JP4946378B2 - シリンダ錠の着脱機構 - Google Patents

シリンダ錠の着脱機構 Download PDF

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Description

この発明は、シリンダ錠の着脱機構(以下単に着脱機構という)に係り、特に、簡単な機構で容易にシリンダ錠を取付対象物に対し着脱できる着脱機構に関する。
本出願人は、先に、下記特許文献1を以て、新規な可変シリンダ錠を提案した。
この可変シリンダ錠は、外筒と、この外筒の内側に回動可能に嵌合する内筒とを有してなり、外筒の内周面の一の角度位置に、その母線に沿って横断面V字形のカム溝を形成すると共に、このカム溝から内筒の回動角度以上隔たった他の角度位置に作動溝を形成し、一方、内筒をその回動軸に平行な平面により内筒Aと内筒Bとに分割して、内筒の回動軸を含む鍵孔を内筒A側に残し、また、内筒Aにより内筒Bを回動軸線方向の動きを拘束すると共に、内筒Aに関し内筒Bを半径方向に移動可能に案内し、更にまた、内筒Bを内筒Aから離間する方向に付勢し、他方、内筒Aの回動軸に沿って列設された複数のスロットの夫々に、鍵挿通孔を開口させた板状のタンブラーAを内筒半径方向に移動可能に挿設すると共に各タンブラーAを所定の方向に付勢し、また、各タンブラーAの内筒B側の側端縁に突歯列を形成し、一方、内筒Bの内筒Aに対向する面に、各タンブラーAに対応して、同数のタンブラーBを半径方向に移動可能に配設すると共に、各タンブラーBのタンブラーA側に、タンブラーAの突歯列と噛み合い可能な突歯列を形成し、また、各タンブラーBの突歯列とは反対側の部分に解錠切欠を形成し、更にまた、内筒Bの外筒内周面に対向する側に、外筒の母線方向に延在し、外側を上記カム溝と係合可能な断面V字形に成形すると共に、内側に上記タンブラーBの解錠切欠に係入可能な突条を形成したロッキングバーを内筒半径方向に移動可能に支承し、更に、このロッキングバーを外方に、すなわち、外筒のカム溝に進入する方向に付勢し、以て、内筒の鍵孔に合鍵を挿入したとき、合鍵の鍵溝とタンブラーAの開口端縁との係合によって定まる各タンブラーBの解錠切欠の位置をロッキングバーの突条に整合可能にし、他方、内筒の内端に、テールピースの外端を相対回動可能に連結すると共に、その摺動面に跨がるように、外方に付勢された連結ピンを設け、以て常態においては内筒とテールピースを一体的に結合し、また、外筒に上記連結ピンの頂部を内筒とテールピースの摺動面に整合させて内筒とテールピースの結合を解く解除部材を配設したことを特徴とするもので、それまでの合鍵と新しい合鍵とを用いて簡単に鍵違いを変更することができる。
特願2006−154002
上記した構成の可変シリンダ錠は、パチンコ台やスロットマシン等の遊戯台の点検扉等に装着されて使用される。
ところで、遊戯台に取り付けられて使用されるシリンダ錠は、その目的或いは性質上、取付対象物から取り外すことは非常に困難である。
そのため、遊戯台を入れ替えるとき、それまでのシリンダ錠を取り外して新しい遊戯台に装着することが事実上不可能なので、古い遊戯台ごと古いシリンダ錠も廃棄し、遊戯台の入れ替え毎に多数のシリンダ錠も一緒に廃棄されてしまう、という不都合がある。
このことは、資源の無駄使いになるばかりでなく、廃棄された多量のシリンダ錠の処理のため、新たな環境問題も生じる。
