JP5008341B2 - 可変シリンダ錠 - Google Patents

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Description

この発明は、新規な可変シリンダ錠に係り、特に、鍵違いの変換操作を簡単かつ確実にし、シリンダを取り外さなくても鍵違いを変換することができる可変シリンダ錠に関する。
本出願人は、先に、後記特許文献1を以て、新規な可変レバータンブラー錠を提案した。
この可変レバータンブラー錠は、要すれば、通常のC字形のレバータンブラーをA、B二つに分割し、これらの一方に複数の係合凹部を、他方に係合突起を夫々形成し、係合突起を係合凹部の何れかに係合させることにより鍵違いを定め、鍵違い変換時タンブラーA、Bを相対的に引き離すことにより従来の鍵違いを解消し、新たな合鍵を挿入した後タンブラーA、Bを再び近接させの係合突起及び係合凹部の新たな係合を定めることにより新たな鍵違いに変換させるというものである。
特願2004−305740
上記した特許文献1に記載の発明による可変レバータンブラー錠は、勿論所期の機能を発揮するが、鍵違いの変換時タンブラーA、Bが摺接するので、変換操作の確実性という観点からすると若干の不安が残る。
そこで、この発明は、上記特許文献1に記載の可変レバータンブラー錠とは構造を全く変えた新規な可変シリンダ錠を提案し、以て鍵違いの変換操作を簡単かつ確実にすることを目的としている。
上記の目的を達成するため、この発明は、外筒と、この外筒の内側に回動可能に嵌合する内筒とを有してなり、外筒の内周面の一の角度位置に、その母線に沿って横断面V字形のカム溝を形成すると共に、このカム溝から内筒の回動角度以上隔たった他の角度位置に作動溝を形成し、一方、内筒をその回動軸に平行な平面により内筒Aと内筒Bとに分割して、内筒の回動軸を含む鍵孔を内筒A側に残し、また、内筒Aにより内筒Bを回動軸線方向の動きを拘束すると共に、内筒Aに関し内筒Bを半径方向に移動可能に案内し、更にまた、内筒Bを内筒Aから離間する方向に付勢し、他方、内筒Aの回動軸に沿って列設された複数のスロットの夫々に、鍵挿通孔を開口させた板状のタンブラーAを内筒半径方向に移動可能に挿設すると共に各タンブラーAを所定の方向に付勢し、また、各タンブラーAの内筒B側の側端縁に突歯列を形成し、一方、内筒Bの内筒Aに対向する面に、各タンブラーAに対応して、同数のタンブラーBを半径方向に移動可能に配設すると共に、各タンブラーBのタンブラーA側に、タンブラーAの突歯列と噛み合い可能な突歯列を形成し、また、各タンブラーBの突歯列とは反対側の部分に解錠切欠を形成し、更にまた、内筒Bの外筒内周面に対向する側に、外筒の母線方向に延在し、外側を上記カム溝と係合可能な断面V字形に成形すると共に、内側に上記タンブラーBの解錠切欠に係入可能な突条を形成したロッキングバーを内筒半径方向に移動可能に支承し、更に、このロッキングバーを外方に、すなわち、外筒のカム溝に進入する方向に付勢し、以て、内筒の鍵孔に合鍵を挿入したとき、合鍵の鍵溝とタンブラーAの開口端縁との係合によって定まる各タンブラーBの解錠切欠の位置をロッキングバーの突条に整合可能にし、他方、内筒の内端に、テールピースの外端を相対回動可能に連結すると共に、その摺動面に跨がるように、外方に付勢された連結ピンを設け、以て常態においては内筒とテールピースを一体的に結合し、また、外筒に上記連結ピンの頂部を内筒とテールピースの摺動面に整合させて内筒とテールピースの結合を解く解除部材を配設し、以て、鍵違い変換時、先ずそれまでの合鍵を鍵孔に挿入し、内筒の回動角に致らない角度一方向に回動させ、次いで、内筒が回動角度位置に致ったとき、前記解除部材を操作して内筒をテールピースから切離し、切り離された内筒を反対方向に更に回動させてロッキングバー23を作動溝に係入させ、内筒ばねの弾力によりタンブラーA及びタンブラーBの突歯列を切り離し、タンブラーAが自由になった状態でそれまでの合鍵を抜き、今度は新しい合鍵を鍵孔に挿入することにより新しい鍵違いを得るようにしたことを特徴とする。
