JP2017194882A - 車載無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭い通信覆域内で路車間通信サービスを行う路側無線通信装置から、所定のアップリンク情報に対する期間限定情報を安定して受信する車載無線通信装置を提供する。【解決手段】アップリンク出力制御部104は、路側無線通信装置の通信覆域で、最初のアップリンク情報である第1アップリンク情報の送信に応じて、路側無線通信装置から配信される期間限定情報を安定して受信するために、第1アップリンク情報の送信時間を、路側無線通信装置から配信される期間限定情報を受信するまで、または予め決められた時間が経過するまで、延長するように第1アップリンク情報出力部102を制御し、さらに期間限定情報の受信の後に、第2アップリンク情報を送信するように第2アップリンク情報出力部103を制御する。【選択図】図2

Description

この発明は、自動車に設置され、路側無線通信装置との間で路車間通信を行う車載無線通信装置に関するものである。
自動車に設置した車載無線通信装置から路側に設置された路側無線通信装置に対して、所定の情報を送信(以降、「アップリンク」ともいう)し、この情報を受信した路側無線通信装置が所定のタイミングで対応する情報を車載無線装置に配信(以降、「ダウンリンク」ともいう)する路車間通信システムがある。
このような路車間通信システムとしては、VICS(Vehicle Information Communication and System:(財)道路交通情報通信システムセンターの登録商標)があり、無線通信メディアとしては近赤外線および電波が使われている。
特開2015−148924号公報(第6〜13頁、第1図)
一般社団法人UTMS協会、平成27年3月、「平成26年度 戦略的イノベーションプログラム(自動走行システム)信号情報のリアルタイム活用技術の開発及び実証 報告書」http://www.sip−adus.jp/ps_rd/rd_results/economy/pdf/doc2.pdf
最近では、近赤外線通信を用いて、車載無線通信装置が所定のアップリンク情報を路側無線通信装置に送信すると、路側無線通信装置が設置された路線の位置から下流方向(自動車の進行方向)にある信号機の情報(路線信号情報)を配信する路車間通信サービスがある。(非特許文献1参照)
近赤外線通信の通信覆域は、車線毎に1つ用意され、車線進行方向に約5m、車線幅方向に約2.5mで通信覆域が展開されており、このように限られた通信覆域を通過する自動車に対して情報提供するサービスにおいては、如何にして、この限られた通信覆域内で期待する通信を完遂するか、が問題となる。
このような問題に対して、特許文献1では、車載無線通信装置から所定のアップリンク情報(ここでは「アップリンク情報2」と呼ぶ)が路側無線通信装置に安定して通知するために、アップリンク情報2を車載無線通信装置から送信するタイミングを、安定した通信覆域内で行うように調整している。
しかしながら、この特許文献1においては、車載無線通信装置が最初に送信するアップリンク情報(ここでは「アップリンク情報1」と呼ぶ)を路側無線通信装置が受信した時点から、たとえば数百ミリ秒と限られた時間でのみ路側無線通信装置から配信される情報(以降、「期間限定情報」ともいう)を安定して受信することは考慮されていない。
たとえば、前方にトラックやバスなどの車高の高い自動車(以降、「前方の自動車」ともいう)が走行している状況下にある自動車(以降、「自車」ともいう)においては、前方の自動車に通信がランダムなタイミングで遮られてしまうことがある。
このような場合、特許文献1では安定した通信覆域に自車が侵入したと思い、アップリンク情報1の送信を停止し、アップリンク情報2を送信した直後に、通信覆域が不安定となり、車載無線通信装置で期間限定情報も受信できないだけでなく、アップリンク情報2が路側無線通信装置で正常に受信できない可能性がある。
また、無線通信装置を設置した自動車の後方または側方車線を走行している自動車(以降、「自車」ともいう)が、所定の通信覆域内でアップリンク情報1を送信・停止し、期間限定情報の受信を待ち受けている状態時に、この通信覆域を展開する路側無線通信装置が、側方車線または後方の自動車の無線通信装置から送信されたアップリンク情報1を受信し、自車の側方車線または後方を走行している車両に対して、期間限定情報を配信する、もしくは、期間限定情報の配信を停止する可能性がある。
また、路車間通信サービスにおいては、車載無線通信装置に接続する通信アンテナ等(光受光部)の設置条件によって安定して通信できない場合がある。
しかしながら、上述のように通信の遮蔽、混信に加えて、そもそも路側無線通信装置の設置に不備がある場合もあるため、通信アンテナの最適な設置条件を導出するのは難しいという、問題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、狭い通信覆域内で路車間通信サービスを行う路側無線通信装置から、所定のアップリンク情報に対する期間限定情報を安定して受信する車載無線通信装置を得ることを目的とする。
