JP2009527525A - 尿失禁治療用のベンゾイミダゾロン誘導体 - Google Patents

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Abstract

遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい式(I)で表されるベンゾイミダゾロン誘導体を含む組成物、及び、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、式(I)で表される化合物(式中、R、R、R及びRは水素又は水酸基を示すが、R、R、R及びRが同時に水素原子を表すことはない)の治療上有効量を投与することを含む、尿失禁の治療又は予防の方法。
【化1】

Description

発明の詳細な説明
本発明は、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい式(I)で表されるベンゾイミダゾロン誘導体を含む組成物、及び、治療上有効量の式(I)で表される化合物を投与することを含む、尿失禁の治療又は予防の方法に関する。
(発明の説明)
式(I)の化合物とその遊離塩基及び酸付加塩はWO01/21593A1に開示されているが、下記化学構造を有する。
Figure 2009527525
(式中、R1、R2、R3及びR4は水素又は水酸基を表すが、但しR1、R2、R3及びR4が同時に水素を表さないことを前提とする。)
本発明の好適な化合物は、式(I)中、4個の基R1、R2、R3及びR4のうち2個又は3個が水素を示す化合物である。
また、式(I)中、基R1、R2、R3及びR4のうち1個が水酸基を表し、残りの基が水素を示す化合物も好ましい。
前記化合物は、5−HT1A受容体及び5−HT2受容体に親和性を示す。該化合物は、神経シグナルの伝達機能に変更がみられる疾病の治療に有用であると思われる。こうした中枢神経系(CNS)の障害の例として、鬱病、精神分裂病、パーキンソン病、不安症、睡眠障害、性的及び精神的障害ならびに加齢による記憶障害等が挙げられる(WO01/21593A1)。
本発明の実施形態の1つは尿失禁の治療又は予防の方法であって、1種以上、好ましくは1種の遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい式(I)で表される化合物の治療上有効量を投与することを含む方法に関する。
尿失禁は膀胱の機能的問題に起因すると考えられ、その原因論、診断及び治療が異なるさまざまな障害群に由来すると考えられる。国際禁制学会(ICS)による共通化のための勧告では、尿失禁は、客観的に検出することができ、かつ、社会的及び衛生上の問題になる尿の無意識なもれと定義されている。一般に、尿失禁が起きるのは、尿が膀胱に溜まっている際に膀胱内での圧力が無作為に上昇した場合に限られる。これは、排尿筋が過剰に収縮した結果(切迫性尿失禁)又は尿道が閉まる機構の障害(腹圧性尿失禁)として起こる可能性がある。
切迫性尿失禁は過活動膀胱(OAB)症候群下に分類される症状の1つである。ICSの定義によると、OABは、尿がしたくなる感覚が抑えがたく、緊急を要することを特徴とし、切迫性尿失禁との関連はどちらともいえないが、通常、排尿回数が増え、夜間頻尿を伴う。病態生理学的には、この病気は膀胱がいっぱいになっている間の排尿筋の不随意な収縮によるものと考えられ、その原因は本質的に神経性又は非神経性(特発性)と思われる。この病気にかかっているものにとっては尿意や切迫性尿失禁は極めて不快で面倒なものであり、生活の質が大幅に低下し、心理的、職業上、家庭内、肉体的、性的問題につながる。
腹圧性尿失禁は無意識に尿がもれることを特徴とし、通常、腹圧が上昇した瞬間に起きる。例えば、ものを持ち上げる、咳をする、くしゃみをする、走っているときで、排尿筋が活動していないときに起こることがある。尿もれは、膀胱及び骨盤底の括約筋の機能不全と懸垂帯機構の解剖学的構造上の欠陥とがさまざまに組み合わさることにより起こる。その結果、尿道が閉じる圧力が低すぎて尿失禁となる。純粋な腹圧性尿失禁は女性に起こることが多く、特に、分娩を経験している場合である。男性の場合、この種の尿失禁は前立腺切除又は小骨盤上の他の外科的介入が行われた後にのみ見られるのが一般的である。
混合型尿失禁の患者には、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方の症状がある。これもまた、女性の方が男性よりも多い。
本発明の別の実施形態は尿失禁の治療又は予防方法に関するもので、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を投与することを含む方法であり、化合物1は以下よりなる群から選択され、これらは遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい。
Figure 2009527525
また、本発明の別の実施形態は過活動膀胱症候群の治療又は予防方法に関するもので、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を投与することを含む方法であり、化合物1は遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい。式(I)で表される化合物1は、好ましくは、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から選択される。
また、本発明の別の実施形態は切迫性尿失禁の治療又は予防方法に関するもので、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を投与することを含む方法であり、化合物1は遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい。式(I)で表される化合物1は、好ましくは、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から選択される。
また、本発明の別の実施形態は腹圧性尿失禁の治療又は予防方法に関するもので、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を投与することを含む方法であり、化合物1は遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい。式(I)で表される化合物1は、好ましくは、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から選択される。
