JP2017197252A - 二重容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出キャップを備えるとともに、内層体と外層体の間の空間への外気導入をスムーズに行うととともに、該空間から外部への空気の流出を有効に防止することで、容易に内容物が吐出可能な二重容器を提案する。
【解決手段】内容物を収納する充填空間Mに繋がる口部11を有し充填空間Mの減容を可能とする内層体10、内層体10を内側に収納するとともに内層体10との相互間に空気を取り込む導入孔27を有する外層体20、及び、該導入孔27に配置され該導入孔27を開閉する第1逆止弁30、を有する容器本体2と、内容物を吐出する吐出筒53が設けられており外層体20の口部21にアンダーカット係合により抜け止め保持されるキャップ本体部50、及び、キャップ本体部50の内側に配置され充填空間Mから吐出筒53へと連なる内容物流路を開閉する第2逆止弁70を有する吐出キャップ40と、を備える二重容器。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物の充填空間を有するとともに内容物の注出に伴って減容する内層体と、この内層体を内側に収納する外層体とを備える二重容器に関する。
化粧水などの化粧料やシャンプーやリンスあるいは液体石鹸、各種の薬剤、また食品調味料などを収納する容器としては、内容物の充填空間を有する内層体と、この内層体を剥離可能に収納するとともに内層体との間に外気を取り込む導入口を備える外層体とからなり、内容物の注出に伴って内層体を減容できるようにした二重容器が知られている。(例えば特許文献1参照)。この種の容器は、充填空間内の内容物と外気との置換を行うことなく内容物を注出することができるので、特に、外気との接触によって品質が低下するおそれのある内容物を収納する容器として好適である。
このような二重容器の容器本体は、例えば、内層体を構成する有底筒状の内側プリフォームを、外層体を構成する外側プリフォームの内側に配置した状態で二軸延伸ブロー成形することにより成形される。
特開2014−69875号公報
ところで、特許文献1には、内層体を減容変形させながら内容物を吐出する二重容器として、容器本体の口部にポンプ機能を有する吐出器を装着し、内層体の底部に向けて延びる吸引チューブを通して当該ポンプにより内容物を吸い上げて吐出するものが、一例として示されている。
しかしながら、吐出キャップを用いて、胴部のスクイズ(圧搾)や、内容物の自重を利用して、内容物を吐出する二重容器が要望されている。そして、そのような内容物を吸い上げるポンプ機能を有していない吐出キャップを用いた場合でも、内層体と外層体の間の空間への外気導入をスムーズに行うととともに、該空間から外部への空気の流出を有効に防止し、さらに内層体内への空気の流入を規制することが望まれている。
それゆえ本発明は、吐出キャップを備えるとともに、内層体と外層体の間の空間への外気導入をスムーズに行うととともに、該空間から外部への空気の流出を有効に防止することで、容易に内容物が吐出可能な二重容器を提案することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされものであり、本発明の二重容器は、内容物を収納する充填空間に繋がる口部を有し該充填空間の減容を可能とする内層体、該内層体を内側に収納するとともに該内層体との相互間に空気を取り込む導入孔を有する外層体、及び、該導入孔に配置され該導入孔を開閉する第1逆止弁、を有する容器本体と、
内容物を吐出する吐出筒が設けられており前記外層体の口部にアンダーカット係合により抜け止め保持されるキャップ本体部、及び、該キャップ本体部の内側に配置され前記充填空間から前記吐出筒へと連なる内容物流路を開閉する第2逆止弁を有する吐出キャップと、を備える。
なお、本発明の二重容器にあっては、前記導入孔が、前記外層体の底部に形成されていることが好ましい。
また、本発明の二重容器にあっては、前記第1逆止弁は、前記導入孔を貫通する有頂筒状の基部と、該基部の一端側において径方向外側に突出する環状の環状凸部と、基部の他端側において径方向外側に突出するフランジ部とを有し、
