JP2017197285A - ネジ連結式の容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジ機構を利用して異種を混合し、或いは同種液体を補充できるネジ連結式の容器を提供する。【解決手段】主胴部12の下面を塞ぐ底壁22の裏面側に内周面を環状ガイド面30とするプラグ嵌合凹部28が設けられ、このプラグ嵌合凹部28の上面側に主胴部12内への連通路32を開口させてなる主容器2と、副容器体40の外周面にスリーブ筒70を螺合させるとともに、副容器体40の頂板58の中央部から前記連通路32へ液密に挿入可能な挿通筒62を、また挿通筒62の回りの頂板58部分から、前記環状ガイド面30内へ螺合可能なプラグ筒60を、内外2重筒状に立設してなる副容器38とを備える。スリーブ筒70の螺上昇により副容器体40内の液体が前記挿通筒62を介して主胴部12内へ圧送される送液機構Aを設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、ネジ連結式の容器に関する。
異種液体を混合したり、或いは同種の液体間で使用した分量を補充するために、主容器と副容器との組み合わせが用いられる。例えば主容器が容器体の口頸部に吐出具を装着した吐出容器である場合に、その容器体の口頸部から吐出具を外して、副容器を倒立状態として主容器の口頸部に連結して副容器の内容物を流し込むことが行われていた(特許文献1)。
特開平9−254998
特許文献1のものでは、主容器の口頸部から副容器の内容物を充填するため、まず口頸部から吐出具を外して、副容器体を倒立状態で連結し、内容物を充填し、さらに副容器を外して再び吐出器を装着しなければならず、作業が面倒であった。
また上記吐出具が、液体吸い上げチューブを備えた吐出器であるときには、取り外したときに、液体吸い上げチューブ等から液体が垂れて、周囲を汚す可能性もあった。
上記吐出具が中栓等であるときには、液体が垂れるという問題に加えて、口頸部への打栓により口頸部内面に固定されている場合があり、容易に取り外すことができないこともあった。
本発明の目的は、ネジ機構を利用して異種を混合し、或いは同種液体を補充できるネジ連結式の容器を提供することである。
第1の手段は、ネジ連結式の主容器及び副容器の組み合わせであって、
主胴部12の下面を塞ぐ底壁22の裏面側に内周面を環状ガイド面30とするプラグ嵌合凹部28が設けられ、このプラグ嵌合凹部28の上面側に主胴部12内への連通路32を開口させてなる主容器2と、
副容器体40の外周面にスリーブ筒70を螺合させるとともに、副容器体40の頂板58の中央部から前記連通路32へ液密に挿入可能な挿通筒62を、また挿通筒62の回りの頂板58部分から、前記環状ガイド面30内へ螺合可能なプラグ筒60を、内外2重筒状に立設してなる副容器38と、
を備え、
前記スリーブ筒70を一定の方向に回転させることにより、プラグ筒60が環状ガイド面30内を螺上昇して、前記挿通筒62が連通路32内へ挿入されるととともに、前記プラグ筒60の螺上昇に遅れて、スリーブ筒70が副容器体40の回りを螺上昇するように設け、
前記スリーブ筒70の螺上昇により副容器体40内の液体が前記挿通筒62を介して主胴部12内へ圧送される送液機構Aを設けた。
本手段では、図1に示すようにネジ連結式の主容器及び副容器の組み合わせを提案している。
主容器2は、主胴部12の下面を塞ぐ底壁22の裏面側に内周面を環状ガイド面30とするプラグ嵌合凹部28が設けられ、このプラグ嵌合凹部28の上面側に主胴部12内への連通路32を開口させている。
また副容器38は、副容器体40の外周面にスリーブ筒70を螺合させるとともに、副容器体40の頂板58の中央部から前記連通路32へ液密に挿入可能な挿通筒62を、また挿通筒62の回りの頂板58部分から、前記環状ガイド面30内へ螺合可能なプラグ筒60を、内外2重筒状に立設している。
