JP2017200896A - 抗シワ化粧水 - Google Patents

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良平 下田
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睦子 階堂
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Abstract

【課題】効果的にシワを改善し、使用感触に優れた化粧水を提供する。【解決手段】(A)水溶性多価アルコール類と、(B)ヒアルロン酸とその塩の両方、またはいずれか一方と、(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドと、(D)水溶性ポリマーと、(E)非イオン性界面活性剤と、(F)シャクヤク抽出物とを含有することを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、効果的にシワを改善し、使用感に優れた化粧水の提供に関する。
ヒトの身体を覆う皮膚は、人体最大であり、かつ外界と直接触れる臓器である。生命を維持するために必要不可欠なバリア機能や保湿機能を持つ一方で、シワ、シミ、たるみ等の肌の衰えは、外見に強く影響を与える。
シワの形成には、遺伝や加齢による細胞の機能低下や全身的なホルモンレベルの変化といった内的な要因と、日光曝露、温度、湿度の影響等の外的要因が深く絡みあっている。皮膚では内的・外的要因により活性酸素やフリーラジカルが産生されるが、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)やカタラーゼといった生体に存在する酵素等の働きにより消去されている。
しかしながら、長期に亘る内的・外的要因の影響により、多量の活性酸素やフリーラジカルが産生されると、これらを消去できずに皮膚はダメージを受け、シミ、シワ、くすみや乾燥等の老化の徴候がもたらされることが知られている。
このため、皮膚内に酸化された物質を蓄積せずに老化を防止する目的として、安全で効果の高い活性酸素除去成分が配合された医薬品、医薬部外品及び化粧品の研究や開発が盛んに行われてきたが、所期の目的を十分に達成するものではなかった(特許文献1、2、3)。
一方、皮膚にハリや弾力を与え、シワを改善するための化粧料には、吸湿性や皮膚なじみに富み、皮膚の水分蒸散を抑え乾燥を防止する作用をもたらす水溶性多価アルコール類や水溶性高分子及びムコ多糖類が汎用され(特許文献4、5、6)、特許文献7に示すように、ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドを配合した保湿効果の高い化粧料を提供する技術についても検討されている。
しかしながら、持続的に優れた保湿効果を実現するためには、それらの成分を高配合しなければならず、べたつきが生じやすいという問題があった。さらには、化粧水をはじめとする化粧料では、保湿効果をもたらす成分に加え、比較的多くの水を含有しており、このような化粧料については塗布時の皮膚への親和性が低く、浸透性に乏しく感じられるという課題もある。
以上のように、従来提供されてきた製剤は、保湿効果があり、効果的にシワを改善する使用感触に優れた化粧料として十分に満足するものとはいえなかった。
特開平4−5237号公報 特開2001−81021号公報 特開2001−322990号公報 特開昭61−167608号公報 特開平10−279466号公報 特開昭61−238709号公報 特許第5689323号公報
本発明は、効果的にシワを改善する使用感に優れた化粧水の提供を目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意研究を行ったところ、水溶性多価アルコール類と、ヒアルロン酸とその塩の両方、またはいずれか一方と、ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドと、水溶性ポリマーと、非イオン性界面活性剤と、シャクヤク抽出物を含有する化粧水において、保湿効果が高く効果的にシワを改善し、べたつきを抑え使用感触に優れた化粧水が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、下記に掲げる化粧水が提供される。
(1)(A)水溶性多価アルコール類と、(B)ヒアルロン酸とその塩の両方、または いずれか一方と、(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドと、(D)水 溶性ポリマーと、(E)非イオン性界面活性剤と、(F)シャクヤク抽出物とを 含有する抗シワ化粧水。
(2)(A)水溶性多価アルコール類の少なくとも一つがジグリセリンであり、(1) に記載の抗シワ化粧水。
(3)(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドが、プロピレン付加型であり、 (1)〜(2)の少なくとも一つに記載がある抗シワ化粧水。
(4)(D)水溶性ポリマーの配合量が、0.001〜0.1質量%であり、(1)〜 (3)の少なくとも一つに記載がある抗シワ化粧水。
