2の態様においても、エッチングによって溝4を形成する。ただし、第1の態様では、処理条件(エッチングガスの種類および導入流量、コイル19に印加する電力、および、下部電極12に印加する電力(つまりは、半導体基板9に印加されるバイアス電圧))を一定にしてエッチングを進行させることにより溝4を形成したが、第2の態様では、以下に説明するように、処理条件を次々と切り換えながらエッチングを進行させることにより溝4を形成する。
ステップS21:まず、半導体基板9におけるマスク3で覆われていない部分に、交番プロセスによって溝(対向する一対の側壁を有する溝)40を形成する(図10(a))。
交番プロセスは、具体的には、図11に示されるように、次の2つの工程を1周期としたプロセスを、複数回繰り返すものである。
第1工程:マスク3で覆われていない部分を等方的にエッチングする工程(図11(a))。この工程は、例えば、ガス導入口16から所定のエッチングガスを導入し、下部電極12には高周波電力を印加せず(すなわち、半導体基板9に負のバイアス電圧を印加せず)、コイル19に所定の高周波電力を印加することによって、行われる。
第2工程:第1工程でエッチングされた部分51の内壁(側壁および底部)に保護膜52を堆積させる工程(図11(b))。この工程は、例えば、ガス導入口16から所定の成膜ガスを導入し、下部電極12およびコイル19にそれぞれ所定の高周波電力を印加することによって、行われる。
なお、上記の2つの工程に、以下の工程(第3工程)を加えた3つの工程を1周期としたプロセスを、複数回繰り返してもよい。
第3工程:半導体基板9に負のバイアス電圧を印加しつつ保護膜52をエッチングすることで底部の保護膜52を除去する工程(図11(c))。この工程は、例えば、ガス導入口16から所定のエッチングガスを導入し、下部電極12およびコイル19にそれぞれ所定の高周波電力を印加することによって、行われる。
上記の2つの工程(あるいは、3つの工程)を1周期としたプロセスを複数回繰り返すことによって、所望の深さの溝40が形成されると、交番プロセスによるエッチングを終了させる。この交番プロセスによると、一対の側壁がほぼ一定の離間距離を保ちつつ延在する形の溝40を、短時間で形成することができる。
ステップS22:ステップS21で形成される溝40は、底部が略平坦、あるいは、緩やかにカーブした弧状になっている。そこで、次に、半導体基板9に負のバイアス電圧を印加しつつ半導体基板9を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングすることによって、ステップS21で形成された溝40の底部を、溝40の中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜したV字形状にエッチングする。
この工程は、例えば、ガス導入口16から所定のエッチングガスを導入し、下部電極12およびコイル19にそれぞれ所定の高周波電力を印加することによって、行われる。
ただし、この工程においては、下部電極12に印加する高周波電力(つまりは、半導体基板9に印加するバイアス電圧)を比較的小さい値に設定することが好ましい。具体的には、下部電極12に印加する高周波電力を20〜100Wの範囲に設定する。あるいは、下部電極12に印加する高周波電力を、時間の経過とともに小さくするように制御する。上述したとおり、斜めの面401に相当する結晶方位面(n11)は、平坦面402に相当する結晶方位面(100)よりもエッチングされにくいので、半導体基板9に印加するバイアス電圧の値を比較的小さい値に設定する(あるいは、バイアス電圧を徐々に小さくしていく)ことにより、斜めの面401を残しつつ、平坦な面402だけのエッチングを進行させることができるのである。これによって、溝40の底面を、平坦面402の幅がゼロであり、対向する一対の斜めの面401が溝の中心でつながった形にエッチングすることができる。
ステップS21およびステップS22の処理が行われることによって、ほぼ一定の離間距離を保ちつつ延在する一対の側壁41と中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜した底部42とを備える溝4が、形成される(図10(b))。
ステップS23:交番プロセスによって掘り進められた溝4の側壁には、スキャロップと呼ばれる凹凸53が形成される場合がある。そこで、続いて、半導体基板9に負のバイアス電圧を印加しつつ溝4の側壁を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングすることによって、この凹凸53を除去する(図10(c))。この工程は、例えば、ガス導入口16から所定のエッチングガス(具体的には例えば、酸素ガス、一酸化二窒素ガス、一酸化窒素ガス、一酸化炭素ガス、水素、及び、フッ素ガス(F2)、のうちの少なくとも1種類のガスを含むエッチングガス)を導入し、下部電極12およびコイル19にそれぞれ所定の高周波電力を印加することによって、行われる。
