JP2008185833A - 感光ドラムユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素かつ安価な構成で、各感光ドラムの偏心の位相を画像に対して一致させることができる、感光ドラムユニットおよび画像形成装置を提供すること。
【解決手段】4つの感光ドラム29を、互いに隣り合う感光ドラム29の中心間の距離Pが一定となる等間隔に配置する。そして、各感光ドラム29には、共通の周方向基準位置と、周方向基準位置に対して周方向に中心角が{(S−P)/S}×360°(S:感光ドラム29(ドラム本体32)の周長)ずつずれた3つの位置とに、それぞれ異なるマーク「1」、「2」、「3」および「4」を付す。これにより、各感光ドラム29に付されているマーク「1」、「2」、「3」および「4」を基準に、各感光ドラム29間の相対的な回転位置関係を調整することにより、各感光ドラム29の偏心の位相を画像に対して一致させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、感光ドラムユニットおよびこれを備える画像形成装置に関する。
従来より、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色に対応した感光ドラムが水平方向に並列に配置される、いわゆるタンデム型の画像形成装置が知られている。このタンデム型の画像形成装置では、各感光ドラムに各色トナー像がほぼ同時に形成され、各感光体を順次通過する用紙に、各感光ドラムから各色のトナー像を順次に色重ねして転写されるので、モノクロ画像形成装置とほぼ同じ速度でカラー画像を形成することができる。
しかし、複数色のトナー像の位置ずれによる色ずれを生じることがある。たとえば、感光ドラムに偏心が生じていると、感光ドラムの回転位置により感光ドラムの露光面とスキャナユニット間の距離が変動し、感光ドラム上でのレーザの走査幅に誤差が生じる。このような誤差が各感光ドラム上でばらばらに発生すると、各色のトナー像が用紙上で一致せず、トナー像の位置ずれによる色ずれを生じる。
この色ずれの問題を解決するために、各感光ドラムの偏心の位相を検出し、各感光ドラムの偏心の位相が画像に対して一致するように、各感光ドラムを駆動するモータを加減速して、各感光ドラムに対する露光の開始タイミング(静電潜像の書き出しタイミング)を合わせることにより、偏心による感光ドラムの露光面とスキャナユニット間の距離の変動の影響を相殺して、色ずれの低減を図ることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−188395号公報
しかしながら、感光ドラムの偏心の位相を検出するためのセンサや、このセンサの検出信号を処理する回路などを必要とするので、画像形成装置の構成が複雑になり、また、コストが高くなってしまう。
そこで、本発明の目的は、簡素かつ安価な構成で、各感光ドラムの偏心の位相を画像に対して一致させることができる、感光ドラムユニットおよび画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、感光ドラムユニットにおいて、複数の感光ドラムと、複数の前記感光ドラムを並列に配置した状態で一体的に保持するフレームとを備え、複数の前記感光ドラムは、同一形状に形成されて、互いに隣り合う前記感光ドラムの中心間の距離Pが一定となる等間隔に配置され、各前記感光ドラムには、共通の周方向基準位置を基準として、中心角が{(S−P)/S}×360°(S:前記感光ドラムの周長)ずつずれた複数の位置に、それぞれマークが付されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各前記感光ドラムは、互いに隣り合う前記感光ドラムにおいて、1つずれた前記マークを特定方向に合わせた状態で、前記フレームに保持されることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、各前記感光ドラムには、前記周方向基準位置と、前記周方向基準位置に対して周方向に中心角が{(S−P)/S}×360°ずつずれた、前記感光ドラムの個数より1つ少ない数の位置とに、それぞれ異なるマークが付されており、前記フレームには、前記特定方向に合わせるべき各前記感光ドラム上の前記マークと対応するマークが、各前記感光ドラムの並び位置と対応づけられて表示されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記感光ドラムは、円筒状のドラム本体と、前記ドラム本体の端部に相対回転不能に固定される固定部材とを備え、複数の前記感光ドラムに備えられる各前記固定部材は、同一の成形金型により成形されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記マークは、前記ドラム本体または前記固定部材の周面に付されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記固定部材と一体的に回転するギヤ部を備えていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記ギヤ部は、前記固定部材と別体をなし、前記各固定部材と一体的に回転する各前記ギヤ部は、同一の成形金型により形成され、前記固定部材および前記ギヤ部の一方は、前記固定部材に対して前記ギヤ部を一定の回転方向位置に位置決めするための係合部を有し、他方は、前記係合部に係合する被係合部を有していることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、画像形成装置において、請求項1ないし7のいずれかに記載の感光ドラムユニットと、前記感光ドラムユニットが装着される画像形成装置本体とを備えていることを特徴としている。
