JP2017201082A - 排水トラップ - Google Patents

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宗幸 浦田
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Abstract

【課題】浮遊汚れの残留を抑制でき、かつ清掃性を向上できる排水トラップを提供する。【解決手段】排水トラップであって、上部に形成された入水口と、側部に形成された出水口と、を有し、内部に水を一時的に貯留することが可能なトラップ本体と、前記トラップ本体の内部に配置され、前記トラップ本体とともに封水を形成する板状の隔壁部材と、を備え、前記隔壁部材は、前記トラップ本体の側壁よりも前記入水口の内側に突出することなく前記出水口の内部に配置されることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、排水トラップに関する。
流し台、洗面ボウル、浴室やシャワールームの洗い場床などには、排水管からの臭気の逆流を防止する排水トラップが設けられている。排水トラップ内の汚れを排出するためには、排水トラップの封水を新しい水に置換することが有効である。従来、排水トラップ内の汚れを排出する際には、封水の置換率を高めることを目的として、排水トラップに大流量の水を流していた。
実開昭50−44725号公報 特開2005−9250号公報
排水トラップにおいて、封水を形成するために、トラップ本体に封水筒が設けられる場合がある。発明者は、このような構造の排水トラップに大流量の水を流した際、水に沈殿している沈殿汚れは排出されるものの、水に浮いている浮遊汚れは、封水筒とトラップ本体との間の凹部に残留し、排出され難いことを発見した。このため、排水トラップ内の浮遊汚れの残留を防ぐためには、封水筒を用いずに排水トラップに封水を形成する構造が考えられる。例えば、特許文献1および2に開示された排水トラップでは、トラップ本体の入水口の内側に向けて突出し、先端が垂下した部材をトラップ本体に設けることで、封水筒を用いずに封水を形成している。
しかし、特許文献1および2に開示された排水トラップでは、封水を形成するための部材が入水口の内側に向かって突出しているため、入水口を通してトラップ本体内部を清掃する際の妨げとなる。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、浮遊汚れの残留を抑制でき、かつ清掃性を向上できる排水トラップを提供することを目的とする。
第1の発明は、排水トラップであって、上部に形成された入水口と、側部に形成された出水口と、を有し、内部に水を一時的に貯留することが可能なトラップ本体と、前記トラップ本体の内部に配置され、前記トラップ本体とともに封水を形成する板状の隔壁部材と、を備え、前記隔壁部材は、前記トラップ本体の側壁よりも前記入水口の内側に突出することなく前記出水口の内部に配置されることを特徴とする排水トラップである。
この排水トラップによれば、大流量の洗浄水を供給した際の浮遊汚れの残留を抑制しつつ、清掃性を向上させることが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記出水口において、前記隔壁部材によって塞がれてない部分で形成される開口断面の形状は、鉛直方向よりも水平方向のほうが長い扁平形状であることを特徴とする排水トラップである。
この排水トラップによれば、鉛直方向の寸法を長くすることなく、排水性能を高めることが可能となる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記隔壁部材は、当該排水トラップ内に水が流れていない時よりも、当該排水トラップ内に水が流れている時のほうが、前記開口断面の面積が大きくなるよう、水の流れを利用して可動または変形するよう構成されていることを特徴とする排水トラップである。
この排水トラップによれば、鉛直方向の寸法を長くすることなく、水の流量に応じて排水性能を一時的に高めることが可能となる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記隔壁部材は、前記トラップ本体に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とする排水トラップである。
