JP2017191678A - 電極材料の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】露出部の冷却のための設備を大型化することなく露出部に皺が発生することを抑制できる電極材料の製造方法を提供すること。【解決手段】電極材料の製造方法は、露出部19及び塗工部18の形成された電極材料17を乾燥炉内を通過させた後、乾燥炉の外で電極材料17を巻取リールに巻き取る前に、露出部19をエキスパンダロール31によって幅方向に広げ、露出部19の撓みを除去する。【選択図】図5
Description
本発明は、長尺金属箔に活物質合剤が塗布されてなる電極材料において、特に活物質合剤が塗布された塗工部と、長尺金属箔が表面に露出している露出部と、を有する電極材料の製造方法に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)などの車両に搭載される蓄電装置としては、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池などがある。蓄電装置は、金属箔の表面に活物質層を有する電極(正極及び負極)が間にセパレータを介在させた状態で層状に重なる電極組立体を有している。電極組立体には、個片状の電極を、多数積層して形成される積層型が知られており、このような電極組立体を備えた積層型の蓄電装置も知られている。
積層型の蓄電装置に用いる電極の製造方法は、活物質、導電助剤、バインダ、及び溶媒を混練した活物質合剤を長尺金属箔に塗布して塗工部を形成する塗工工程、及び塗工部を加熱してバインダを硬化させる第1乾燥工程を経る。なお、塗工工程において、活物質合剤は、長尺金属箔の長手方向に沿う縁部には塗布されない。よって、塗工工程では、長尺金属箔の縁部に沿って金属箔の露出した露出部が形成されるとともに、塗工部と露出部とを備えた電極材料が形成される。
電極の製造方法は、加圧により塗工部の密度を高めるプレス工程、塗工部に残存する溶媒及び水分を除去する第2乾燥工程、及び電極材料を個片の電極に切断する切断工程を経る。
第1乾燥工程や第2乾燥工程は、例えば、乾燥炉内に電極材料を通過させ、塗工部を乾燥炉内で加熱することで行われる。電極の生産性を高めるために、乾燥炉内での加熱温度が高めに設定される場合が多い。このため、乾燥工程を経た後、塗工部が乾燥炉の外に搬送されると、露出部及び塗工部が外気によって急激に冷却される。すると、露出部と塗工部の収縮率の差によって、露出部に撓みが生じる。撓みが生じたまま露出部が搬送ローラに接触したり、巻取リールに巻き取られると、撓みが固定されて皺になってしまう。
例えば、特許文献1に開示の電極製造装置では、皺の発生を抑制するため、長尺金属箔の搬送方向に沿って乾燥炉の入口から温度を上昇させ、出口付近において温度を低下させている。この温度調節により、露出部及び塗工部が乾燥炉の外で急激に冷却されることを抑制し、撓みの発生を抑制している。そして、撓みの無い状態で露出部が搬送ローラに接触したり、電極材料が巻取リールに巻き取られることとなり、皺の発生が抑制される。
その他にも、乾燥炉の外で撓みが発生したとしても、電極材料が巻取リールに巻き取られるまでに露出部及び塗工部を自然に冷ますことで撓みを戻し、皺の発生を抑制することも考えられる。
ところで、長尺金属箔上に塗布された活物質合剤を乾燥させるためには、所定の高温領域が一定の長さだけ必要となる。特許文献1には、乾燥炉内に冷却のための領域を設ける場合、及び乾燥炉外に冷却のための領域を設ける場合の両方が記載されているが、いずれにしても、冷却のための領域は追加する必要があり、搬送経路が長くなり、設備全体が大型化する。
本発明の目的は、露出部の冷却のための設備を大型化することなく露出部に皺が発生することを抑制できる電極材料の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するための電極材料の製造方法は、長尺金属箔の表面に活物質合剤を帯状に塗布することで形成された塗工部と、前記長尺金属箔の長手方向に沿う縁部に存在し前記長尺金属箔の露出した露出部と、を有する電極材料の製造方法であって、前記露出部及び前記塗工部の形成された前記電極材料を長手方向に搬送しながら加熱炉内を通過させた後、前記加熱炉の外で前記電極材料を巻取リールに巻き取る前に、前記露出部を拡幅用ロールによって幅方向に広げることを要旨とする。
