JP2017192042A - アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法 - Google Patents

アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017192042A
JP2017192042A JP2016080640A JP2016080640A JP2017192042A JP 2017192042 A JP2017192042 A JP 2017192042A JP 2016080640 A JP2016080640 A JP 2016080640A JP 2016080640 A JP2016080640 A JP 2016080640A JP 2017192042 A JP2017192042 A JP 2017192042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
layer
antenna device
bobbin body
conducting wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016080640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6701907B2 (ja
Inventor
田中 慶
Kei Tanaka
慶 田中
菊地 修一
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
孝信 六嘉
Takanobu Rokuka
孝信 六嘉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumida Corp
Original Assignee
Sumida Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumida Corp filed Critical Sumida Corp
Priority to JP2016080640A priority Critical patent/JP6701907B2/ja
Priority to CN201710065277.6A priority patent/CN107293859B/zh
Priority to US15/460,306 priority patent/US10186774B2/en
Priority to EP18207088.8A priority patent/EP3471207B1/en
Priority to EP17165464.3A priority patent/EP3232506B1/en
Publication of JP2017192042A publication Critical patent/JP2017192042A/ja
Priority to US16/218,046 priority patent/US10665944B2/en
Priority to JP2020078017A priority patent/JP6981498B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6701907B2 publication Critical patent/JP6701907B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • H01Q7/06Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with core of ferromagnetic material
    • H01Q7/08Ferrite rod or like elongated core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/2208Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles associated with components used in interrogation type services, i.e. in systems for information exchange between an interrogator/reader and a tag/transponder, e.g. in Radio Frequency Identification [RFID] systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/3208Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used
    • H01Q1/3233Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used particular used as part of a sensor or in a security system, e.g. for automotive radar, navigation systems
    • H01Q1/3241Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used particular used as part of a sensor or in a security system, e.g. for automotive radar, navigation systems particular used in keyless entry systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】構造が簡素でありながらも、インダクタンス値を容易に調整することが可能なアンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】磁性材料から形成されるコア20Aと、コア20Aの外周側に配置されると共に、長手方向の中途に仕切部が存在するボビン体30Aと、ボビン体30Aに導線51Aを巻回することにより形成されるコイル50Aと、を備え、コイル50Aには、ボビン体30Aの一方側から仕切部33Aまで導線51Aの巻回密度を密な状態で巻回することにより構成される密巻線部53A部と、仕切部33Aからボビン体30Aの他方側まで導線51Aの巻回密度を疎な状態で巻回することにより形成される疎巻線部54Aとが設けられていて、疎巻線部54Aを構成する第1層と第2層の巻線方向が異なることで、第1層を構成している導線51Aと第2層を構成している導線51Aとは交差する状態で重ねられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法に関する。
近年、自動車等の車両や家屋等においては、スマートキーシステムが実用化されている。このスマートキーシステムは、無線でのIDコード等に関する情報を電磁波として送受信し、そのIDコード等が照合された場合には、持ち主はメカニカルなキーを用いずに、たとえば車両や家屋等におけるドアの施錠および解錠を行ったり、エンジンの始動や停止を行うことを可能としている。このようなスマートキーシステムでは、情報を送受信するためにコイルアンテナを備えるアンテナ装置が用いられている。
このアンテナ装置としては、たとえば特許文献1に開示の技術内容がある。特許文献1に開示のアンテナ装置は、第1の磁性体コアと、第1のコイルと、第2の磁性体コアと、第2のコイルとを備えている。
第1の磁性体コアは、扁平の棒状であり、その第1の磁性体コアの外周側には第1のコイルが配置され、その第1のコイルの一方の端部は第1の端子に接続されている。また、第2の磁性体コアは、トロイダル状の閉磁路構造であり、信号電波の送信時には磁気飽和するものの、信号電波の受信時には磁気飽和しない構成となっている。また、第2のコイルは第2の磁性体コアに巻回されている。その第2のコイルの一方の端部は第1のコイルの他方の端部に接続され、当該第2のコイルの他方の端部は第2の端子に接続されている。