この排水トラップによれば、配管内の高圧洗浄時などに隔壁部材を取り外すことで、出水口や、出水口の下流に接続された配管などの内部の洗浄が容易となり、清掃性がさらに向上する。
本発明の態様によれば、浮遊汚れの残留を抑制でき、かつ清掃性を向上できる排水トラップが提供される。
実施形態に係る排水トラップが設けられた浴室を表す斜視図である。 実施形態に係る排水トラップを表す分解斜視図である。 実施形態に係る排水トラップを表す断面斜視図である。 実施形態に係る排水トラップを表す断面図である。 実施形態に係る排水トラップが有する隔壁部材の一例を表す斜視図である。 参考例に係る排水トラップを表す断面図である。 実施形態に係る排水トラップが有する隔壁部材の他の一例を表す斜視図である。 実施形態の変形例に係る排水トラップを表す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
実施形態に係る排水トラップは、例えば、浴室に設けられる。
図1(a)および図1(b)は、実施形態に係る排水トラップが設けられた浴室500を表す斜視図である。
図1(a)に表すように、浴室500には、浴槽510、洗い場床520、およびカウンタ530が設けられている。また、浴室500の壁面には、不図示のドアが設けられている。
以降では、実施形態の説明のために、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、および「左側方」を用いる。「上方」および「下方」は、浴室500内の使用者から見た場合を基準としている。また、浴槽510から洗い場床520に向かう方向を「右側方」とし、これと反対の方向を「左側方」としている。
洗い場床520には、排水口521が設けられている。排水口521は、洗い場床520の浴槽510側に設けられ、洗い場床520の前後方向の略中心に位置している。洗い場床520の上面は、排水口521へ向かって緩やかに傾斜している。
浴室500の壁には、鏡、給水栓、シャワーホースなどが適宜設けられている。カウンタ530は、浴室500の壁に取り付けられ、鏡や給水栓などの下方に位置している。また、カウンタ530は、洗い場床520から上方に離間している。カウンタ530の幅(左右方向の寸法)は、洗い場床520の幅と略同じである。カウンタ530は、図1(b)に表すように、例えば、天板531と下カバー532とを有する。
浴室500には、さらに排水トラップ洗浄装置600が設けられていてもよい。排水トラップ洗浄装置600は、実施形態に係る排水トラップの洗浄に用いられる。排水トラップ洗浄装置600は、吐水部610および制御部620を有する。吐水部610は、カウンタ530の下に設けられ、洗い場床520から上方に離間している。吐水部610は、例えば、カウンタ530の左右方向における中央付近に設置されている。
吐水部610は、不図示の給水管等と接続され、排水口521に対して洗浄水を供給可能に構成されている。吐水部610は、さらに除菌水生成部などを有し、排水口521に対して除菌水を供給可能に構成されていてもよい。この場合、除菌水生成部は、例えば、カウンタ530の内部(天板531と下カバー532との間)に設けられる。
除菌水生成部としては、例えば、塩化物イオンを含む水道水を電気分解することで、次亜塩素酸を含む水を生成するものが用いられる。あるいは、除菌水生成部は、金属イオン水(例えば、銀イオン、銅イオンまたは亜鉛イオンなどの金属イオンを含む水)またはオゾンを含む水を生成するものであってもよい。
制御部620は、吐水部610からの洗浄水の供給のオン・オフや、洗浄水の瞬間流量などを制御する。排水トラップ洗浄装置が除菌水生成部を有する場合、制御部620は、さらに除菌水生成部のオン・オフや除菌水の濃度などを制御可能に構成されていてもよい。図1(a)に表す例では、制御部620が浴室500の天井の裏に設けられているが、制御部620は、カウンタ530の内部など他の場所に設けられていてもよい。
浴室500の外側には、操作部RCが設けられている。制御部620は、操作部RCと接続されており、浴室500の使用者が、操作部RCを用いて排水トラップ洗浄装置600を操作することができるように構成されている。
次に、図2〜図4を用いて、実施形態に係る排水トラップ100について説明する。