これによれば、露出部及び塗工部の形成された電極材料を加熱炉内を通過させると、露出部及び塗工部は加熱される。加熱された露出部及び塗工部が加熱炉の外に出ると、露出部及び塗工部は、外気によって冷やされ幅方向及び長手方向に収縮する。塗工部と露出部の収縮率の差を原因として、露出部に撓みが生じる場合がある。しかし、電極材料が巻取リールに巻き取られる前、露出部は拡幅用ロールによって幅方向に広げられ、露出部から撓みが除去される。撓みが除去された状態で巻取リールに電極材料が巻き取られるため、撓みが存在するまま巻き取られることを原因とした皺の発生が抑制される。したがって、皺発生の抑制のために、露出部を冷却するための領域を加熱炉に増設したりして搬送経路を延長したりする必要がなく、露出部の冷却のために設備を大型化することなく皺発生を抑制できる。
また、電極材料の製造方法について、前記拡幅用ロールは、前記露出部が前記加熱炉の外で最初に接触するロールである。
これによれば、露出部に撓みが生じた状態で拡幅用ロール以外のロールに接触することが無い。よって、拡幅用ロール以外のロールに接触することで撓みが固定化されて皺になってしまうことを回避できる。そして、撓みの生じた露出部は、拡幅用ロールに最初に接触するため、拡幅用ロールによって最初に撓みを除去し、皺の発生を抑制できる。
これによれば、露出部に撓みが生じた状態で拡幅用ロール以外のロールに接触することが無い。よって、拡幅用ロール以外のロールに接触することで撓みが固定化されて皺になってしまうことを回避できる。そして、撓みの生じた露出部は、拡幅用ロールに最初に接触するため、拡幅用ロールによって最初に撓みを除去し、皺の発生を抑制できる。
また、電極材料の製造方法について、前記長尺金属箔の表面に前記活物質合剤を塗布して前記塗工部を形成した次の工程で、前記加熱炉によって前記塗工部を乾燥させる。
これによれば、塗工部を形成した次に行う乾燥工程は、活物質合剤に含まれる溶媒を蒸発させ、バインダを硬化させるための工程である。なお、塗工部を形成した次に行う乾燥工程よりも後工程には、塗工部に残存した僅かな溶媒及び水分を除去する乾燥工程も含まれる。しかし、塗工部を形成した次に行う乾燥工程は、後に行われる乾燥工程に比べると露出部及び塗工部の加熱温度は高く、加熱炉外との温度差が大きくなる。よって、塗工部を形成した次に行う乾燥工程の直後は、撓みが生じやすい。このため、塗工部を形成した次に行う乾燥工程の後に拡幅用ロールで撓みを除去することで、露出部における皺の発生が抑制しやすい。
これによれば、塗工部を形成した次に行う乾燥工程は、活物質合剤に含まれる溶媒を蒸発させ、バインダを硬化させるための工程である。なお、塗工部を形成した次に行う乾燥工程よりも後工程には、塗工部に残存した僅かな溶媒及び水分を除去する乾燥工程も含まれる。しかし、塗工部を形成した次に行う乾燥工程は、後に行われる乾燥工程に比べると露出部及び塗工部の加熱温度は高く、加熱炉外との温度差が大きくなる。よって、塗工部を形成した次に行う乾燥工程の直後は、撓みが生じやすい。このため、塗工部を形成した次に行う乾燥工程の後に拡幅用ロールで撓みを除去することで、露出部における皺の発生が抑制しやすい。
また、電極材料の製造方法について、前記拡幅用ロールは、前記電極材料の幅方向全体に亘って接触してもよい。
これによれば、拡幅用ロールの軸線に沿う方向への寸法に収まる長尺金属箔を用いた電極材料であれば、電極材料の幅が変更されても、拡幅用ロールを取り換えずに対応することができる。
これによれば、拡幅用ロールの軸線に沿う方向への寸法に収まる長尺金属箔を用いた電極材料であれば、電極材料の幅が変更されても、拡幅用ロールを取り換えずに対応することができる。
また、電極材料の製造方法について、前記拡幅用ロールは、前記露出部を把持してもよい。
これによれば、塗工部に拡幅用ロールを接触させることなく、露出部を幅方向に広げることができる。
これによれば、塗工部に拡幅用ロールを接触させることなく、露出部を幅方向に広げることができる。
本発明によれば、露出部の冷却のための設備を大型化することなく露出部に皺が発生することを抑制できる。
以下、電極材料の製造方法を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
まず、電極を備える蓄電装置としての二次電池について説明する。図示しないが、二次電池は外観が角型をなす角型電池である。二次電池は、リチウムイオン電池である。二次電池は、ケース内に電極組立体を備える。電極組立体は、複数の正極の電極と、複数の負極の電極とが、両者の間を絶縁した状態で交互に積層されて構成されている。