特許第5050223号公報
ところで、特許文献1に開示の構成では、第2の磁性体コアという特殊の磁性体コアを用いると共に、その第2の磁性体コアに巻回された第2のコイルを用いることで、共振周波数を調整している。したがって、構造上複雑になる虞がある。
また、LC共振回路においては、共振周波数が狭い範囲に定められているため、LCの積も同様に狭い範囲内でしか変化できない。一方、第1のコイルに関しては、密に巻回されている部分が存在しているが、その密に巻回されている部分では、1ターン当たりのインダクタンス値Lの変化は、たとえば約10μHとなるものがある。また、共振回路に用いられるコンデンサにも製造上の特性バラつき(一例としては、±5%)が存在するのが一般的である。そのため、必要に応じて第1のコイルのインダクタンス値Lを1μH毎に調整する必要が生じることがあるが、そのような調整は困難となっている。したがって、静電容量値Cのバラつきを吸収し、それによって共振周波数等を求める際に必要となるインダクタンス値Lと静電容量値Cの積のバラつきを、共振範囲内に抑えることが難しくなる。
本発明は、この問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構造が簡素でありながらも、インダクタンス値を狭い公差範囲内で容易に調整することが可能なアンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のアンテナ装置の一側面は、磁性材料から形成されるコアと、コアの外周側に配置されると共に、長手方向の中途に仕切部が存在するボビン体と、ボビン体に導線を巻回することにより形成されるコイルと、を備え、コイルには、ボビン体の一方側から仕切部まで導線の巻回密度を密な状態で巻回することにより構成される密巻線部と、仕切部からボビン体の他方側まで導線の巻回密度を疎な状態で巻回することにより形成される疎巻線部とが設けられていて、疎巻線部には、第1層と第2層とが設けられていて、第1層と第2層の巻線方向が異なることで、第1層を構成している導線と第2層を構成している導線とは交差する状態で重ねられている、ことを特徴とするアンテナ装置が提供される。
また、本発明のアンテナ装置の他の側面は、上述の発明に加えて更に、ボビン体の一方側には、端子部材が取り付けられる端子取付部が設けられていて、密巻線部は、疎巻線部よりも端子取付部側に設けられている、ことが好ましい。
さらに、本発明のアンテナ装置の他の側面は、上述の発明に加えて更に、疎巻線部では、ボビン体の側壁部において第1層を構成する導線と第2層を構成する導線とが同一層内に位置するように配置されている、ことが好ましい。
また、本発明のアンテナ装置の他の側面は、上述の発明に加えて更に、第1層を構成する導線と第2層を構成する導線とは、ボビン体の長手方向に直交する幅方向に対して3度〜177度の範囲内の角度で交差している、ことが好ましい。
さらに、本発明のアンテナ装置の他の側面は、上述の発明に加えて更に、疎巻線部の長さは、密巻線部の長さ以上である、ことが好ましい。
また、本発明のアンテナ装置の他の側面は、上述の発明に加えて更に、疎巻線部の長さは密巻線部の長さと同等である、ことが好ましい。
さらに、本発明のアンテナ装置の他の側面は、上述の発明に加えて更に、ボビン体の長手方向において、最も他方側に位置する隣り合う導線同士間の距離は、最も一方側に位置する隣り合う導線同士間の距離と異なっている、ことが好ましい。
また、本発明のアンテナ装置の他の側面は、上述の発明に加えて更に、ボビン体の長手方向において、最も他方側に位置する隣り合う導線同士間の距離は、最も一方側に位置する隣り合う導線同士間の距離より短く設けられている、ことが好ましい。
さらに、本発明のアンテナ装置の製造方法の一側面は、長手方向の中途に仕切部が存在するボビン体のコア挿入部に、磁性材料から形成されるコアを挿入するコア挿入工程と、ボビン体に導線を巻回してコイルを形成するコイル形成工程と、を備え、コイル形成工程では、ボビン体の一方側から仕切部まで導線の巻回密度を密な状態で巻回することにより構成される密巻線部と、仕切部からボビン体の他方側まで導線の巻回密度を疎な状態で巻回することにより形成される疎巻線部とを形成し、疎巻線部では、第1層を巻回した後に、その第1層とは巻線方向が異なる第2層を巻回することで、第1層を構成している導線と第2層を構成している導線とは交差している、ことを特徴としている。
本発明によると、構造が簡素でありながらも、インダクタンス値を容易に調整することが可能なアンテナ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示すアンテナ装置のうち、コイルを除去した状態を示す斜視図である。 図1に示すアンテナ装置の構成を示す側面断面図である。 図1に示すアンテナ装置のボビン体の構成を示す斜視図である。 図1に示すアンテナ装置のボビン部のうち、コイルが巻回されている部分を示す平面図である。 本実施の形態に係るアンテナ装置における下層の導線と上層の導線の巻回状態を拡大して示す平面図である。 比較例としてのアンテナ装置における下層の導線と上層の導線の巻回状態を拡大して示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 図8に示すアンテナ装置のボビン体および接続端子の構成を示す斜視図である。 図8に示すアンテナ装置が備える3つの接続端子の形状を示す平面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る、アンテナ装置10Aについて、図面を参照しながら説明する。
また、以下の説明においては、XYZ直交座標系を用いて説明することがある。そのうち、X方向はアンテナ装置10Aの長手方向とし、X1側は後述するコネクタ接続部40Aが位置する側とし、X2側はそれとは逆側とする。また、Z方向はアンテナ装置10Aの厚み方向とし、Z1側は図2における上側とし、Z2側は図2における下側とする。また、Y方向はXZ方向に直交する方向(幅方向)とし、Y1側は図1における右手前側とし、Y2側はそれとは逆の奥左側とする。
<アンテナ装置10Aの全体構成について>
図1は、アンテナ装置10Aの全体構成を示す斜視図である。図2は、アンテナ装置10Aのうち、コイル50Aを除去した状態を示す斜視図である。図3は、アンテナ装置10Aの構成を示す側面断面図である。図1から図3に示すように、アンテナ装置10Aは、コア20Aと、ボビン体30Aと、コイル50Aと、接続端子60Aと、ケース90Aと、を主要な構成要素としている。
図2および図3に示すように、コア20Aは、磁性材料から形成されると共に、X方向に長い長尺状(棒状)に設けられている。また、コア20Aは、正面から見たときの断面を矩形状としている。なお、コア20Aは、その材質を磁性材としているが、磁性材としては、例えば、ニッケル系のフェライトまたはマンガン系のフェライト等の種々のフェライト、パーマロイ、センダスト等、各種の磁性材料および各種の磁性材料の混合物を用いることが可能である。
また、図2に示すように、コア20Aの外周側には、ボビン体30Aのボビン部31Aが取り付けられている。このボビン体30Aは、その材質を絶縁性に優れた熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂とするのが好ましい。なお、ボビン体30Aを構成する材質の一例としては、PBT(ポリブチレンテレフタレート)が挙げられるが、その他の樹脂を材質としても良い。また、ボビン体30Aは、半田付けや溶接加工などにより熱ダメージを受ける場合があることに鑑みて、耐熱性樹脂を用いることが更に好ましい。
図4は、ボビン体30Aの構成を示す斜視図である。図1から図4に示すように、ボビン体30Aは、ボビン部31Aと、端子取付部35Aと、コネクタ接続部40Aとが設けられている。ボビン部31Aには、巻枠部32Aと、仕切部33Aと、コア挿入部34Aが設けられている。
