JP2017202230A - 食器洗浄機及び食器洗浄機の制御方法 - Google Patents

食器洗浄機及び食器洗浄機の制御方法 Download PDF

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祥紀 富田
Hironori Tomita
祥紀 富田
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Abstract

【課題】食器洗浄機で使用するすすぎ水の加熱を安全かつ速やかに行うこと。
【解決手段】洗浄タンク12に洗浄水が貯まっていない状態で、すすぎタンク10から洗浄タンク12にすすぎ水を送るすすぎポンプ11の運転回数を0回にリセットする工程と、すすぎタンク10の満水水位まで、すすぎタンク10にすすぎ水を貯める工程と、すすぎポンプ11の前記リセット後の運転回数を検出する工程と、運転回数が0回のときに、すすぎタンク10内のすすぎ水を加熱するすすぎヒータ21を切状態としたまま、すすぎポンプ11を駆動して、すすぎ水をすすぎタンク10から洗浄タンク12に送る工程と、運転回数が1回以上のときに、すすぎヒータ21を入状態としてすすぎ水を加熱し、このすすぎ水が所定温度まで加熱されたら、すすぎポンプ11を駆動して、すすぎ水をすすぎタンク10から洗浄タンク12に送る工程と、を有する食器洗浄機の制御方法を構成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、食器洗浄機及び食器洗浄機の制御方法に関し、特に、すすぎ水の加熱を安全かつ速やかに行うことができるようにした食器洗浄機に関する。
近年、飲食に用いた皿やコップ等の使用済み食器類を、人手に依らず自動的に洗浄する食器洗浄機が、飲食店や一般家庭において広く普及している。例えば、特許文献1に示す食器洗浄機は、すすぎ水を貯留するすすぎタンクと、すすぎタンク内のすすぎ水をすすぎノズルに圧送するすすぎポンプと、すすぎノズルから噴射された水を次の工程の洗浄水として再利用するために貯めておく洗浄タンクを備えている(本文献の段落0020、図2等参照)。
すすぎタンクには、すすぎ水を所定温度に加熱するためのすすぎヒータと、その温度を検知する温度センサと、すすぎタンク内の満水水位を検出するためのすすぎタンク水位センサが設けられている(本文献の段落0021、図3等参照)。すすぎタンク水位センサによって、すすぎタンク内の水位が所定水位に達したことが検出されたら、すすぎヒータへの通電が行なわれ、タンク内のすすぎ水が前記所定温度になるまで加熱される(本文献の段落0026参照)。
ところで、食器洗浄機の使用が終了したときには、すすぎタンクと洗浄タンク内の水は抜かれて、両タンクは空の状態となっている。このため、食器洗浄機を再度使用するときには、すすぎタンクにすすぎ水を新たに給水した上で、すすぎヒータでこのすすぎ水を所定温度に加熱し、加熱されたすすぎ水をノズルを経由して洗浄タンクに給水した後にその使用を開始する。このとき、すすぎタンク水位センサが正常に機能していないと、すすぎタンク内にすすぎ水がないにもかかわらずすすぎヒータへの通電が行なわれ、このすすぎヒータの過熱が生じ得る。
そこで、すすぎヒータの過熱を防止すべく、例えば、図4に示す制御フローを採用することができる。この制御フローは、すすぎタンクと洗浄タンクがいずれも空の状態から、両タンクに順次給水する工程(以下において、初期給水工程と称する。)に適用される。本図に示す制御フローにおいては、水位センサの誤動作によるすすぎヒータの過熱を防止するために、その開始時点からすすぎヒータは切状態とされている(本図のステップS21)。
まず、すすぎタンクに接続された給水弁が開かれ、すすぎタンクへのすすぎ水の給水が開始される(本図のステップS22)。すすぎタンクに設けられた水位センサによって、すすぎタンクが満水水位に達したことが検知されたら(本図のステップS23のYES側)、給水弁が閉じられて、すすぎタンクへの給水が停止される(本図のステップS24)。その一方で、すすぎタンクが満水水位に達していないと判断された場合は(本図のステップS23のNO側)、すすぎタンクへの給水を継続する。