請求項1および8に記載の発明によれば、複数の感光ドラムは、同一形状に形成されて、互いに隣り合う感光ドラムの中心間の距離Pが一定となる等間隔に配置されている。そして、各感光ドラムには、共通の周方向基準位置を基準として、中心角が{(S−P)/S}×360°(S:感光ドラムの周長)ずつずれた複数の位置に、それぞれマークが付されている。したがって、各感光ドラムに付されているマークを基準に、各感光ドラム間の相対的な回転位置関係を調整することにより、各感光ドラムの偏心の位相を画像に対して一致させることができる。すなわち、各感光ドラムの位相を検出するためのセンサなどを必要とせず、安価かつ簡素な構成で、各感光ドラムの偏心の位相を画像に対して一致させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、互いに隣り合う感光ドラムにおいて、1つずれたマークが特定方向に向くように(合うように)、各感光ドラムをフレームに保持させることにより、簡単に、各感光ドラムの偏心の位相を画像に対して一致させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、各感光ドラムには、周方向基準位置と、周方向基準位置に対して周方向に中心角が{(S−P)/S}×360°ずつずれた、感光ドラムの個数より1つ少ない数の位置とに、それぞれ異なるマークが付されている。そして、フレームには、特定方向に向かせるべき各感光ドラム上のマークと対応するマークが、各感光ドラムの並び位置と対応づけられて表示されている。したがって、フレームに表示されているマークを見て、各感光ドラムを、その並び位置に表示されているマークと同じマークが特定方向に向くように回転させることにより、確実かつ簡単に、各感光ドラムの偏心の位相を画像に対して一致させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、感光ドラムは、円筒状のドラム本体と、ドラム本体の端部に相対回転不能に固定される固定部材とを備えている。ドラム本体の中心に対して固定部材の中心がずれていると、ドラム本体に固定部材が固定された状態で、ドラム本体(ドラム本体の外周面)は、固定部材の中心に対して偏心を有する。複数の感光ドラムに備えられる各固定部材が同一の成形金型により成形されているので、各感光ドラムのドラム本体の偏心は同じになる。そのため、各感光ドラムに付されているマークを基準に、各感光ドラム間の相対的な回転位置関係を調整することにより、各感光ドラムの偏心の位相を画像に対して精度よく一致させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、マークがドラム本体または固定部材の周面に付されることにより、マークの視認性の向上を図ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、固定部材とギヤ部とが一体的に回転するので、ギヤ部にマークを付すことができる。
請求項7に記載の発明によれば、各固定部材と一体的に回転する各ギヤ部は、同一の成形金型により成形されている。これにより、各ギヤ部を同一形状に形成することができ、各ギヤ部が有する偏心を同じにすることができる。また、各ギヤ部間において、ギヤ部とギヤ部に噛み合うギヤとの間に有する噛み合い誤差を同じにすることができる。その結果、各ギヤ部間において、ギヤ部の偏心および噛み合い誤差により生じるギヤ部の回転速度のむらを揃えることができる。そして、固定部材に対してギヤ部が一定の回転方向位置に位置決めされるので、各感光ドラム間に生じる回転速度むらを揃えることができる。そのため、各感光ドラムに付されているマークを基準に、各感光ドラム間の相対的な回転位置関係を調整することにより、各感光ドラムに生じる回転速度むらの位相を画像に対して一致させることができる。よって、一層高品質な画像を得ることができる。
1.カラーレーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
このカラーレーザプリンタ1は、後述する複数の感光ドラム29が水平方向において並列的に配置される、横置きタイプのタンデム型カラーレーザプリンタである。
このカラーレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、側面視略矩形状のボックス状に形成されており、その内部に、後述するタンデム型感光体ユニットとしてのドラムユニット26を収容するドラム収容空間7が形成されている。
本体ケーシング2の一方側面には、ドラム収容空間7に連通する着脱口8が形成されている。また、その着脱口8が形成されている側面には、着脱口8を開閉するためのフロントカバー9が設けられている。このフロントカバー9は、本体ケーシング2の側方に傾倒して、着脱口8を開放し、本体ケーシング2の一方側面に沿って起立して、着脱口8を閉鎖する。着脱口8を開放した状態で、この着脱口8を介して、ドラムユニット26をドラム収容空間7に対して着脱させることができる。