そこで、この発明は、古い遊戯台を入れ替えるときシリンダ錠を取付対象物から容易に取り外すことができる着脱機構を提案し、以て上記した不都合を解消することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、取付対象物に固定される座板と、この座板の外面に突設され、両端が開口した保持筒と、この保持筒の座板に近い基部内面に形成された環堤部とを有する固定部材に対し、内端部に上記環堤部を潜り抜けることかできる小径部を形成し、内側に内筒を回動可能に嵌装した外筒を有するシリンダ錠を着脱可能に装着するものであって、上記保持筒の環堤部に関しシリンダ錠とは反対側における保持筒内にテールピースを回動可能に配設し、このテールピースの外端面に、前方に付勢され、テールピースの外端面への投影形状が異形のクラッチを前後方向に移動可能に案内すると共に、このクラッチに対向する内筒の内端面に上記クラッチと嵌合する異形孔を開口させ、以て、シリンダ錠が保持筒に収納され、クラッチが内筒内端面の異形孔と嵌合しているときには、シリンダ錠の内筒とテールピースとを円周方向において拘束して、内筒とテールピースとが一体的に回動できるようにし、一方、上記シリンダ錠が外方に抜け出ることを防止するため、上記環堤部の一の角度位置に、内端が外筒の小径部を貫通して内筒の外周面に接合する抜け止板を内筒の半径方向に移動可能に案内すると共に内方に付勢し、他方、上記抜け止板を外方に押動してシリンダ錠を抜け止板から解放するため、シリンダ錠の軸線方向において抜け止板と同じ位置にあり、抜け止板とは異なる角度位置における内筒に、半径方向に移動可能に案内され、内端がシリンダ錠の鍵孔と干渉する抜き取り板を設け、シリンダ錠を保持筒から抜き取るとき、合鍵の先端を長くした変換用合鍵を鍵孔に挿入することによってクラッチを内筒内端面の異形孔から抜き外し、以て内筒をテールピースから自由にし、更に内筒を所定の方向に回動させて抜き取り板と抜け止板の角度位置を合わせ、次いで、変換用合鍵を鍵孔から抜き、この変換用合鍵に代えて、先端を斜に削いだ抜き取り専用キーを鍵孔に挿入することにより、抜き取り専用キーと抜き取り板との間に生じる楔作用により抜き取り板を外方に移動させ、抜き取り板と抜け止板との接合部を外筒と上記環堤部との接合線に合致させることによりシリンダ錠を保持筒から抜くようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、取付対象物に固定される座板と、この座板の外面に突設され、両端が開口した保持筒と、この保持筒の座板に近い基部内面に形成された環堤部とを有する固定部材に対し、内端部に上記環堤部を潜り抜けることかできる小径部を形成し、内側に内筒を回動可能に嵌装した外筒を有するシリンダ錠を着脱可能に装着するものであって、上記保持筒の環堤部に関しシリンダ錠とは反対側における保持筒内にテールピースを回動可能に配設し、このテールピースの外端面に、前方に付勢され、テールピースの外端面への投影形状が異形のクラッチを前後方向に移動可能に案内すると共に、このクラッチに対向する内筒の内端面に上記クラッチと嵌合する異形孔を開口させ、以て、シリンダ錠が保持筒に収納され、クラッチが内筒内端面の異形孔と嵌合しているときには、シリンダ錠の内筒とテールピースとを円周方向において拘束して、内筒とテールピースとが一体的に回動できるようにし、一方、上記シリンダ錠が外方に抜け出ることを防止するため、上記環堤部の一の角度位置に、内端が外筒の小径部を貫通して内筒の外周面に接合する抜け止板を内筒の半径方向に移動可能に案内すると共に内方に付勢し、他方、上記抜け止板を外方に押動してシリンダ錠を抜け止板から解放するため、シリンダ錠の軸線方向において抜け止板と同じ位置にあり、抜け止板とは異なる角度位置における内筒に、半径方向に移動可能に案内され、内端がシリンダ錠の鍵孔と干渉する抜き取り板を設け、シリンダ錠を保持筒から抜き取るとき、先端に変換用チップを装着した合鍵を鍵孔に挿入することによってクラッチを内筒内端面の異形孔から抜き外し、以て内筒をテールピースから自由にし、更に内筒を所定の方向に回動させて抜き取り板と抜け止板の角度位置を合わせ、次いで、変換用合鍵を鍵孔から抜き、この変