JP2017195799A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【目的】機体(運転席)から降りた状態では、サンバイザーの角度調節が行えにくいという課題がある。【解決手段】走行装置2を備えた機体フレーム1の上側の左右一側に脱穀装置3を設け、左右他側には穀粒貯留装置Kを設け、穀粒貯留装置Kの前方に運転席10を有する操縦部6を設け、前記運転席10の上方に、左右方向の取付軸27中心に回動自在にサンバイザー20を設け、該サンバイザー20は、該サンバイザー20の回動位置をロック機構31により固定可能に構成し、該ロック機構31の操作レバー30は、前記運転席10の機体外側部に配置したコンバイン。【選択図】図3
Description
本発明は、操縦部にサンバイザーを設けたコンバインに係るものである。
従来、運転席の上方に太陽光を遮蔽するサンバイザーを設け、サンバイザーの角度を変更可能とした構成は、公知である(特許文献1)。
前記公知例は、機体(運転席)から降りた状態では、サンバイザーの角度調節が行えにくいという課題がある。
本発明は、サンバイザーの角度調節の容易化を図ったものである。
本発明は、サンバイザーの角度調節の容易化を図ったものである。
請求項1記載の発明は、走行装置2を備えた機体フレーム1の上側の左右一側に脱穀装置3を設け、左右他側には穀粒貯留装置Kを設け、穀粒貯留装置Kの前方に運転席10を有する操縦部6を設け、前記運転席10の上方に、左右方向の取付軸27中心に回動自在にサンバイザー20を設け、該サンバイザー20は、該サンバイザー20の回動位置をロック機構31により固定可能に構成し、該ロック機構31の操作レバー30は、前記運転席10の機体外側部に配置したコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記サンバイザー20のバイザフレーム21には、運転席10の着座者の真上から送風する送風ファン35を設け、該送風ファン35はバイザフレーム21の左右の側部フレーム36の内側に配置すると共に、送風ファン35のファンケース37をバイザフレーム21と一体化させて設けたコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記サンバイザー20は、前記穀粒貯留装置K側に設けた固定側取付部材50に、上下動のみ自在に取付けた縦支持部材46により支持する構成とし、送風ファン35のハーネスは縦支持部材46に沿わせて設けたコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記縦支持部材46にはハンドル55を設け、該ハンドル55は、サンバイザー20を収納位置にした状態で、側面視において、前記運転席10の外側方に設けたラジエーターカバー13の上端よりも高く位置させた構成としたコンバインとしたものである。
請求項5記載の発明は、前記縦支持部材46に沿わせた送風ファン35の入力線54には送風ファン35の入切スイッチ56を設けたコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記サンバイザー20のバイザフレーム21には、運転席10の着座者の真上から送風する送風ファン35を設け、該送風ファン35はバイザフレーム21の左右の側部フレーム36の内側に配置すると共に、送風ファン35のファンケース37をバイザフレーム21と一体化させて設けたコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記サンバイザー20は、前記穀粒貯留装置K側に設けた固定側取付部材50に、上下動のみ自在に取付けた縦支持部材46により支持する構成とし、送風ファン35のハーネスは縦支持部材46に沿わせて設けたコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記縦支持部材46にはハンドル55を設け、該ハンドル55は、サンバイザー20を収納位置にした状態で、側面視において、前記運転席10の外側方に設けたラジエーターカバー13の上端よりも高く位置させた構成としたコンバインとしたものである。
請求項5記載の発明は、前記縦支持部材46に沿わせた送風ファン35の入力線54には送風ファン35の入切スイッチ56を設けたコンバインとしたものである。
請求項1記載の発明では、サンバイザー20の角度変更操作を運転席10から降りた後にも、行うことができ、コンバインを格納する際のサンバイザー20の収納操作を容易にすることができる。