この発明に係わる車載無線通信装置においては、路側無線通信装置との間の路車間通信により、路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する車載無線通信装置であって、路側無線通信装置にアップリンク情報を送信する送信部、路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する受信部、この受信部により受信されたダウンリンク情報の種別および内容を解析する受信情報解析部、およびこの受信情報解析部による解析結果に応じて、アップリンク情報の送信を制御するアップリンク出力制御部を備え、アップリンク出力制御部は、路側無線通信装置に対して最初にアップリンクする第1アップリンク情報の送信時間を、第1アップリンク情報に対して路側無線通信装置から送信される特定のダウンリンク情報を受信するまで、または予め決められた時間が経過するまで、延長するように制御するものである。
この発明によれば、路側無線通信装置との間の路車間通信により、路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する車載無線通信装置であって、路側無線通信装置にアップリンク情報を送信する送信部、路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する受信部、この受信部により受信されたダウンリンク情報の種別および内容を解析する受信情報解析部、およびこの受信情報解析部による解析結果に応じて、アップリンク情報の送信を制御するアップリンク出力制御部を備え、アップリンク出力制御部は、路側無線通信装置に対して最初にアップリンクする第1アップリンク情報の送信時間を、第1アップリンク情報に対して路側無線通信装置から送信される特定のダウンリンク情報を受信するまで、または予め決められた時間が経過するまで、延長するように制御するので、通信環境が不安定な場所においても、特定のダウンリンク情報を安定して受信することができる。
この発明の実施の形態1〜実施の形態3による路車間通信システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1による路車間通信システムの車載無線通信装置を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1による路車間通信システムの車載無線通信装置のアップリンク通信を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による路車間通信システムの車載無線通信装置を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2による路車間通信システムの車載無線通信装置のアップリンク通信を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による路車間通信システムの車載無線通信装置のアップリンク通信シーケンスを示す図である。 この発明の実施の形態3による路車間通信システムの車載無線通信装置を示す機能ブロック図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による路車間通信システムを示す構成図である。
図1において、路車間通信システムは、自動車に設置された車載無線通信装置1と、路側に設置された路側無線通信装置2とが双方向通信を行う。
路側無線通信装置2は、通常、同報通信をしており、所定のデータフォーマットの情報列を所定周期で配信し続けている。
車載無線通信装置1は、路側無線通信装置2の通信覆域を通過する場合に、同報配信されている情報を受信した後、路側無線通信装置2に対して「第1アップリンク情報」の送信を開始する。車載無線通信装置1は、この「第1アップリンク情報」の送信を一定周期で、所定時間継続した後、送信を停止する。
具体的には、車載無線通信装置1は、「第1アップリンク情報」の送信中に受信した後述の「アップリンク通信確認情報」の内容から、路側無線通信装置2へ第1アップリンク情報が到達したことを確認できる場合は「第1アップリンク情報」の送信を停止する。
なお、「アップリンク通信確認情報」の内容から路側無線通信装置2へ第1アップリンク情報が到達したことが確認できる場合とは、たとえば、事前に車載無線通信装置1が路側無線通信装置2に対して送信した「第1アップリンク情報」に含まれる車載無線通信装置1の固有情報(車載無線通信装置識別情報)と同等の内容が、受信した「アップリンク通信確認情報」に含まれる場合などである。
路側無線通信装置2は、「第1アップリンク情報」の内容から、たとえば路線信号情報(非特許文献1参照)などのような期間限定情報(特定のダウンリンク情報)を車載無線通信装置1に配信可能かどうかを確認し、可能である場合は、その時点から数百ミリ秒などの限られた時間の間、期間限定情報を配信する。
この路側無線通信装置2における期間限定情報の配信可否確認は、具体的には「第1アップリンク情報」の内容に含まれる所定の情報を用いて行われる。
たとえば、「第1アップリンク情報」に含まれる車載無線通信装置1の種別を示す情報が、「256kbpsアップリンク通信対応車載無線通信装置」であれば、路側無線通信装置2は、期間限定情報を配信し、それ以外の場合は配信しない。
なお、「アップリンク通信確認情報」には、「第1アップリンク情報」の到達確認情報の他に、路側無線通信装置2が「第2アップリンク情報」に対応しているか否かを示す情報が含まれており、車載無線通信装置1は、路側無線通信装置2が「第2アップリンク情報」に対応しているか否かを識別することができる。