また、本発明の別の実施形態は混合型尿失禁の治療又は予防方法に関するもので、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を投与することを含む方法であり、化合物1は遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい。式(I)で表される化合物1は、好ましくは、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から選択される。
また、本発明の別の実施形態は、前記障害のいずれかの治療用医薬品を調製するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい式(I)で表される化合物1の使用に関する。式(I)で表される化合物1は、好ましくは、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から選択される。
式(I)で表されるベンゾイミダゾロン誘導体1は、単剤療法として使用されるだけでなく、尿失禁の治療に有用な他の有効成分と共に使用することができるので、本発明の別な実施形態は、有効成分の一つとして遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を、尿失禁の治療に有用な1種以上、好ましくは1種の有効成分2の治療上有効量と共に含む、新規な医薬組成物に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択され、これらは遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい。
本発明の組成物は、式Iの化合物1と1種以上の更なる有効成分2とを単一製剤又は別個の製剤(複数の剤形)に含有させてもよい。式Iの化合物1と、1種以上、好ましくは1種の有効成分2とが別個の剤形に含まれる場合は、これらの別個の製剤を同時に投与してもよいし、順次投与してもよい。
本発明の更なる実施形態は、有効成分の一つとして遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を、尿失禁の治療に有用な1種以上、好ましくは1種の有効成分2の治療上有効量と共に含む医薬組成物に関するもので、有効成分2が、抗ムスカリン剤2a、バソプレシン作用薬2b及びセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cからなる群から選択される。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の更なる実施形態は、有効成分の一つとして遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aの治療上有効量と共に含む医薬組成物であって、さらに医薬的に許容できる賦形剤を一緒に含んでもよい医薬組成物に関する。好適な抗ムスカリン剤2aとしては、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムが挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の更なる実施形態は、有効成分の一つとして遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種のバソプレシン作用薬2bの治療上有効量と共に含む医薬組成物であって、さらに医薬的に許容できる賦形剤を一緒に含んでもよい医薬組成物に関する。好適なバソプレシン作用薬2bとしては、デスモプレシンが挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の更なる実施形態は、有効成分の一つとして遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cの治療上有効量と共に含む医薬組成物であって、さらに医薬的に許容できる賦形剤を一緒に含んでもよい医薬組成物に関する。好適なセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cとしては、ベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチン(Cizoliritine)が挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
式(I)で表される化合物及び化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)は遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態のいずれかで使用することができる。「許容できる酸付加塩」という用語には、マレイン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、酢酸、安息香酸、コハク酸、グルコン酸、イセチオン酸、グリシン酸、乳酸、リンゴ酸、ムコン酸(mucoic)、グルタミン酸、スルファミン酸及びアスコルビン酸等の有機酸及び無機酸の両方を含み、無機酸としては塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸又はリン酸が挙げられる。前記酸付加塩の混合物も使用できる。
本発明の教示範囲において、式(I)の化合物1と共に使用するのに好適である本願明細書前記に示す有効成分2も、医薬的に許容できる酸と共に酸付加塩を形成することができる。代表的な塩としては以下が挙げられる。酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、重酒石酸塩、ホウ酸塩、臭化物、カンシラート、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、ニ塩化水素化物、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストレート(estolate)、エシレート、フマル酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニル酸塩、ヘキシルレゾルシネート(hexylresorcinate)、ヒドラバミン(hydrabamine)、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒドロキシナフトアート、ヨウ化物、イソチオナート(isothionate)、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシレート、メチルブロミド、メチルニトラート、メチルスルファート、ムチン酸塩、ナプシラート、硝酸塩、N−メチルグルカミンアンモニウム塩、オレイン酸塩、蓚酸塩、パモ酸塩(エンボナート)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、ホスフェート/ジホスフェート、ポリガラクツロナート、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、硫酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクラート(teoclate)、トシレート、トリエチオダイド及び吉草酸塩。