上記のように構成されたこの発明による可変シリンダ錠は、合鍵を用いての通常の使用においては、合鍵を内筒鍵孔に挿入することにより、タンブラーAに一体的に連結された全タンブラーBの係合切欠がロッキングバーの突条に整合するので、従来のレバータンブラー錠と同様に、合鍵を介して内筒を回動させることにより、ロッキングガイド外筒のカム溝から脱して内筒中心軸方向に移動できるようになる。
すなわち、内筒が外筒に対し相対的に回動できるようになり、その内筒の回動をテールピースに伝達しての施解錠操作が可能になる。
この可変シリンダ錠の鍵違いを変換するには、それまでの合鍵を鍵孔に挿入し、解除部材を操作して内筒をテールピースから自由にした後内筒を例えば解錠方向に回動させる。
すると、ロッキングバーと外筒のカム溝との相対回動により生じる楔作用により、ロッキングガイドカム溝から脱して外筒の内周面に乗り上がり、更に内筒を回動させると、ロッキングバーを包持した内筒Bの部分が作動溝に落込み、内筒Bが内筒Aから分離される。
したがってタンブラーA、Bの突歯列の噛み合いが外れ、内筒Bの全解錠切欠がロッキングバーの突条と係合した状態で、全タンブラーAが自由になるため、鍵孔からそれまでの合鍵を抜くことができる。
次いで、新しい合鍵を鍵孔に挿入すると、全タンブラーAは新しい合鍵に対応した位置に設定されるので、その状態で内筒を元の角度位置に戻すと、ロッキングバーを包持した内筒Bの部分が作動溝から外筒内周面に乗り上がるので、タンブラーA、Bの組の全てが相互に近接し、夫々の突歯列が新しい噛み合いで相互に連結され、このようにして新しい鍵違いが得られる。
この場合、タンブラーA、Bの突歯列は摺接せずに離間し、或いは近接して新しい噛み合わせとなるので、鍵違いの変換操作が簡単かつ確実になる。
内筒を半径方向に相対移動可能な内筒A、Bに分割し、作動溝と外筒内周面との段差を利用して内筒A、Bを離間させたりまた近接させたりし、この際、タンブラーA、Bに形成された突歯列を利用してタンブラーA、Bの相対位置を変えて鍵違いを変換するようにしたので、変換操作が簡単かつ確実になった。
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図1において符号1は外筒を、符号2は内筒を夫々示し、これら外筒1及び内筒2は相対回動可能に嵌合している。
上記外筒1の内周面の時計盤面に換算して6時の角度位置には、従来のレバータンブラー錠の外筒と同様に、断面が略V字形のカム溝3が、また、時計盤面に換算して12時の角度位置には作動溝4が夫々母線に沿って形成されている。
一方、上記内筒2は、図1に示すように、内筒2の回動軸に平行な平面により内筒Aと内筒Bとに分割されている。
上記内筒Aは、図2乃至図9に示すように、後述する合鍵が挿入される鍵孔7(図2、図7及び図8参照)を形成し、その回動軸に沿って複数(図示の実施例では6個:図4及び図5参照)のスロット8、8を形成した柱状体である。
各スロット8には、図1に示すように、タンブラーAが挿入され、圧縮コイルばねとしてのタンブラーばね11の弾力により、所定の方向(図1では斜左下方向)に付勢されている。
上記タンブラーA9は、図10及び図11に示すように、ばね掛け12を形成したため全体の形状が略J字形の板状体で、その太い直線部には、その長さ方向に沿って、図10では縦長の細長い矩形の鍵挿通孔13が開口している。
そして、鍵挿通孔13の図10で上下のハッチングを施した部分が後述する合鍵の鍵溝と係合する開口端縁となっている。
また、各タンブラーAの後述する内筒B側の側端縁、すなわち、図10で左側の側端縁には、突歯列14が形成されている。
