JP3311709B2 - 防護キャップ付き錠装置 - Google Patents

防護キャップ付き錠装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、ドリル穿孔によ
るタンブラ錠機構の暴力破壊や鍵孔へのピッキング用具
の挿入による不正解錠を防止する防護キャップ付きの錠
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 特開平10−8797号公報に示され
たドリル破壊防護型錠装置では、固定ケ−スとロ−タの
前面部全体を高硬度のガ−ドディスクの前面壁部によっ
て被覆し、外部に露出するガ−ドディスクの側壁部分を
前面壁部に向かう程直径が減少する円錐台形状に形成
し、ガ−ドディスクの肉厚基端部の内面受溝と固定ケ−
スの前端筒部の外面受溝に係合させた止め輪によって、
ガ−ドディスクを固定ケ−スに回転可能に連結し、ロ−
タの鍵孔に連通する透孔をガ−ドディスクの前面壁部に
設けてある。
【0003】この錠装置では、盗犯者がドリル工具によ
って内部のタンブラ錠機構を破壊しようとして、ガ−ド
ディスクの前面壁部にドリルビットを突き当てると、ガ
−ドディスクがドリルビットと連れ合い回転するため、
ドリルビットはガ−ドディスクへの穿孔前進が妨げら
れ、タンブラ錠機構へのドリルビットの接近が阻止され
る。また正当管理者が錠装置を解錠操作するときには、
ガードディスクを適宜回転させてガードディスクの透孔
をロータの鍵孔と位置合わせしてから、鍵を透孔より鍵
孔に挿入する
【0004】しかしながら、このように構成された従来
のドリル破壊防護型錠装置では、一旦装着した後はガー
ドディスクの取外しが不可能であるため、ガ−ドディス
クに鍵挿入用透孔を設ける必要があり、そのため、ピッ
キング用具の挿入による不正解錠に対する防御は万全で
はないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、ドリル穿孔による暴力破壊とピッキング用具に
よる不正解錠の何れに対しても強い防護キャップ付き錠
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 以下添付図面中の参照
記号を用いて説明すると、本発明の防護キャップ付き錠
装置は、固定ケース1とロータ2との間に環状隙間3を
設け、該環状隙間3にロータ2の頭部を被覆する防護キ
ャップ4を嵌め込み、固定ケース1の内周鍔部5の背面
側に環状凹部6を設け、防護キャップの側壁部外周に環
状受溝7を設け、C−リング状の錠止部材8を環状凹部
6と環状受溝7に跨らせて係合させることによって、防
護キャップ4の抜取りを制止し、固定ケース1の内周鍔
部5に環状凹部6に連通した切欠部9を設け、錠止部材
8を求心方向に弾性変形させて環状凹部6から脱出させ
操作部材10の突 起12を前記切欠部9より挿入し、
固定ケース1との連結を解除した防護キャップ4を操作
部材側に設けたマグネット22によって吸着するように
した防護キャップ付き錠装置において、操作部材10に
対してコア部材13を防護キャップ4の厚さ相当分の距
離だけ軸方向にスライド可能に嵌め、コア部材13の
端部にマグネット22を固着し、操作部材10とコア部
材13の間に設けた圧縮コイルバネ21によってコア部
材13をスライド付勢し、マグネット22に吸着された
防護キャップ4を操作部材10の突起12の先端部から
突出させることを特徴とするものである。
【0007】このように構成された本発明の錠装置で
は、錠止部材8が環状凹部6と環状受溝7の双方に跨っ
て係合することによって、防護キャップ4の抜取りが不
可能になっているため、ロータ2の頭部は防護キャップ
4によって常に被覆されている状態にあり、ピッキング
用具をロータ2の鍵孔11に挿入して不正解錠すること
ができない。ドリル穿孔によって内部のタンブラ錠機構
24を暴力破壊しようとして、ドリルビットを防護キャ
ップ4に突き当てたとき、防護キャップ4がドリルビッ
