JP2017193702A - 付加硬化性シリコーン樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(A)下記式(1)
(R1 3SiO1/2)r(R1 2SiO2/2)s(R1SiO3/2)t(SiO4/2)u
(1)
(式中、R1は互いに独立に、炭素数1〜12の置換又は非置換の一価飽和炭化水素基及び炭素数2〜6のアルケニル基から選ばれる基であり、ただしR1の少なくとも2個はアルケニル基である。rは0〜100の整数、sは0〜300の整数、tは0〜200の整数、uは0〜200の整数であり、ただし1≦t+u≦400、3≦r+s+t+u≦800である。)
で示される分岐状オルガノポリシロキサン
(B)下記式(2)
(R1 3SiO1/2)2(R1 2SiO2/2)x (2)
(式中、R1は上記と同じであり、ただしR1の少なくとも2個はアルケニル基であり、xは200〜700の整数である。)
で示される直鎖状オルガノポリシロキサン
(C)下記式(3)
で示される環状ビニルシロキサン;(A)及び(B)成分の合計100質量部に対して2〜7質量部
(D)ヒドロシリル基を一分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン;(A)〜(C)成分中のアルケニル基1モルに対して(D)成分中のヒドロシリル基が0.4〜4.0モルとなる量、及び
(E)ヒドロシリル化触媒;ヒドロシリル化反応を進行させるのに十分な量
を含む付加硬化性シリコーン樹脂組成物が、硬化前は低粘度でディスペンス性が良く、硬化後は十分な強度を有し、ダイシング性が良好であり、タックのない硬化物を与えることを見出し、本発明をなすに至った。
〔1〕
下記(A)〜(E)成分
(A)下記式(1)
(R1 3SiO1/2)r(R1 2SiO2/2)s(R1SiO3/2)t(SiO4/2)u
(1)
(式中、R1は互いに独立に、炭素数1〜12の置換又は非置換の一価飽和炭化水素基及び炭素数2〜6のアルケニル基から選ばれる基であり、ただしR1の少なくとも2個はアルケニル基である。rは0〜100の整数、sは0〜300の整数、tは0〜200の整数、uは0〜200の整数であり、ただし1≦t+u≦400、3≦r+s+t+u≦800である。)
で示される分岐状オルガノポリシロキサン
(B)下記式(2)
(R1 3SiO1/2)2(R1 2SiO2/2)x (2)
(式中、R1は上記と同じであり、ただしR1の少なくとも2個はアルケニル基であり、xは200〜700の整数である。)
で示される直鎖状オルガノポリシロキサン
(C)下記式(3)
で示される環状ビニルシロキサン;(A)及び(B)成分の合計100質量部に対して2〜7質量部
(D)ヒドロシリル基を一分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン;(A)〜(C)成分中のアルケニル基1モルに対して(D)成分中のヒドロシリル基が0.4〜4.0モルとなる量、及び
(E)ヒドロシリル化触媒;ヒドロシリル化反応を進行させるのに十分な量
を含むことを特徴とする付加硬化性シリコーン樹脂組成物。
〔2〕
前記(A)成分と(B)成分との配合比が、質量比で(A):(B)=1:1〜2:1であることを特徴とする〔1〕記載の付加硬化性シリコーン樹脂組成物。
〔3〕
前記(D)成分が、下記式(4)
(R2 3SiO1/2)r'(R2 2SiO2/2)s'(R2SiO3/2)t'(SiO4/2)u'
(4)
(式中、R2は互いに独立に、水素原子又は炭素数1〜12の置換もしくは非置換の一価飽和炭化水素基であり、R2の少なくとも2個は水素原子である。r’は0〜100の整数、s’は0〜300の整数、t’は0〜200の整数、u’は0〜200の整数であり、ただし、2≦r’+s’+t’+u’≦800である。)
で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンである〔1〕又は〔2〕に記載の付加硬化性シリコーン樹脂組成物。
〔4〕
前記(E)成分の配合量が、(A)〜(D)成分の合計質量に対して5〜20ppmとなる量である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の付加硬化性シリコーン樹脂組成物。
[(A)分岐状(樹脂状)オルガノポリシロキサン]
本発明の(A)成分は、本発明の付加硬化性シリコーン樹脂組成物の主成分となるものであり、下記式(1)
(R1 3SiO1/2)r(R1 2SiO2/2)s(R1SiO3/2)t(SiO4/2)u
(1)
(式中、R1は互いに独立に、炭素数1〜12の置換又は非置換の一価飽和炭化水素基及び炭素数2〜6のアルケニル基から選ばれる基であり、ただしR1の少なくとも2個はアルケニル基である。rは0〜100の整数、sは0〜300の整数、tは0〜200の整数、uは0〜200の整数であり、ただし1≦t+u≦400、3≦r+s+t+u≦800である。)
で示されるオルガノポリシロキサンである。
