JP2017196203A - 遊技球発射装置、及び、遊技球発射ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】玉突き動作と球送り動作とを機械的な損傷を抑制しつつ連動させること。
【解決手段】打球位置に遊技球Wを保持する球保持部12Bと球保持部12Bに遊技球Wを送るストッパー12Dとを有し、回動可能に設けられている回動部材12と、打球位置に保持されている遊技球Wを突く杵部材16と、杵部材16を駆動するソレノイド15と、を備え、回動部材12は球保持部12Bに遊技球Wが送られると当該遊技球Wの重さで一方向に回動する一方、打球位置に保持されている遊技球Wが杵部材16で突かれて打球位置からなくなると自重で逆方向に回動し、球保持部12Bは回動部材12が一方向に回動すると送られた遊技球Wを打球位置に保持し、ストッパー12Dは回動部材12が逆方向に回動すると球保持部12Bに次の遊技球Wを送る、遊技球発射装置1。
【選択図】図4
【解決手段】打球位置に遊技球Wを保持する球保持部12Bと球保持部12Bに遊技球Wを送るストッパー12Dとを有し、回動可能に設けられている回動部材12と、打球位置に保持されている遊技球Wを突く杵部材16と、杵部材16を駆動するソレノイド15と、を備え、回動部材12は球保持部12Bに遊技球Wが送られると当該遊技球Wの重さで一方向に回動する一方、打球位置に保持されている遊技球Wが杵部材16で突かれて打球位置からなくなると自重で逆方向に回動し、球保持部12Bは回動部材12が一方向に回動すると送られた遊技球Wを打球位置に保持し、ストッパー12Dは回動部材12が逆方向に回動すると球保持部12Bに次の遊技球Wを送る、遊技球発射装置1。
【選択図】図4
Description
遊技球発射装置、及び、遊技球発射ユニットに関する。
従来、パチンコ機に取り付けられる遊技球発射装置において、玉突き動作と球送り動作とを連動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1に記載の打球発射装置は発射槌が軸周りに回転して球を突く際に発射槌がレバーに当接して当該レバーを回転させ、回転したレバーによってアームが回転されて次のパチンコ球が当該アームによって球発射ガイド上に補給されるものである。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の打球発射装置は発射槌がレバーに当接することによって発射槌の回転動作をレバーに機械的に伝達するものであるので、発射槌がレバーに当接する際の衝撃によって打球発射装置が機械的に損傷していく虞がある。
本明細書では、玉突き動作と球送り動作とを機械的な損傷を抑制しつつ連動させる技術を開示する。
本明細書で開示する遊技球発射装置は、打球位置に遊技球を保持する球保持部と前記球保持部に遊技球を送る球送り部とを有し、回動可能に設けられている回動部材と、前記打球位置に保持されている遊技球を突く杵部材と、前記杵部材を駆動するソレノイドと、を備え、前記回動部材は前記球保持部に遊技球が送られると当該遊技球の重さで一方向に回動する一方、前記打球位置に保持されている遊技球が前記杵部材で突かれて前記打球位置からなくなると自重で逆方向に回動し、前記球保持部は前記回動部材が前記一方向に回動すると前記送られた遊技球を前記打球位置に保持し、前記球送り部は前記回動部材が前記逆方向に回動すると前記球保持部に次の遊技球を送る。
上記の遊技球発射装置によると、杵部材を回動部材に当接させることなく玉突き動作と球送り動作とを連動させることができるので、玉突き動作と球送り動作とを機械的な損傷を抑制しつつ連動させることができる。
また、前記回動部材が前記逆方向に回動したときに前記回動部材に当接してそれ以上の回動を規制する第1の規制部を備えてもよい。
上記の遊技球発射装置によると、回動部材が必要以上に逆方向に回動してしまわないようにすることができる。
また、前記回動部材及び前記第1の規制部の少なくとも一方に、前記回動部材が前記第1の規制部に当接する際の衝撃を和らげる第1の緩衝部材が設けられていてもよい。
上記の遊技球発射装置によると、回動部材と第1の規制部とが当接する際の衝撃による機械的な損傷や騒音を抑制することができる。
また、遊技球を前記打球位置に保持する位置まで前記回動部材が前記一方向に回動したときに前記回動部材に当接してそれ以上の回動を規制する第2の規制部を備えてもよい。
上記の遊技球発射装置によると、回動部材が一方向に回動し過ぎて遊技球が打球位置に保持されなくなってしまわないようにすることができる。
また、前記球保持部及び前記第2の規制部の少なくとも一方に、前記回動部材が前記第2の規制部に当接する際の衝撃を和らげる第2の緩衝部材が設けられていてもよい。