図示の実施例における突歯列14を構成する各突歯は三角形であるが、後述するようにこの突歯列14はタンブラーBの突歯列と噛み合ってタンブラーAとタンブラーBとを相互に結合するものであるから、相互に噛み合うことが可能であれば矩形の突歯列であってもよい。
なお、図示の実施例では、複数のタンブラーA9、9の全ばね掛け12、12が鍵孔7に関し同じ側になるように装着されているが、これは例えば一つおきに反対側になるように装着してもよい。
更にまた、図3、図4、図7及び図8に示すように、内筒Aの図における下側は、前後に仕切ブロック15、15(図3、図7及び図8参照)を残して肉が盗まれ、ここに内筒Bの収納案内部16(図3、図7及び図8参照)が形成され、ここに次に述べる内筒Bが収納される。
上記内筒B6は、図12乃至14に示すように横断面が略三角形(図13参照)のブロック体で、その下面側には横断面形状が略凸字形のロッキングバー収納溝17(図13参照)が形成されている。
また、図12及び図13に示すように、内筒B6の内筒A側の上面には、内筒2の回動軸に沿って、複数(図示の実施例では6条)の案内溝18、18が形成されている。
各案内溝18は、図14に示すように、逆向きのト字形で、タンブラーA9と同様に内筒の半径方向に延在している(図1参照)。
また。各案内溝18中には、図15及び図16に示すように、細長い直方体で、一面の両端部に夫々短円柱状の係合突起19を突設したタンブラーB21が、その係合突起19を上記ト字形断面の案内溝18の深い部分に係合させた状態で収納され、その長さ方向、すなわち内筒2の半径方向に摺動可能に案内されている。
更にまた、図15に示すように、タンブラーB21のタンブラーA9に対向する側の側端縁には、タンブラーA9に形成された突歯列と噛み合い可能な突歯列14が形成されている。
また、タンブラーB21の突歯列14が形成されている側端縁と平行な他の側端縁には、例えば開口部の幅が少し大きい矩形の解錠切欠22が形成されている。
上記のように構成された内筒B6は、図1に示すように、タンブラーB21、21をタンブラーA9に向けた状態で、内筒A5の仕切ブロック15、15の間に挿入される(図1参照)。
内筒B6を仕切ブロック15、15の間に挿入することにより、内筒B6の内筒回動軸線方向の動きが拘束される。
また、図1に示すように、内筒B6の前記ロッキングバー収納溝17(図13参照)には、外筒1の内周面の母線方向に延在し、外側を前記カム溝3と係合可能な断面V字形に成形すると共に、内側に上記タンブラーBの解錠切欠22に係入可能な突条を形成したロッキングバー23が、その突条を内側にして填め込まれている。
そして、上記ロッキングバー23の突条が形成されていない両端部は、図17に示すように、内筒A5の仕切ブロック15に形成された保持溝24(図7及び図8参照)に係入しており、このロッキングバーに内筒B6が係合しているのだから(図1参照)、結局、内筒B6は半径方向にのみ移動可能に案内されることになる。
更にまた、内筒A5の内筒B6に対向する側に開口した一対の内筒ばね収納孔25、25(図6参照)に一端部を係入させた圧縮コイルばねとしての内筒ばね26(図17参照)の弾力により、内筒B6は内筒A5から離間する方向に付勢されている。
更に、上記一対の内筒ばね収納孔25、25と同様に、内筒A5の内筒B6に対向する側に開口した一対のロッキングバーばね収納孔27、27(図6参照)に一部を係入させた圧縮コイルばねとしての一対のロッキングバーばね28、28(図17参照)の弾力により、ロッキングバー23は外方に、すなわち外筒の内周面に弾圧される方向に付勢されている。
上記のように構成された可変シリンダ錠の作動は、従来の所謂ディスクタンブラー錠とレバータンブラー錠を複合したようなもので、図18に示すように、鍵孔に異鍵29を差込んだときには、ロッキングバー23の突条とタンブラーB21の解錠切欠22とは整合しない。