請求項2記載の発明では、送風ファン35の設置を容易にできるだけでなく、送風ファン35をサンバイザー20の強度メンバーの一部とすることができ、サンバイザー20の剛性を向上させることができる。
請求項3記載の発明では、サンバイザー20の支持構成を利用して送風ファン35の配線をすることができる。
請求項4記載の発明では、縦支持部材46にはハンドル55を設けているので、サンバイザー20の高さ調節の容易化を図ることができると共に、側面視においてラジエーターカバー13の上端よりも高い位置にハンドル55を設けているので、穀粒貯留装置Kの外側オープン時に穀粒貯留装置Kと共に機体外側へ移動するハンドル55がラジエーターカバー13と干渉せず、オープン操作を容易にできる。
請求項5記載の発明では、送風ファン35の入切操作を容易にすることができる。
請求項2記載の発明では、送風ファン35の設置を容易にできるだけでなく、送風ファン35をサンバイザー20の強度メンバーの一部とすることができ、サンバイザー20の剛性を向上させることができる。
請求項3記載の発明では、サンバイザー20の支持構成を利用して送風ファン35の配線をすることができる。
請求項4記載の発明では、縦支持部材46にはハンドル55を設けているので、サンバイザー20の高さ調節の容易化を図ることができると共に、側面視においてラジエーターカバー13の上端よりも高い位置にハンドル55を設けているので、穀粒貯留装置Kの外側オープン時に穀粒貯留装置Kと共に機体外側へ移動するハンドル55がラジエーターカバー13と干渉せず、オープン操作を容易にできる。
請求項5記載の発明では、送風ファン35の入切操作を容易にすることができる。
本発明の一実施形態を図により説明すると、1は機体フレームであり、機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上側の左側には脱穀装置3を設ける。脱穀装置3の前方には刈取装置4を設け、脱穀装置3の右側部には該脱穀装置3が脱穀した穀粒を貯留する穀粒貯留装置Kのグレンタンク5を設ける(図1)。
穀粒貯留装置Kはグレンタンク5に代えて穀粒貯留ホッパ83にしてもよい(図2、図10、図18)。
6は操縦部である。
前記操縦部6は、運転席10をエンジン11の上方に設け、運転席10の前方および左側方に操作パネル12を設けている(図1)。13はエンジン11の冷却風のラジエーター(図示省略)の外側を覆うラジエーターカバー(図2)、14は冷却ファンである(図8)。
操縦部6の運転席10の上方には、バイザ部19を有するサンバイザー20を設ける。図2に示したように、サンバイザー20はバイザ部19を枠組みされたバイザフレーム21に取付け、バイザフレーム21の基部に左右一対のステー22を設け、左右のステー22を支持機構25のブラケット26に左右方向の取付軸27により上下回動自在に取付ける。
穀粒貯留装置Kはグレンタンク5に代えて穀粒貯留ホッパ83にしてもよい(図2、図10、図18)。
6は操縦部である。
前記操縦部6は、運転席10をエンジン11の上方に設け、運転席10の前方および左側方に操作パネル12を設けている(図1)。13はエンジン11の冷却風のラジエーター(図示省略)の外側を覆うラジエーターカバー(図2)、14は冷却ファンである(図8)。
操縦部6の運転席10の上方には、バイザ部19を有するサンバイザー20を設ける。図2に示したように、サンバイザー20はバイザ部19を枠組みされたバイザフレーム21に取付け、バイザフレーム21の基部に左右一対のステー22を設け、左右のステー22を支持機構25のブラケット26に左右方向の取付軸27により上下回動自在に取付ける。
バイザフレーム21には、操作レバー30の基部を軸30Aにより回動自在に取付ける(図2、図3)。操作レバー30にはロック機構31の一部である係合ピン32を設け、係合ピン32は前記ブラケット26側に設けた係合溝33に選択的に係合する構成とし、操作レバー30には係合ピン32が係合溝33に係合する方向に付勢するバネ34を設ける。
このため、サンバイザー20は取付軸27中心に回動して、使用位置と格納位置とに切替え、操作レバー30に設けたロック機構31により使用位置と格納位置の夫々に保持する。
前記操作レバー30は、左右のステー22うち、機体走行方向の右側のステー22に取付ける。
そのため、サンバイザー20を最下げ後、操作レバー30により角度調節可能なため、運転席10から降りた後に操作レバー30を格納位置に格納することができ、格納操作を容易にする。
このため、サンバイザー20は取付軸27中心に回動して、使用位置と格納位置とに切替え、操作レバー30に設けたロック機構31により使用位置と格納位置の夫々に保持する。
前記操作レバー30は、左右のステー22うち、機体走行方向の右側のステー22に取付ける。
