JP2017189303A - 光学装置、内視鏡 - Google Patents

光学装置、内視鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】移動枠の移動範囲を、小型化かつ水密性を実現して位置精度良く規定できる構成を具備する光学装置を提供する。【解決手段】光学系11、41、31と、枠体10と、移動枠40と、枠体10から規定距離L1離間する枠体30と、移動枠40を移動自在に内包するとともに、枠体10に第1嵌合長に設定されて嵌合され、枠体30に第1嵌合長に伴い変化する第2嵌合長に設定されて嵌合された枠体20と、凸部20tとを具備し、凸部20tは、移動枠40の光軸方向Lの基端40bが当てつくことで、移動枠40の移動を制限する部材であり、枠体10における移動枠40に対向する端部10bは、移動枠40の光軸方向Lの先端40aが当てつくことで、移動枠40の移動を制限する部材である。【選択図】図2

Description

本発明は、光軸方向に移動自在な移動枠を具備する光学装置、内視鏡に関する。
内部に光学系を保持するとともに、駆動部材によって光学系の光軸方向の前後に移動自在なことにより、被写体の焦点を切り替える移動レンズが固定された移動枠を有する光学装置が周知である。尚、光学装置は、例えば、内視鏡の挿入部内に設けられる。
移動枠の光軸方向に沿った移動範囲、即ち、移動枠の光軸方向における前方移動限界位置となる、例えば光学系の遠点側位置や、移動枠の光軸方向における後方移動限界位置となる、例えば光学系の近点側位置の規定に、移動枠を保持する保持枠に設けられた位置センサを用いて電気的に行う構成が周知である。
しかしながら、位置センサを用いた構成では、位置センサが別途必要になるばかりか、位置センサに電気的に接続される位置検出用ケーブルや、電源ケーブル等が必要となってしまい、光学装置の小型化を妨げてしまう。
また、特許文献1には、移動枠の移動範囲を機械的に規定する構成が開示されている。具体的には、特許文献1には、移動枠に該移動枠の外周面から保持枠外に該保持枠に形成された貫通孔を介して突出するとともにアクチュエータによって駆動されることにより貫通孔内を光軸方向に沿って移動自在となる柄が設けられ、柄とともに保持枠内を移動枠が光軸方向に移動自在な構成が開示されている。
さらに、特許文献1には、柄が保持枠の貫通孔先端に当て付くことにより移動枠の前方移動限界位置が規定され、柄が保持枠の外周面に光軸方向に移動自在に嵌合された調整ネジに当て付く。このことにより、光学装置の組立の際、移動レンズの焦点調整を行うため、移動枠の後方移動限界位置を、調整ネジの位置によって調整自在に規定できる構成が開示されている。
尚、光学装置の組立の際、移動レンズの焦点調整を行うため、移動枠の前方移動限界位置も調整ネジ等により調整自在に規定できる構成も周知である。
特許第5155494号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、保持枠に移動枠の柄が嵌入される貫通孔が形成されていることから、貫通孔の水密を確保する構造を採用すると、光学装置が大型化してしまうといった問題があった。
ここで、移動枠に柄を設けたり、保持枠に柄が嵌入される貫通孔が形成されたりすることなく、磁力を用いたアクチュエータによって移動枠を非接触にて移動させることにより、保持枠の水密性を確保した小型の光学装置の構成が周知である。
具体的には、移動枠の外周面に磁石が設けられるとともに、保持枠の外周面における磁石に対向する位置にコイルが設けられ、コイルに電流が供給されることによって磁石と電磁コイルとの間に磁界が発生することにより、フレミングの左手の法則により移動枠を光軸方向に移動させるアクチュエータであるボイスコイルモータ(VCM)を用いた光学装置の構成が周知である。
また、保持枠の外周に、光軸方向の前後に同じ極性が向かい合うよう磁石がそれぞれ設けられたヨークが配置されるとともにヨークよりも保持枠側にコイルが配置され、コイルに電流が供給されることによって保持枠内に右ネジの法則により発生しヨークにより強められた磁界によって、移動枠に対する前後の磁石の相対的な磁力(引力)の大きさを変えて移動枠を光軸方向に移動させるアクチュエータを用いた光学装置の構成も周知である。
しかしながら、このような非接触にて移動枠を移動させるアクチュエータの構成においては、移動枠は、保持枠の封止された内部を移動する構成となることから、光学装置の組立の際、移動枠の移動範囲を機械的に位置精度良く規定することが難しくなってしまう、即ち、移動レンズの焦点調整を精度良く行うことが難しくなってしまうといった問題があった。