さらに、化合物2が酸部位を有する場合、医薬的に許容できる好適な塩としてはアルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩又はカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えば、カルシウム塩又はマグネシウム塩、及び、好適な有機リガンドと共に形成される塩、例えば第四アンモニウム塩を挙げることができる。
化合物2はキラル中心を有していてもよく、ラセミ体、ラセミ混合物として、また、いずれの異性体型も本発明に包含される、個々のジアステレオ異性体又は鏡像異性体であってもよい。そこで、化合物がキラルである場合、実質的に他の鏡像異性体を含まないそれぞれの鏡像異性体は本発明の範囲に含まれる。さらに、2つの鏡像異性体の混合物もすべてが含まれる。また、本発明の化合物の同質異像や水和物も本発明の範囲に含まれる。
本発明は化合物1及び2のプロドラッグを本発明の範囲に含むものである。一般に、このようなプロドラッグは、必要とされる化合物に生体内で容易に変換可能な本発明の化合物の機能誘導体となる。
「治療上有効量」という用語は、組織、器官、動物又はヒトの生物学的反応又は医学的反応を顕在化させる医薬品又は薬剤の量で、研究者又は臨床医が求める量を意味するものである。
本願明細書で使用のごとく、「組成物」という用語は特定の成分を特定量含む生成物、並びに、特定量の特定成分の組合せに直接的又は間接的に起因するいずれの生成物も包含することを意図する。
本発明によると、成分1は単剤療法として投与してもよいし、併用療法として成分2と共に投与してもよい。式(I)の化合物1を成分2と共に投与する場合、1と2は別々に投与してもよいし、或いは、1つの医薬組成物にして一緒に投与してもよい。さらに、本発明の組成物における一方の成分の投与を他方の成分の投与の前に、又は同時に、又は順次行ってもよい。
式(I)の化合物1又は1及び2の組成物における成分は、経口、非経口(例えば、筋肉内、腹腔内、静脈もしくは皮下注射又はインプラント)、頬側、鼻、膣、直腸、舌下又は局所経路(例えば目薬)による投与を行うことができ、単独又は一緒にして、それぞれの投与経路に適した従来からの毒性のない医薬的に許容できる担体、アジュバント及び賦形剤を含む好適な投与形態に製剤化することができる。
本発明の化合物1又は1及び2を投与するための医薬組成物、投与剤形、各部からなるキットについては、投与単位の剤形にして便利に提供することができ、製薬技術において公知のいずれかの方法で製造できる。いずれの方法も、1種以上の副成分で構成される担体と有効成分を一緒にする工程を有する。一般に、液体担体又は微粉化した固体担体又はその両方に有効成分を均一かつ完全に一体化させた後、必要に応じて生成物を所望の剤形に形成することにより医薬組成物、剤形、各部からなるキットは調製される。医薬組成物において、有効成分化合物は所望の薬理学的効果を得るのに十分な量が含まれる。
有効成分1及び/又は2を別々又は一緒に含む医薬製剤、組成物、投与剤形又は各部からなるキットで、経口投与に適したものは、硬質カプセルもしくは軟質カプセル、錠剤、トローチ剤又はのど飴剤などの分離型の剤形であって、それぞれには所定量の有効成分が含まれる剤形、分散型の粉末又は顆粒剤の剤形、水性液体又は非水性液体の溶液もしくは懸濁液の剤形、シロップ剤又はエリキシル剤の剤形、あるいは、水中油型エマルジョン又は油中水型エマルジョンの剤形にすることができる。
経口での使用を意図した剤形は、医薬製剤及びこのような組成物の製造技術から公知の方法にしたがって調製することができる。
使用される賦形剤は、例えば(a)マンニトール、ソルビトール、炭酸カルシウム、前ゼラチン化デンプン、ラクトース、リン酸カルシウム、リン酸ナトリウム等の不活性希釈剤、(b)ポビドン、コポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、コーンスターチ、アルギン酸、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスカルメロース、ポラクリリンカリウム等の造粒剤や崩壊剤、(c)微結晶性セルロース又はアラビアゴム等の結合剤、(d)ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、フマル酸又はタルク等の潤滑剤が挙げられる。
場合によっては、経口用製剤は、有効成分1及び/又は2を別々に又は一緒にして、例えば前ゼラチン化デンプン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム又はカオリン等の不活性固体希釈剤と混合し、ペレット剤を介して一定量が供給される、硬質ゼラチンカプセル剤又はHPMCカプセル剤といった剤形にすることができる。また、有効成分を水又は油性媒体、例えば、落花生油、流動パラフィン、中鎖トリグリセリド又はオリーブ油等と混合した内容物の軟質ゼラチンカプセル剤の剤形にしてもよい。
錠剤、カプセル剤又はペレット剤は非被覆でも、あるいは、公知技術により被覆を施して胃腸管での崩壊や吸収を遅らせ、それによって遅延作用又は長期間にわたる持続作用を提供することもできる。例えば、酢酸フタル酸セルロース又は酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルセルロース(hydroxypropylcellulose acetate succinate)などの遅延剤或いはエチルセルロース又はアンモニオメタクリレート共重合体(タイプB)等の持続性離型剤を使用してもよい。
被覆錠剤は、錠剤と同様に製造したコアを、タブレットの被覆に通常使用される物質、例えば、コリドン(collidone)又はセラック、アラビアゴム、タルク、二酸化チタン又は糖で被覆することにより製造することができる。また、遅延放出を達成するため又は不和合性を防止するため、コアは多数の層で構成されてもよい。同様に、錠剤被覆部も上述した錠剤用賦形剤を用いて複数の層で構成して遅延放出を達成することができる。
経口投与用の液体剤形としては、この分野で通常使用される水などの不活性希釈剤を含む、医薬的に許容できるエマルジョン、溶液、懸濁液、シロップ及びエリキシル剤が挙げられる。不活性希釈剤のほかに、湿潤剤、乳化剤及び懸濁化剤等のアジュバントや甘味料、香味剤、香料及び防腐剤等も組成物に含有させることができる。