そのため、サンバイザー20を最下げ後、操作レバー30により角度調節可能なため、運転席10から降りた後に操作レバー30を格納位置に格納することができ、格納操作を容易にする。
前記サンバイザー20のバイザフレーム21には、運転席10の着座者の真上から送風する送風ファン35を設ける(図4、図5)。送風ファン35はバイザフレーム21の左右の側部フレーム36の内側に配置し、送風ファン35のファンケース(ファンフレーム)37をバイザフレーム21と一体化させて設ける。
そのため、ファンケース37をバイザフレーム21の強度部材を兼用させ、送風ファン35およびサンバイザー20の支持剛性を向上させることができる。
図6は、送風ファン35の設置に関する他の実施形態を示し、送風ファン35のファンケース37の前端はバイザフレーム21に設けた取付部38に取付け、送風ファン35の後部は、後述する、グレンタンク5側に設けたサンバイザー20の支持機構25側に回動支点軸39により回動自在に取付け、送風ファン35は、真下に送風する。
そのため、運転席10への防塵・送風による作業性を向上させ、送風ファン35を運転席10の着座者の頭上に設置しているので、周辺視界を良好にする。
そのため、ファンケース37をバイザフレーム21の強度部材を兼用させ、送風ファン35およびサンバイザー20の支持剛性を向上させることができる。
図6は、送風ファン35の設置に関する他の実施形態を示し、送風ファン35のファンケース37の前端はバイザフレーム21に設けた取付部38に取付け、送風ファン35の後部は、後述する、グレンタンク5側に設けたサンバイザー20の支持機構25側に回動支点軸39により回動自在に取付け、送風ファン35は、真下に送風する。
そのため、運転席10への防塵・送風による作業性を向上させ、送風ファン35を運転席10の着座者の頭上に設置しているので、周辺視界を良好にする。
また、サンバイザー20は取付軸27中心に回動し、送風ファン35はバイザフレーム21と共に回動支点軸39中心に一体で回動し、このとき、ファンケース37の前端の長孔がバイザフレーム21の取付部38に対して移動し、サンバイザー20が収納角度に前下がり傾斜すると、合わせて、送風ファン35も収納位置になる。
そのため、収納時に、送風ファン35はサンバイザー20(バイザフレーム21)との干渉を回避でき、収納時の操作工数(手数)を削減する。
図7、8は、送風ファン35の設置に関する他の実施形態を示し、ファンケース37の上部にアーム40の基部を固定し、アーム40の先端は取付杆41に固定し、取付杆41の左右両端を前記バイザフレーム21の左右のステー22側に固定状態に取付ける。
そのため、送風ファン35はファンケース37がサンバイザー20のバイザフレーム21と共に取付軸27中心に上下回動する。
そのため、収納時に、送風ファン35はサンバイザー20(バイザフレーム21)との干渉を回避でき、収納時の操作工数(手数)を削減する。
図7、8は、送風ファン35の設置に関する他の実施形態を示し、ファンケース37の上部にアーム40の基部を固定し、アーム40の先端は取付杆41に固定し、取付杆41の左右両端を前記バイザフレーム21の左右のステー22側に固定状態に取付ける。
そのため、送風ファン35はファンケース37がサンバイザー20のバイザフレーム21と共に取付軸27中心に上下回動する。
前記支持機構25は、図2〜図5に示したように、前記一対のブラケット26を左右方向の筒部材45の両端に固定し、筒部材45は支持機構25の縦支持部材46の上部傾斜部47の先端に固定する。
縦支持部材46は1本上下スライド式に構成し、縦支持部材46の縦支持部48はグレンタンク5の前板49に設けた四角筒形状の取付部材50に上下自在に挿入し、係止具51によりサンバイザー20を高さを調節した位置で固定する。
図10のように、送風ファン35のハーネス52のアース線53の端部53Aは縦支持部材46の側面を這わせてグレンタンク5上面に固定し、送風ファン35の入力線54は縦支持部材46の側面を這わせてからグレンタンク5の左側面を通してバンド(図示省略)により固定する。
そのため、送風ファン35の配線を容易にする。
支持機構25の縦支持部材46の上部正面にハンドル55を設ける(図5)。サンバイザー20の高さ調節の際に、ハンドル55を持ち上げてサンバイザー20を支持し、この状態で、係止具51を一旦抜いて、ハンドル55によりサンバイザー20を所望高さに変更した後、係止具51を装着して高さ位置を固定する。
縦支持部材46は1本上下スライド式に構成し、縦支持部材46の縦支持部48はグレンタンク5の前板49に設けた四角筒形状の取付部材50に上下自在に挿入し、係止具51によりサンバイザー20を高さを調節した位置で固定する。
