JP2017195225A - チップ抵抗器 - Google Patents

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博行 岡田
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Abstract

【課題】複数の抵抗回路を備えたチップ抵抗器を提供する。複数の抵抗回路の抵抗値の変動を抑制でき、優れた信頼性を有するチップ抵抗器を提供する。【解決手段】チップ抵抗器1は、基板2を含む。基板2の上面には、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8とが電気的に分離して配置されている。基板2の上面には、共通内部電極膜10、第1内部電極膜11および第2内部電極膜12が配置されている。第1抵抗回路7は、共通内部電極膜10および第1内部電極膜11に電気的に接続されており、第2抵抗回路8は、共通内部電極膜10および第2内部電極膜12に電気的に接続されている。この構成において、基板2の上面における第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間の領域には、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間に生じる電磁相互作用を吸収するダミー抵抗回路15が電気的に浮遊状態となるように配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、複数の抵抗回路を備えたチップ抵抗器に関する。
特許文献1には、基板と、基板上に形成された抵抗体層(抵抗回路)と、抵抗体層に電気的に接続された一対の端子部とを備えたチップ抵抗器が開示されている。
特開2003−249403号公報
基板の上面に一つの抵抗回路を備えるチップ抵抗器を実装基板に複数実装する場合について考える。この場合、安全性や絶縁性の確保の観点から、複数のチップ抵抗器を所定の距離だけ離して実装する必要があり、実装基板に対するチップ抵抗器の実装面積が増大するという課題がある。
この課題に対して、本願発明者らは、一つの基板の上面に複数の抵抗回路が作り込まれた複合型のチップ抵抗器を検討している。この構成によれば、製造工程時に使用するマスクのレイアウトに応じたルールで複数の抵抗回路を一つの基板の上面に作り込むことができるから、実装基板の実装ルールの制限を受けずに複数の抵抗回路の微細化および近接化を図ることが可能となる。これにより、実装基板に対する実装面積を縮小できるチップ抵抗器を提供できる。
しかしながら、一つの基板の上面に複数の抵抗回路が作り込まれたチップ抵抗器では、互いに近接する一方側の抵抗回路と他方側の抵抗回路とが、電気的および/または磁気的に影響し合い、電気的および/または磁気的な相互作用(以下、「電磁相互作用」という。)が生じる虞がある。電磁相互作用が生じると、各抵抗回路の抵抗値が変動するという課題があり、解決されることが望まれている。
そこで、本発明は、複数の抵抗回路を備えたチップ抵抗器を提供することを一つの目的とする。また、本発明は、複数の抵抗回路の抵抗値の変動を抑制でき、優れた信頼性を有するチップ抵抗器を提供することを他の目的とする。
本発明のチップ抵抗器は、基板と、前記基板の上面に配置された第1抵抗回路と、前記基板の上面に、前記第1抵抗回路とは電気的に分離して配置された第2抵抗回路と、前記基板の上面に配置され、前記第1抵抗回路および前記第2抵抗回路に電気的に接続された共通内部電極膜と、前記基板の上面に配置され、前記第1抵抗回路に電気的に接続された第1内部電極と、前記基板の上面に配置され、前記第2抵抗回路に電気的に接続された第2内部電極と、前記基板の上面における前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路との間の領域に電気的に浮遊状態となるように配置され、前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路との間に生じる電磁相互作用を吸収するダミー抵抗回路とを含む。
本発明のチップ抵抗器によれば、共通の基板の上面に第1抵抗回路と第2抵抗回路とが配置された複合型のチップ抵抗器を提供できる。複合型のチップ抵抗器とすることにより、実装基板に対する実装面積を効果的に縮小できる。また、本発明のチップ抵抗器では、基板の上面における第1抵抗回路と第2抵抗回路との間の領域にダミー抵抗回路が電気的に浮遊状態となるように配置されている。このダミー抵抗回路により、第1抵抗回路と第2抵抗回路との間に生じる電磁相互作用を吸収できる。これにより、第1抵抗回路の抵抗値および第2抵抗回路の抵抗値が変動するのを抑制できるから、優れた信頼性を有するチップ抵抗器を提供できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るチップ抵抗器の一部切欠き斜視図である。 図2は、図1に示されるII-II線に沿う縦断面図である。 図3は、図2に示されるIII-III線に沿う横断面図であって、チップ抵抗器の内部構造を図解的に示す図である。 図4(a)は、図3に示される破線IVaに囲まれた領域の拡大平面図である。図4(b)は、図4(a)に示されるIVb-IVb線に沿う縦断面図である。 図5は、図4(a)に示されるダミー抵抗回路の電気的構造を示す電気回路図である。 図6は、図3に示される破線VIに囲まれた領域の拡大平面図である。 図7(a)は、図6に示される破線VIIaに囲まれた領域の更なる拡大平面図である。図7(b)は、図7(a)に示されるVIIb-VIIb線に沿う横断面図である。 図8は、図7(a)に示される抵抗体膜ラインおよび導体膜の電気的構造の一例を示す電気回路図である。 図9は、第1抵抗回路の電気的構造の一例を示す電気回路図である。 図10は、第1抵抗回路の電気的構造の他の例を示す電気回路図である。 図11は、第1抵抗回路の電気的構造のさらに他の例を示す電気回路図である。 図12は、図1に示されるチップ抵抗器の等価回路図である。 図13は、本発明の第2実施形態に係るチップ抵抗器の一部切欠き斜視図である。 図14は、図13に示されるXIV-XIV線に沿う横断面図であって、チップ抵抗器の内部構造を図解的に示す図である。 図15は、図13に示されるチップ抵抗器の等価回路図である。 図16は、一変形例に係るチップ抵抗器の等価回路図である。 図17は、他の変形例に係るチップ抵抗器の内部構造を図解的に示す図である。
以下では、本発明の複数の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るチップ抵抗器1の一部切欠き斜視図である。図2は、図1に示されるII-II線に沿う縦断面図である。図3は、図2に示されるIII-III線に沿う横断面図であって、チップ抵抗器1の内部構造を図解的に示す図である。