水性懸濁液の場合、通常、有効成分1及び/又は2は別々又は一緒にして、水性懸濁液の製造に適した賦形剤とともに含有させる。このような賦形剤としては、(a)ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム及びアラビアゴム等の懸濁化剤、(b)分散剤又は湿潤剤で、(b.1)レシチン等の天然のリン脂質、(b.2)アルキレンオキシドと脂肪酸との縮合物で、例えばポリオキシエチレンステアレート、(b.3)エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合物で、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、(b.4)脂肪酸及びヘキシトールから誘導される部分エステルとエチレンオキシドとの縮合物で、例えばポリオキシエチレンソルビトールモノオレアート、或いは(b.5)脂肪酸及びヘキシトール無水物から誘導される部分エステルとエチレンオキシドとの縮合物で、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレアートが挙げられる。
また、水性懸濁液は、1種以上の防腐剤、例えばp−ヒドロキシ安息香酸エチル又はp−ヒドロキシ安息香酸n−プロピル等、1種以上の着色剤、1種以上の香味料、及び、1種以上の甘味料、例えば蔗糖又はサッカリン等を含有させることができる。
油性懸濁液は、例えば落花生油、オリーブ油、ゴマ油もしくはココヤシ油等の植物油又は流動パラフィン等の鉱物油に有効成分1及び/又は2を別々又は一緒に懸濁させることにより調製することができる。油性懸濁液は、例えば蜜蝋、固形パラフィン又はセチルアルコール等の増粘剤を含有してもよい。甘味剤や香味剤を添加して味のよい経口調剤にしてもよい。これらの組成物は、アスコルビン酸等の酸化防止剤を加えて調製してもよい。
分散型の粉末や顆粒剤は水性懸濁液の調製に適している。粉末剤や顆粒剤は、分散剤又は湿潤剤、懸濁化剤及び1種以上の防腐剤とともに有効成分1及び/又は2を別々又は一緒にして提供する。好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁化剤は、すでに記載のものが例示される。また、更なる賦形剤として、例えば、前記に示した甘味料、香味剤及び着色剤も含有させることができる。
本発明の医薬製剤、組成物、投与剤形又は各部からなるキットは、水中油型エマルジョンの形態であってもよい。油相はオリーブ油もしくは落花生油のような植物油、流動パラフィン等の鉱物油、又は、それらの混合物がよい。
好適な乳化剤は、(a)アラビアゴム及びトラガカントゴム等の天然ゴム、(b)大豆やレシチン等の天然のリン脂質、(c)脂肪酸とヘキシトール無水物から誘導されるエステル又は部分エステルで、例えばソルビタンモノオレアート、(d)前記部分エステルとエチレンオキシドとの縮合物で、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレアートが挙げられる。また、エマルジョンには甘味料や香味剤を含有してもよい。
シロップ剤及びエリキシル剤は、例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール又は蔗糖等の甘味剤とともに処方するとよい。このような製剤にも防腐剤及び香味剤や着色剤を含有させることができる。
有効成分1及び/又は2を別々又は一緒に含む医薬製剤、組成物、投与剤形又は各部からなるキットは、水性又は油脂性の無菌注射剤型懸濁液又は溶液の形態であってもよい。懸濁液は、前記に示した好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁化剤を用いて、公知の方法に従い処方することができる。また、無菌注射剤は、非経口用として許容できる毒性のない希釈剤又は溶媒の無菌注射剤型溶液又は懸濁液であってもよく、例えば、1,3-ブタン-ジオール溶液であるとよい。使用可能で許容できる賦形剤及び溶媒としては、水、リンゲル液、塩化ナトリウム等張液が挙げられる。さらに、溶媒又は懸濁媒として無菌の固定油が従来から使用される。この目的のためには、合成モノグリセリド又はジグリセリドをはじめとする無菌のいずれの固定油も使用することができる。さらに、オレイン酸のような脂肪酸が注射剤の調製に使用される。
1及び/又は2を別々又は一緒に含む非経口投与用の本発明の調剤として、水性又は非水性の無菌溶液、懸濁液又はエマルジョンが挙げられる。
非水性溶媒又は賦形剤の例としては、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油及びトウモロコシ油等の植物油、ゼラチン、オレイン酸エチル等の注射可能な有機エステル類が挙げられる。このような投与剤形にも防腐剤、湿潤剤、乳化剤及び分散剤等のアジュバントを含有させることができる。これらは、例えば、細菌保定濾過器(bacteria-retaining filter)を通して濾過すること、組成物中に滅菌剤を加えること、組成物を照射または加熱することによって滅菌可能である。また、使用直前に滅菌水又は他の無菌注射剤媒体に加えて使うことができる無菌の固形組成物の状態に製造することもできる。本発明の組成物は直腸から投与する座剤にして投与することもできる。この場合の組成物は、室温で固体であり直腸温度では液体であることにより直腸で溶融し薬剤を放出する好適な非刺激性の賦形剤とともに薬剤を混合して調製することができる。このような賦形剤としては、カカオ脂、固体脂肪、ポリエチレングリコールが挙げられる。また、頬側、鼻又は舌下投与用の組成物もこの分野で公知の標準的な賦形剤を使って調製する。
局所投与用として、1及び/又は2を別々又は一緒に含む本発明の製剤、組成物、投与剤形又は各部からなるキットは、リニメント剤、ローション剤、塗布剤のような液体又は半液体調剤、クレーム、軟膏、ゼリー又は歯磨き粉をはじめとするペースト等の水中油型エマルジョン又は油中水型エマルジョン、あるいは、滴剤のような溶液又は懸濁液等の状態に処方することができる。
本発明の組成物中に含まれる有効成分の用量は調整可能である。しかしながら、単剤療法として投与する有効成分1の量又は併合療法として投与する有効成分1及び2の量は、適した剤形が得られる量とすることが必要である。選択した用量及び投与形態は所望の治療効果によって変わるとともに、投与経路や治療期間によって変わってくる。化合物を一緒にした場合の用量範囲は、化合物をそれぞれ単独で使用する場合に所望される治療効果を引き出すのに必要な臨床上の有効な用量範囲に対して、およそ1/10〜1倍である。
式(I)で表される化合物1は、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよいが、その薬効は、障害が生来からのものか、獲得したものかにかかわらず、さらには病因学的起源(器質性の病因、即ち、身体因性及び薬剤誘導による器質性病因か、心因性の病因か、身体因性及び薬剤誘導による器質性病因と心因性病因との混合型の病因か、あるいは不明)とは無関係に、見出すことができる。
