JP2017190139A - 包装体および包装体用原反 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピロー包装により簡単に製造でき、しかも、直方体の形状を維持することができる包装体およびそのための原反を提供する。【解決手段】シートの合掌合わせにより形成された背張り部15を有する第1面11と、第1面に対向する第2面12と、第1面11と第2面12に垂直に設けられた第3面13と第4面14を有し、第1面11と第2面12と第3面13と第4面14により四角柱が形成されており、この四角柱の両口部には封止部16が形成されていて、第3面13と第4面14にはそれぞれ背張り部15と平行に補強シート3が貼り付けられている。【選択図】図3

Description

この発明は、食品等を包装する包装体およびその包装体の製造に用いる包装体用原反に関する。
調理パンや菓子パンなどの包装には、ピロー包装と呼ばれる包装体が使用されている。背張りにより形成された封筒状の袋体に内容物を入れ、口部を熱圧着等で封止する。
また、特許文献1〜3には、ヒダ付きピロー包装体やその製造方法、原反ロールなどが記載されている。その原反ロールは、ヒートシール性を有している包材からなり連続する方向に対して直角方向に帯状に延在するヒダが一定のピッチに形成されているヒダ付き包材であり、そのヒダは、内面同士が合掌状に折り重ねられてヒートシールされることで形成されている。このヒダをピロー包装の下側に合せるようにして包装体を製造することにより、下部が長方形状に固定され、自立可能なピロー包装体になっている。なお、上部側にはヒダは設けられていないので、通常のピロー包装の口部と変わることはない。
特許第4060077号特許公報 特許第4118568号特許公報 特許第4118570号特許公報
従来より使われている封筒形のピロー包装体は、元の形状は平面的であり、内容物を入れることにより、その内容物の外形に従ってふくらむのみである。自ら立体形状を保つものではないので、少しでも力が加われば変形し、内容物を保護する作用はない。四角のサンドイッチなどを包装しようとすれば、トレーなどの包装材を別途使用し、そのトレーを中に入れる必要がある。
特許文献1〜3に記載されたピロー包装体では下部がヒダによって補強され、直方体の形状をある程度維持することができる。したがって、このヒダのある側を下にして置くことにより、包装体を直立させることができる。しかし、上部側にはヒダは設けておらず、通常のピロー包装体と強度は変わらない。したがって、上部では直方体の形状は保たれない。
また、ヒダは包材の内面同士を合掌状に折り重ねヒートシールして形成されている。したがって、折り重ねを大きくしても、ヒダの基部のみが線状に包装体の本体部と接続されているに過ぎず、補強の効果は限定的である。直方体の形状を強固に保とうとするなら、厚みのあるシートを包材の原材として使用しなければならない。さらにヒダの形成は、原反ロールの長さ方向に対して垂直にしか形成することはできない。したがって、特許文献1〜3に記載された発明によって形成されるピロー包装体では、ヒダが表れる位置や方向が限定される。
この発明は、ピロー包装により簡単に製造でき、しかも、直方体の形状を維持することができる包装体およびそのための原反を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の包装体用原反は、帯状の連続シートと、連続シートの長さ方向に沿って連続シートに貼り付けられた2本の帯状の補強シートを有する。これに加えて、帯状の補強シートに対して平行に開封補助線を設けてもよい。
さらにこの発明の包装体は、シートの合掌合わせにより形成された背張り部を有する第1面と、第1面に対向する第2面と、第1面と第2面に垂直に設けられた第3面と第4面を有し、第1面と第2面と第3面と第4面により四角柱が形成されており、この四角柱の両口部には封止部が形成されていて、第3面と第4面にはそれぞれ背張り部と平行に補強シートが貼り付けられている。また、第1面において背張り部に平行にカットテープを設け、封止部の端部でカットテープ上に切り込み部17が設けてもよい。
包装体用原反の連続シートの長さ方向に沿って貼り付けられた補強シートにより包装体の四角柱の少なくとも2つの面が補強され、包装体は直方体の形状を形成することができる。背張りによるピロー包装により簡単に製造することができる。また、この包装体用原反も簡単に製造することができる。
包装体用原反を示す平面図である。 同一部拡大図である。 包装体を示す斜視図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は包装体用原反を示す平面図である。
包装体用原反1は、一定の幅Wの帯状の連続シート2と、連続シート2の長さ方向に沿って連続シート2上に貼り付けられた帯状の補強シート3を有する。この補強シート3は所定の間隔2×L2を隔てて2本が設けられている。
連続シート2の素材は特に限定されず、包装材としての通常の強度を有するシートであればよく、プラスティックシート、紙シート、あるいはそれらの複合シートなど適宜選択すればよい。そして、この連続シート2の剛性(コシ)はさほど強くなくてもよい。一方、補強シート3は連続シート2よりもコシの強い材料であることが好ましい。ここでは、食品用の包装材として広く使用されている透明なプラスティックフィルムを用いている。そして、補強シート3は熱圧着により連続シート2に貼り付けられている。
この包装体用原反1により直方体の形状のピロー包装体が製造されるが、包装体用原反1の幅W,対の補強シート3の間隔L2は、製造されるピロー包装体の形状に基いて定められている。図2は包装体用原反を示す拡大平面図であり、1周期分の詳細を示す。幅Wは製造される包装体の周囲長と背張り15に要する幅L3を加えた長さに対応している。また、補強シート3の対の間隔2×L2および位置も、製造される包装体の周囲長に対応している。そして、繰り返し周期L1は、1体の包装体を作るのに必要な長さに対応する。