図2は、実施形態に係る排水トラップ100を表す分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る排水トラップ100を表す断面斜視図である。
図4は、実施形態に係る排水トラップ100を表す断面図である。
なお、図3および図4では、ヘアキャッチャ130が省略されている。
図2〜図4に表すように、排水トラップ100は、トラップ本体110、隔壁部材120、ヘアキャッチャ130、排水ピット140、フランジ150、および接続部材160を有する。
トラップ本体110の左側部は、左側方に延び、接続部材160に接続されている。接続部材160は、浴槽510の排水口に接続されており、浴槽510の水は、接続部材160を通ってトラップ本体110内に流れる。
トラップ本体110の右側部は、右側方に延び、出水口181を形成している。また、トラップ本体110の右側部は、上方に向けて屈曲している。
トラップ本体110の上部には、開口部111が設けられ、入水口180(図4を参照)が形成されている。開口部111が形成された部分では、トラップ本体110の壁面が上方に向けて屈曲しており、これにより屈曲部112(図4を参照)が形成されている。
なお、トラップ本体110は、複数の筒状部材が連結され、一体に構成されたものであってもよい。
図3および図4に表すように、隔壁部材120は、トラップ本体110内部の出水口181に設けられている。具体的には、隔壁部材120は、出水口181の左端に着脱可能に設けられた板状の部材である。
隔壁部材120は、開口OPを有する。接続部材160や入水口180からトラップ本体110内に流れ込んだ水は、この開口OPを通じて出水口181を流れ、出水口181に接続された不図示の配管へ排出される。また、開口OPの上端は、出水口181の右端底部よりも下方に位置している。これにより、トラップ本体110と隔壁部材120とによって、トラップ本体110内部に水が一時的に貯留され、封水が形成される。
出水口181の右端内部には突出部113が設けられている。突出部113が設けられることで、トラップ本体110の封水の深さを深くすることができる。これにより、封水の蒸発や逆圧などにより封水機能が損なわれる可能性を低減することができる。
排水ピット140は、内面が中心に向けて下方に傾斜するとともに、下方に向かうほどその幅が狭くなっている。排水ピット140は、例えば、洗い場床520に固定されている。
排水ピット140の下端は、トラップ本体110の開口部111の上に設けられ、この排水ピット140の下端の上に、フランジ150が設けられている。開口部111の内側およびフランジ150の外側には、ネジ溝が形成され、開口部111とフランジ150とは締結されている。排水ピット140の下端は、パッキン151を介して、開口部111とフランジ150との間に挟み込まれ、固定されている。
ヘアキャッチャ130は、入水口180(開口部111の内側)に着脱可能に設けられている。ヘアキャッチャ130の一部は網目状に形成されており、毛髪などの異物がトラップ本体110に入ることを抑制している。
図5は、実施形態に係る排水トラップ100が有する隔壁部材120の一例を表す斜視図である。
図5に表すように、隔壁部材120は、隔壁部121、当接部122、およびOリング123を有する。
隔壁部121は、隔壁部材120の中心に設けられ、出水口181を流れる水を遮っている。開口OPは、この隔壁部121の下部に形成されている。当接部122は、隔壁部121の周りに設けられている。当接部122は、トラップ本体110の内壁面に、Oリング123を介して当接される。これにより、隔壁部材120が、トラップ本体110に対して着脱可能に取り付けられる。
ここで、図6を参照しつつ、本実施形態による作用および効果について説明する。
図6は、参考例に係る排水トラップ1を表す断面図である。
排水トラップ1は、隔壁部材120に代えて封水筒170を有する点で、排水トラップ100と相違する。
図6(a)は、排水トラップ1が設けられた浴室を使用した後の、排水トラップ1の状態を表している。図6(a)に表すように、浴室使用後の排水トラップ内には、様々な汚れが存在する。これらの汚れは、主に、沈殿汚れAと、浮遊汚れBと、に分けることができる。沈殿汚れAは、水Wよりも密度が大きく、トラップ本体110の底に沈殿している。浮遊汚れBは、水Wよりも密度が小さく、水Wに浮いている。沈殿汚れAは、例えば、人体の皮脂や角質が固まったもの、泥などである。浮遊汚れBは、例えば、シャンプーや石鹸の泡、泡に包まれた皮脂や角質などである。