なお、以下の説明において、フロントカバー9が設けられる側(図1における右側)を前側(正面側)とし、その反対側(図1における左側)を後側(背面側)とする。また、このカラーレーザプリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。ドラムユニット26に関しては、特に言及がない限り、本体ケーシング2に対する装着状態での方向を基準として説明する。
(2)給紙部
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着される給紙トレイ10を備えている。給紙トレイ10の前端部上方には、給紙ローラ11が配置されている。また、給紙部4は、給紙トレイ10の前端部上方と後述する搬送ベルト58の間に形成される略U字状の給紙パス17を備えている。この給紙パス17上には、分離ローラ12、分離パッド13、ピンチローラ14、紙粉取りローラ15および1対のレジストローラ16が配設されている。
給紙ローラ11の回転により、給紙トレイ10にスタックされている用紙3が給紙パス17に送り出される。その送り出された用紙3は、分離ローラ12と分離パッド13との間で1枚ごとに捌かれる。そして、その用紙3は、ピンチローラ14と紙粉取りローラ15との間を通過し、紙粉取りローラ15により紙粉が除去された後、レジストローラ16へ搬送される。レジストローラ16は、用紙3を、レジスト後に、後述する搬送ベルト58上に向けて送り出す。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部20、プロセス部21、転写部22および定着部23を備えている。
(3−1)スキャナ部
スキャナ部20は、本体ケーシング2の上部に配置されている。このスキャナ部20は、レーザ、ミラーおよびレンズなどの光学部材を備えており、後述する4つの感光ドラム29に向けて4本のレーザビームを出射する。各レーザビームは、図1に破線で示すように、感光ドラム29の表面に高速走査にて照射される。
(3−2)プロセス部
プロセス部21は、スキャナ部20の下方であって、給紙部4の上方に配置されている。プロセス部21は、1つのドラムユニット26と、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色に対応する4つの現像カートリッジ27とを備えている。
(3−2−1)ドラムユニット
ドラムユニット26は、着脱口8からアクセスして、水平方向にスライドによる移動可能に設けられている。このドラムユニット26は、各色に対応して、4つのドラムサブユニット28を備えている。
各ドラムサブユニット28は、互いに前後方向に間隔を隔てて並列的に配置されている。すなわち、前側から後側に向かって、ブラックドラムサブユニット28K、イエロードラムサブユニット28Y、マゼンタドラムサブユニット28Mおよびシアンドラムサブユニット28Cが、この順に、互いに間隔を隔てて配置されている。
図2は、現像カートリッジ27およびドラムサブユニット28の側断面図である。
各ドラムサブユニット28は、図2に示すように、感光ドラム29、スコロトロン型帯電器30およびクリーニングブラシ31を保持している。
感光ドラム29は、左右方向に沿って配置されている。この感光ドラム29は、円筒形状のドラム本体32と、ドラム本体32の軸線方向に沿って配置されるドラム軸33とを備えている。ドラム本体32は、ドラム軸33に対して回転自在に設けられている。ドラム軸33は、軸方向両端部が、後述する側板103に回転不能に支持されている。そして、感光ドラム29は、画像形成時において、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力により回転される。
スコロトロン型帯電器30は、感光ドラム29の斜め後側上方に、感光ドラム29と間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器30は、感光ドラム29と間隔を隔てて対向配置された放電ワイヤ34と、放電ワイヤ34と感光ドラム29との間に設けられるグリッド35とを備えている。画像形成時には、放電ワイヤ34およびグリッド35にそれぞれ電圧が印加される。
クリーニングブラシ31は、感光ドラム29の後方において、感光ドラム29と対向して接触するように配置されている。画像形成時には、クリーニングブラシ31にクリーニングバイアスが印加される。
(3−2−2)現像カートリッジ
現像カートリッジ27は、図1に示すように、各色のドラムサブユニット28に対応して設けられている。すなわち、ブラックドラムサブユニット28Kに対応して、ブラック現像カートリッジ27Kが設けられ、イエロードラムサブユニット28Yに対応して、イエロー現像カートリッジ27Yが設けられ、マゼンタドラムサブユニット28Mに対応して、マゼンタ現像カートリッジ27Mが設けられ、シアンドラムサブユニット28Cに対応して、シアン現像カートリッジ27Cが設けられている。
各現像カートリッジ27は、図2に示すように、筐体36内に、アジテータ37、供給ローラ38、現像ローラ39および層厚規制ブレード40を備えている。
筐体36は、下端部に開口部41を有するボックス状に形成されている。筐体36の内部は、隔壁42によって、上側のトナー収容室43と下側の現像室44とに区画されている。隔壁42には、トナー収容室43と現像室44とを連通する連通口45が形成されている。