たとえば、車載無線通信装置1は、受信した「アップリンク通信確認情報」から、「路側無線通信装置2へ第1アップリンク情報が到達したこと」と、「第2アップリンク情報に対応している路側無線通信装置2であること」が確認できた場合に、「第1アップリンク情報」の送信を停止し、「第2アップリンク情報」の送信を開始する。
車載無線通信装置1における「第2アップリンク情報」の送信処理は、1回または所定時間継続後に停止する。
図2は、この発明の実施の形態1による路車間通信システムの車載無線通信装置を示す機能ブロック図である。
図2において、車載無線通信装置1は、次のように構成されている。
光送信部101(送信部)は、赤外線通信出力を行う。第1アップリンク情報出力部102は、光送信部101を介して第1アップリンク情報を出力する。第2アップリンク情報出力部103は、光送信部101を介して第2アップリンク情報を出力する。
光受信部105(受信部)は、路側無線通信装置2からの情報を受信する。受信情報解析部106は、光受信部105に受信されたデータを解析して、結果をアップリンク出力制御部104に通知する。
アップリンク出力制御部104は、受信情報解析部106から通知された、光通信状態情報(路側無線通信装置2からの配信情報受信開始から終了、期間限定情報の受信、路側無線通信装置2の期間限定情報の配信有無、第1アップリンク情報の通信成否、路側無線通信装置2の第2アップリンク情報対応有無)に応じて、アップリンク情報の出力を制御する。すなわち、第1アップリンク情報と第2アップリンク情報のいずれかの「出力あり」、または、アップリンク情報(第1アップリンク情報と第2アップリンク情報の双方)の「出力なし」を選択する。
次に、動作について説明する。
実施の形態1は、路側無線通信装置2から期間限定情報が配信される契機となる第1アップリンク情報の送信を、車載無線通信装置1が期間限定情報を受信するまで、または、第1アップリンク情報の送信最大時間まで継続するようにしたものである。
以下に、詳細に説明する。
光受信部105は、路側無線通信装置2から通信される情報(以降、「配信情報」ともいう)を、たとえば光信号で送信されるデータをコンピュータが判読できるバイナリ(2値化されたデータ)に変換して、受信情報解析部106に通知する。このバイナリデータは、1ビットから数バイトまで単位は問わないものとする。
たとえば、光受信部105から受信情報解析部106に通知する配信情報を、ソフトウェア設計上の取り決めにより固定長のバイナリデータ列(128バイト固定など)として渡すようにしても良いし、あらかじめ定めた時間(5ミリ秒間など)の間に受信できた可変長のバイナリデータとしても良い。
受信情報解析部106では、光受信部105から通知された配信情報の情報種別と内容を解析する。
具体的には、配信情報は、コンピュータでどのような配信情報であるかを識別するための「情報種別識別ID(Identification)番号」と、情報種別識別ID番号ごとに固有の「固有情報」から構成される。
実施の形態1においては、この受信情報解析部106が、光受信部105により受信された配信情報の「情報種別識別ID番号」が、期間限定情報(たとえば、路線信号情報)であるか否かを判定し、その判定結果をアップリンク出力制御部104に通知する。
また、受信情報解析部106は、路側無線通信装置2から配信された情報を光受信部105が受信している通信期間(受信開始から受信終了までの期間)を、アップリンク出力制御部104に通知する。
この通信期間は、最初に配信情報を受信した時点から最後に配信情報を連続して受信した時点までの間の時間としても良いし、最後の配信情報を受信してから一定時間経過した時点までとしても良い。
また、「最初に配信情報を受信した時点」とする、「最初の配信情報」は、光受信部105に受信されたビット単位のデータでも良いし、たとえば路側無線通信装置2の通信覆域が展開されている車線、期間限定情報の配信有無などがわかる所定の「情報種別識別ID番号」(たとえば車線通知情報)などの纏まった配信情報列を受信した時点としても良い。
受信情報解析部106から通知された、光通信状態情報(路側無線通信装置2からの配信情報受信開始から終了、期間限定情報の受信、路側無線通信装置2の期間限定情報の配信有無、第1アップリンク情報の通信成否、路側無線通信装置2の第2アップリンク情報対応有無)に応じて、アップリンク出力制御部104が、「第1アップリンク情報の出力あり」、「第2アップリンク情報の出力あり」、「アップリンク情報の出力なし」のいずれかを選択する。
「第1アップリンク情報の出力あり」を選択した場合は、第1アップリンク情報出力部102に対して「アップリンク情報出力要求情報」を通知し、「第2アップリンク情報の出力あり」を選択した場合は、第2アップリンク情報出力部103に対して、「アップリンク情報出力要求情報」を通知する。
第1アップリンク情報出力部102、および第2アップリンク情報出力部103は、アップリンク出力制御部104から「アップリンク情報出力要求情報」を受けた場合、それぞれ所定のアップリンク情報を生成して、光送信部101から路側無線通信装置2に送信する。
次に、実施の形態1におけるアップリンク通信の処理手順について説明する。
アップリンク出力制御部104は、通信期間の開始時点からアップリンク出力処理を開始する。アップリンク出力処理は所定時間おきに行われる。
以下に、図3を用いて、この実施の形態1におけるアップリンク出力制御部104のアップリンク通信の処理について説明する。
まず、アップリンク出力制御部104は、受信情報解析部106から路側無線通信装置2との通信開始通知を受け、アップリンク出力処理を開始する(ステップS101)。
