JP2017198326A - ねじ部材の不正回転操作防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ねじ部材1と、このねじ部材1の前端側部分に外嵌される摘まみケース2と、ロック部材3とからなり、ロック部材3が、押釦4を備えた施錠機構5と、摘まみケース2とねじ部材1とを係合して、摘まみケース2の回転操作をねじ部材1に伝達する係合機構6とからなり、施錠機構5の押釦4が突出状態のとき、係合機構6により摘まみケース2とねじ部材1とを係合し、施錠機構5の押釦4が押し込まれた状態のとき、係合機構6による摘まみケース2とねじ部材1との係合を解除して施錠機構5が施錠され、施錠機構5を開錠することによって施錠機構5の押釦4が突出状態に復帰するようにする。
【選択図】図3
Description
このねじ部材の不正回転操作防止装置は、ねじ部材1と、このねじ部材1の前端側部分に外嵌される摘まみケース2と、摘まみケース2の回転操作がねじ部材1に伝達されるようにする状態と、摘まみケース2が空転して摘まみケース2の回転操作がねじ部材1に伝達されないようにする状態とを切り換えるロック部材3とからなる。
摘まみケース2に収容されたねじ部材1は、ピン13が摘まみケース2の内周面に形成された溝21に挿入されることにより、係合機構6が働かないときは、摘まみケース2に対して抜け止めされた状態で自由に回転できるようにされている。なお、ねじ部材1の抜け止め機構として、ピン13に代えて、図3及び図5に示すように、C型止め輪14を用いることもできる。
また、摘まみケース2に収容された施錠機構5は、外ケース51が、ピン22によって、摘まみケース2に固定されている。
また、押釦4は、長孔42より後部位置の外周面に凹部43を備え、押釦4が後方に向けて押し込まれたときに、外ケース51の内周面によって背面が支持されたばねによって付勢されて、後筒53から出没可能に設けているロック用カム57が凹部43に嵌合することによって、押釦4が押し込まれた状態で保持されるようにしている。
具体的には、鍵7を施錠機構5に差し込むことによって、ピンタンブラ54とドライバピン55とが当接した境界面が、前筒52と後筒53の境界面の位置に来るように押し込み、鍵7を回転操作することで、前筒52及びそれに従動させて押釦4を回転させると、凹部43に嵌合していたロック用カム57が外れ、押釦4は突出状態に復帰する。なお、鍵7が施錠機構5に合致したものでない場合は、ピンタンブラ54とドライバピン55とが当接した境界面が、前筒52と後筒53の境界面の位置に来ないため、鍵7を回転操作できない
押釦4は突出状態に復帰した後、鍵7を元の位置まで回転操作して、施錠機構5から引き抜くようにする。
具体的には、係合機構6は、ボール61と、押釦4の後端部に取り付けたボール押し上げ用カム62とからなり、押釦4が突出状態のとき、ボール61がボール押し上げ用カム62に当接して放射方向外側に移動し、ボール61を介して、摘まみケース2とねじ部材1とが係合され、摘まみケース2の回転操作がねじ部材1に伝達されるようにし、摘まみケース2を回転操作することによって、図2(a)に示すように、ねじ部材1を取り付け対象部材9に取り付けたり、図2(b)に示すように、ねじ部材1を取り付け対象部材9から取り外すことができるものとなる。
一方、押釦4が押し込まれた状態のとき、ボール61が押釦4の軸部に当接して中心方向内側に移動し、ボール61による摘まみケース2とねじ部材1との係合が解除され、係合機構6による摘まみケース2とねじ部材1との係合が解除されて、摘まみケース2が空転して摘まみケース2の回転操作がねじ部材1に伝達されないようにし、摘まみケース2を回転操作しても、ねじ部材1を取り付け対象部材9に取り付けたり、ねじ部材1を取り付け対象部材9から取り外すことができないようにする。
この場合、摘まみケース2には、摘まみケース2の後端側開口端面に開口する突起ガイド溝24を形成し、摘まみケース2の内部にロック部材3を収容する際に、ロック部材3の外周面に形成した突起31が、突起ガイド溝24に入り込むようにすることで、摘まみケース2と外ケース51とを固定するピン22を省略するようにしている。なお、外ケース51と後筒53とは、ピン32によって固定されている。
これにより、ピン挿入溝23にピン8を挿入することによって、ばねの付勢力に抗してピン13を押し下げて、摘まみケース2からねじ部材1を取り出し、次に、ロック部材3を取り出すことができるとともに、ピン挿入溝23を、使用状態では外観から見えないようにすることができ、ねじ部材の不正回転操作防止装置の安全性及び意匠性を向上することができる。
2 摘まみケース
3 ロック部材
4 押釦
5 施錠機構
6 係合機構
7 鍵
8 ピン
9 取り付け対象部材
Claims (2)
- ねじ部材と、該ねじ部材の前端側部分に外嵌される摘まみケースと、摘まみケースの回転操作がねじ部材に伝達されるようにする状態と、摘まみケースが空転して摘まみケースの回転操作がねじ部材に伝達されないようにする状態とを切り換えるロック部材とからなるねじ部材の不正回転操作防止装置であって、
前記ロック部材が、押釦を備えた施錠機構と、摘まみケースとねじ部材とを係合して、摘まみケースの回転操作をねじ部材に伝達する係合機構とからなり、
施錠機構の押釦が突出状態のとき、係合機構により摘まみケースとねじ部材とを係合し、
施錠機構の押釦が押し込まれた状態のとき、係合機構による摘まみケースとねじ部材との係合を解除して施錠機構が施錠され、
施錠機構を開錠することによって施錠機構の押釦が突出状態に復帰するようにした
ことを特徴とするねじ部材の不正回転操作防止装置。 - 摘まみケースの後端側開口端面に、摘まみケースからねじ部材及びロック部材を分離して取り出すことができるようにするピン挿入溝を開口させてなることを特徴とする請求項1に記載のねじ部材の不正回転操作防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016091905A JP6769595B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | ねじ部材の不正回転操作防止装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016091905A JP6769595B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | ねじ部材の不正回転操作防止装置 |
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JP6769595B2 JP6769595B2 (ja) | 2020-10-14 |
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2016
- 2016-04-28 JP JP2016091905A patent/JP6769595B2/ja active Active
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JP6769595B2 (ja) | 2020-10-14 |
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