前記導入孔に対して、前記基部の軸線方向に移動可能に配置されていることが好ましい。
また、本発明の二重容器にあっては、前記吐出キャップは、前記キャップ本体部の内側で前記第2逆止弁を保持する中栓と、
前記キャップ本体部に対して着脱可能に装着されて前記吐出筒を開閉可能な蓋体と、を有することが好ましい。
また、本発明の二重容器にあっては、前記外層体の口部は、プリフォームの形状が維持された形状であることが好ましい。
本発明によれば、吐出キャップを備えるとともに、内層体と外層体の間の空間への外気導入をスムーズに行うととともに、該空間から外部への空気の流出を有効に防止することで、容易に内容物が吐出可能な二重容器を提供することが可能となる。
本発明に従う二重容器の実施形態を一部断面で示す側面図である。 図1の二重容器の部分拡大図である。 図1の二重容器の部分拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う二重容器の実施形態を一部断面で示す側面図であり、図2、図3はそれぞれ、図1の二重容器の部分拡大図である。
図1において、本発明に従う二重容器1は、その内側に液体等の内容物を収納する充填空間Mを有するとともに、この充填空間Mの減容を可能とする内層体10と、内層体10を内側に収納する外層体20と、後述する外層体20に形成される導入孔27を開放又は閉鎖する第1逆止弁30と、を備える容器本体2と、該容器本体2に装着された吐出キャップ40とを備える。
内層体10及び外層体20との相互間は、内層体10のみを減容させるために剥離可能となっていて、本実施形態では、内層体10をPP(ポリプロピレン)製とし、外層体20をPET(ポリエチレンテレフタレート)製としている。なお、内層体10及び外層体20の材質は、剥離可能であれば同材質でも異材質でもよく、他にもPE(ポリエチレン)、PA(ポリアミド)等、適宜選択することができる。また、内層と外層を同材質とし、それらの間に、内外層に対して剥離可能な材質の中間層を設けた、3層以上の層構成としてもよい。このような層構成としては、例えば、内外層をPETとし、中間層をPETに対して剥離可能なナイロンとした3層構成とすることができる。また、このような3層以上の層構成を有する容器本体の製造においては、このような3層以上の層構成を有するプリフォームを一体として1回の射出成形で形成し、当該プリフォームをブロー成形することも可能である。
図1、2に示すように、本実施形態において内層体10は、充填空間Mに繋がる円筒状の口部11と、口部11に肩部12を介して連結し口部11よりも大径となる円筒状の胴部13と、胴部13の下端部を閉鎖する底部14とを備えていて、これら口部11、肩部12、胴部13、及び底部14にて区画した内側空間を充填空間Mとしている。また、口部11の上端部には、径方向外側に向けて延びる環状のフランジ部15が設けられている。そして底部14の中心部には、外側(下方)に向けて突出する柱状の軸部16が設けられている。なお、本例において軸部16は外層体20に係止されていないものの、軸部16を外層体20の底部24に設けた孔等に係合保持させる構成としてもよい。この場合、内層体10の底部が外層体20の底部に係合保持されるため、内層体10が径方向内側に収縮していくこととなる。これにより、内層体10の底部が持ち上がって内容物の流路が塞がれることに起因する吐出不良等を防止することができる。
外層体20は、口部11を取り囲む口部21と、口部21に肩部22を介して連結し胴部13を取り囲む円筒状の胴部23と、底部14を内側に収めて胴部23の下端部を閉鎖する底部24とを備えている。そして、底部24の中心部には、外側に向けて凸状となる段部26が設けられていて、段部26の中心部には、段部26を貫通して内層体10と外層体20との相互間に外気を取り込む導入孔27が設けられている。なお、導入孔27は底部24に限らず、例えば、胴部23や肩部22等に設けてもよい。