アップリンク出力処理は、アップリンク開始時から所定時間経過(たとえば1ミリ秒など)するごとに行われる。すなわち、アップリンク出力開始時から所定時間経過するまで待つ(ステップS102)。
なお、アップリンク出力開始時の1回目(図3のフローの1ループ目)については、開始時に1回アップリンクしたい場合は、ステップS102の所定時間が経過している(YES)とみなしてもよいものとする。
次に、ステップS102で、所定時間経過した場合(YESの場合)、路側無線通信装置2から期間限定情報の配信有無(受信情報解析部106からアップリンク出力制御部104に通知される情報)を確認する(ステップS103)。
ステップS103で、路側無線通信装置2からの期間限定情報の配信有無が不明である場合(受信情報解析部106にて期間限定情報の配信有無を判定するために必要な情報(たとえば車線通知情報)を受信していない場合)は、配信有として扱うものとする。
ステップS103で、路側無線通信装置2からの期間限定情報の配信が有の場合(YESの場合)、期間限定情報が未受信であるか否か(受信情報解析部106からアップリンク出力制御部104に通知される情報)を確認する(ステップS104)。
ステップS104で、期間限定情報が未受信の場合(YESの場合)、第1アップリンク送信可能時間内か否かを確認する(ステップS105)。
第1アップリンク送信可能な時間内であれば、第1アップリンク情報出力部102に対して、第1アップリンク情報の出力指示を行い、光送信部101を介して、路側無線通信装置2に対して、第1アップリンク情報を出力(ステップS106)し、次のアップリンク出力処理を行うまでの所定時間が経過するのを待つ(ステップS102へ戻る)。
なお、第1アップリンク送信可能時間は、通信仕様または通信規格で定められた時間であり、たとえば通信開始時から所定時間(たとえば通信開始時点から160ミリ秒間)などと定義される。後述のステップS109の第2アップリンク送信可能時間も同様とする。
ステップS103で、路側無線通信装置2から期間限定情報が配信されていない場合(NOの場合)、第1アップリンク情報が路側無線通信装置2に到達しているか否か(第1アップリンク通信が成功している否か)を確認する。(ステップS107)
この第1アップリンク情報が路側無線通信装置2に到達しているか否かの確認については、受信情報解析部106が、事前に路側無線通信装置2に送信している第1アップリンク情報に格納した「車載無線通信装置識別情報」が路側無線通信装置2の配信情報(たとえば、車線通知情報など)に含まれることを確認することで行う。
ステップS107で、第1アップリンク通信が成功している場合(YESの場合)、路側無線通信装置2が第2アップリンク通信サービスに対応しているか否かを確認(ステップS108)する。
ステップS107で、第1アップリンク通信が成功していない場合(NOの場合)は、ステップS105に処理を移行し、第1アップリンク通信の再送信シーケンスに入る。
ステップS108で、路側無線通信装置2が、第2アップリンク通信サービスに対応している場合(YESの場合)、第2アップリンク通信を出力可能な時間内(仕様で定められた時間内か否か)であるかどうかを確認する(ステップS109)。
出力可能である場合(ステップS109でOKの場合)は、第2アップリンク情報出力部103に対して、第2アップリンク情報の出力指示を行い、光送信部101を介して、路側無線通信装置2に対して、第2アップリンク情報を出力(ステップS110)し、次のアップリンク出力処理を行うまでの所定時間が経過するのを待つ(ステップS102へ戻る)。
ここで、路側無線通信装置2が、第2アップリンク通信サービスに対応しているか否かは、受信情報解析部106にて路側無線通信装置2から配信される「256kbps通信対応」など第2アップリンク通信サービスに対応していることがわかる情報を受信し、その結果(第2アップリンク通信サービス対応有無)が、受信情報解析部106からアップリンク出力制御部104に事前に通知されているものとする。
ステップS108、S109それぞれで、第2アップリンク通信の出力ができない場合は、アップリンク出力処理を終了する(ステップS111)。
また、ステップS104で、期間限定情報が受信済みの場合(NOの場合)は、第2アップリンク通信の処理シーケンス(ステップS108〜S110の処理フロー)に移行する。
また、ステップS105で、第1アップリンク送信可能時間内でない場合(NOの場合)も、第2アップリンク通信の処理シーケンス(ステップS108〜S110の処理フロー)に移行する。
次に、実施の形態1の効果について述べる。
従来の車載無線通信装置1では、第1アップリンク通信が路側無線通信装置2に到達確認できた時点で、第1アップリンク通信を停止し、第2アップリンク通信処理に移行していたため、第1アップリンク通信を配信のトリガとする路線信号情報のような期間限定情報の受信が安定して行えなかった。
これに対し、実施の形態1によれば、路線信号情報のような期間限定情報が配信される路側無線通信装置2との通信において、車載無線通信装置1にて期間限定情報が受信されるまで、かつ、通信仕様または通信規格を逸脱しない範囲の条件にて、当該期間限定情報の配信トリガとなるアップリンク情報(本実施の形態では第1アップリンク情報)の送信時間を延長することで、期間限定情報を安定して受信することができる。
実施の形態2.