巻枠部32Aは、筒形状としても良いが、本実施の形態では、適宜打ち抜いた形状に設けられている。具体的には、図4に示すように、側壁部32A1は残しつつ、天面32A2側(上方側;Z1側)および底面32A3側(下方側;Z2側)に、打ち抜き部分32A4やスリット32A5を設ける構成となっている。特に、スリット32A5は、長手方向(X方向)の他端側(X2側)に設けられている。また、スリット32A5の他端側(X2側)は開放した状態となっている。したがって、巻枠部32Aに導線51Aを所定の張力を付与する状態で巻き付けると、コア挿入部34Aに挿入されているコア20Aが巻締めされることで、コア20Aを部分的に保持する。
また、ボビン部31Aには、仕切部33Aも設けられている。仕切部33Aは、コイル50Aの密巻線部53Aと、疎巻線部54Aとを区切るための部分である。図4に示す構成では、仕切部33Aは、たとえば側壁部32A1を突出させた突起状の部分となっているが、巻枠部32Aの天面32A2や底面32A3側を突出させるようにしても良い。
また、コア挿入部34Aは、ボビン部31Aを長手方向(X方向)に貫く穴状の部分であり、コア20Aが挿入される部分となっている。なお、コア挿入部34Aに面する側壁部32A1の内壁側には、コア20Aに当接するコア保持突起32A6が設けられている。コア保持突起32A6の個数は、幾つ設けられていても良いが、図4に示す構成では、コア挿入部34Aの長手方向(X方向)の一方寄りの部分(X1側)に設けられている。このコア保持突起32A6と、他端側(X2側)における導線の巻締めによるボビン部31Aの内壁とにより、コア20Aがコア挿入部34A内で保持された状態となっている。
また、端子取付部35Aは、接続端子60A(図1および図2参照)が取り付けられる部分となっている。端子取付部35Aには、上下方向に貫通している開口部35A1が設けられていて、この開口部35A1に、一対の接続端子60Aの絡げ部62Aが露出している。それぞれの絡げ部62Aには、コイル50Aの導線51Aの端末が絡げられ、その絡げ後に、半田付け等によって、コイル50Aと接続端子60Aとが電気的に接続されている。
なお、端子取付部35Aとコア挿入部34Aとを区切るために、端子取付部35Aの他端側(X2側)には、隔壁35A2が設けられている。この隔壁35A2にコア20Aが突き当たることにより、コア挿入部34A内においてコア20Aが位置決めされる。
ここで、端子取付部35Aには、たとえばコンデンサや抵抗等を実装している基板を取り付ける構成としても良い。基板を取り付ける場合には、絡げ部62A等のような接続端子60Aの一部が、基板を貫き、その貫いた部分で半田付けされる等により、基板の導体パターンと接続端子60Aとが電気的に接続される状態となる。なお、基板を端子取付部35Aに取り付ける場合、端子取付部35Aに対して基板が嵌合される構成とするのが好ましい。
また、端子取付部35Aには、コネクタ接続部40Aが連続的に設けられている。本実施の形態では、コネクタ接続部40Aは、長手方向(X方向)に直交する幅方向(Y方向)に沿うように設けられている。このコネクタ接続部40Aは、有底のコネクタ穴(図示省略)を有していて、そのコネクタ穴の一端側(Y1側)は、仕切壁部41Aで仕切られている。
ここで、図4に示すように、仕切壁部41Aには、幅方向(Y方向)に延伸する端子孔42Aが設けられていて、この端子孔42Aには、接続端子60Aが差し込まれている。したがって、端子孔42Aに挿し込まれた接続端子60Aは、コネクタ穴に突出することを可能としている。なお、本実施の形態では、接続端子60Aは一対設けられているので、端子孔42Aも一対存在している。しかしながら、端子孔42Aの個数は、接続端子60Aの個数に応じて、適宜変更することが可能である。
また、コネクタ穴の内部に突出している接続端子60Aには、このコネクタ穴に差し込まれる外部のコネクタが電気的に接続される。それにより、後述するコイル50A等に電流を導通させることが可能となっている。
次に、コイル50Aについて説明する。図5は、ボビン部31Aのうち、コイル50Aが巻回されている部分を示す平面図である。図5に示すように、コイル50Aには、密巻線部53Aと、疎巻線部54Aとが設けられている。密巻線部53Aは、コイル50Aのうち巻枠部32Aの長手方向(X方向)の一方側(X1側;端子取付部35A側)に巻回されている部分である。一方、疎巻線部54Aは、仕切部33Aを境として、その仕切部33Aから巻枠部32Aの長手方向(X方向)の他方側(X2側)に亘って巻回されている部分である。
図5に示す構成では、密巻線部53Aと疎巻線部54Aでは、導線51Aを2層巻回した構成となっており、たとえば巻枠部32Aの長手方向(X方向)の一端側(X1側)から巻回を開始して、巻枠部32Aの他端側(X2側)に到達した後に、再び一端側(X1側)まで巻回しながら到達するような状態となっている。したがって、下層(第1層)の導線51Aと上層(第2層)の導線51Aとは、交差する(クロスする)状態となっている。しかしながら、密巻線部53Aと疎巻線部54Aとは、2層の巻回には限られず、たとえば4層や6層のように幾層巻回しても良い。
なお、巻枠部32Aの他端側(X2側)には、導線51Aの位置ずれおよび保持するための係止手段が存在する構成としても良い。この係止手段により、巻枠部32Aの他端側(X2側)で導線51Aが係止されることで、下層(第1層)の導線51Aと上層(第2層)の導線51Aとが、良好に交差する(クロスする)状態を実現しても良い。また、下層(第1層)の導線51Aと上層(第2層)の導線51Aとは、ボビン体30Aの長手方向(X方向)に直交する幅方向(Y方向)に対して、3度〜177度の範囲内の角度で交差する構成とすることができる。この角度範囲内であれば、上層(第2層)の導線51Aが、隣り合う下層(第1層)の導線51Aの間の凹部に落ち込んだままの状態とならずに済み、インダクタンス値の調整を行い易い状態となる。
図5から明らかなように、疎巻線部54Aは、密巻線部53Aと比較して、巻線密度が低い部分となっている。すなわち、疎巻線部54Aにおける単位長さ当たりの導線51Aの巻回の回数は、密巻線部53Aと比較して少なくなっている。したがって、疎巻線部54Aにおいては、隣り合う導線51Aと導線51Aの間には、比較的大きな隙間S1が存在している。
ここで、巻枠部32Aの幅広面(XY面)において、隣り合う導線51Aと導線51Aとの間の間隔をピッチP1、P2…Pnと定義する。ピッチP1は最も巻枠部32Aの他端側(X2側)寄りの導線51A、51A間の距離である。同様に、巻枠部32Aの他端側(X2側)から一端側(X1側)に向け、順次導線51A同士間の距離をピッチP2、P3…Pnと呼ぶ。なお、最も巻枠部32Aの一端側(X1側)寄りの導線51A、51A間の距離をPnとする。もちろんピッチP1〜Pnは上層導線51A同士間の距離、または下層導線51A同士間の距離であるが、隣り合う上層導線51Aと下層導線51Aの間の距離ではないことは言うまでもない。
さらに、巻枠部32Aの幅狭面(XZ面)において、隣り合う導線51Aと導線51Aとの間の間隔をピッチSP1、SP2…SPmと定義する。ピッチSP1は最も巻枠部32Aの他端側(X2側)寄りの導線51A、51A間の距離である。同様に、巻枠部32Aの他端側(X2側)から一端側(X1側)に向け、順次導線51A同士間の距離をピッチSP2、SP3…SPmと呼ぶ。なお、最も巻枠部32Aの一端側(X1側)寄りの導線51A、51A間の距離をSPmとする。ここでは、後述とおり、巻枠部32Aの側面(幅狭面、XZ面とも呼ばれる)においては、上層導線51Aと下層導線51Aが交互に同じ面内、即ち1層で並べ替えるため、ピッチSP1〜SPmは上層導線51A同士間の距離、または下層導線51A同士間の距離ではなく、隣り合う上層導線51Aと下層導線51Aの間の距離である。
ここで、疎巻線部54Aにおいては、既に存在している下層の導線51Aの外側に、上層の導線51Aが隙間S1を有する状態で存在している。したがって、疎巻線部54Aでは、隙間S1の間隔(所謂ピッチP1〜Pn、またはSP1〜SPm中のいずれか)を狭く、または広くするように導線51Aを移動させることにより、インダクタンス値の調整を行うことを可能としている。