また、アルケニル基は、R1 3SiO1/2単位にあっても、R1 2SiO2/2単位にあっても、R1SiO3/2単位にあっても、これら複数にあってもよいが、R1 3SiO1/2単位に有することが好ましい。
本発明の(B)成分も、本発明の付加硬化性シリコーン樹脂組成物の主成分となるものであり、(A)成分の分岐状オルガノポリシロキサンと併用することによって、粘度を低下させ、更には硬化物の強度を向上させる等の役割を担うものである。該オルガノポリシロキサンは、下記式(2)
(R1 3SiO1/2)2(R1 2SiO2/2)x (2)
(式中、R1の定義は上記と同じであり、R1の少なくとも2個はアルケニル基であり、xは200〜700の整数である。)
で示されるオルガノポリシロキサンである。R1については、上記(A)成分における具体例に挙げられた基と同じものが例示でき、xは200〜700の整数であり、好ましくは300〜600である。xが200より小さいと、硬化物が十分な強度が得られず、xが700より大きいと硬化物が白濁してしまう。
また、アルケニル基は、R1 3SiO1/2単位にあっても、R1 2SiO2/2単位にあっても、これら複数にあってもよいが、R1 3SiO1/2単位に有することが好ましい。
本発明の(C)成分は、前記(A)及び(B)成分とともに用いることで、架橋密度を調整し、その結果組成物の粘度や硬化物の硬度、強度を改善することができる。該環状シロキサンは、下記式(3)
で示される環状シロキサンであって、R1については、上記(A)成分における具体例に挙げた基と同じものが例示でき、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基が好ましく、より好ましくはメチル基である。nは3〜6の整数であり、好ましくは3又は4である。
本発明の(D)成分は、前記(A)〜(C)成分とヒドロシリル化反応によって架橋構造を形成し、該シリコーン樹脂組成物を硬化させる架橋剤の役割を担うものである。
(R2 3SiO1/2)r'(R2 2SiO2/2)s'(R2SiO3/2)t'(SiO4/2)u'
(4)
(式中、R2は互いに独立に、水素原子又は炭素数1〜12の置換もしくは非置換の一価飽和炭化水素基であり、R2の少なくとも2個は水素原子である。r’は0〜100の整数、s’は0〜300の整数、t’は0〜200の整数、u’は0〜200の整数であり、ただし、2≦r’+s’+t’+u’≦800である。)
で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを好適に用いることができる。ここで、R2は水素原子、又は炭素数1〜12,特に1〜6の置換もしくは非置換の一価飽和炭化水素基であり、一価飽和炭化水素基の例としては、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、及びこれらの基の炭素原子に結合する水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの等が例示されるが、R2のうち少なくとも2個は水素原子であり、その他の置換基はメチル基が好ましい。
また、水素原子は、R2 3SiO1/2単位にあっても、R2 2SiO2/2単位にあっても、R2SiO3/2単位にあっても、これら複数にあってもよいが、R2 3SiO2/2単位に有することが好ましい。
(E)成分はヒドロシリル化触媒である。該触媒は、ヒドロシリル化反応を進行させ得る能力を有するものであればよく、特に限定されるものでない。中でも、白金族金属単体及び白金族金属化合物から選ばれる触媒が好ましい。例えば、白金(白金黒を含む)、塩化白金、塩化白金酸、白金−ジビニルシロキサン錯体等の白金−オレフィン錯体、白金−カルボニル錯体等の白金触媒、パラジウム触媒、ロジウム触媒等が挙げられる。これらの触媒は、1種単独で使用しても2種以上を組み合わせて使用しても良い。これらの中でも特に好ましくは、塩化白金酸、及び白金−ジビニルシロキサン錯体等の白金−オレフィン錯体である。
蛍光体は、特に制限されるものでなく、従来公知の蛍光体を使用すればよい。例えば、半導体素子、特に窒化物系半導体を発光層とする半導体発光ダイオードからの光を吸収し、異なる波長の光に波長変換するものであることが好ましい。このような蛍光体としては、例えば、Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体・酸窒化物系蛍光体、Eu等のランタノイド系、Mn等の遷移金属系の元素により主に賦活されるアルカリ土類金属ハロゲンアパタイト蛍光体、アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体、アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体、アルカリ土類金属ケイ酸塩蛍光体、アルカリ土類金属硫化物蛍光体、アルカリ土類金属チオガレート蛍光体、アルカリ土類金属窒化ケイ素蛍光体、ゲルマン酸塩蛍光体、又は、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される希土類アルミン酸塩蛍光体、希土類ケイ酸塩蛍光体又はEu等のランタノイド系元素で主に賦活される有機錯体蛍光体、Ca−Al−Si−O−N系オキシ窒化物ガラス蛍光体等から選ばれる1種以上であることが好ましい。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される酸窒化物系蛍光体としては、MSi2O2N2:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種である。)が挙げられる。