チップ抵抗器1は、いわゆる0603(0.6mm×0.3mm)チップ、0402(0.4mm×0.2mm)チップ、03015(0.3mm×0.15mm)チップ等と称される微小なチップ部品の複数(本実施形態では2つ)が一体的に形成された複合型のチップ部品であり、複数(本実施形態では2つ)の抵抗回路が搭載された基板2を含む。
図1〜図3に示されるように、基板2は、平面視四角形状の上面3と、上面3の反対側に位置し、上面3と略同一形状の下面4と、上面3および下面4を接続する側壁5とを含む。基板2の上面3には、上面絶縁膜6が形成されている。上面絶縁膜6は、基板2の上面3に接するように当該基板2の上面3全域を被覆している。上面絶縁膜6は、SiO膜やSiN膜であってもよい。
上面絶縁膜6上には、平面視において、基板2の互いに対向する一対の辺の対向方向に沿って、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8とが電気的に分離(絶縁)されるように並んで配置されている。第1抵抗回路7と第2抵抗回路8とは、所定幅Dの境界領域9を挟んで左右対称に配置されている。
第1抵抗回路7および第2抵抗回路8の並び方向(以下、単に「縦方向」という。)に沿う基板2の縦辺2aの長さWは、たとえば0.32mm以上0.64mm以下である。縦方向に直交する方向(以下、単に「横方向」という。)に沿う基板2の横辺2bの長さWは、たとえば0.3mm以上0.6mm以下である。境界領域9の横方向の幅Dは、たとえば0.02mm以上0.04mm以下である。
図2および図3に示されるように、上面絶縁膜6上には、さらに、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8に共通に電気的に接続される共通内部電極膜10と、第1抵抗回路7に電気的に接続される第1内部電極膜11と、第2抵抗回路8に電気的に接続される第2内部電極膜12とが配置されている。
共通内部電極膜10は、基板2の一方側の縦辺2a(図3において左側の縦辺2a)に沿って配置されており、長方形状に形成されている。より具体的には、共通内部電極膜10は、基板2の一方側の縦辺2aと第1抵抗回路7との間の領域から、境界領域9を横切って当該基板2の一方側の縦辺2aと第2抵抗回路8との間の領域に延びるように形成されている。共通内部電極膜10は、本実施形態では、横方向において、第1抵抗回路7の全域および第2抵抗回路8の全域に対向している。
第1内部電極膜11は、第1抵抗回路7に対して共通内部電極膜10とは反対側に配置されている。より具体的には、第1内部電極膜11は、長方形状に形成されており、基板2の他方側の縦辺2a(図3において右側の縦辺2a)、第1抵抗回路7、基板2の一方側の横辺2b(図3において上側の横辺2b)および境界領域9によって区画された領域に配置されている。第1内部電極膜11は、第2抵抗回路8から電気的に分離(絶縁)されている。
第2内部電極膜12は、第2抵抗回路8に対して共通内部電極膜10とは反対側に配置されている。より具体的には、第2内部電極膜12は、長方形状に形成されており、基板2の他方側の縦辺2a(図3において右側の縦辺2a)、第2抵抗回路8、基板2の他方側の横辺2b(図3において下側の横辺2b)および境界領域9によって区画された領域に配置されている。第2内部電極膜12は、第1抵抗回路7から電気的に分離(絶縁)されている。
図3に示されるように、本実施形態に係るチップ抵抗器1は、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間の領域に、電気的に浮遊状態とされたダミー抵抗回路15が配置されていることを一つの特徴としている。つまり、ダミー抵抗回路15は、第1抵抗回路7、第2抵抗回路8、共通内部電極膜10、第1内部電極膜11および第2内部電極膜12のいずれからも電気的に絶縁されている。
ここで、チップ抵抗器1において、ダミー抵抗回路15が存在しない場合について考える。この場合、互いに近接する第1抵抗回路7と第2抵抗回路8とが電気的および/または磁気的に影響し合い、電気的および/または磁気的な相互作用(以下、「電磁相互作用」という。)が生じる虞がある。この電磁相互作用には、たとえば第1抵抗回路7および/または第2抵抗回路8から生じる電界および/または磁界が含まれる。電磁相互作用が生じると、第1抵抗回路7の抵抗値と第2抵抗回路8の抵抗値とが変動する虞がある。
そこで、本実施形態では、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間に設定された境界領域9にダミー抵抗回路15を配置することによって、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間に生じる電磁相互作用を当該ダミー抵抗回路15により吸収しまたは遮蔽している。これにより、第1抵抗回路7の抵抗値および第2抵抗回路8の抵抗値が変動するのを抑制できるから、チップ抵抗器1の信頼性を高めることが可能となる。
ダミー抵抗回路15は、後述する第1抵抗回路7および第2抵抗回路8と同一のマスクを用いてパターニングされることによって形成されたものであり、電気的に浮遊状態とされている点を除いては、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8と略同様の構成を有している。以下、図4および図5を参照して、ダミー抵抗回路15の構成について具体的に説明する。
図4(a)は、図3に示される破線IVaに囲まれた領域の拡大平面図である。図4(b)は、図4(a)に示されるIVb-IVb線に沿う縦断面図である。図5は、図4(a)に示されるダミー抵抗回路15の電気的構造を示す電気回路図である。
図4(a)に示されるように、本実施形態では、複数のダミー抵抗回路15は、境界領域9において同一の方向(横方向)に延びる直線状に形成されており、縦方向に沿って間隔を空けて配置されている。複数のダミー抵抗回路15は、縦方向に等間隔に配置されている。これら複数のダミー抵抗回路15によってダミー抵抗回路群16が形成されている。縦方向に隣り合うダミー抵抗回路15間において、隣り合うダミー抵抗回路15を接続するように縦方向に延びる直線状のダミー抵抗回路15が形成されていてもよい。つまり、ダミー抵抗回路群16は、横方向に延びる直線状のダミー抵抗回路15と、縦方向に延びる直線状のダミー抵抗回路15とを含んでいてもよい。
複数のダミー抵抗回路15は、境界領域9内において対称に配置されている。つまり、第1抵抗回路7に対する複数のダミー抵抗回路15の配置および形状と、第2抵抗回路8に対する複数のダミー抵抗回路15の配置および形状とが略同一とされている。