そのため、異鍵を介して内筒2を回そうとすると、ロッキングバー23と外筒のカム溝3(図1参照)との間に生じる楔作用によりロッキングバー23は内筒中心軸方向に移動しようとするが、図18から明らかなように、ロッキングバーの突条23がタンブラーB21に衝止されるので内筒を回すことができない。
一方、図1に示すように鍵孔に合鍵31を挿入すると、タンブラーA9の開口端縁と合鍵の鍵溝との係合によりタンブラーA及びこれと一体のタンブラーBの位置が定まり、ロッキングバーの突条と解錠切欠22が整合するので、図1に示すように、ロッキングバー23が内筒中心軸方向に移動可能になってロッキングバーが外筒内周面に乗り上がり、内筒が回動可能になる。
なお、図示の実施例においては、鍵溝の深さの段階は4段階になるように設定されており、図1に示すように最も浅いものから、図19乃至図21に示すように、段々に深くなる。
また、図1、図18乃至図21において、縦のハッチングを施した部分は鍵孔のウオード(鍵孔7の横断面形状:図7参照)を示す。
更にまた、内筒2の回動角度、換言すれば作動角度は90度であり、例えば鍵孔に合鍵を挿入して時計方向に90度回して施錠し、90度反時計方向に回し戻して合鍵を引抜き、解錠するときには、鍵孔に合鍵を挿入して反時計方向に90度回して解錠し、時計方向に90度回し戻して鍵を抜くものとする。
したがって、通常の使用状態では内筒のロッキングバー収納部分は前記作動溝4(図1参照)には到達せず、前記したように内筒Bが外方に付勢されているにも拘らず、外筒内周面に拘束されてタンブラーA、Bの噛み合わせ状態は変らない。
本発明による可変シリンダ錠の特徴は、タンブラーA、Bの噛み合わせを変えて鍵違いを自由に変更できることにある。
そのために、図17及び図22に示すように、内筒A5と内筒を施解錠機構に連結するテールピース32が相対回動できるように構成してある。
具体的には、図17に示すように、内筒Aの内端面に形成された凹陥部にテールピースの外端面に形成された環堤部33が相対回動可能に填り込んでいる。
それでは内筒の回転が空回りしてその回転がテールピースに伝達されないので、図24に示すように、相互に摺接する内筒Aの内端面とテールピースの外端面とを跨ぐ連結ピン34が設けられている。
この連結ピン34は、図24に示すように小さなカップ状で、その有底の頭部を内筒Aの内端面に形成された第1凹陥部35(図9参照)に、開口端部をテールピース32の外端面に形成された第2凹陥部36(図23参照)に夫々嵌合させ、連結ピン34内に弾装された圧縮コイルばねとしての連結ばね37(図24参照)の弾力により、その頭部を上記第1凹陥部35の底部に弾接させる態様で、内筒A5とテールピース32を一体的に連結している。
しかして、請求項2に記載の可変シリンダ錠においては、図25に示すように、外筒1に、内筒から半径方向にはみ出した連結ピンと係合可能なスイッチ部材38が紙面方向に移動可能に案内されている。
そして、図26に示すように、このスイッチ部材38に連結され、外筒外周面に露出しているスイッチレバー39を手指で操作することにより、上記連結ピン34をテールピース側の第2凹陥部36内に押込み、内筒とテールピース32との連係を解くことができる。
なお、この操作は、可変シリンダ錠を単体で扱うことができる場合、例えば、工場内で出荷前に鍵違いを設定する場合に好適である。
上記のように構成された請求項2に記載の発明による可変シリンダ錠において、鍵違いを変換するには、先ずそれまでの合鍵を鍵孔に挿入し、図1に示すように内筒の回動角に致らない角度反時計方向に回動させ、次いで、例えば図27に示すように内筒が回動角に致ったとき、前記スイッチ部材を操作して内筒をテールピースから切離す。