特に、ピッチP1またはSP1を動かせるのは一番効果的である。その理由は、ピッチP1またはSP1を挟む導線51Aは最もコア20Aの端部に近いため、このコア20Aの端部から発する磁束の分布への影響は最も大きい。同様に、ピッチP2またはSP2を挟む導線51Aの影響力は2番目である。一方、ピッチPnまたはSPmを挟む導線51Aは磁束分布への影響は最も小さく、一般的には移動させたり、ピッチ長を変更させたりしない。よって、ピッチP1の長さはピッチPnの長さに比べて異なるものである。
また、インダクタンス値の微小調整においては、最も巻枠部32Aの他端側(X2側)の一本目の導線51Aを動かせれば良いので、このとき、ピッチSP1だけが変化し、他のピッチSP1〜SPm、またはピッチP1〜Pnは変わらない。言い換えれば、この場合、ピッチSP1の長さはピッチSPmと異なるが、ピッチP1の長さはピッチPnと同じである。
さらに、上述どおり、インダクタンス値を調整するためには、ピッチP1〜Pn、またはSP1〜SPmの長さを長くしたり、短くしたりすることができるが、各ピッチの長さを短くすることが好ましい。即ち、ピッチP1の長さはピッチPnの長さより短い、またはピッチSP1の長さはピッチSPmの長さより短くすることが好ましい。
また、下層の導線51Aと上層の導線51Aとは、交差する(クロスする)状態で巻回されているので、上層の導線51Aは、下層の導線51Aに対して、移動させ易い状態となっている。この様子を、図6および図7に示す。図6は、本実施の形態に係るアンテナ装置10Aにおける下層の導線51Aと上層の導線51Aの巻回状態を拡大して示す平面図である。図7は、比較例としてのアンテナ装置における下層の導線と上層の導線の巻回状態を拡大して示す平面図である。
図6に示すように、下層の導線51Aと上層の導線51Aとが交差する(クロスする)状態のとき、上層の導線51Aは、隣り合う下層の導線51Aの間の凹みに落ち込むことが少なく、その下層の導線51Aに載置されたままスライドする。このとき、上層の導線51Aは、下層の導線51Aに対して接触面積が少ない状態で、スライドする。
一方、図7に示すように、下層の導線51Aと上層の導線51Aとは、交差せずに同じ向きに巻回されている場合、上層の導線51Aは、隣り合う下層の導線51Aの間の凹みに落ち込んだ状態となりがちとなる。そして、隣接する上層の導線51Aも、同様に凹みに落ち込んだ状態となっている。したがって、上層の導線51Aを下層の導線51Aに対してスライドさせる場合、対象となる上層の導線51Aと、隣接部位を含む周囲の上層の導線51Aに対して、凹みから下層の導線51Aの頂部へと持ち上げる必要があり、非常にスライドさせにくい状態となっている。
次に、接続端子60Aについて説明する。図1から図3に示す接続端子60Aは、金属製の端子に対してプレス成形を行い略L字形状に形成したものである。この接続端子60Aは、外観が略L字形状をなすように設けられている。この略L字形状をなすために、接続端子60Aは、その途中部分で略直角をなすように折り曲げられている。このような略L字形状の接続端子60Aには、差込片部61Aと絡げ部62Aとが設けられている。これらのうち、差込片部61Aは、接続端子60Aのうち幅方向(Y方向)に延伸する部分であり、上述したコネクタ接続部40Aのコネクタ穴に突出する部分である。また、絡げ部62Aは、上下方向(Z方向)に延伸する部分である。この絡げ部62Aは、導線51Aの端末が絡げられる部分となっている。
また、ケース90Aは、アンテナ装置10Aの全体を覆う部分であり、上述したコイル50Aやボビン体30Aを覆うような筒形状に設けられている。なお、ケース90Aには、外部機器に取り付けられるための取付部位が存在していても良い。
<アンテナ装置10Aの製造方法について>
以上のような構成のアンテナ装置10Aを製造する場合、射出成形によりボビン体30Aを形成し、また別途プレス成形により接続端子60Aを形成する。また、ボビン体30Aの形成後に、接続端子60Aを端子取付部35Aに位置させて、コネクタ接続部40Aのコネクタ穴に突出するように差し込む(接続端子挿入工程に対応)。
この取り付けを行うのに前後して、コア挿入部34Aにコア20Aを取り付ける(コア挿入工程に対応)。その取り付けの後に、巻枠部32Aに導線51Aを巻回して、コイル50Aを形成する(コイル形成工程に対応)。このコイル形成工程においては、下層の導線51Aを巻回する場合、仕切部33Aまでは隣接する導線51Aが密接する状態で巻回する。それにより、下層側の密巻線部53Aが形成される。
この下層側の密巻線部53Aに連続する状態で、巻枠部32Aのうち仕切部33Aよりも長手方向(X方向)の他方側(X2側)に導線51Aを巻回して、下層側の疎巻線部54Aを形成する。下層側の疎巻線部54Aを形成する場合においては、導線51Aと導線51Aの間に、比較的大きな隙間S1が存在する状態で巻回する。
そして、巻枠部32Aの長手方向(X方向)の他方側(X2側)の端部に到達した後に、今度は下層の導線51Aとは逆向きの巻回方向となる状態で、仕切部33Aに向かって導線51Aを巻回する。したがって、上層の導線51Aは、下層の導線51Aに対して交差する(クロスする)状態で巻回される。
上述のようなコイル50Aの形成に前後して、導線51Aの一方の端末を、一方の接続端子60A1の絡げ部62Aの先端側に絡げる。また、導線51Aの他方の端末は、コイル50Aの形成の後に、他方の接続端子60A2の絡げ部62Aに絡げる。それらの絡げの後に、たとえばディップ方式による半田付け等により、上述の絡げ部分を固定する。
ここで、アンテナ装置10Aを製造した後に、インダクタンス値Lを調整する必要が生じる場合がある。このインダクタンス値Lは、次の式により求められる。
L=k×μ0×π×a2×n2/b …(1)
上述の式(1)において、kは長岡定数であり、μ0は透磁率であり、aはコイルの半径を表し、nは巻数を表し、bはコイル長さを表す。
ここで、インダクタンス値Lを調整する場合、疎巻線部54Aにおいて、治具などを用いてコイル長さbを短くする(即ち、ピッチP1〜Pn、ピッチSP1〜SPmを縮める)方向へ導線51Aを移動させる。すなわち、疎巻線部54Aにおいて、所定の部位の隙間S1が狭くなる向きへと、導線51Aをスライドさせる。それにより、インダクタンス値Lが若干大きくなるように調整することができる。なお、治具などを用いた場合、疎巻線部54Aがアンテナ装置10Aの端部側に設けられることが好ましい。言い換えれば、密巻線部53Aがアンテナ装置10Aの端部側に設けられ、疎巻線部54Aが密巻線部53A及び端子取付部35A、コネクタ接続部40Aの間に配置する場合、隔壁35A2や、端子取付部35Aとコネクタ接続部40Aでの枠壁や、部品などが作業の障害になり、作業しにくいことがある。作業効率を上げるためには、疎巻線部54Aがアンテナ装置10Aの端部側に設けられることが好ましい。
さらに、微小の調整を施すためには、疎巻線部54Aにおいては、隣り合う導線51Aは、それらの間にできるだけ所定の距離をおいた状態で隣接することが好ましい。よって、X方向において、疎巻線部54Aの長さは、密巻線部53Aより長さ以上であることが好ましい。更に、疎巻線部54Aの長さは密巻線部の長さと同等であることが更に好ましい。
<効果について>
以上のような構成のアンテナ装置10Aによると、コア20Aと、コア20Aの外周側に配置されると共に、長手方向の中途に仕切部33Aが存在するボビン体30Aと、ボビン体30Aに導線51Aを巻回することにより形成されるコイル50Aとを備えている。また、コイル50Aには、ボビン体30Aの一方側(X1側)から仕切部33Aまで導線51Aの巻回密度を密な状態で巻回して形成される密巻線部53Aと、仕切部33Aからボビン体30Aの他方側(X2側)まで導線51Aの巻回密度を疎な状態で巻回することにより形成される疎巻線部54Aとが設けられている。さらに、疎巻線部54Aには、第1層(下層)と第2層(上層)とが設けられていて、第1層と第2層の巻線方向が異なることで、第1層を構成している導線51Aと第2層を構成している導線51Aとは交差する状態で重ねられている。
