JP2017202890A - エレベータ表示器の輝度低下検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータ表示器の発光手段の経年的劣化による輝度低下や表示視認性の低下を自動的に簡易に検出できるようにする。【解決手段】マトリックス状に配列された発光手段の発光パターンにより各種情報を表示するエレベータの表示器14において、前記発光手段の輝度低下を検出するシステムであって、表示器14の表示画面を撮影するカメラ16と、表示器14の表示画面の画像データに基づいて、発光パターン毎に分割されたブロック単位で輝度値を測定する輝度値測定手段と、同じブロックについてあらかじめ設定された基準値と、測定された輝度値とを比較し、当該ブロックでの輝度値の低下を検出する輝度低下検出手段と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータ表示器の輝度低下検出システムに関する。
エレベータでは、かご位置等の情報を表示する表示器がかご室内や乗場に設けられている。この種の表示器では、発光手段として一般にLED素子が用いられ、複数のLED素子がマトリックス状に配列された構成となっている。そして、複数のLED素子を決められたパターンで発光させることにより、文字や数字、記号が表示されるようになっている。
LED素子は、白熱電球、蛍光灯に比べると、はるかに長寿命であるとされているが、一般に、LED素子は、使用開始後約10年で、輝度が初期値の半分に低下し、寿命になるとされている。
エレベータの表示器の場合、その表示器を構成している個々のLED素子の寿命は一様ではなく、かなりのばらつきがある。文字、数字、記号を表すパターン単位で点灯が繰り返されるため、頻度の高いパターンを構成しているLED素子ほど早く損耗する傾向があるからである。
エレベータの保守点検では、表示器についても定期的に点検が行われている。しかし、一つ一つのLED素子について、寿命が近づいて輝度が低下しているかどうかを点検することは困難である。
また、点検は数ヶ月の1回の頻度で行われるので、前回の点検ではわからなかったが、次回に点検が行われるまでの間に寿命が尽きてしまうLED素子もある。エレベータの利用者からの指摘を受けて、管理者が寿命の尽きたLED素子を交換することもあり、交換するまでの間、利用者への利便性が低下する問題がある。
従来、エレベータの表示器の劣化を検出することに関する従来技術としては、例えば、特許文献1では、発光パターン毎に消費電流を測定し、この電流値がLED素子の劣化を検知することを提案している。
しかしながら、発光手段がLED素子の場合、経年的変化による電流の変化はごく小さいものであり、LED素子を交換すべきかのどうかの判定は困難なことが多い。
また、エレベータの表示器では、発光手段の経年的劣化以外にも、表示器の外観の破損や傷等によって、表示される文字等の視認性が低下する場合があるが、従来の検知システムでは、これらの外観上の不都合には対応できていなかった。
また、エレベータの表示器では、発光手段の経年的劣化以外にも、表示器の外観の破損や傷等によって、表示される文字等の視認性が低下する場合があるが、従来の検知システムでは、これらの外観上の不都合には対応できていなかった。
本発明は、前記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであって、エレベータ表示器の発光手段の経年的劣化による輝度低下や表示視認性の低下を自動的に簡易にリアルタイムで検出できるようにしたエレベータ表示器の輝度低下検出システムを提供することを目的としている。
前記の目的を達成するために、本発明の実施形態は、マトリックス状に配列された発光手段の発光パターンにより各種情報を表示するエレベータの表示器において、前記発光手段の輝度低下を検出するシステムであって、前記表示器の表示画面を撮影するカメラと、前記表示器の表示画面の画像データに基づいて、前記発光パターン毎に分割されたブロック単位で輝度値を測定する輝度値測定手段と、同じブロックについてあらかじめ設定された基準値と、測定された輝度値とを比較し、当該ブロックでの輝度値の低下を検出する輝度低下検出手段と、を備えたことを特徴とするものである。