上記蛍光体は、所望に応じてEuに代えて、又は、Euに加えてTb、Cu、Ag、Au、Cr、Nd、Dy、Co、Ni、Tiから選択される1種以上を含有させることができる。
また、上記蛍光体以外の蛍光体であって、同様の性能、効果を有する蛍光体を使用することもできる。
無機充填材としては、例えば、シリカ、ヒュームドシリカ、ヒュームド二酸化チタン、アルミナ、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、酸化第二鉄、酸化亜鉛等を挙げることができる。これらは、1種単独で又は2種以上を併せて使用することができる。無機充填材を配合する場合の配合量は特に制限されないが、(A)〜(D)成分の合計100質量部あたり20質量部以下、好ましくは0.1〜10質量部の範囲で適宜配合すればよい。
本発明の硬化性組成物は、接着性を付与するため、必要に応じて接着助剤を含有してよい。接着助剤としては、例えば、一分子中にケイ素原子に結合した水素原子、アルケニル基、アルコキシ基、エポキシ基から選ばれる官能性基を少なくとも2種、好ましくは3種有するオルガノシロキサンオリゴマーが挙げられる。該オルガノシロキサンオリゴマーは、ケイ素原子数4〜50個であることが好ましく、より好ましくは4〜20個である。また、接着助剤として、下記一般式(5)で示されるオルガノオキシシリル変性イソシアヌレート化合物、及びその加水分解縮合物(オルガノシロキサン変性イソシアヌレート化合物)を使用することができる。
また、接着助剤を配合する場合の配合量として、本接着助剤を含む全組成物中のアルケニル基の合計個数に対して、全組成物中のヒドロシリル基の合計個数の比が0.4〜4となる量が好ましく、0.6〜3となる量がより好ましく、0.8〜2となる量が更に好ましい。
本発明の硬化性組成物は、反応性を制御して貯蔵安定性を高めるために、硬化抑制剤を含んでよい。硬化抑制剤としては、トリアリルイソシアヌレート、アルキルマレエート、アセチレンアルコール類、及びそのシラン変性物及びシロキサン変性物、ハイドロパーオキサイド、テトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリアゾール、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる化合物が挙げられる。硬化抑制剤を配合する場合の配合量は、(E)成分のヒドロシリル化触媒中の触媒有効量に対して、モル比で5〜100倍の量が好ましく、より好ましくは5〜50倍の量である。
本発明の硬化性組成物には、上記成分のほかに、その他の添加剤を配合することができる。その他の添加剤としては、例えば、老化防止剤、ラジカル禁止剤、難燃剤、界面活性剤、オゾン劣化防止剤、光安定剤、増粘剤、可塑剤、酸化防止剤、熱安定剤、導電性付与剤、帯電防止剤、放射線遮断剤、核剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、金属不活性化剤、物性調整剤、有機溶剤等が挙げられる。これらの任意成分は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
下記実施例に示した重量平均分子量(Mw)はポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定した値である。以下に測定条件を示す。
展開溶媒:テトラヒドロフラン
流速:0.6mL/min
カラム:TSK Guardcolumn SuperH−L
TSKgel SuperH4000(6.0mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperH3000(6.0mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperH2000(6.0mmI.D.×15cm×2)
(いずれも東ソー社製)
カラム温度:40℃
試料注入量:20μL (試料濃度:0.5質量%−テトラヒドロフラン溶液)
検出器:示差屈折率計(RI)
(C−2)1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリビニルシクロトリシロキサン(Vi価=1.16モル/100g)
(C−1’)下記式で表される両末端ビニルジメチルシリコーンオイル(信越化学工業株式会社製、Vi価=0.217モル/100g)