トナー収容室43には、各現像カートリッジ27に対応する色のトナーが収容されている。各色のトナーとしては、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各着色剤が各色に対応して配合される、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが用いられている。このトナー収容室43内に収容されているトナーの残量を検出するために、筐体36の左右方向の両側壁には、そのトナーの残量を検出するためのセンサ光を透過させるための検知窓46が形成されている。
アジテータ37は、トナー収容室43内に設けられている。アジテータ37は、筐体36の両側壁に回転自在に支持されるアジテータ回転軸47と、そのアジテータ回転軸47から径方向外方に延びる攪拌部材48とを備えている。画像形成時において、アジテータ回転軸47には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達され、攪拌部材48がトナー収容室43内を周回移動する。
供給ローラ38は、現像室44内において、連通口45の下方に設けられている。この供給ローラ38は、筐体36の両側壁に回転自在に支持される金属製の供給ローラ軸49と、その供給ローラ軸49を被覆する導電性のスポンジからなるスポンジローラ50とを備えている。画像形成時には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達され、供給ローラ38が回転される。
現像ローラ39は、現像室44内において、供給ローラ38に対して斜め後側下方に設けられている。この現像ローラ39は、筐体36の両側壁に回転自在に支持される金属製の現像ローラ軸51と、その現像ローラ軸51を被覆する導電性のゴムからなるゴムローラ52とを備えている。ゴムローラ52の周面の一部は、現像室44の開口部41から下方に露出する。また、ゴムローラ52は、供給ローラ38のスポンジローラ50に対して圧接している。画像形成時には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達され、現像ローラ39が回転される。また、現像ローラ39には、現像バイアスが印加される。
層厚規制ブレード40は、現像室44内において、現像ローラ39に上方から圧接するように設けられている。層厚規制ブレード40は、金属製の板ばね部材からなるブレード53と、ブレード53の遊端部に設けられる絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部54とを備えている。ブレード53の基端部が、固定部材55によって隔壁42に固定されている。ブレード53の弾性力により、押圧部54が現像ローラ39のゴムローラ52に対して上方から圧接される。
(3−2−3)プロセス部での現像動作
各現像カートリッジ27では、トナー収容室43に収容されている各色に対応するトナーが、アジテータ37によって攪拌されながら連通口45に移動し、連通口45から現像室44へ放出される。連通口45から現像室44へ放出されたトナーは、供給ローラ38に供給される。供給ローラ38に供給されたトナーは、供給ローラ38の回転により、現像ローラ39に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ38と現像バイアスが印加されている現像ローラ39との間で正極性に摩擦帯電される。こうして現像ローラ39に供給されたトナーは、現像ローラ39の回転に伴って、層厚規制ブレード40の押圧部54と現像ローラ39のゴムローラ52との間に進入し、一定厚さの薄層としてゴムローラ52の表面に担持される。
一方、各現像カートリッジ27に対応する感光ドラム29の表面が、感光ドラム29の回転に伴って、スコロトロン型帯電器30により一様に正帯電される。そして、その正帯電した感光ドラム29の表面に、図1に示すように、スキャナ部20からのレーザビームが照射されることにより、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
感光ドラム29の回転により、感光ドラム29の表面に形成されている静電潜像が現像ローラ39と対向すると、現像ローラ39の表面に担持されている正帯電トナーが、その静電潜像(つまり、一様に正帯電されている感光ドラム29の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分)に供給される。これにより、静電潜像がは可視像化され、感光ドラム29の表面には、各色に対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−3)転写部
転写部22は、本体ケーシング2内において、給紙部4の上方であって、プロセス部21の下方に配置されている。この転写部22は、駆動ローラ56、従動ローラ57、搬送ベルト58、および転写ローラ59を備えている。
駆動ローラ56および従動ローラ57は、前後方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。搬送ベルト58は、エンドレスベルトからなり、駆動ローラ56と従動ローラ57との間に巻回されている。
画像形成時において、駆動ローラ56には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が伝達され、駆動ローラ56が回転される。すると、搬送ベルト58が、駆動ローラ56および従動ローラ57の間を、各感光ドラム29と対向して接触する転写位置において、感光ドラム29と逆方向に回転するように周回移動されるとともに、従動ローラ57が従動される。