境界領域9を分割線L(図4(a)の二点鎖線参照)により縦方向に2等分することにより、第1抵抗回路7側の第1領域9aと第2抵抗回路8側の第2領域9bとが設定された場合について考える。この場合、第1領域9aおよび第2領域9bには、ダミー抵抗回路15が同数個ずつ配置されている。本実施形態では、第1領域9aに7個のダミー抵抗回路15が等間隔に配置されており、第2領域9bに7個のダミー抵抗回路15が等間隔に配置されている。
このように、境界領域9内において複数のダミー抵抗回路15が対称に配置された構成とすることによって、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間に生じる電磁相互作用をムラなく吸収または遮蔽できる。また、複数のダミー抵抗回路15の構成を、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8と略同様の構成とすることも、電磁相互作用を吸収または遮蔽する上で効果的である。むろん、分割線Lと重なるように当該分割線Lに沿って1つのダミー抵抗回路15が形成された構成において、第1領域9aおよび第2領域9bにダミー抵抗回路15が同数個ずつ配置されていてもよい。
図4(b)に示されるように、各ダミー抵抗回路15は、基板2上に形成されたダミー抵抗膜ライン21と、ダミー抵抗膜ライン21上に間隔を空けて形成された複数のダミー導体膜22とを含む。ダミー抵抗膜ライン21は、ダミー抵抗回路15の本体であり、横方向に延びる直線状に形成されている。複数のダミー導体膜22は、一定の間隔を空けてダミー抵抗膜ライン21上に配置されている。複数のダミー導体膜22は、ダミー抵抗膜ライン21の抵抗率ρよりも小さい抵抗率ρ(ρ<ρ)を有している。
ダミー抵抗膜ライン21は、TiN、TiONまたはTiSiONにより形成されていてもよい。複数のダミー導体膜22は、Al、CuまたはAlCuにより形成されていてもよい。ダミー抵抗膜ライン21の厚さは、たとえば1000Å以上5000Å以下(本実施形態では2000Å程度)である。導体膜32の厚さは、ダミー抵抗膜ライン21の厚さよりも大きく、たとえば5000Å以上10000Å以下(本実施形態では8000Å程度)である。
図4(b)および図5に示されるように、互いに隣り合うダミー導体膜22の間から露出するダミー抵抗膜ライン21の露出部が1個のダミー抵抗体23を形成している。ダミー抵抗膜ライン21におけるダミー導体膜22が配置された部分は、ダミー導体膜22により短絡されているのでダミー抵抗体23として機能しない。複数のダミー導体膜22は、ダミー抵抗膜ライン21の露出部が全て等しい形状および面積となるようにダミー抵抗膜ライン21上に配置されている。このようにして、互いに等しい抵抗値rを有する複数のダミー抵抗体23が、基板上に縦方向および横方向に沿って間隔を空けて行列状に配列されている。
第1抵抗回路7とダミー抵抗回路群16との間の距離、および、第2抵抗回路8とダミー抵抗回路群16との間の距離について補足する。第1抵抗回路7とダミー抵抗回路群16との間の距離、および、第2抵抗回路8とダミー抵抗回路群16との間の距離は、対称性の観点から等しい値に設定されることが好ましい。第1抵抗回路7とダミー抵抗回路群16との間の距離、および、第2抵抗回路8とダミー抵抗回路群16との間の距離は、複数のダミー抵抗回路15間に設定された距離と同一であってもよいし、複数のダミー抵抗回路15間に設定された距離よりも大きくてもよい。
次に、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8の具体的な構成について説明する。第1抵抗回路7と第2抵抗回路8とは、境界領域9を挟んで対称に形成されている点を除いて略同一の構成を有しているので、以下では、第1抵抗回路7側の構成を例に取って説明し、第2抵抗回路8側の構成については説明を省略する。
図6は、図3に示される破線VIに囲まれた領域の拡大平面図である。図7(a)は、図6に示される破線VIIaに囲まれた領域の更なる拡大平面図である。図7(b)は、図7(a)に示されるVIIb-VIIb線に沿う横断面図である。図8は、図7(a)に示される抵抗膜ライン31および導体膜32の電気的構造の一例を示す電気回路図である。
図6、図7(a)および図7(b)に示されるように、第1抵抗回路7は、共通内部電極膜10と第1内部電極膜11との間の領域に、それらに電気的に接続されるように配置されている。第1抵抗回路7は、上面絶縁膜6上に形成された複数の抵抗膜ライン31と、抵抗膜ライン31上に積層された複数の導体膜32とを含む。
抵抗膜ライン31は、横方向に延びる直線状のパターンと、縦方向に延びる直線状のパターンとが選択的に組み合わされたパターンを有しており、主として葛折り状のパターンとされている。抵抗膜ライン31は、横方向に延びる直線状パターンのみによって形成されていてもよい。複数の導体膜32は、抵抗膜ライン31上に、一定の間隔を空けて配置されている。抵抗膜ライン31は、前述のダミー抵抗膜ライン21と同一材料および同一厚さで形成されている。また、複数の導体膜32は、前述のダミー導体膜22と同一材料および同一厚さで形成されている。
図7(b)、図8(a)および図8(b)に示されるように、互いに隣り合う導体膜32の間から露出する抵抗膜ライン31の露出部が1個の抵抗体33を形成している。抵抗膜ライン31における導体膜32が配置された部分は、導体膜32により短絡されているので抵抗体33として機能しない。複数の導体膜32は、抵抗膜ライン31の露出部が全て等しい形状および面積となるように抵抗膜ライン31上に配置されている。したがって、複数の抵抗体33は、等しい抵抗値rを有する単位抵抗として形成されている。抵抗体33の抵抗値rは、前述のダミー抵抗体23の抵抗値rと略等しい値(r=r)に設定されていてもよい。
抵抗膜ライン31には、このような抵抗体33が複数形成されている。より具体的には、複数の抵抗体33は、上面絶縁膜6上において、横方向および縦方向に沿って間隔を空けて行列状に配列されている。本実施形態では、複数の抵抗体33は、横方向に沿って配列された8個の抵抗体33と、縦方向に沿って配列された44個の抵抗体33とを含む。したがって、第1抵抗回路7においては、合計352個の抵抗体33が形成されている。
各抵抗膜ライン31上には、1個〜64個の抵抗体33を直列接続させた直列抵抗群が形成されている。各抵抗膜ライン31の抵抗値は、当該抵抗膜ライン31上に形成された複数の抵抗体33の合成抵抗により定まる。つまり、各抵抗膜ライン31は、複数種類の抵抗値を有する抵抗単位体として設けられている。複数の抵抗膜ライン31の合成抵抗により、第1抵抗回路7の抵抗値が定まる。