このように、疎巻線部54Aにおいては、第1層(下層)を構成している導線51Aと第2層(上層)を構成している導線51Aとは交差する(クロスする)状態で重ねられている。したがって、第1層(下層)の導線51Aに対して、第2層(上層)の導線51Aをスライドさせ易くなる。したがって、構造が簡素でありながらも、インダクタンス値を容易に調整することが可能となる。
また、アンテナ装置10Aでは、特許文献1に開示の構成のように、第2の磁性体コアといった別途の磁性体コアを用いる必要がなく、さらに、第2の磁性体コアに巻回された第2コイルを用いる必要もない。したがって、インダクタンス値の調整のための構造を簡素化することが可能となる。
また、本実施の形態では、ボビン体30Aの一方側(X1側)には、他方の接続端子60Aが取り付けられる端子取付部35Aが設けられていて、密巻線部53Aは、疎巻線部54Aよりも端子取付部35A側に設けられている。したがって、第2層(上層)の導線51Aをスライドさせ易い構成とすることができる。
すなわち、疎巻線部54Aが、密巻線部53Aよりも端子取付部35A側に設けられている場合、疎巻線部54Aは、端子取付部35Aと、密巻線部53Aの間に挟まれているので、疎巻線部54Aには、コイル50Aにおいてフリー状態の端部が存在していない。したがって、第2層(上層)の導線51Aをスライドさせ難い。これに対して、密巻線部53Aは、疎巻線部54Aよりも端子取付部35A側に設けられる場合、疎巻線部54Aには、コイル50Aにおいてフリー状態の端部が存在し、それによって第2層(上層)の導線51Aをスライドさせ易くなる。このため、インダクタンス値の調整を容易に行うことが可能となる。
さらに、本実施の形態では、疎巻線部54Aでは、ボビン体30Aの側壁部32A1において第1層(下層)を構成する導線51Aと、第2層(上層)を構成する導線51Aとが同一層内に位置するように配置されている。すなわち、第1層(下層)を構成する導線51Aと、第2層(上層)を構成する導線51Aとが、重ねられずに同一層内に位置している。そのため、巻枠部32Aの天面32A2側および底面32A3側では、第1層(下層)における導線51Aの間隔、および第2層(上層)における導線51Aの間隔を、比較的大きく確保することができる。したがって、インダクタンス値の調整を行い易い構成を実現可能となる。
また、側壁部32A1では、第2層(上層)の導線51Aをスライドさせると、隙間S1を超えるスライドでは、隣接する第1層(下層)の導線51Aもスライドさせることができる。それにより、たとえば第2層(上層)の導線51Aのみをスライドさせることによる、コイル50Aの巻崩れを防止可能となる。さらに、コイル50Aに対して、スライドした後の位置は固定されることが要求される。ここで、側壁部32A1に対して、第2層及び第1層の導線51Aは共に接触するため、コイル50Aの巻締め力、および導線51Aと側壁部32A1との間の摩擦力により、余計の固定構造を必要とせずに、スライドした後の導線51Aの位置が簡単に固定できる。
また、本実施の形態では、第1層(下層)の導線51Aと第2層(上層)の導線51Aとは、ボビン体30Aの長手方向(X方向)に直交する幅方向に対して3度〜177度の範囲内の角度で交差している。このように構成する場合、第1層(下層)の導線51Aに対して、第2層(上層)の導線51Aは、6度〜174度の範囲内の角度で交差する。このため、第1層(下層)の導線51Aの上層側に、第2層(上層)の導線51Aが乗り易い(クロスし易い)構成を実現可能となる。
また、本実施の形態では、疎巻線部54Aの長さは、密巻線部53Aの長さより長く設けることができる。この場合には、疎巻線部54Aにおいて導線51A同士の間隔を所定の距離以上設けることができ、それによってインダクタンス値Lの微小な調整を行い易くなる。
また、本実施の形態では、疎巻線部54Aの長さは密巻線部53Aの長さと同等とすることもできる。この場合には、密巻線部53Aでインダクタンス値Lを所定以上確保しながら、疎巻線部54Aでインダクタンス値Lの微小な調整を行える。
さらに、本実施の形態では、ボビン体30Aの長手方向(X方向)において、最も他方側(X2側)に位置する隣り合う導線51A同士間の距離は、最も一方側(X1側)に位置する隣り合う導線51A同士間の距離と異なっている。このため、最も他方側(X2側)に位置する導線51Aを動かしつつ、最も一方側(X1側)に位置する導線51Aは動かさないようにすることもできる。この場合には、コア20Aの他端側(X2側)に近い最も他方側(X2側)の導線51Aのみを動かすことで、磁束の分布への影響を大きくすることができる。
また、本実施の形態では、ボビン体30Aの長手方向(X方向)において、最も他方側(X2側)に位置する隣り合う導線51A同士間の距離は、最も一方側(X1側)に位置する隣り合う導線51A同士間の距離より短く設けることができる。この場合には、最も他方側(X2側)に位置する導線51Aを動かす場合、インダクタンス値Lの微小な調整を行うことができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態に係る、アンテナ装置10Bについて、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態におけるアンテナ装置10Aと共通の構成については、その説明を省略するものの、その符号の末尾に、第1の実施の形態に関連するアルファベット「A」に代えてアルファベット「B」を付すものとする。なお、アルファベット「B」は、第2の実施の形態に関連する構成とする。したがって、第2の実施の形態では説明および図示等しないものの第1の実施の形態におけるアンテナ装置10Aと同様の構成についても、アルファベット「B」を付して説明する場合があるものとする。
図8は、第2の実施の形態に係るアンテナ装置10Bの構成を示す斜視図である。図9は、図8に示すアンテナ装置10Bのボビン体30Bおよび接続端子60Bの構成を示す斜視図である。本実施の形態のアンテナ装置10Bの端子取付部35Bにおいては、上述した第1の実施の形態のアンテナ装置10Aの端子取付部35A付近とは異なる構成となっている。また、本実施の形態のアンテナ装置10Bのコネクタ接続部40Bは、上述した第1の実施の形態のアンテナ装置10Aのコネクタ接続部40Aとは異なる構成となっている。
具体的には、端子取付部35Bには、接続端子60Bは一対ではなく、合計3つ設けられている。具体的には、接続端子60B1,60B2,60B3が存在している。図10は、3つの接続端子60B1,60B2,60B3の形状を示す平面図である。図10に示すように、3つの接続端子60Bのうち、接続端子60B1は、幅方向(Y方向)の手前側(Y1側)に位置する接続端子60B1である。また、接続端子60B2は、接続端子60B1に対して、幅方向(Y方向)の奥側(Y2側)に位置している。さらに、接続端子60B3は、接続端子60B1および接続端子60B2よりも、長手方向(X方向)の他方側(X2側)に位置している。
ここで、接続端子60B1には、差込片部61Bと、絡げ部62Bと、上下延伸部63Bとが設けられている。差込片部61Bは、長手方向(X方向)に延伸する部分であり、上述した差込片部61Aと同様の部分となっている。そのため、差込片部61Bの一方側(X1側)は、コネクタ接続部40Bのコネクタ穴の内部に突出し、コネクタ穴に差し込まれる外部のコネクタと電気的に接続可能となっている。
また、絡げ部62Bは、上述した絡げ部62Aと同様に、導線51Bの一方の端末が絡げられる部分となっている。また、上下延伸部63Bは、上下方向(Z方向)に延伸している部分である。このため、差込片部61Bと絡げ部62Bとは、高さ方向(Z方向)の位置が異なっている。
また、接続端子60B2には、差込片部61Bと、チップ支持片部64Bとが設けられている。差込片部61Bは、接続端子60B1における差込片部61Bと同様の構成である。また、チップ支持片部64Bは、差込片部61Bよりも幅方向(Y方向)の寸法が大きく設けられている部分である。このチップ支持片部64Bは、その両端側がボビン体30Aの樹脂部分に入り込んでいるものの、両端の間の部分は、開口部35B1に露出している。このチップ支持片部64Bには、チップ状のコンデンサ100Bの一方側が、電気的に接続される状態で取り付けられている。