まず、電極を備える蓄電装置としての二次電池について説明する。図示しないが、二次電池は外観が角型をなす角型電池である。二次電池は、リチウムイオン電池である。二次電池は、ケース内に電極組立体を備える。電極組立体は、複数の正極の電極と、複数の負極の電極とが、両者の間を絶縁した状態で交互に積層されて構成されている。
図1に示すように、正極及び負極の電極10は、それぞれ矩形状である。電極10は、矩形状の金属箔11(正極はアルミニウム箔、負極は銅箔)の両面に活物質層12を備える。電極10は、その縁部に沿って活物質層12の存在しない未塗工部11aを備える。
電極10は、未塗工部11aに沿う縁部の一部から突出した形状のタブ13を備える。電極10は、各短辺に沿って第1の縁部10aを有するとともに、電極10の各長辺に沿って第2の縁部10bを有する。タブ13は、一方の第2の縁部10bから突出している。なお、積層された状態では、タブ13は、正極と負極とにおいて左右逆に配置される。
次に、電極10の製造方法について説明する。
図2に示すように、電極10の製造方法は、長尺金属箔16の表面に活物質合剤を帯状に塗布して塗工部18を形成して電極材料17を形成する塗工工程、塗工部18を乾燥させる第1乾燥工程、加圧により塗工部18の密度を高めるプレス工程を経る。
図2に示すように、電極10の製造方法は、長尺金属箔16の表面に活物質合剤を帯状に塗布して塗工部18を形成して電極材料17を形成する塗工工程、塗工部18を乾燥させる第1乾燥工程、加圧により塗工部18の密度を高めるプレス工程を経る。
また、電極10の製造方法は、電極材料17を幅方向の中央から長手方向全体に亘ってカットするスリットカット工程、塗工部18に残存する僅かな溶媒及び水分を除去する第2乾燥工程、電極材料17を電極10の形状に切断する切断工程を経る。そして、切断工程で電極材料17から電極10が製造される。本実施形態の電極材料17の製造方法は、電極10の製造方法のうちの塗工工程、第1乾燥工程、及びプレス工程を有し、塗工工程を行うために長尺金属箔16を供給してからプレス工程を経て巻き取るまでに行われる。
次に、上記電極10の製造方法に用いられる電極材料17について説明する。
図5に示すように、電極材料17は、長尺金属箔16と活物質層の前駆体とにより構成される。電極材料17を平面視した場合、電極材料17は、長尺金属箔16の両面に存在する上記前駆体で構成された帯状の塗工部18と、長尺金属箔16の縁部に沿って長尺金属箔16が露出する露出部19とに区分される。
図5に示すように、電極材料17は、長尺金属箔16と活物質層の前駆体とにより構成される。電極材料17を平面視した場合、電極材料17は、長尺金属箔16の両面に存在する上記前駆体で構成された帯状の塗工部18と、長尺金属箔16の縁部に沿って長尺金属箔16が露出する露出部19とに区分される。
露出部19及び塗工部18の面に沿い、かつ電極材料17の長手方向に直交する方向を幅方向とする。電極材料17は、長手方向に沿う第1の長縁部E1を備える。電極材料17は、第1の長縁部E1の対辺に沿う第2の長縁部E2を備える。
塗工部18は、電極10が電極材料17から打ち抜かれた際に活物質層12となる部位である。塗工部18は、電極材料17の長手方向に連続して帯状に存在する。塗工部18は、電極材料17の幅方向に沿う寸法が一定である。電極材料17の幅方向に沿った塗工部18の寸法は、電極10の第1の縁部10aに沿う活物質層12の寸法の2倍である。
電極材料17は、第1の長縁部E1及び第2の長縁部E2に沿って露出部19を備える。各露出部19は、電極材料17の長手方向に沿って一定幅で存在する。露出部19は、電極10の未塗工部11a及びタブ13となる部位である。
次に、電極材料17を製造するための生産設備について説明する。
図3に示すように、生産設備20は、長尺金属箔16を搬送する搬送装置、塗工工程を行う塗工装置23、第1乾燥工程を行う第1乾燥装置30、プレス工程を行うプレス装置25、及び露出部19を幅方向に広げる拡幅用ロールとしてのエキスパンダロール31を備える。
図3に示すように、生産設備20は、長尺金属箔16を搬送する搬送装置、塗工工程を行う塗工装置23、第1乾燥工程を行う第1乾燥装置30、プレス工程を行うプレス装置25、及び露出部19を幅方向に広げる拡幅用ロールとしてのエキスパンダロール31を備える。