(5)(E)非イオン性界面活性剤のHLBが、12.0〜14.0の範囲のポリオキ シエチレン硬化ヒマシ油であり、(1)〜(4)の少なくとも一つに記載がある 抗シワ化粧水。
(6)(F)シャクヤク抽出物が、シャクヤクの根由来であり、(1)〜(5)の少な くとも一つに記載がある抗シワ化粧水。
本発明によれば、効果的にシワを改善する使用感触に優れた化粧水の提供ができる。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に用いる(A)水溶性多価アルコール類とは、分子内に水酸基を2個以上有するものであり、医薬品、医薬部外品又は化粧品等に通常用いられるものが配合できる。さらに、水溶性多価アルコール類は、1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよいが、少なくとも一つがジグリセリンであることを特徴とする。
本発明で用いる(A)水溶性多価アルコール類として具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
本発明に用いる(A)水溶性多価アルコール類としては、使用感触や保湿性の観点から、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,2−ペンタンジオール、ポリエチレングリコールが特に好ましい。
本発明で用いる(B)ヒアルロン酸とその塩の両方、またはいずれか一方について、その由来は特に限定されず、鶏冠、へその緒、眼球、皮膚、軟骨組織から常法により抽出、精製したものであり、また、微生物醗酵によって合成したものであっても差し支えない。医薬品、医薬部外品又は化粧品等に通常用いられるものが配合できる。
ここで、ヒアルロン酸の塩としては、生理学的又は薬学的に許容される塩であればよく、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、アルミニウム等の金属との塩等が例示できるが、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が安定性の観点から好ましい。
本発明に用いる(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドとは、メチルグルコシドに酸化エチレンを付加重合して得られる。通常医薬品、医薬部外品又は化粧品等に用いられるものが配合できる。さらに、ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドは、1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明で用いる(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドとして具体的には、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、ポリオキシエチレンプロピレンメチルグルコシド等のポリオキシアルキレンメチルグルコシド類が挙げられる。
本発明に用いる(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドとしては、安定性や使用感触の観点から、ポリオキシエチレンメチルグルコシドが特に好ましい。ポリオキシエチレンメチルグルコシドの市販品としては、グルカムE−10(日本ルーブリゾール製)、グルカムE−20(日本ルーブリゾール製)等を用いることができる。
本発明に用いる(D)水溶性ポリマーとは増粘するものであれば限定されず、医薬品、医薬部外品又は化粧品等に通常用いられるものが配合できる。さらに、水溶性ポリマーは、1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明に用いられる(D)水溶性ポリマーの配合量は、0.001〜0.1質量%であり、より好ましくは0.008〜0.08質量%である。
本発明に用いる(D)水溶性ポリマーとしては、使用感触や安定性の観点からアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースが好ましく、さらには、カルボキシビニルポリマーが0.001〜0.02質量%、キサンタンガムが0.04〜0.06質量%が特に好ましい。
本発明に用いる(E)非イオン性界面活性剤とは、親水性非イオン界面活性剤として公知の化合物であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油であり、医薬品、医薬部外品又は化粧品等に通常用いられるものが配合できる。さらに、非イオン性界面活性剤は、1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明で用いる(E)非イオン性界面活性剤として具体的には、安定性や使用感触の観点から、HLBが12.0〜14.0の範囲のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が特に好ましい。