本発明の範囲では、式(I)で表される化合物1は、1回ごとの投与で0.01〜400mgの式(I)の化合物1が適用される量で投与されることが好ましい。式(I)で表される化合物1の好適な用量範囲は0.1〜300mg、より好ましくは0.1〜200mg、特に好ましくは0.1〜50mgである。適した剤形中に、例えば、0.01、0.05、0.1、0.5、1、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、200、300又は400mgの式(I)で表される化合物1が含まれているとよい。前記数値は遊離塩基の形態の式(I)で表される化合物1を基準とするものである。式(I)の化合物1を酸付加塩のいずれかの形態で投与する場合、相当する値は前記数値から容易に算出することができる。
本発明の範囲では、抗ムスカリン剤2aは、1日あたり0.01〜200mgで適用されるような量での投与が好ましい。抗ムスカリン剤2aは0.5〜100mgの範囲が好ましく、1〜50mgの範囲が特に好ましい。好適な剤形中、抗ムスカリン剤2aは例えば、0.01、0.05、0.5、1、2、5、10、20、25、50、100又は200mg含有されているとよい。本発明の化合物2aは、1日1回で投与するか、又は、1日の全投与量を1日のなかで2回、3回又は4回に分けて投与することが有利である。
本発明の範囲では、バソプレシン作用薬2bは、1日あたり0.01〜100mgで適用されるような量での投与が好ましい。バソプレシン作用薬2bは0.5〜100mgの範囲が好ましく、1〜50mgの範囲が特に好ましい。好適な剤形中、バソプレシン作用薬2bは例えば、0.01、0.05、0.5、1、2、5、10、20、25、50又は100mg含有されているとよい。本発明の化合物2bは、1日1回で投与するか、又は、1日の全投与量を1日のなかで2回、3回又は4回に分けて投与することが有利である。
本発明の範囲では、セロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cは、1日あたり0.01〜200mgで適用されるような量での投与が好ましい。セロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cは0.5〜150mgの範囲が好ましく、1〜100mgの範囲が特に好ましい。好適な剤形中、セロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cは例えば、0.1、0.5、1、2、5、10、20、25、50、100又は200mg含有されているとよい。本発明の化合物2cは、1日1回で投与するか、又は、1日の全投与量を1日のなかで2回、3回又は4回に分けて投与することが有利である。
本発明の別の実施形態は、尿失禁の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2の治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、過活動膀胱症候群の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2の治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、切迫性尿失禁の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2の治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、腹圧性尿失禁の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2の治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、混合型尿失禁の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2の治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記障害いずれかの治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2との組成物の使用に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記障害いずれかの治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2と共に使用することに関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、尿失禁、過活動膀胱症候群、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁及び混合型尿失禁からなる群から選択される前記疾病の1つの治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aの治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。好適な抗ムスカリン剤2aとしては、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムが挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記障害いずれかの治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aとの組成物の使用に関する。好適な抗ムスカリン剤2aとしては、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムが挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記障害いずれかの治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aと共に使用することに関する。好適な抗ムスカリン剤2aとしては、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムが挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、尿失禁、過活動膀胱症候群、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁及び混合型尿失禁からなる群から選択される前記疾病の1つの治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種のバソプレシン作用薬2bの治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。好適なバソプレシン作用薬2bはデスモプレシンである。