すすぎタンクが満水水位となって給水が停止したら、すすぎポンプが運転され(本図のステップS25)、洗浄タンクへの給水が行なわれる。すすぎポンプの運転に伴って、すすぎタンクの水位が低下し、この水位の低下が水位センサによって検知される。そして、この水位センサからの検知信号に基づいて給水弁が開かれ、すすぎタンクへのすすぎ水の給水が再開される(本図のステップS26)。
洗浄タンクが満水水位に達していないと判断されたときは(本図のステップS27のNO側)、すすぎポンプの運転開始後、予め定めた規定時間(例えば、10秒)が経過しているか否かが判断される(本図のステップS28)。この規定時間を経過していなければ(本図のステップS28のNO側)、洗浄タンクへの給水を継続する。また、この規定時間を経過しているときは(本図のステップS28のYES側)、すすぎポンプを一旦停止した上で(本図のステップS29)、すすぎタンクへの給水を継続して行う。
その一方で、洗浄タンクが満水水位に達したことが検知されたときは(本図のステップS27のYES側)、給水弁が閉じられて、すすぎタンクへの給水が停止されるとともに(本図のステップS30)、すすぎポンプを停止して洗浄タンクへの給水を停止し(本図のステップS31)、初期給水工程を終了する(本図のステップS32)。この一連の初期給水工程を終了した後に、初めてすすぎヒータを入状態として、すすぎタンクのすすぎ水の加熱を開始する。
特開2007−125165号公報
図4に示す制御フローにおいては、初期給水工程が完了するまで、すすぎヒータは切状態となっているため、すすぎタンク及び洗浄タンクに設けられたヒータによってすすぎ水及び洗浄水が洗浄に適した所定温度まで加熱されて、洗浄作業を開始できるようになるまでかなりの時間を要し、作業効率が低下する問題がある。また、すすぎ水及び洗浄水が所定温度まで加熱される前に、洗浄作業を開始することも不可能ではないが、洗浄能力不足の問題が生じ得るため好ましくない。
そこで、この発明は、食器洗浄機で使用されるすすぎ水の加熱を安全かつ速やかに行うことを課題とする。
上記の課題を解決するため、この発明においては、洗浄タンクに洗浄水が貯まっていない状態で、すすぎタンクから前記洗浄タンクにすすぎ水を送るすすぎポンプの運転回数を0回にリセットする工程と、前記すすぎタンクの満水水位まで、すすぎタンクにすすぎ水を貯める工程と、前記すすぎポンプの前記リセット後の運転回数を検出する工程と、前記運転回数が0回のときに、前記すすぎタンク内のすすぎ水を加熱するすすぎヒータを切状態としたまま、前記すすぎポンプを駆動して、所定量のすすぎ水を前記すすぎタンクから前記洗浄タンクに送る工程と、前記運転回数が1回以上のときに、前記すすぎヒータを入状態としてすすぎ水を加熱し、このすすぎ水が所定温度まで加熱されたら、前記すすぎポンプを駆動して、所定量のすすぎ水を前記すすぎタンクから前記洗浄タンクに送る工程と、を有する食器洗浄機の制御方法を構成した。
この食器洗浄機の制御方法によると、すすぎポンプの1回目の運転が行なわれるまでは、すすぎヒータは切状態とされるものの、1回目の運転が行なわれた後にすすぎヒータが入状態とされて、すすぎタンク内のすすぎ水の加熱が開始されるので、洗浄タンクへの給水の途中段階から、加熱されたすすぎ水をこの洗浄タンクに給水することができる。このため、初期給水工程が完了するまで、すすぎヒータを切状態としたときと比較して、速やかに洗浄作業を開始することができる。
しかも、すすぎポンプの1回目の運転が行なわれるということは、すすぎタンクの水位センサが正常に作動していたことを意味しており、この正常な作動が確認された上ですすぎヒータが入状態とされるため、このすすぎヒータの過熱問題が生じる虞はなく、十分な安全性が確保される。
また、この発明においては、すすぎ水を貯めるすすぎタンクと、前記すすぎタンクからすすぎ水を送出するすすぎポンプと前記すすぎタンクから送出されたすすぎ水を貯める洗浄タンクと、前記洗浄タンクに洗浄水が貯まっていない状態で、前記すすぎポンプの運転回数を0回にリセットするとともに、前記すすぎポンプの運転に伴ってその運転回数を積算する積算装置と、前記リセット後の前記運転回数が0回のとき、前記すすぎ水を加熱するすすぎヒータに対しこのすすぎヒータを切状態とする制御信号を発する一方で、前記運転回数が1回以上のとき、前記すすぎヒータに対しこのすすぎヒータを入状態とする制御信号を発することが可能なすすぎヒータ制御装置と、を有する食器洗浄機を構成した。