本発明に用いる(F)シャクヤク抽出物として具体的には、シャクヤク(Paeonia lactiflora Pallas (Paeonia albiflora Pallas var.trichocarpa Bunge))又はその他近縁植物(Paeoniaceae)の根から抽出したものが好ましく、医薬品、医薬部外品又は化粧品等に通常用いられるものが配合できる。
本発明に用いる(F)シャクヤク抽出物は、配合する化粧料の剤形・形態に応じて、乾燥、濃縮、又は希釈等を任意に行い調整すればよい。
本発明の抗シワ化粧水には、本発明の効果を妨げない範囲で通常の化粧料に配合される任意成分、すなわち、乳化助剤、油剤、アルコール類、粉体、皮膜形成剤、界面活性剤、樹脂、紫外線吸収剤、保湿剤、美白剤、防腐剤、抗菌剤、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、香料等を配合することができる。
以下に実施例を挙げてさらに詳細な本発明の説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ、限定を受けないことは言うまでもない。なお、含有量は全て質量%である。
実施例1〜3、比較例1〜5
以下の表1に示す配合割合で各成分を用い、均一に混合することで、各抗シワ化粧水を調製した。さらに、塗布後の使用感触を確認した。結果を表1に併記する。
(1)べたつきの評価
専門評価者10名に抗シワ化粧水を実際に使用してもらい、塗布後のべたつきについて、下記基準に基づいて以下の3段階評価基準で官能評価し、評点の平均値を求めた。算出した平均値に基づき、下記の判定基準により塗布後のべたつきについて評価した。
<3段階評定基準>
評定3:べたつきがなく、心地よい。
評定2:べたつきがない。
評定1:べたつく。
<塗布後のべたつきの評価基準>
◎:専門評価者10名の平均点が2.5点以上。
○:専門評価者10名の平均点が1.5点以上、2.5点未満。
×:専門評価者10名の平均点が1.5点未満。
(2)保湿感の評価
専門評価者10名に抗シワ化粧水を実際に使用してもらい、塗布後の保湿感について、下記基準に基づいて以下の3段階評価基準で官能評価し、評点の平均値を求めた。算出した平均値に基づき、下記の判定基準により塗布後の保湿感について評価した。
<3段階評定基準>
評定3:しっとり感が持続する。
評定2:しっとりする。
評定1:乾燥する。
<塗布後の保湿感の評価基準>
◎:専門評価者10名の平均点が2.5点以上。
○:専門評価者10名の平均点が1.5点以上、2.5点未満。
×:専門評価者10名の平均点が1.5点未満。
(3)抗シワ効果の評価
成人女性18人を対象とした。表1実施例1の化粧水を左右どちらか指定した目尻へ塗布した。被験者はこれを1日2回、4週間実施した。抗シワ効果の評価は、被験者の左右の目尻のシワ部分(化粧水の塗布あり、なし)のレプリカを採取し、レプリカによる画像解析を実施した。レプリカの採取はSILFLO(登録商標 J&S Davis, England)を用いて被験者の目の際辺りから約20mm×約20mmの範囲で行った。得られたレプリカについて撮影し、18×13mmの領域の画像及び三次元データをコンピューターに取り込んだ。目の際から約5mm離れた点を解析エリアとし、解析を行った。解析には反射用レプリカ解析システムおよび三次元皮膚解析ソフトを用いて実施した。シワの評価結果であるシワ面積率の変化率について評価した。
<抗シワ効果の評価基準>
◎:使用前に比べてシワが改善した。
×:使用前に比べてシワが改善しなかった。
Figure 2017200896
表1より、本発明の抗シワ化粧水を使用することで、優位にシワが改善したことを確認できた。上記結果より本発明の抗シワ化粧水の使用は、シワを目立たなくする効果があり、使用感触に優れることがわかる。
効果的にシワを改善し、使用感触に優れた化粧水の提供ができる。

Claims (6)

  1. (A)水溶性多価アルコール類と、(B)ヒアルロン酸とその塩の両方、またはいずれか一方と、(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドと、(D)水溶性ポリマーと、(E)非イオン性界面活性剤と、(F)シャクヤク抽出物とを含有することを特徴とした抗シワ化粧水。
  2. 前記(A)水溶性多価アルコール類の少なくとも一つがジグリセリンであることを特徴とする請求項1の抗シワ化粧水。
  3. 前記(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドが、プロピレン付加型であることを特徴とする請求項1〜2の少なくとも1項に記載の抗シワ化粧水。
  4. 前記(D)水溶性ポリマーの配合量が、0.001〜0.1質量%であることを特徴とする請求項1〜3の少なくとも1項に記載の抗シワ化粧水。
  5. 前記(E)非イオン性界面活性剤のHLBが、12.0〜14.0の範囲のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油であることを特徴とする請求項1〜4の少なくとも1項に記載の抗シワ化粧水。
  6. 前記(F)シャクヤク抽出物が、シャクヤクの根由来であることを特徴とする請求項1〜5の少なくとも1項に記載の抗シワ化粧水。
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