JP2017194533A - カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カートリッジをどの装着部に装着可能かどうかをユーザが識別する際の識別のし易さを改善する。【解決手段】 感光ドラム1を備え、感光ドラム1の回転軸線方向を長手方向とする長尺形状であり、長手方向沿った挿入方向Fで画像形成装置100の装着部70の開口部101に挿入されるカートリッジであって、感光ドラム1を回転可能に支持する枠体(クリーニング枠体27、前側端面部材10、奥側端面部材11)と、挿入方向Fに関して枠体の下流側の端部に配置され、挿入方向Fに直交する方向と交差する表示面111と、を有し、表示面111に、装着部70に対応する識別情報が表示されている。【選択図】 図8
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成装置、及び画像形成装置と共に使用されるカートリッジに関するものである。
ここで電子写真方式の画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録材(記録媒体)に画像を形成するものである。電子写真方式の画像形成装置の例としてはプリンタ(レーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、複写機、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、およびこれらの複合機(マルチファンクションプリンタ)などである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置では、消耗品を容易に交換可能とするため、カートリッジを画像形成装置の装置本体に着脱可能とし、カートリッジを交換することで消耗品を交換可能としたカートリッジ方式が採用されている。
ここで、例えばカラー電子写真画像形成装置は、異なる色の現像剤を内包する複数のカートリッジが着脱可能に構成されている。適切な画像を得るためには各カートリッジを画像形成装置側のそれぞれ対応する所定の装着部に装着する必要があり、装着時にユーザが誤った場所へ誤装着してしまうことを防止する必要がある。
例えば特許文献1では、内包する現像剤の色と同系色の色で着色された樹脂材の識別部材をカートリッジに設けている。これにより、ラベル等を用いずに内包する現像剤の色を示すことができ、ユーザは識別部材の色をもとに各カートリッジを画像形成装置側の所定の装着部へ装着することができる。
しかしながら、特許文献1の構成では、カートリッジをどの装着部に装着可能かどうかをユーザが識別する際の識別のし易さに改善の余地があった。例えば、カートリッジを装着部への挿入を開始する直前における識別のし易さに改善の余地があった。また、3つ以上の装着部を有する画像形成装置で、3つ以上の装着部の複数の装着部に第1仕様のカートリッジを装着し、残りの装着部に第1仕様と異なる第2仕様のカートリッジを装着する構成の場合の識別のし易さに改善の余地があった。
そこで、本発明は、カートリッジをどの装着部に装着可能かどうかをユーザが識別する際の識別のし易さを改善することを目的とする。
本発明は、回転部材を備え、前記回転部材の回転軸線方向を長手方向とする長尺形状であり、前記長手方向沿った挿入方向で画像形成装置の装着部の開口に挿入されるカートリッジであって、前記回転部材を回転可能に支持する枠体と、前記挿入方向に関して前記枠体の下流側の端部に配置され、前記挿入方向に直交する方向と交差する表示面と、を有し、前記表示面に、前記装着部に対応する識別情報が表示されていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、カートリッジをどの装着部に装着可能かどうかをユーザが識別する際の識別のし易さを改善することができる。
<第1実施形態>
[画像形成装置の全体的な概略構成]
(画像形成装置の全体構成)
まず電子写真画像形成装置100の全体構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、4つの装着部70Y,70M,70C,70Kにはそれぞれ4つのドラムカートリッジ9Y,9M,9C,9Kと4つの現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)が装着部材(不図示)によって装着されている。また、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の画像形成装置100への装着方向上流側を前側、装着方向下流側を奥側と定義する。ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の画像形成装置100への装着方向とは、画像形成装置100の開口部101への挿入方向Fと一致する。図2において、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4は、装置本体100内に水平方向に対して傾斜して併設されている。なお、装着部70Kは第1の装着部であり、装着部70Y,70M,70Cは第2の装着部である。またドラムカートリッジ9Kは第1のカートリッジであり、ドラムカートリッジ9Y,9M,9Cは第2のカートリッジである。