実施の形態1の車載無線通信装置1は、路側無線通信装置2からの配信情報の受信動作(ダウンリンク受信動作)と、車載無線通信装置1から路側無線通信装置2へのアップリンク情報の送信動作(アップリンク送信動作)が同時並行して行われる全二重通信と呼ばれる通信が可能であることを前提としていた。
しかしながら、実際は、車載無線通信装置1がアップリンク送信動作中にダウンリンク受信動作をしない半二重通信である場合もある。
実施の形態2は、このような車載無線通信装置1がアップリンク送信動作中にダウンリンク受信動作をしない半二重通信である場合についてのもので、実施の形態1と同様の効果を実現するためのものである。
実施の形態2の路車間通信システムの構成は、図1と同じである。
図4は、この発明の実施の形態2による路車間通信システムの車載無線通信装置を示す機能ブロック図である。
図4において、符号1、102〜104、106は図2におけるものと同一のものである。図4では、光送信部101と光受信部105において、半二重通信のため、光送信部101の送信中は、光受信部105が利用できないという機能上の制約がある。
また、図4の車載無線通信装置1が、通信を行うコンピュータすなわち計算機である場合の構成として、演算装置となるCPU(Central Processing Unit)121と、ソフトウェアを動かしたり、データを処理したりするためのROM122(Read Only Memory)およびRAM123(Randam Access Memory)があらかじめ搭載されているものとする。
図4の光送信部101と光受信部105の事例としては、たとえば近赤外線の受光素子と送信用のフォトダイオードが一体となっているハードウェアにおいて、送信用のフォトダイオードの光信号を受光素子が受信してしまうために、受信と送信を排他的に使う場合、このハードウェアの物理インタフェースが送信と受信のいずれか一方を切り替えて使う仕様となっている場合、さらには車載無線通信装置1の演算装置であるCPU121の性能が受信と送信を同時に実行できない場合などがあげられる。
因みに実施の形態1で、CPUが搭載されている場合に、受信と送信を同時に実行できるものが搭載されている。
次に、図5を用いて、実施の形態2の車載無線通信装置1のアップリンク通信の処理手順について説明する。
図5が、実施の形態1の図3のアップリンク通信のフローチャートと異なる点は、ステップS102のYESのときの処理であるステップS112の「アップリンク送信処理へ切り替え」と、ステップ106およびステップ110の次の処理であるステップS113「ダウンリンク受信処理へ切り替え」の2つの処理が新たに追加されている点である。
車載無線通信装置1が半二重通信(送信と受信のいずれか一方を選択して実行する通信形式)を利用する場合、「アップリンク送信処理へ切り替え」とは、車載無線通信装置1が受信処理のみが可能な状態へ移行することを示し、受信処理中は送信処理ができない(すなわちアップリンク送信処理ができない)。
また、その逆も同様であり、「ダウンリンク受信処理へ切り替え」とは、車載無線通信装置1が送信処理のみが可能な状態へ移行することを示し、送信処理中は受信処理ができない(すなわち路側無線装置2からの配信情報を受信できない)。
図5のフローチャートにおいて、ステップS102の「所定時間」は、路側無線通信装置2から配信される情報(ダウンリンク情報)を受信する時間T1[ミリ秒](ダウンリンク受信時間)とする。
また、ステップS105の「第1のアップリンク送信可能時間」を、通信開始時(たとえば路側無線通信装置2から配信情報を受信した最初の時刻)から、第1アップリンク情報を路側無線通信装置2に送信しても良い時間T2[ミリ秒]とする。
また、ステップS106における「第1アップリンク情報出力」は、所定時間T3[ミリ秒]間のあいだ所定周期(1ミリ秒)で繰り返し出力する処理とし、「第1アップリンク情報出力」をT3時間実行したのち、ステップS113で、車載無線通信装置1の通信処理を「ダウンリンク受信処理」へ切り替えた後、ステップS102でT1時間待ってから、ステップS112の処理で、車載無線通信装置1の通信処理を「アップリンク送信処理」へ切り替えて、第1アップリンク情報または第2アップリンク情報の送信可否判定処理(ステップS103以降)へ移行するものとする。
次に、車載無線通信装置1と路側無線通信装置2間の通信シーケンスの例について、図6を用いて説明する。
実施の形態2の車載無線通信装置1は、路側無線通信装置2から配信される情報の受信処理と、第1アップリンク情報または第2アップリンク情報の送信処理を同時に行えないものとする。
以降の説明においては、車載無線通信装置1の1回目の受信処理を受信処理1、1回目の送信処理を送信処理1と呼ぶものとし、送信処理と受信処理を切り替える都度、受信処理2、送信処理2、受信処理3、送信処理3、・・・と定義する。
図6で、まず、車載無線通信装置1は、受信処理1の状態で走行しており、路側無線通信装置2は、所定の情報を同報配信している。この所定の情報の内容はここでは問わないが、たとえば路側無線通信装置2の位置情報だったり、路側無線通信装置2が設置されている路線の渋滞、交通規制などだったりしても良い。
図6のステップS201は、車載無線通信装置1が路側無線通信装置2の通信覆域に入り、車載無線通信装置1が、「アップリンク出力開始」を判定する「アップリンク出力開始判定情報」を受信し、アップリンク出力処理を開始(図5のステップS101)し、以降は、図5のステップS102→ステップS112→ステップS103→ステップS104→ステップS105→ステップS106→ステップS113の順に処理が行われた場合である。
ここで、「アップリンク出力開始判定情報」は、たとえば車線通知情報など、路側無線通信装置2に対して第1アップリンク情報または第2アップリンク情報を送信するために必要な情報、または路側無線通信装置2が対応するアップリンク通信の情報(たとえば第2アップリンク通信の対応有無など)を利用するのが望ましいが、これは、図5のステップS103で、路側無線通信装置2が期間限定情報を配信しているかどうかが判定できるためである。