第1逆止弁30は、導入孔27を貫通するように配置されている有頂筒状の基部31と、基部31の一端側(頂部側)において径方向外側に突出する環状の環状凸部32と、基部31の他端側において径方向外側に突出するフランジ部33とを有する。フランジ部33の外縁部には、折り返し部34が設けられている。またフランジ部33には、空気の流路を構成する切り欠き部35が少なくとも1本設けられている。このように構成される第1逆止弁30は、導入孔27の内側で基部31の軸線方向に移動可能に配置される。第1逆止弁30は、外層体20の外側から導入孔27に挿入され、環状凸部32が外層体20の段部26に係合して抜け止め保持される。なお、段部26の内面は、環状凸部32(弁部として機能する)が当接する弁座として機能する。図1、2に示すように第1逆止弁30が下方に位置する閉塞状態では、環状凸部32の外面が段部26の内面に当接して導入孔27が閉塞されている。内容物の吐出により内層体10と外層体20の間の空間が負圧状態となると、第1逆止弁30が上昇して解放状態となり、環状凸部32の外面と、段部26の内面との間に隙間が形成されて、外気が内層体10と外層体20の間の空間に流入する。また、段部26の外面は上方に向けて径方向外側に傾斜しているため、第1逆止弁30が上昇する際、折り返し部34の内面側上端部は段部26の外面に摺接しながら径方向外側に開くように弾性変形する。そして、外気の流入により、内層体10と外層体20の間の空間の負圧状態が解消されると、折り返し部34が、その復元力により径方向内側に復元する。これにより、段部26の外面に折り返し部34が摺接しながら第1逆止弁30が下方に移動し、再び閉塞状態となる。このようにして、第1逆止弁30は、外部から内層体10と外層体20の間の空間への外気の移動を許容するとともに、内層体10と外層体20の間の空間から外部への空気の逆流を防止している。なお、第1逆止弁30は本例の構造に限定されず、他の種々の構造からなる逆止弁を採用することができる。例えば、内層体10の底部から外側(下方)に突出し、外層体20の導入孔27を通り抜けてこの導入孔係止27に係止される逆止弁を設けてもよい。この場合、内層体10と逆止弁とが一体に連結されているため部品数を削減することができ、また、内層体10の底部が外層体20の底部に係合保持されるため、内層体10底部が持ち上がって内容物の流路が塞がれることに起因する吐出不良を防止することができる。
図3に示すように、吐出キャップ40は、キャップ本体部50と、キャップ本体部50の内側に配置される中栓60及び第2逆止弁70と、キャップ本体部50の吐出筒53を開閉する蓋体80とを備えている。
キャップ本体部50は、外層体20の口部21の外周側に配置される周壁51と、周壁51の上部を覆うように連なる頂壁52とを備える。周壁51の内周面には、外層体20の口部21外周面に設けた係合凸部21aに係合する係合凹部51aが形成されており、当該係合凸部21aと係合凹部51aとのアンダーカット係合により、キャップ本体部50は口部21に対して抜け止め保持される。また周壁51の外周面には、蓋体80の雌ねじ部81aに対応する雄ねじ部51bが設けられている。周壁51の下端部には、径方向外側に突出するフランジ部51cが設けられている。頂壁52には、内容物が通過する貫通孔52aが形成されており、貫通孔52aを取り囲むように吐出筒53が立設している。頂壁52の下面には、環状の内筒部54が設けられている。
中栓60は合成樹脂製となっており、キャップ本体部50の内側に装着されるとともに、内層体10の口部11の開口を覆う隔壁61を備えている。隔壁61の中央部には、内容物の流路となる貫通孔61aが形成されている。貫通孔61aの径方向外側には、口部11の内周面に嵌合するシール筒部62が設けられており、シール筒部62には、上方に向けて開放させた環状溝63が形成されている。また、隔壁61の外周縁には保持筒部64が設けられており、保持筒部64が内筒部54と周壁51との間に嵌り込んで保持されることにより、中栓60はキャップ本体部50の内部に固定される。
第2逆止弁70は、例えば低密度ポリエチレン(軟質ポリエチレン)により形成されており、円筒状の筒部71と、筒部71の内側に設けた単数或いは複数の弾性片72を介して一体に設けられた円板状の弁部73と、を有する。第2逆止弁70は、充填空間Mから吐出筒53へと連なる内容物流路を開閉するものである。