転写ローラ59は、駆動ローラ56および従動ローラ57の間に巻回されている搬送ベルト58内において、各感光ドラム29と、搬送ベルト58を挟んで対向するように、それぞれ設けられている。各転写ローラ59は、搬送ベルト58と対向して接触する転写位置において、搬送ベルト58の周回移動方向と同方向に従動回転するように設けられている。画像形成時には、各転写ローラ59に転写バイアスが印加される。
給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ56の駆動および従動ローラ57の従動により周回移動される搬送ベルト58によって、前側から後側に向かって、各感光ドラム29に対応する転写位置を、順次通過するように搬送される。そして、その搬送中に、各感光ドラム29に担持されている各色のトナー像が、順次に重ね合わせて転写される。これにより、用紙3にカラー像が形成される。
なお、転写後に感光ドラム29上に残存する転写残トナーは、現像ローラ39に回収される。また、転写後に感光ドラム29上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ31によって回収される。
(3−4)定着部
定着部23は、転写部22の後方に配置されており、加熱ローラ65と、その加熱ローラ65を加圧する加圧ローラ66とを備えている。
定着部23において、用紙3に転写されたカラー像は、用紙3が加熱ローラ65と加圧ローラ66との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙3に熱定着される。
(4)排紙部
排紙部6は、前方に向かって開放される略C字状の排紙パス67を備えている。この排紙パス67上には、搬送ローラ69、ピンチローラ70および1対の排紙ローラ71が配設されている。定着部23から搬送される用紙3は、搬送ローラ69およびピンチローラ70により排紙パス67に沿って搬送され、排紙ローラ71によって、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ68上に排紙される。
2.ドラムユニット
図3は、ドラムユニット26の左側斜め下方から見た斜視図である。
ドラムユニット26は、前後方向に沿って並列的に配置される4つのドラムサブユニット28と、4つのドラムサブユニット28の前側に配置されるフロントビーム101と、4つのドラムサブユニット28の後側に配置されるリヤビーム102と、4つのドラムサブユニット28、フロントビーム101およびリヤビーム102を左右両側から挟む、フレームの一例としての1対の側板103とを備えている。
各側板103は、ドラムサブユニット28、フロントビーム101およびリヤビーム102を形成する樹脂材料よりも剛性の高い材料、たとえば、金属または繊維強化樹脂を用いて形成されており、好ましくは、鋼板を用いて形成されている。各側板103は、前後方向に延びる側面視略細長矩形板状をなしている。そして、各側板103は、前端部がフロントビーム101に固定され、後端部がリヤビーム102に固定されて、4つのドラムサブユニット28を左右両側から挟持した状態で保持している。
各側板103には、下端部において、各ドラムサブユニット28に備えられる感光ドラム29のドラム軸33の軸方向端部を挿通する軸孔104が形成されている。各軸孔104は、互いに隣り合う軸孔104の中心間の距離が一定となる等間隔に配置されている。ドラム軸33は、軸方向両端部が両側板103の軸孔104に挿通されて、両側板103に回転不能に支持されている。
左側の側板103には、各感光ドラム29に対応づけて、各感光ドラム29が配置されている位置(並び位置)に、前側から順に、「1」、「2」、「3」および「4」のマークが付されている。すなわち、ブラック用の感光ドラム29に対応づけて、左側の側板103におけるブラック用の感光ドラム29と対向する位置には、「1」のマークが付されている。また、イエロー用の感光ドラム29に対応づけて、左側の側板103におけるイエロー用の感光ドラム29と対向する位置には、「2」のマークが付されている。マゼンタ用の感光ドラム29に対応づけて、左側の側板103におけるマゼンタ用の感光ドラム29と対向する位置には、「3」のマークが付されている。そして、シアン用の感光ドラム29に対応づけて、左側の側板103におけるシアン用の感光ドラム29と対向する位置には、「4」のマークが付されている。
3.感光ドラム
図4は、感光ドラム29の斜視図である。
(1)ドラム本体
感光ドラム29のドラム本体32は、たとえば、厚さ0.75mmのアルミニウム材を用いて円筒状に形成されている。このドラム本体32の外周面には、ポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層111が形成されている。
(2)ドラム軸
ドラム軸33(図3参照)は、たとえば、直径5mmの金属棒材からなる。
(3)フランジ部材
感光ドラム29のドラム軸33は、その軸方向両端部において、2個の固定部材の一例としてのフランジ部材112の中心に回転可能に挿通されている。
図5は、左側のフランジ部材112の斜視図である。
フランジ部材112は、ドラム本体32の両端部に、ドラム本体32に対して相対回転不能に装着されている。各感光ドラム29の左側のフランジ部材112は、絶縁性の樹脂材料を用いて、同一の成形金型により成形されている。また、各感光ドラム29の右側のフランジ部材112は、絶縁性の樹脂材料を用いて、同一の成形金型により成形されている。