仮に、路側無線通信装置2が期間限定情報を配信しているかどうか不明なまま、図5のステップS103の処理を行うことになった場合は、「期間限定情報を配信なし」と判定して、図5のステップS107に処理を移行しても良い。
この場合、ステップS107でも、第1アップリンク通信の成否確認ができないため、「NO」と判定され、ステップS105へ処理をすすめ、第1アップリンク通信が可能な時間内であれば、ステップS106で、第1アップリンク通信処理を行う。
また、上述の「アップリンク出力開始」は、図5のステップS101とも対応する。
また、図5のステップS102では、「アップリンク出力開始」直後、所定時間経過するのを待つだけであると、路側無線通信装置2への初回のアップリンク通信開始が、この所定時間待つ分の遅延をしてしまうため、ステップS102の判定処理においては、路側無線通信装置2へのアップリンク出力開始直後、すなわちステップS102の初回判定時(図5のアップリンク出力開始、ステップ101〜アップリンク出力終了、ステップ111までの間の初回判定処理時)は、所定時間待たずにステップS112の処理に移行しても良い。
次に、図6のステップS202は、ステップS201後に、図5のステップS102→ステップS112→ステップS103→ステップS104→ステップS105→ステップS106→ステップS113の順に処理が同様に行われた場合である。
ステップS201とステップS202の大きな違いは、
(1)ステップS201では、路側無線通信装置2へ車載無線通信装置1からの第1アップリンク通信が到達せず、期間限定情報が配信されていない。
(2)ステップS202では、第1アップリンク通信が路側無線通信装置2に到達し、期間限定情報も車載無線通信装置1で受信できている。
の(1)(2)の点である。
図6のステップS203は、このステップS202の後に、図5のステップS112→ステップS103→ステップS104→ステップS108→ステップS109→ステップS110の順に処理が行われた場合であり、ステップS104で、期間限定情報(たとえば路線信号情報など)が受信されたと判定され(YESと判定され)、路側無線通信装置2が第2アップリンクサービスに対応しており、第2アップリンク通信が可能な時間内である場合である。
なお、図6において、受信処理1、送信処理1、受信処理2、送信処理2・・における時間は、その都度、可変としても良いし、固定時間としても良い。
たとえば、送信する第1アップリンク情報のデータ量がX[バイト]の場合、データ量を送信するために必要な時間Tx[ミリ秒]を計算して、送信処理1、2の時間をその通信処理毎に変更しても良い。
この場合、その送信処理は、図5のステップS106およびステップS110の処理にて、送信する第1、第2アップリンク情報のデータ量からアップリンク情報を送信する時間を計算して、行っても良い。
受信処理も同様に、たとえば、図6において、受信処理2で路側無線通信装置2から配信されるデータを全て受信しきれない(たとえば、受信処理2から送信処理2に切り替えた際に、分割配信されている受信データが組みあがらない、または、データパケットの抜けがある場合など)において、受信処理2におけるステップS102の「所定時間」、すなわち路側無線通信装置2から配信される情報(ダウンリンク情報)を受信するダウンリンク受信時間T1[ミリ秒]を、受信処理3ではT1+α(所定の加算時間)、もしくは、T1×n(所定の倍率)など、T1より大きなダウンリンク受信時間を確保して受信データを受信できるようにしても良い。
また、受信処理1、受信処理2、受信処理3・・・で、各回とも路側無線通信装置2から同じ配信情報が配信される場合は、各受信処理で受信したデータを、独立したデータ単位で結合しても良い。独立したデータ単位とは、たとえば現在位置情報、簡易図形情報、路線信号情報などの個別で意味を成し、かつ、個別データ単位で分割されて送信されるデータ単位である。
この場合、受信情報解析部106が、各受信処理(受信処理1、受信処理2、受信処理3・・・)で、分割されて送信されるデータを結合し、配信されるデータを全て受信しきれているか否か(たとえば、受信処理2から送信処理2に切り替えた際に、分割配信されている受信データが組みあがらない、または、データパケットの抜けがあるか否か)、または、受信できていないデータ量Y[バイト]をアップリンク出力制御部104に通知して、アップリンク出力制御部104で受信できていないデータ量に応じて、ダウンリンク受信時間T1を長くすることで、受信できていないデータの受信確率を高めても良い。
この時、アップリンク送信時間(たとえば、図5のステップS106における「第1アップリンク情報出力」を継続する時間T3[ミリ秒])を短くして、路側無線通信装置2との総通信時間におけるダウンリンク受信時間T3の割合が多くなるようにしても良い。
次に、実施の形態2の効果について述べる。
実施の形態2は、車載無線通信装置1が送信と受信の一方の動作を選択して実行するような半二重通信方式である場合において、かつ、数メートルから数十メートルと限られた通信覆域を持ち、特定の路側無線通信装置2が、車載無線通信装置1から得たアップリンク情報に応じて、特定のダウンリンク情報を所定期間だけ配信し、かつ、車載無線通信装置1から通信速度または内容の異なる特定のアップリンク情報の送信を要求する(システム仕様や規格から要求されることを含む)路車間通信システムについてのものである。
半二重通信方式の場合に、路側無線通信装置2が、特定のダウンリンク情報を配信するか否か、特定のアップリンク情報を要求するか否かを車載無線通信装置1が確認して、その結果に応じて、通信覆域内で特定情報の受信時間を確保できるように、ダウンリンクの受信処理とアップリンクの送信処理のタイミングを切り替えることで、車載無線通信装置1の特定のダウンリンク情報の受信確率を高めることができる。
その結果、特定のダウンリンク情報を利用したサービス(たとえば信号情報提供サービス)などを、車載無線通信装置1を設置した自動車を運転するユーザー(ドライバー)に対して、安定して提供することができるようになる、という効果を奏する。
実施の形態3.