副容器体40に対してスリーブ筒70を一定の方向に回転させることにより、プラグ筒60が環状ガイド面30内で螺上昇することで、前記挿通筒62が連通路32内へ挿入される。
また前記プラグ筒の螺上昇に遅れて、副容器体40の回りをスリーブ筒70が螺上昇するように設け、このスリーブ筒70の螺上昇により副容器体40内の液体が前記挿通筒62を介して主胴部12内へ圧送される送液機構Aを設けている。これにより、副容器と主容器とが連通してから副容器内の液体を主容器内へ圧送するという一連の動作を確実とすることができる。
本明細書において、“主容器”及び“副容器”以外で“主”及び“副”という用語を用いるときには、主容器及び副容器の対応箇所に関して、当該対応箇所が両容器の何れの構成要件であるかを示すものとする。対応箇所の一方に関する説明は、技術的に矛盾しない限り、他方に援用するものとする。
「主容器」は、美容液等の化粧品の容器など、様々な容器に使用できる。主容器は、好適な一つの実施例として、主容器体に吐出器を組み込んだ構造とすることができる。しかし、このことは本発明の必須要件ではない。
「プラグ筒60の螺上昇に遅れて」という言葉は、プラグ筒とスリーブ筒とが同時に螺上昇するが、スリーブ筒の上昇速度がプラグ筒の上昇速度より遅いという態様と、スリーブ筒の螺上昇の開始時点がプラグ筒の螺上昇の開始時点より遅いという態様との双方を含む。
前者の態様としては、図1に示すように、スリーブ筒のネジ山のピッチをプラグ筒のネジ山のピッチを小さくして、ネジの一回転当たりに進む距離(リード)を小さくしたり、或いはネジ山とネジ溝との摩擦抵抗を大きくしたりすることが考えられる。
後者の態様に関しては、後述の副容器の手段で述べる。
本明細書では、螺合部の対応する箇所を説明するため、便宜的に「ネジ山」と「ネジ溝」という用語を用いている。これらを有する構成は、ネジ部と同義である。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
前記送液機構Aは、前記副容器体40が有する副胴部42内を前記スリーブ筒70に連係して相対的に昇降する仕切り板48を設けてなる。
本手段では、図2に示す副胴部42内を昇降可能な仕切り板48を設け、副容器体40に対する仕切り板48の相対的な動きをスリーブ筒70と連係させることを提案した。すなわち、副容器体40の回りをスリーブ筒70が螺上昇することで、これと連動して仕切り板48が副胴部42内を上昇し、副胴部42と仕切り板48とで形成される副ポンプ室Pの容積が狭くなり、液体が主胴部12側へ送り出される。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
前記挿通筒62内に栓体68を液密にかつ脱落可能に取り付けるとともに、前記底壁22側から連通路32の内部を介して押圧棒24を垂下し、前記プラグ筒60の螺上昇により押圧棒24が栓体68を押し下げ、脱落させることが可能に構成した。
本手段では、図1に示すように前記底壁22側から連通路32の内部を介して押圧棒24を垂下することを提案している。主容器2の環状ガイド面30内をプラグ筒60が螺上昇すると、前記押圧棒24は、挿通筒62内に嵌合させた栓体68と当接し、栓体68を脱落させる(図7参照)。
第4の手段は、
底面側にプラグ嵌合凹部28を設けた主容器と連結可能な副容器であって、
副容器体40と、
この副容器体40の外周面に螺合させたスリーブ筒70と、
を具備し、
副容器体40の頂板58の中央部から、そのプラグ嵌合凹部の上面に開口された連通路32への挿入用の挿通筒62を、挿通筒62の回りの頂板58部分から、前記プラグ嵌合凹部の内周面へ螺合用のプラグ筒60を内外2重筒状に立設しており、
前記副容器体40の回りでのスリーブ筒70の回転を遅らせる螺動規制手段Rを設けた