ドラム本体32の中心に対してフランジ部材112の中心がずれていると、ドラム本体32にフランジ部材112が固定(装着)された状態で、ドラム本体32(ドラム本体32の外周面)は、フランジ部材112の中心(ドラム軸33)に対して偏心を有する。各感光ドラム29に備えられる左右のフランジ部材112が同一の成形金型により成形されているので、ドラム本体32にフランジ部材112が固定された状態で、各感光ドラム29のドラム本体32の偏心は同じになる。
図5には、左側のフランジ部材112のみが示されているが、各フランジ部材112は、ドラム本体32に挿入される挿入部113と、ドラム本体32から露出する露出部114と、挿入部113と露出部114とを連結する連結部115とを一体的に備えている。
挿入部113は、ドラム本体32の内周面とほぼ同じ外径を有する円筒状に形成されている。
露出部114は、略円筒状の外側筒体121および略円筒状の内側筒体122を有する略二重円筒状に形成されている。外側筒体121は、挿入部113の外周面とほぼ同じ径を有する円筒状の外周面を有している。外側筒体121の外周面には、その軸線方向に延びる基準突条116が形成されている。また、外側筒体121の外周面には、シール117が貼着されている。
シール117は、露出部114の周方向に延びて形成されている。シール117には、感光ドラム29をドラムユニット26に取り付けた状態で左側から見て反時計まわりに一定間隔ごとに、「1」、「2」、「3」および「4」のマークが記されている。また、シール117には、「4」のマークの近傍の位置に、左右方向の内側端縁(右側端縁)から矩形状に切り欠くことにより、切欠118が形成されている。そして、シール117は、その切欠118に基準突条116が嵌合するように、露出部114の外側筒体121の外周面に貼着されている。これにより、各感光ドラム29において、マーク「1」、「2」、「3」および「4」は、左側のフランジ部材112の挿入部113の偏心の位相、つまりドラム本体32の偏心の位相に対して同じ位置関係を有するように配置される。
また、露出部114の内側筒体122には、その一部を切り欠くことにより、後述する突起127が嵌合する被係合部の一例としての嵌合部123が形成されている。
連結部115は、挿入部113および露出部114の各外径よりも大きな外径を有している。したがって、連結部115は、ドラム本体32内に挿入することはできず、挿入部113がドラム本体32内に挿入されるときのストッパとなる。
(4)ドラムギヤ
図4に示すように、左側のフランジ部材112の軸方向外側には、ギヤ部の一例としてのドラムギヤ119が回転不能に接合されている。
図6は、ドラムギヤ119の右側(フランジ部材112側)から見た斜視図である。
各感光ドラム29のドラムギヤ119は、絶縁性の樹脂材料を用いて、同一の成形金型により成形されている。
ドラムギヤ119は、図示しない多数のギヤ歯が外周面に形成された円筒状のギヤ形成部124と、ドラム軸33(図3参照)が挿通される円筒状の軸挿通部125と、ギヤ形成部124と軸挿通部125とを連結する連結部126と、連結部126から右側に突出する突起127とを一体的に備えている。
係合部の一例としての突起127は、ギヤ形成部124の右端縁よりも右側に突出している。ドラムギヤ119がフランジ部材112に接合された状態で、突起127は、フランジ部材112の嵌合部123(図5参照)に嵌合する。これにより、フランジ部材112に対してドラムギヤ119が一定の回転方向位置に位置決めされる。各感光ドラム29のドラムギヤ119は、同一の成形金型により成形されているので、各感光ドラム29間において、フランジ部材112とドラムギヤ119との回転方向における位置関係は同じになる。
ドラムギヤ119には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が入力される。これにより、ドラム軸33(図3参照)まわりに、ドラムギヤ119が回転し、このドラムギヤ67とともにフランジ部材112およびドラム本体32が回転する。
各感光ドラム29のドラムギヤ119が同一の成形金型により成形されているので、各感光ドラム29間において、ドラムギヤ119とこれに噛み合う本体側ギヤ(本体ケーシング2内に設けられるギヤ)との間に有する噛み合い誤差が同じになる。また、各感光ドラム29のドラムギヤ119が有する偏心も同じになる。各感光ドラム29間において、フランジ部材112とドラムギヤ119とは同じ回転方向位置関係を有するので、各感光ドラム29において、マーク「1」、「2」、「3」および「4」は、ドラムギヤ119の偏心および噛み合い誤差により生じる回転速度むらの位相に対して同じ位置関係を有する。
4.感光ドラムの配置
図7は、感光ドラム29の配置について説明するための図である。
ドラムユニット26の両側板103(図3参照)間において、4つの感光ドラム29の各ドラム軸33が互いに隣り合うドラム軸33間の距離が一定となる等間隔に配置されることにより、4つの感光ドラム29は、互いに隣り合う感光ドラム29(ドラム本体32)の中心間の距離Pが一定となる等間隔に配置されている。
そして、シール117(図4参照)に記されたマーク「1」、「2」、「3」および「4」は、互いに隣り合うマークにおいて、感光ドラム29(ドラム本体32)の中心に対する中心角が下記式(1)に示す角度αをなすような位置に配置されている。
α={(S−P)/S}×360° ・・・(1)
ただし、S:ドラム本体32の外周面の周長