この食器洗浄機によると、すすぎポンプの運転回数が積算装置によって積算され、この運転回数に対応して、すすぎヒータ制御装置によってすすぎヒータの入切が行なわれる。すなわち、上述したように、すすぎポンプの1回目の運転が行なわれるまではすすぎヒータは切状態とされるものの、1回目の運転が行なわれた後にすすぎヒータが入状態とされて、すすぎタンク内のすすぎ水の加熱が開始されるので、洗浄タンクへの給水の途中段階から、加熱されたすすぎ水をこの洗浄タンクに給水することができる。このため、初期給水工程が完了するまで、すすぎヒータを切状態としたときと比較して、速やかに洗浄作業を開始することができる。しかも、すすぎタンクの水位センサの正常な動作が確認された上ですすぎヒータが入状態とされるため、このすすぎヒータの過熱問題が生じる虞はなく、十分な安全性が確保される。
この発明は、すすぎタンクに貯められたすすぎ水をすすぎヒータで加熱して洗浄タンクに送るタイプの食器洗浄機において、すすぎポンプの1回目の運転が行なわれるまでは、すすぎヒータは切状態とされる一方で、1回目の運転が行なわれた後にすすぎヒータが入状態とされて、すすぎタンク内のすすぎ水が加熱されるようにした。このように、すすぎヒータの入切の制御を行なうことにより、速やかにすすぎ水を所定温度まで加熱して洗浄作業を開始できるようにするとともに、すすぎヒータの過熱を防止して安全性を高めることができる。
この発明に係る食器洗浄機の一実施形態を示す装置概略図 この発明に係る食器洗浄機の制御方法の制御フローの一例を示すフローチャート 食器洗浄機のすすぎタンクの水位の時間変化と、すすぎヒータが入状態となるタイミングの関係を示す図であって、(a)はこの発明に係る制御フローで制御したとき、(b)は従来技術に係る制御フローで制御したとき 従来技術に係る食器洗浄機の制御方法の制御フローの一例を示すフローチャート
この発明に係る食器洗浄機の一実施形態の装置概略図を図1に示す。この食器洗浄機は、すすぎタンク10、すすぎポンプ11、洗浄タンク12、積算装置13、及び、すすぎヒータ制御装置14を主要な構成部材としている。これらの構成部材は、筐体(図示せず)の内部に収納されている。
すすぎタンク10には、給水管15、すすぎ管16、すすぎオーバーフロー管17、及び、すすぎドレン管18が接続されるとともに、水位センサ19、すすぎ温度センサ20、及び、すすぎヒータ21が設けられている。給水管15の先端には給水口22が設けられ、この給水口22に水道管(図示せず)が接続されている。この水道管からは、給湯器(図示せず)によって予めある程度温められた温水が供給されるが、給湯器を設けずに冷水が供給される構成とする場合もある。
給水管15の途中には、電磁弁23が設けられている。この電磁弁23を開くと、給水管15を通って供給されたすすぎ水(水道水)がすすぎタンク10に貯められる。
すすぎ管16は、すすぎタンク10の下部側に接続されている。すすぎ管16は、その途中で上下方向に分岐しており、分岐したすすぎ管16は、上側すすぎノズル24a及び下側すすぎノズル24bに接続されている。すすぎ管16の途中(分岐部分の上流側)には、制御装置25に接続されたすすぎポンプ11が設けられている。このすすぎポンプ11を運転すると、すすぎタンク10から送出されたすすぎ水は、上側すすぎノズル24a及び下側すすぎノズル24bから噴射される。この噴射の噴射圧によって、上側すすぎノズル24a及び下側すすぎノズル24bは回転軸周りに回転する。噴射されたすすぎ水は洗浄タンク12に貯まり、洗浄水として再利用される。
積算装置13は、制御装置25に内蔵されている。この積算装置13は、すすぎポンプ11の運転に伴って、その運転回数を積算する機能を有している。積算された運転回数は、洗浄タンク12に洗浄水が貯まっていない状態で0回に一旦リセットされる。
水位センサ19は、すすぎタンク10に貯められたすすぎ水の満水水位を検知する機能を有している。この食器洗浄機では、水位センサ19として、すすぎ水の水面の上下に伴って上下動するフロートが採用されている。この水位センサ19が満水水位を検知すると、その検知信号が制御装置25に送られ、この制御装置25から電磁弁23に、その弁体を閉じる制御信号が発せられる。万が一、水位センサ19又は電磁弁23に不具合が生じて、すすぎタンク10への給水が停止しなかったときでも、すすぎオーバーフロー管17からすすぎ水が筐体外に排水されるため、この筐体の内部が水浸しとなることはない。
