JP2017190325A - 化学的な安定性を改善した、非晶質体ソリフェナシン含有製剤 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで本発明者は、製剤中の非晶質体のソリフェナシンの化学的な安定性を顕著に改善する、新たな製剤技術的手段の開発を目指した。
(1)非晶質体のソリフェナシンコハク酸塩、及びクロスカルメロースナトリウムを含み、望ましくは非晶質体のソリフェナシンコハク酸塩が顆粒(造粒物)中に含まれる、固形製剤。
(2)ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、クロスカルメロースナトリウムを10.0〜400.0重量部含有する、前記(1)に記載の固形製剤。
(3)カルメロース、カルメロースカルシウム及びカルメロースナトリウムから選択されるカルメロース又は其の塩を含有する、前記(1)又は(2)に記載の固形製剤。
(4)ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、カルメロース又は其の塩を20.0〜400.0重量部含有する、前記(3)に記載の固形製剤。
(5)クロスカルメロースナトリウム(望ましくはカルメロース又は其の塩と共に)が“ソリフェナシンコハク酸塩を含む顆粒”(顆粒内部の顆粒である場合も含む。以下同じ。)外に含まれる、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の固形製剤。
(6)ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、トコフェロール、及び酢酸トコフェロールから選ばれる安定化剤を1.0〜100.0重量部含有する、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の固形製剤。
(7)D−マンニトール、乳糖水和物、無水乳糖、イソマルト及びトレハロースから選択される賦形剤を含む、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の固形製剤。
(8)ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、メチルセルロース、ポビドン、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、及びポリエチレングリコールから選択される結合剤を含有する、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の固形製剤。
(9)ソリフェナシンコハク酸塩を含む顆粒中に、ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、結合剤を10.0〜100.0重量部含有する、前記(8)に記載の固形製剤
(10)結合剤とソリフェナシンコハク酸塩、を含む被覆層で覆われた核粒子を含有する、前記(8)又は(9)に記載の固形製剤。
(11)核粒子が含水二酸化ケイ素である、前記(10)に記載の固形製剤。
(12)剤形が錠剤であり、ソリフェナシンコハク酸塩を素錠の全重量に対して1.5〜5.0重量%含有する、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の固形製剤。
(13)口腔内崩壊錠である、前記(12)に記載の固形製剤。
(14)粉体に溶液(造粒液)を加えてソリフェナシンコハク酸塩を含む顆粒を製造する工程(湿式造粒法)を含む、前記(1)〜(13)のいずれかに記載の固形製剤の製造方法。
(15)ソリフェナシンコハク酸塩を含む造粒液を核粒子に噴霧して被覆する工程を含む、前記(14)に記載の固形製剤の製造方法。
(16)ソリフェナシンコハク酸塩を含む顆粒とクロスカルメロースナトリウム(望ましくはカルメロース又は其の塩と共に)を混合して打錠する工程を含む、前記(15)に記載の固形製剤の製造方法。
本発明に係る製剤の剤形として、具体的には散剤、顆粒剤、錠剤、及びカプセル剤等の固形製剤が挙げられるが、特に好ましくは錠剤である。本発明に係る錠剤は、“素錠”(フィルムコーティング層や糖衣層等で覆われていない、打錠等により成形したままの錠剤を指す。以下同じ。)や口腔内崩壊錠とすることも可能である。本発明に係る錠剤の形状は特に限定されず、円形錠{円形平錠(隅角錠等含む。)、円形R錠(隅角錠、2段R錠等含む。)等}や異形錠等のいずれの形状でもよいが、円形錠であることが好ましい。尚、本発明に係る製剤は一種類の原薬のみを含む単剤であることが好ましい。
本発明に係る製剤は原薬として非晶質体のソリフェナシン又は其の塩を含むが、特に好ましくは非晶質体のソリフェナシンコハク酸塩を含む。本発明に係る製剤の製造工程において、ソリフェナシンコハク酸塩は、非晶質体の形態を保つために、結合剤と共に水溶液中に懸濁又は溶解させられることが好ましい。非晶質体のソリフェナシンコハク酸塩は、製剤の全重量(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠の全重量)に対して好ましくは1.0〜10.0重量%の範囲で、より好ましくは1.5〜5.0重量%の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有される。