すなわち、マーク「1」を基準とすると、このマーク「1」に対して図3における時計まわりに中心角αをなす位置にマーク「2」が付され、マーク「1」に対して図3における時計まわりに中心角2αをなす位置にマーク「3」が付され、マーク「1」に対して図3における時計まわりに中心角3αをなす位置にマーク「4」が付されている。
たとえば、互いに隣り合う感光ドラム29の中心間の距離P=65mm、ドラム本体32の外周面の直径R=24mmとすると、ドラム本体32の外周面の周長S≒75.4mmであり、角度α=49.7°となる。そして、フランジ部材112の外周面において、一定の中心角49.7°ごとに、マーク「1」、「2」、「3」および「4」が順に付されている。
そして、4つの感光ドラム29は、ドラムユニット26の側板103(図3参照)に各感光ドラム29に対応づけて表示されているマーク「1」、「2」、「3」および「4」と同じマークが鉛直下方を向くように、それぞれの周方向位置が調整される。
より具体的には、側板103におけるブラック用の感光ドラム29と対向する位置には、「1」のマークが付されているので、ブラック用の感光ドラム29は、シール117に記されているマーク「1」が鉛直下方を向くように配置される。側板103におけるイエロー用の感光ドラム29と対向する位置には、「2」のマークが付されているので、イエロー用の感光ドラム29は、シール117に記されているマーク「2」が鉛直下方を向くように配置される。側板103におけるマゼンタ用の感光ドラム29と対向する位置には、「3」のマークが付されているので、マゼンタ用の感光ドラム29は、シール117に記されているマーク「3」が鉛直下方を向くように配置される。側板103におけるシアン用の感光ドラム29と対向する位置には、「3」のマークが付されているので、シアン用の感光ドラム29は、シール117に記されているマーク「3」が鉛直下方を向くように配置される。
角度αは、式(1)に示されるように、ドラム本体32の外周面の周長Sと互いに隣り合う感光ドラム29の中心間の距離Pとの差に対応した角度であるので、4つの感光ドラム29の周方向位置が前述のように調整されることにより、各感光ドラム29から用紙3に転写される各色画像の位置が一致する。すなわち、ブラック用の感光ドラム29のマーク「1」が鉛直下方を向くときに、このブラック用の感光ドラム29から用紙3に転写されるブラックトナー像には、その後、イエロー用の感光ドラム29からイエロートナー像が重ねて転写され、このときイエロー用の感光ドラム29のマーク「1」が鉛直下方を向く。また、マゼンタ用の感光ドラム29からマゼンタトナー像が重ねて転写され、このときマゼンタ用の感光ドラム29のマーク「1」が鉛直下方を向く。さらに、シアン用の感光ドラム29からシアントナー像が重ねて転写され、このときシアン用の感光ドラム29のマーク「1」が鉛直下方を向く。前述したように、各感光ドラム29において、マーク「1」、「2」、「3」および「4」がドラム本体32の偏心の位相に対して同じ位置関係を有しているので、その偏心にかかわらず、各感光ドラム29の同じマークが鉛直下方を向くときに用紙3に転写される画像は、用紙3に対して同一位置に転写される。また、前述したように、各感光ドラム29において、マーク「1」、「2」、「3」および「4」がドラムギヤ119の回転速度むらの位相に対して同じ位置関係を有しているので、その回転速度むらに起因する画像の位置ずれも生じない。したがって、色ずれのない高品質なカラー画像を得ることができる。
5.作用効果
以上のように、4つの感光ドラム29は、互いに隣り合う感光ドラム29の中心間の距離Pが一定となる等間隔に配置されている。そして、各感光ドラム29には、共通の周方向基準位置(基準突条116に対して感光ドラム29の回転方向上流側に隣接する位置)と、周方向基準位置に対して周方向に中心角が{(S−P)/S}×360°ずつずれた3つの位置とに、それぞれ異なるマーク「1」、「2」、「3」および「4」が付されている。したがって、各感光ドラム29に付されているマーク「1」、「2」、「3」および「4」を基準に、各感光ドラム29間の相対的な回転位置関係を調整することにより、各感光ドラム29の偏心の位相を画像に対して一致させることができる。
また、各フランジ部材112と一体的に回転する各ドラムギヤ119は、同一の成形金型により成形されている。これにより、各ドラムギヤ119を同一形状に形成することができ、各ドラムギヤ119が有する偏心を同じにすることができる。また、各ドラムギヤ119間において、ドラムギヤ119とドラムギヤ119に噛み合うギヤとの間に有する噛み合い誤差を同じにすることができる。その結果、各ドラムギヤ119間において、ドラムギヤ119の偏心および噛み合い誤差により生じるドラムギヤ119の回転速度のむらを揃えることができる。そして、フランジ部材112の嵌合部123に対するドラムギヤ119の突起127の嵌合により、フランジ部材112に対してドラムギヤ119が一定の回転方向位置に位置決めされるので、各感光ドラム29間に生じる回転速度むらを揃えることができる。そのため、各感光ドラム29に付されているマーク「1」、「2」、「3」および「4」を基準に、各感光ドラム29間の相対的な回転位置関係を調整することにより、各感光ドラム29に生じる回転速度むらの位相を画像に対して一致させることができる。よって、色ずれのない高品質な画像を得ることができる。