トと一緒に連れ合い回転するだけであるから、ドリルビ
ットの実質的な前進は不可能である。正当管理者が解錠
操作しようとするときには、操作部材10の突起12を
固定ケース1の切欠部9から挿入して錠止部材8を求心
方向に弾性変形させることによって、防護キャップ4と
固定ケース1との連結を解除し、マグネット11に吸着
された防護キャップ4を固定ケース1から抜取ればよい
から、解錠操作のための前作業が簡便であり、解錠操作
全体の作業性を悪くすることがない。上記のように操作
部材10の突起12を固定ケース1の切欠部9から挿入
するとき、コア部材13は防護キャップ4に押されるこ
とによって、圧縮コイルバネ21の付勢に抗して後退方
向にスライドする。操作部材10を固定ケース1から抜
取ったとき、コア部材13は圧縮コイルバネ21の付勢
によって前進方向にスライドし、防護キャップ4を操作
部材10の突起12の先端部から突出させる。
【0008】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、防護キャッ
プ4は硬度が十分に高い特殊鋼材や磁性セラミックス材
等によって堅牢に作製される。操作部材10は前記環状
隙間3に対応した円筒形状に形成され、先端部には45
度間隔に4個の円弧状突起12が形成されている。固定
ケース1の内周鍔部5には、円弧状の切欠部9が45度
間隔で4個設けられている。円弧状突起12は円弧状切
欠部9に挿入されるものであり、操作部材10の本来機
能を担う部分である。錠止部材8の断面円形周面を押し
て求心方向に弾性変形させ易いように、円弧状突起12
の内面側にはテーパー面部12aが形成されている。
【0009】円筒形状の操作部材10の内側には円筒形
のコア部材13が嵌められており、操作部材10の側面
壁の軸方向に長いスロット14とコア部材13の側面壁
の丸孔15には第1ガイドピン16が挿通されている一
方、コア部材13の側面壁の軸方向に長いスロット17
と操作部材10の側面壁の丸孔18には第2ガイドピン
19が挿通されており、操作部材10とコア部材13は
軸方向に沿って互いにスライド可能である。コア部材1
3の中空部底壁部20と第2ガイドピン19の間には圧
縮コイルバネ21が収容されており、コア部材13を復
帰付勢している。コア部材13の先端開口部にはマグネ
ット22が固着されている。第1ガイドピン16と第2
ガイドピン19の両端部には抜け止め輪23が装着され
ている。
【0010】本実施例では、コア部材13に対して操作
部材10をスライドさせて、円弧状突起12を円弧状切
欠部9より所定深さまで挿入したとき、錠止部材8の全
断面が防護キャップ4の環状受溝7内に押込まれるので
あるが、この段階ではマグネット22が防護キャップ4
の正面壁部に当接する。そのため、操作部材10とコア
部材13の両方を掴んで両者の位置関係をそのまま保持
した状態で、操作部材10の円弧状突起12を円弧状切
欠部9から抜き取ったとき、防護キャップ4はマグネッ
ト22に吸着されたまま、環状隙間3から自動的に抜き
取られることになり、防護キャップ抜取りの作業性が良
くなる。
【0011】そのあと、操作部材10とコア部材13の
どちらか一方から手を離すと、コア部材13が操作部材
10の先端側に前進して、防護キャップ4の全体または
主体部分が操作部材10の先端開口から突出される。こ
の防護キャップ4はマグネット22から引き離して保管
しても良いし、あるいはマグネット22に吸着させたた
ま保管することもできるが、再装着の便宜を考慮する
と、マグネット22に吸着させたままの方が扱い易い。
防護キャップ4の再装着に当たって、錠止部材8は固定
ケース1の内周鍔部5の縁面に押されて一旦求心方向、
すなわち縮径方向に弾性変形して、内周鍔部5を通過す
る。環状凹部6のところに来たとき、錠止部材8は遠心
方向、すなわち拡径ほうこうに弾性変形して、環状凹部
6と環状受溝7の双方に跨って係合する。
【0012】
【発明の効果】 以上のように本発明では、固定ケース
1とロータ2間の環状隙間3にロータ2の頭部を被覆す