上記の遊技球発射装置によると、回動部材と第2の規制部とが当接する際の衝撃による機械的な損傷や騒音を抑制することができる。
また、前記球送り部は、前記回動部材が前記一方向に回動すると前記球保持部に次の遊技球が送られることを規制し、前記回動部材が前記逆方向に回動すると規制を解除して前記球保持部に次の遊技球を送るストッパーであってもよい。
例えば機械的に動作する複数の部材を組み合わせて球送り部を構成したり、あるいは電気的に動作するように球送り部を構成したりすることも可能であるが、そのようにすると球送り部の構成が複雑になってしまう。これに対し、ストッパーを球送り部として用いると球送り部の構成を簡素にすることができる。
また、本明細書で開示する遊技球発射ユニットは、打球位置に遊技球を保持する球保持部と前記球保持部に遊技球を送る球送り部とを有し、回動可能に設けられている回動部材と、前記打球位置に保持されている遊技球を突く杵部材と、前記杵部材を駆動するソレノイドと、を一体に備え、前記回動部材は前記球保持部に遊技球が送られると当該遊技球の重さで一方向に回動する一方、前記打球位置に保持されている遊技球が前記杵部材で突かれて前記打球位置からなくなると自重で逆方向に回動し、前記球保持部は前記回動部材が前記一方向に回動すると前記送られた遊技球を前記打球位置に保持し、前記球送り部は前記回動部材が前記逆方向に回動すると前記球保持部に次の遊技球を送る。
上記の遊技球発射ユニットによると、玉突き動作と球送り動作とを機械的な損傷を抑制しつつ連動させることができる。
本明細書で開示する技術によれば、玉突き動作と球送り動作とを機械的な損傷を抑制しつつ連動させることができる。
<実施形態>
実施形態に係る遊技球発射ユニット1を図1ないし図8に基づいて説明する。なお、図2は流路部材20を取り付けた状態の遊技球発射ユニット1を示しており、図1及び図3〜図8は流路部材20を取り外した状態の遊技球発射ユニット1を示している。
以降の説明において上下方向及び左右方向とは図3に示す上下方向及び左右方向を基準とする。また、図3において紙面に垂直な方向を前後方向とし、紙面手前側を前側、紙面奥側を後側とする。
実施形態に係る遊技球発射ユニット1を図1ないし図8に基づいて説明する。なお、図2は流路部材20を取り付けた状態の遊技球発射ユニット1を示しており、図1及び図3〜図8は流路部材20を取り外した状態の遊技球発射ユニット1を示している。
以降の説明において上下方向及び左右方向とは図3に示す上下方向及び左右方向を基準とする。また、図3において紙面に垂直な方向を前後方向とし、紙面手前側を前側、紙面奥側を後側とする。
(1)遊技球発射ユニットの構成
図1に示すように、遊技球発射ユニット1はパチンコ機に取り付けられる平板状の基台11、回動部材12、回動部材12を回動可能に支持する支持部13、発射レール14、ソレノイド15、杵部材16などを一体に備えている。遊技球発射ユニット1は遊技球発射装置の一例である。なお、遊技球発射装置は必ずしもこれらが一体に設けられていなくてもよい。
図1に示すように、遊技球発射ユニット1はパチンコ機に取り付けられる平板状の基台11、回動部材12、回動部材12を回動可能に支持する支持部13、発射レール14、ソレノイド15、杵部材16などを一体に備えている。遊技球発射ユニット1は遊技球発射装置の一例である。なお、遊技球発射装置は必ずしもこれらが一体に設けられていなくてもよい。
図3に示すように、回動部材12は大まかには左右方向に延びる部材であり、左右方向の中央より左側にずれた位置に設けられている軸受部12A、軸受部12Aから左側に延びている球保持部12B、軸受部12Aから右側に延びている回動力点部12C、及び、軸受部12Aから上方に延びているストッパー12D(球送り部の一例)が一体に形成されている。
軸受部12Aには前後方向に貫通する軸受穴が形成されており、その軸受穴に金属製の回転軸12Eが挿入されている。回転軸12Eは支持部13と後述する流路部材20の前面カバー20Aとによって両端部が軸受されている。
球保持部12Bは後述する打球位置(図4参照)に遊技球Wを保持するためのものであり、左方向に向かって伸びる扁平な角柱状に形成されている。図1に示すように球保持部12Bの上面には遊技球Wを左右方向にガイドする凹部が形成されており、凹部の底壁には左側に向かって階段状に高くなる複数の段部が設けられている。
図3に示すように、回動力点部12Cは右側に向かって延びる角柱状に形成されている。回動力点部12Cは上下方向の幅が球保持部12Bの幅より厚くなっていると共に、左右方向の長さが球保持部12Bの左右方向の長さより長くなっている。また、回動力点部12Cの右側には回動力点部12Cの重量を重くするために下に張り出す張出部12Fが形成されている。また、回動力点部12Cの左側には下に向かって円柱状に張り出す当接部12Gが一体に形成されている。