生産設備20の搬送装置は、供給リール21を備える。長尺金属箔16は長手方向が供給リール21の周方向に延びる状態で供給リール21に巻装されている。供給リール21は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されている。
生産設備20の搬送装置は、巻取リール22を備える。長尺金属箔16は長手方向が巻取リール22の周方向に延びる状態で巻き取られる。巻取リール22は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されている。供給リール21から供給された長尺金属箔16が、回転する巻取リール22に巻き取られることにより、長尺金属箔16は一定の速度で長手方向に搬送される。長尺金属箔16が搬送される方向を搬送方向とする。
生産設備20の搬送装置は、長尺金属箔16の搬送方向における供給リール21より下流側に第1テンションローラ29aを有する。第1テンションローラ29aは、供給リール21から斜め上方に向けて供給された長尺金属箔16が横方向に搬送されるように向きを変更する。
生産設備20の搬送装置は、長尺金属箔16の搬送方向における巻取リール22より上流側に第2テンションローラ29bを有する。第2テンションローラ29bは、搬送される長尺金属箔16が斜め下方の巻取リール22に向かうように向きを変更する。
生産設備20の塗工装置23は、長尺金属箔16の搬送方向における第1テンションローラ29aより下流側に配置されている。スリットダイ方式の2台の塗工装置23は、長尺金属箔16の両面に対向配置されている。なお、塗工装置23において、活物質合剤の塗工方式は、スリットダイ方式以外でもよい。塗工工程では、スリットダイ23aの吐出口から、供給リール21から送り出された長尺金属箔16の各面に活物質合剤が連続的に塗布される。長尺金属箔16の両面には、活物質合剤の塗工部18が、長尺金属箔16の長手方向へ連続的に延びる帯状に形成される。なお、活物質合剤は、第1の長縁部E1及び第2の長縁部E2に沿う部分には塗布されない。このため、塗工部18が形成されると同時に、露出部19が形成され、電極材料17が形成される。なお、活物質合剤には、活物質、導電剤、バインダ、及び溶媒を混練したものが用いられる。
生産設備20の第1乾燥装置30は、長尺金属箔16の搬送方向における塗工装置23より下流側に配置されている。第1乾燥装置30は、加熱炉としての乾燥炉30aを備える。乾燥炉30aは熱源からの熱により空気を加熱し、乾燥炉30a内に熱風を供給する。第1乾燥工程では、乾燥炉30aの内部に供給された熱風により、乾燥炉30aを通過する電極材料17の塗工部18を加熱し、塗工部18の乾燥を行う。第1乾燥工程では、活物質合剤に含まれる溶媒のほとんどが蒸発するとともに、熱によりバインダの硬化が始まり、活物質や導電剤が相互に固定される。
生産設備20のエキスパンダロール31は、長尺金属箔16の搬送方向における第1乾燥装置30の下流側、及びプレス装置25と巻取リール22と第2テンションローラ29bの上流側に配置され、乾燥炉30aの出口付近に配置されている。エキスパンダロール31は、電極材料17が巻取リール22に巻き取られる前に、露出部19を幅方向に広げ、露出部19の撓みを除去する。エキスパンダロール31は、乾燥炉30aを出た露出部19が最初に接触するロールである。
図4に示すように、エキスパンダロール31は、平面視への字状である。エキスパンダロール31は、ヘの字の突出方向が、長尺金属箔16の搬送方向下流側に向かう状態に配置されている。エキスパンダロール31は、平面視ヘの字状に湾曲した軸31aを備える。
エキスパンダロール31は、軸31a上に配列された複数のスプール31bを備える。各スプール31bには図示しないボールベアリングが内蔵されている。各スプール31bは、軸31a上で回転可能である。各スプール31bは、その径方向が長尺金属箔16の搬送方向に対し斜めとなる状態に配置されている。エキスパンダロール31は、全てのスプール31bを覆うゴム筒31cを備える。
図3に示すように、生産設備20のプレス装置25は、長尺金属箔16の搬送方向におけるエキスパンダロール31の下流側、及び第2テンションローラ29bの上流側に配置されている。プレス装置25は、両方の塗工部18を厚み方向から挟む一対のプレスロール25aを備える。プレス工程により、各塗工部18が表面から内側まで所定の密度になるまで圧縮される。プレス工程後、電極材料17は、巻取リール22に巻き取られる。