換用合鍵に代えて、先端を斜に削いだ抜き取り専用キーを鍵孔に挿入することにより、抜き取り専用キーと抜き取り板との間に生じる楔作用により抜き取り板を外方に移動させ、抜き取り板と抜け止板との接合部を外筒と上記環堤部との接合線に合致させることによりシリンダ錠を保持筒から抜くようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1及び2に記載された発明は、取付対称物に固定されて取り外しが困難な固定部材からシリンダ錠のみを簡単に取り外すことができるので、取り外したシリンダ錠を例えば新しい遊戯台に装着することにより、資源の無駄使い及び環境の悪化を防止できる、という所期の目的を達成する。
また、請求項2に記載の発明によれば、変換用合鍵を合鍵とは別個に用意すべき請求項1に記載の発明と比較して、合鍵の先端に簡単な構成の変換用チップを装着すれば変換用合鍵を構成することができるので、資源の無駄使い及び環境の悪化の防止に更に資する。
シリンダ錠の小径部の外筒を抜け止め板に貫通させることによりシリンダ錠の抜け止めを行い、この抜け止め板と外筒との係合を解除するため、先端を長くした変換用合鍵によりシリンダ錠を解錠して内筒を自由にするようにしたので、シリンダ錠の着脱の際の安全性を確保し、また、シリンダ錠の内筒に設けた抜き取り板を内筒の回動を利用して抜け止め板に位置合せをし、更に、各シリンダ錠に共通の抜き取り専用キーを鍵孔に差込むことにより抜き取り板を外方に押動して抜け止め板と外筒との係合を解くようにした。
以下、請求項2に記載された発明の一実施例を図面を参照して説明する。
ちなみに、請求項1に記載された発明は、シリンダ錠を保持筒から抜き外すとき合鍵の先端を延長した変換用合鍵を用いるが、請求項2に記載された発明においては、合鍵18(図6参照)の先端に変換用チップ17を装着する点だけが異なる。
図1及び図2において符号1は座板を示し、この座板1は、付番しないねじ穴を利用して、遊戯台の点検扉等の取付対象物に固定される。
この座板1の外面側(図2で左側)には両端が開いた保持筒2が一体に突設されており、この保持筒2の座板1に近い方の基部内面に環堤部3(図2参照)が一体に形成されている。
なお、これら座板1、保持筒2及び環堤部3を一体に結合に結合したものを固定部材4と総称することにし、本発明による着脱機構においては、全体を符号5で示すシリンダ錠はこの固定部材4に対し着脱される。
一方、上記シリンダ錠5は、図2に示すように、内端部に上記環堤部3を潜り抜けることができる小径部(付番しない)を形成し、内側に内筒5を回動可能に嵌装した外筒7(何れも図1参照)を有する。
なお、シリンダ錠には種々の形式のものが有り、図示の実施例では、シリンダ錠として前記特許文献1に記載された可変シリンダ錠を採用しているが、特に図示のシリンダ錠に限定されるものではない。
また、図示の実施例におけるシリンダ錠の構造及び作動については、前記特許文献1に詳細に記載されているので、また、本発明はシリンダ錠の種類の如何に拘らず成立するので、更に詳細な説明を省略する。
更にまた、同様の理由により、図2ではシリンダ錠の内端部を除いて主要部の図示を省略している。
他方、図2に示すように、上記保持筒の環堤部3に関しシリンダ錠とは反対側、換言すれば環堤部の右側にはテールピース8が回動可能に配設されている。
そして、このテールピース8の外端面に、クラッチばね9の弾力により前方(図2で左方)に付勢されたクラッチ11が前後方向に移動可能に案内されている。
なお、ここではクラッチ11とは図3に立方体状の小さな突起をいうものとし、このクラッチ11は、図3に示す全体の形状がコ字形のスライダ12の前端面中央に突設されている。
上記クラッチ11は、常態、すなわちクラッチばね9以外の外力が作用していないときには、このクラッチに対向する内筒6の内端面に開口する方形の異形孔(付番しない)に嵌合している。