本発明に係る製剤は、ソリフェナシンコハク酸塩の化学的な安定性を改善する等の目的でクロスカルメロースナトリウムを含む。ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、クロスカルメロースナトリウムは1.0〜500.0重量部の範囲で、好ましくは10.0〜400.0重量部の範囲で、より好ましくは20.0〜300.0重量部の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有される。
また本発明に係る製剤は、ソリフェナシンコハク酸塩の溶出性を改善する目的でカルメロース又は其の塩(好ましくはカルメロースの塩)を含むことが望ましい。カルメロース又は其の塩は、例えば、カルメロース、カルメロースカルシウム、及びカルメロースナトリウム等が挙げられ、好ましくはカルメロースカルシウム又はカルメロースナトリウムであり、より好ましくはカルメロースカルシウムである。ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、カルメロース又は其の塩は、好ましくは20.0〜400.0重量部の範囲で、より好ましくは40.0〜300.0重量部の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有される。
本発明に係る製剤の製造工程中におけるクロスカルメロースナトリウムの添加方法は、ソリフェナシンコハク酸塩含有顆粒とクロスカルメロースナトリウムを単純混合する方法、ソリフェナシンコハク酸塩含有顆粒に結合剤とクロスカルメロースナトリウムを含む造粒液を噴霧・被覆する方法、及び核粒子にソリフェナシンコハク酸塩、結合剤、及びクロスカルメロースナトリウムを含む造粒液を噴霧・被覆する方法等が挙げられ、好ましくはソリフェナシンコハク酸塩含有顆粒とクロスカルメロースナトリウムを単純混合する方法である。カルメロース又は其の塩は、クロスカルメロースナトリウムと共に本発明に係る製剤の製造工程中において添加されることが好ましい。
更に本発明に係る製剤は、安定化剤を含むことが好ましい。本発明に係る安定化剤は、例えば、トコフェロール、ブチルヒドロキシアニソール、及び酢酸トコフェロール等から選ばれ、好ましくはトコフェロール、酢酸トコフェロールから選ばれ、最も好ましくはトコフェロールである。ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、安定化剤は1.0〜100.0重量部の範囲で、好ましくは5.0〜50.0重量部の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有される。
本発明に係る製剤の製造に用いられる、医薬的に許容可能な添加剤としては、通常使用されている賦形剤、崩壊剤、結合剤、可塑剤、滑沢剤、矯味剤、界面活性剤、着色剤、コーティング剤等が使用できる。
本発明に係る賦形剤は、例えば、D−マンニトール、乳糖水和物、無水乳糖、イソマルト、トレハロース、結晶セルロース、及びトウモロコシデンプン等が挙げられ、好ましくはD−マンニトール、乳糖水和物、無水乳糖、イソマルト、及びトレハロースから選ばれ、より好ましくはD−マンニトール又はトレハロースである。賦形剤は製剤の全重量(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠の全重量)に対して好ましくは10.0〜97.0重量%、より好ましくは70.0〜92.0重量%の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有される。
本発明に係る崩壊剤は、例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、及び軽質無水ケイ酸等が挙げられ、好ましくはカルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、及びクロスカルメロースナトリウムから選ばれる。崩壊剤は製剤の全重量(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠の全重量)に対して好ましくは1.0〜20.0重量%、より好ましくは2.0〜12.0重量%の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有される。
本発明に係る結合剤は、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、メチルセルロース、ポビドン、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、及びポリエチレングリコール等が挙げられ、好ましくはメチルセルロース又はヒプロメロースであり、より好ましくはヒプロメロースである。結合剤は、製剤の全重量(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠の全重量)に対して0.01〜10.0重量%、好ましくは0.05〜6.0重量%の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有される。また結合剤は、ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対しては、1.0〜200.0重量部、好ましくは10.0〜100.0重量部の範囲でソリフェナシンコハク酸塩を含む顆粒中に含有される。
