JP2017197199A - チューブ容器 - Google Patents

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【課題】チューブ容器において、容易な構成で肩部のガスバリア性にもより優れるチューブ容器を、提供することを課題とする。【解決手段】チューブ容器であって、胴部および肩部は2重の構造からなり、インナーチューブは胴部、胴部に接続する肩部、および肩部に接続する口部が、ガスバリア性を有する材料で一体に構成されており、胴部外側はプラスチックフィルムを基材とする単層、または多層の積層体からなるラミネートチューブからなり、該ラミネートチューブ胴部に接続する肩部は樹脂成型品であって、肩部中央に孔を有し、該肩部の孔から、インナーチューブの口部が外側に露出していることを特徴とする、チューブ容器である。【選択図】図1

Description

本発明はチューブ容易に関するものである。とくに構造が簡単で、ガスバリア性に優れるチューブ容器に関するものである。
チューブ容器は内容物として、半固形状のものを収納し、搾り出すことのできる容器である。その形状は断面が円形あるいは楕円形の中空の筒状の構造で、内容物を搾り出す口部と蓋を一方の端部に有し、もう一方の端部であるエンド部は、内容物充填後にヒートシールなどで閉じられている。
チューブ容器の材質は、たとえばアルミニウムや錫、鉛などの金属を用いたものもあり、空気によって変質しやすい内容物には適しているが、容器としての弾力性や復元性には欠けている。そのため近年はプラスチック材料を用いた、たとえばブロー成型チューブあるいはラミネートチューブなどが主流になっている。
またチューブ容器の用途は歯磨き、洗顔料などのトイレタリー用品やクリームなどの化粧品、塗り薬などの薬品類、ペースト状の食品や香辛料、接着剤など日常生活に密着して幅広く用途を広げている。しかしながら、用途、内容物によっては、ガスバリア性などにおいて、より高いものが要求される場合もあり、その用途には制限もあった。
あるいは、実際にチューブ容器を使用する場面では、胴部に手指で圧力を加えるだけで、内容物を搾り出して取り出すことができ、利便性は大変優れている半面、問題点も指摘されている。
たとえばその製造方法において、ラミネートチューブの場合には、チューブ用のプラスチックフィルム積層体を円筒形にした後、一方の開口部はヒートシールして閉鎖されるが、他方の開口部は肩部、口部にプラスチックパーツを融着して形成されるために、プラスチック積層体がガスバリア性を有している場合でも、プラスチックパーツがガスバリア性を有しない場合には、全体としてガスバリア性が損なわれて、内容物の酸化や変質を招く恐れがあった。
それに対して、特許文献1には肩部のプラスチックパーツにもガスバリア性を付与する提案がなされているが、プラスチックパーツに、別途別パーツを組み合わせてガスバリア性を付与することは、コスト面での犠牲を強いられ、また工程が煩雑なものであり、その工程管理もまた困難を伴うものであった。
特開2013−239982号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、チューブ容器において、容易な構成で肩部のガスバリア性にもより優れるチューブ容器を、提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、チューブ容器であって、胴部および肩部は2重の構造からなり、インナーチューブは胴部、胴部に接続する肩部、および肩部に接続する口部が、ガスバリア性を有する材料からなるブロー成型によってなり、胴部外側はプラスチックフィルムを基材とする単層、または多層の積層体からなるラミネートチューブからなり、該ラミネートチューブ胴部に接続する肩部は樹脂成型品であって、肩部中央に孔を有し、該肩部の孔から、インナーチューブの口部が外側に露出していることを特徴とする、チューブ容器である。
また、請求項2に記載の発明は、前記インナーチューブは、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層を有する多層構成でブロー成型されていることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器である。
また、請求項3に記載の発明は、前記ラミネートチューブ胴部を構成する積層体には、無機化合物蒸着フィルム、または金属蒸着フィルム、またはアルミニウム箔を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のチューブ容器である。
また、請求項4に記載の発明は、前記ラミネートチューブ肩部の孔はインナーチューブの口部との接着、または嵌合によって閉じられていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のチューブ容器である。
本発明によれば、チューブ容器において、チューブ容器において、容易な構成で肩部のガスバリア性にもより優れるチューブ容器を、提供することが可能である。
とくに請求項2に記載の発明によれば、チューブ容器において、容易な構成で肩部および口部のガスバリア性にもより優れるチューブ容器を、提供することが可能である。
とくに請求項3に記載の発明によれば、チューブ容器において、容易な構成で肩部のガスバリア性にも、また胴部のガスバリア性にも、より優れるチューブ容器を、提供することが可能である。