第1抵抗回路7は、さらに、接続用導体膜34とヒューズ部35とを含む。接続用導体膜34は、共通内部電極膜10と複数の抵抗膜ライン31との間の領域に選択的に設けられており、複数の抵抗膜ライン31を共通内部電極膜10に電気的に接続し、または、複数の抵抗膜ライン31同士を電気的に接続している。ヒューズ部35は、接続用導体膜34と複数の抵抗膜ライン31との間の領域に選択的に設けられている。
ヒューズ部35は、横方向に延びる直線状に形成されている。ヒューズ部35は、切断されることにより、複数の抵抗膜ライン31を、共通内部電極膜10および第1内部電極膜11に電気的に接続し、または共通内部電極膜10および第1内部電極膜11から電気的に分離するように構成されている。ヒューズ部35は、たとえばレーザ照射によって切断(溶断)される。
接続用導体膜34およびヒューズ部35は、いずれも、前述の抵抗膜ライン31を利用して形成されたパターン上に前述の導体膜32を利用して形成されたパターンが積層された積層構造を有している。接続用導体膜34の一部およびヒューズ部35の一部は、互いに一体的に連なっていると共に、抵抗膜ライン31および導体膜32と一体的に連なっている。なお、接続用導体膜34およびヒューズ部35は、いずれも、前述の抵抗膜ライン31を利用して形成された単層構造を有していてもよいし、前述の導体膜32を利用して形成された単層構造を有していてもよい。
図7(a)に示される部分は、電気的には図8(c)に示す電気回路図で表される。図8(c)を参照して、ヒューズ部35が接続されている場合、抵抗体33(抵抗膜ライン31)は、導体膜32および接続用導体膜34により短絡されている。たとえば、共通内部電極膜10および第1内部電極膜11に電圧が印加されると、接続用導体膜34を流れる電流は、抵抗膜ライン31および抵抗体33を迂回して、接続用導体膜34および導体膜32を流れる。つまり、ヒューズ部35が接続用導体膜34に接続されている場合、抵抗体33は、共通内部電極膜10および第1内部電極膜11から電気的に分離されるので、抵抗値は増加しない。
一方、ヒューズ部35が切断された場合、共通内部電極膜10および第1内部電極膜11に電圧が印加されると、抵抗体33(抵抗膜ライン31)に電流が流れ込む電流経路が形成される。つまり、ヒューズ部35が切断された場合、抵抗体33が、共通内部電極膜10および第1内部電極膜11に電気的に接続されるので、抵抗値が増加する。
次に、図9〜図11を順に参照して、第1抵抗回路7の電気的構造について説明する。なお、図9〜図11に示される各電気的構造は、第2抵抗回路8にも適用されるものである。図9は、第1抵抗回路7の電気的構造の一例を示す電気回路図である。
図9に示されるように、第1抵抗回路7は、共通内部電極膜10および第1内部電極膜11に電気的に接続されている。第1抵抗回路7は、基準抵抗要素R8と、抵抗要素R64、2つの抵抗要素R32、抵抗要素R16、抵抗要素R8、抵抗要素R4、抵抗要素R2、抵抗要素R1、抵抗要素R/2、抵抗要素R/4、抵抗要素R/8、抵抗要素R/16、抵抗要素R/32とが直列接続された構成を有している。なお、「抵抗要素R」とは、一つの抵抗膜ライン31によって形成される抵抗成分を表している(以下、図10および図11において同じ。)。
基準抵抗要素R8および抵抗要素R64〜R2は、それぞれ自身の末尾の数(R64の場合には「64」)と同数の直列接続された抵抗体33を含む。たとえば、抵抗要素R64は、直列接続された64個の抵抗体33を含む。抵抗要素R/2〜R/32は、それぞれ自身の末尾の数(R/32の場合には「32」)と同数の並列接続された抵抗体33を含む。たとえば、抵抗要素R/32は、並列接続された32個の抵抗体33を含む。基準抵抗要素R8以外の抵抗要素R64〜抵抗要素R/32のそれぞれには、ヒューズ部35が並列接続されている。
全てのヒューズ部35が切断されていない状態では、基準抵抗要素R8以外の抵抗要素R64〜抵抗要素R/32がヒューズ部35により短絡されている。したがって、電流は、基準抵抗要素R8を通過した後、抵抗要素R64〜抵抗要素R/32を迂回するようにヒューズ部35に流れ込む。この場合、第1抵抗回路7は、基準抵抗要素R8のみを含むと見なせる。基準抵抗要素R8では、8個の抵抗体33が直列接続されているので、たとえば、1個の抵抗体33の抵抗値rを8Ωとすれば、抵抗体33の数(=8個)と抵抗値(=8Ω)との積(=8個×8Ω)により64Ωの合成抵抗値を得ることができる。
ヒューズ部35が切断されると、当該切断されたヒューズ部35に対応する抵抗要素Rは、共通内部電極膜10および第1内部電極膜11に電気的に接続される。したがって、ヒューズ部35を選択的に切断することにより、第1抵抗回路7全体の抵抗値を、細かく、かつデジタル的に、任意の抵抗値となるように調節できる。これにより、所望の抵抗値(合成抵抗)を得ることができる。たとえば、抵抗体33の抵抗値rの調整によって、たとえば1Ω以上10MΩ以下という広範な抵抗値を有する第1抵抗回路7を実現することもできる。
図10は、第1抵抗回路7の電気的構造の他の例を示す電気回路図である。
図10に示されるように、第1抵抗回路7は、基準抵抗要素R/16と、12種類の抵抗要素R/16、R/8、R/4、R/2、R1、R2、R4、R8、R16、R32、R64、R128の並列回路との直列回路を含む。基準抵抗要素R/16以外の12種類の抵抗要素R/16〜R128には、それぞれ、ヒューズ部35が直列に接続されている。
このような構成によっても、ヒューズ部35を選択的に切断することにより、第1抵抗回路7の抵抗値を、細かく、かつデジタル的に、任意の抵抗値となるように調節できる。これにより、所望の抵抗値(合成抵抗)を得ることができる。また、抵抗体33の抵抗値rの調整によって、たとえば1Ω以上10MΩ以下という広範な抵抗値を有する第1抵抗回路7を実現することもできる。
図11は、第1抵抗回路7の電気的構造のさらに他の例を示す電気回路図である。
図11に示されるように、第1抵抗回路7は、直列接続された複数の直列抵抗要素Re1(n=0,1,2・・・)と、並列接続された複数の並列抵抗要素Re2(n=0,1,2・・・)とを含む。直列抵抗要素Re1および並列抵抗要素Re2は、直列接続されている。直列抵抗要素Re1には、図9の構成と同様、抵抗回路毎に、ヒューズ部35が並列接続されている。並列抵抗要素Re2には、図10の構成と同様、抵抗回路毎に、ヒューズ部35が直列接続されている。したがって、直列抵抗要素Re1および並列抵抗要素Re2のいずれにおいても、ヒューズ部35の切断の有無により、合成抵抗値を変更および調節できる。
