JP2008291540A - 排水トラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】封水高さを確保しつつ、排水性能を高めた排水トラップを提供する。
【解決手段】浴室ユニットの床排水口に取付けられ、略碗状に成形され、内部に溜水室が形成されたトラップ本体と、上下が解放された筒状部を有し、該筒状部下部が上記溜水室内に配置されて封水を形成する封水筒と、上記溜水室の上方側と連通するように形成され、上記トラップ本体内に流入した水を外部へ導出する排水管が接続されるトラップ排水部とを備え、上記トラップ排水部は、上記排水管内の排水流路の水流方向と平行な上記トラップ本体側面に接する接線の、内側及び外側双方に亘って形成された。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浴室ユニットの排水トラップに関する。
浴室ユニットの排水トラップのひとつに、洗い場の洗面器載置部や浴槽からの器具排水を、例えば図7に示すように、トラップ側面2aからトラップ内へ導く方式の排水トラップ100がある。
同図に示す排水トラップは、器具排水が流入する流入管12がトラップ側面2aに設けられた開口2bに接続される部分に、流入する水流を略下方に折曲すべく上方に閉じた整流部材8を、排水トラップ100Aの溜水室WR内へ突出して設け、且つ、この整流部材8が、折曲された水流を解放する整流部材縁部8aを溜水室内の溜水に浸漬させる構造(例えば、特許文献1参照。)を採用している。
この排水トラップ100Aでは、流入管12に連通する側の封水深さはトラップの溜水面レベルLと整流部材縁部8aとの鉛直距離lとなり、流入管の位置には依存しないので、トラップの高さが増さない位置に流入管12すなわち器具排水管を設けることができる。
また、器具からの排水は、流入管12から開口2bを介し整流部材8によって略下方に屈曲され、整流部材縁部8aで解放され、この縁部8aと水底部との隙間から溜水室WR内へと流出するに至るまで、その各流路面積は流入管12の流路面積以上であって、器具の排水時間が長引くことはない。このように、器具からの排水が流入する側では、封水高さを低く抑えるとともに、器具排水の流路面積が確保されている。
これにより、排水トラップの高さを小さく抑えることができるので、排水トラップが設置される床パン下面と建築スラブとのクリアランスをより小さくすることができる。そうすると、その分だけ床パンすなわち浴室ユニット床面の設置高さも低くすることが可能となる。その結果、浴室ユニット床面と脱衣所との段差も小さく抑えられ、使い勝手も良くなる。
他方、整流部材8を、排水トラップ100Aの溜水室WR内へ突出して設けたことから、トラップ本体2の下腹部を広げる必要が生じたので、溜水室WRの高さを形成するための隔壁5を上に行くに従って狭窄させて排水管13への出口の径を大きくし、溜水室WR出口において十分な流路を確保している。
この排水トラップ100は、トラップ本体2と、このトラップ本体を洗い場の床パンに取設するための取付フランジ6と、封水を形成するための封水筒7とをその主要な構成要素とする。
これらの中、トラップ本体2は、合成樹脂等で成型され、上部が開口する略碗状のトラップ主要部3、このトラップ主要部と同材で成型された蓋部3、及び溜水室WRの高さを形成するための隔壁5との3部材を溶着させて一体に形成される。
ところで、排水トラップには、上述した封水保持能力や、排水時間を長引かせない機能の他、自浄作用(トラップ内に沈積するゴミなどを押し流す作用)が求められる。
斯かる自浄作用を高めた排水トラップとして、図8に示すものが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この排水トラップは、排水トラップ本体101からの排水を排出口に排水するための排水配管103が、排水配管103の中心軸CL2が排水トラップ本体101の水平面における中心軸CL1に対して45度から90度の範囲の角度α1を有して、排水トラップ本体101の円周方向に沿って排水トラップ本体101に連設されており、そして、浴槽(図示せず)からの排水を排水トラップ本体101に導くための排水導管104が、排水導管104の中心軸CL3が排水トラップ本体101の水平面における中心軸CL1に対して45度から90度の範囲の角度α2を有して、排水トラップ本体101の円周方向に沿って排水トラップ本体101に連設されている。さらに、排水配管103及び排水導管104それぞれの中心軸CL2,CL3が、排水トラップ本体101の水平面における中心軸CL1に対して逆の角度で連設されている。