(A)53質量部、(B)36質量部、(C)4質量部、(D)7質量部を混合し、(E)塩化白金酸のジビニルシロキサン錯体を白金量として5ppm加えて混合し、硬化性組成物を調製した。
各成分の配合量を表1に記載の通り変更した他は実施例1と同様の操作を繰返し、硬化性組成物を調製した。
[硬化性組成物の粘度]
JIS Z 8803:2011に準じ、B型粘度計を用いて23℃での硬化性組成物の粘度を測定した。結果を表1に記載する。
50mm径×10mm厚のアルミシャーレに調製した硬化性組成物を流し込み、60℃×1時間、100℃×1時間、150℃×4時間の順でステップキュアし、サンプルを作製した。得られた硬化物の硬さ(デュロメータShoreAもしくはShoreD)をJIS K 6253−3:2012に記載の方法に準拠して測定した。結果を表1に記載する。
50mm×20mm×1mm厚のスライドガラス2枚の間に凹型の1mm厚テフロン(登録商標)スペーサーを挟み、それらを固定した後、硬化性組成物を流し込み、60℃×1時間、100℃×1時間、150℃×4時間の順でステップキュアし、透過率測定サンプルを作製した。得られたサンプルの450nmにおける光透過率を分光光度計 U−4100(株式会社日立ハイテクノロジーズ製)にて測定した。結果を表1に記載する。
150mm×200mm×2mm厚の凹型テフロン(登録商標)金型に調製した硬化性組成物を流し込み、60℃×1時間、100℃×1時間、150℃×4時間の順でステップキュアし、試験サンプルを作製した。JIS K 6251:2010に準拠して、EZ TEST(EZ−L、株式会社島津製作所製)を用いて、試験速度500mm/min、つかみ具間距離80mm、標点間距離40mmの条件でサンプルの引張強さと切断時伸びを測定した。
結果を表1に記載する。
硬化物の表面に親指を1秒間押しつけ、引き剥がす時の抵抗を官能評価した。抵抗を感じたものを「あり」、感じなかったものを「なし」とした。結果を表1に示す。
凹型テフロン(登録商標)金型に調製した硬化性組成物を流し込み、60℃×1時間、100℃×1時間、150℃×4時間の順でステップキュアして、100mm×100mm×2mm厚の硬化物シートを作製した。得られたシートについて、ZP07−SD2000−F1B333NBC−ZB1050(株式会社ディスコ)のブレードによるブレードダイシングによって評価した。評価は、ダイシングした部分がへこまないものを「良」、ダイシングした部分がへこむものを「不良」とした。結果を表1に示す。
Claims (4)
- 下記(A)〜(E)成分
(A)下記式(1)
(R1 3SiO1/2)r(R1 2SiO2/2)s(R1SiO3/2)t(SiO4/2)u
(1)
(式中、R1は互いに独立に、炭素数1〜12の置換又は非置換の一価飽和炭化水素基及び炭素数2〜6のアルケニル基から選ばれる基であり、ただしR1の少なくとも2個はアルケニル基である。rは0〜100の整数、sは0〜300の整数、tは0〜200の整数、uは0〜200の整数であり、ただし1≦t+u≦400、3≦r+s+t+u≦800である。)
で示される分岐状オルガノポリシロキサン
(B)下記式(2)
(R1 3SiO1/2)2(R1 2SiO2/2)x (2)
(式中、R1は上記と同じであり、ただしR1の少なくとも2個はアルケニル基であり、xは200〜700の整数である。)
で示される直鎖状オルガノポリシロキサン
(C)下記式(3)
で示される環状ビニルシロキサン;(A)及び(B)成分の合計100質量部に対して2〜7質量部
(D)ヒドロシリル基を一分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン;(A)〜(C)成分中のアルケニル基1モルに対して(D)成分中のヒドロシリル基が0.4〜4.0モルとなる量、及び
(E)ヒドロシリル化触媒;ヒドロシリル化反応を進行させるのに十分な量
を含むことを特徴とする付加硬化性シリコーン樹脂組成物。 - 前記(A)成分と(B)成分との配合比が、質量比で(A):(B)=1:1〜2:1であることを特徴とする請求項1記載の付加硬化性シリコーン樹脂組成物。
- 前記(D)成分が、下記式(4)
(R2 3SiO1/2)r'(R2 2SiO2/2)s'(R2SiO3/2)t'(SiO4/2)u'
(4)
(式中、R2は互いに独立に、水素原子又は炭素数1〜12の置換もしくは非置換の一価飽和炭化水素基であり、R2の少なくとも2個は水素原子である。r’は0〜100の整数、s’は0〜300の整数、t’は0〜200の整数、u’は0〜200の整数であり、ただし、2≦r’+s’+t’+u’≦800である。)
で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンである請求項1又は2に記載の付加硬化性シリコーン樹脂組成物。 - 前記(E)成分の配合量が、(A)〜(D)成分の合計質量に対して5〜20ppmとなる量である請求項1〜3のいずれか1項に記載の付加硬化性シリコーン樹脂組成物。
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