[画像形成装置の全体的な概略構成]
(画像形成装置の全体構成)
まず電子写真画像形成装置100の全体構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、4つの装着部70Y,70M,70C,70Kにはそれぞれ4つのドラムカートリッジ9Y,9M,9C,9Kと4つの現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)が装着部材(不図示)によって装着されている。また、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の画像形成装置100への装着方向上流側を前側、装着方向下流側を奥側と定義する。ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の画像形成装置100への装着方向とは、画像形成装置100の開口部101への挿入方向Fと一致する。図2において、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4は、装置本体100内に水平方向に対して傾斜して併設されている。なお、装着部70Kは第1の装着部であり、装着部70Y,70M,70Cは第2の装着部である。またドラムカートリッジ9Kは第1のカートリッジであり、ドラムカートリッジ9Y,9M,9Cは第2のカートリッジである。
各ドラムカートリッジ9には、感光ドラム1(1a,1b,1c,1d)と、感光ドラム1の周囲に帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)と、クリーニング部材6(6a,6b,6c,6d)等のプロセス手段が一体的に配置されている。ドラムカートリッジ9は回転部材としての感光ドラム1(1a,1b,1c,1d)の回転軸線方向を長手方向とする長尺形状である。ドラムカートリッジ9の開口部101への挿入方向Fはドラムカートリッジ9の長手方向と一致する。
また、各現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)には現像ローラ25(25a,25b,25c,25d)と現像ブレード35(35a,35b,35c,35d)等のプロセス手段が一体的に配置されている。現像カートリッジ4は現像ローラ25(25a,25b,25c,25d)の回転軸線方向を長手方向とする長尺形状である。現像カートリッジ4の開口部101への挿入方向Fは現像カートリッジ4の長手方向と一致する。
帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面を一様に帯電させるものであり、現像ローラ25は、感光ドラム1に形成した潜像をトナーによって現像してトナー像として可視像化するものである。そして、クリーニング部材6は、感光ドラム1に形成したトナー像(現像剤像)を記録媒体に転写した後に、感光ドラム1に残留したトナーを除去するものである。
また、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の下方には画像情報に基づいて感光ドラム1に選択的な露光を行い、感光ドラム1に潜像を形成するためのスキャナユニット3が設けられている。
装置本体100の下部には記録媒体Sを収納したカセット17が装着されている。そして、記録媒体Sが2次転写ローラ69、定着部74を通過して装置本体100の上方へ搬送されるように記録媒体搬送手段が設けられている。すなわち、カセット17内の記録媒体Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54、給送された記録媒体Sを搬送する搬送ローラ対76、感光ドラム1に形成される潜像と記録媒体Sとの同期を取るためのレジストローラ対55が設けられている。また、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の上方には各感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)上に形成したトナー画像を転写させるための中間転写手段としての中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5には駆動ローラ56、従動ローラ57、各色の感光ドラム1に対向する位置に1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)、2次転写ローラ69に対向する位置に対向ローラ59を有し、転写ベルト14が掛け渡されている。そして、転写ベルト14はすべての感光ドラム1に対向し、且つ接するように循環移動し、1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)に電圧を印加することにより、感光ドラム1から転写ベルト14上に一次転写を行う。そして、転写ベルト14内に配置された対向ローラ59と2次転写ローラ69への電圧印加により、転写ベルト14のトナーを記録媒体Sに転写する。