そのため、シリンダ錠5が保持筒2内に収納され、上記クラッチ11が内筒内端面の上記異形孔に嵌入しているときには、シリンダ錠の内筒6とテールピース8とが円周方向において拘束され、内筒とテールピースが一体的に回動する。
なお、図2及び図3に示すクラッチのスライダ12の前後方向に延在する一対の杆体は、前記テールピース8のフランジ部を貫通して、座板1の裏面側にかしめ付けられた裏板13(図4参照)の付番しない開口から覗いている。
一方、保持筒2内に収納されたシリンダ錠5が外方に抜け出ることを防止するため、図2及び図5に示すように、前記環堤部3の一の角度位置(図5で時計盤面に換算して12時の角度位置)に、全体の形状が略T字形の抜け止め板14が配設され、シリンダ錠の半径方向に移動可能に案内されている。
この抜け止め板14は、常態においては、付番しない圧縮コイルばねにより内方に付勢され、内端がシリンダ錠の内筒小径部を貫通して内筒6の外周面に接合している。
図示の実施例では、抜け止め板14の内端面は内筒外周面と同径の円弧状に成形され、内筒外周面と円弧をなす面で接合している。
そのため、シリンダ錠5は、外筒小径部の円周方向に沿うスリットと抜け止め板14との係合を介して、保持筒2に係止され、固定部材4に装着されることになる。
なお、抜け止板14及びその付勢ばねが環堤部3におけるそれらの付番しない案内溝から外れて落ちないように、それらの後ろ側(図2で右側)に抜け止め蓋10が嵌着されている。
他方、上記抜け止め板14による固定部材4への固定(連結)を解き、シリンダ錠を保持筒2から抜き外すため、換言すれば、抜け止め板14を外方に押動してシリンダ錠5を抜け止め板14から解放するため、図5に示すように、内筒6側に抜き取り板15が設けられている。
この抜き取り板15は、シリンダ錠の軸線方向において抜け止め板14と同じ位置にあり、シリンダ錠の施錠時においては、内筒において抜け止め板とは異なる角度位置(図5で時計盤面に換算して6時の角度位置)にある。
また、抜き取り板15はシリンダ錠の半径方向に移動可能に案内されており、その外端(図5で下端)は抜き止め板14の内端と同じ曲率半径の凸状に成形されている。
更にまた、その内端は、シリンダ錠の鍵孔16の奥の方において鍵孔と干渉するが、後述する合鍵の変換用チップ17とは干渉しない形状に成形されている。
なお、保持筒2内に収納され、抜け止板14により保持筒に係止されたシリンダ錠5は、通常の使用状態では図6に示す合鍵18の先端から変換用チップ17を取外したものを施解錠に使用する。
ちなみに、図6に示す合鍵18の先端は少し延長されて根元が括れた係合突起19が形成され、この係合突起19に、これと形状係合できる切欠21を有する変換用チップ17が嵌合している。
そして、前記クラッチ11(図2参照)の内筒軸線方向の位置は、変換用チップ17を先端から取外した合鍵18を鍵孔に差し込んだとき、その先端の係合突起19がクラッチ11と干渉しないように、奥の方に設定されている。
したがって、合鍵を所定の方向に回すことにより、通常のシリンダ錠におけると同様に、シリンダ錠の施解錠を行うことができる。
一方、シリンダ錠を保持筒2から取外すときには、図6に示すように先端に変換用チップ17を装着した合鍵18を鍵孔に挿入する。
そうすると、変換用チップ17は抜き取り板15より奥の方に進入するが、図5に示すように、抜き取り板15の内端部の形状は変換用チップ17と干渉しないように略U字形に成形されているので、変換用チップ17はこのU字形の切欠を通過してクラッチ11をテールピース8方向に押動し、前記したように、テールピース8とシリンダ錠の内筒6とを切り離す。
このとき、クラッチ11と一体のスライダ12の後端が裏板13の開口に嵌まり込み、テールピース8を裏板13に縫い付ける。