本手段は、図1に示すように底面側にプラグ嵌合凹部28を設けた主容器と連結可能な副容器を提案している。この副容器は、副容器体40の回りでのスリーブ筒70の回転を遅らせる螺動規制手段Rを設けている。この手段を設けることにより、例えば第1の手段で述べたように、副容器と主容器とを挿通筒を介して連通させる→副容器から主容器へ液体を送り込むという手順を確実に実施できる。螺動規制手段の構成としては、何らかの手法で副容器体とスリーブ筒とを分離可能に連結する構造を設け、環状ガイド面へのプラグ筒の螺合が進行した段階(例えばプラグ筒が上昇限界に達した段階)で前記連結が切れるものであればよい。好適な具体例を後述の手段で説明する。
第5の手段は、第4の手段を有し、かつ
前記螺動規制手段Rは、副容器体40及びスリーブ筒70の一方から突出した係止用突片rを、他方に設けた挟持部c1、c2で挟持することにより形成された。
本手段は、前記螺動規制手段の好適な態様を示している。この態様は、図3〜図4に示すように、副容器体40及びスリーブ筒70の一方から突出した係止用突片rを、他方に設けた挟持部c1、c2で挟持するものである。
第6の手段は、副容器と連結可能な主容器であって、
主胴部12の下面を塞ぐ底壁22の裏面側に内周面を環状ガイド面30とするプラグ嵌合凹部28が設けられ、このプラグ嵌合凹部28の上面側に主胴部12内への連通路32を開口させてなり、
この連通路32の上側に逆流防止用シール弁Vsを形成した。
本手段では、図1に示すように連通路32の上側に逆流防止用シール弁Vsを設けた主容器を提案している。この構成によれば、ネジ機構を利用した前記昇降動作により副容器38から主容器2へ液体を送り込むことができるが、逆に主容器2内から副容器38側へ液体が漏れ出すことを回避できる。
第1の手段に係る発明によれば、2種類のねじ構造を利用して、プラグ筒60が環状ガイド面30内を螺上昇するとともに、副容器体40の回りをスリーブ筒70が螺上昇するように設け、スリーブ筒の螺上昇により副容器体40内の液体が主胴部12内へ圧送される送液機構Aを設けたから、使い勝手がよい。
第2の手段に係る発明によれば、前記送液機構Aは、前記副容器体40が有する副胴部42内を前記スリーブ筒70に連係して相対的に昇降する仕切り板48を設けることで構成したから、スリーブ筒70の操作により副胴部内の液体が確実に主容器へ圧送される。
第3の手段に係る発明によれば、挿通筒62内に栓体68を液密に取り付けるとともに、連通路側から押圧棒を垂下し、前記プラグ筒60の螺上昇により押圧棒24が栓体68を押し下げ、脱落させるから、主容器2へ組み付ける前に副容器38を倒したりしても、液体が零れることを防止でき、かつ栓体を容易に外すことができる。
また主容器にシール弁を設けたときには、2箇所のシール部分(栓体・シール弁)の解放の順序を確実とすることができる。
第4の手段、第5の手段によれば、副容器体40の回りでのスリーブ筒70の螺上昇を遅らせる螺動規制手段Rを設けたから、主容器と副容器とを連通させてから副容器内の液体を主容器に圧送するという動作を確実に実現することができる。
第6の手段に係る発明によれば、プラグ嵌合凹部28の上面側に開口された連通路32の上側に逆流防止用のシール弁Vsを形成したから、連通路32から副容器38の挿通筒62を離脱させても、液体が零れることがない。
本発明の第1実施形態に係るネジ連結式の主容器及び副容器の組み合わせを示す図である。 図1の組み合わせのうち主容器の要部拡大図である。 図1の組み合わせのうち副容器の縦断面図である。 図3の副容器の平面図である。 図1の容器の組み合わせの使用状態の第1段階を示す図である。 図1の容器の組み合わせの使用状態の第2段階を示す図である。 図1の容器の組み合わせの使用状態の第3段階を示す図である。
図1から図7は、本発明の第1の実施形態に係るネジ連結式の主容器及び副容器の組み合わせを示している。
主容器2は、本実施形態では、図1に示す如く、吐出器3と主容器体10と下蓋36とで構成している。しかしながらこの構成は適宜変更することができる。これら各部材は合成樹脂や金属等で形成することができる。