画像形成に際しては、各感光ドラム1を回転させ、帯電ローラ2によって一様に帯電させた感光ドラム1にスキャナユニット3から選択的な露光を行う。これによって、感光ドラム1に静電潜像を形成する。その潜像を現像ローラ25によって現像する。これによって、各感光ドラム1に各色トナー像を形成する。この画像形成と同期して、レジストローラ対55が、記録媒体Sを対向ローラ59と2次転写ローラ69とが転写ベルト9を介在させて当接している2次転写位置に搬送する。そして、2次転写ローラ69へ転写バイアス電圧を印加することで、転写ベルト上の各色トナー像を記録媒体Sに2次転写する。これによって、記録媒体Sにカラー画像を形成する。カラー画像が形成された記録媒体Sは、定着部74によって加熱、加圧されてトナー像が定着される。その後、記録媒体Sは、排出ローラ72によって排出部75に排出される。尚、定着部74は、装置本体100の上部に配置されている。
[ドラムカートリッジ]
次に本発明を実施したドラムカートリッジ9について、図3、図4を用いて説明する。図3はドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C,9K)の構成説明図である。尚、9Y,9M,9C,9Kは同一構成である。
次に本発明を実施したドラムカートリッジ9について、図3、図4を用いて説明する。図3はドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C,9K)の構成説明図である。尚、9Y,9M,9C,9Kは同一構成である。
各ドラムカートリッジ9の枠体は、クリーニング枠体27(27Y,27M,27C,27K)、前側端面部材10(10Y,10M,10C,10K)、奥側端面部材11(11Y,11M,11C,11K)から構成されている。クリーニング枠体27は第1枠体部、奥側端面部材11は第2枠体部、前側端面部材10は第3枠体部である。クリーニング枠体27の、ドラムカートリッジ9の挿入方向Fに関して上流側端部に前側端面部材10、下流側端部に後側端面部材がそれぞれ取り付けられている。そして、感光ドラム1は前側端面部材10と奥側端面部材11とに回転自在に支持されている。
図4はドラムカートリッジの断面図である。感光ドラム1の周囲には、前述した通り帯電ローラ2、クリーニング部材6が設けられている。クリーニング部材6はゴムブレードで形成された弾性部材7とクリーニング支持部材8から構成されている。ゴムブレード7の先端部7aは感光ドラム1の回転方向に対してカウンター方向に当接させて配設してある。そしてクリーニング部材6によって感光ドラム1表面から除去された残留トナーは除去トナー室27aに落下する。また除去トナー室27aの除去トナーが漏れることを防止するシート部材21が感光ドラム1に当接している。そしてドラムカートリッジ9に駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達することにより、感光ドラム1を画像形成動作に応じて回転駆動させる。帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受28を介し、ドラムカートリッジ9に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材33により感光ドラム1に向かって加圧され、感光ドラム1に従動回転する。
[現像装置]
次に現像カートリッジ4について、図5〜図6を用いて説明する。図5は現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)の主断面である。尚、イエロー色のトナーを収納した現像カートリッジ4Y、マゼンタ色のトナーを収納した現像カートリッジ4M、シアン色のトナーを収納した現像カートリッジ4C、ブラック色のトナーを収納した現像カートリッジ4Kは同一構成である。また、図6は現像装置の分解構成図である。
次に現像カートリッジ4について、図5〜図6を用いて説明する。図5は現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)の主断面である。尚、イエロー色のトナーを収納した現像カートリッジ4Y、マゼンタ色のトナーを収納した現像カートリッジ4M、シアン色のトナーを収納した現像カートリッジ4C、ブラック色のトナーを収納した現像カートリッジ4Kは同一構成である。また、図6は現像装置の分解構成図である。
現像カートリッジ4は、感光ドラム1と接触して矢印B方向に回転する現像ローラ25と、トナー供給ローラ34と現像ブレード35と、トナー搬送部材36及びこれらを支持する現像枠体31で構成されている。トナー供給ローラ34は現像ローラ25に接触して回転し、現像ブレード35は現像ローラ25上のトナー層を規制する。
現像枠体31は現像ローラ25が配置されている現像室31cと、現像室31cの下方に設けられたトナー収容室31aとで構成されており、それぞれの室は隔壁31dによって仕切られている。また、隔壁31dにはトナー収容室31aから現像室31cへトナーを搬送する際にトナーが通過する開口31bが設けられている。
現像ローラ25とトナー供給ローラ34は現像ローラ軸線方向両側に設けられ、枠体としての現像前軸受12、現像奥軸受13を介して、回転自在に現像枠体31に支持されている。現像枠体31のトナー収納室31aには、収納されたトナーを撹拌すると共に、前記開口部31bを介して現像室31cへトナーを搬送するためのトナー搬送部材36が設けられている。