<5.実施例>
<第1実施例>
発明者らは、第1の態様に係る溝4の形成処理を以下の処理条件で実行することによって、半導体基板9に溝4を形成した。
半導体基板9として、GaAs基板を用いた。また、マスク3から露出させる線状領域30は、結晶方位面(011)に沿うものとした。また、マスク3はフォトレジストにより形成した。また、エッチングガスとしてSiClを用い、その導入流量を50sccmとした。また、エッチングが進行する間、反応室11の圧力を6Paに維持した。また、コイル19に印加する高周波電力は600Wとし、下部電極12に印加する電力は150Wとした。また、エッチング装置1として、サムコ株式会社製のICP型プラズマエッチング装置:RIE-200iPを用いた。また、マスク3から露出した線状領域30の幅は、11μmとした。また、このときのエッチングレートは、9.6nm/minであった。
その結果、図8に示されるように、溝の深さと比例して平坦面402の幅が小さくなっていき、溝の深さが50μmとなったときに、平坦面402が消滅した。この時点でエッチングを停止することにより、開口幅が11μm、深さが50μmの溝4が得られた。また、この溝4において、底部に現れた斜めの面401の傾斜角度(斜めの面401と水平面とがなす角度)は約45°であった(なお、理論計算では結晶方位面(111)は約55°、同(211)は約35°、同(311)は約25°、同(411)は約19°、同(511)は16°、同(611)は約13°である。したがって、本実施例で底部に現れた斜めの面401はこれらの複数の結晶方位面(n11)(n=1,2,・・)から構成されていると考えられる)。
このような溝4が形成された半導体基板9に、溝4の開口面とは逆側の面から圧力を加えて、半導体基板9を溝4に沿って割ったところ、チップ90にクラックや欠けを生じさせることなく、半導体基板9を割断することができた。
<第2実施例>
マスク3から露出した線状領域30の幅を7.1μmとする以外は、<第1実施例>と同じ処理条件で半導体基板9に溝4を形成した。
その結果、図8に示されるように、溝の深さと比例して平坦面402の幅が小さくなっていき、溝の深さが約32μmとなったときに、平坦面402が消滅した。この時点でエッチングを停止することにより、開口幅が7.1μm、深さが約32μmの溝4が得られた。また、この溝4において、底部に現れた斜めの面401の傾斜角度(斜めの面401と水平面とがなす角度)は約45°であった(前述したように、本実施例で底部に現れた斜めの面401も、上述した複数の結晶方位面(n11)(n=1,2,・・)から構成されていると考えられる)。
第1実施例で得られる溝4と第2実施例で得られる溝4は、ほぼ同じアスペクト比となっていた。つまり、所望の深さの溝4を得るためには、例えば、マスク3から露出させる線状領域30の幅を調整すればよいことがわかる。
<第3実施例>
発明者らは、第2の態様に係る溝4の形成処理を以下の処理条件で実行することによって、半導体基板9に溝4を形成した。
ステップS21の交番プロセスの第1工程においては、エッチングガスとしてSiClとClの混合ガスを用い、SiClの導入流量を50sccm、Clの導入流量を87sccmとし、コイル19に印加する高周波電力は600Wとし、下部電極12に印加する電力は40Wとし、処理時間は7秒とした。また、第2工程においては、成膜ガスとしてSiClを用い、その導入流量を50sccmとし、コイル19に印加する高周波電力は600Wとし、下部電極12に印加する電力は150Wとし、処理時間は5秒とした。また、第1工程〜第2工程までの繰り返し回数は、17回とした。
また、ステップS22のエッチングプロセスにおいては、エッチングガスとしてSiClとClの混合ガスを用い、SiClの導入流量を50sccmとし、Clの導入流量を87sccmとし、コイル19に印加する高周波電力は600Wとし、下部電極12に印加する電力は40Wとし、処理時間は7秒とした。
また、エッチングが進行する間、反応室11の圧力を4Paに維持した。
それ以外は、<第1実施例>と同じ処理条件で半導体基板9に溝4を形成した。
その結果、<第1実施例>と同様の溝4を得ることができた。
<6.その他の実施形態>
上記の実施形態においては、半導体基板9としてGaAs基板を用いており、この場合は、エッチングガスとして、SiCl、あるいは、SiClとClの混合ガスを用いることが好ましいが、半導体基板9として例えばシリコン基板を用いる場合は、エッチングガスとして、SFを用いることが好ましい。
第2の態様で溝4を形成するにあたって、溝40の底面をV字状にエッチングする処理(ステップS22)を、交番プロセスにより行ってもよい。具体的には、交番プロセスで断面コ字状の溝40を形成した後、成膜ガスを徐々に増やしながら引き続き交番プロセスを行うことで、溝40の底面をV字状にエッチングしてもよい。