尚、以上の問題は、磁石以外を用いて非接触にて移動枠を保持枠内において光軸方向に移動させる構成においても同様である。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものあり、移動枠の移動範囲を、小型化かつ水密性を実現して位置精度良く規定できる構成を具備する光学装置、内視鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の一態様における光学装置は、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズを有し、前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズの順に光軸方向に配置された光学系と、前記第1レンズを保持する第1枠と、前記第2レンズを保持する移動枠と、前記第3レンズを保持するとともに、前記第1枠から前記光軸方向に沿って規定距離離間する第3枠と、前記移動枠を前記光軸方向に沿って移動自在に内包するとともに、前記光軸方向における一端部において前記第1枠に第1嵌合長に設定されて嵌合され、前記光軸方向における他端部において前記第3枠に前記第1嵌合長に伴い変化する第2嵌合長に設定されて嵌合された第2枠と、前記第2枠の内周面に形成され、前記第1嵌合長及び前記第2嵌合長により前記光軸方向の位置が変化する凸部と、を有し、前記凸部は、前記第2レンズが前記第3レンズへ近接する方向へ前記移動枠が移動された際に、前記移動枠の前記光軸方向の一端が当てつくことで、前記移動枠の移動を制限する部材であり、前記第1枠における前記光軸方向において前記移動枠に対向する端部は、前記第2レンズが前記第1レンズへ近接する方向へ前記移動枠が移動された際に、前記移動枠の前記光軸方向の他端が当てつくことで、前記移動枠の移動を制限する部材である。
また、本発明の他態様における光学装置は、第1レンズを保持する第1枠と、前記第1レンズの光軸方向の後方に位置する第2レンズを保持する移動枠と、前記第2レンズの前記光軸方向の後方に位置する第3レンズを保持するとともに、前記第1枠から前記光軸方向の後方に規定距離離間する第3枠と、前記移動枠を前記光軸方向に沿って移動自在に内包するとともに、前記光軸方向の先端側が前記第1枠に第1嵌合長に設定されて嵌合され、前記光軸方向の基端側が前記第3枠に前記第1嵌合長に伴い変化する第2嵌合長に設定されて嵌合された第2枠と、前記第2枠の内周面に形成された、前記移動枠の前記光軸方向の先端が当て付くとともに、前記第1嵌合長及び前記第2嵌合長により前記光軸方向の位置が変化する凸部と、前記凸部に構成された、前記移動枠の前記光軸方向の前方への移動を制限する前方移動制限部と、前記第3枠の前記光軸方向の先端に構成された、前記移動枠の前記光軸方向の後方への移動を制限する後方移動制限部と、を具備する。
さらに、本発明の一態様における内視鏡は、前記光学装置を有する内視鏡であって、前記移動枠が前記光軸方向に移動することにより、被写体の焦点を切り替える。
本発明によれば、移動枠の移動範囲を、小型化かつ水密性を実現して位置精度良く規定できる構成を具備する光学装置、内視鏡を提供することができる。
第1実施の形態の光学装置を具備する内視鏡の外観を示す図 図1の内視鏡における挿入部の先端部内に設けられる光学装置の組立の際の、移動枠の基端が第2枠の凸部に当て付いた状態を示す部分断面図 図2の第2枠を、図2よりも後方に移動させた状態を示す部分断面図 図2の移動枠の先端が、第1枠の基端に当て付いた状態を示す部分断面図 図2中のV-V線に沿う光学装置の部分断面図 第2実施の形態の光学装置の組立の際の、移動枠の先端が第2枠の凸部に当て付いた状態を示す部分断面図 図6の第2枠を、図6よりも後方に移動させた状態を示す部分断面図 図7の移動枠の基端が、第3枠の先端に当て付いた状態を示す部分断面図 第3実施の形態の光学装置の組立の際の、移動枠の先端が第2枠の凸部に当て付いた状態を示す部分断面図 図9の第2枠を、図9よりも後方に移動させた状態を示す部分断面図 図10の移動枠の基端が、第3枠の先端に当て付いた状態を示す部分断面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態の光学装置を具備する内視鏡の外観を示す図である。
図1に示すように、内視鏡1は、被検体内に挿入される挿入部2と、該挿入部2の基端側に連設された操作部3と、該操作部3から延出されたユニバーサルコード8と、該ユニバーサルコード8の延出端に設けられたコネクタ9とを具備して主要部が構成されている。尚、コネクタ9を介して、内視鏡1は、制御装置や照明装置等の外部装置と電気的に接続される。
操作部3に、挿入部2の湾曲部2wを上下方向に湾曲させる上下用湾曲操作ノブ4と、湾曲部2wを左右方向に湾曲させる左右用湾曲操作ノブ6とが設けられている。