これは、後述の内筒の回動に伴いテールピース8が従動して回動することを防止するためであるが、テールピースが図示しない錠止機構の例えばクリック機構に連結され、回動しない構造であるときにはテールピースを裏板13に縫い付ける構造は必要がない。
一方、鍵孔に合鍵を差し込むのであるから、当然シリンダ錠は解錠され内筒6が回動可能になる。
そして、図示の実施例では、シリンダ錠を保持筒2から取外すため、変換用チップ17を先端に装着した合鍵を鍵孔に挿入した後、これを所定の方向に180度回転させる。
ちなみに、通常の使用状態におけるシリンダ錠の内筒の回動角度は約100度である。
すると、抜き取り板15も180度回動し、図7に示すように、抜き取り板の外端と抜け止板14の内端が円弧に沿って接合するに至る。
この状態で先端に変換用チップ17を装着した合鍵を鍵孔から抜き外し、図8及び図9に示すように先端を斜めに削いだ、すなわち、先端を厚さ方向においても幅方向においても斜めに削いだ抜き取り専用キー22を鍵孔に挿入する。
すると、抜き取り専用キー22の先端に形成された傾斜端縁と抜き取り板15の内端部との間に生じる楔作用により抜き取り板15が外方に押動され、図10に示すように、抜け止板14の円弧状の内端縁がシリンダ錠の外筒7の外周面に整合する。
したがって、抜き取り専用キー22をちょっと捻り気味に回して鍵孔と抜き取り専用キー22との間に摩擦抵抗を生じさせ、その状態で抜き取り専用キーを引き出すと、シリンダ錠も一緒に引き出される。すなわち、シリンダ錠を固定部材から取外すことができる。
ちなみに、シリンダ錠を抜き取って空になった保持筒2に他のシリンダ錠を装着するには、図5に示すように内端を環堤部内に少し突出させた抜き止め板14の内端部外面に面を取り(図2参照)、新たなシリンダ錠の挿入時その外筒の内端と上記面取り部との間に生じる楔作用により抜け止板14を円周方向外方に押動し、更にシリンダ錠を内方に進入させて、シリンダ錠外筒の小径部に形成されてスリットに抜け止板を落とす。
また、請求項1に記載の発明においては、図6に示すように変換用チップを着脱可能に装着した合鍵の代わりに、合鍵の先端に変換用チップ17と同形の延長部を一体に形成したものを変換用合鍵として用いる。
シリンダ錠を内蔵した固定部材の一部断面正面図。 その縦断面図で、シリンダ錠の内部構造を省略して示す。 クラッチの外観斜視図。 シリンダ錠を内蔵した固定部材の背面図。 通常の使用状態の施錠時を示す。 先端に変換用チップを装着した合鍵の平面図。 図2のA−A‘線による断面図で、変換用チップを装着した合鍵を鍵孔に挿入し、180度回した状態を示す。 抜き取り専用キーの平面図。 抜き取り専用キーの側面図。 図2のA−A‘線による断面図で、図7に示す状態から合鍵を抜き、抜き取り専用キーを鍵孔に挿入した状態を示す。
符号の説明
1 座板
2 保持筒
3 環堤部
4 固定部材
5 シリンダ錠
6 内筒
7 外筒
8 テールピース
9 クラッチばね
10 抜け止め蓋
11 クラッチ
12 スライダ
13 裏板
14 抜け止板
15 抜き取り板
16 鍵孔
17 変換用チップ
18 合鍵
19 係合突起
21 切欠
22 抜き取り専用キー

Claims (2)