実施の形態3の路車間通信システムは、図1と同じである。
図7は、この発明の実施の形態3による路車間通信システムの車載無線通信装置を示す機能ブロック図である。
図7において、符号1、101〜106は図2におけるものと同一のものである。図7では、車載無線通信装置1に、カーナビゲーションのような情報装置である外部情報装置3が接続されている。車載無線通信装置1および外部情報装置3間は、USB(Universal Serial Bus)、Ethernet(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)などの物理インタフェースで接続される。
車載無線通信装置1には、実施の形態1の構成に対して、情報出力部107(出力部)、アップリンクコンテンツ入力部108および記憶部109が追加されている。
情報出力部107は、受信情報解析部106で受信した配信情報、または、通信開始時などの光通信状態情報を外部情報装置3に出力する。出力された情報は、外部情報装置3の情報入力部301で受信される。
アップリンクコンテンツ入力部108は、外部情報装置3のアップリンクコンテンツ出力部302から出力されたアップリンク情報内容(アップリンクコンテンツ)を受信し、アップリンク出力制御部104に、受信したアップリンクコンテンツを通知し、第1アップリンク情報または第2アップリンク情報にアップリンクコンテンツの全てまたは一部を入れる。
記憶部109は、フラッシュメモリなど電源OFF時も記録したデータを保持する。
次に、動作について説明する。
実施の形態1では、車載無線通信装置1で、安定して期間限定情報を受信する構成および通信処理手順について説明した。
車載無線通信装置1の利用形態としては、図7のように車載無線通信装置1とカーナビゲーションのような情報装置である外部情報装置3を接続して、車載無線通信装置1で受信した配信情報(たとえば交通情報など)の外部情報装置3への出力、および外部情報装置3からアップリンクする情報内容(コンテンツ)の入力が行なわれる場合などがある。
実施の形態3は、このように車載無線通信装置1に外部情報装置3が接続された場合についてのものである。
車載無線通信装置1の情報出力部107は、受信情報解析部106により受信された配信情報、または、通信開始時などの光通信状態情報を、外部情報装置3に出力し、この出力された情報は、外部情報装置3の情報入力部301で受信される。
一方、車載無線通信装置1のアップリンクコンテンツ入力部108は、外部情報装置3のアップリンクコンテンツ出力部302から出力されたアップリンク情報内容(アップリンクコンテンツ)を受信するとともに、アップリンク出力制御部104に、受信したアップリンクコンテンツを通知し、アップリンク出力制御部104で、第1または第2のアップリンク情報にアップリンクコンテンツの全てまたは一部を入れる。
車載無線通信装置1の受信情報解析部106が、期間限定情報を配信している通信覆域と配信していない通信覆域の2つに対して、
[通信安定性を評価するためのログ情報]
(1)受信電力・受光密度の最大、最小、平均値
(2)期間限定情報の受信成功回数、失敗回数
(3)第1アップリンク情報を送信開始から停止までの時間
(4)第1アップリンク送信開始時から期間限定情報を受信完了するまでの時間
(5)通信開始から通信切断までの時間
の少なくともいずれか1つの情報を計算し、記憶部109に記録する。
記憶部109に記録されている(1)〜(5)の情報は、情報出力部107により外部情報装置3に出力される。
また、情報出力部107は、受信情報解析部106により受信された路線信号情報などの「配信情報」と、通信開始などの「光通信状態情報」も外部情報装置3に出力する。
次に、実施の形態3の効果について述べる。
従来の車載無線通信装置1は、ソフトウェアを書き換えしない定まった処理をする機器である場合、第1アップリンク情報または第2アップリンク情報の内容を追加または修正することができないが、実施の形態3によれば、外部情報装置3からアップリンク情報内容を入力するアップリンクコンテンツ入力部108を車載無線通信装置1が持つことで、車載無線通信装置1のソフトウェアを更新することなく、第1アップリンク情報または第2アップリンク情報の内容を変更することができる。
また、車載無線通信装置1は、受信アンテナの設置位置によって通信の安定性が変わるため、受信が安定するアンテナの設置位置や向きを調整する必要があるが、近赤外線のように数メートルの通信覆域で設置環境が統一されていない無線通信においては、統計的に受信安定する車載無線通信装置の設置方法を割り出す必要がある。
実施の形態3では、車載無線通信装置1内の不揮発性記憶装置(記憶部109)に対して、通信の安定性を評価するためのログ情報を蓄積し、外部へ出力する手段を持つ。
このため、たとえば、車載無線通信装置1を設置した自動車で走行して、車載無線通信装置1から[通信安定性を評価するためのログ情報]を外部情報装置3に出力することにより、走行中の通信状況(通信成功・失敗の平均等)を確認することができ、効率的に通信が安定するアンテナの設置位置および向きを調査することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 車載無線通信装置、2 路側無線通信装置、3 外部情報装置、101 光送信部、