現像ローラ25とトナー供給ローラ34は現像ローラ軸線方向両側に設けられ、枠体としての現像前軸受12、現像奥軸受13を介して、回転自在に現像枠体31に支持されている。現像枠体31のトナー収納室31aには、収納されたトナーを撹拌すると共に、前記開口部31bを介して現像室31cへトナーを搬送するためのトナー搬送部材36が設けられている。
現像ローラ25の前側端部にはトナー供給ギヤと噛み合う現像ギヤ29が設けられている。そのため、駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力を現像カップリング23に伝達することにより、トナー供給ローラ34及び現像ローラ25を画像形成動作に応じて回転駆動させる。また、現像ギヤ29及びトナー供給ギヤ30の外側には、現像枠体31の一部としてのギヤカバー20が設けられている。
[ドラムカートリッジ及び現像カートリッジの装着]
次に図7を用いて、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4を電子写真画像形成装置100に挿入し装着する構成について説明する。なお、本実施形態では、ドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C,9K)及び現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)を、それぞれ開口部101(101a,101b,101c,101d)へ挿入することで、各装着部70に各ドラムカートリッジ9と各現像カートリッジ4を装着する。各ドラムカートリッジ9は、各感光ドラム1の軸線方向と平行な挿入方向Fで、前側から奥側に向かって各開口部101へ現像カートリッジ4挿入する構成となっている。各現像カートリッジ4は、各現像ローラ25の軸線方向と平行な方向(図中矢印Fの方向)で、前側から奥側に向かって各開口部101へ挿入する構成となっている。なお、各ドラムカートリッジ9、各現像カートリッジ4が各開口部101に装着された状態で、各感光ドラム1の軸線方向と各現像ローラ25の軸線方向とは平行である。電子写真画像形成装置100内の上側には、第1の本体ガイド部である本体装着上ガイド部103(103a,103b,103c,103d)と下側には第2の本体ガイド部である本体装着下ガイド部102(102a,102b,102c,102d)が設けられている。この本体装着上ガイド部103と本体装着下ガイド部102は、それぞれドラムカートリッジ9の挿入方向Fに沿って伸びたガイド形状となっている。この本体装着下ガイド部102の装着方向前側にドラムカートリッジ9を載せて、挿入方向Fの向きにドラムカートリッジ9を本体装着上ガイド部103と本体装着下ガイド部102とに沿って移動させる。これによって、電子写真画像形成装置100への挿入を行う。
次に図7を用いて、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4を電子写真画像形成装置100に挿入し装着する構成について説明する。なお、本実施形態では、ドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C,9K)及び現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)を、それぞれ開口部101(101a,101b,101c,101d)へ挿入することで、各装着部70に各ドラムカートリッジ9と各現像カートリッジ4を装着する。各ドラムカートリッジ9は、各感光ドラム1の軸線方向と平行な挿入方向Fで、前側から奥側に向かって各開口部101へ現像カートリッジ4挿入する構成となっている。各現像カートリッジ4は、各現像ローラ25の軸線方向と平行な方向(図中矢印Fの方向)で、前側から奥側に向かって各開口部101へ挿入する構成となっている。なお、各ドラムカートリッジ9、各現像カートリッジ4が各開口部101に装着された状態で、各感光ドラム1の軸線方向と各現像ローラ25の軸線方向とは平行である。電子写真画像形成装置100内の上側には、第1の本体ガイド部である本体装着上ガイド部103(103a,103b,103c,103d)と下側には第2の本体ガイド部である本体装着下ガイド部102(102a,102b,102c,102d)が設けられている。この本体装着上ガイド部103と本体装着下ガイド部102は、それぞれドラムカートリッジ9の挿入方向Fに沿って伸びたガイド形状となっている。この本体装着下ガイド部102の装着方向前側にドラムカートリッジ9を載せて、挿入方向Fの向きにドラムカートリッジ9を本体装着上ガイド部103と本体装着下ガイド部102とに沿って移動させる。これによって、電子写真画像形成装置100への挿入を行う。
現像カートリッジ4を挿入する場合もドラムカートリッジ9と同様である。つまり、画像形成装置本体の上側に設けられている本体装着上ガイド105と画像形成装置本体の下側に設けられている本体装着下ガイド104の装着方向前側に現像カートリッジ4を載せる。そして、挿入方向Fの向きに現像カートリッジ4を本体装着上ガイド部105と本体装着下ガイド部104とに沿って移動させることによって、電子写真画像形成装置100への挿入を行う。