また、図1に示すように、回動力点部12Cの上面の左側には凹部12Hが形成されており、右側には張出部12Fの上方に左右方向に並んで二つの凹部12Jが形成されている。
ここで、回動力点部12Cの重量は、球保持部12Bより重い一方、球保持部12Bと遊技球Wとの合計重量より軽くなっている。このため球保持部12Bに遊技球Wが保持されていないときは回動部材12には右回りに回動する力が作用し、球保持部12Bに遊技球Wが保持されているときは回動部材12には左回りに回動する力が作用する。
ここで、回動力点部12Cの重量は、球保持部12Bより重い一方、球保持部12Bと遊技球Wとの合計重量より軽くなっている。このため球保持部12Bに遊技球Wが保持されていないときは回動部材12には右回りに回動する力が作用し、球保持部12Bに遊技球Wが保持されているときは回動部材12には左回りに回動する力が作用する。
図3に示すように、ストッパー12Dは板状に形成されている。ストッパー12Dは回動部材12が左回りに回動すると球保持部12Bに次の遊技球Wが送られることを規制し、回動部材12が右回りに回動すると規制を解除して球保持部12Bに次の遊技球を送るものであり、図3に示すように回動部材12が概ね水平な姿勢のとき、板面が左右方向に対して垂直となる姿勢で軸受部12Aから上に向かって延びている。
支持部13は基台11の側面に取り付けられる板状部13Aと、板状部13Aに一体に形成されているガイド部13Bとを有している。
板状部13Aは大まかには長方形状に形成されており、長辺が左下から右上に向かって伸びるように傾斜した姿勢で基台11に取り付けられている。板状部13Aの上端縁部には左右方向の概ね中央から上に向かって矩形状に張り出す張出部13Cが形成されている。また、板状部13Aには後述する前面カバー20Aを支持部13にねじ止めするための3つの円筒部13Dが前側に延びる姿勢で一体に形成されている。
板状部13Aは大まかには長方形状に形成されており、長辺が左下から右上に向かって伸びるように傾斜した姿勢で基台11に取り付けられている。板状部13Aの上端縁部には左右方向の概ね中央から上に向かって矩形状に張り出す張出部13Cが形成されている。また、板状部13Aには後述する前面カバー20Aを支持部13にねじ止めするための3つの円筒部13Dが前側に延びる姿勢で一体に形成されている。
ガイド部13Bは張出部13Cの左縁、上縁、及び、右縁から前側に張り出すことによって下側及び前側に開口する凹部13Eを形成している。凹部13Eの前側の開口は流路部材20から供給される遊技球Wを凹部13E内に導入する導入口を構成しており、下側の開口は凹部13E内に導入された遊技球Wを球保持部12Bに供給する供給口を構成している。供給口は概ね球保持部12Bの上方に位置している。
図3に示すように凹部13Eの上壁は一の円筒部13Dと一体化している。また、凹部13Eの左壁の下端部は右側に向かって傾斜しており、その下端から板状部13Aの上端縁部に沿って左側に延びている部分13Fを有している。また、凹部13Eの右壁の下端部も右側に向かって傾斜しており、その下端から板状部13Aの上端縁部に沿って右側に延びている部分13Gを有している。右側に延びている部分13Gは一の円筒部13Dと一体化している。
また、板状部13Aには回動部材12の回動範囲を規制する角柱状の第1の規制部17及び第2の規制部18が前側に向かって延びるように一体に設けられている。
第1の規制部17は回動部材12が右回りに回動したときに回動力点部12Cに当接してそれ以上の回動を規制するものであり、前述したストッパー12Dが概ね上に向かって延びる姿勢となって次の遊技球Wが球保持部12Bに送られる位置まで回動部材12が右回りに回動したときに回動力点部12Cに当接する位置に設けられている。第1の規制部17には回動力点部12Cが第1の規制部17に当接する際の衝撃を和らげるゴムなどの緩衝部材17A(第1の緩衝部材の一例)が設けられている。
第1の規制部17は回動部材12が右回りに回動したときに回動力点部12Cに当接してそれ以上の回動を規制するものであり、前述したストッパー12Dが概ね上に向かって延びる姿勢となって次の遊技球Wが球保持部12Bに送られる位置まで回動部材12が右回りに回動したときに回動力点部12Cに当接する位置に設けられている。第1の規制部17には回動力点部12Cが第1の規制部17に当接する際の衝撃を和らげるゴムなどの緩衝部材17A(第1の緩衝部材の一例)が設けられている。