スリットカット工程は、両面に塗工部18を有する電極材料17を巻取リール22から送り出しながら、幅方向の中央となる部分から長手方向全体に亘って切断する工程である。そして、スリットカット工程後の電極材料17は、それぞれ図示しない回収リールに巻き取られる。
第2乾燥工程を行う第2乾燥装置は、電極材料17を巻き取った回収リールを収容する減圧乾燥炉を備える。減圧乾燥炉は減圧と加熱により塗工部18に残る僅かな溶媒及び水分を蒸発させる。なお、減圧乾燥炉における加熱温度は、乾燥炉30aにおける加熱温度より低い。そして、第2乾燥工程が完了すると、塗工部18が硬化する。
図6に示すように、切断工程は、第2乾燥工程後に得られた電極材料17を個片の電極10の形状に切断して行われる。回収リールから電極材料17を供給し、電極材料17を図6の2点鎖線に示す切断装置33によって切断する。すると、塗工部18から電極10の活物質層12が形成される。また、露出部19から電極10の未塗工部11a及びタブ13が形成される。
次に、電極材料17の製造方法を作用とともに記載する。
図3に示すように、生産設備20において、供給リール21から供給された長尺金属箔16は、第1テンションローラ29a及び第2テンションローラ29bによって支持されながら巻取リール22に巻き取られ、搬送される。塗工工程により、長尺金属箔16の表面に活物質合剤が塗布される。すると、塗工部18及び露出部19が形成されるとともに、電極材料17が形成される。
図3に示すように、生産設備20において、供給リール21から供給された長尺金属箔16は、第1テンションローラ29a及び第2テンションローラ29bによって支持されながら巻取リール22に巻き取られ、搬送される。塗工工程により、長尺金属箔16の表面に活物質合剤が塗布される。すると、塗工部18及び露出部19が形成されるとともに、電極材料17が形成される。
電極材料17は、第1乾燥装置30の乾燥炉30a内を長手方向に搬送される。第1乾燥工程により、塗工部18が硬化する。また、露出部19及び塗工部18が加熱され、熱膨張し、露出部19及び塗工部18が幅方向及び長手方向に膨張する。
露出部19及び塗工部18が乾燥炉30aから出ると、露出部19及び塗工部18は外気に触れて急激に冷やされる。すると、熱膨張していた露出部19及び塗工部18が幅方向及び長手方向に収縮する。このとき、露出部19の方が塗工部18より大きく収縮する。すると、露出部19に撓みが生じる。
図5に示すように、露出部19及び塗工部18は、乾燥炉30aから出た直後、エキスパンダロール31に接触する。エキスパンダロール31では、静止した軸31aを中心にスプール31bが回転する。スプール31bの回転により、露出部19及び塗工部18においてゴム筒31cと接する面が幅方向に広げられる。すると、露出部19に生じた撓みも広げられる。その結果、露出部19から撓みが除去され、露出部19の幅が収縮前に戻る。
図3に示すように、露出部19の撓みが除去された電極材料17は、プレス装置25において一対のプレスロール25aの間を通過する。すると、塗工部18が所定の密度にまで圧縮される。その後、電極材料17は、第2テンションローラ29bによって支持されながら巻取リール22へと向きを変え、巻取リール22に巻き取られる。
その後、スリットカット工程及び第2乾燥工程を経た後、電極材料17に対し切断工程が行われ、電極10が製造される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)露出部19及び塗工部18が乾燥炉30aを通過した後、露出部19をエキスパンダロール31で幅方向に広げ、露出部19に発生した撓みを除去するようにした。このため、露出部19に撓みが生じたまま電極材料17が、第2テンションローラ29bに接触したり、巻取リール22に巻き取られたりすることが無く、第2テンションローラ29bへの接触や、巻取リール22による巻き取りの際、露出部19の撓みが固定されて皺となってしまうことを抑制できる。よって、皺発生抑制のために露出部19を冷却する場合のように、乾燥炉30aに冷却領域を増設したり、乾燥炉30aを出てからの搬送経路を延長するための設備を増やしたりする必要がなく、露出部19を冷却するために設備を大型化することなく皺の発生を抑制できる。