まず吐出器3は、後述の主容器体10の口頸部14へ取り付け可能な装着部材4を有し、この装着部材4に上端を支持されて、シリンダ5が垂設されている。
このシリンダの下端からはさらに吸い上げチューブTが下方へ延びている。
上記シリンダ5の上部内には、作動部材7の下部が昇降可能に挿入されており、かつシリンダ5の下部内には、作動部材7の下部と連係させて、ポペット弁体6が昇降可能に縦設されている。
作動部材7はスプリングSにより上方へ付勢されている。作動部材7は、従来公知のものであり、筒状ピストン7aと、ピストンガイド7bと、ステム7cと、押下げヘッド7dとを含む。
そしてポペット弁体6とシリンダ5の底部との間には第1逆止弁V1が、またピストンガイド7bの下端部と筒状ピストン7aとの間には第2逆止弁V2がそれぞれ形成されており、押下げヘッド7dの昇降により、主容器体10内の液体が第1逆止弁V1を介してシリンダ5内へ吸込み、かつシリンダ5内から第2逆止弁V2を介して押下げヘッド7dのノズルから吐出されるように構成している。
上記装着部材4の外面には、オーバーキャップ8の下部が液密に嵌着している。
図示例では、装着部材4の外面の上面側から案内筒部4aを起立している。
主容器体10は、本実施形態では容器本体11と主底部18とで構成されている。
容器本体11は、下面開放の主胴部12から肩部を介して口頸部14が起立されてなる。主胴部12の下部は小外径部12aに形成されている。なお、主容器体内には混合液を撹拌するための撹拌用ボールBが挿入されている。
主底部18は、前記小外径部12aに回転不能に嵌合させた周壁部20の下端に底壁22の外周部を連結させている。
前記底壁22の裏面には、プラグ嵌合凹部28を凹設する。
図示例の底壁22は、図2に示す如く、前記周壁部20の下端から内方突出された第1環状壁部22aと、第1環状壁部の内端から起立された第1筒壁部22bと、第1筒壁部の上端から内方突出された第2環状壁部22cと、第2環状壁部の内端から起立された第2筒壁部22dと、第2筒壁部の上部の筒孔を閉塞する頂壁部22eとを有する。そして第1筒壁部22b及び第2環状壁部22cで囲まれる空間をプラグ嵌合凹部28としている。もっともこれらの構成は適宜変更することができる。
前記第1筒壁部22bの内周面は、第1ネジ溝31を設けた環状ガイド面30に形成されている。また第1筒壁部22bの外周面は前記小外径部12aの内面に嵌合されている。
図示例の第2筒壁部22dは、上下方向中間部を上側小径のテーパ状部に形成しており、このテーパ状部に連通孔26が開口されている。第2筒壁部の内部は、前記プラグ嵌合凹部28内から主胴部12内へ連続させる連通路32に形成している。この連通路32は、後述の副容器38の挿通筒62を挿入させるための構造である。
また前記頂壁部22eの下面からは、後述の栓体68を押し下げるための押圧棒24を垂下している。図示の押圧棒24は横断面十字形に形成しているが、その形状は適宜変更することができる。
前記第2筒壁部22dの外面に沿って、弾性を有するシール材34が取り付けられている。シール材34の下部内面には環状係止部34aが周設されており、第2筒壁部22dの対応箇所に係止されている。第2筒壁部22d及びシール材34の各上部の間には、逆流防止用のシール弁Vsが形成されている。なお、主容器及び副容器を倒立状態で連結して内容物を取り出すという使い方を想定しているときには、前記シール材は省略することができる。
前記下蓋36は、水平な蓋板36aから外周壁36b及び内周壁36cを2重筒状に起立してなる。前記外周壁36bを主底部18の周壁部20外面に、内周壁36cを前記第1筒壁部22bの内面にそれぞれ嵌合している。内周壁36cの外面には、第1ネジ溝31と螺合するネジ山36dが設けられている。
副容器38は、本実施形態において、副容器体40と、スリーブ筒70とで形成されている
前記副容器体40は、図3に示す如く、副胴部42と、仕切り部材46と、キャップ54と、口筒部材64と、栓体68とで形成している。