このような排水配管103及び排水導管104の連設構造により、排水導管104を通じて浴槽から流れ込んできた排水は、排水導管104の排水流入口141から排水トラップ本体101内へと流れ込む。そして、この排水トラップ本体101に流れ込んできた排水は、排水トラップ本体101の排水流出口111から排水配管103へ流れて、最終的に排出口へと排水される。この一連の排水の流れにおいて、排水は、円周方向に流れるため、流れがスムーズであり、流速が増大し、そして、汚れやぬめり等も排水の流れとともに流出し、排水経路中における汚れやぬめり等の堆積を抑制することができる。
特開2001−140318号公報 特開2005−180077号公報
しかしながら、図8に示した例では、明示されていないが、封水高さの問題が生じる。すなわち、封水高さが排水配管103下端と同じレベル又はそれ以下に設定されているならば、排水導管104上端との距離が小さいため、封水の蒸発や排水管内の圧力変動などに対応する十分な封水高さを確保できない。
封水高さを確保するために、排水導管104のレベルを下げるには、排水トラップそのものの高さを大きくしなければならず、これは排水トラップの背そのものを小さくしようとする上述した需要に反する。反対に、封水高さを排水配管103下端よりも上に上げれば、これが排水配管103への流路に対する障害となって、流れがスムーズでなくなり、流速も減少して、自浄作用を高めるという趣旨を没却することになる。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、封水高さを確保しつつ、排水性能を高めた排水トラップを提供することを目的とするものである。
本発明に係る排水トラップは、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、浴室ユニットの床排水口に取付けられ、略碗状に成形され、内部に溜水室が形成されたトラップ本体と、上下が解放された筒状部を有し、該筒状部下部が上記溜水室内に配置されて封水を形成する封水筒と、上記溜水室の上方側と連通するように形成され、上記トラップ本体内に流入した水を外部へ導出する排水管が接続されるトラップ排水部とを備え、上記トラップ排水部は、上記排水管内の排水流路の水流方向と平行な上記トラップ本体側面に接する接線の、内側及び外側双方に亘って形成されたものである。
前記排水部の前記トラップ本体側面に形成されたトラップ排水口は、好適には、請求項2に記載したように、横方向に長く形成される。
また、前記排水トラップ本体側面は、好適には、請求項3に記載したように、前記排水口を上下に挟むトラップ本体上側及びトラップ本体下側が略面一に形成された構成とすることができる。
そして、前記排水口下方の前記トラップ本体側面は、好適には、請求項4に記載したように、溜水室の封水高さを形成する隔壁として、上記排水部の略下半まで立ち上げられたものとしてもよい。
さらに、前記排水部は、好適には、請求項5に記載したように、前記排水管内の排水流路の水流方向と平行な前記トラップ本体側面に接する接線の内側且つ上記接線の接点より上流側において、その底面が前記隔壁天端より低くない位置に形成されることが望ましい。
本発明に係る排水トラップによれば、封水高さを確保しつつ、排水性能を高めることができる。
本発明に係る排水トラップの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る排水トラップ1の縦断面図である。
排水トラップ1は、上部が開口する略碗状のトラップ本体2と、このトラップ本体2を洗い場の床パン11に取設するための取付フランジ6と、封水を形成するための封水筒7とをその主要な構成要素とする。
トラップ本体2は、合成樹脂等で成型され、下部側中央に所定高さの溜水室WRが形成されるとともに、この溜水室WRの下部に連通するように、浴槽からの排水を集める流入管12が接続される浴槽排水取水部2bが形成されている。浴槽排水取水部2bには、流入する水流を略下方に折曲すべく上方に閉じた整流部材8が、溜水室WR内へ突出して設けられる。
また、トラップ本体2には、溜水室WRの上方側と連通するように、トラップ排水部2cが形成され、排水トラップ1の排水を外部へ導出する排水管13が接続される。
トラップ排水部2cに開口されたトラップ排水口DI下方のトラップ本体側面2aは、トラップ排水部2cの略下半まで立ち上げられ、溜水室WRの封水高さを形成する隔壁2dを構成する。