先に述べたように、本実施例の画像形成装置は4個のドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C,9K)と4個の現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)が着脱可能に構成されている。ここで、例えば単独で使用される頻度の多い黒色の現像剤を内包する現像カートリッジ4Kは、他の色を内包する現像カートリッジ4(4Y,4M,4C)より容量を多くし製品寿命を長くするなど個別の仕様を設定する場合がある。これに対し、製品寿命を通じて安定した画質を提供するためには、現像カートリッジ4K用のドラムカートリッジ9Kと現像カートリッジ4(4Y,4M,4C)用のドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C)も異なる仕様にし、それぞれの現像カートリッジ4に対して最適化を図る。つまり、現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)はそれぞれ内包する現像剤の色が異なり、ドラムカートリッジ9にも仕様違いが存在する。本実施形態では、ドラムカートリッジ9Kの方が、ドラムカートリッジ9Y,9M,9Cよりも想定寿命が長い構成となっており、より高耐久の部品が用いられている。具体的には、感光ドラム1dの方が感光ドラム1a、1b、1cよりも感光層の厚さ(膜厚)が厚い。
このため、ユーザが誤った場所へ装着してしまうことが懸念される。誤装着した場合は現像装置とドラムカートリッジ9のマッチングがとれず製品寿命を通じて安定した画質を提供することが困難になることがある。また、誤った装着場所へ無理やり装着を行うことにより、ドラムカートリッジ9や装着部70の破損などが懸念される。従って、仕様の異なるドラムカートリッジ9をユーザが容易に区別できるようにする必要がある。
そこで、図1に示すように、ドラムカートリッジ9Kの端面に位置する前側端面部材10Kの表面の色を他のドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C)の端面に位置する前側端面部材10(10Y,10M,10C)の表面の色と異なる色にする。これによりユーザは形状からはほとんど違いがわからないドラムカートリッジ9Kと他のドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C)が別のものであると容易に認識することができる。さらに各開口部101の上方近傍に各表示部106設け、この表示部106の色とそこに装着されるドラムカートリッジ9の前側端面部材10の表面の色とを同じ又は同系色の色にする。なお、装着部70Y、70M、70Cに対応する表示部106Y、106M、106Cを第1の表示部とし、装着部70Kに対応する表示部106Kを第2の表示部とする。
このように、前側端面部材10Kの表面の色を前側端面部材10Y,10M,10Cの表面の色と異ならせることで、前側端面部材10の表面に装着すべき装着部70に対応する識別情報を表示させる表示面(別の表示面)としての機能を持たせている。本実施形態では、所定の形状の領域が所定の色で塗られた部分を識別情報として用いているが、識別情報としては、これに限られず、更に文字や記号を併用するものや、文字や記号のみでもよい。当然ながら、これら識別情報が識別情報として機能させるため、ドラムカートリッジ9側の識別情報と本体側の装着部70に対応する表示部106の識別情報とが対応するようにしている。
また、前側端面部材10の表面の色と表示部106との対応により、ドラムカートリッジ9の装着後も誤装着か否かを識別可能である。また、ドラムカートリッジ9に、ユーザが着脱時に把持する把持部10aが設けられていると、ユーザがドラムカートリッジ9を着脱する時に前側端面部材10の色を認識する機会が増す。これにより、ドラムカートリッジ9に仕様違いがあることをより確実に認識させることができ、誤装着防止につながる。また、更なる識別情報として、前側端面部材10(10Y,10M,10C,10K)にレーザーマーカーや型彫り等で仕様毎に異なる文字及び記号を刻印することで、ユーザへ仕様が異なるものであることをより明確に認識させることができる。
また、図8に示すように、ドラムカートリッジ9において装着方向下流側に位置する奥側端面部材11の表面の色も前側端面部材10の表面の色と同じ又は同系色の色にする。なお、奥側端面部材11と前側端面部材10の表面の色はクリーニング枠体27の表面の色とは異なる。このため、奥側端面部材11の挿入方向Fに直交する方向と交差する面(表示面)111は、少なくとも対応する表示部106の色と同系色の色となる。つまり、奥側端面部材11の表示面111を含む表面自体が装着部70に対応する識別情報を表示していることになる。これにより、ユーザはドラムカートリッジ9Cの装着始めにおいては奥側端面部材11Cの表示面111と本体側の表示部106Cの色を確認でき、もし誤った場所へカートリッジを装着使用としていた場合にも気付くことができる。特に、ドラムカートリッジ9の装着始めの際は、ドラムカートリッジ9の枠体の上面に識別情報を表示する表示面111があるので、この部分と本体側の表示部106とが並ぶように配置される。この時、ユーザは表示面111と表示部106とを同時に視認でき、識別性が高い。