図10のように、送風ファン35のハーネス52のアース線53の端部53Aは縦支持部材46の側面を這わせてグレンタンク5上面に固定し、送風ファン35の入力線54は縦支持部材46の側面を這わせてからグレンタンク5の左側面を通してバンド(図示省略)により固定する。
そのため、送風ファン35の配線を容易にする。
支持機構25の縦支持部材46の上部正面にハンドル55を設ける(図5)。サンバイザー20の高さ調節の際に、ハンドル55を持ち上げてサンバイザー20を支持し、この状態で、係止具51を一旦抜いて、ハンドル55によりサンバイザー20を所望高さに変更した後、係止具51を装着して高さ位置を固定する。
そのため、サンバイザー20の高さ調節操作を容易に行える。
また、ハンドル55には予備のベルトを掛けておき、予備ベルトの保管場所としても兼用する。
また、ハンドル55は、サンバイザー20を収納位置にしたときに、側面視において、前記ラジエーターカバー13の上端よりも高い位置に設置する(図9)。
そのため、グレンタンク5の外側オープンの際に、ハンドル55がラジエーターカバー13と干渉するのを防止する。
前記図10の実施形態において、前記縦支持部材46に這わせた入力線54の上下中間所定位置に送風ファン35の入切スイッチ56を設ける。
そのため、送風ファン35の入切操作を容易にし、特に、サンバイザー20および送風ファン35を収納位置にした状態で、入切スイッチ56の操作が可能になって、操作性を向上させることができる。
なお、図10には二つの入切スイッチ56が図示されているが、サンバイザー20を上下させたときの配置を想定して示したものであり、これにより構成は限定されない。
また、ハンドル55には予備のベルトを掛けておき、予備ベルトの保管場所としても兼用する。
また、ハンドル55は、サンバイザー20を収納位置にしたときに、側面視において、前記ラジエーターカバー13の上端よりも高い位置に設置する(図9)。
そのため、グレンタンク5の外側オープンの際に、ハンドル55がラジエーターカバー13と干渉するのを防止する。
前記図10の実施形態において、前記縦支持部材46に這わせた入力線54の上下中間所定位置に送風ファン35の入切スイッチ56を設ける。
そのため、送風ファン35の入切操作を容易にし、特に、サンバイザー20および送風ファン35を収納位置にした状態で、入切スイッチ56の操作が可能になって、操作性を向上させることができる。
なお、図10には二つの入切スイッチ56が図示されているが、サンバイザー20を上下させたときの配置を想定して示したものであり、これにより構成は限定されない。
図11は、支持機構25の他の実施形態を示し、左右一対のリンク杆(縦支持部材46)58を設け、リンク杆58はグレンタンク5の前板49に左右一対設けた四角筒形状の取付部材50に上下自在に挿入し、係止具51によりサンバイザー20を高さを調節した位置で固定する構成とし、左右のリンク杆58間に送風ファン35を設ける。
そのため、サンバイザー20の支持機構25を送風ファン35の支持構成として兼用することができる。
前記グレンタンク5の後方には、グレンタンク5内の穀粒を排出する揚穀装置59を設け(図12、図13)、揚穀装置59の機体内側には燃料タンク60を設け、揚穀装置59と燃料タンク60の周囲にはバンパ61を設ける。
そのため、揚穀装置59と燃料タンク60の破損を防止する。
前記操縦部6の運転席10は、エンジン11の周囲に設けた操作席フレーム63に取付け、操作席フレーム63のリヤフレーム64に設けたステー65にエンジン11に外気を供給するエアクリーナー66を設ける(図6、図9)。
そのため、サンバイザー20の支持機構25を送風ファン35の支持構成として兼用することができる。
前記グレンタンク5の後方には、グレンタンク5内の穀粒を排出する揚穀装置59を設け(図12、図13)、揚穀装置59の機体内側には燃料タンク60を設け、揚穀装置59と燃料タンク60の周囲にはバンパ61を設ける。
そのため、揚穀装置59と燃料タンク60の破損を防止する。
前記操縦部6の運転席10は、エンジン11の周囲に設けた操作席フレーム63に取付け、操作席フレーム63のリヤフレーム64に設けたステー65にエンジン11に外気を供給するエアクリーナー66を設ける(図6、図9)。
したがって、エアクリーナー66は運転席10の後方とグレンタンク5前方の間に配置し、かつ、エアクリーナー66は運転席10の背凭部の上端より低位置に配置する(図9)。
そのため、エアクリーナー66は強固に支持され、エンジン11の振動による破損を防止する。また、運転席10から後方のステー65のメンテナンスを容易にする。