る防護キャップ4を嵌め込み、固定ケース1の内周鍔部
5の環状凹部6と防護キャップの側壁部外周の環状受溝
7に、C−リング状の錠止部材8を跨らせて係合させる
ことによって、防護キャップ4の抜取りを制止したもの
であり、内部のタンブラ錠機構24の暴力破壊のために
ドリルビットを防護キャップ4に突き当てたときには、
防護キャップ4がドリルビットと連れ合い回転するだけ
であり、ドリルビットは前進しない。他方、正当管理者
が鍵をロータ2の鍵孔11に挿入しようとするときに
は、固定ケース1の内周鍔部5の切欠部9から操作部材
10を環状凹部6に挿入し、錠止部材8を求心方向に弾
性変形させて環状凹部6から脱出させることによって防
護キャップ4を簡単に抜取り可能とすることができるか
ら、防護キャップ4にかぎ挿入用透孔を設ける必要がな
く、この錠装置にはピッキング用具を適用することがで
きない。したがって本発明によれば、ドリル穿孔による
暴力破壊とピッキング用具による不正解錠のいずれに対
しても強い錠装置が得られるのである。
【0013】特に本発明の防護キャップ付き錠装置で
は、操作部材10に対してコア部材13を防護キャップ
4の厚さ相当分の距離だけ軸方向にスライド可能に嵌
め、コア 部材13の先端部にマグネット22を固着し、
操作部材10とコア部材13の間に設けた圧縮コイルバ
ネ21によってコア部材13をスライド付勢してあり、
操作部材10の突起12を固定ケース1の切欠部9から
抜取ったとき、コア部材13は圧縮コイルバネ21の付
勢によって前進方向にスライドし、防護キャップ4はマ
グネット22に吸着保持されたまま操作部材10の突起
12の先端部から突出させられるため、防護キャップ4
を固定ケース1とロータ2間の環状隙間3に再装着する
ときの作業に便宜である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る防護キャップ付き錠
装置の正面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿った縦断面図である。
【図3】 操作部材を挿入した状態における該錠装置の
縦断面図である。
【図4】 該操作部材の平面図である。
【図5】 該操作部材の背面図である。
【符号の説明】
1 固定ケース 2 ロ−タ 3 環状隙間 4 防護キャップ 5 内周鍔部 6 環状凹部 7 環状受溝 8 錠止部材 9 切欠部 10 操作部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ケース1とロータ2との間に環状隙
    間3を設け、該環状隙間3にロータ2の頭部を被覆する
    防護キャップ4を嵌め込み、固定ケース1の内周鍔部5
    の背面側に環状凹部6を設け、防護キャップの側壁部外
    周に環状受溝7を設け、C−リング状の錠止部材8を環
    状凹部6と環状受溝7に跨らせて係合させることによっ
    て、防護キャップ4の抜取りを制止し、固定ケース1の
    内周鍔部5に環状凹部6に連通した切欠部9を設け、錠
    止部材8を求心方向に弾性変形させて環状凹部6から脱
    出させる操作部材10の突起12を前記切欠部9より
    入し、固定ケース1との連結を解除した防護キャップ4
    を操作部材側に設けたマグネット22によって吸着する
    うにした防護キャップ付き錠装置において、操作部材
    10に対してコア部材13を防護キャップ4の厚さ相当
    分の距離だけ軸方向にスライド可能に嵌め、コア部材1
    3の先端部にマグネット22を固着し、操作部材10と
    コア部材13の間に設けた圧縮コイルバネ21によって
    コア部材13をスライド付勢し、マグネット22に吸着
    された防護キャップ4を操作部材10の突起12の先端
    部から突出させることを特徴とする請求項1に記載の防
    護キャップ付き錠装置。
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