また、接続端子60B3には、絡げ部62Bと、チップ支持片部64Bとが設けられている。絡げ部62Bには、導線51Bの他方の端末が絡げられる。また、チップ支持片部64Bには、コンデンサ100Bの他方側が、電気的接続される状態で取り付けられている。
また、端子取付部35Bにおいては、接続端子60Bは、ボビン部31Bの底面32B3よりも上方側(Z1側)へ突出しないように設けられている。このような構成とするために、端子取付部35Bの底壁35B3は、底面32B3よりも厚肉に設けられている。そして、この底壁35B3に、上述した接続端子60B1〜60B3の一部が、たとえばインサート成形によって形成されることで、埋め込まれた状態となっている。
ここで、第1の実施の形態におけるアンテナ装置10Aのボビン体30Aにおいては、端子取付部35Aとコア挿入部34Aとを区切る隔壁35A2が設けられている。しかしながら、本実施の形態のボビン体30Bにおいては、そのような隔壁に相当する構成が設けられていない。また、図9に示すように、接続端子60Bは、底面32B3よりも上方側(Z1側)へ突出していない。したがって、コア20Bは、端子取付部35B側に移動可能となっている。
なお、コア20Bは、上述の第1の実施の形態におけるコア20Aと同様に、コア保持突起32B6と、他端側(X2側)における導線の巻締めによるボビン部31Bの内壁とにより、コア挿入部34B内で保持された状態となっている。
また、コネクタ接続部40Bは、第1の実施の形態におけるコネクタ接続部40Aとは異なり、長手方向(X方向)に沿うように設けられている。そして、端子取付部35Bとコネクタ接続部40Bとを区切る部分には、鍔部43Bが設けられている。鍔部43Bは、本実施の形態では、矩形の板状に設けられていて、この鍔部43Bの外周縁部には、段部44Bが設けられている。この段部44Bには、ケース90Aの開口縁部が嵌合する構成となっている。
<効果について>
本実施の形態に係るアンテナ装置10Bに関しても、上述した第1の実施の形態に係るアンテナ装置10Aと同様の効果を発揮させることが可能となる。
加えて、本実施の形態では、ボビン体30Bには、隔壁35A2に相当する構成が存在せず、しかも接続端子60Bは、底面32B3よりも上方側(Z1側)へ突出していない。このため、コア挿入部34Bの内部において、端子取付部35B側にスライドさせることが可能となっている。そのため、疎巻線部54Bにおける、第1層(上層)の導線51Bのスライドによるインダクタンス値の調整の他に、コア20Bをスライドさせることで、インダクタンス値を増減(疎巻線部54Bにおいてスライドを行わない場合には、特にインダクタンス値の減少)させるように調整することが可能となる。
<変形例>
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の第1の実施の形態では、一対の接続端子60Aの間に、電子部品が取り付けられていないが、取り付けるようにしても良い。また、上述の第2の実施の形態では、電子部品としてコンデンサ100Bを取り付ける場合について説明しているが、抵抗等のような他の電子部品を取り付けるようにしても良い。なお、電子部品としては、面実装タイプとピンタイプのいずれでも良い。
また、上述の各実施の形態では、疎巻線部54A,54Bが長手方向(X方向)の他方側(X2側)に位置し、密巻線部53A,53Bが長手方向(X方向)の一方側(X1側)に位置する場合について説明している。しかしながら、このような構成には限られず、疎巻線部54A,54Bが長手方向(X方向)の一方側(X1側)に位置し、密巻線部53A,53Bが長手方向(X方向)の他方側(X2側)に位置する構成としても良い。
また、疎巻線部54A,54Bを複数設け、疎巻線部54A,54Bの間に密巻線部53A,53Bが位置する構成を採用しても良い。また、密巻線部53A,53Bを複数設け、密巻線部53A,53Bの間に疎巻線部54A,54Bが位置する構成を採用しても良い。
また、上述の各実施の形態では、コア20A,20Bが1つのみ存在する場合につい手述べている。しかしながら、コアは複数存在していても良い。また、ボビン体としては、密巻線部と疎巻線部とを形成可能であれば、どのような構成であっても良い。また、接続端子の本数も幾つであっても良く、その接続端子の構成も、どのような構成であっても良い。
10A,10B…アンテナ装置、20A,20B…コア、30A,30B…ボビン体、31A,31B…ボビン部、32A,32B…巻枠部、32A1,32B1…側壁部、32A2,32B2…天面、32A3,32B3…底面、32A4,32B4…打ち抜き部分、32A5,32B5…スリット、32A6,32B6…コア保持突起、33A,33B…仕切部、34A,34B…コア挿入部、35A,35B…端子取付部、35A1,35B1…開口部、35A2…隔壁、35B3…底壁、40A,40B…コネクタ接続部、41A…仕切壁部、42A…端子孔、43B…鍔部、44B…段部、50A,50B…コイル、51A,51B…導線、53A,53B…密巻線部、54A,54B…疎巻線部、60A,60A1,60A2,60B,60B1,60B2,60B3…接続端子、61A,61B…差込片部、62A,62B…絡げ部、63B…上下延伸部、64B…チップ支持片部、90A…ケース、100B…コンデンサ、S1…隙間

Claims (9)

  1. 磁性材料から形成されるコアと、
    前記コアの外周側に配置されると共に、長手方向の中途に仕切部が存在するボビン体と、
    前記ボビン体に導線を巻回することにより形成されるコイルと、
    を備え、
    前記コイルには、前記ボビン体の一方側から前記仕切部まで前記導線の巻回密度を密な状態で巻回することにより構成される密巻線部と、前記仕切部から前記ボビン体の他方側まで前記導線の巻回密度を疎な状態で巻回することにより形成される疎巻線部とが設けられていて、
    前記疎巻線部には、第1層と第2層とが設けられていて、前記第1層と前記第2層の巻線方向が異なることで、前記第1層を構成している前記導線と前記第2層を構成している前記導線とは交差する状態で重ねられている、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    前記ボビン体の一方側には、端子部材が取り付けられる端子取付部が設けられていて、
    前記密巻線部は、前記疎巻線部よりも前記端子取付部側に設けられている、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1または2記載のアンテナ装置であって、
    前記疎巻線部では、前記ボビン体の側壁部において前記第1層を構成する前記導線と前記第2層を構成する前記導線とが同一層内に位置するように配置されている、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1層を構成する前記導線と前記第2層を構成する前記導線とは、前記ボビン体の前記長手方向に直交する幅方向に対して3度〜177度の範囲内の角度で交差している、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記疎巻線部の長さは、前記密巻線部の長さ以上である、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記疎巻線部の長さは前記密巻線部の長さと同等である、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記ボビン体の長手方向において、最も他方側に位置する隣り合う前記導線同士間の距離は、最も一方側に位置する隣り合う前記導線同士間の距離と異なっている、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記ボビン体の長手方向において、最も他方側に位置する隣り合う前記導線同士間の距離は、最も一方側に位置する隣り合う前記導線同士間の距離より短く設けられている、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  9. 長手方向の中途に仕切部が存在するボビン体のコア挿入部に、磁性材料から形成されるコアを挿入するコア挿入工程と、