67はエアクリーナー66に外気を供給するプレクリーナーである。
エンジン11にはブラケット69を取付け、ブラケット69にはマウントゴム70を取付け、マウントゴム70はマウントゴム支持部材71により機体フレーム1側に取付ける(図15)。
前記ブラケット69には補助マウントゴム72の下面を取付け、補助マウントゴム72の上面には補助マウントステー73の一端を取付け、補助マウントステー73の他端はマウントゴム支持部材71にボルト74により取付ける。
そのため、エンジン11はマウントゴム70と補助マウントゴム72により安定して支持され、エンジン11の局所的振動に起因するベルト(図示省略)の外れを防止する。
そのため、エアクリーナー66は強固に支持され、エンジン11の振動による破損を防止する。また、運転席10から後方のステー65のメンテナンスを容易にする。
67はエアクリーナー66に外気を供給するプレクリーナーである。
エンジン11にはブラケット69を取付け、ブラケット69にはマウントゴム70を取付け、マウントゴム70はマウントゴム支持部材71により機体フレーム1側に取付ける(図15)。
前記ブラケット69には補助マウントゴム72の下面を取付け、補助マウントゴム72の上面には補助マウントステー73の一端を取付け、補助マウントステー73の他端はマウントゴム支持部材71にボルト74により取付ける。
そのため、エンジン11はマウントゴム70と補助マウントゴム72により安定して支持され、エンジン11の局所的振動に起因するベルト(図示省略)の外れを防止する。
また、ブラケット69とマウントゴム支持部材71を含めたマウントゴム70の支持構成の破損も防止する。
図16、17は、グレンタンク5と脱穀装置3との間に燃料タンク60とエンジン11を連結する燃料ホース80を配置した実施形態を示し、燃料ホース80はグレンタンク5の内側傾斜面81の下方に配置する。
図18は、他のコンバインの実施形態を示し、グレンタンク5に代えて穀粒貯留装置Kの穀粒貯留ホッパ83を脱穀装置3の側部に設け、前記燃料ホース80を穀粒貯留ホッパ83と脱穀装置3との間に配置し、燃料ホース80の保護カバー84を前後方向に複数に分割して構成する。
本実施形態では、保護カバー84は、上下高さを高く形成した前側カバー85と、前側カバー85の後側で前側カバー85より低い中間カバー86と、中間カバー86の後側に設けた後側カバー87とにより構成している。
そのため、前側カバー85はエンジン11および排気管(図示省略)からの放熱より燃料ホース80を保護し、前側カバー85より低い中間カバー86と後側カバー87はグレンタンク5に干渉することなく設置できる。
また、保護カバー84は、燃料ホース80に穀粒や塵埃の付着を抑制して保護効果を向上させられる。
図16、17は、グレンタンク5と脱穀装置3との間に燃料タンク60とエンジン11を連結する燃料ホース80を配置した実施形態を示し、燃料ホース80はグレンタンク5の内側傾斜面81の下方に配置する。
図18は、他のコンバインの実施形態を示し、グレンタンク5に代えて穀粒貯留装置Kの穀粒貯留ホッパ83を脱穀装置3の側部に設け、前記燃料ホース80を穀粒貯留ホッパ83と脱穀装置3との間に配置し、燃料ホース80の保護カバー84を前後方向に複数に分割して構成する。
本実施形態では、保護カバー84は、上下高さを高く形成した前側カバー85と、前側カバー85の後側で前側カバー85より低い中間カバー86と、中間カバー86の後側に設けた後側カバー87とにより構成している。
そのため、前側カバー85はエンジン11および排気管(図示省略)からの放熱より燃料ホース80を保護し、前側カバー85より低い中間カバー86と後側カバー87はグレンタンク5に干渉することなく設置できる。
また、保護カバー84は、燃料ホース80に穀粒や塵埃の付着を抑制して保護効果を向上させられる。
また、保護カバー84は複数に分割構成しているので、夫々取付箇所に適した形状とすると共に、取付を容易にできる。
エンジン11の機体内側に、エンジンプーリ88を設け、エンジンプーリ88の外周にベルトストッパ89を設け(図21)、ベルトストッパ89は取付部材90によりエンジン11側に取付け、取付部材90には上方に起立するマフラー支持ステー91の基部を取付け、マフラー支持ステー91にはマフラー取付具92によりマフラー82を取付ける。
そのため、ベルトストッパ89とマフラー支持ステー91とを取付部材90により支持することで支持構成を簡素にする。
図23、24は、走行装置2を示し、走行装置2の走行フレーム94には転輪95を複数並設し、転輪95の転輪軸96の前後側には接触防止用のU型形状のクローラーガイド97を設ける。