第2の規制部18は回動部材12が左回りに回動したときに球保持部12Bに当接してそれ以上の回動を規制するものであり、球保持部12Bが遊技球Wを打球位置(図4に示す位置)に保持する角度まで回動したときに球保持部12Bに当接する位置に設けられている。第2の規制部18には球保持部12Bが第2の規制部18に当接する際の衝撃を和らげるゴムなどの緩衝部材18A(第2の緩衝部材の一例)が設けられている。
発射レール14は回動部材12と共働して打球位置に遊技球Wを保持するとともに、杵部材16によって突かれた遊技球Wを発射方向にガイドするものである。発射レール14は板状の金属部材を折り曲げて形成されたものであり、溝状に折り曲げられることによって遊技球Wをガイドするガイド溝が形成されている(図1参照)。
ソレノイド15は杵部材16を駆動するものであり、左斜め上を向く姿勢で基台11に取り付けられている。ソレノイド15はボビンに巻き回されたコイル、ボビンの内側に挿通されている金属製の出力軸19(図6参照)、出力軸19の外周に嵌合装着されているプランジャ、プランジャを図6に示すB方向(杵部材16が遊技球Wを突く方向とは逆側の方向)に付勢するコイルばねなどを備えている。以降の説明では杵部材16が遊技球Wを突く方向(図6に示すA方向)のことを球突き方向という。
本実施形態ではパチンコ機に設けられている制御部によってコイルへの通電が制御され、コイルに通電されると出力軸19がコイルばねの付勢力に抗して球突き方向に移動する。そして、コイルへの通電が停止されると出力軸19がコイルばねに付勢されて図4に示す元の位置(以下、初期位置という)に戻る。以降の説明ではコイルに通電することを単にソレノイド15に通電するという。
図3に示すように、杵部材16は円錐の前端部を切り落とした形状に形成されている。杵部材16の下面には有底の穴が形成されており、杵部材16はその穴に出力軸19の先端部が圧入されることによって出力軸19の先端部に被せられている。杵部材16は合成樹脂によって弾性変形可能に構成されており、杵部材16が変形したり磨耗したりした場合には新しい杵部材16に交換可能である。
次に、図2を参照して、パチンコ機の上皿から遊技球発射ユニット1に遊技球Wを供給する流路部材20について説明する。図2に示すように流路部材20には支持部13の前側を覆う前面カバー20Aが一体に設けられており、流路部材20は前面カバー20Aが3か所で支持部13の円筒部13Dにねじ止めされることによって遊技球発射ユニット1に接続される。なお、本実施形態では流路部材20は遊技球発射ユニット1を構成するものではないが、遊技球発射ユニット1は構成要素の一つとして流路部材20を備えていてもよい。
(2)遊技球発射ユニットの作動
次に、図4〜図8を参照して、遊技球発射ユニット1の作動を時系列で説明する。
先ず、図4を参照して、ソレノイド15に通電されておらず、杵部材16が初期位置に位置している状態について説明する。杵部材16が初期位置に位置しているとき、回動部材12は遊技球Wの重さで左回りに回動し、第2の規制部18に当接して遊技球Wを球保持部12Bによって打球位置に保持する保持位置で定位している。
次に、図4〜図8を参照して、遊技球発射ユニット1の作動を時系列で説明する。
先ず、図4を参照して、ソレノイド15に通電されておらず、杵部材16が初期位置に位置している状態について説明する。杵部材16が初期位置に位置しているとき、回動部材12は遊技球Wの重さで左回りに回動し、第2の規制部18に当接して遊技球Wを球保持部12Bによって打球位置に保持する保持位置で定位している。
回動部材12が保持位置で定位しているとき、球保持部12Bが左側に向かって下に傾斜した姿勢となることにより、遊技球Wは左側が発射レール14に当接し、発射レール14と球保持部12Bとによって図4に示す打球位置に保持される。また、回動部材12が保持位置で定位しているとき、ストッパー12Dの上端と凹部13Eの左壁との間隔は遊技球Wの直径より狭くなる。このため打球位置にある遊技球Wの次の遊技球Wはストッパー12Dによって球保持部12B上に落下することが規制されている。
次に、図5及び図6を参照して、杵部材16によって遊技球Wを突く動作について説明する。前述したようにソレノイド15に通電すると杵部材16が球突き方向(図6に示すA方向)に移動する。図5に示すように、本実施形態では杵部材16が遊技球Wに当接する位置まで移動した時点でソレノイド15への通電が停止される。杵部材16はソレノイド15への通電が停止されても直ぐには停止せず、図6に示すように慣性によって球突き方向に更に移動する。それにより遊技球Wが杵部材16によって突かれ、遊技球発射ユニット1から発射される。