図6(b)は、排水トラップ1に対して、内部の沈殿汚れAおよび浮遊汚れBを排出するために、大流量の洗浄水を入水口180に供給したときの様子を表している。
図6(b)に表すように、大流量の洗浄水が供給されると、排水トラップ1の底部に沈殿していた沈殿汚れAが一時的に浮き上がり、出水口181から排水トラップ1の外に排出される。同様に、浮遊汚れBの一部も、出水口181から排水トラップ1の外に排出される。
一方で、大流量の洗浄水が排水トラップ1に供給されると、水Wの水位が出水口181の上流側の上端よりも高くなり、浮遊汚れBの一部が、出水口181の上壁に形成された凹部P(屈曲部112と封水筒170との間隙)に入り込んでしまう。凹部Pに入り込んだ浮遊汚れBは、出水口181に向けて流れずに残留するため、排水トラップ1外へ排出され難い。
この点について、本実施形態に係る排水トラップ100では、封水筒170に代えて隔壁部材120がトラップ本体110内部に設けられ、トラップ本体110と隔壁部材120によって封水が形成されている。トラップ本体110と隔壁部材120によって封水を形成することで、入水口180から出水口181に至る流路の上壁に凹部Pが形成されない。このため、排水トラップの封水を置換するために大流量の洗浄水を供給した際に、排水トラップ内における浮遊汚れの残留を抑制することができる。
加えて、本実施形態に係る排水トラップ100では、隔壁部材120が、トラップ本体110の側壁(入水口180の内壁)よりも入水口180の内側に向けて突出しないように、入水口180の内壁面に沿って設けられている。このため、入水口180を通してトラップ本体110内部を清掃する際に、隔壁部材120が清掃の妨げにならず、排水トラップ100の清掃性を向上させることができる。
すなわち、本実施形態によれば、大流量の洗浄水を供給した際の排水トラップにおける浮遊汚れの残留を抑制しつつ、排水トラップの清掃性を向上させることが可能となる。
また、排水トラップに十分な深さの封水を形成しつつ、排水トラップにおける排水性能を高めるためには、排水トラップの鉛直方向の寸法を長くし、出水口181の径を大きくすることが有効である。しかし、排水トラップが設けられる環境によっては、鉛直方向の寸法が長いものを設置できない場合もある。
この点について、本実施形態に係る排水トラップ100では、開口OPの水平方向における寸法D1が、鉛直方向における寸法D2よりも長く形成されている。換言すると、出水口181において、隔壁部材120によって塞がれていない部分で形成される開口断面の形状は、鉛直方向よりも水平方向のほうが長い扁平形状である。
このような構造を採用することで、排水トラップの鉛直方向の寸法を長くすることなく、開口断面の面積を増加させ、排水トラップの排水性能を高めることが可能となる。
また、出水口181において、隔壁部材120が設けられる位置は、任意である。入水口180から隔壁部材120が見えないように、出水口181に隔壁部材120が設けられていてもよい。
ただし、排水トラップ100の清掃性をさらに高めるためには、隔壁部材120がトラップ本体110に着脱可能に設けられていることが望ましい。こうすることで、排水トラップ100の清掃時に隔壁部材120を取り外すことができる。従って、配管内の高圧洗浄時などに出水口181や、出水口181の下流に接続された配管などの内部の洗浄が容易となり、排水トラップ100の清掃性をさらに高めることができる。
なお、隔壁部材120の具体的な構造や形状等は適宜変更可能である。
図7は、実施形態に係る排水トラップ100が有する隔壁部材120の他の一例を表す斜視図である。
図7に表す隔壁部材120は、その形状が、図5に表す例と異なり、四角状に形成されている。このため、隔壁部121および開口OPも同様に、四角状を呈している。このように、開口OPを四角状にすることで、図5に表す例に比べて、開口OPの面積を広げ、排水トラップ100の排水性能を高めることが可能となる。
(変形例)
図8は、実施形態の変形例に係る排水トラップ100aを表す断面図である。
なお、図8(a)は、排水トラップ100aに水が流れていないときの様子を表し、図8(b)は、排水トラップ100aに大流量の水が流れているときの様子を表している。