(2)エキスパンダロール31によって、露出部19を幅方向に広げて露出部19の撓みを除去する。エキスパンダロール31は、電極材料17の幅方向全体に亘って接触し、露出部19の幅方向全体に亘って接触する。エキスパンダロール31の軸線に沿う方向への寸法に収まる長尺金属箔16を用いた電極材料17であれば、電極材料17の幅が変更されても、エキスパンダロール31を取り換えずに対応することができる。
(3)エキスパンダロール31は、乾燥炉30aを出た後に露出部19が最初に接触するロールである。このため、露出部19に撓みが生じても、その撓みが固定化されて皺となる前にエキスパンダロール31との接触によって露出部19から撓みを除去することができる。
(4)第1乾燥装置30の乾燥炉30aは、第2乾燥装置の減圧乾燥炉よりも高温に設定される。このため、乾燥炉30aから出た露出部19は、減圧乾燥炉から出た後よりも収縮量が大きく、露出部19に撓みが生じやすい。この乾燥炉30aの直後にエキスパンダロール31を配置して露出部19から撓みを除去するようにしたため、皺の発生をより一層抑制できる。
(5)生産性を高めるため、乾燥炉30a内の温度を高くして塗工部18を速やかに乾燥させる。この場合、塗工部18及び露出部19が乾燥炉30aの外に出たとき、外気によって急激に冷やされ、露出部19に撓みが生じやすくなる。しかし、乾燥炉30aから出た露出部19をエキスパンダロール31で幅方向に広げ、撓みを除去して皺の発生を抑制するようにした。よって、エキスパンダロール31による撓み除去により、露出部19に皺を発生させることなく、電極材料17の生産性を高めることができる。
(6)電極材料17は、長尺金属箔16の表面に活物質合剤を塗布して形成された塗工部18を備える。長尺金属箔16と活物質合剤とは材質が異なることから、加熱後の冷却時には収縮量が異なり、皺の原因となる撓みが発生しやすい。また、電極材料17は、幅方向の両縁部に露出部19を備え、露出部19は塗工部18に比べて撓みやすい。このような構造を有する電極材料17の製造において、幅方向に広げることのできるエキスパンダロール31は、撓み除去に有効であり、皺発生を好適に抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、電極材料17を回収リールに巻き取ったまま減圧乾燥炉内に収容して第2乾燥工程を行ったが、減圧乾燥炉内に電極材料17を通過させて第2乾燥工程を行ってもよい。この場合、回収リールに巻き取った電極材料17を別の巻取リールで巻き取って電極材料17を長手方向に搬送し、搬送される電極材料17の塗工部18を減圧乾燥炉内を通過させる。
○ 実施形態では、電極材料17を回収リールに巻き取ったまま減圧乾燥炉内に収容して第2乾燥工程を行ったが、減圧乾燥炉内に電極材料17を通過させて第2乾燥工程を行ってもよい。この場合、回収リールに巻き取った電極材料17を別の巻取リールで巻き取って電極材料17を長手方向に搬送し、搬送される電極材料17の塗工部18を減圧乾燥炉内を通過させる。
この場合、減圧乾燥炉よりも下流側、及び巻取リールの上流に拡幅用ロールを配置し、電極材料17が減圧乾燥炉を通過した後、巻取リールに巻き取られる前に、露出部19を拡幅用ロールによって幅方向に広げるようにしてもよい。なお、拡幅用ロールは、エキスパンダロール31でもよいし、ピンチエキスパンダでもよい。また、減圧乾燥炉が加熱炉を構成する。
このように構成した場合、電極材料17が減圧乾燥炉を通過した後、露出部19を拡幅用ロールで幅方向に広げ、露出部19に発生した撓みを除去するようにした。このため、露出部19に撓みが生じたまま電極材料17が巻取リールに巻き取られることが無く、巻取リールによる巻き取りの際、露出部19の撓みが固定化されて皺となってしまうことを抑制できる。よって、露出部19の冷却のために、減圧乾燥炉に冷却領域を増設したり、減圧乾燥炉を出てからの搬送経路を延長するための設備を増やしたりする必要がなく、露出部19を冷却するために設備を大型化することなく皺の発生を抑制できる。
○ 実施形態では、拡幅用ロールとしてエキスパンダロール31に具体化したが、ピンチエキスパンダ43であってもよい。
図7又は図8に示すように、ピンチエキスパンダ43は、電極材料17の幅方向両側に配置されている。各ピンチエキスパンダ43は、露出部19を厚み方向の両側から挟む一対のロール44を備える。一対のロール44は、中心軸線Lの延びる方向を調節可能である。