そのため、クローラー98の内側がめくり上がっても、クローラーガイド97によりクローラー98が転輪軸96に接触するのを防止する。
エンジン11の機体内側に、エンジンプーリ88を設け、エンジンプーリ88の外周にベルトストッパ89を設け(図21)、ベルトストッパ89は取付部材90によりエンジン11側に取付け、取付部材90には上方に起立するマフラー支持ステー91の基部を取付け、マフラー支持ステー91にはマフラー取付具92によりマフラー82を取付ける。
そのため、ベルトストッパ89とマフラー支持ステー91とを取付部材90により支持することで支持構成を簡素にする。
図23、24は、走行装置2を示し、走行装置2の走行フレーム94には転輪95を複数並設し、転輪95の転輪軸96の前後側には接触防止用のU型形状のクローラーガイド97を設ける。
そのため、クローラー98の内側がめくり上がっても、クローラーガイド97によりクローラー98が転輪軸96に接触するのを防止する。
(実施形態の作用)
エンジン11を始動し、操縦部6の運転席10の上方を、バイザ部19を有するサンバイザー20により日照が遮られた環境で、機体を走行させて作業を行う。
サンバイザー20は、バイザフレーム21の基部に左右一対設けたステー22を支持機構25のブラケット26に左右方向の取付軸27により横軸回動自在に取付け、サンバイザー20のバイザフレーム21と支持機構25との間にはロック機構31を設けているので、サンバイザー20は取付軸27中心に回動させて、ロック機構31により、回動させた位置に保持する。
ロック機構31は、操作レバー30の基部をバイザ部19に回動自在に取付け、操作レバー30に設けた係合ピン32と支持機構25のブラケット26に設けた係合溝33とを選択的に係合させてサンバイザー20を回動させた位置に保持する。
即ち、操作レバー30をバネ34の弾力に抗して回動させると、係合ピン32が係合溝33から外れ、サンバイザー20は回動自在となり、この状態で、サンバイザー20を所望角度にして、操作レバー30を元に戻すと、バネ34の弾力により係合ピン32が係合溝33に係合してロックする。
エンジン11を始動し、操縦部6の運転席10の上方を、バイザ部19を有するサンバイザー20により日照が遮られた環境で、機体を走行させて作業を行う。
サンバイザー20は、バイザフレーム21の基部に左右一対設けたステー22を支持機構25のブラケット26に左右方向の取付軸27により横軸回動自在に取付け、サンバイザー20のバイザフレーム21と支持機構25との間にはロック機構31を設けているので、サンバイザー20は取付軸27中心に回動させて、ロック機構31により、回動させた位置に保持する。
ロック機構31は、操作レバー30の基部をバイザ部19に回動自在に取付け、操作レバー30に設けた係合ピン32と支持機構25のブラケット26に設けた係合溝33とを選択的に係合させてサンバイザー20を回動させた位置に保持する。
即ち、操作レバー30をバネ34の弾力に抗して回動させると、係合ピン32が係合溝33から外れ、サンバイザー20は回動自在となり、この状態で、サンバイザー20を所望角度にして、操作レバー30を元に戻すと、バネ34の弾力により係合ピン32が係合溝33に係合してロックする。
この操作レバー30は、左右のステー22うち、機体走行方向の右側のステー22に取付けているので、サンバイザー20の高さ位置を最下げ位置まで下降させて、運転席10から降りた後に操作レバー30を格納位置に格納することができ、格納操作を容易にする。
サンバイザー20のバイザフレーム21には、運転席10の着座者の真上から送風する送風ファン35を設ける。送風ファン35はバイザフレーム21の左右の側部フレーム36の内側に配置し、送風ファン35のファンケース(ファンフレーム)37をバイザフレーム21と一体化させて設けているので、ファンケース37をバイザフレーム21の強度部材を兼用させ、送風ファン35およびサンバイザー20の支持剛性を向上させることができる。
図6の実施形態では、送風ファン35の前端はバイザフレーム21に設けた取付部38に取付け、送風ファン35の後部はグレンタンク5側に設けたサンバイザー20の支持機構25側に回動支点軸39により回動自在に取付け、送風ファン35は、真下に送風する構成としているので、運転席10への防塵・送風による作業性を向上させる。
サンバイザー20のバイザフレーム21には、運転席10の着座者の真上から送風する送風ファン35を設ける。送風ファン35はバイザフレーム21の左右の側部フレーム36の内側に配置し、送風ファン35のファンケース(ファンフレーム)37をバイザフレーム21と一体化させて設けているので、ファンケース37をバイザフレーム21の強度部材を兼用させ、送風ファン35およびサンバイザー20の支持剛性を向上させることができる。