また、操作部3に、上下用湾曲操作ノブ4の回動位置を固定する固定レバー5と、左右用湾曲操作ノブ6の回動位置を固定する固定ノブ7とが設けられている。
さらに、操作部3に、後述する光学装置100における移動枠40(いずれも図2参照)を後述する光学系の光軸方向Lに沿って移動させるズームレバー90が設けられている。尚、移動枠40が光軸方向Lの前後に移動することにより、被写体の焦点が切り替わる。
挿入部2は、先端側から順に、先端部2sと湾曲部2wと可撓管部2kとを具備して構成されており光軸方向Lに沿って細長に形成されている。
湾曲部2wは、上下用湾曲操作ノブ4や左右用湾曲操作ノブ6の回動操作により、例えば上下左右の4方向に湾曲されることにより、先端部2s内に設けられた光学装置100の観察方向を可変したり、被検体内における先端部2sの挿入性を向上させたりするものである。さらに、可撓管部2kは、湾曲部2wの基端側に連設されている。
湾曲部2wの先端側に連設された先端部2s内に、上述した光学装置100が設けられている。
次に、光学装置100の構成について、図2〜図5を用いて説明する。図2は、図1の内視鏡における挿入部の先端部内に設けられる光学装置の組立の際の、移動枠の基端が第2枠の凸部に当て付いた状態を示す部分断面図、図3は、図2の第2枠を、図2よりも後方に移動させた状態を示す部分断面図である。
また、図4は、図2の移動枠の先端が、第1枠の基端に当て付いた状態を示す部分断面図、図5は、図2中のV-V線に沿う光学装置の部分断面図である。
図2〜図4に示すように、光学装置100は、枠体10と、移動枠40と、枠体30と、第2枠である枠体20とを具備して主要部が構成されている。
枠体10は、例えば樹脂から構成されており、光学系であるレンズ11を内部に保持している。尚、本実施の形態においては、枠体10は、第1枠を構成し、レンズ11は、第1レンズを構成している。
移動枠40は、例えば樹脂から構成されており、レンズ11の光軸方向Lの後方(以下、単に後方と称す)に位置する光学系である第2レンズ41を内部に保持している。
また、図2〜図5に示すように、移動枠40は、外周に対し周状の溝40hが光軸方向Lに沿って所定の長さ形成されている。
移動枠40の外周面において、溝40hによって形成された部位の光軸方向Lの先端側(以下、単に先端側と称す)に、図5に示すように、磁石60a〜60dが周方向Cに沿って周状に略90°間隔にて設けられている。
また、溝40hによって形成された部位の光軸方向Lの基端側(以下、単に基端側と称す)に、磁石60a〜60dに対して後方に離間して磁石70a〜70d(磁石70b、70dは図示されず)が周方向Cに沿って周状に略90°間隔にて設けられている。
尚、移動枠40の外周面において溝40hによって形成された部位に、磁石60a〜60d、70a〜70dが設けられているのは、溝40hが無いと、磁石60a〜60d、70a〜70dの分だけ、移動枠40が光軸方向Lに直交する径方向Kに大径化してしまうためである。
図5に示すように、磁石60a〜60dは、径方向Kにおいて、内周側にS極が着磁されており、外周側にN極が着磁されている。
また、図2〜図4に示すように、磁石70a〜70dは、磁石70a、70cのみ図示するが、径方向Kにおいて、内周側にN極が着磁されており、外周側にS極が着磁されている。即ち、磁石60a〜60dと磁石70a〜70dとでは着磁方向が反対となっている。
尚、磁石60a〜60dと磁石70a〜70dとで着磁方向が反対となっていれば、磁石60a〜60dは、内周側にN極が着磁されているとともに外周側にS極が着磁され、磁石70a〜70dは、内周側にS極が着磁されているとともに外周側にN極が着磁されていても構わない。
枠体30は、例えば樹脂から構成されており、第2レンズ41の後方に位置する光学系であるレンズ31を内部に保持するとともに、枠体10から後方に、規定距離L1だけ離間して位置している。尚、本実施の形態においては、枠体30は、第3枠を構成し、レンズ31は、第3レンズを構成している。
具体的には、枠体30は、光軸方向Lの先端(以下、単に先端と称す)30aが、枠体10の移動枠40に対向する端部である光軸方向Lの基端(以下、単に基端と称す)10bよりも後方に、規定距離L1だけ離間するよう位置している。
尚、レンズ11、第2レンズ41、レンズ31は、被写体の光学像を形成する光学系である。
枠体20は、移動枠40を、レンズ11及びレンズ31によって封止された枠体20の空間において光軸方向Lに沿って移動自在となるよう内包する。
さらに、枠体20は、一端部である先端側20aが、枠体10の基端側の外周面10gに、第1嵌合長に設定されて嵌合されるとともに接着または溶着にて固定され、他端部である基端側20bが、枠体30の先端側の外周面30gに、第1嵌合長に伴い変化する第2嵌合長に設定されて嵌合されるとともに接着または溶着にて固定されている。