すすぎヒータ21は、すすぎタンク10の内部に設けられている。すすぎヒータ21の入切は、基本的には、このすすぎヒータ21に接続されたすすぎヒータ制御装置14によって、すすぎタンク10内のすすぎ水が洗浄に適した所定の温度(例えば80℃)となるように制御される。このように、すすぎ水の温度を所定の温度に加熱することにより、高い洗浄効果を得ることができるとともに、すすぎの際に食器類Cに付着した洗剤成分を速やかに洗い流してその表面を殺菌することができる。すすぎタンク10内のすすぎ水の水温は、制御装置25に接続されたすすぎ温度センサ20によって検知される。この実施形態においては、制御装置25にすすぎヒータ制御装置14の機能が内蔵された構成とした。
すすぎタンク10と洗浄タンク12がいずれも空の状態から、両タンク10、12に順次給水する工程(初期給水工程)においては、後述するように、すすぎ温度センサ20の検知結果に基づく上記の基本的な制御とは異なる制御が行われることがある。
すすぎタンク10に貯められたすすぎ水は、食器洗浄機の使用後に、すすぎドレン管18に嵌め込まれた栓(図示せず)を取り外すことによって、このすすぎドレン管18を通って筐体外に排水される。
洗浄タンク12は、食器類Cを載置した洗浄かご26を収納する洗浄室27の下部に、この洗浄室27と一体に形成されている。洗浄タンク12には、洗浄管28、洗浄オーバーフロー管29、及び、洗浄ドレン管30が接続されるとともに、洗浄温度センサ31、及び、洗浄ヒータ32が設けられている。
洗浄管28は、その途中で上下方向に分岐しており、分岐した洗浄管28は、上側洗浄ノズル33a及び下側洗浄ノズル33bに接続されている。この上側洗浄ノズル33a及び下側洗浄ノズル33bは、上側すすぎノズル24a及び下側すすぎノズル24bとそれぞれ一体に構成されている。洗浄管28の途中(分岐部分の上流側)には、洗浄ポンプ34が設けられている。この洗浄ポンプ34を運転すると、上側洗浄ノズル33a及び下側洗浄ノズル33bから洗浄水が噴射される。この噴射の噴射圧によって、上側洗浄ノズル33a及び下側洗浄ノズル33bは回転軸周りに回転する。噴射された洗浄水は、再び洗浄タンク12に戻って再利用される。
すすぎタンク10から洗浄タンク12にすすぎ水が供給され、この洗浄タンク12の水位が洗浄オーバーフロー管29の上端高さに到達すると、それ以上のすすぎ水(洗浄水)は洗浄オーバーフロー管29を通って筐体外に排水される。
洗浄ヒータ32は、洗浄タンク12の内部に設けられており、洗浄水の水温を所定温度に保温する機能を有している。洗浄タンク12内の洗浄水の水温は、洗浄温度センサ31によって検知される。なお、図1中には明示していないが、洗浄温度センサ31及び洗浄ヒータ32は、制御装置25に接続されており、この制御装置25によって制御されている。
洗浄タンク12に貯められた洗浄水は、食器洗浄機の使用後に、洗浄ドレン管30に嵌め込まれた栓(図示せず)を取り外すことによって、この洗浄ドレン管30を通って筐体外に排水される。
洗浄室27には、洗剤供給管35が接続されている。この洗剤供給管35に設けられた洗剤ポンプ36を運転することにより、洗剤タンク37内に収納された洗剤を、洗剤供給管35の上端部から所定量だけ洗浄室27内に供給することができる。これにより、洗浄タンク12内の洗浄水中の洗剤濃度が一定の濃度に保たれる。
すすぎ管16には、食器類Cの仕上がり状態を向上するためのリンス剤を供給するリンス剤供給管38が接続されている。このリンス剤供給管38に設けられたリンス剤ポンプ39を運転することにより、リンス剤タンク40内に収納されたリンス剤を、所定量だけすすぎ水に供給することができる。
図1に示した食器洗浄機の制御方法の制御フローの一例を図2に示す。図1に示す食器洗浄機に付した符号を参照しつつ、この制御フローについて説明する。この制御フローは、すすぎタンク10と洗浄タンク12がいずれも空の状態から、両タンク10、12に順次給水する工程(初期給水工程)に適用される。この初期給水工程では、その開始時点においてすすぎヒータ21は切状態とされる(本図のステップS1)。まず、すすぎタンク10及び洗浄タンク12に洗浄水が貯まっていない状態で、すすぎポンプ11の運転回数が0回にリセットされる(本図のステップS2)。