以下、本発明によるエレベータ表示器の輝度低下検出システムの一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態による輝度低下検出システムの概要を示す図である。図1において、参照番号10は、乗りかごの出入口に設けられたかごドアを示している。かご室内には、かご操作盤12が設けられている。かご操作盤12には、乗客が行き先階を登録するためのボタンや、かごドア10を開閉操作するためのボタンが設けられている。かご操作盤12の上部には、乗りかごが位置している階や、かごの移動方向を表示する階床表示器14が設けられている。
図1は、本発明の実施形態による輝度低下検出システムの概要を示す図である。図1において、参照番号10は、乗りかごの出入口に設けられたかごドアを示している。かご室内には、かご操作盤12が設けられている。かご操作盤12には、乗客が行き先階を登録するためのボタンや、かごドア10を開閉操作するためのボタンが設けられている。かご操作盤12の上部には、乗りかごが位置している階や、かごの移動方向を表示する階床表示器14が設けられている。
エレベータのかご室内には、主として防犯上の理由から監視カメラ16が設置されている。本実施形態の輝度低下検出システムでは、輝度低下を検出する対象は、階床表示器14である。監視カメラ16で撮影した階床表示器14の表示画面の画像データから発光手段の輝度を検出する。
監視カメラ16によって撮影された画像データは、外部ケーブルを介して、かご上に設置された輝度低下検出装置20に送られる。輝度低下検出装置20は、かご室内に設けるようにしてよい。輝度低下検出装置20では、階床表示器14の発光手段の輝度の算出、輝度低下の判定、輝度の低下した発光手段が存在する部分をグラフィック表示するデータの演算などの処理が行われる。これらについては後述する。
輝度低下検出装置20は、階床表示器14の輝度低下に関する情報を各所のエレベータを集中的に監視している監視センタに送信し、その情報はモニタ22に表示される。また、エレベータ管理者の携帯端末24にも情報が送信される。
次に、図2は、本実施形態による輝度低下検出システムの構成を示すブロック構成図である。
階床表示器14は、発光手段として複数のLED素子を縦横にマトリックス状に配列した表示器である。エレベータ制御部28からは、階床を表す数字、移動方向を表す矢印などの発光パターン指令がかご操作盤12の点灯主制御部30に入力される。点灯主制御部30は、LED点灯駆動回路31を介して、階床表示器14の複数のLED素子の中から、発光パターン指令によって決められた一群のLED素子を点灯させる。これによって、階床表示器14には、図3に例示されるように、ドットマトリックスによる階床、移動方向を表す文字、記号等が表示される。なお、かご操作盤12には、図示はしないが、階床表示器14の他にも、満員や休止などの運転状況を表示する表示灯もある。
階床表示器14は、発光手段として複数のLED素子を縦横にマトリックス状に配列した表示器である。エレベータ制御部28からは、階床を表す数字、移動方向を表す矢印などの発光パターン指令がかご操作盤12の点灯主制御部30に入力される。点灯主制御部30は、LED点灯駆動回路31を介して、階床表示器14の複数のLED素子の中から、発光パターン指令によって決められた一群のLED素子を点灯させる。これによって、階床表示器14には、図3に例示されるように、ドットマトリックスによる階床、移動方向を表す文字、記号等が表示される。なお、かご操作盤12には、図示はしないが、階床表示器14の他にも、満員や休止などの運転状況を表示する表示灯もある。
図2において、輝度低下検出装置20では、監視カメラ16で撮影された階床表示器14の画像データ34が外部入力として入力される。この画像データ34は、画像記録部35に記録される。測定輝度算出部36は、画像データ34を画像記録部35から読み取り、その画像を分析して輝度を算出する。輝度の算出についてはさらに後述する。
輝度低下検出装置20には、記憶部として、測定した輝度のデータを記録する測定輝度記録部38、階床表示器14の輝度値の初期値(製造された段階での輝度値)が記録される輝度初期値記録部40、が設けられている。
また、輝度低下検出装置20には、階床表示器14のLED素子の輝度の低下を検知する手段として、輝度低下判定部41が設けられている。
輝度低下判定部41では、輝度初期値記録部に記録されている初期輝度値のデータと、測定輝度記録部38に記録されている測定輝度値のデータが比較されて、輝度が低下したか否かが判定される。判定結果のデータは、輝度低下記録部42に記録される。
表示部43は、輝度低下記録部42に記録された数値データを、例えば、輝度の違いが色で表示される画像に変換して表示する機能を有しており、監視センタのモニタ22や、携帯端末24の画面にその画像が表示される。