尚、図2においては、第1嵌合長は、L2に設定され、第2嵌合長は、L3に設定されている場合を例に挙げているとともに、図3においては、第1嵌合長は、L2よりもαだけ小さいL4=L2−αに設定され、第2嵌合長は、L3よりもαだけ大きいL5=L3+αに設定されている場合を例に挙げて示している。
即ち、枠体20は、光学装置100の組立の際、治具等により、枠体10と枠体30との光軸方向Lの距離が規定距離L1に規定された状態において、第1嵌合長及び第2嵌合長が変化するよう光軸方向Lの前後に移動自在となっている。
また、第1嵌合長及び第2嵌合長は、枠体20の光軸方向Lへの移動量に関わらず、光軸方向Lにおける嵌合長が十分確保できる程度に設定されていることから、枠体10及び枠体30に対する枠体20の嵌合部位における水密性を十分確保できる構成となっている。
また、枠体20の外周面20gにおいて、光軸方向Lにおける磁石60a〜60d及び磁石70a〜70dの可動範囲に、通電に伴い発生する磁界により、非接触にて移動枠40を光軸方向Lに移動させるアクチュエータを構成するコイル21、22が周状に巻回されている。
つまり、コイル21、22は、径方向Kにおける間に枠体20が介在された状態で、磁石60a〜60d及び磁石70a〜70dに対向して設けられている。
尚、外周面20gにおいて、コイル21は、コイル22よりも先端側に巻回されている。また、コイル21とコイル22は逆向きに巻回されており、コイル21に通電される電流の向きと、コイル22に通電される電流の向きとは反対になっている。
このことにより、コイル21、22にそれぞれ向きの異なる電流が通電されると、磁石60a〜60d及び磁石70a〜70dの着磁方向が反対となっていることにより、磁石60a〜60d及び磁石70a〜70dに対して発生する駆動力は、フレミングの左手の法則により同一方向に作用する。
そして、コイル21、コイル22に流す電流の向きを切り替えることで、移動枠40は、枠体20内において前方または後方に移動する。移動枠40の移動に伴い、内視鏡1における被写体の焦点は切り替えられる。
尚、磁石60a〜60d、70a〜70dが、外周面20gにおいて周方向Cに略90°間隔にて均等に4つ設けられているのは、周状のコイル21、22から磁石60a〜60d、70a〜70dに付与される磁力を、外周面20gの全周方向、即ち、径方向Kを構成する複数方向において均等にするためである。
よって、このことを考慮すれば、磁石は、外周面20gにおいて周方向Cに略120°間隔にて均等に前後にそれぞれ3つ設けられていても構わないし、均等に5個以上設けられていても構わないし、周状に連続的に構成されていても構わない。
尚、コイル21、22、磁石60a〜60d、70a〜70dを用いた移動枠40の光軸方向Lへの移動構成、移動位置停止構成は周知であるため、その詳しい説明は省略する。
また、枠体20の内周面20nにおいて、移動枠40よりも後方位置に、移動枠40の一端である基端40bが当て付くとともに、枠体20の移動に伴う第1嵌合長及び第2嵌合長の変化により光軸方向Lの位置が変化する凸部20tが形成されている。
よって、凸部20tは、図2、図3に示すように、本実施の形態においては、凸部20tに移動枠40の基端40bが当て付く第1当て付き構成における移動枠40の後方への移動を制限する後方移動制限部を構成している。
また、本実施の形態においては、図4に示すように、枠体10の基端10bは、第1当て付き構成において移動枠40の他端である先端40aが当て付くことにより、移動枠40の光軸方向Lの前方(以下、単に前方と称す)への移動を制限する前方移動制限部を構成している。
尚、前方移動制限部が、後方移動制限部同様、内周面20nに形成された凸部から構成されていないのは、前方移動制限部までも凸部から構成されてしまうと、製造時の寸法公差の問題により、光軸方向Lにおける凸部間の距離を精度良く一定に規定することが難しくなってしまうためである。
このため、第1当て付き構成においては、図2〜図4に示すように、枠体20の先端側20aは、枠体10の基端側の外周面10gに嵌合、固定されている。
よって、第1当て付き構成においては、枠体20の基端側20bは、枠体30の小径化を無視すれば、枠体30の先端側の内周面に嵌合、固定されていても構わない。
以上から、移動枠40は、枠体20内において、図4に示すように、先端40aが基端10bに当て付く移動枠40の光軸方向Lにおける前方移動限界位置と、図2、図3に示すように、基端40bが凸部20tに当て付く移動枠40の光軸方向Lにおける後方移動限界位置との間において、上述したように、コイル21、22の磁力により、光軸方向Lの前後に移動自在となっている。