図7又は図8に示すように、ピンチエキスパンダ43は、電極材料17の幅方向両側に配置されている。各ピンチエキスパンダ43は、露出部19を厚み方向の両側から挟む一対のロール44を備える。一対のロール44は、中心軸線Lの延びる方向を調節可能である。
ピンチエキスパンダ43は、中心軸線Lが搬送方向に対し斜めになるようにロール44が配置されている。一対のロール44によって露出部19を把持することにより、搬送される電極材料17を幅方向に広げる。このため、ピンチエキスパンダ43を用いることで、塗工部18に接触することなく、露出部19を幅方向に広げることができる。
○ 搬送方向における乾燥炉30aの下流側に配置する拡幅用ロールは、ピンチエキスパンダ43であってもよく、減圧乾燥炉の下流側に配置する拡幅用ロールはエキスパンダロール31であってもよい。
○ 拡幅用ロールは、エキスパンダロール以外でもよく、例えばクラウンロールや皺取りロールであってもよい。
○ 露出部19は、乾燥炉30aを通過した後、搬送ローラ等、他のローラに接触した後や、検査装置を通過した後にエキスパンダロール31によって幅方向に広げられてもよい。
○ 露出部19は、乾燥炉30aを通過した後、搬送ローラ等、他のローラに接触した後や、検査装置を通過した後にエキスパンダロール31によって幅方向に広げられてもよい。
○ 電極材料17は、長尺金属箔16の片面に塗工部18を有していてもよい。
○ 露出部19は、長尺金属箔16の一方の長縁部だけに存在してもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池でなく、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 露出部19は、長尺金属箔16の一方の長縁部だけに存在してもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池でなく、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 実施形態では、電極組立体として積層型を記載したが、捲回型でもよい。
○ 二次電池は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、正極活物質と負極活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 二次電池は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、正極活物質と負極活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
E1…第1の長縁部、E2…第2の長縁部、16…長尺金属箔、17…電極材料、18…塗工部、19…露出部、22…巻取リール、30a…加熱炉としての乾燥炉、31…拡幅用ロールとしてのエキスパンダロール、43…拡幅用ロールとしてのピンチエキスパンダ。
Claims (5)
- 長尺金属箔の表面に活物質合剤を帯状に塗布することで形成された塗工部と、
前記長尺金属箔の長手方向に沿う縁部に存在し前記長尺金属箔の露出した露出部と、を有する電極材料の製造方法であって、
前記露出部及び前記塗工部の形成された前記電極材料を長手方向に搬送しながら加熱炉内を通過させた後、
前記加熱炉の外で前記電極材料を巻取リールに巻き取る前に、前記露出部を拡幅用ロールによって幅方向に広げることを特徴とする電極材料の製造方法。 - 前記拡幅用ロールは、前記露出部が前記加熱炉の外で最初に接触するロールである請求項1に記載の電極材料の製造方法。
- 前記長尺金属箔の表面に前記活物質合剤を塗布して前記塗工部を形成した次の工程で、前記加熱炉によって前記塗工部を乾燥させる請求項1又は請求項2に記載の電極材料の製造方法。
- 前記拡幅用ロールは、前記電極材料の幅方向全体に亘って接触する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電極材料の製造方法。
- 前記拡幅用ロールは、前記露出部を把持する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電極材料の製造方法。
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2016
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