JP2017190173A - 易開封性紙容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離用のコート剤を用いることなく、また液漏れ防止機能を低下させることなく、開封性を向上させた易開封性紙容器を提供する。【解決手段】紙容器のトップシール部に、開封時にトップシール部の上端部を切り取るための破線部32を形成するとともに、トップシール部のスパウト側では破線部32の上側を加熱溶着部35とし、反スパウト側では破線部32の上下両側を加熱溶着部35とした。加熱溶着部35はラミネート層のみから形成してもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、牛乳やジュースなどの液体飲料の容器として広く用いられている紙容器の改良に関するものである。
牛乳やジュースなどの液体飲料の紙容器としては、表裏両面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂フィルムを積層した紙素材からなる容器が広く用いられている。容量が500mL以上の場合にはゲーブルトップタイプが主として用いられ、容量が200mL以下の場合にはブリックタイプが主として用いられている。
周知のように、ゲーブルトップタイプの紙容器の上端は加熱溶着されたトップシール部となっており、開封時にはトップシール部のスパウト側の下方にある左右両側の折り返し部を押し拡げてトップシール部の溶着を剥がしたうえ、その中央部を手前に引いて注ぎ口(スパウト)を形成する構造となっている。
しかし、紙容器のトップシール部は液漏れを防ぐ目的で強固に溶着されており、これを引き剥がすためにはある程度の力を要する。また無理に力を加えると、引き剥がす際に紙が意図せぬ方向に破れてしまうことがある。さらに、開封時に注ぎ口に指先を接触させることにより、注ぎ口が汚れてしまうこともある。このように紙容器には開封性に劣るという欠点があった。
そこで特許文献1に示されるように、スパウト側のトップシール部に剥離用の特殊なコート剤を塗布することにより、紙容器の開封性を高めることが行われている。しかしコート剤のコストや、工程管理の手数が増加するという問題がった。また、トップシール部の剥離性をあまり高めると、本来の液漏れ防止機能が低下するという問題もあった。
なお、ブリックタイプの紙容器の場合にはストロー挿入口が形成されていることが多いため、ゲーブルトップタイプに比較して開封性を高める要求は高くない。しかし使用後に口部を開放して内部を洗浄したいような場合には、やはり容易に開封できることが望まれる。
特開2013−86865号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、剥離用のコート剤を用いることなく、また液漏れ防止機能を低下させることなく、開封性を向上させた易開封性紙容器を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明の易開封性紙容器は、紙容器のトップシール部に、開封時にトップシール部の上端部を切り取るための破線部を形成するとともに、トップシール部のスパウト側では前記破線部の上側を加熱溶着部、下側を非加熱溶着部とし、反スパウト側では前記破線部の上下両側を加熱溶着部としたことを特徴とするものである。
なお、前記破線部をトップシール部のスパウト側のみ、あるいはスパウト側と反スパウト側とにわたって形成することができる。また破線部の始端に、切込みを形成することが好ましい。紙容器はゲーブルトップタイプとすることができ、好ましい実施形態においては、前記破線部はトップシール部の4枚合わせ部に形成されている。また、スパウト側の前記破線部の上側を、ラミネート層のみからなる加熱溶着部としてもよい。
本発明の易開封性紙容器は、紙容器のトップシール部に、開封時にトップシール部の上端部を切り取るための破線部を形成するとともに、トップシール部のスパウト側では前記破線部の上側を加熱溶着部、下側を非加熱溶着部とし、反スパウト側では前記破線部の上下両側を加熱溶着部としたものである。このため、破線部からトップシール部の上端部を切り取れば、スパウト側では破線部よりも下方には加熱溶着部が皆無であるか、ごく僅かに形成されているだけであるから、容易に注ぎ口を形成することができる。