尚、前方移動限界位置には、第2レンズ41の、例えば遠点側位置が設定され、後方移動限界位置には、第2レンズ41の、例えば近点側位置が設定される。
しかしながら、光学系の設計により、前方移動限界位置が、光学系の近点側位置と設定され、後方移動限界位置が、光学系の遠点側位置に設定されても構わない。
次に、本実施の形態の作用について説明する。具体的には、光学装置100の組立の際における移動枠40が有する第2レンズ41の焦点位置の調整方法について説明する。
先ず、作業者は、治具等により、枠体10と枠体30との光軸方向Lの距離を、規定距離L1に規定する。
このことにより、枠体10の基端10bに対する移動枠40の先端40aの当て付き位置が規定される。即ち、第2レンズ41の焦点位置、具体的には、遠点側位置が規定される。
次いで、作業者は、移動枠40を内包する枠体20を、光軸方向Lの前後に移動させることにより、第1嵌合長及び第2嵌合長を変化させて、凸部20tに対する移動枠40の基端40bの光軸方向Lにおける当て付き位置を調整する。即ち、第2レンズ41の焦点位置、具体的には、近点側位置を調整する。
例えば、作業者は、図2に示すように、第1嵌合長をL2に設定するとともに第2嵌合長をL3に設定したり、図3に示すように、第1嵌合長をL4に設定するとともに第2嵌合長をL5に設定したりする。
第2レンズ41の焦点位置の調整後、即ち、規定後、最後に作業者は、枠体10の外周面10gに対して枠体20の先端側20aを、接着または溶着により固定するとともに、枠体30の外周面30gに対して枠体20の基端側20bを、接着または溶着により固定する。
このことにより、枠体10の基端10bに対する移動枠40の先端40aの当て付き位置が規定されるとともに、凸部20tに対する移動枠40の基端40bの当て付き位置が規定される。即ち、第2レンズ41の焦点位置が規定される。
尚、その他の光学装置100の組み立て方法は周知であるため、その説明は省略する。
このように、本実施の形態においては、光学装置100の組立の際、第2レンズ41の焦点調整を行うため、枠体20を光軸方向Lの前後に動かすことにより、第1嵌合長及び第2嵌合長を変化させ、凸部20tに対する移動枠40の基端40bの当て付け位置を調整できる構成を光学装置100が有していると示した。
このことによれば、作業者は、枠体20を動かすのみで、簡単に凸部20tに対する基端40bの当て付き位置、即ち、第2レンズ41の近点側の焦点位置の調整を精度良く行うことができる。
また、枠体10と枠体30との光軸方向Lの距離は、規定距離L1に規定されているとともに、枠体10の基端10bに、移動枠40の先端40aが当て付くことにより、第2レンズ41の遠点側の焦点位置を精度良く規定することができる。
また、移動枠40が枠体20内の封止された空間において前後に移動自在な構成を光学装置100は有していることから、枠体20内の水密性を十分確保することができるとともに、従来のように、移動枠40に、枠体20外に突出する柄を設ける必要も無いことから、光学装置100を小型化することができる。
以上から、移動枠40の移動範囲を、小型化かつ水密性を実現して位置精度良く規定できる構成を具備する光学装置100、内視鏡1を提供することができる。
(第2実施の形態)
図6は、本実施の形態の光学装置の組立の際の、移動枠の先端が第2枠の凸部に当て付いた状態を示す部分断面図、図7は、図6の第2枠を、図6よりも後方に移動させた状態を示す部分断面図、図8は、図7の移動枠の基端が、第3枠の先端に当て付いた状態を示す部分断面図である。
この第2実施の形態の光学装置の構成は、上述した図1〜図5に示した第1実施の形態の光学装置と比して、第2枠の凸部に、移動枠の先端が当て付く構成を有しているとともに、移動枠を、コイルを用いる他のアクチュエータを用いて移動させる点が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
また、本実施の形態においては、枠体10は、第3枠を構成し、レンズ11は、第3レンズを構成するとともに、枠体30は、第1枠を構成し、レンズ31は、第1レンズを構成する。
さらに、本実施の形態においては、第1嵌合長は、L3、L5に設定され、第2嵌合長は、L2、L4に設定される。
また、枠体20の先端側20aは、他端部を構成し、基端側20bは、一端部を構成する。
図6〜図8に示すように、本実施の形態においては、光学装置200は、枠体20の外周面20gに、非接触にて移動枠40を光軸方向Lに移動させるアクチュエータ50を構成するコイル53が周状に巻回されて接着されている。尚、コイル53は、光軸方向Lに沿って所定の長さを有している。
また、コイル53の外周、先端及び基端を覆うように周状にアクチュエータ50を構成するヨーク54が設けられている。ヨーク54は、通電に伴いコイル53に発生する磁力を増幅するものであり、磁性体、例えばケイ素鋼から構成されており、コイル53及び外周面20gに接着されている。