このような構成によっても、抵抗体33の抵抗値rの調整によって、たとえば1Ω以上10MΩ以下という広範な抵抗値を有する第1抵抗回路7を実現できる。たとえば、直列抵抗要素Re1側で高抵抗値(たとえば1kΩ以上の抵抗値)を容易に実現できると共に、並列抵抗要素Re2側で低抵抗値(たとえば1kΩ未満の抵抗値)を容易に実現できる。
図2を再度参照して、共通内部電極膜10、第1内部電極膜11および第2内部電極膜12は、いずれも、上面絶縁膜6上に形成された第1導電体膜41と、第1導電体膜41上に形成された第2導電体膜42とを含む積層構造を有している。第1導電体膜41は、抵抗膜ライン31と同一材料および同一厚さで形成されている。一方、第2導電体膜42は、導体膜32と同一材料および同一厚さで形成されている。
上面絶縁膜6上には、共通内部電極膜10、第1内部電極膜11および第2内部電極膜12を被覆するように、絶縁層50が形成されている。絶縁層50は、上面絶縁膜6側からこの順に積層されたパッシベーション膜51と樹脂膜52とを含む。パッシベーション膜51は、SiOまたはSiNを含む。樹脂膜52は、ポリイミドを含む。そして、基板2の側壁5には、その全域を被覆するように側壁絶縁膜53が形成されている。
図2および図3に示されるように、絶縁層50には、共通内部電極膜10の一部の領域(本実施形態では、長手方向中央部の領域)を選択的に露出させる共通パッド開口54と、第1内部電極膜11を選択的に露出させる第1パッド開口55と、第2内部電極膜12を選択的に露出させる第2パッド開口56とが形成されている。
共通パッド開口54内には、外部接続される共通外部電極57が配置されている。共通外部電極57は、共通パッド開口54内において共通内部電極膜10に電気的に接続されている。これにより、共通外部電極57は、共通内部電極膜10を介して第1抵抗回路7および第2抵抗回路8に電気的に接続されている。共通外部電極57は、絶縁層50から突出するように形成されており、当該絶縁層50を被覆する被覆部57aを有している。
第1パッド開口55内には、外部接続される第1外部電極58が配置されている。第1外部電極58は、第1パッド開口55内において第1内部電極膜11に電気的に接続されている。これにより、第1外部電極58は、第1内部電極膜11を介して第1抵抗回路7に電気的に接続されている。第1外部電極58は、絶縁層50から突出するように形成されており、当該絶縁層50を被覆する被覆部58aを有している。
第2パッド開口56内には、外部接続される第2外部電極59が配置されている。第2外部電極59は、第2パッド開口56内において第2内部電極膜12に電気的に接続されている。これにより、第2外部電極59は、第2内部電極膜12を介して第1抵抗回路7に電気的に接続されている。第2外部電極59は、絶縁層50から突出するように形成されており、当該絶縁層50を被覆する被覆部59aを有している。
共通外部電極57、第1外部電極58および第2外部電極59は、いずれも基板2側から順に積層されたNi膜と、Pd膜と、Au膜とを含むNi/Pd/Au積層膜であってもよい。
図1および図3を再度参照して、チップ抵抗器1は、基板2の側壁5および絶縁層50を切り欠いて形成された切欠部60を有しており、その外観が非対称形状とされている。より具体的には、チップ抵抗器1は、共通外部電極57(共通内部電極膜10)が配置された側の基板2の一つの角部(本実施形態では、第2抵抗回路8側の角部)が面取りされた切欠部60としての面取り部61を有している。
図3に示されるように、共通内部電極膜10には、面取り部61に沿って傾斜するように形成された部分10aを含んでいてもよい。この面取り部61により、共通外部電極57の配置を外観形状から把握可能となるため、チップ抵抗器1の取り扱い性および利便性を向上させることが可能となる。
共通外部電極57(共通内部電極膜10)が配置された側の基板2の両方の角部(第1抵抗回路7側の角部および第2抵抗回路8側の角部)を面取りすることによって二つの面取り部61を設けてもよい。また、共通外部電極57(共通内部電極膜10)が配置された側に代えて、第1外部電極58および第2外部電極59が配置された側の基板2の一つの角部または両方の角部に面取り部61を設けてもよい。また、基板2の角部に形成される面取り部61に代えて、平面視において基板2の縦辺2aまたは横辺2bの途中部に基板2の内方領域側に向かう切欠部60(たとえば凹部)を形成することによって、チップ抵抗器1の外観形状を非対称としてもよい。
第1抵抗回路7の抵抗値(合成抵抗の値)をR、第2抵抗回路8の抵抗値(合成抵抗の値)をR、各ダミー抵抗回路15の抵抗値(合成抵抗の値)をDRと定義すると、チップ抵抗器1は、図12に示す等価回路で表される。図12は、図1に示されるチップ抵抗器1の等価回路図である。
図12に示されるように、共通外部電極57および第1外部電極58に第1抵抗回路7が電気的に接続されていると共に、共通外部電極57および第2外部電極59に第2抵抗回路8が電気的に接続されている。ダミー抵抗回路15は、共通外部電極57、第1外部電極58および第2外部電極59のいずれにも電気的に接続されていない。共通外部電極57は、たとえばグランド端子として使用される。
図9〜図11において述べたように、第1抵抗回路7の抵抗値Rおよび第2抵抗回路8の抵抗値Rは、いずれも1Ω以上10MΩ以下という広範な値を取り得る。第1抵抗回路7の抵抗値Rおよび第2抵抗回路8の抵抗値Rは、同一の値(R=R)に設定されてもよいし、異なる値(R≠R)に設定されてもよい。
ここで、基板2の上面3に第1抵抗回路7のみを備える第1のチップ抵抗器と、基板2の上面3に第2抵抗回路8のみを備える第2のチップ抵抗器とを実装基板に実装する場合について考える。この場合、安全性や絶縁性の確保の観点から、第1のチップ抵抗器と第2のチップ抵抗器とを所定の距離だけ離して実装する必要がある。そのため、実装基板に対する第1のチップ抵抗器および第2のチップ抵抗器の実装に必要な面積(つまり、実装面積)が増大するという課題がある。
これに対して、本実施形態の構成によれば、共通の基板2の上面3に第1抵抗回路7および第2抵抗回路8が作り込まれた複合型のチップ抵抗器1を提供できる。このチップ抵抗器1によれば、製造工程時に使用するマスクのレイアウトに応じたルールで第1抵抗回路7および第2抵抗回路8を共通の基板2の上面3に作り込むことが可能となるから、実装基板の実装ルールの制限を受けずに第1抵抗回路7および第2抵抗回路8の微細化および近接化を図ることが可能となる。これにより、実装基板に対する実装面積を縮小できるチップ抵抗器1を提供できる。
また、本実施形態のチップ抵抗器1によれば、基板2の上面3における第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間の領域にダミー抵抗回路15が電気的に浮遊状態となるように配置されている。このダミー抵抗回路15によれば、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間に生じる電磁相互作用を吸収または遮蔽できる。