とくに請求項4に記載の発明によれば、チューブ容器において、容易な構成で肩部のガスバリア性にも、また胴部のガスバリア性にも、より優れるチューブ容器を、提供することが可能である。
図1は本発明に係るチューブ容器の一実施態様を説明するための斜視透視模式図である。 図2は、本発明に係るチューブ容器の実施例のうち、比較例1を説明するための斜視透視模式図である。 図3は、本発明に係るチューブ容器の実施例のうち、比較例2を説明するための斜視透視模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら詳細な説明を加える。ただし本発明はここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は請求項によって限定されるものである。
図1は本発明に係るチューブ容器の一実施態様を説明するための斜視透視模式図である
。本発明によるチューブ容器は、胴部および肩部において2重の構造からなる。内側に配置されるインナーチューブはインナーチューブ胴部(1)、該胴部に接続するインナーチューブ肩部(2)、および肩部に接続するインナーチューブ口部(3)からなり、これらはガスバリア性を有する材料からなるブロー成型によって製造される。また、インナーチューブ口部(3)は、一般に螺合もしくは嵌合によるキャップで覆われて閉じることができる。
また、胴部外側はプラスチックフィルムを基材とする単層、または多層の積層体からなるラミネートチューブ胴部(4)からなり、したがって、本発明によるチューブ容器(10)の胴部はインナーチューブ胴部(1)と、ラミネートチューブ胴部(4)の二重構造をとる。
ラミネートチューブ胴部(4)に接続するラミネートチューブ肩部(5)は樹脂成型品であって、これら胴部と肩部は接着しており連続している。このラミネートチューブ肩部(5)は中央に孔を有しており、この孔からインナーチューブ口部(3)が外側に向けて突き出して露出している。
インナーチューブは、ガスバリア性を有する材料からなるブロー成型によって製造されるが、たとえばエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層を有する多層構成でブロー成型したものとすることができる。
またラミネートチューブ胴部(4)を構成する積層体には、無機化合物蒸着フィルム、または金属蒸着フィルム、またはアルミニウム箔を含む積層体とすることができ、ガスバリア性能を一層向上させることができる。
前記ラミネートチューブ肩部(5)の孔はインナーチューブ口部(3)との接着、または嵌合によって閉じることができる。より好ましくは接着による密封が好ましいが、嵌合によって閉じるのでもかまわない。
このように、本発明によるチューブ容器(10)は少なくともその胴部と肩部において、二重構造となってより良いガスバリア性を実現することができる。すなわち、胴部においては、ガスバリア性を有する材料からなるインナーチューブ胴部とガスバリア層を有する積層体からなるラミネートチューブ胴部の二重構造によってより良いガスバリア性能を実現することができる。
また、本発明によるチューブ容器(10)の肩部においては、ガスバリア性を有する材料からなるインナーチューブ肩部(2)と、必ずしもガスバリア性は有しないものの、プラスチック成型品からなるラミネートチューブ肩部の二重構造によって、一重構造に比べてより良いガスバリア性能を実現することができる。
具体的には、ラミネートチューブ肩部には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチック成型品を用いることができ、その成型方法は特段の制約を加えるものではないが、たとえばコンプレッション成型、インジェクション成型などを用いることができる。
また、本発明によるチューブ容器(10)の口部は、ラミネートチューブ肩部(5)の孔からインナーチューブ口部(3)が外側に向けて突き出して露出しているものであるから、ガスバリア性を有するプラスチック材料を用いているものであって、一定のガスバリア性能を確保することができる。
チューブ容器(10)の口部と反対側には、ヒートシール部(6)があって、チューブ容器(10)に内容物を充填した後、ヒートシールによって密封されている。
以下チューブ容器(10)を構成する特徴的な要素について、更に詳細な説明を加える。チューブ容器(10)の外側である、ラミネートチューブ胴部(4)を構成する材料は、プラスチックフィルムを基材とした積層体からなる。積層体の構成には必ずしも限定を加えるものではないが、基材フィルムのほか少なくともチューブ容器内層側にシーラント層を有していれば、胴部の円筒形の成形が可能である。シーラント層は、積層体両面に設けてもよい。そのほか、内容物、商品の性状、目的、および要求品質に応じて、積層体の材料や層構成を適宜設計すればよい。
プラスチックフィルムは高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミド、エチレン−ビニルアルコール共重合体などが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを基材フィルムとする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
円筒形の胴部の成形のために、少なくとも積層体のラミネートチューブ内層側になる面には、シーラント層を設ける。シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用される。