102 第1アップリンク情報出力部、103 第2アップリンク情報出力部、
104 アップリンク出力制御部、105 光受信部、106 受信情報解析部、
107 情報出力部、108 アップリンクコンテンツ入力部、109 記憶部、
121 CPU、122 ROM、123 RAM、301 情報入力部、
302 アップリンクコンテンツ出力部
この発明に係わる車載無線通信装置においては、路側無線通信装置との間の路車間通信により、路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する車載無線通信装置であって、路側無線通信装置にアップリンク情報を送信する送信部、路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する受信部、この受信部により受信されたダウンリンク情報の種別および内容を解析する受信情報解析部、およびこの受信情報解析部による解析結果に応じて、アップリンク情報の送信を制御するアップリンク出力制御部を備え、アップリンク出力制御部は、路側無線通信装置に対して最初にアップリンクする第1アップリンク情報の送信を、予め決められた時間が経過するまで行うとともに、予め決められた時間内に、第1アップリンク情報に対して路側無線通信装置から送信される特定のダウンリンク情報を受信した場合には、特定のダウンリンク情報を受信した時点で、第1アップリンク情報の送信を停止するものである。
この発明によれば、路側無線通信装置との間の路車間通信により、路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する車載無線通信装置であって、路側無線通信装置にアップリンク情報を送信する送信部、路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する受信部、この受信部により受信されたダウンリンク情報の種別および内容を解析する受信情報解析部、およびこの受信情報解析部による解析結果に応じて、アップリンク情報の送信を制御するアップリンク出力制御部を備え、アップリンク出力制御部は、路側無線通信装置に対して最初にアップリンクする第1アップリンク情報の送信を、予め決められた時間が経過するまで行うとともに、予め決められた時間内に、第1アップリンク情報に対して路側無線通信装置から送信される特定のダウンリンク情報を受信した場合には、特定のダウンリンク情報を受信した時点で、第1アップリンク情報の送信を停止するので、通信環境が不安定な場所においても、特定のダウンリンク情報を安定して受信することができる。

Claims (4)

  1. 路側無線通信装置との間の路車間通信により、上記路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する車載無線通信装置であって、
    上記路側無線通信装置にアップリンク情報を送信する送信部、
    上記路側無線通信装置から配信されるダウンリンク情報を受信する受信部、
    この受信部により受信されたダウンリンク情報の種別および内容を解析する受信情報解析部、
    およびこの受信情報解析部による解析結果に応じて、上記アップリンク情報の送信を制御するアップリンク出力制御部を備え、
    上記アップリンク出力制御部は、上記路側無線通信装置に対して最初にアップリンクする第1アップリンク情報の送信時間を、上記第1アップリンク情報に対して上記路側無線通信装置から送信される特定のダウンリンク情報を受信するまで、または予め決められた時間が経過するまで、延長するように制御することを特徴とする車載無線通信装置。
  2. 上記アップリンク出力制御部は、上記路側無線通信装置から上記特定のダウンリンク情報を受信した後に、上記第1アップリンク情報に続いてアップリンクする第2アップリンク情報を送信するように制御することを特徴とする請求項1に記載の車載無線通信装置。
  3. 電源オフ後も情報を保持する記憶部、
    およびこの記憶部に保持された情報を他の装置に出力する出力部を備え、
    上記受信情報解析部は、上記路車間通信の性能を示す評価情報を上記記憶部に記録し、上記出力部から上記評価情報が上記他の装置に出力されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載無線通信装置。
  4. 上記送信部および上記受信部のいずれか一方のみが動作する半二重通信により上記路車間通信が行なわれ、
    上記アップリンク出力制御部は、アップリンク情報の送信後に上記受信部を動作させるとともに、上記受信部の動作後、所定時間経過後に上記送信部を動作させるように送受信を切り替えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載無線通信装置。
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