本発明に係る滑沢剤は、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリルフマル酸ナトリウム等が挙げられ、好ましくはステアリン酸マグネシウムである。滑沢剤は製剤の全重量(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠の全重量)に対して0.1〜3.0重量%の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有されることが好ましい。
本発明に係るコーティング剤は、ヒプロメロース、エチルセルロース、エチルセルロース分散液、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー分散液、ジメチルアミノメタアクリレート・メチルメタアクリレートコポリマー等から選ばれる。コーティング剤は素錠の全重量に対して0.05〜10.0重量%の範囲で錠剤中に含有されることが好ましい。
本発明に係る錠剤は、一般的な製造方法(好ましくは流動層造粒法及び攪拌造粒法等の湿式造粒法を介する湿式顆粒圧縮法、最も好ましくは流動層造粒法を介する湿式顆粒圧縮法である。)によって製造することが可能であり、例えば以下の製造方法によって製造することが可能である。まず、流動層造粒機中に投入した核粒子となる医薬添加物の粉体に、原薬及び結合剤等を溶解した水溶液(造粒液)を噴霧・乾燥し、“被覆顆粒”(核粒子の周囲が被覆層で覆われたもの。以下同じ。)を製造する。そして、得られた被覆顆粒(又はそれを含む顆粒)を、滑沢剤、及びクロスカルメロースナトリウム(望ましくはカルメロース又は其の塩も共に)等と混合して打錠機によって圧縮成形して錠剤(素錠)とする。さらに所望によって、得られた素錠にはフィルムコーティング層を施すことが可能である。
本発明の錠剤を打錠して製造する際の打圧は例えば300kgf以上、より好ましくは600〜1300kgfの範囲内の任意の数値から選ばれる。
本発明に係る製剤は、非晶質体のソリフェナシンコハク酸塩を得る等のために、ソリフェナシンコハク酸塩を含む顆粒(造粒物であって、望ましくは被覆顆粒である。)を含有することが好ましく、更には、例えばソリフェナシンコハク酸塩を含む造粒液を核粒子に噴霧して被覆する工程を介して製造された、被覆層中にソリフェナシンコハク酸塩を含む被覆顆粒を含有することがより好ましい。前記の造粒液は結合剤を含み、前記の顆粒は流動層造粒機又は撹拌造粒機等を用いて製造することが可能である。例えば、流動層造粒機を用いた場合は、流動している核粒子に、結合剤とソリフェナシンコハク酸塩を溶解した水溶液(造粒液)を噴霧することによって製造することが可能である。また例えば、撹拌造粒機を用いた場合は、撹拌状態の核粒子に、結合剤とソリフェナシンコハク酸塩を溶解した水溶液(造粒液)を添加し、その後に乾燥機で湿潤粒子を乾燥する方法によって製造することが可能である。前記核粒子は、例えば、含水二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、軽質無水ケイ酸等の医薬添加剤から選ばれ、好ましくは含水二酸化ケイ素である。前記顆粒において、ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、核粒子は20.0〜500.0重量部、好ましくは50.0〜300.0重量部の範囲で含まれる。前記顆粒は製剤の全重量(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠の全重量)に対して5.0〜95.0重量%、より好ましくは7.0〜60.0重量%の範囲で製剤中(製剤の剤形が錠剤である場合は、素錠中)に含有されることが好ましい。
ソリフェナシンコハク酸塩100.0gを水400gに溶解した水溶液を、含水二酸化ケイ素100.0gに、流動層造粒機(MP01型/パウレック社製)で噴霧し、非晶質体ソリフェナシンコハク酸塩含有組成物を得た。其の組成物単独、及び其の組成物と種々の汎用添加剤の一つ(表1記載)を質量比1:1で混合した混合物、の其々を製造直後及び50℃相対湿度75%条件下で10日間保存した後で、ソリフェナシン由来の主要な分解物であるNオキサイド体の生成量を測定した。其の測定は高速液体クロマトグラフィー法(定量方法は面積百分率法を使用した。)によって行った。上記の測定結果を基に、保存前後におけるNオキサイド体の増加量を求めた結果は下記の表1に示す。
得られた被覆顆粒160.0gと、クロスカルメロースナトリウム100.0g、D−マンニトール1,230g及びステアリン酸マグネシウム10.0gをポリ袋で混合し、この混合物をロータリー式打錠機(VERA5型/菊水製作所社製)を用いて打圧900kgfで圧縮成型し、1錠質量150.0mg、直径7.0mmの素錠(円形錠)を得た。