本実施形態によれば、カートリッジをどの装着部に装着可能かどうかをユーザが識別する際の識別のし易さを改善でき、カートリッジの誤装着を装着動作の早い段階で防ぐことができる。また、現像カートリッジ4の現像奥軸受13の挿入方向Fに直交する方向と交差する面131を、少なくとも対応する表示部106の色と同系色の色となるように構成してもよい。これにより、ユーザは現像カートリッジ4の装着始めにおいてはギヤカバー20の面201と本体側の表示部106の色を確認でき、もし誤った場所へカートリッジを装着しようとしていた場合にも気付くことができる。
<第2実施形態>
図9に示すように、前側端面部材10より外側に板金等の導電部材16aやギア等の駆動伝達部材16b等が露出している場合は、当該部の少なくとも一部を覆うカバー部材10bを別途設ける。そして、このカバー部材10bの表面を前側端面部材10及び奥側端面部材11と同系色の色にして識別情報を表示させる。カバー部材10bを前側端面部材10に組付けることで前記導電部材16aや駆動伝達部材16b等を覆い隠すことができる。これにより、第1実施形態と同様にカバー部材10bの表面に識別情報を表示させることで、ユーザの誤装着を防止することができる。また、このカバー部材10bにもレーザーマーカーや型彫り等で文字及び記号を刻印してもよく、第1実施形態と同様にユーザへ仕様が異なるものであることをより明確に認識させることができる。
図9に示すように、前側端面部材10より外側に板金等の導電部材16aやギア等の駆動伝達部材16b等が露出している場合は、当該部の少なくとも一部を覆うカバー部材10bを別途設ける。そして、このカバー部材10bの表面を前側端面部材10及び奥側端面部材11と同系色の色にして識別情報を表示させる。カバー部材10bを前側端面部材10に組付けることで前記導電部材16aや駆動伝達部材16b等を覆い隠すことができる。これにより、第1実施形態と同様にカバー部材10bの表面に識別情報を表示させることで、ユーザの誤装着を防止することができる。また、このカバー部材10bにもレーザーマーカーや型彫り等で文字及び記号を刻印してもよく、第1実施形態と同様にユーザへ仕様が異なるものであることをより明確に認識させることができる。
1 感光ドラム
4 現像カートリッジ
10 前側端面部材
11 奥側端面部材
70 装着部
100 画像形成装置
101 開口部
106 表示部
111 表示面
F 装着方向
4 現像カートリッジ
10 前側端面部材
11 奥側端面部材
70 装着部
100 画像形成装置
101 開口部
106 表示部
111 表示面
F 装着方向
Claims (11)
- 回転部材を備え、前記回転部材の回転軸線方向を長手方向とする長尺形状であり、前記長手方向沿った挿入方向で画像形成装置の装着部の開口に挿入されるカートリッジであって、
前記回転部材を回転可能に支持する枠体と、
前記挿入方向に関して前記枠体の下流側の端部に配置され、前記挿入方向に直交する方向と交差する表示面と、
を有し、
前記表示面に、前記装着部に対応する識別情報が表示されていることを特徴とするカートリッジ。 - 前記表示面は、前記枠体の上面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
- 前記枠体は第1枠体部と、前記挿入方向に関して前記第1枠体部の下流側の端部に取り付けられた第2枠体部とを含み、前記表示面は前記第2枠体部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカートリッジ。
- 前記表示面は前記第1枠体部の色と異なる色であることを特徴とする請求項3に記載のカートリッジ。
- 前記装着部に対応する識別情報が表示された別の表示面を有し、前記別の表示面は、前記枠体の挿入方向に関して上流側の端部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 前記回転部材は感光体であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
第1の感光体を備える第1のカートリッジを装着するための第1の装着部と、
第2の感光体を備える前記第1のカートリッジとは異なる第2のカートリッジをそれぞれ装着するための複数の第2の装着部と、
前記第1の装着部に対応して設けられた第1の表示部と、
前記複数の第2の装着部に対応して設けられた第2の表示部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2の表示部は前記複数の第2の装着部のそれぞれに対応する複数の位置に分かれて配置されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記第1の感光体には黒色の現像剤像が形成されることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
- 前記第1の装着部には黒色の現像剤を収容した第1現像カートリッジを装着可能であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記複数の第2の装着部には、異なる色の現像剤を収容した複数の現像カートリッジをそれぞれ装着可能であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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