トラップ排水部2cは、図2に示すように、浴槽排水取水部2bが、トラップ本体の中心Oを指向して取設されるのとは異なり、トラップ本体の中心Oに対して一定の角度(本実施形態では90度)をなして取設される。そして、トラップ排水部2cは、接続される排水管13内の排水流路の水流方向の軸(または円筒状の排水管における中村軸)WFAと平行なトラップ本体側面2a(隔壁2d)に接する接線TLの、内側及び外側双方に亘って形成される。すなわち、トラップ排水部2cの外側の側面(トラップ本体の中心Oから遠い方の側面)は、トラップ本体2の側面2aから膨出して形成される一方、トラップ排水部2cの内側の側面(トラップ本体の中心Oに近い方の側面)は、接線TLより完全に外側へ出ることはない。この点、図8に示した排水トラップの排水配管103が、排水トラップ本体101の円周方向に沿って排水トラップ本体101に連設される、すなわち、排水配管103の外側の側面が接線TL上にあるのと異なる。
また、図3〜図5に示すように、排水管13内の排水流路の水流方向の軸WFAと平行なトラップ本体側面2aに接する接線TLの内側且つ接線TLの接点より上流側(排水管13から、接線TLがトラップ本体側面2aと接する接点TPより遠い側。図2参照)において、トラップ排水部2cは、その底面2c1が前記隔壁2d天端より低くない位置に形成される。
トラップ本体2上部の開口は、洗い場部からの排水が流入する取水口INとなっている。
トラップ本体2の円筒状の上部内面には、側面2a内面に雌ねじが螺刻された雌ねじ部2eが設けられる。この雌ねじ部2eは、その下の側面2aより拡開して形成される。そして、雌ねじ部2e上端からは、外方略水平に延出する鍔部2fが形成されている。
取付フランジ6は、外周にトラップ本体2の雌ねじと螺合する雄ねじが螺刻された短い円筒状の雄ねじ部6aと、この雄ねじ部6a上端から外方略水平に延出するフランジ部6bを有する。
封水筒7は、上下に開口した筒状の筒状部7aと、この筒状部7a上端から略水平外方に拡開された環状部7bとを備える。この環状部7bと取付フランジ6のフランジ部6bとの間には、環状のパッキン9が挟着される。
環状部7b上面には、図6に示すように、環状部7b外端から内端に連通する溝7cが形成されるとともに、指で抓むことができる突起7dが立設されている。
この排水トラップ1は、床パン11に設けられた床開口OP下にトラップ本体2の鍔部2fを当接配置し、この床開口OP上には取付フランジ6を配置して、取付フランジ6の雄ねじとトラップ本体2の雌ねじとを螺合させて、Uパッキン10を介して床開口OP周りの床パン11を挟持することにより取設される。
その後、封水筒7が、その筒状部7aを取水口INに挿入され、取付フランジ6のフランジ部6b上に、環状部7bを掛止させて、着脱自在に取設される。封水筒取付時には、筒状部7aの下端が溜水室WR内に配置され、封水を形成する。
本実施の形態に係る排水トラップ1は上記のように構成されており、以下このように構成されたトラップ排水部2cの作用について説明する。
トラップ排水部2c下方のトラップ本体側面2aは、隔壁2dとして上記排水部の略下半まで立ち上げられているので、浴槽排水取水部2b天端から隔壁2d天端までの垂直距離をかせぐことができ、封水高さが確保される。
また、トラップ排水口DIを上下に挟むトラップ本体2の上側の側面2aと同下側の側面2aとの出入りの差Δ1が、略面一となる程小さい。言い換えれば、トラップ本体2の成形時に一緒に隔壁2dも形成することから、図7に示した例のように、隔壁2d上端の内径が、隔壁2d下端の内径より小さくなることはない。これにより、トラップ本体側面2aの形状がシンプルになり、隔壁2d下部等の清掃も容易となる。
さらに、隔壁2dは、トラップ本体2の側面2aの延長として略垂直に立設されるので、隔壁2dをトラップ本体2の別体として成型する必要がなく、トラップ本体2と一体に成型することができる。例えば図7に示した従来の排水トラップでは、トラップ本体2を構成するトラップ主要部、蓋部4及び隔壁5の各パーツを成型した後、それぞれのパーツを溶着させる等の2次加工が必要となって、工程及びコストの面で改善の余地があるという問題があった。また、溶着部分からの漏水の虞があり、製品の信頼性の問題もあった。しかしながら、本発明に係る排水トラップによれば、トラップ本体製作時に必要な溶着等の2次加工が少なくなり、ひいては工程の短縮及びコストの低減が可能となる。溶着箇所の減少は、製品の信頼性向上にも繋がる。