特に、本実施形態では、境界領域9内において複数のダミー抵抗回路15が対称に配置され、しかも、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8と略同様の構成とされているので、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間に生じる電磁相互作用をムラなく吸収または遮蔽できる。これにより、第1抵抗回路7の抵抗値および第2抵抗回路8の抵抗値が変動するのを抑制できる。その結果、優れた信頼性を有するチップ抵抗器1を提供できる。
また、本実施形態のチップ抵抗器1によれば、共通外部電極57が共通内部電極膜10を介して第1抵抗回路7および第2抵抗回路8に電気的に接続されている。また、これに加えて、共通外部電極57が共通内部電極膜10の長手方向中央部の領域を選択的に露出させる共通パッド開口54内に配置されることによって配線間距離が短くされている。これにより、共通外部電極57と第1抵抗回路7との間の配線インピーダンス(特性インピーダンス)および共通外部電極57と第2抵抗回路8との間の配線インピーダンスを効果的に低減できる。これにより、ノイズの発生を良好に低減できるチップ抵抗器1を提供できる。
<第2実施形態>
図13は、本発明の第2実施形態に係るチップ抵抗器71の一部切欠き斜視図である。図14は、図13に示されるXIV-XIV線に沿う横断面図であってチップ抵抗器71の内部構造を図解的に示す図である。図13および図14において、前述の第1実施形態で述べられた構成と同様の構成については同一の参照符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係るチップ抵抗器71が前述の第1実施形態に係るチップ抵抗器1と異なる点は、いわゆる0603チップ、0402チップ、03015チップ等と称される微小なチップ部品の複数(本実施形態では3つ)が一体的に形成された複合型のチップ部品であり、複数(本実施形態では3つ)の抵抗回路が搭載された基板72を含む点である。
図13および図14に示されるように、基板72は、平面視長方形状の上面73と、上面73の反対側に位置し、上面73と略同一形状の下面74と、上面73および下面74を接続する側壁75とを含む。基板72の上面73には、前述の上面絶縁膜6が形成されている。以下では、基板72の長手方向に沿う側壁75を長手側壁75aといい、基板72の短手方向に沿う側壁75を短手側壁75bという。
上面絶縁膜6上には、基板72の長手方向に沿って、前述の第1抵抗回路7および第2抵抗回路8に加えて、第3抵抗回路76がこの順に並んで配置されている。第2抵抗回路8と第3抵抗回路76とは、前述の境界領域9(以下、「第1の境界領域9」という。)の幅D(=0.02mm以上0.04mm以下)と同程度の幅Dに設定された第2の境界領域77を挟んで左右対称に配置されている。なお、基板72の長手方向の長さW3は、たとえば0.45mm以上0.1mm以下である。基板72の短手方向の長さW4は、たとえば0.3mm以上0.6mm以下である。
上面絶縁膜6上には、さらに、前述の共通内部電極膜10、第1内部電極膜11および第2内部電極膜12に加えて、第3抵抗回路76に電気的に接続される第3内部電極膜78が配置されている。共通内部電極膜10は、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8に加えて、第3抵抗回路76に電気的に接続されている。
共通内部電極膜10は、基板72の一方側の長手側壁75a(図14において下側の長手側壁75a)に沿って配置されており、長方形状に形成されている。より具体的には、共通内部電極膜10は、基板72の一方側の長手側壁75aと第1抵抗回路7との間の領域から、第1の境界領域9および第2の境界領域77を横切って当該基板72の長手側壁75aと第3抵抗回路76との間の領域に延びるように形成されている。共通内部電極膜10は、本実施形態では、基板72の短手方向において、第1抵抗回路7の全域、第2抵抗回路8の全域および第3抵抗回路76の全域に対向している。
第1内部電極膜11は、第1抵抗回路7に対して共通内部電極膜10とは反対側に配置されている。より具体的には、第1内部電極膜11は、長方形状に形成されており、基板72の長手側壁75a(図14において上側の長手側壁75a)、第1抵抗回路7、基板72の短手側壁75b(図14において左側の短手側壁75b)および第1の境界領域9によって区画された領域に配置されている。第1内部電極膜11は、第2抵抗回路8および第3抵抗回路76から電気的に分離(絶縁)されている。
第2内部電極膜12は、第2抵抗回路8に対して共通内部電極膜10とは反対側に配置されている。より具体的には、第2内部電極膜12は、長方形状に形成されており、基板72の長手側壁75a(図14において上側の長手側壁75a)、第2抵抗回路8、第1の境界領域9および第2の境界領域77によって区画された領域に配置されている。第2内部電極膜12は、第1抵抗回路7および第3抵抗回路76から電気的に分離(絶縁)されている。
第3内部電極膜78は、第3抵抗回路76に対して共通内部電極膜10とは反対側に配置されている。より具体的には、第3内部電極膜78は、長方形状に形成されており、基板72の長手側壁75a(図14において上側の長手側壁75a)、第3抵抗回路76、第2の境界領域77および基板72の短手側壁75b(図14において右側の短手側壁75b)によって区画された領域に配置されている。第3内部電極膜78は、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8から電気的に分離(絶縁)されている。
前述の絶縁層50には、前述の共通パッド開口54、第1パッド開口55および第2パッド開口56に加えて、第3内部電極膜78を選択的に露出させる第3パッド開口79が形成されている。第3パッド開口79内には、外部接続される第3外部電極80が配置されている。第3外部電極80は、第3パッド開口79内において第3内部電極膜78に電気的に接続されている。
これにより、第3外部電極80は、第3内部電極膜78を介して第3抵抗回路76に電気的に接続されている。第3外部電極80は、絶縁層50から突出するように形成されており、当該絶縁層50を被覆する被覆部80aを有している。第3外部電極80は、前述の共通外部電極57、第1外部電極58および第2外部電極59と同一の導電材料により形成されている。