また本発明の易開封性紙容器は、破線部を切り取るまでは、破線部の上側及び反スパウト側の上下両側が加熱溶着されているので、液漏れ防止機能が低下することもない。したがって本発明によれば、剥離用のコート剤を用いることなく、また液漏れ防止機能を低下させることなく、紙容器の開封性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態であるゲーブルトップタイプの易開封性紙容器を示す斜視図である。 図1の易開封性紙容器の展開図である。 本発明の第2の実施形態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態の要部を示す展開図である。 本発明の第4の実施形態を示す斜視図である。 図5の易開封性紙容器の展開図である。 ブリックタイプの紙容器を示す参考斜視図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1の実施形態のゲーブルトップタイプの易開封性紙容器を示す斜視図、図2はその内面側から見た展開図である。この易開封性紙容器は、表裏両面にポリエチレンなどの熱可塑性樹脂のラミネート層を積層した紙素材を折り曲げて形成したものであり、長方形状の第1パネル1、第2パネル2、第3パネル3、第4パネル4を互いに直角に折り曲げ、第4パネル4の端部に形成された第5パネル5を第1パネル1の側面端部に加熱溶着して貼り合せることによって、四角柱状の筒状体を形成している。
これらの各パネルの下部には、底部横折線6を介して底部パネル7、8、9、10がそれぞれ連設されている。底部パネル8と底部パネル10にはそれぞれ2本の傾斜谷折線11、11が形成されており、四角柱状の筒状体を形成した後に谷折線11、11を折り曲げ、底部パネル7と底部パネル9を重ね合せて加熱溶着することによって、底部が形成されている。
またこれらの各パネルの上部には、上部横折線13を介して上部パネル14、15、16、17がそれぞれ連設されている。上部パネル14と上部パネル16にはそれぞれ2本の傾斜谷折線18、18が形成されており、上部パネル16の傾斜谷折線18と上部横折線13との間には、二等辺三角形状のスパウトパネル19が形成される。また上部パネル14の傾斜谷折線18と上部横折線13との間には、二等辺三角形状のパテントパネル20が形成される。さらに上部パネル15と上部パネル17には1本の傾斜谷折線21がそれぞれ形成されている。これらは開封時に外側に折り曲げるための折線である。これらの各パネルにより、周知のゲーブルトップが形成される。
これらの上部パネル14、15、16、17のさらに上部には、頂部横折線23を介してトップシールパネル24、25、26、27がそれぞれ連設されている。これらのトップシールパネルは内溶液を充填後に加熱溶着され、紙容器の頂部をシールするトップシール部となる。なおトップシールパネル25と27の高さはトップシールパネル24、26よりも高く形成されており、トップシールパネル25と27の上半部の溶着部は2枚合わせ部28となる。またその他のトップシールパネル24、25、26、27の溶着部は、4枚合わせ部29となる。トップシールパネル24、26の中央には縦折線30、31が形成されている。縦折線31はスパウトパネル19の上端に位置し、注ぎ口の中心となる部分である。
上記した構造は従来のゲーブルトップタイプの紙容器と同様であるが、本発明ではトップシールパネル24、25、26、27により形成されるトップシール部に、図1、図2に示すように破線部32が形成されている。破線部32は図示のように4枚合わせ部29に形成されており、各トップシールパネルの全幅にわたって形成されている。しかし破線部32の長さは必ずしもトップシールパネルの全幅にわたる必要はない。
この破線部32は開封時にトップシール部の上端部を切り取るためのものであり、その始端部には切り取りを容易にするための切込み33を形成しておくことが好ましい。なお破線部32は切り取りを容易にするためにミシン目を形成したものとしても、紙素材の一部を薄くしたものとしてもよい。いずれの場合にも破線部32の表面の熱可塑性樹脂からなるラミネート層は、残しておくものとする。破線部32は一点鎖線状、二点鎖線状としてもよい。