排水トラップ100aは、隔壁部材120に代えて隔壁部材120aを備える点で、排水トラップ100と相違する。
隔壁部材120aでは、隔壁部121が、入水口180から出水口181への水の流れに沿って可動に構成されている。また、隔壁部材120aには、不図示の付勢手段が設けられている。付勢手段は、隔壁部材120aによって塞がれていない部分で形成される開口断面の面積が小さくなるように、隔壁部121を押圧している。
これらの構成により、隔壁部材120aでは、出水口181を流れる水の流量に応じて、開口断面の形状が変化する。すなわち、出水口181に水が流れていないか、出水口181を流れる水の流量が小さいときは、隔壁部121が水から受ける力が小さく、付勢手段によって隔壁部121が閉じられ、隔壁部材120aの開口断面積が小さい。一方で、出水口181を流れる水の流量が大きくなると、隔壁部121が水から受ける力が大きくなり、隔壁部材120aの開口断面積も大きくなる。
または、隔壁部材120aは、出水口181を流れる水の流量に応じて変形するものであってもよい。すなわち、隔壁部材120aは、出水口181を流れる水の流量が大きくなるほど、その変位量が大きくなり、隔壁部材120aの開口断面積が大きくなるものであってもよい。
このように、水の流れを利用して可動または変形するように隔壁部材を構成することで、排水トラップの鉛直方向の寸法を長くすることなく、排水トラップ100を流れる水の流量に応じて排水トラップ100の排水性能を一時的に高めることが可能となる。
なお、隔壁部材120aの外縁の形状や隔壁部121の形状は、適宜変更可能である。これらの形状は、例えば、図5に表したように円形状でも良いし、図7に表したように四角形状でもよい。
また、排水トラップ100の清掃性向上のために、隔壁部材120aは、隔壁部材120と同様に、トラップ本体110に着脱可能に取り付けられていることが望ましい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トラップ本体110や隔壁部材120などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1、100、100a 排水トラップ、 110 トラップ本体、 111 開口部、 112 屈曲部、 113 突出部、 120、120a 隔壁部材、 121 隔壁部、 122 当接部、 123 Oリング、 130 ヘアキャッチャ、 140 排水ピット、 150 フランジ、 151 パッキン、 160 接続部材、 170 封水筒、 180 入水口、 181 出水口、 500 浴室、 510 浴槽、 520 洗い場床、 521 排水口、 530 カウンタ、 531 天板、 532 下カバー、 600 排水トラップ洗浄装置、 610 吐水部、 620 制御部、 A 沈殿汚れ、 B 浮遊汚れ、 OP 開口、 P 凹部、 RC 操作部、 W 水

Claims (4)

  1. 排水トラップであって、
    上部に形成された入水口と、側部に形成された出水口と、を有し、内部に水を一時的に貯留することが可能なトラップ本体と、
    前記トラップ本体の内部に配置され、前記トラップ本体とともに封水を形成する板状の隔壁部材と、
    を備え、
    前記隔壁部材は、前記トラップ本体の側壁よりも前記入水口の内側に突出することなく前記出水口の内部に配置されることを特徴とする排水トラップ。
  2. 前記出水口において、前記隔壁部材によって塞がれてない部分で形成される開口断面の形状は、鉛直方向よりも水平方向のほうが長い扁平形状であることを特徴とする請求項1記載の排水トラップ。
  3. 前記隔壁部材は、当該排水トラップ内に水が流れていない時よりも、当該排水トラップ内に水が流れている時のほうが、前記開口断面の面積が大きくなるよう、水の流れを利用して可動または変形するよう構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の排水トラップ。
  4. 前記隔壁部材は、前記トラップ本体に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の排水トラップ。
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