なお、第3抵抗回路76は、図6〜図11において説明した前述の第1抵抗回路7と同様の構成を有しているので、その具体的な構成の説明は省略する。なお、第2の境界領域77には、ダミー抵抗回路81(ダミー抵抗回路群82)が形成されているが、その構成は、第1の境界領域9に形成された前述のダミー抵抗回路15(ダミー抵抗回路群16)と同様であるので、その具体的な構成の説明は省略する。以下では、第1の境界領域9に形成されたダミー抵抗回路15を「第1のダミー抵抗回路15」といい、第2の境界領域77に形成されたダミー抵抗回路81を「第2のダミー抵抗回路81」という。
第1抵抗回路7の抵抗値(合成抵抗の値)をR、第2抵抗回路8の抵抗値(合成抵抗の値)をR、第3抵抗回路76の抵抗値(合成抵抗の値)をR、各第1のダミー抵抗回路15の抵抗値(合成抵抗の値)をDR、各第2のダミー抵抗回路81の抵抗値(合成抵抗の値)をDRと定義すると、チップ抵抗器71は、図15に示す等価回路で表される。図15は、図13に示されるチップ抵抗器71の等価回路図である。
図15に示されるように、共通外部電極57および第1外部電極58に第1抵抗回路7が電気的に接続され、共通外部電極57および第2外部電極59に第2抵抗回路8が電気的に接続され、共通外部電極57および第3外部電極80に第3抵抗回路76が電気的に接続されている。第1のダミー抵抗回路15は、第1抵抗回路7と第2抵抗回路8との間の領域に配置されており、共通外部電極57、第1外部電極58、第2外部電極59および第3外部電極80のいずれにも電気的に接続されていない。第2のダミー抵抗回路81は、第2抵抗回路8と第3抵抗回路76との間の領域に配置されており、共通外部電極57、第1外部電極58、第2外部電極59および第3外部電極80のいずれにも電気的に接続されていない。
このように、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8に加えて、第3抵抗回路76が設けられたチップ抵抗器71によっても、前述の第1実施形態において述べた効果と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態はさらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の各実施形態の構成をさらに拡張して、図16に示される電気回路図で表される複合型のチップ抵抗器91が採用されてもよい。図16は、変形例に係るチップ抵抗器91の等価回路図である。
図16に示されるように、チップ抵抗器91は、一つの共通外部電極57に対して、n個(nは2以上の自然数)の外部電極E、E、・・・Eを含む。共通外部電極57と各外部電極E、E、・・・Eとの間には、抵抗回路Rc1、Rc2、・・・Rcnが一つずつ設けられている。そして、抵抗回路Rc1と抵抗回路Rc2との間の領域、抵抗回路Rc2と抵抗回路Rc3との間の領域、・・・抵抗回路Rc(n−1)と抵抗回路Rcnとの間の領域には、ダミー抵抗回路DRc1、DRc2、・・・DRc(n−1)がそれぞれ配置されている。なお、抵抗回路Rc1と抵抗回路Rc2との間の領域、抵抗回路Rc2と抵抗回路Rc3との間の領域、・・・抵抗回路Rc(n−1)と抵抗回路Rcnとの間の領域のいずれかに、ダミー抵抗回路DRc1、DRc2、・・・DRc(n−1)が存在しない領域が設定されていてもよい。
図16において、nが「2」である場合、前述の第1実施形態に係るチップ抵抗器1を得ることができる。また、nが「3」である場合、前述の第2実施形態に係るチップ抵抗器71を得ることができる。nが「4」の場合には、2つのチップ抵抗器1が所定の態様で一体化(1チップ化)された構成のチップ抵抗器を得ることができる。また、nが「5」の場合には、チップ抵抗器1とチップ抵抗器71とが所定の態様で一体化(1チップ化)された構成のチップ抵抗器を得ることができる。また、nが「6」の場合には、2つのチップ抵抗器71が所定の態様で一体化(1チップ化)された構成のチップ抵抗器を得ることができる。
このような複合型のチップ抵抗器91であっても、前述の第1実施形態において述べた効果と同様の効果を奏することができる。とりわけ、nの値が比較的大きい場合(たとえばnが「4」以上の場合)には、実装基板に対する実装面積をより一層縮小できると共に、n個の抵抗回路Rc1、Rc2、・・・Rcnを一度に実装できるから、実装時の手間を効果的に省くことができる。
また、前述の第1実施形態では、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8に共通に電気的に接続された共通外部電極57(共通内部電極膜10)が設けられた例について説明した。しかし、図17に示されるように、第1抵抗回路7および第2抵抗回路8は、必ずしも共通に接続される必要はない。図17は、他の変形例に係るチップ抵抗器101の内部構造を図解的に示す図である。
チップ抵抗器101は、前述の共通外部電極57(共通内部電極膜10)に代えて、第1外部電極58(第1内部電極膜11)および第2外部電極59(第2内部電極膜12)と同一の態様で形成された、第3外部電極102(第3内部電極膜103)および第4外部電極104(第4内部電極膜105)を含む。
この構成では、第1抵抗回路7は、第1外部電極58(第1内部電極膜11)および第3外部電極102(第3内部電極膜103)に電気的に接続されている。したがって、第1内部電極膜11および第3内部電極膜103が、第1抵抗回路7側の一対の第1内部電極膜を構成しており、第1外部電極58および第3外部電極102が、第1抵抗回路7側の一対の第1外部電極を構成している。
第2抵抗回路8は、第2外部電極59(第2内部電極膜12)および第4外部電極104(第4内部電極膜105)に電気的に接続されている。したがって、第2内部電極膜12および第4内部電極膜105が、第2抵抗回路8側の一対の第2内部電極膜を構成しており、第2外部電極59および第4外部電極104が、第2抵抗回路8側の一対の第2外部電極を構成している。第2抵抗回路8は、第1抵抗回路7から電気的に分離された状態で第2外部電極59および第4外部電極104により外部接続されている。
なお、チップ抵抗器101の構成では、前述の面取り部61(切欠部60)を設ける必要はない。一つの抵抗回路が他の抵抗回路から電気的に分離された状態で独立して外部接続される形態は、前述の第2実施形態にも適用可能である。
また、前述の各実施形態では、共通内部電極膜10の長手方向中央部の領域を選択的に露出させる共通パッド開口54内に共通外部電極57が配置された例について説明した。しかし、共通内部電極膜10の一方側または他方側の端部の領域を選択的に露出させる共通パッド開口54内に共通外部電極57が配置されてもよい。つまり、共通外部電極57は、基板2,72の一つの角部に沿って設けられていてもよい。