具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
必要に応じて商品としてのイメージアップや、内容物についての必要な情報を、積層体のうち外側から見ることのできる層に、表示、印刷することができる。印刷は内容物に関する情報のほかロゴマークを表示し、また内容物に関してのイメージや用途例などを文字や画像で表示することができる。
印刷方法および印刷インキには、特に制約を設けるものではないが、既知の印刷方法、印刷インキの中からプラスチックフィルムへの印刷適性、色調などの意匠性、密着性、内容物によっては、たとえば食品容器としての安全性などを考慮すれば適宜選択することができる。
たとえばグラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法などを用いることができる。中でもグラビア印刷法はその印刷の仕上がりや、生産性の点で好ましく用いることができる。
また、内容物の保存性を向上させることを目的として、積層体中に着色フィルムなど紫外線を遮蔽する不透明層を設けることができる。あるいは、積層体中にガスバリア層を設けることができる。
なお、インナーチューブはそれ自体ガスバリア性を有するが、ラミネートチューブがガスバリア性を有する場合、後述する実施例1と比較例2を比較してわかるとおり、これら
を組み合わせることで一層ガスバリア性を高めることができる。
ガスバリア層には、アルミニウム箔などの金属箔をガスバリア層として用いることができる。あるいは金属蒸着を施した金属蒸着フィルムを用いることも可能である。金属箔あるいは金属を用いることが適当ではない場合には、ガスバリアフィルムを貼りあわせて積層体を構成しても良い。
金属箔、金属蒸着フィルム、あるいはガスバリアフィルムは、接着剤を用いて、たとえばドライラミネーション法を用いて積層することもでき、あるいは押出機を用いて熱可塑性樹脂を押し出して積層することもできる。
ガスバリアフィルムの場合、ガスバリア層は無機化合物の蒸着層、コーティング層で構成することができ、基材フィルムにアンカーコートを設けた後、蒸着層、コーティング層を順次設ける。あるいはすでにガスバリア層を有するガスバリアフィルムを、基材フィルムと貼り合わせても良い。
ガスバリアフィルムのアンカーコート層には、例えばウレタンアクリレートを用いることができる。コーティング厚さは50〜65nmの範囲が好ましい。アンカーコート層の形成には、樹脂を溶媒に溶解した塗料をグラビアコーティングなど印刷手法を応用したコーティング方法を用いるほか、一般に知られているコーティング方法を用いて塗膜を形成することができる。
蒸着層を形成する方法としては,SiOやAlOなどの無機化合物を真空蒸着法を用いて、アンカーコート層を設けた基材フィルム上にコーティングし、真空蒸着法による無機化合物層を形成することができる。蒸着層の厚みは15nm〜30nmが良い。
コーティング層を形成する方法としては、水溶性高分子と、(a)一種以上のアルコキシドまたはその加水分解物、または両者、あるいは(b)塩化錫の、少なくともいずれかひとつを含む水溶液あるいは水/アルコール混合水溶液を主剤とするコーティング剤をフィルム上に塗布し、加熱乾燥してコーティング法による無機化合物層を形成しコーティング層とすることができる。このときコーティング剤にはシランモノマーを添加しておくことによってアンカーコート層との密着の向上を図ることができる。
無機化合物層は真空蒸着法による塗膜のみでもガスバリア性を有するが、コーティング法による無機化合物層であるコーティング層を、真空蒸着法による無機化合物層である蒸着層に重ねて形成し、ガスバリア層とすることができる。
これら2層の複合により、真空蒸着法による無機化合物層と、コーティング法による無機化合物層との界面に両層の反応層を生じるか、或いはコーティング法による無機化合物層が真空蒸着法による無機化合物層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥あるいは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成されるため、高いガスバリア性、耐湿性、耐水性を実現するとともに、変形に耐えられる可撓性を有するため、包装材料としての適性も具備することができる。
またガスバリア層としてSiOを用いる場合には透明であるために、インナーチューブおよび積層体を構成する他の層が透明であれば、内容物をチューブ容器胴部の外側から目で見ることが可能である。これらは、用途、要求品質によって適宜選択し、使い分けをすればよい。
本発明によるチューブ容器(10)において、ブロー成型によるチューブ容器は、ガスバリア性を有する層を含んだ多層の構成としてもよく、あるいはガスバリア性に優れた材料を用いて必要なガスバリア性を実現するのでも良い。例えばポリエチレンテレフタレート、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂などを用いることができる。
このようにして、本発明による二重構造のチューブ容器(10)において、容易な構成で肩部のガスバリア性にもより優れるチューブ容器を、提供することが可能である。
以下、本発明を実施例1および比較例1〜2を用いて、更に具体的に説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は請求項によって限定されるものである。