次いで、すすぎタンク10に接続された電磁弁23が開かれ、すすぎタンク10へのすすぎ水の給水が開始される(本図のステップS3)。すすぎタンク10に設けられた水位センサ19によって、すすぎタンク10が満水水位に達したことが検知されたら(本図のステップS4のYES側)、電磁弁23が閉じられて、すすぎタンク10への給水が停止される(本図のステップS5)。その一方で、すすぎタンク10が満水水位に達していないと判断された場合は(本図のステップS4のNO側)、すすぎタンク10への給水を継続する。
すすぎタンク10の満水水位が検知されたときは、積算装置13によって積算されたすすぎポンプ11の運転回数が、0回か否かが判断される(本図のステップS6)。この運転回数が0回の場合(本図のステップS6のYES側)、すすぎヒータ21を切状態としたまま、すすぎポンプ11を運転し(本図のステップS7)、上側すすぎノズル24a及び下側すすぎノズル24bを経由して洗浄タンク12への給水を行う。すすぎポンプ11の運転に伴って、すすぎタンク10の水位が低下し、この水位の低下が水位センサ19によって検知される。そして、この水位センサ19からの検知信号に基づいて電磁弁23が開かれ、すすぎタンク10へのすすぎ水の給水が再開される(本図のステップS8)。
すすぎポンプ11の運転回数が0回の場合に、すすぎヒータ21を切状態とするのは、水位センサ19によってすすぎタンク10が満水水位であると検知されたとしても、水位センサ19のトラブルによって、すすぎタンク10内にすすぎ水がないにも関わらず満水水位であると誤った判断がなされた可能性があり、その場合、すすぎヒータ21の過熱を引き起こすことがあるためである。
その一方で、すすぎポンプ11の運転回数が1回以上の場合(本図のステップS6のNO側)、すすぎヒータ21を入状態として(本図のステップS9)、すすぎ水の加熱を開始する。そして、すすぎ温度センサ20で検知したすすぎタンク10内のすすぎ水の温度が洗浄作業に適した規定温度(例えば80℃)に到達したら(本図のステップS10のYES側)、すすぎポンプ11を運転して(本図のステップS7)、洗浄タンク12への給水を行う。すすぎポンプ11の運転に伴って、すすぎタンク10の水位が低下し、この水位の低下が水位センサ19によって検知される。そして、この水位センサ19からの検知信号に基づいて電磁弁23が開かれ、すすぎタンク10へのすすぎ水の給水が再開される(本図のステップS8)。その一方で、すすぎ水の温度が規定温度に達していないと判断された場合は、すすぎ水の加熱を継続する(本図のステップS10のNO側)。
すすぎポンプ11の運転回数が1回以上の場合に、すすぎヒータ21を入状態とするのは、すすぎポンプ11が1回でも運転したのであれば、すすぎタンク10に実際にすすぎ水が貯められて、水位センサ19がその満水水位を正しく検知できたということができ、すすぎヒータ21の過熱を引き起こすことはないためである。
洗浄タンク12が満水水位に達していないと判断されたときは(本図のステップS11のNO側)、すすぎポンプ11の運転開始後、予め定めた規定時間(例えば、10秒)が経過しているか否かが判断される(本図のステップS12)。この規定時間を経過していなければ(本図のステップS12のNO側)、洗浄タンク12への給水を継続する。また、この規定時間を経過しているときは(本図のステップS12のYES側)、すすぎポンプ11を一旦停止した上で(本図のステップS13)、すすぎタンク10への給水を継続して行う。
その一方で、洗浄タンク12が満水水位に達したことが検知されたときは(本図のステップS11のYES側)、電磁弁が閉じられて、すすぎタンク10への給水が停止されるとともに(本図のステップS14)、すすぎポンプ11が停止して洗浄タンク12への給水が停止し(本図のステップS15)、初期給水工程を終了する(本図のステップS16)。
なお、図2に示した制御フローでは、すすぎタンク10への給水の再開(本図のステップS8)のタイミングをすすぎポンプ11の運転開始(本図のステップS7)の直後としたが、例えば、図2中に示すように、すすぎポンプ11の運転時間が規定時間を経過して、すすぎポンプ11を停止(本図のステップS13)した直後(本図中に「A」と示した位置)とすることもできる。