また、前述の各実施形態において、基板2は、半導体基板(シリコン基板)であってもよいし、ガラス(SiO)や樹脂(たとえばエポキシ樹脂)からなる絶縁性基板であってもよい。基板2が絶縁性基板からなる場合、側壁絶縁膜53および上面絶縁膜6を形成する必要はない。したがって、基板2が絶縁性基板からなる場合には、第1抵抗回路7、第2抵抗回路8および第3抵抗回路76等を、基板2の上面3に接するように当該基板2の上面3上に配置できる。
前述のチップ抵抗器1,71,91は、たとえば、電源回路用、高周波回路用、デジタル回路用等の回路素子として、電子機器、携帯電子機器等のモバイル端末に組み込むことができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1,71,91…チップ抵抗器、2,72…基板、7…第1抵抗回路、8…第2抵抗回路、10…共通内部電極膜、11…第1内部電極膜、12…第2内部電極膜、15,81…ダミー抵抗回路、16,82…ダミー抵抗回路群、21…ダミー抵抗膜ライン、22…ダミー導体膜、23…ダミー抵抗体、31…抵抗膜ライン、32…導体膜、33…抵抗体、76…第3抵抗回路、78…第3内部電極膜

Claims (13)

  1. 基板と、
    前記基板の上面に配置された第1抵抗回路と、
    前記基板の上面に、前記第1抵抗回路とは電気的に分離して配置された第2抵抗回路と、
    前記基板の上面に配置され、前記第1抵抗回路および前記第2抵抗回路に電気的に接続された共通内部電極膜と、
    前記基板の上面に配置され、前記第1抵抗回路に電気的に接続された第1内部電極と、
    前記基板の上面に配置され、前記第2抵抗回路に電気的に接続された第2内部電極と、
    前記基板の上面における前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路との間の領域に電気的に浮遊状態となるように配置され、前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路との間に生じる電磁相互作用を吸収するダミー抵抗回路とを含む、チップ抵抗器。
  2. 前記基板の上面における前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路との間の領域に前記ダミー抵抗回路が複数配置されている、請求項1に記載のチップ抵抗器。
  3. 前記複数のダミー抵抗回路は、同一の方向に延びる直線状に形成されている、請求項2に記載のチップ抵抗器。
  4. 前記第1抵抗回路に対する前記複数のダミー抵抗回路の配置および形状が、前記第2抵抗回路に対する複数のダミー抵抗回路の配置および形状と同一である、請求項2または3に記載のチップ抵抗器。
  5. 前記第1抵抗回路は、前記基板上に形成された抵抗膜と、前記抵抗膜の抵抗率よりも小さい抵抗率を有する導体膜であって、前記抵抗膜を抵抗体として選択的に露出させるように前記抵抗膜上に間隔を空けて形成された複数の導体膜とを含み、
    前記ダミー抵抗回路は、前記基板上に形成されたダミー抵抗膜と、前記ダミー抵抗膜の抵抗率よりも小さい抵抗率を有するダミー導体膜であって、前記ダミー抵抗膜をダミー抵抗体として選択的に露出させるように前記ダミー抵抗膜上に間隔を空けて形成された複数のダミー導体膜とを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のチップ抵抗器。
  6. 前記複数のダミー抵抗体は、互いに等しい抵抗値に設定されている、請求項5に記載のチップ抵抗器。
  7. 前記第1抵抗回路の前記抵抗体の抵抗値と、前記ダミー抵抗回路の前記ダミー抵抗体の抵抗値とが等しい値に設定されている、請求項5または6に記載のチップ抵抗器。
  8. 前記第1抵抗回路は、切断可能とされたヒューズ部を含み、
    前記ヒューズ部は、切断されることによって、複数の前記抵抗体の少なくとも1つを前記共通内部電極膜および前記第1内部電極に電気的に接続し、または、切断されることによって、複数の前記抵抗体の少なくとも1つを前記共通内部電極膜および前記第1内部電極から電気的に分離するように構成されている、請求項5〜7のいずれか一項に記載のチップ抵抗器。
  9. 前記共通内部電極膜に電気的に接続された共通外部電極と、
    前記第1内部電極に電気的に接続された第1外部電極と、
    前記第2内部電極に電気的に接続された第2外部電極とをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のチップ抵抗器。
  10. 前記基板の上面に、前記第1抵抗回路および前記第2抵抗回路とは電気的に分離して配置された第3抵抗回路と、
    前記基板の上面に配置され、前記第3抵抗回路に電気的に接続された第3内部電極とをさらに含み、
    前記共通内部電極膜は、前記第1抵抗回路および前記第2抵抗回路に加えて、前記第3内部電極に電気的に接続されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のチップ抵抗器。
  11. 前記第3抵抗回路は、前記第2抵抗回路と隣り合って配置されており、
    前記基板の上面における前記第2抵抗回路と前記第3抵抗回路との間の領域には、前記第2抵抗回路と前記第3抵抗回路との間に生じる電磁相互作用を吸収する第2のダミー抵抗回路が電気的に浮遊状態となるように配置されている、請求項10に記載のチップ抵抗器。
  12. 基板と、
    前記基板の上面に配置された第1抵抗回路と、
    前記第1抵抗回路とは電気的に分離して前記基板の上面に配置された第2抵抗回路と、
    前記第1抵抗回路に電気的に接続されるように前記基板の上面に配置された一対の第1内部電極膜と、
    前記第1抵抗回路から電気的に分離され、かつ、前記第2抵抗回路に電気的に接続されるように前記基板の上面に配置された一対の第2内部電極膜と、
    前記基板の上面における前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路との間の領域に電気的に浮遊状態となるように配置され、前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路との間に生じる電磁相互作用を吸収するダミー抵抗回路とを含む、チップ抵抗器。
  13. 前記一対の第1内部電極膜に電気的に接続され、前記第1抵抗回路を外部接続するための一対の第1外部電極と、
    前記一対の第2内部電極膜に電気的に接続され、前記第2抵抗回路を外部接続するための一対の第2外部電極とをさらに含む、請求項12に記載のチップ抵抗器。
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