図6の実施形態では、送風ファン35の前端はバイザフレーム21に設けた取付部38に取付け、送風ファン35の後部はグレンタンク5側に設けたサンバイザー20の支持機構25側に回動支点軸39により回動自在に取付け、送風ファン35は、真下に送風する構成としているので、運転席10への防塵・送風による作業性を向上させる。
また、送風ファン35は運転席10の着座者の頭上に設置しているので、周辺視界を良好にする。
また、送風ファン35はバイザフレーム21と共に回動支点軸39中心にサンバイザー20と一体で回動し、サンバイザー20が収納角度に前下がり傾斜すると、合わせて、送風ファン35も収納位置になるので、収納時に、送風ファン35はサンバイザー20(バイザフレーム21)との干渉を回避でき、収納時の操作工数(手数)を削減する。
図7の送風ファン35の設置に関する他の実施形態では、ファンケース37の上部にアーム40の基部を固定し、アーム40の先端は取付杆41に固定し、取付杆41の左右両端を前記バイザフレーム21の左右のステー22側に固定状態に取付けているので、送風ファン35はファンケース37がサンバイザー20のバイザフレーム21と共に取付軸27中心に上下回動する。
また、送風ファン35はバイザフレーム21と共に回動支点軸39中心にサンバイザー20と一体で回動し、サンバイザー20が収納角度に前下がり傾斜すると、合わせて、送風ファン35も収納位置になるので、収納時に、送風ファン35はサンバイザー20(バイザフレーム21)との干渉を回避でき、収納時の操作工数(手数)を削減する。
図7の送風ファン35の設置に関する他の実施形態では、ファンケース37の上部にアーム40の基部を固定し、アーム40の先端は取付杆41に固定し、取付杆41の左右両端を前記バイザフレーム21の左右のステー22側に固定状態に取付けているので、送風ファン35はファンケース37がサンバイザー20のバイザフレーム21と共に取付軸27中心に上下回動する。
サンバイザー20の支持機構25は、一対のブラケット26を左右方向の筒部材45の両端に固定し、筒部材45は支持機構25の1本上下スライド式に構成した縦支持部材46の上部傾斜部47の先端に固定し、縦支持部材46の縦支持部48はグレンタンク5の前板49に設けた四角筒形状の取付部材50に上下自在に挿入しているので、一旦、縦支持部材46と取付部材50の挿入孔(図示省略)に挿入係合させた係止具51を外すと、縦支持部材46は取付部材50に対して上下自在になり、縦支持部材46ごとサンバイザー20を上下させて高さ調節し、高さ調節後に係止具51を挿入孔に挿入係合させると、サンバイザー20はその高さ位置に保持される。
送風ファン35のアース線53は縦支持部材46の側面を這わせてグレンタンク5上面に固定し、送風ファン35の入力線54は縦支持部材46の側面を這わせてからグレンタンク5の左側面を通してバンドにて固定するので、送風ファン35の配線を容易にする。
送風ファン35のアース線53は縦支持部材46の側面を這わせてグレンタンク5上面に固定し、送風ファン35の入力線54は縦支持部材46の側面を這わせてからグレンタンク5の左側面を通してバンドにて固定するので、送風ファン35の配線を容易にする。
支持機構25の縦支持部材46の上部正面にハンドル55を設けているので、サンバイザー20の高さ調節の際に、ハンドル55を持ち上げてサンバイザー20を支持し、この状態で、係止具51を一旦抜いて、ハンドル55によりサンバイザー20を所望高さに変更した後、係止具51を装着して高さ位置を固定する。
それゆえ、ハンドル55によりサンバイザー20を保持でき、サンバイザー20の高さ調節操作を容易に行える。
また、ハンドル55には予備のベルトを掛けておき、予備ベルトの保管場所としても兼用する。
また、ハンドル55は、サンバイザー20を収納位置にしたときに、側面視において、ラジエーターカバー13の上端よりも高い位置に設置しているので、グレンタンク5の外側オープンの際に、ハンドル55がラジエーターカバー13と干渉するのを防止する。
それゆえ、ハンドル55によりサンバイザー20を保持でき、サンバイザー20の高さ調節操作を容易に行える。
また、ハンドル55には予備のベルトを掛けておき、予備ベルトの保管場所としても兼用する。
また、ハンドル55は、サンバイザー20を収納位置にしたときに、側面視において、ラジエーターカバー13の上端よりも高い位置に設置しているので、グレンタンク5の外側オープンの際に、ハンドル55がラジエーターカバー13と干渉するのを防止する。