前記副胴部42は、胴周壁の下端から内向きのフランジ状壁部44を突出している。
前記仕切り部材46は、前記副胴部42の内面を摺接可能なピストン部50を仕切り板48の外周部に付設するとともに、仕切り板48の下面から前記フランジ状壁部44の下側へ押圧突片52を垂下している。
前記仕切り板48と後述の頂板58と副胴部42とで囲われる空間は、副ポンプ室Pを形成している。
前記仕切り板48は、中央部を有頂筒状に隆起した隆起部48aとしている。
この隆起部48aは、後述の挿通筒62の内面の形状に対応して形成され、図7に示す如く、副容器体に対してスリーブ筒70が上昇したときに、挿通筒62の下部内に前記隆起部48aが挿入されるように設けられている。
図示の押圧突片52は、筒壁として形成され、その外面に係止リブ52aを縦設している。係止リブ52aの下端は前記フランジ状壁部44の上面に係合している。もっともこれらの形状は適宜変更することができる。
前記キャップ54は、前記副胴部42の外面に嵌合させた嵌合筒部56を有し、この嵌合筒部56の上端からリング状の頂板58を内方突出し、かつ、頂板58の内周部から小径の流路筒部63を、頂板58の上面から大径のプラグ筒60をそれぞれ起立している。プラグ筒60の内面には複数の補強リブ60aが形成されている。
前記嵌合筒部56は、前記副胴部42の外面に固定されており、図示例では嵌合筒部56の上部内面に設けた抜止め用リブ56aを副胴部42の対応箇所に係止させている。また嵌合筒部56の上端から筒径方向へ複数の係止用突片rが突出されている。
これら係止用突片rは、後述の挟持部c1、c2により挟持可能であればどのような構造でもよいが、本実施形態では板状の形態を有する。
図示例では、図3に示すように、キャップの周方向全体に亘って、間隔を存して複数配置されたほぼ扇形状(或いは円弧状に弯曲した帯状)に形成されている。
係止用突片は、後述のスリーブ筒70の上昇力に抵抗して、挟持部との挟持状態を維持するため、可撓性(或いは弾性)を備えたものとすることができる。
プラグ筒60の外面には、前記環状ガイド面30の第1ネジ溝31と螺合可能な第1ネジ山61が、また嵌合筒部56の外面には、後述のスリーブ筒内面と螺合可能な第2ネジ山57がそれぞれ形成されている。
第1ネジ山61及び第2ネジ山57は同じ向きに形成されている。“同じ向き”とは、正ネジ同士の組み合わせ、或いは逆ネジ同士の組み合わせという意味である。
第1ネジ山61は大きいピッチで、第2ネジ山57は小さいピッチでそれぞれ形成されている。なお、後述の螺動規制手段を用いずに、ピッチの相違のみで「プラグ筒の上昇に遅れて」スリーブ筒が上昇するように構成する場合には、初期状態である図3において押圧突片52の下端と底板74との間に空間をとるようにするとよい。
前記口筒部材64は、図3に示す如く、前記流路筒部63の上部に取り付けられている。図示の口筒部材64は、大径筒部64aの上端部と、小径筒部64cの上下方向中間部を鍔状の連結部64bで連結してなり、大径筒部64aの内面と小径筒部64cの下部外面との間に流路筒部63の上部を挟持している。流路筒部63の上部内面には下向き段部63aが形成されており、この下向き段部を小径筒部64cに噛み合わせている。
本実施形態では、これら流路筒部63と口筒部材64とによって、副容器38の挿通筒62を形成しているが、これら構成は適宜変更することができる。
また前記小径筒部64cの下部は小内径の肉厚部に形成している。
前記栓体68は、図示例においては、小径筒部64cの下部内面を密閉する栓本体68aと、栓本体68aから小径筒部64cの下面側へ係止された抜止め用突部68bと、栓本体68aから起立する当接用突部68cとを有する。しかしながら、栓として機能すればどのような構造としてもよい。
図示例では、副容器体40の上面を二点鎖線で示すカバー(シュリンクフィルムなど)Fで覆っている。
前記スリーブ筒70は、筒周壁72の下面を底板74で閉塞してなる。