すると、通常は施解錠機構に連結されてそれ以上回動しないテールピースに対し、自由になった内筒は、図28に示すように、反時計方向に更に回動して、ついにはロッキングバー23が作動溝4(図1参照)に係入するに致る。
そのため、内筒B6は内筒ばね26(図17参照)の弾力により図28で上方に移動し、タンブラーA9及びタンブラーB21の突歯列が切離される。
すると、タンブラーA9は自由になるから、この状態でそれまでの合鍵を抜くことができ、図28の角度位置で、今度は新しい合鍵を鍵孔に挿入する。
新しい合鍵を挿入すると、タンブラーA9は新しい合鍵の鍵溝に対応した位置に駆動されるから、その状態で新しい合鍵を時計方向に回すと、ロッキングバー23が外筒内周面に乗り上がった角度位置で、タンブラーA9及びタンブラーB21の相対位置が突歯列の噛み合いにより固定され、このようにして新しい鍵違いが得られる。
なお、この場合、一端スイッチ部材を操作して内筒とテールピースとを切離した後は、連結ピン34は内筒の内面に摺接するのでスイッチ部材から手を放してもよく、また、新しい鍵違いが得られた後は、連結ピン34が内筒側の第1凹陥部35と整合した時点でこれに落込み、このようにして内筒とテールピース32との再連結が自動的に行われる。
一方、請求項3に記載の発明による可変シリンダ錠においては、外筒を軸線方向に貫通するようにして、抜け止めを施した操作杆41が軸線方向に移動可能に設けられており、図29に示すように、その外端が外筒外面に露呈している。
また、その操作杆41の内端は、前記連結ピン34に係合可能に臨んでいるので、操作杆41を押込むことにより、可変シリンダ錠の鍵違い変換を装着状態で行うことができる。
そのため、図30に示すように、合鍵31の基部にリング状の変換用アダプター42を嵌め込む。
この変換用アダプター42は、合鍵の基部と嵌合する細長い矩形の係合穴43と、上記操作杆41を押込む作動突起44とが備えられており、合鍵を鍵孔に挿入するとき、自動的に内筒とテールピースとの切離しが行われる。
そのときの鍵違いの変換の態様は、前記した請求項2に記載の発明による可変シリンダ錠と同様であるから、更に詳細な説明は省略する。
この発明による可変シリンダ錠の断面図で、内筒の回動始めを示す。 内筒Aの正面図。 内筒Aの側面図。 内筒Aの鉛直面による縦断面図。 内筒Aの水平面による縦断面図。 内筒Aの底面図。 図3のVII−VII線による断面図。 図3のVIII−VIII線による断面図。 内筒Aの背面図。 タンブラーAの平面図。 タンブラーAの断面図。 内筒Bの平面図。 内筒Bの正面図。 内筒Bの側面図。 タンブラーBの平面図。 タンブラーBの縦断面図。 この発明の一実施例による可変シリンダ錠の鉛直面による縦断面図。 図1と同様の可変シリンダ錠の断面図で、鍵孔に異鍵が挿入された状態を示す。 図1と同様の可変シリンダ錠の断面図で、図18より一段深い鍵溝の合鍵が挿入された状態を示す。 図1と同様の可変シリンダ錠の断面図で、図18より更に一段深い鍵溝の合鍵が挿入された状態を示す。 図1と同様の可変シリンダ錠の断面図で、図20より一段深い鍵溝の合鍵が挿入された状態を示す。 この発明の一実施例による可変シリンダ錠の水平面による縦断面図。 テールピースの外端面図。 この発明の一実施例による可変シリンダ錠の側面図。 この発明の一実施例による可変シリンダ錠のテールピースを外して示す背面図。 この発明の一実施例による可変シリンダ錠の図24とは反対側の側面図。 図1と同様の断面図で、内筒がその回動角回動した状態を示す。 図1と同様の断面図で、内筒が180度回動した状態を示す。 請求項3に記載の発明による可変シリンダ錠の正面図。 合鍵の平面図。 変換用アダプターの側面図。 変換用アダプターの背面図。
符号の説明
1 外筒
2 内筒
3 カム溝
4 作動溝
5 内筒A