本実施形態では、輝度低下検出装置20には、乗りかごの階床位置・運転方向検出部37が設けられている。これは、図4のフローチャートに示されるように、エレベータの通常運転と連動させて階床表示器14の輝度を検出する一連の動作を行わせるためである。
次に、本実施形態によるエレベータ表示器の輝度低下検出システムの動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
エレベータの運転中は、乗りかごの位置、運転状況に係る信号がエレベータ制御部28から位置・運転検出部37に送信される。位置・運転検出部37は、乗りかごが位置している階と、運転方向を検出する(ステップS10)。乗りかごが最寄り階に着床したことを検知すると(ステップS11のyes)、位置・運転検出部37は、着床位置を判定する(ステップS12)。
エレベータの運転中は、乗りかごの位置、運転状況に係る信号がエレベータ制御部28から位置・運転検出部37に送信される。位置・運転検出部37は、乗りかごが位置している階と、運転方向を検出する(ステップS10)。乗りかごが最寄り階に着床したことを検知すると(ステップS11のyes)、位置・運転検出部37は、着床位置を判定する(ステップS12)。
ここで、ステップS13の一群のステップは、乗りかごが着床した時における監視カメラ16による階床表示器14の表示画面の撮影と、その表示画面の初期輝度値を取得する処理を示している。
例えば、エレベータは上昇運転をしていて8階に着床したとすると、階床表示器14の表示画面は図3に示すようになる。階床表示器14では、停止した階は数字で表され、方向が矢印で表示される。ステップS14では、監視カメラ16は、図3に示すような階床表示器14の表示画面を撮影する。
例えば、エレベータは上昇運転をしていて8階に着床したとすると、階床表示器14の表示画面は図3に示すようになる。階床表示器14では、停止した階は数字で表され、方向が矢印で表示される。ステップS14では、監視カメラ16は、図3に示すような階床表示器14の表示画面を撮影する。
次に、この例では、乗りかごは8階に着床したので、輝度低下判定部41は、8階を表す階床表示器14における「8」の発光パターン、「↑」の発光パターンについて、輝度初期値記録部40から初期輝度値を読み取る(ステップS15、16)。
ここで、図3に示すような発光パターンと、画像処理による輝度値との関係について説明する。
階床表示器14の表示画面は、行:1b〜18b、列:1a〜9aの格子状のブロックに分割される。この場合、行の数、列の数は、分かりやすくするための例示である。図3で黒塗りされているブロックが、LED素子が発光しているブロックである。階床表示器14に表示される数字、文字、記号などの発光パターンで発光するブロックは、行、列によって特定される。
階床表示器14の表示画面は、行:1b〜18b、列:1a〜9aの格子状のブロックに分割される。この場合、行の数、列の数は、分かりやすくするための例示である。図3で黒塗りされているブロックが、LED素子が発光しているブロックである。階床表示器14に表示される数字、文字、記号などの発光パターンで発光するブロックは、行、列によって特定される。
本実施形態では、全ての停止階で、階床表示器14に表示され得る発光パターン毎に、それを構成しているブロック単位でLED素子の初期輝度値が輝度初期値記録部40にあらかじめ記憶されている。輝度低下判定の基準となる初期輝度値は、新品のLED素子が発光した場合の画像を分析して得たブロック単位の輝度値である。例えば、各ブロックのエリア内で複数点輝度を算出し、その平均値をとって、そのブロックの輝度初期値とする。輝度の算出の仕方は、次に説明する測定輝度値についても同様である。
次に、図4のフローチャートにおいて、ステップS20に包括される一連の処理は、停止階において階床表示器14の表示面の画像から測定輝度値を算出し、初期輝度値と比較し、輝度低下を検出する処理である。
停止階で撮影された画像データは、画像記録部35に送信されてから(ステップS21)、
測定輝度算出部36に読み込まれる。測定輝度算出部36は、画像データを分析して、発光パターンを構成している各ブロックの輝度を算出する(ステップS22)。
停止階で撮影された画像データは、画像記録部35に送信されてから(ステップS21)、
測定輝度算出部36に読み込まれる。測定輝度算出部36は、画像データを分析して、発光パターンを構成している各ブロックの輝度を算出する(ステップS22)。
測定輝度値のデータについては、測定輝度記録部38内のメモリエリアに、ブロックごとのデータが記憶される(ステップS23)。