ソリフェナシンコハク酸塩100.0g及びメチルセルロース20.0gを、水900gに溶解した水溶液を、含水二酸化ケイ素100.0gに、流動層造粒機(MP01型/パウレック社製)で噴霧・乾燥し、クロスカルメロースナトリウム非含有の、非晶質体のソリフェナシンコハク酸塩を含む被覆顆粒である医薬組成物を得た。
実施例2〜7及び比較例1で得られた各々の医薬組成物又は素錠を、製造直後及び60℃相対湿度75%条件下で4日間保存した後に、主要な分解物であるNオキサイド体の生成量を測定した。其の測定は高速液体クロマトグラフィー法(定量方法は面積百分率法を使用した。)によって行った。上記の測定結果を基に、保存前後におけるNオキサイド体の増加量(%)を求めた結果(小数点第3位以下は四捨五入)は下記の表2に示す。
得られた被覆顆粒A96.4gと、乳糖水和物991.6gを流動層造粒機(MP01型/パウレック社製)に投入し、これらにヒプロメロース32.0gを水368.0gに溶解した水溶液を噴霧・乾燥し、30メッシュの篩にて篩過(整粒)して顆粒Bを得た。
得られた顆粒B35.0g、クロスカルメロースナトリウム0.5g及びステアリン酸マグネシウム0.25gをポリ袋で混合し、この混合物をロータリー式打錠機(VERA5型/菊水製作所社製)を用いて打圧900kgfで圧縮成型し、1錠質量143.0mg、直径7.5mmの素錠(円形錠)を得た。
実施例8、9で得られた各々の素錠について、第16改正日本薬局方・一般試験法の溶出試験法により試験開始0分後、5分後、10分後、15分後、30分後、45分後及び60分後のソリフェナシンコハク酸塩の溶出率を求め、結果(n=3、小数点第2位以下は四捨五入)を下記の表3に示した。
使用した装置:溶出試験機/RTJ2000型(大日本精機社製)
超高速液体クロマトグラフィーシステム/NexeraX2(島津製作所社製)
測定条件:試験液:水
試験液量:900mL
パドル回転数:50rpm
液温:37℃
測定波長:215nm
得られた被覆顆粒α48.4gと、乳糖水和物487.6gを流動層造粒機(MP01型/パウレック社製)に投入し、これらにヒプロメロース24.0gを水276.0gに溶解した水溶液を噴霧・乾燥し、30メッシュの篩にて篩過(整粒)して顆粒βを得た。
得られた顆粒β33.6g、クロスカルメロースナトリウム0.36g、カルメロースカルシウム0.96g及びステアリン酸マグネシウム0.36gをポリ袋で混合し、この混合物をロータリー式打錠機(VERA5型/菊水製作所社製)を用いて打圧900kgfで圧縮成型し、1錠質量147.0mg、直径7.5mmの素錠(円形錠)を得た。
実施例10〜14で得られた各々の素錠を、保存開始前及び40℃相対湿度75%開放条件下で14日間又は31日間保存した後に、Nオキサイド体並びに総類縁体の生成量(%)を測定した。其の測定は高速液体クロマトグラフィー法(定量方法は面積百分率法を使用した。)によって行った。上記の測定結果(小数点第3位以下は四捨五入)を下記の表4に示す。
Claims (11)
- 結合剤としてメチルセルロース又はヒプロメロース、非晶質体のソリフェナシンコハク酸塩、及びクロスカルメロースナトリウムを含有する錠剤。
- 非晶質体のソリフェナシンコハク酸塩が顆粒中に含有されている、請求項1に記載の錠剤。
- ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、クロスカルメロースナトリウムを10.0〜400.0重量部含有する、請求項1又は2に記載の錠剤。
- ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、カルメロース、カルメロースカルシウム及びカルメロースナトリウムから選択されるカルメロース又は其の塩を20.0〜400.0重量部含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の固形製剤。
- ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、トコフェロール、及び酢酸トコフェロールから選ばれる安定化剤を1.0〜100.0重量部含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の錠剤。
- 結合剤とソリフェナシンコハク酸塩、を含む被覆層で覆われた核粒子を含有する、請求項2〜5のいずれかに記載の錠剤。
- ソリフェナシンコハク酸塩を含む顆粒中に、ソリフェナシンコハク酸塩100.0重量部に対して、結合剤を10.0〜100.0重量部含有する、請求項2〜6のいずれかに記載の錠剤。
- ソリフェナシンコハク酸塩を素錠の全重量に対して1.5〜5.0重量%含有する、請求項1〜7のいずれかに記載の錠剤。
- 口腔内崩壊錠である、請求項8に記載の錠剤。
- 粉体に溶液を加えてソリフェナシンコハク酸塩を含む顆粒を製造する工程を含む、請求項2〜9のいずれかに記載の固形製剤の製造方法。
- ソリフェナシンコハク酸塩を含む造粒液を核粒子に噴霧して被覆する工程を含む、請求項10に記載の固形製剤の製造方法。
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