  1. 取付対象物に固定される座板と、この座板の外面に突設され、両端が開口した保持筒と、この保持筒の座板に近い基部内面に形成された環堤部とを有する固定部材に対し、内端部に上記環堤部を潜り抜けることかできる小径部を形成し、内側に内筒を回動可能に嵌装した外筒を有するシリンダ錠を着脱可能に装着するものであって、上記保持筒の環堤部に関しシリンダ錠とは反対側における保持筒内にテールピースを回動可能に配設し、このテールピースの外端面に、前方に付勢され、テールピースの外端面への投影形状が異形のクラッチを前後方向に移動可能に案内すると共に、このクラッチに対向する内筒の内端面に上記クラッチと嵌合する異形孔を開口させ、以て、シリンダ錠が保持筒に収納され、クラッチが内筒内端面の異形孔と嵌合しているときには、シリンダ錠の内筒とテールピースとを円周方向において拘束して、内筒とテールピースとが一体的に回動できるようにし、一方、上記シリンダ錠が外方に抜け出ることを防止するため、上記環堤部の一の角度位置に、内端が外筒の小径部を貫通して内筒の外周面に接合する抜け止板を内筒の半径方向に移動可能に案内すると共に内方に付勢し、他方、上記抜け止板を外方に押動してシリンダ錠を抜け止板から解放するため、シリンダ錠の軸線方向において抜け止板と同じ位置にあり、抜け止板とは異なる角度位置における内筒に、半径方向に移動可能に案内され、内端がシリンダ錠の鍵孔と干渉する抜き取り板を設け、シリンダ錠を保持筒から抜き取るとき、合鍵の先端を長くした変換用合鍵を鍵孔に挿入することによってクラッチを内筒内端面の異形孔から抜き外し、以て内筒をテールピースから自由にし、更に内筒を所定の方向に回動させて抜き取り板と抜け止板の角度位置を合わせ、次いで、変換用合鍵を鍵孔から抜き、この変換用合鍵に代えて、先端を斜に削いだ抜き取り専用キーを鍵孔に挿入することにより、抜き取り専用キーと抜き取り板との間に生じる楔作用により抜き取り板を外方に移動させ、抜き取り板と抜け止板との接合部を外筒と上記環堤部との接合線に合致させることによりシリンダ錠を保持筒から抜くようにしたことを特徴とするシリンダ錠の着脱機構。
  2. 取付対象物に固定される座板と、この座板の外面に突設され、両端が開口した保持筒と、この保持筒の座板に近い基部内面に形成された環堤部とを有する固定部材に対し、内端部に上記環堤部を潜り抜けることかできる小径部を形成し、内側に内筒を回動可能に嵌装した外筒を有するシリンダ錠を着脱可能に装着するものであって、上記保持筒の環堤部に関しシリンダ錠とは反対側における保持筒内にテールピースを回動可能に配設し、このテールピースの外端面に、前方に付勢され、テールピースの外端面への投影形状が異形のクラッチを前後方向に移動可能に案内すると共に、このクラッチに対向する内筒の内端面に上記クラッチと嵌合する異形孔を開口させ、以て、シリンダ錠が保持筒に収納され、クラッチが内筒内端面の異形孔と嵌合しているときには、シリンダ錠の内筒とテールピースとを円周方向において拘束して、内筒とテールピースとが一体的に回動できるようにし、一方、上記シリンダ錠が外方に抜け出ることを防止するため、上記環堤部の一の角度位置に、内端が外筒の小径部を貫通して内筒の外周面に接合する抜け止板を内筒の半径方向に移動可能に案内すると共に内方に付勢し、他方、上記抜け止板を外方に押動してシリンダ錠を抜け止板から解放するため、シリンダ錠の軸線方向において抜け止板と同じ位置にあり、抜け止板とは異なる角度位置における内筒に、半径方向に移動可能に案内され、内端がシリンダ錠の鍵孔と干渉する抜き取り板を設け、シリンダ錠を保持筒から抜き取るとき、先端に変換用チップを装着した合鍵を鍵孔に挿入することによってクラッチを内筒内端面の異形孔から抜き外し、以て内筒をテールピースから自由にし、更に内筒を所定の方向に回動させて抜き取り板と抜け止板の角度位置を合わせ、次いで、変換用合鍵を鍵孔から抜き、この変換用合鍵に代えて、先端を斜に削いだ抜き取り専用キーを鍵孔に挿入することにより、抜き取り専用キーと抜き取り板との間に生じる楔作用により抜き取り板を外方に移動させ、抜き取り板と抜け止板との接合部を外筒と上記環堤部との接合線に合致させることによりシリンダ錠を保持筒から抜くようにしたことを特徴とするシリンダ錠の着脱機構。
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