次いで、輝度低下判定部41は、初期輝度値を初期輝度値記録部40から読み込み、測定輝度値を測定輝度値記録38から読み込み、両者の比較を行う(ステップS24)。
この実施形態では、単純に、初期輝度値と測定輝度値の大小を比較するのではなく、初期輝度値に対する測定輝度値の比(測定輝度値/初期輝度値)をブロック毎に数値化し、これを輝度低下の指標とする。
この実施形態では、単純に、初期輝度値と測定輝度値の大小を比較するのではなく、初期輝度値に対する測定輝度値の比(測定輝度値/初期輝度値)をブロック毎に数値化し、これを輝度低下の指標とする。
輝度低下の指標を初期輝度値に対する測定輝度値の比で数値化しているので、その数値が1の場合は、発光パターンのブロックに輝度低下はなく、正常なことを示している。これに対して、数値が1以下の場合は、輝度低下が生じていることを示している。
測定輝度値の方が初期輝度値よりも小さい、すなわち輝度低下指標の数値が1以下の場合には(ステップS25のyes)、輝度の低下が検出されたブロックを特定する情報、輝度低下指標値の数値、輝度低下を検出した日時などのデータが輝度低下記録部42に記録される(ステップS26)。なお、ステップS25で輝度低下が検出されなかった場合には、最初のステップS10に戻って上述のステップを繰り返すことになる。
次に、ステップS27では、輝度低下の検出されたブロックの輝度低下指標値を輝度低下記録部42から読み込んで、グラフィック表示に変換して出力する。
この実施形態では、初期輝度値に対する測定輝度値の比に数値化して輝度の低下を判定しているので、数値としては、例えば、0.9、0.7、0.5、0.3というような1以下の数値が得られる。
この実施形態では、初期輝度値に対する測定輝度値の比に数値化して輝度の低下を判定しているので、数値としては、例えば、0.9、0.7、0.5、0.3というような1以下の数値が得られる。
例えば、0.2刻みで、当該ブロックを表示する色を変え、あるいは濃淡を変えて表示することで、ブロックを構成しているLED素子の輝度低下の度合いを直観的に理解できるように表示することができる。図5では、輝度の低下のないブロックを黒塗りで、輝度が90%低下したブロック、輝度が50%低下したブロックを濃淡で区別して表している。
ここで、図6は、輝度の低下したLED素子があるブロックを濃淡の違いにより表示した発光パターンの例を示す。
図6(A)では、「8」を表示するブロックのうち、黒塗りの部分は、正常なLED素子からなるブロックを示している。淡くなっているブロックが輝度の低下したLED素子からなるブロックである。なお、ごく一部のブロックについてのみ輝度の低下が見られる場合には、外観面の傷や汚れなどの原因が考えられる場合もある。
図6(B)では、「↑」の矢の先が欠けているように表示されているが、これは、LED素子の輝度低下の度合いが大きいことを示している。
このような輝度低下のグラフィック表示は、監視モニタ22や携帯端末24に出力され、管理者はこれをみて階床表示器14の輝度低下の現状をリアルタイムで確認することができる(ステップS30、ステップS31)。その際には、輝度の低下したブロックの発光装置の光量を高められるようにしてもよい。
次に、ステップS28では、輝度の低下のみられるブロックの数を計数し、その数がその発光パターンを全体のブロック数の例えば、50%以上を占めるか否かが判別される。輝度の低下したブロックが全体の半分以上を占めるようになっているということは、その階床表示器14のLED素子に寿命がきたと判断して、例えば「要交換」などの表示が外部に出力される(ステップS29)。このような「要交換」の表示は、監視モニタ22や携帯端末24に出力され、管理者はこれをみて階床表示器14の交換が必要なことをリアルタイムで把握することができる。管理者は、乗客に不便をかけることなく、交換などの保守業務に即座に対応できる。
このような輝度低下の検出のプロセスは、エレベータが通常運転している間、停止階に止まるたびに行われるので、階床表示器14のすべての発光パターンについて洩れなく輝度の低下したブロックが調べられ、輝度の低下したLED素子を確実に検知することができる。
また、監視モニタ22や携帯端末24に表示された輝度低下のグラフィック表示からは、画面の一部のみが外観上の汚れや傷がある場合も、輝度低下の態様として検知することができる。
なお、以上の実施形態では、階床表示器の発光手段にLED素子を用いた例について説明したが、輝度の基準値と測定した輝度との差が画像の解析から検出できるものであれは、LED素子に限定されるものではない。