トラップ排水部2cは、接続される排水管13内の排水流路の水流方向の軸WFAと平行な上記トラップ本体側面に接する接線TLの、内側及び外側双方に亘って形成されるので、図3にも示すように、トラップ排水口DIは、横方向に長く形成される。これにより、隔壁2dが存在するために高さ方向では排水管13の直径よりも小さくされたトラップ排水口DIも、横方向では排水管13の直径よりも大きくすることができるので、トラップ排水口DIの開口面積も大きくなり、排水トラップ1の排水性能を向上させることができる。
次に、排水管13内の排水流路の水流方向の軸WFAと平行なトラップ本体側面2aに接する接線TLの内側且つ接線TLの接点より上流側において、トラップ排水部2cの底面2c1が前記隔壁天端より低くない位置に形成される理由を述べる。
トラップ本体2の成型に際しては、その内側金型として、トラップ本体2の主部の成型に使用されトラップ本体2成型後上方に引き抜かれるものと、浴槽排水取水部2bの成型に使用されトラップ本体2成型後横方向に引き抜かれるものと、トラップ排水部2cの成型に使用されトラップ本体2成型後横方向に引き抜かれるものとがある。
この内、トラップ排水部2c用の金型は、その上流側先端のトラップ本体側面2aと接続する部分が、鉤爪状に湾曲する。トラップ排水口DIが開口されたトラップ排水部2cの略上半分の部分については、障害となるものがないので、この鉤爪状の部分を引き抜くことに問題はない。しかしながら、隔壁2dが存在するトラップ排水部2cの略下半分に部分については、この隔壁2dが障害となって、この鉤爪状の部分を引き抜くことはできない。そこで、トラップ排水部2cの上流側においては、隔壁2dよりも下に金型が要らないように、その底面2c1を隔壁2d天端より低くない位置に形成することとした。
このように構成することにより、排水管13内の排水流路の水流方向と平行なトラップ本体側面2aに接する接線TLの内側且つ接線TLの接点より上流側までトラップ排水口DIを形成することが可能となるため、排水性能を高めることが可能となる。つまり、トラップ排水部2cのトラップ排水口DI底部を形成する隔壁2dの天端は、全体的に同一高さに形成されている。そして、上述したトラップ排水部2cにおいて、排水管13内の排水流路の水流方向と平行なトラップ本体側面2aに接する接線TLの内側且つ接線TLの接点より上流側のトラップ排水部2cのみは、その底面2c1は隔壁2dの天端と同一面となるが、その他のトラップ排水部2cの底面(トラップ排水部内部の底面)は隔壁2dの天端より低い位置に配置されるよう形成される。これにより、トラップ排水部内部の高さが確保されるので、より排水性能を高めることが可能となる。
また、本実施形態に係るトラップ本体2は、従来のトラップ本体が有する蓋部を有しない。このことから、排水トラップ1清掃時において、目視できない蓋部裏面を清掃する必要もなくなり、清掃性も向上する。
また、トラップ本体2の雌ねじ部2eは、トラップ本体2の雌ねじ部2e下方の側面2aより拡開して形成されているので、取付フランジ6が取り付けられると、図1に示したように、取付フランジ6の雄ねじ部6aの内面と、トラップ本体2の雌ねじ部2e下方の側面2aとの出入りの差Δ2が略面一となる程小さいので、この部分の段差も小さくなって、より清掃がし易くなっている。
さらに、上述したように、隔壁2dを別体で成型する必要もないので、本実施形態に係るトラップ本体2は、一部材で構成でき、その結果、溶着等の2次加工も不要となり、排水トラップ製作工程が短縮され、また製作コストも低廉に抑えることが可能となる。
他方、本実施形態に係る取付フランジ6は、従来の取付フランジが有する封水筒掛止部を有しないので、形状がシンプルになって、取付フランジ6自体の成型及び清掃が容易となる。また、封水筒掛止部を有しない分取水口INの有効開口が大きくなるので、手や清掃用具をトラップ内に挿入し易くなるとともに、トラップ本体2の側面2aまでの距離も短くなるので、この点においても清掃性が向上する。
さらに、本実施形態に係る封水筒7は、環状部7b上面に指で抓むことができる突起7dが立設されているので、清掃時等封水筒7の取り外しが必要な際には、この突起7cを指で抓んで封水筒7を持ち上げる、或いは吊り下げることができ、取り扱いが容易となる。