図7に示すように、打球位置に保持されている遊技球Wが杵部材16で突かれて打球位置からなくなると、回動部材12は回動力点部12Cの重さ(すなわち自重)によって第1の規制部17に当接する位置まで右回りに回動する。回動部材12が右回りに回動するとストッパー12Dの上端と凹部13Eの左壁との間隔が遊技球Wの直径より広くなる。これによりストッパー12Dによる規制が解除され、次の遊技球Wが球保持部12Bの上に落下する。
図8に示すように、次の遊技球Wが球保持部12Bの上に落下すると回動部材12が球保持部12Bの重さと遊技球Wの重さとによって左回りに回動し、図4に示す保持位置に戻る。回動部材12が保持位置に戻ると球保持部12Bが再び左側に向かって下に傾斜する姿勢になるため、球保持部12Bの上に落下した次の遊技球Wが左側に転がり、球保持部12Bによって打球位置に保持される。また、回動部材12が保持位置に戻ると次の遊技球Wの更に次の遊技球Wである次々球は球保持部12Bの上に落下することがストッパー12Dによって規制される。
(3)実施形態の効果
以上説明した遊技球発射ユニット1によると、杵部材16を回動部材12に当接させることなく玉突き動作と球送り動作とを連動させることができるので、玉突き動作と球送り動作とを機械的な損傷を抑制しつつ連動させることができる。
以上説明した遊技球発射ユニット1によると、杵部材16を回動部材12に当接させることなく玉突き動作と球送り動作とを連動させることができるので、玉突き動作と球送り動作とを機械的な損傷を抑制しつつ連動させることができる。
また、遊技球発射ユニット1によると、遊技球Wの重さと回動力点部12Cの重さとで回動部材12を回動させるので、回動部材12を回動させるために杵部材16の運動を回動部材12に伝達する構成が不要である。このため遊技球発射ユニット1の構成を簡素にすることができる。これにより遊技球発射ユニット1を小型化できると共に、遊技球発射ユニット1のコストを低減することができる。
更に、遊技球発射ユニット1によると、回動部材12が右回りに回動したときに第1の規制部17が回動部材12(より具体的には回動力点部12C)に当接してそれ以上の回動を規制するので、回動部材12が必要以上に右回りに回動してしまわないようにすることができる。
更に、遊技球発射ユニット1によると、第1の規制部17に、回動部材12(より具体的には回動力点部12C)が第1の規制部17に当接する際の衝撃を和らげる緩衝部材17Aが設けられているので、回動力点部12Cと第1の規制部17とが当接する際の衝撃による機械的な損傷や騒音を抑制することができる。
更に、遊技球発射ユニット1によると、遊技球Wを打球位置に保持する位置まで回動部材12が左回り回動したときに第2の規制部18が回動部材12(より具体的には球保持部12B)に当接してそれ以上の回動を規制するので、回動部材12が左回りに回動し過ぎて遊技球Wが打球位置に保持されなくなってしまわないようにすることができる。
更に、遊技球発射ユニット1によると、第2の規制部18に、回動部材12(より具体的には球保持部12B)が第2の規制部18に当接する際の衝撃を和らげる緩衝部材18Aが設けられているので、球保持部12Bと第2の規制部18とが当接する際の衝撃による機械的な損傷や騒音を抑制することができる。
更に、遊技球発射ユニット1によると、ストッパー12D(球送り部)は、回動部材12が左回りに回動すると球保持部12Bに次の遊技球Wが送られることを規制し、回動部材12が右回りに回動すると規制を解除して球保持部12Bに次の遊技球Wを送る。例えば機械的に動作する複数の部材を組み合わせて球送り部を構成したり、あるいは電気的に動作するように球送り部を構成したりすることも可能であるが、そのようにすると球送り部の構成が複雑になってしまう。これに対し、ストッパー12Dを球送り部として用いると球送り部の構成を簡素にすることができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では第1の規制部17に緩衝部材17A(第1の緩衝部材)が設けられている場合を例に説明したが、緩衝部材17Aは回動力点部12Cに設けられてもよい。
(2)上記実施形態では第2の規制部18に緩衝部材18A(第2の緩衝部材)が設けられている場合を例に説明したが、緩衝部材18Aは球保持部12Bに設けられてもよい。
(3)上記実施形態では球送り部としてストッパー12Dを例に説明したが、例えば機械的に動作する複数の部材を組み合わせて球送り部を構成してもよいし、電気的に動作するように球送り部を構成してもよい。