また、ヨーク54の先端の一部にアクチュエータ50を構成する磁石51が接着されており、基端の一部にアクチュエータを構成する磁石52が接着されている。
磁石51、52は、同じ極性が光軸方向Lにおいて向かい合うよう、それぞれヨーク54の先端及び基端の一部に当て付いて接着されている。
尚、図6〜図8においては、磁石51、52は、N極同士が光軸方向Lにおいて向かい合うよう配置されている。即ち、磁石51が前方側にS極が着磁され、後方側にN極が着磁されており、磁石52が前方側にN極が着磁され、後方側にS極が着磁されている場合を例に挙げて示している。
しかしながら、反対に、S極同士が光軸方向Lにおいて向かい合うよう配置されていても構わない。即ち、磁石51が前方側にN極が着磁され、後方側にS極が着磁されており、磁石52が前方側にS極が着磁され、後方側にN極が着磁されていても構わない。
また、図6〜図8に示すアクチュエータ50は、光軸方向Lにおける移動枠40の可動範囲に亘って設けられている。
また、本実施の形態においては、移動枠40に、磁石は設けられていない。さらに、移動枠40は、磁性体から構成されている。
このように構成されたアクチュエータ50は、磁石51の磁界及び磁石52の磁界に対して、コイル53への通電方向を切り替える。
これによりアクチュエータ50は、コイル53に発生する磁界の向きが変わり、磁性体から構成された移動枠40を引き付ける磁石51及び磁石52の相対的な磁力の大きさを変えて、枠体20内に右ネジの法則により発生しヨーク54により強められたコイル53に発生する磁界によって、移動枠40を光軸方向Lの前後に移動させる。
尚、このようなアクチュエータ50を用いた移動枠40の光軸方向Lへの移動構成、移動位置停止構成は周知であるため、その詳しい説明は省略する。
また、光学装置200は、枠体20の内周面20nにおいて、凸部20tが、移動枠40よりも前方位置に設けられており、図6、図7に示すように、凸部20tに、移動枠40の一端である先端40aが当て付く第2当て付き構成を有している。この場合、図8に示すように、枠体30の先端30aに、移動枠40の他端である基端40bが当て付く。
この第2当て付き構成の場合、前方移動制限部は、凸部20tに構成され、後方移動制限部は、枠体30の先端30aに構成される。
尚、後方移動制限部が、前方移動制限部同様、内周面20nに形成された凸部から構成されていないのは、後方移動制限部までも凸部から構成されてしまうと、製造時の寸法公差の問題により、光軸方向Lにおける凸部間の距離を精度良く一定に規定することが難しくなってしまうためである。
また、枠体20の基端側20bは、枠体30の先端側の外周面30gに嵌合、固定されることにより、先端30aは、後方移動制限部を構成する。
よって、第2当て付き構成においては、枠体20の先端側20aは、枠体10の小径化を無視すれば、枠体10の基端側の内周面に嵌合、固定されていても構わない。
次に、本実施の形態の作用について説明する。具体的には、光学装置200の組立の際における移動枠40が有する第2レンズ41の焦点位置の調整方法について説明する。
先ず、作業者は、治具等により、枠体10と枠体30との光軸方向の距離を、規定距離L1に規定する。
このことにより、枠体30の先端30aに対する移動枠40の基端40bの当て付き位置が規定される。即ち、第2レンズ41の焦点位置、具体的には、近点側位置が規定される。
次いで、作業者は、移動枠40を内包する枠体20を、光軸方向Lの前後に移動させることにより、第1嵌合長及び第2嵌合長を変化させて、凸部20tに対する移動枠40の先端40aの光軸方向Lにおける当て付き位置を調整する。即ち、第2レンズ41の焦点位置、具体的には、遠点側位置を調整する。
例えば、図6に示すように、第2嵌合長をL2に設定するとともに第1嵌合長をL3に設定したり、図7に示すように、第2嵌合長をL4に設定するとともに第1嵌合長をL5に設定したりする。
第2レンズ41の焦点位置の調整後、即ち、規定後、最後に作業者は、枠体10の外周面10gに対して枠体20の先端側20aを、接着または溶着により固定するとともに、枠体30の外周面30gに対して枠体20の基端側20bを、接着または溶着により固定する。
このことにより、枠体30の先端30aに対する移動枠40の基端40bの当て付き位置が規定されるとともに、凸部20tに対する移動枠40の先端40aの当て付き位置が規定される。即ち、第2レンズ41の焦点位置が規定される。
尚、その他の光学装置200の組み立て方法は周知であるため、その説明は省略する。
このような本実施の形態の構成によれば、第2当て付き構成においては、枠体20を動かすのみで、簡単に凸部20tに対する先端40aの当て付き位置、即ち、第2レンズ41の遠点側の焦点位置の調整を精度良く行うことができる。