後述するカットテープを除くと包装体用原反1は、長さ方向の中心線に対して左右対称な形状になっている。そして、補強シート3の幅中心の位置は、包装体用原反1の中心線からL2の距離だけ離れた位置になっている。ここで、包装体用原反1の両側縁4から幅L3の範囲が背張り15に要するとすると、包装体用原反1の中心線から補強シート3の幅中心までの距離L2は、以下のようになる。
L2=(W−2×L3)/4
後述するように、この条件を満たすとき補強シート3は包装体の側面中央に表れる。
以上、2本の補強シート3が包装体用原反1の連続シート2の長さ方向に沿って貼り付けられている。補強シート3は連続的に設けられる。したがって、連続シート2を流しながら2本の補強シート3を貼り付けていくだけで、包装体用原反1を簡単に製造することができる。補強シート3は3本以上設けてもよい。また、補強シート3に対して平行にハーフカットやミシン目などの開封補助線を設けてもよい。たとえば、図1の例では1本のカットテープ5が開封補助線として、2本の補強シート3の外側で、しかも背張り部よりは内側に設けられている。このカットテープ5は補強シート3が貼り付けられている面とは逆の面に取り付けられている。
この包装体用原反1はボビンに巻かれ、原反ロールとして供給することができる。
次に、この包装体用原反1の使用方法について説明する。包装体用原反1はボビンから引き出されながら、使用される。補強シート3が貼り付けられている面を下向きにして、補強シート3が貼り付けられていない面の上に調理パンなどの内容物を載せる。連続シート1の側辺4同士を合掌合わせに重ねて背張り部を形成し、四角柱の形状の筒を形成する。この筒の中に内容物は収納される。
繰り返し周期L1で定められた位置で切断するとともに、その切断部を熱圧着等で封止して、四角柱の両口部に封止部16を形成する。四角柱の一つの面の中心部に背張り15を形成することにより、補強シート3は側面となる第3面13と第4面14の中心線上に表れる。こうして、図3に示すような直方体状の包装体10が製造されるが、このとき、内容物は包装体の中に収納されている。すなわち、ここで説明した包装体の製造方法は、包装方法でもある。
このような包装は、既に普及している製袋機で自動的に行うことができる。本発明の包装体用原反1を導入すればよく、設備を大がかりに変更する必要はない。
また、口部の片側だけを封止し、他方を開いた状態の袋体を製造し、その袋体を提供してもよい。この場合、開口部より内容物を入れ、その口部を封止することにより、同様な包装体を形成することができる。製袋機を持たない小規模な事業者でも本発明を利用することができる。
図3は包装体を示す斜視図である。包装体10は、シートの合掌合わせにより形成された背張り部15を有する第1面11と、第1面11に対向する第2面12と、第1面11と第2面12に垂直に設けられた第3面13と第4面14を有する。この第1面11と第2面12と第3面13と第4面14により四角柱が形成されている。この四角柱の両口部には封止部16が形成されていて、包装体10が密封されている。側面である第3面13と第4面14に補強シート3が貼り付けられている。この補強シート3と背張り部15が支柱となり、包装体10は全体として概ね直方体の外形になっている。したがって、丸いハンバーガーなどを収納しても、包装体10は直方体の形状を保ち、口部を下にして、直立状態に置くこともできる。このような置き方は、従来のピロー包装体ではできなかった。
本例の包装体では、補強シート3と背張り部15は平行であり、封止部16に対して垂直である。したがって、封止部16のどこかに切り込みなど開封開始点を設ければ、開封するときに開列線は補強シート3や背張り部15と交差することなく進行する。こうして容易に開封することができる。また、開封補助線も補強シート3や背張り部15に交差しないように設けることができ、やはり、開封を容易にすることができる。図3の例では、図1に示す包装体用原反1を使用することによりカットテープ5が第1面11において背張り部15と平行に取り付けられている。また、封止部16にはカットテープ5の端部をつまむための切り込み部17が設けられている。この切り込み部17をつまんで引き上げることによりカットテープ5に沿って簡単に開封することができる。
本願発明では、補強シート3は貼り付けによって取り付けられているので、補強シート3の全面が補強材として作用する。したがって、比較的薄いシートであっても、直方体の形状を効果的に保つことができる。
1.包装体用原反
2.連続シート
3.補強シート
5.開封補助線(カットテープ)
10.包装体
11.第1面
12.第2面
13.第3面
14.第4面
15.背張り
16.封止部
17.切り込み部

Claims (4)

  1. 帯状の連続シートと、連続シートの長さ方向に沿って連続シートに貼り付けられた2本の帯状の補強シートを有する包装体用原反。
  2. 帯状の補強シートに対して平行に開封補助線を有する請求項1に記載の包装体用原反。
  3. シートの合掌合わせにより形成された背張り部を有する第1面と、第1面に対向する第2面と、第1面と第2面に垂直に設けられた第3面と第4面を有し、第1面と第2面と第3面と第4面により四角柱が形成されており、この四角柱の両口部には封止部が形成されていて、第3面と第4面にはそれぞれ背張り部と平行に補強シートが貼り付けられている包装体。
  4. 第1面において背張り部に平行に設けられたカットテープと、封止部の端部でカットテープ上に設けられた切り込み部17を有する請求項3に記載の包装体。
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