前記筒周壁72の上下方向中間部には、前記第2ネジ山57と螺合可能な第2ネジ溝73を形成している。
底板74の上縁には前記押圧突片52の下端が当接されている。こうすることで、副容器体40に対してスリーブ筒70が螺上昇すると、押圧突片52を介して仕切り板が副胴部42内で上昇して副ポンプ室Pの容積が狭まり、副ポンプ室P内の液体を、挿通筒62を介して主容器2側へ送り込む送液機構Aを構成することができる。
前記筒周壁72の上部は、上向き段部c1を介して拡開する拡径筒部72aに形成されており、この拡径筒部の内面には係止突部c2を周設している。これら上向き段部c1と係止突部c2を挟持部として、係止用突片rの先端部を挟持している。
係止用突片rは強い力が作用すれば挟持部c1、c2から離脱するが、それまではスリーブ筒70の動き、特に昇降(螺動)を規制する機能を有する。本明細書では、係止用突片及び挟持部によって螺動規制手段Rを構成している。
挟持部c1、c2は、図4に示す如く前記拡径筒部72aの周方向全周に亘って形成されている。
これら係止用突片r及び挟持部c1、c2の構成は適宜変更できるものとする。図示例と異なり、キャップ側に挟持部を、スリーブ筒側に係止用突片を設けても構わない。
前記構成において、図1の状態より、主容器2から下蓋36を、副容器38からカバーFをそれぞれ取り除き、副容器38のプラグ筒60を主容器2のプラグ嵌合凹部28内に嵌合させ、スリーブ筒70を回転させると、プラグ筒60がプラグ嵌合凹部28の環状ガイド面30内を螺上昇する。この螺上昇により、図5に示す如く、副容器38の挿通筒62が主容器2の連通路32内に挿入され、次に図6に示す如く、主容器2の押圧棒24に栓体68が当たって脱栓させる。
これらの状態において、挟持部c1、c2が係止用突片rを強固に教示して、副容器体40に対するスリーブ筒70の螺上昇を阻止している。
プラグ筒60が環状ガイド面内で上限位置に到達した後、さらにスリーブ筒70を同じ方向に回転させると、図7に示す如く、挟持部c1、c2の間から係止用突片rが脱落する。これにより副容器体40の副容器体40に対してスリーブ筒70が螺上昇し、これと連動して副胴部42内の仕切り板48も上昇する。従って、副ポンプ室Pの内部が高圧化し、図7に示す如く、液体がシール弁Vsを開弁して、主胴部12内へ流入する。スリーブ筒70の回転を停止すると、前記シール弁Vsは閉じる。
液体の充填が完了したときには、副容器38を主容器2から取り外し、主容器2の主底部18に再び下蓋36を装着して、通常通りに使用してもよく、また副容器を主容器にセットしたまま使用することもできる。
図示例では、主容器及び副容器を正立させた状態で使用しているが、これら両容器を倒立状態として使用しても構わない。
2…主容器
3…吐出具(吐出器) 4…装着部材 4a…案内筒部
5…シリンダ 6…ポペット弁体 7…作動部材
7a…筒状ピストン 7b…ピストンガイド 7c…ステム 7d…押下げヘッド
8…オーバーキャップ
10…主容器体 11…容器本体 12…主胴部 12a…小外径部 14…口頸部
18…主底部 20…周壁部
22…底壁 22a…第1環状壁部 22b…第1筒壁部 22c…第2環状壁部
22d…第2筒壁部 22e…頂壁部 24…押圧棒 26…連通孔
28…プラグ嵌合凹部 30…環状ガイド面 31…第1ネジ溝
32…連通路 34…シール材 34a…環状係止部
36…下蓋 36a…蓋板 36b…外周壁 36c…内周壁 36d…ネジ山
38…副容器
40…副容器体 42…副胴部 44…フランジ状壁部
46…仕切り部材 48…仕切り板 48a…隆起部
50…ピストン部 52…押圧突片(押圧筒部) 52a…係止リブ
54…キャップ 56…嵌合筒部 56a…抜止め用リブ
57…第2ネジ山
58…頂板 60…プラグ筒 60a…補強リブ 61…第1ネジ山
62…挿通筒 63…流路筒部 63a…下向き段部
64…口筒部材 64a…大径筒部 64b…連結部 64c…小径筒部