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記障害いずれかの治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種のバソプレシン作用薬2bとの組成物の使用に関する。好適なバソプレシン作用薬2bはデスモプレシンである。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記障害いずれかの治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種のバソプレシン作用薬2bと共に使用することに関する。好適なバソプレシン作用薬2bはデスモプレシンである。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、尿失禁、過活動膀胱症候群、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁及び混合型尿失禁からなる群から選択される前記疾病の1つの治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cの治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。好適なセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cとしてはベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチンが挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記障害いずれかの治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cとの組成物の使用に関する。好適なセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cとしてはベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチンが挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記障害いずれかの治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cと共に使用することに関する。好適なセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cとしてはベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチンが挙げられる。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の好適な実施形態は、過活動膀胱症候群の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aの治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記過活動膀胱症候群の治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aとの組成物の使用に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記過活動膀胱症候群の治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aと共に使用することに関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の好適な実施形態は、切迫性尿失禁の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aの治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記切迫性尿失禁の治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aとの組成物の使用に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記切迫性尿失禁の治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aと共に使用することに関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の好適な実施形態は、過活動膀胱症候群の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、バソプレシン作用薬2bのデスモプレシンの治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記過活動膀胱症候群の治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、バソプレシン作用薬2bのデスモプレシンとの組成物の使用に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記過活動膀胱症候群の治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、バソプレシン作用薬2bのデスモプレシンと共に使用することに関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の好適な実施形態は、切迫性尿失禁の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、バソプレシン作用薬2bのデスモプレシンの治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記切迫性尿失禁の治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、バソプレシン作用薬2bのデスモプレシンとの組成物の使用に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記切迫性尿失禁の治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、バソプレシン作用薬2bのデスモプレシンと共に使用することに関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の好適な実施形態は、腹圧性尿失禁の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、ベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチンからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cの治療上有効量とを、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与することを含む、方法に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記腹圧性尿失禁の治療用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、ベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチンからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cとの組成物の使用に関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