このように封水筒7を指で掴むための突起7dの少なくとも一部が取水口INより外方側且つ上方側の環状部7b上面に形成されているので、洗い場からの排水が触れにくく、従来のような取水口INの内方側且つ下方側に形成されていたのに比べて汚れの付着が少なく、使用者が封水筒7を掴むことの不快感を低減させることが可能となる。特に従来の突起の位置は、洗い場排水が溜水室へ排水されるための通り道に配置されていたため、汚れの付着は多く、洗い場からの石鹸カスや皮脂等の有機物汚れによって封水筒と取付フランジが固着して着脱しにくくなるというおそれもあったが、本願発明によれば、斯かるおそれも低減する。
ところで、床パン11の床開口OPは、元来、水勾配を取るために、取付フランジ6を取り付けた場合に、フランジ部6b天端が、床開口OP周りの床パン11より低くなるように、一段下げて形成されている(図7参照)。
しかしながら、本実施形態に係る排水トラップ1では、フランジ部6b天端上に封水筒7の環状部7bが掛止されるので、この環状部7b天端は床開口OP周りの床パン11より若干高くなって環状部7bの外周床パン11上に水が溜まるおそれがある。
そこで、環状部7b外端から内端に連通する溝7cを形成することにより、床パン11から流入する排水をこの溝7c外端から内端へ向かって導き、取水口INへと流れ込むようにしたものである。
以上に説明した実施態様は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様も本発明の範囲に含まれる。
例えば、本実施形態においては、封水筒7の環状部7b上面に4本の溝7cが形成されているが、溝7cの本数はこれに限らず、1本でも2本でもよい。同じく、封水筒7の環状部7b上面に4本の突起7dが立設されているが、突起7dの個数もこれに限らず、1個でも2個でもよい。
本発明に係る排水トラップの一実施形態を示す縦断面図。 本実施形態に係る排水トラップのトラップ本体の平面図 本実施形態に係る排水トラップの排水口を望む縦断面図。 本実施形態に係る排水トラップの排水部側面を望む側面図。 本実施形態に係る排水トラップの排水部上流側からの側面図。 本実施形態に係る排水トラップの外観斜視図。 従来の排水トラップの一例を示す縦断面図。 従来の排水トラップの他の例を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図。
符号の説明
1 排水トラップ
2 トラップ本体
2a 側面
2b 浴槽排水取水部
2c トラップ排水部
2c1 底面
2d 隔壁
2e 雌ねじ部
2f 鍔部
6 取付フランジ
6a 雄ねじ部
6b フランジ部
7 封水筒
7a 筒状部
7b 環状部
7c 溝
7d 突起
8 整流部材
9 パッキン
10 Uパッキン
11 床パン
12 流入管
13 排水管
DI トラップ排水口
IN 取水口
O トラップ本体中心
OP 床開口
TL 接線
TP 接点
WFA 水流方向の軸
WR 溜水室

Claims (5)

  1. 浴室ユニットの床排水口に取付けられ、略碗状に成形され、内部に溜水室が形成されたトラップ本体と、
    上下が解放された筒状部を有し、該筒状部下部が上記溜水室内に配置されて封水を形成する封水筒と、
    上記溜水室の上方側と連通するように形成され、上記トラップ本体内に流入した水を外部へ導出する排水管が接続されるトラップ排水部と、
    を備え、
    上記トラップ排水部は、上記排水管内の排水流路の水流方向と平行な上記トラップ本体側面に接する接線の、内側及び外側双方に亘って形成されたことを特徴とする排水トラップ。
  2. 前記トラップ排水部の前記トラップ本体側面に形成されたトラップ排水口は、横方向に長く形成されたことを特徴とする請求項1記載の排水トラップ。
  3. 前記排水トラップ本体側面は、前記排水口を上下に挟むトラップ本体上側及びトラップ本体下側が略面一に形成されたことを特徴とする請求項1及び2のいずれかに記載の排水トラップ。
  4. 前記トラップ排水口下方の前記トラップ本体側面は、溜水室の封水高さを形成する隔壁として、上記トラップ排水部の略下半まで立ち上げられたことを特徴とする請求項3記載の排水トラップ。
  5. 前記トラップ排水部は、前記排水管内の排水流路の水流方向と平行な前記トラップ本体側面に接する接線の内側且つ上記接線の接点より上流側において、その底面が前記隔壁天端より低くない位置に形成されたことを特徴とする請求項4記載の排水トラップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102074503B1 (ko) * 2019-06-27 2020-02-06 김주학 싱크대용 배수장치

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