さらに本発明では、トップシール部のスパウト側では破線部32の上側を加熱溶着部35(黒塗りで表示)とし、下側を非加熱溶着部36とした。また反スパウト側では、破線部32の上下両側を加熱溶着部35とした。具体的には、図2に示すように、注ぎ口を形成するトップシールパネル26では破線部32の下側を非加熱溶着部36とするとともに、隣接するトップシールパネル25、27では、破線部32の下側であって傾斜谷折線21、21の上端よりもトップシールパネル26に近い部分を非加熱溶着部36とした。また、トップシールパネル26の破線部32より上側の部分と、これに隣接するトップシールパネル25、27の前記非加熱溶着部36を除いた部分及びトップシールパネル24の全体を、加熱溶着部35とした。
このように構成された本発明のゲーブルトップタイプの易開封性紙容器は、従来と同様に内容液を充填して使用されるものであり、開封前はトップシールパネル24、25、26、27の破線部32より上側の部分が加熱溶着されているので、液漏れが生ずるおそれはない。
開封の際には、まずトップシール部の上側の部分を破線部32から切り取る。するとスパウト側ではスパウトを形成するトップシールパネル26の加熱溶着部35は除去され、破線部32より下側の非加熱溶着部36が残る。このため縦折線31を中心とするスパウトパネル19を手前側に引き出せば、容易に注ぎ口(スパウト)を形成することができる。なお反スパウト側では破線部32の上下両側が加熱溶着部35となっているので、従来と同様に内容液が流出することもない。
以上に説明した第1の実施形態では、破線部32をトップシール部のスパウト側と反スパウト側とに形成した。しかし図3に示す第2に実施形態のように、破線部32をトップシール部のスパウト側のみに形成してもよい。この第2の実施形態では、トップシール部のスパウト側のみが破線部32から切り取られる。
また図4に示す第3の実施形態のように、トップシール部のスパウト側の破線部32の上側を、紙素材のないラミネート層のみからなる加熱溶着部35とすることもできる。
さらに図5、図6に示す第4の実施形態のように、非加熱溶着部36の長さを短くし、注ぎ口(スパウト)を小型化することもできる。ただしこの場合には、第1パネル1と第3パネル3の幅を狭く形成することとなる。
なお本発明の範囲に含まれるものではないが、ブリックタイプの紙容器のトップシール部に開封時にトップシール部の上端部を切り取るための破線部40を形成した状態を、参考図として図7に示す。使用後にこの破線部40からトップシール部の上端部を切り取れば、内部の洗浄が容易となる。この場合には底部にも同様に破線部41を形成することもできる。
以上に説明したように、本発明によれば、従来のような剥離用のコート剤を用いることなく、また液漏れ防止機能を低下させることなく、開封性を向上させた易開封性紙容器を提供することができる。
1 第1パネル
2 第2パネル
3 第3パネル
4 第4パネル
5 第5パネル
6 底部横折線
7 底部パネル
8 底部パネル
9 底部パネル
10 底部パネル
11 傾斜谷折線
13 上部横折線
14 上部パネル
15 上部パネル
16 上部パネル
17 上部パネル
18 傾斜谷折線
19 スパウトパネル
20 パテントパネル
21 傾斜谷折線
23 頂部横折線
24 トップシールパネル
25 トップシールパネル
26 トップシールパネル
27 トップシールパネル
28 2枚合わせ部
29 4枚合わせ部
30 縦折線
31 縦折線
32 破線部
33 切込み
35 加熱溶着部
36 非加熱溶着部
40 破線部
41 破線部

Claims (6)

  1. 紙容器のトップシール部に、開封時にトップシール部の上端部を切り取るための破線部を形成するとともに、トップシール部のスパウト側では前記破線部の上側を加熱溶着部、下側を非加熱溶着部とし、反スパウト側では前記破線部の上下両側を加熱溶着部としたことを特徴とする易開封性紙容器。
  2. 前記破線部をトップシール部のスパウト側のみ、あるいはスパウト側と反スパウト側とに形成したことを特徴とする請求項1に記載の易開封性紙容器。
  3. 破線部の始端に、切込みを形成したことを特徴とする請求項1に記載の易開封性紙容器。
  4. 紙容器がゲーブルトップタイプであることを特徴とする請求項1に記載の易開封性紙容器。
  5. 前記破線部がトップシール部の4枚合わせ部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の易開封性紙容器。
  6. スパウト側の前記破線部の上側を、ラミネート層のみからなる加熱溶着部としたことを特徴とする請求項1に記載の易開封性紙容器。
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