また、枠体10と枠体30との光軸方向Lの距離は、規定距離L1に規定されているとともに、枠体30の先端30aに、移動枠40の基端40bが当て付くことにより、第2レンズ41の近点側の焦点位置を精度良く規定することができる。
尚、その他の効果は、上述した第1実施の形態と同じである。
(第3実施の形態)
図9は、本実施の形態の光学装置の組立の際の、移動枠の先端が第2枠の凸部に当て付いた状態を示す部分断面図、図10は、図9の第2枠を、図9よりも後方に移動させた状態を示す部分断面図、図11は、図10の移動枠の基端が、第3枠の先端に当て付いた状態を示す部分断面図である。
この第3実施の形態の光学装置の構成は、上述した図6〜図8に示した第2実施の形態の光学装置と比して、移動枠を移動させるコイルを用いる他のアクチュエータの構成が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第2実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図9〜図11に示すように、本実施の形態においては、光学装置300のアクチュエータ150を構成するヨーク54は、前方側ヨーク54aと、後方側ヨーク54bとに分割されている。
前方側ヨーク54aは、アクチュエータ150を構成するコイル53及び枠体20の外周面20gに固定されているが、後方側ヨーク54bは、コイル53及び枠体20の外周面に固定されていない。また、後方側ヨーク54bの基端に接着された磁石52は、枠体30に固定されている。
このような構成によれば、図10、図11に示すように、光学装置300の組立の際、枠体20を光軸方向Lに移動させても、後方側ヨーク54b及び磁石52は移動しない。即ち、後方側ヨーク54b及び磁石52の光軸方向Lの位置は変化しない。
即ち、図11に示すように、移動枠40の基端40bが枠体30の先端30aに当て付いている近点側位置において、枠体20の移動位置に関わらず、移動枠40とアクチュエータ150を構成する磁石52との相対距離が常に一定となる。このことから、磁石52を用いた近点側位置における移動枠40の固定力を、磁石52までもが移動枠40とともに移動してしまう上述した第2実施の形態よりもコイル53に通電される電流を大きくすることなく最適状態となるよう確保することができる。
尚、その反面、本実施の形態においては、ヨーク54は、前方側ヨーク54aと後方側ヨーク54bとに分断されていることから、上述した第2実施の形態よりも磁力の増幅力が低下している。
また、移動枠40の先端40aが凸部20tに当て付いている遠点側位置においては、枠体20の移動に伴い、アクチュエータ150を構成する磁石51も前方側ヨーク54aとともに移動することから、枠体20の移動位置に関わらず、移動枠40と磁石51との径方向Kの距離が常に一定となるため、磁石51を用いた遠点側位置における移動枠40の固定力は、一定となっている。
尚、その他の構成及び効果は、上述した第2実施の形態と同じある。
尚、以下、変形例を示す。
上述した第1実施の形態においては、レンズ11が第1レンズを構成するとともに、枠体10が第1枠を構成し、レンズ31が第3レンズを構成するとともに、枠体30が第3枠を構成し、さらに、第1嵌合長がL2、L4に設定され、第2嵌合長がL3、L5に設定され、基端10bが前方移動制限部を構成し、凸部20tが後方移動制限部を構成し、基端40bが移動枠40の一端を構成し、先端40aが移動枠40の他端を構成する第1付き当て構成を例に挙げて示した。
また、第2、第3実施の形態においては、レンズ11が第3レンズを構成するとともに、枠体10が第3枠を構成し、レンズ31が第1レンズを構成するとともに、枠体30が第1枠を構成し、さらに、第1嵌合長がL3、L5に設定され、第2嵌合長がL2、L4に設定され、凸部20tが前方移動制限部を構成し、先端30aが後方移動制限部を構成し、先端40aが移動枠40の一端を構成し、基端40bが移動枠40の他端を構成する第2付き当て構成を例に挙げて示した。
これに限らず、第1実施の形態に第2付き当て構成を適用し、第2、第3実施の形態に第1付き当て構成を適用しても、同様の効果を得ることができることは勿論である。
尚、第3実施の形態に第1付き当て構成を適用する場合は、後方側ヨーク54bを、コイル53、外周面20gに固定し、前方側ヨーク54aを、コイル53及び外周面20gに固定しないとともに、磁石51を、枠体10に固定する構成を用いれば良い。
また、上述した第1実施の形態においては、移動枠40を非接触にて移動させる構成として、コイル21、22を用いたアクチュエータを例に挙げて示したが、第2、第3実施の形態に示したコイル53、ヨーク54、磁石51、52を用いたアクチュエータを用いても良い。反対に、第2実施の形態に、コイル21、22を用いたアクチュエータを用いても良い。