実施例1および比較例1〜比較例2において、本発明によるチューブ容器、および従来のラミネートチューブ容器、および従来のブロー成型チューブ容器の試料を作成した。
評価項目は、それぞれの試料の、酸素透過濃度(cc/pkg/atm/day)を測定評価した。
<実施例1>
図1に示した、本発明によるチューブ容器(10)を試料として作成した。
試料の形状、層構成、仕様、は以下のとおりである。
形状:歯磨きペースト用チューブ容器。直径40mmの円筒形胴部であって、胴長は133mmである。
ラミネートチューブ層構成:ポリエチレン/無機化合物蒸着透明ポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリエチレン(厚み390μm)。
ラミネートチューブ肩部仕様:ポリエチレン樹脂単体をコンプレッション成型によって接続したもの。
インナーチューブ層構成:ポリエチレン/エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂/ポリエチレン
インナーチューブ仕様:共押し出しブローチューブ成型で製造した。
ラミネートチューブコンプレッション成型時においてラミネートチューブ肩部と、インナーチューブ口部および肩部とを接着した。
<比較例1>
図2に示した、ラミネートチューブ容器(11)を試料として作成した。図2は、本発明に係るチューブ容器の実施例のうち、比較例1を説明するための、斜視透視模式図である。
試料の形状、層構成、仕様、は以下のとおりである。
形状:歯磨きペースト用チューブ容器。直径40mmの円筒形胴部であって、胴長は133mmである。
ラミネートチューブ層構成:ポリエチレン/無機化合物蒸着透明ポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリエチレン厚み390μm。
ラミネートチューブ肩部(5)およびラミネートチューブ口部(7)仕様:ポリエチレン樹脂単体をコンプレッション成型によって接続したもの。
<比較例2>
図3に示した、ブロー成型チューブ容器(12)を試料として作成した。図3は、本発明に係るチューブ容器の実施例のうち、比較例2を説明するための、斜視透視模式図である。
試料の形状、層構成、仕様、は以下のとおりである。
形状:歯磨きペースト用チューブ容器。直径40mmの円筒形胴部であって、胴長は133mmである。
ブロー成型チューブ層構成:ポリエチレン/エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂/ポリエチレン
ブロー成型チューブ仕様:共押し出しブローチューブ成型で製造した。
評価結果は表1に示したとおりである。
なお表中、酸素透過濃度の単位はcc/pkg/atm/dayである。
表1の結果からは、本発明によるチューブ容器である実施例1は酸素透過度が、<0.01cc/pkg/atm/dayであるのに比べて、従来のチューブ容器である比較例1および比較例2の酸素透過度が、それぞれ0.02cc/pkg/atm/day、および0.05cc/pkg/atm/dayであり、酸素透過度において明らかに数値が小さいことがわかる。
すなわち、本発明によるチューブ容器は、ラミネートチューブコンプレッション成型時においてラミネートチューブ肩部と、インナーチューブ口部および肩部とを接着して、簡単に二重構成の容器を得ることができ、ガスバリア性に優れていることがわかる。
このように本発明によれば、チューブ容器において、容易な構成で肩部のガスバリア性にも、より優れるチューブ容器を提供することが可能であることを、検証することができた。
1・・・インナーチューブ胴部
2・・・インナーチューブ肩部
3・・・インナーチューブ口部
4・・・ラミネートチューブ胴部
5・・・ラミネートチューブ肩部
6・・・ヒートシール部
7・・・ラミネートチューブ口部
10・・・チューブ容器
11・・・ブロー成型によるチューブ容器
12・・・ラミネートチューブ容器

Claims (4)

  1. チューブ容器であって、胴部および肩部は2重の構造からなり、
    インナーチューブは胴部、胴部に接続する肩部、および肩部に接続する口部が、ガスバリア性を有する材料で一体に構成されており、
    胴部外側はプラスチックフィルムを基材とする単層、または多層の積層体からなるラミネートチューブからなり、
    該ラミネートチューブ胴部に接続する肩部は樹脂成型品であって、肩部中央に孔を有し、該肩部の孔から、インナーチューブの口部が外側に露出していることを特徴とする、チューブ容器。
  2. 前記インナーチューブは、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層を有する多層構成でブロー成型されていることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器。
  3. 前記ラミネートチューブ胴部を構成する積層体には、無機化合物蒸着フィルム、または金属蒸着フィルム、またはアルミニウム箔を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のチューブ容器。
  4. 前記ラミネートチューブ肩部の孔はインナーチューブの口部との接着、または嵌合によって閉じられていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のチューブ容器。
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