また、第2の態様で溝4を形成するにあたっては、ステップS22とステップS23とは、どちらを先に行ってもよい。また、ステップS23の処理は省略してもよい。
1 エッチング装置
11 反応室
12 下部電極
13 ブロッキングコンデンサ
14 第1整合器
15 第1高周波電源
16 ガス導入口
17 ガス排気口
18 誘電体窓
19 コイル
20 第2整合器
21 第2高周波電源
3 マスク
30 線状領域
4 溝
41 側壁
42 底部
401 斜めの面
402 平坦面
40 底部が平坦な溝
9 半導体基板
90 チップ
91 電極
81,82,83 分割ライン

Claims (9)

  1. 半導体基板の製造方法であって、
    a)所定の結晶構造を有する半導体基板の表面において、前記結晶構造の結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿う線状領域を露出させつつ、それ以外の部分を覆うマスクを形成するマスク形成工程と、
    b)前記半導体基板に負のバイアス電圧を印加しつつ前記半導体基板を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングすることによって、前記マスクに覆われていない部分に溝を形成する溝形成工程と、
    を備える、半導体基板の製造方法。
  2. 半導体基板の製造方法であって、
    a)所定の結晶構造を有する半導体基板の表面において、前記結晶構造の結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿う線状領域を露出させつつ、それ以外の部分を覆うマスクを形成するマスク形成工程と、
    b)前記マスクで覆われていない部分をエッチングすることにより溝を形成する溝形成工程と、
    を備え、
    前記溝形成工程が、
    b1)前記マスクで覆われていない部分を等方的にエッチングする工程と、前記エッチングされた部分の内壁に保護膜を堆積させる工程と、を繰り返し行うことにより、前記半導体基板に、対向する一対の側壁を有する溝を形成する側壁形成工程と、
    b2)前記半導体基板に負のバイアス電圧を印加しつつ前記半導体基板を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングすることによって、前記側壁形成工程にて形成された溝の底部を、当該溝の中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜したV字形状にエッチングするV字状底部形成工程と、
    を備える、半導体基板の製造方法。
  3. 請求項2に記載の半導体基板の製造方法であって、
    前記溝形成工程が、
    b3)前記半導体基板に負のバイアス電圧を印加しつつ前記溝の側壁を反応性イオンエッチングプロセスによりエッチングする側壁エッチング工程、
    をさらに備える、半導体基板の製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の半導体基板の製造方法であって、
    前記溝が、
    前記半導体基板におけるチップ間の境界に形成されている、
    半導体基板の製造方法。
  5. 請求項4に記載の半導体基板の製造方法であって、
    c)前記半導体基板に圧力を加えて、前記半導体基板を前記溝に沿って割る工程、
    をさらに備える、半導体基板の製造方法。
  6. 半導体基板であって、
    線状に延在する溝、
    を備え、
    前記溝が、
    一定の離間距離を保ちつつ延在する一対の側壁と、
    前記側壁と連なり、前記溝の中心線に近づくにつれて深さが増すように傾斜した底部と、
    を備える、半導体基板。
  7. 請求項6に記載の半導体基板であって、
    前記溝が、
    前記半導体基板におけるチップ間の境界に形成されている、
    半導体基板。
  8. 請求項6または7に記載の半導体基板であって、
    前記半導体基板が、所定の結晶構造を有し、
    前記溝が、前記結晶構造の結晶方位面(110)、(−110)、(011)および、(01−1)のうちの少なくとも一個に沿って延在する、
    半導体基板。
  9. 請求項6から8のいずれかに記載の半導体基板であって、
    前記半導体基板が、所定の結晶構造を有し、
    前記溝の底部の少なくとも一部分が、前記結晶構造の結晶方位面(n11)(ただし、nは1以上の整数)に沿う面である、
    半導体基板。
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