さらに、移動枠40を非接触にて移動させる構成は、上述した第1〜第3実施の形態に示したアクチュエータに限らず、他の構成であっても構わない。
例えば、エアを用いて移動枠40を非接触にて移動させても構わない。この場合、枠体20にエア用の孔が形成され、前記孔にチューブ等を介してエアを掃気・吸引する機構が設けられていれば良い。
さらに、上述した第1〜第3実施の形態においては、光学装置100〜300は、内視鏡1に設けられていると示したが、これに限らず、カメラ等に設けられる場合であっても適用可能である。
1…内視鏡
10…枠体(第1枠)、(第3枠)
10b…枠体の基端(移動枠に対向する端部)
10g…枠体の外周面
11…レンズ(第1レンズ)、(第3レンズ)、(光学系)
20…枠体(第2枠)
20a…枠体の先端側(一端部)、(他端部)
20b…枠体の基端側(他端部)、(一端部)
20g…枠体の外周面
20n…枠体の内周面
20t…凸部
21…コイル(アクチュエータ)
22…コイル(アクチュエータ)
30…枠体(第3枠)、(第1枠)
30a…枠体の先端(移動枠に対向する端部)
30g…枠体の外周面
31…レンズ、(第3レンズ)、(第1レンズ)、(光学系)
40…移動枠
40a…移動枠の先端(他端)、(一端)
40b…移動枠の基端(一端)、(他端)
41…第2レンズ(光学系)
53…コイル(アクチュエータ)
100…光学装置
200…光学装置
300…光学装置
L…光軸方向
L1…規定距離
L2…嵌合長(第1嵌合長)、(第2嵌合長)
L3…嵌合長(第2嵌合長)、(第1嵌合長)
L4…嵌合長(第1嵌合長)、(第2嵌合長)
L5…嵌合長(第2嵌合長)、(第1嵌合長)

Claims (7)

  1. 第1レンズ、第2レンズ、第3レンズを有し、前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズの順に光軸方向に配置された光学系と、
    前記第1レンズを保持する第1枠と、
    前記第2レンズを保持する移動枠と、
    前記第3レンズを保持するとともに、前記第1枠から前記光軸方向に沿って規定距離離間する第3枠と、
    前記移動枠を前記光軸方向に沿って移動自在に内包するとともに、前記光軸方向における一端部において前記第1枠に第1嵌合長に設定されて嵌合され、前記光軸方向における他端部において前記第3枠に前記第1嵌合長に伴い変化する第2嵌合長に設定されて嵌合された第2枠と、
    前記第2枠の内周面に形成され、前記第1嵌合長及び前記第2嵌合長により前記光軸方向の位置が変化する凸部と、
    を有し、
    前記凸部は、前記第2レンズが前記第3レンズへ近接する方向へ前記移動枠が移動された際に、前記移動枠の前記光軸方向の一端が当てつくことで、前記移動枠の移動を制限する部材であり、
    前記第1枠における前記光軸方向において前記移動枠に対向する端部は、前記第2レンズが前記第1レンズへ近接する方向へ前記移動枠が移動された際に、前記移動枠の前記光軸方向の他端が当てつくことで、前記移動枠の移動を制限する部材であることを特徴とする光学装置。
  2. 前記第2枠の前記一端部は、前記第1枠の外周面に嵌合されることにより、前記第1枠の前記端部は、前記移動枠に対向していることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記移動枠は、前記第1レンズ及び前記第3レンズによって封止された前記第2枠内において前記光軸方向に移動自在に内包されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  4. 前記第2枠の外周面に、非接触にて前記移動枠を前記光軸方向に移動させるアクチュエータが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  5. 前記アクチュエータは、通電に伴い発生する磁界により前記移動枠を前記光軸方向に移動させるコイルを具備していることを特徴とする請求項4に記載の光学装置。
  6. 前記第1枠及び前記第2枠は、前記第1嵌合長にて接着または溶着されており、
    前記第2枠及び前記第3枠は、前記第2嵌合長にて接着または溶着されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  7. 請求項1に記載の前記光学装置を有する内視鏡であって、
    前記移動枠が前記光軸方向に移動することにより、被写体の焦点を切り替えることを特徴とする内視鏡。
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