本発明の別の実施形態は、前記腹圧性尿失禁の治療用医薬品の製造において、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる塩、それらの水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、ベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチンからなる群から選択される、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cと共に使用することに関する。化合物1は、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から好ましくは選択される。
下記実施例1)〜72)は本発明の組成物を示すもので、本発明の範囲を限定するものではない。
Figure 2009527525
上記組成物は、尿失禁、過活動膀胱症候群、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁及び/又は混合型尿失禁の治療又は予防に使用することができる。
下記の実施例は本発明を例示するものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
医薬製剤の実施例
A) 錠剤 1錠あたり
化合物(I.a) 100mg
ラクトース 240mg
コーンスターチ 340mg
ポリビニルピロリドン 45mg
ステアリン酸マグネシウム 15mg
740mg
微粉砕した有効成分、ラクトース及びコーンスターチの一部を一緒に混合する。この混合物を篩分けし、ポリビニルピロリドンの水溶液で湿らせて混練する。湿式粉砕して乾燥させる。この粒状物と残りのコーンスターチとステアリン酸マグネシウムとを篩にかけて混合する。混合物を圧縮して好適な形状及びサイズの錠剤を作製する。
B) 錠剤 1錠あたり
化合物(I.b) 80mg
コーンスターチ 190mg
ラクトース 55mg
微結晶性セルロース 35mg
ポリビニルピロリドン 15mg
カルボキシメチルデンプンナトリウム
(sodium-carboxymethyl starch) 23mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
400mg
微粉砕した有効成分、コーンスターチの一部、ラクトース、微結晶性セルロース及びポリビニルピロリドンを一緒に混合する。この混合物を篩分けし、残りのコーンスターチと水と一緒にして粒状物を形成し、乾燥及び篩分けを行う。カルボキシメチルデンプンナトリウムとステアリン酸マグネシウムとを添加して混和させ、混合物を圧縮して好適なサイズの錠剤に形成する。
C) 被覆錠剤 被覆錠剤1錠あたり
化合物(I.c) 5mg
コーンスターチ 41.5mg
ラクトース 30mg
ポリビニルピロリドン 3mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
80mg
有効成分、コーンスターチ、ラクトース、ポリビニルピロリドンを完全に混和させ、水で湿らせる。湿った固まりを1mmメッシュの篩に押しこみ、約45℃で乾燥させた後、粒状物を同じ篩に通す。ステアリン酸マグネシウムを混和させた後、直径6mmの凸状錠剤コアを錠剤成形機で圧縮する。こうして作製された錠剤コアを、糖及びタルクから本質的になる被覆剤を使って公知の方法で被覆する。ワックスを用いて得られた被覆錠剤の艶出しを行う。
D) カプセル剤 1カプセルあたり
化合物(I.d) 150mg
コーンスターチ 268.5mg
ステアリン酸マグネシウム 1.5mg
420mg
有効成分とコーンスターチとを混合し、水で湿らせる。湿った固まりを篩にかけ乾燥させる。乾燥粒状物を篩分けし、ステアリン酸マグネシウムと混合する。得られた混合物をゼラチン製硬カプセル(1号サイズ)に充填する。
E) アンプル液
化合物(I.e) 50mg
塩化ナトリウム 50mg
注射用蒸留水 5ml
水はそのままのpH値又はpH5.5〜6.5でもよいが、有効成分を前記の水に溶解させ、塩化ナトリウムを添加して等張性にする。得られた溶液を発熱物質なしの濾過器で濾過し、濾液を無菌状態下でアンプルに移し入れた後、滅菌を行い融着により封止する。
F) 座剤
化合物(I.f) 50mg
固形脂肪 1650mg
1700mg
固形脂肪を溶融させ、粉砕した有効成分を40℃で均一に分散させる。これを38℃に冷やし、かるく冷却しておいた座剤の型の中に流し込む。
G) フィルム被覆錠剤: (I.b)と2aとの組成物
Figure 2009527525
コーティング
Figure 2009527525

Figure 2009527525
H)フィルム被覆錠剤: (I.b)と2bとの組成物
Figure 2009527525
コーティング
Figure 2009527525

Figure 2009527525
I)フィルム被覆2層錠剤: (I.c)と2cとの組成物
Figure 2009527525
コーティング
Figure 2009527525

Figure 2009527525

Claims (27)

  1. 尿失禁の治療又は予防の方法であって、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、下記式(I)で表される化合物:
    Figure 2009527525
    (式中、R1、R2、R3及びR4は水素又は水酸基を示すが、R1、R2、R3及びR4が同時に水素原子を表すことはない)の治療上有効量を投与することを含む、前記方法。
  2. 遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい式(I)で表される化合物1を、医薬的に許容できる酸付加塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、更なる有効成分2の治療上有効量と、別々又は単一の医薬組成物に一緒にして投与する、請求項1記載の方法。