縦支持部材46には送風ファン35の入力線54を這わせ、この入力線54の上下中間所定位置に送風ファン35の入切スイッチ56を設けているので、送風ファン35の入切操作を容易にし、特に、サンバイザー20および送風ファン35を収納位置にした状態で、入切スイッチ56の操作が可能になって、操作性を向上させることができる。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、10…運転席、11…エンジン、13…ラジエーターカバー、19…バイザ部、20…サンバイザー、21…バイザフレーム、22…ステー、25…支持機構、26…ブラケット、27…取付軸、30…操作レバー、30A…軸、31…ロック機構、32…係合ピン、33…係合溝、34…バネ、35…送風ファン、36…側部フレーム、37…ファンケース、38…取付部、39…回動支点軸、41…取付杆、45…筒部材、46…縦支持部材、47…上部傾斜部、48…縦支持部、49…前板、50…取付部材、51…係止具、52…ハーネス、53…アース線、53A…端部、54…入力線、55…ハンドル、56…入切スイッチ、58…リンク杆、59…揚穀装置、60…燃料タンク、61…バンパ、63…操作席フレーム、64…リヤフレーム、65…ステー、66…エアクリーナー、67…プレクリーナー、69…ブラケット、70…マウントゴム、71…マウントゴム支持部材、72…補助マウントゴム、80…燃料ホース、81…内側傾斜面、82…マフラー、83…穀粒貯留ホッパ、84…保護カバー、85…前側カバー、86…中間カバー、87…後側カバー、88…エンジンプーリ、89…ベルトストッパ、90…取付部材、91…マフラー支持ステー、92…マフラー取付具、94…走行フレーム、95…転輪、96…転輪軸、97…クローラーガイド、K…穀粒貯留装置。
Claims (5)
- 走行装置(2)を備えた機体フレーム(1)の上側の左右一側に脱穀装置(3)を設け、左右他側には穀粒貯留装置(K)を設け、穀粒貯留装置(K)の前方に運転席(10)を有する操縦部(6)を設け、前記運転席(10)の上方に、左右方向の取付軸(27)中心に回動自在にサンバイザー(20)を設け、該サンバイザー(20)は、該サンバイザー(20)の回動位置をロック機構(31)により固定可能に構成し、該ロック機構(31)の操作レバー(30)は、前記運転席(10)の機体外側部に配置したコンバイン。
- 請求項1記載の発明において、前記サンバイザー(20)のバイザフレーム(21)には、運転席(10)の着座者の真上から送風する送風ファン(35)を設け、該送風ファン(35)はバイザフレーム(21)の左右の側部フレーム(36)の内側に配置すると共に、送風ファン(35)のファンケース(37)をバイザフレーム(21)と一体化させて設けたコンバイン。
- 請求項1または請求項2記載の発明において、前記サンバイザー(20)は、前記穀粒貯留装置(K)側に設けた固定側取付部材(50)に、上下動のみ自在に取付けた縦支持部材(46)により支持する構成とし、送風ファン(35)のハーネスは縦支持部材(46)に沿わせて設けたコンバイン。
- 請求項3記載の発明において、前記縦支持部材(46)にはハンドル(55)を設け、該ハンドル(55)は、サンバイザー(20)を収納位置にした状態で、側面視において、前記運転席(10)の外側方に設けたラジエーターカバー(13)の上端よりも高く位置させた構成としたコンバイン。
- 請求項3または請求項4記載の発明において、前記縦支持部材(46)に沿わせた送風ファン(35)の入力線(54)には送風ファン(35)の入切スイッチ(56)を設けたコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016088126A JP2017195799A (ja) | 2016-04-26 | 2016-04-26 | コンバイン |
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JP2017195799A true JP2017195799A (ja) | 2017-11-02 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7371916B2 (ja) | 2020-05-07 | 2023-10-31 | みのる産業株式会社 | 農業用作業機 |
-
2016
- 2016-04-26 JP JP2016088126A patent/JP2017195799A/ja active Pending
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