食器洗浄機のすすぎタンク10の水位の時間変化と、すすぎヒータ21が入状態となるタイミングの関係を図3に示す。本図(a)は、すすぎポンプ11の運転回数が1回以上のときにすすぎヒータ21を入状態としてすすぎ水の加熱を開始する場合(図2の制御フロー参照)、本図(b)は、洗浄タンク12への給水が完了してからすすぎヒータ21を入状態とする場合(図4の制御フロー参照)である。図3においては、すすぎポンプ11を4回運転する(規定時間4回分)ことによって、洗浄タンク12が満水となる場合を示す。
図3(a)に示すように、すすぎヒータ21を入状態とするタイミングをすすぎポンプ11の運転が確認できたとき(すなわち、すすぎタンク10から洗浄タンク12への1回目の送水が完了したとき(丸数字1参照))とすることにより、洗浄タンク12が満水となった後にすすぎヒータ21を入状態とする場合と比較して速やかにすすぎ水を加熱することができ、洗浄に適した温度のすすぎ水(洗浄水)を速やかに洗浄タンク12に送出することができる。
上記の実施形態は、あくまでも本願発明に係る食器洗浄機及びその制御方法の例示に過ぎず、食器洗浄機で使用されるすすぎ水の加熱を安全かつ速やかに行う、という本願発明の課題を解決し得る限りにおいて、食器洗浄機の構成部材や、制御方法の制御フローに適宜変更を加えることもできる。
10 すすぎタンク
11 すすぎポンプ
12 洗浄タンク
13 積算装置
14 すすぎヒータ制御装置
15 給水管
16 すすぎ管
17 すすぎオーバーフロー管
18 すすぎドレン管
19 水位センサ
20 すすぎ温度センサ
21 すすぎヒータ
22 給水口
23 電磁弁
24a 上側すすぎノズル
24b 下側すすぎノズル
25 制御装置
26 洗浄かご
27 洗浄室
28 洗浄管
29 洗浄オーバーフロー管
30 洗浄ドレン管
31 洗浄温度センサ
32 洗浄ヒータ
33a 上側洗浄ノズル
33b 下側洗浄ノズル
34 洗浄ポンプ
35 洗剤供給管
36 洗剤ポンプ
37 洗剤タンク
38 リンス剤供給管
39 リンス剤ポンプ
40 リンス剤タンク
C 食器類

Claims (2)

  1. 洗浄タンク(12)に洗浄水が貯まっていない状態で、すすぎタンク(10)から前記洗浄タンク(12)にすすぎ水を送るすすぎポンプ(11)の運転回数を0回にリセットする工程と、
    前記すすぎタンク(10)の満水水位まで、すすぎタンク(10)にすすぎ水を貯める工程と、
    前記すすぎポンプ(11)の前記リセット後の運転回数を検出する工程と、
    前記運転回数が0回のときに、前記すすぎタンク(10)内のすすぎ水を加熱するすすぎヒータ(21)を切状態としたまま、前記すすぎポンプ(11)を駆動して、所定量のすすぎ水を前記すすぎタンク(10)から前記洗浄タンク(12)に送る工程と、
    前記運転回数が1回以上のときに、前記すすぎヒータ(21)を入状態としてすすぎ水を加熱し、このすすぎ水が所定温度まで加熱されたら、前記すすぎポンプ(11)を駆動して、所定量のすすぎ水を前記すすぎタンク(10)から前記洗浄タンク(12)に送る工程と、
    を有する食器洗浄機の制御方法。
  2. すすぎ水を貯めるすすぎタンク(10)と、
    前記すすぎタンク(10)からすすぎ水を送出するすすぎポンプ(11)と
    前記すすぎタンク(10)から送出されたすすぎ水を貯める洗浄タンク(12)と、
    前記洗浄タンク(12)に洗浄水が貯まっていない状態で、前記すすぎポンプ(11)の運転回数を0回にリセットするとともに、前記すすぎポンプ(11)の運転に伴ってその運転回数を積算する積算装置(13)と、
    前記リセット後の前記運転回数が0回のとき、前記すすぎ水を加熱するすすぎヒータ(21)に対しこのすすぎヒータ(21)を切状態とする制御信号を発する一方で、前記運転回数が1回以上のとき、前記すすぎヒータ(21)に対しこのすすぎヒータ(21)を入状態とする制御信号を発することが可能なすすぎヒータ制御装置(14)と、
    を有する食器洗浄機。
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