また、エレベータの乗場に設けられているインジケータなどの表示器についても、同様に発光手段の輝度低下を監視カメラで撮影した画像から検知することが可能である。画像を撮影する手段も監視カメラに限定されるものではない。
以上、本発明に係るエレベータ表示器の輝度低下検出装置について、好適な実施形態を挙げて説明したが、これらの実施形態は、例示として挙げたもので、発明の範囲の制限を意図するものではない。もちろん、明細書に記載された新規な装置、方法およびシステムは、様々な形態で実施され得るものであり、さらに、本発明の主旨から逸脱しない範囲において、種々の省略、置換、変更が可能である。請求項およびそれらの均等物の範囲は、発明の主旨の範囲内で実施形態あるいはその改良物をカバーすることを意図している。
10…かごドア、12…かご操作盤、14…階床表示器、16…監視カメラ、20…輝度低下検出装置、22…監視センタのモニタ、24…携帯端末
前記の目的を達成するために、本発明の実施形態は、マトリックス状に配列された発光手段の発光パターンにより各種情報を表示するエレベータの表示器において、前記発光手段の輝度低下を検出するシステムであって、前記表示器の表示画面を撮影するカメラと、
前記表示器の表示画面の画像データに基づいて、前記発光パターンを複数のブロックに分割してなるそのブロック単位で輝度値を測定する輝度値測定手段と、同じブロックについてあらかじめ設定された基準値と、測定された輝度値とを比較し、当該ブロックでの輝度値の低下を検出する輝度低下検出手段と、を備えたことを特徴とするものである。
前記表示器の表示画面の画像データに基づいて、前記発光パターンを複数のブロックに分割してなるそのブロック単位で輝度値を測定する輝度値測定手段と、同じブロックについてあらかじめ設定された基準値と、測定された輝度値とを比較し、当該ブロックでの輝度値の低下を検出する輝度低下検出手段と、を備えたことを特徴とするものである。
Claims (6)
- マトリックス状に配列された発光手段の発光パターンにより各種情報を表示するエレベータの表示器において、前記発光手段の輝度低下を検出するシステムであって、
前記表示器の表示画面を撮影するカメラと、
前記表示器の表示画面の画像データに基づいて、前記発光パターン毎に分割されたブロック単位で輝度値を測定する輝度値測定手段と、
同じブロックについてあらかじめ設定された基準値と、測定された輝度値とを比較し、当該ブロックでの輝度値の低下を検出する輝度低下検出手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータ表示器の輝度低下検出システム。 - 前記輝度低下検出手段は、前記基準値に対する測定された輝度値の比を、輝度低下を検知する指標値として各発光パターンのブロック単位で算出し、前記指標値に基づいて輝度値の低下の度合いを判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ表示器の輝度低下検出システム。
- 前記輝度低下検出手段は、前記発光パターンの各ブロックについて算出した指標値のデータに基づいて、前記指標値の大きさ別に視覚的に表示する情報を生成し、外部の情報装置に送信することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ表示器の輝度低下検出システム。
- 前記輝度低下検出手段は、前記発光パターンの各ブロックについて算出した指標値のデータに基づいて、当該発光パターンにおいて輝度が低下したブロックの数を計数し、そのブロックの総数が所定の基準以上に存在する場合には、発光手段が交換時期であることを知らせる情報を外部の情報装置に送信することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ表示器の輝度低下検出システム。
- 前記表示器は、乗りかごに設けられる表示器であり、表示画面の前記カメラによる撮影は、エレベータの通常運転において、乗りかごの停止階での着床動作と連動して行われ、その停止階での表示画面の発光パターンについて、輝度値の低下が検出されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載のエレベータ表示器の輝度低下検出システム。
- 前記カメラは、かご室に設置された監視カメラであることを特徴とする請求項5に記載のエレベータ表示器の輝度低下検出システム。
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