    前記ボビン体に導線を巻回してコイルを形成するコイル形成工程と、
    を備え、
    前記コイル形成工程では、前記ボビン体の一方側から前記仕切部まで前記導線の巻回密度を密な状態で巻回することにより構成される密巻線部と、前記仕切部から前記ボビン体の他方側まで前記導線の巻回密度を疎な状態で巻回することにより形成される疎巻線部とを形成し、
    前記疎巻線部では、第1層を巻回した後に、その第1層とは巻線方向が異なる第2層を巻回することで、前記第1層を構成している前記導線と前記第2層を構成している前記導線とは交差している。
    ことを特徴とするアンテナ装置の製造方法。

JP2016080640A 2016-04-13 2016-04-13 アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法 Active JP6701907B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016080640A JP6701907B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法
CN201710065277.6A CN107293859B (zh) 2016-04-13 2017-02-06 一种天线装置以及该天线装置的制造方法
US15/460,306 US10186774B2 (en) 2016-04-13 2017-03-16 Antenna device and method for manufacturing antenna device
EP17165464.3A EP3232506B1 (en) 2016-04-13 2017-04-07 Antenna device and method for manufacturing antenna device
EP18207088.8A EP3471207B1 (en) 2016-04-13 2017-04-07 Antenna device and method for manufacturing antenna device
US16/218,046 US10665944B2 (en) 2016-04-13 2018-12-12 Antenna device and method for manufacturing antenna device
JP2020078017A JP6981498B2 (ja) 2016-04-13 2020-04-27 アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016080640A JP6701907B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020078017A Division JP6981498B2 (ja) 2016-04-13 2020-04-27 アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017192042A true JP2017192042A (ja) 2017-10-19
JP6701907B2 JP6701907B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=58501353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016080640A Active JP6701907B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US10186774B2 (ja)
EP (2) EP3471207B1 (ja)
JP (1) JP6701907B2 (ja)
CN (1) CN107293859B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110364816A (zh) * 2018-04-09 2019-10-22 东京零件工业股份有限公司 天线线圈及天线装置
WO2020071272A1 (ja) * 2018-10-05 2020-04-09 株式会社村田製作所 コイル部品およびそれを用いた音響装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017002762T5 (de) * 2016-06-03 2019-02-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. Rahmenantenne
DE102016125211B4 (de) * 2016-12-21 2018-10-31 Epcos Ag Antennensegment und Mehrsegmentantenne
WO2018216453A1 (ja) * 2017-05-25 2018-11-29 株式会社村田製作所 アンテナ装置
KR102448721B1 (ko) * 2017-12-19 2022-09-29 현대자동차주식회사 차량 시동장치
JP1646784S (ja) * 2019-02-21 2019-12-02
JP1646785S (ja) * 2019-02-21 2019-12-02
CN111430922B (zh) * 2020-04-20 2022-09-13 胜美达电机(香港)有限公司 天线设备及其制造方法
JP2023009393A (ja) 2021-07-07 2023-01-20 株式会社村田製作所 アンテナ部品

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001102832A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Sumida Corporation 電波時計用バーアンテナ
JP2005235922A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Sumida Corporation コイル、該コイルを用いたアンテナおよびトランス
US20060086804A1 (en) * 2002-04-01 2006-04-27 Toshiharu Takayama Communication device and package thereof
JP2008034777A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Taiyo Yuden Co Ltd コモンモードチョークコイル
WO2008056601A1 (fr) * 2006-11-08 2008-05-15 Sumida Corporation Unité d'antenne
WO2010067515A1 (ja) * 2008-12-12 2010-06-17 株式会社村田製作所 多層巻電子部品への導線巻線方法
US20110241957A1 (en) * 2010-03-30 2011-10-06 Panasonic Corporation Antenna device

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637159A (ja) 1986-06-26 1988-01-13 Mabuchi Motor Co Ltd マイクロモ−タ
JP3882595B2 (ja) * 2001-11-28 2007-02-21 アイシン精機株式会社 アンテナ装置
CN1623251A (zh) * 2002-03-05 2005-06-01 日商·胜美达股份有限公司 天线线圈
JP2007013862A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Hitachi Metals Ltd アンテナ及びこれを用いた電波時計、キーレスエントリーシステム、rfidシステム