6 内筒B
7 鍵孔
8 スロット
9 タンブラーA
11 タンブラーばね
12 ばね掛け
13 鍵挿通孔
14 突歯列
15 仕切ブロック
16 収納案内部
17 ロッキングバー収納溝
18 案内溝
19 係合突起
21 タンブラーB
22 解錠切欠
23 ロッキングバー
24 保持溝
26 内筒ばね
28 ロッキングバーばね
31 合鍵
32 テールピース
33 環堤部
34 連結ピン
37 連結ばね
38 スイッチ部材
39 スイッチレバー
41 操作杆
42 変換用アダプター
43 係合穴
44 作動突起

Claims (3)

  1. 外筒と、この外筒の内側に回動可能に嵌合する内筒とを有してなり、外筒の内周面の一の角度位置に、その母線に沿って横断面V字形のカム溝を形成すると共に、このカム溝から内筒の回動角度以上隔たった他の角度位置に作動溝を形成し、一方、内筒をその回動軸に平行な平面により内筒Aと内筒Bとに分割して、内筒の回動軸を含む鍵孔を内筒A側に残し、また、内筒Aにより内筒Bを回動軸線方向の動きを拘束すると共に、内筒Aに関し内筒Bを半径方向に移動可能に案内し、更にまた、内筒Bを内筒Aから離間する方向に付勢し、他方、内筒Aの回動軸に沿って列設された複数のスロットの夫々に、鍵挿通孔を開口させた板状のタンブラーAを内筒半径方向に移動可能に挿設すると共に各タンブラーAを所定の方向に付勢し、また、各タンブラーAの内筒B側の側端縁に突歯列を形成し、一方、内筒Bの内筒Aに対向する面に、各タンブラーAに対応して、同数のタンブラーBを半径方向に移動可能に配設すると共に、各タンブラーBのタンブラーA側に、タンブラーAの突歯列と噛み合い可能な突歯列を形成し、また、各タンブラーBの突歯列とは反対側の部分に解錠切欠を形成し、更にまた、内筒Bの外筒内周面に対向する側に、外筒の母線方向に延在し、外側を上記カム溝と係合可能な断面V字形に成形すると共に、内側に上記タンブラーBの解錠切欠に係入可能な突条を形成したロッキングバーを内筒半径方向に移動可能に支承し、更に、このロッキングバーを外方に、すなわち、外筒のカム溝に進入する方向に付勢し、以て、内筒の鍵孔に合鍵を挿入したとき、合鍵の鍵溝とタンブラーAの開口端縁との係合によって定まる各タンブラーBの解錠切欠の位置をロッキングバーの突条に整合可能にし、他方、内筒の内端に、テールピースの外端を相対回動可能に連結すると共に、その摺動面に跨がるように、外方に付勢された連結ピンを設け、以て常態においては内筒とテールピースを一体的に結合し、また、外筒に上記連結ピンの頂部を内筒とテールピースの摺動面に整合させて内筒とテールピースの結合を解く解除部材を配設し、以て、鍵違い変換時、先ずそれまでの合鍵を鍵孔に挿入し、内筒の回動角に致らない角度一方向に回動させ、次いで、内筒が回動角度位置に致ったとき、前記解除部材を操作して内筒をテールピースから切離し、切り離された内筒を反対方向に更に回動させてロッキングバー23を作動溝に係入させ、内筒ばねの弾力によりタンブラーA及びタンブラーBの突歯列を切り離し、タンブラーAが自由になった状態でそれまでの合鍵を抜き、今度は新しい合鍵を鍵孔に挿入することにより新しい鍵違いを得るようにしたことを特徴とする可変シリンダ錠。
  2. 上記解除部材が、外筒外面に露出した摘み部材に連結され、外筒においてその母線方向に移動可能に案内されると共に、その内端が連結ピンの外端に係合可能に臨むスイッチ部材であることを特徴とする請求項1記載の可変シリンダ錠。
  3. 上記解除部材が、外筒においてその母線方向に移動可能に案内されると共に、その内端が連結ピンの外端に係合可能に臨み、外端が外筒外端面に露呈するスイッチ杆であることを特徴とする請求項1記載の可変シリンダ錠。
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