1…遊技球発射ユニット(遊技球発射装置)、12…回動部材、12B…球保持部、12D…ストッパー(球送り部の一例)、15…ソレノイド、16…杵部材、17…第1の規制部、17A…緩衝部材(第1の緩衝部材の一例)、18…第2の規制部、18A…緩衝部材(第2の緩衝部材の一例)、W…遊技球
Claims (7)
- 打球位置に遊技球を保持する球保持部と前記球保持部に遊技球を送る球送り部とを有し、回動可能に設けられている回動部材と、
前記打球位置に保持されている遊技球を突く杵部材と、
前記杵部材を駆動するソレノイドと、
を備え、
前記回動部材は前記球保持部に遊技球が送られると当該遊技球の重さで一方向に回動する一方、前記打球位置に保持されている遊技球が前記杵部材で突かれて前記打球位置からなくなると自重で逆方向に回動し、
前記球保持部は前記回動部材が前記一方向に回動すると前記送られた遊技球を前記打球位置に保持し、
前記球送り部は前記回動部材が前記逆方向に回動すると前記球保持部に次の遊技球を送る、遊技球発射装置。 - 前記回動部材が前記逆方向に回動したときに前記回動部材に当接してそれ以上の回動を規制する第1の規制部を備える、請求項1に記載の遊技球発射装置。
- 前記回動部材及び前記第1の規制部の少なくとも一方に、前記回動部材が前記第1の規制部に当接する際の衝撃を和らげる第1の緩衝部材が設けられている、請求項2に記載の遊技球発射装置。
- 遊技球を前記打球位置に保持する位置まで前記回動部材が前記一方向に回動したときに前記回動部材に当接してそれ以上の回動を規制する第2の規制部を備える、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の遊技球発射装置。
- 前記球保持部及び前記第2の規制部の少なくとも一方に、前記回動部材が前記第2の規制部に当接する際の衝撃を和らげる第2の緩衝部材が設けられている、請求項4に記載の遊技球発射装置。
- 前記球送り部は、前記回動部材が前記一方向に回動すると前記球保持部に次の遊技球が送られることを規制し、前記回動部材が前記逆方向に回動すると規制を解除して前記球保持部に次の遊技球を送るストッパーである、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の遊技球発射装置。
- 打球位置に遊技球を保持する球保持部と前記球保持部に遊技球を送る球送り部とを有し、回動可能に設けられている回動部材と、
前記打球位置に保持されている遊技球を突く杵部材と、
前記杵部材を駆動するソレノイドと、
を一体に備え、
前記回動部材は前記球保持部に遊技球が送られると当該遊技球の重さで一方向に回動する一方、前記打球位置に保持されている遊技球が前記杵部材で突かれて前記打球位置からなくなると自重で逆方向に回動し、
前記球保持部は前記回動部材が前記一方向に回動すると前記送られた遊技球を前記打球位置に保持し、
前記球送り部は前記回動部材が前記逆方向に回動すると前記球保持部に次の遊技球を送る、遊技球発射ユニット。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016089980A JP2017196203A (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 遊技球発射装置、及び、遊技球発射ユニット |
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JP2016089980A JP2017196203A (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 遊技球発射装置、及び、遊技球発射ユニット |
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ID=60236898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016089980A Pending JP2017196203A (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 遊技球発射装置、及び、遊技球発射ユニット |
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Country | Link |
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-
2016
- 2016-04-28 JP JP2016089980A patent/JP2017196203A/ja active Pending
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