  3. 尿失禁の治療又は予防用の医薬品を製造するための、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2との組成物の使用。
  4. 尿失禁の治療又は予防用の医薬品の製造における、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1と、医薬的に許容できる塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、1種以上、好ましくは1種の有効成分2との使用。
  5. 前記式(I)の化合物1が下記からなる群から選択され、遊離塩基又は医薬的に許容できる酸付加塩の形態であってもよい、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法又は使用。
    Figure 2009527525
  6. 前記尿失禁が過活動膀胱症候群であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法又は使用。
  7. 前記尿失禁が切迫性尿失禁であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法又は使用。
  8. 前記尿失禁が腹圧性尿失禁であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法又は使用。
  9. 前記尿失禁が混合型尿失禁であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法又は使用。
  10. 前記有効成分2が、抗ムスカリン剤2a、バソプレシン作用薬2b及びセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cからなる群から選択され、さらに医薬的に許容できる賦形剤と一緒であってもよい、請求項2〜9のいずれか1項記載の方法又は使用。
  11. 前記有効成分2が、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aであって、さらに医薬的に許容できる賦形剤と一緒であってもよい、請求項2〜10のいずれか1項記載の方法又は使用。
  12. 前記抗ムスカリン剤2aがトルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムからなる群から選択され、医薬的に許容できる酸付加塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、請求項11記載の方法又は使用。
  13. 前記有効成分2が、1種以上、好ましくは1種のバソプレシン作用薬2bであって、さらに医薬的に許容できる賦形剤と一緒であってもよい、請求項2〜10のいずれか1項記載の方法又は使用。
  14. 前記バソプレシン作用薬2bがデスモプレシンであって、医薬的に許容できる酸付加塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体又はラセミ体の混合物の形態であってもよい、請求項13記載の方法又は使用。
  15. 前記有効成分2が、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cであって、さらに医薬的に許容できる賦形剤と一緒であってもよい、請求項2〜10のいずれか1項記載の方法又は使用。
  16. 前記セロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cが、ベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチンからなる群から選択され、医薬的に許容できる酸付加塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、請求項15記載の方法又は使用。
  17. 有効成分の一つとして1種以上、好ましくは1種の式(I)で表される化合物1の治療上有効量を、1種以上、好ましくは1種の有効成分2の治療上有効量と共に含む医薬組成物。
  18. 前記式(I)で表される化合物1が、化合物(I.a)、(I.b)、(I.c)、(I.d)、(I.e)、(I.f)、(I.g)及び(I.h)からなる群から選択される、請求項17記載の医薬組成物。
  19. 前記有効成分2が、抗ムスカリン剤2a、バソプレシン作用薬2b及びセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cからなる群から選択され、さらに医薬的に許容できる賦形剤と一緒であってもよい、請求項16又は17記載の医薬組成物。
  20. 前記有効成分2が、1種以上、好ましくは1種の抗ムスカリン剤2aであって、さらに医薬的に許容できる賦形剤と一緒であってもよい、請求項17〜19のいずれか1項記載の医薬組成物。
  21. 前記抗ムスカリン剤2aが、トルテロジン、オキシブチニン、ソリフェナシン及びトロスピウムからなる群から選択され、医薬的に許容できる酸付加塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、請求項20記載の医薬組成物。
  22. 前記有効成分2が、1種以上、好ましくは1種のバソプレシン作用薬2bであって、さらに医薬的に許容できる賦形剤と一緒であってもよい、請求項17〜19のいずれか1項記載の医薬組成物。
  23. 前記バソプレシン作用薬2bがデスモプレシンであって、医薬的に許容できる酸付加塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、請求項22記載の医薬組成物。
  24. 前記有効成分2が、1種以上、好ましくは1種のセロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cであって、さらに医薬的に許容できる賦形剤と一緒であってもよい、請求項17〜19のいずれか1項記載の医薬組成物。
  25. 前記セロトニン/ノルアドレナリンモジュレータ2cが、ベンラファキシン、デュロキセチン、レボキセチン及びシゾリリチンからなる群から選択され、医薬的に許容できる酸付加塩、水和物及び/又は溶媒和物の形態であってもよく、及び個々の光学的異性体、個々の鏡像異性体もしくはラセミ体の混合物の形態であってもよい、請求項24記載の医薬組成物。
  26. 前記有効成分1及び2が一緒に単一剤形中に含まれる請求項17〜25のいずれか1項記載の医薬組成物。
  27. 前記有効成分1及び2が別々にそれぞれの剤形に含まれる請求項17〜25のいずれか1項記載の医薬組成物。
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