このカラーレーザプリンタ1では、ドラムユニット26の側板103に、鉛直下方に向けるべき各感光ドラム29上のマークと対応するマークが、各感光ドラム29の並び位置と対応づけられて表示されている。したがって、側板103に表示されているマークを見て、各感光ドラム29を、その並び位置に表示されているマークと同じマークが鉛直下方に向くように回転させることにより、確実かつ簡単に、各感光ドラム29の偏心の位相を画像に対して一致させることができる。すなわち、各感光ドラム29の位相を検出するためのセンサなどを必要とせず、安価かつ簡素な構成で、各感光ドラム29の偏心の位相を画像に対して一致させることができる。その結果、各色トナー像を用紙3に位置ずれなく転写することができ、色ずれのない高品質なカラー画像を得ることができる。
また、各感光ドラム29のフランジ部材112にマーク「1」、「2」、「3」および「4」が付されているので、それらのマーク「1」、「2」、「3」および「4」の視認性に優れている。
なお、この実施形態では、「1」、「2」、「3」および「4」のマークが記されたシール117がフランジ部材112に貼着されるとしたが、それらのマークは、フランジ部材112の外周面にレーザ彫刻により付されていてもよい。
また、マーク「1」、「2」、「3」および「4」は、ドラム本体32の外周面に付されていてもよい。さらに、フランジ部材112とドラムギヤ119とが一体的に回転するので、マーク「1」、「2」、「3」および「4」をドラムギヤ119の端面に付すこともできる。
さらに、フランジ部材112とドラムギヤ119とは、別体に形成されているとしたが、一体に形成されていてもよい。この場合、各感光ドラム29に備えられる一体のフランジ部材112およびドラムギヤ119は、同一の成形金型により成形されることが好ましい。
また、この実施形態では、画像形成装置として、各感光ドラム29から用紙3にトナー像を直接転写する直接転写タイプのカラーレーザプリンタ1を例示したが、画像形成装置は、各色のトナー像を、各感光ドラムから一旦中間転写体に転写し、その後、用紙に一括転写する中間転写タイプのカラーレーザプリンタであってもよい。
本発明の画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1に示す現像カートリッジおよびドラムサブユニットの側断面図である。 図1に示すドラムユニットの左側斜め下方から見た斜視図である。 図3に示す感光ドラムの斜視図である。 図4に示す左側のフランジ部材の斜視図である。 図4に示すドラムギヤの右側から見た斜視図である。 図3に示す感光ドラムの配置について説明するための図である。
符号の説明
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
26 ドラムユニット
32 ドラム本体
103 側板
112 フランジ部材
118 ドラムギヤ
123 嵌合部
127 突起

Claims (8)

  1. 複数の感光ドラムと、
    複数の前記感光ドラムを並列に配置した状態で一体的に保持するフレームとを備え、
    複数の前記感光ドラムは、同一形状に形成されて、互いに隣り合う前記感光ドラムの中心間の距離Pが一定となる等間隔に配置され、
    各前記感光ドラムには、共通の周方向基準位置を基準として、中心角が
    {(S−P)/S}×360°(S:前記感光ドラムの周長)
    ずつずれた複数の位置に、それぞれマークが付されていることを特徴とする、感光ドラムユニット。
  2. 各前記感光ドラムは、互いに隣り合う前記感光ドラムにおいて、1つずれた前記マークを特定方向に合わせた状態で、前記フレームに保持されることを特徴とする、請求項1に記載の感光ドラムユニット。
  3. 各前記感光ドラムには、前記周方向基準位置と、前記周方向基準位置に対して周方向に中心角が{(S−P)/S}×360°ずつずれた、前記感光ドラムの個数より1つ少ない数の位置とに、それぞれ異なるマークが付されており、
    前記フレームには、前記特定方向に合わせるべき各前記感光ドラム上の前記マークと対応するマークが、各前記感光ドラムの並び位置と対応づけられて表示されていることを特徴とする、請求項2に記載の感光ドラムユニット。
  4. 前記感光ドラムは、円筒状のドラム本体と、前記ドラム本体の端部に相対回転不能に固定される固定部材とを備え、
    複数の前記感光ドラムに備えられる各前記固定部材は、同一の成形金型により成形されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の感光ドラムユニット。
  5. 前記マークは、前記ドラム本体または前記固定部材の周面に付されていることを特徴とする、請求項4に記載の感光ドラムユニット。
  6. 前記固定部材と一体的に回転するギヤ部を備えていることを特徴とする、請求項4または5に記載の感光ドラムユニット。
  7. 前記ギヤ部は、前記固定部材と別体をなし、
    前記各固定部材と一体的に回転する各前記ギヤ部は、同一の成形金型により形成され、
    前記固定部材および前記ギヤ部の一方は、前記固定部材に対して前記ギヤ部を一定の回転方向位置に位置決めするための係合部を有し、他方は、前記係合部に係合する被係合部を有していることを特徴とする、請求項6に記載の感光ドラムユニット。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の感光ドラムユニットと、
    前記感光ドラムユニットが装着される画像形成装置本体とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
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