CN1989654B (zh) * 2005-08-04 2011-12-07 株式会社村田制作所 线圈天线
JP5050223B2 (ja) 2009-01-08 2012-10-17 スミダコーポレーション株式会社 送受信用アンテナ装置及び信号伝送システム
DE202009007584U1 (de) * 2009-05-28 2009-08-20 Baumbach, Gerhard Magnetische Funkantenne für 27 MHz
KR102111547B1 (ko) * 2012-11-15 2020-06-09 로고모션, 에스.알.오. 비-정상 자기장 이미터, 시스템에서의 그 연결 및 데이터 변조 방법
JP2014107692A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Tokai Rika Co Ltd アンテナ装置
US9768509B2 (en) * 2013-08-09 2017-09-19 Sumida Corporation Antenna coil component, antenna unit, and method of manufacturing the antenna coil component
CN103762424A (zh) * 2014-01-08 2014-04-30 深圳顺络电子股份有限公司 Nfc天线
WO2015107834A1 (ja) * 2014-01-20 2015-07-23 株式会社村田製作所 アンテナ部品
DE112014006211T5 (de) * 2014-01-20 2016-11-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. Antennenkomponente
JP6700585B2 (ja) * 2016-02-29 2020-05-27 アイシン精機株式会社 アンテナモジュール

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001102832A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Sumida Corporation 電波時計用バーアンテナ
US20060086804A1 (en) * 2002-04-01 2006-04-27 Toshiharu Takayama Communication device and package thereof
JP2005235922A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Sumida Corporation コイル、該コイルを用いたアンテナおよびトランス
JP2008034777A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Taiyo Yuden Co Ltd コモンモードチョークコイル
WO2008056601A1 (fr) * 2006-11-08 2008-05-15 Sumida Corporation Unité d'antenne
WO2010067515A1 (ja) * 2008-12-12 2010-06-17 株式会社村田製作所 多層巻電子部品への導線巻線方法
US20110241957A1 (en) * 2010-03-30 2011-10-06 Panasonic Corporation Antenna device
JP2011211578A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Panasonic Corp アンテナ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110364816A (zh) * 2018-04-09 2019-10-22 东京零件工业股份有限公司 天线线圈及天线装置
CN110364816B (zh) * 2018-04-09 2023-08-04 东京零件工业股份有限公司 天线线圈及天线装置
WO2020071272A1 (ja) * 2018-10-05 2020-04-09 株式会社村田製作所 コイル部品およびそれを用いた音響装置
JPWO2020071272A1 (ja) * 2018-10-05 2021-09-02 株式会社村田製作所 コイル部品およびそれを用いた音響装置
JP7047930B2 (ja) 2018-10-05 2022-04-05 株式会社村田製作所 音響装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107293859B (zh) 2020-07-28
EP3471207A1 (en) 2019-04-17
CN107293859A (zh) 2017-10-24
US10186774B2 (en) 2019-01-22
US20190115663A1 (en) 2019-04-18
JP6701907B2 (ja) 2020-05-27
EP3232506B1 (en) 2018-12-12
US20170301995A1 (en) 2017-10-19
EP3471207B1 (en) 2021-11-17
EP3232506A1 (en) 2017-10-18
US10665944B2 (en) 2020-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6701907B2 (ja) アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法
US9859610B2 (en) Antenna device and electronic apparatus
CN104681991B (zh) 三轴线天线
JP5533136B2 (ja) アンテナ装置
US6958673B2 (en) Coil bobbin with core spacing mechanisms
US20180323499A1 (en) An antenna device for hf and lf operation
US20150364245A1 (en) Coil component and power supply unit including the same
JP6981498B2 (ja) アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法
JP6413639B2 (ja) 磁性素子
CN110783078B (zh) 绕线架及线圈装置
JP6671897B2 (ja) アンテナコイル
JP6825226B2 (ja) アンテナ装置およびアンテナ装置の製造方法
EP3432421B1 (en) Three-axis antenna with improved quality factor
JP6923052B2 (ja) アンテナ装置
CN101779257B (zh) 复合磁性元件
CN101996746B (zh) 磁性元件
JP2020127086A (ja) アンテナ装置、及び、アンテナ装置の製造方法
JP6435699B2 (ja) コイル部品およびコイル部品の製造方法
JP4883233B2 (ja) コイルアンテナおよび携帯電子機器
CN213905093U (zh) 电感器芯组件和包括电感器芯组件的电感器
JP7456134B2 (ja) コイル部品
JPH09199341A (ja) フェライトコアおよびその製造方法
JP2007074597A (ja) 空心コイルのrf用トランスポンダ及びその製造方法
JPH0623215U (ja) 薄形コイル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6701907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250