第2逆止弁70は、筒部71の下端部が中栓60の環状溝63に嵌合することにより頂壁52と隔壁61との間に保持されている。弁部73が上下に変位することで貫通孔61aが開閉され、弁部73は、充填空間Mから吐出筒53へ向かう内容物の移動を許容するとともに、吐出筒53から充填空間Mへ向かう内容物及び空気の移動(逆流)を防止する。なお、第2逆止弁70は本例の構造に限定されず、他の種々の構造からなる逆止弁を採用することができる。
蓋体80は、周壁51の外周側に配置される外周壁81と、外周壁81の上部を覆う板状の天壁82とを備える。外周壁81の内周面には、キャップ本体部50の雄ねじ部51bに係合する雌ねじ部81aが設けられている。
また蓋体80の内部には、吐出筒53の内周面に当接して吐出筒53を封止するシール筒部83aが設けられたシール部材83が嵌合保持されている。なお、本例ではシール筒部83aを蓋体80とは別部材であるシール部材83に設けているが、天壁82に一体連結された構成としてもよい。
吐出キャップ40を容器本体2に装着する際には、予め第2逆止弁70及び中栓60を組み込むとともに蓋体80を螺着した状態のキャップ本体部50を、口部21に打栓により装着する。なお、キャップ本体部50に対する第2逆止弁70及び中栓60の組み込みは、例えば、先に中栓60の環状溝63に第2逆止弁70の筒部71を嵌合させ、これをキャップ本体部50の下方から挿入して組み付けることができるが、これに限定されない。
充填空間Mに収容された内容物を吐出するにあたっては、図1に示す状態から蓋体80を螺脱し、容器本体2を傾倒姿勢に変位させて胴部23を押圧してスクイズする。これによって充填空間Mが加圧され、隔壁61に着座していた弁部73が隔壁61から離反し、充填空間M内の内容物は、貫通孔61a、弁部73と隔壁61との隙間、及び弁部73と筒部71の間に形成される隙間を含む内容物の流路を介して、貫通孔52aを通り吐出筒53から外部に吐出される。
内容物を吐出した後は、胴部23への押圧を解除する。これによって充填空間M内の圧力が下がり、弁部73が貫通孔61aを閉鎖する(第2逆止弁70が閉じる)ので、充填空間M内への外気導入が有効に防止できる。また、外層体20は、それ自身の復元力により元の形状に戻ろうとするため、外層体20と内層体10との相互間は負圧状態となり、第1逆止弁30が上方に移動して空気の流路が形成される。すなわち、基部31の外周面と段部26の内周面の間に隙間が形成され、外層体20と内層体10との間に外気が取り込まれることで、内層体10が減容したまま外層体20が復元する。
このような構成の二重容器1にあっては、外層体20に設けた導入孔27に第1逆止弁30を配置したことで、内層体10と外層体20の間の空間への外気導入をスムーズに行うととともに、該空間から外部への空気の流出を有効に防止することができる。これにより、吐出キャップ40を備えた二重容器1から、容易に内容物が吐出可能となる。また、吐出キャップ40の内側で内容物流路を開閉する第2逆止弁70を設けたことにより、内層体10内への外気の流入を規制して内容物の品質低下を抑制することができる。
次に、本発明に従う二重容器1の製造方法について説明する。二重容器1の容器本体2を製造するに当たっては、例えば、内層体10を形成する有底筒状の内側プリフォームと、外層体20を形成する有底筒状の外側プリフォームと、第1逆止弁30とを、それぞれ射出成形等により成形する。
内側プリフォームの底部には、外側に向けて突出する円柱状の軸部が設けられている。また、成形後の外側プリフォームは、底部の中心部が口部とは反対側に突出していて塞がる形状となっており、突出した部分を切り取ることで、貫通孔を形成する。なお、最初から貫通孔が形成されるような金型構造にて外側プリフォームを成形してもよい。
そして、内側プリフォームを外側プリフォームに挿入し、内側プリフォームの軸部を外側プリフォームの貫通孔に挿入して、二重容器用のプリフォームを形成する。