68…栓体 68a…栓本体 68b…抜止め用突部 68c…当接用突部
70…スリーブ筒 72…筒周壁 72a…拡径筒部
73…第2ネジ溝 74…底板
A…送液機構 B…撹拌用ボール
c1…挟持部(上向き段部) c2…挟持部(係止突部)
F…カバー R…螺動規制手段 r…係止用突片
P…副ポンプ室 S…スプリング T…吸い上げチューブ
Vs…シール弁 V1…第1逆止弁 V2…第2逆止弁

Claims (6)

  1. 主胴部(12)の下面を塞ぐ底壁(22)の裏面側に内周面を環状ガイド面(30)とするプラグ嵌合凹部(28)が設けられ、このプラグ嵌合凹部(28)の上面側に主胴部(12)内への連通路(32)を開口させてなる主容器(2)と、
    副容器体(40)の外周面にスリーブ筒(70)を螺合させるとともに、副容器体(40)の頂板(58)の中央部から前記連通路(32)へ液密に挿入可能な挿通筒(62)を、また挿通筒(62)の回りの頂板(58)部分から、前記環状ガイド面(30)内へ螺合可能なプラグ筒(60)を、内外2重筒状に立設してなる副容器(38)と、
    を備え、
    前記スリーブ筒(70)を一定の方向に回転させることにより、プラグ筒(60)が環状ガイド面(30)内を螺上昇して、前記挿通筒(62)が連通路(32)内へ挿入されるととともに、前記プラグ筒(60)の螺上昇に遅れて、スリーブ筒(70)が副容器体(40)の回りを螺上昇するように設け、
    前記スリーブ筒(70)の螺上昇により副容器体(40)内の液体が前記挿通筒(62)を介して主胴部(12)内へ圧送される送液機構(A)を設けたことを特徴とする、ネジ連結式の主容器及び副容器の組み合わせ。
  2. 前記送液機構(A)は、前記副容器体(40)が有する副胴部(42)内を前記スリーブ筒(70)に連係して相対的に昇降する仕切り板(48)を設けてなることを特徴とする、請求項1記載のネジ連結式の主容器及び副容器の組み合わせ。
  3. 前記挿通筒(62)内に栓体(68)を液密にかつ脱落可能に取り付けるとともに、前記底壁(22)側から連通路(32)の内部を介して押圧棒(24)を垂下し、前記プラグ筒(60)の螺上昇により押圧棒(24)が栓体(68)を押し下げ、脱落させることが可能に構成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のネジ連結式の主容器及び副容器の組み合わせ。
  4. 底面側にプラグ嵌合凹部(28)を設けた主容器と連結可能な副容器であって、
    副容器体(40)と、
    この副容器体(40)の外周面に螺合させたスリーブ筒(70)と、
    を具備し、
    副容器体(40)の頂板(58)の中央部から、そのプラグ嵌合凹部の上面に開口された連通路(32)への挿入用の挿通筒(62)を、挿通筒(62)の回りの頂板(58)部分から、前記プラグ嵌合凹部の内周面へ螺合用のプラグ筒(60)を内外2重筒状に立設しており、
    前記副容器体(40)の回りでのスリーブ筒(70)の回転を遅らせる螺動規制手段(R)を設けたことを特徴とする、ネジ連結式の副容器。
  5. 前記螺動規制手段(R)は、副容器体(40)及びスリーブ筒(70)の一方から突出した係止用突片(r)を、他方に設けた挟持部(c1、c2)で挟持することにより形成されたことを特徴とする、請求項4記載のネジ連結式の副容器。
  6. 副容器と連結可能な主容器であって、
    主胴部(12)の下面を塞ぐ底壁(22)の裏面側に内周面を環状ガイド面(30)とするプラグ嵌合凹部(28)が設けられ、このプラグ嵌合凹部(28)の上面側に主胴部(12)内への連通路(32)を開口させてなり、
    この連通路(32)の上側に逆流防止用シール弁(Vs)を形成したことを特徴とする、ネジ連結式の主容器。
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