次いで、プリフォームを延伸可能な温度まで加熱し、ブロー成形用金型内にセットした後、二軸延伸ブロー成形を行う。本実施形態では、図示は省略するが、口部から挿通されて内側プリフォームの底部を突き出すように構成された延伸ロッドと、この延伸ロッドに対向して配置され、外側プリフォームの底部に当接するとともに延伸ロッドの突き出しに応じて後退するように設けた受けロッドとを備えている。そして、口部から所定圧力の空気を内側プリフォーム内に送り込み、延伸ロッドを突き出しつつ受けロッドを後退させることでブロー成形が終了する。そして、ブロー成形後の外層体20の導入孔27に第1逆止弁30を挿し込んで取り付ける。なお、容器本体2の製造方法は特に限定されず、例えば、外側プリフォームに第1逆止弁30を予め装着した状態で内側プリフォームを挿入し、ブロー成形することにより二重容器を形成する構成としてもよい。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、蓋体80は、キャップ本体部50に対してヒンジ部等を介して揺動可能に一体連結された構成としてもよい。また、容器本体2は、内層体10が外層体20の内側に剥離可能に積層されたいわゆるデラミ容器であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、内層体10と外層体20とが個別に形成され、形成後に組み合わされた二重容器であってもよい。また、先の実施形態では、弾性変形可能な折り返し部34を有し、容器の下方に付勢される構成の第1逆止弁30を示したが、これに限らず、逆止弁が導入孔27を開閉可能に設けられていれば、開位置と閉位置を自由に移動できる構成としてもよい。また、先の実施形態では、胴部23をスクイズすることで充填空間Mが加圧されて第2逆止弁70が開き、内容物が吐出される構成としたが、これに限らず、容器本体2を倒立姿勢とした際の内容物の自重により第2逆止弁70が開いて内容物が吐出される構成としてもよい。
1 二重容器
2 容器本体
10 内層体
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
15 フランジ部
16 軸部
20 外層体
21 口部
21a 係合凸部
22 肩部
23 胴部
24 底部
26 段部
27 導入孔
30 第1逆止弁
31 基部
32 環状凸部
33 フランジ部
34 折り返し部
35 切り欠き部
40 吐出キャップ
50 キャップ本体部
51 周壁
51a 係合凹部
51b 雄ねじ部
51c フランジ部
52 頂壁
52a 貫通孔
53 吐出筒
54 内筒部
60 中栓
61 隔壁
61a 貫通孔
62 シール筒部
63 環状溝
64 保持筒部
70 第2逆止弁
71 筒部
72 弾性片
73 弁部
80 蓋体
81 外周壁
81a 雌ねじ部
82 天壁
83 シール部材
83a シール筒部
M 充填空間

Claims (5)

  1. 内容物を収納する充填空間に繋がる口部を有し該充填空間の減容を可能とする内層体、該内層体を内側に収納するとともに該内層体との相互間に空気を取り込む導入孔を有する外層体、及び、該導入孔に配置され該導入孔を開閉する第1逆止弁、を有する容器本体と、
    内容物を吐出する吐出筒が設けられており前記外層体の口部にアンダーカット係合により抜け止め保持されるキャップ本体部、及び、該キャップ本体部の内側に配置され前記充填空間から前記吐出筒へと連なる内容物流路を開閉する第2逆止弁を有する吐出キャップと、を備える二重容器。
  2. 前記導入孔が、前記外層体の底部に形成されている、請求項1に記載の二重容器。
  3. 前記第1逆止弁は、前記導入孔を貫通する有頂筒状の基部と、該基部の一端側において径方向外側に突出する環状の環状凸部と、基部の他端側において径方向外側に突出するフランジ部とを有し、
    前記導入孔に対して、前記基部の軸線方向に移動可能に配置されている、請求項1または2に記載の二重容器。
  4. 前記吐出キャップは、前記キャップ本体部の内側で前記第2逆止弁を保持する中栓と、
    前記キャップ本体部に対して着脱可能に装着されて前記吐出筒を開閉可能な蓋体と、を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の二重容器。
  5. 前記外層体の口部は、プリフォームの形状が維持された形状である、請求項1〜4の何れか一項に記載の二重容器。
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