JP2017187147A - 転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在された複数の玉と、前記複数の玉を均等配置するための冠型保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記冠型保持器は、その円環状の基部において外径側又は内径側に向かって延在する少なくとも一つのフランジを有し、
前記フランジの径方向における表面には、少なくとも一つの突起部が設けられていることを特徴とする転がり軸受。
(2) 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在された複数の玉と、前記複数の玉を均等配置するための冠型保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記冠型保持器は、その円環状の基部における外径側又は内径側に、先端部から軸方向端面まで延びる円錐面を持った少なくとも一つの円環状の角部を有することを特徴とする転がり軸受。
(3) 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在された複数の玉と、前記複数の玉を均等配置するための冠型保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記冠型保持器は、前記外輪の内周面との最短距離及び前記内輪の外周面との最短距離がいずれも0.02mm以上且つ0.1mm以下であり、
前記冠型保持器は、その円環状の基部において外径側又は内径側に向かって延在するフランジを有し、
前記最短距離の少なくとも一方は、前記冠型保持器のフランジとの間に規定されることを特徴とする転がり軸受。
(4) 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在された複数の玉と、前記複数の玉を均等配置するための冠型保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記冠型保持器は、前記外輪の内周面との最短距離及び前記内輪の外周面との最短距離がいずれも0.02mm以上且つ0.1mm以下であり、
前記冠型保持器は、その円環状の基部の外径面と内周面の少なくとも一方を、柱部の外径面又は内径面と一様外径とし、
前記最短距離の少なくとも一方は、前記冠型保持器の基部の外径面又は内径面との間に規定されることを特徴とする転がり軸受。
(5) 前記冠型保持器の最外径面と前記外輪の内周面との径方向距離と、前記冠型保持器の最内径面と前記内輪の外周面との径方向距離との総和は、前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間の径方向距離の30%以下であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の転がり軸受。
図1に示すように、転がり軸受1は、例えば、磁気記憶装置(HDD)のピボット軸受として用いられ、外輪2と、内輪3と、外輪2の外輪軌道溝21と内輪3の内輪軌道溝31との間に介在された複数の玉4と、を有する。
また、転がり軸受1には、玉4に対して軸方向一方側(図1の左側)に配置される円環状の基部51と、基部51から軸方向に所定の間隔で延出し、先端に爪部53を有する柱部52とを有する合成樹脂製の冠型保持器5が備えられている。冠型保持器5は、隣り合う柱部52と、これら柱部52との間の基部51とによって各ポケットを構成し、複数の玉4を周方向において均等配置する。
冠型保持器の最外径面と外輪の内周面との径方向距離と、冠型保持器の最内径面と内輪の外周面との径方向距離との総和/外輪の内周面と内輪の外周面との間の径方向距離=[1−A/B]×100(%)となる。
次に、第2実施形態による転がり軸受を説明する。なお、第2実施形態による転がり軸受は、冠型保持器5の形状以外は第1実施形態と同一であるため、以下においては、冠型保持器5についてのみ詳しく説明する。
なお、本実施形態は、上述した径方向隙間の規定や、[1−A/B]×100(%)の範囲を満たすことが好ましいが、これに限定されるものではない。
次に、第3実施形態による転がり軸受を説明する。なお、第3実施形態による転がり軸受は、冠型保持器5の形状以外は第1実施形態と同一であるため、以下においては、冠型保持器5についてのみ詳しく説明する。
なお、本実施形態においても、上述した径方向隙間の規定や、[1−A/B]×100(%)の範囲を満たすことが好ましいが、これに限定されるものではない。
次に、第4実施形態による転がり軸受を説明する。なお、第4実施形態による転がり軸受は、冠型保持器5の形状以外は第1実施形態と同一であるため、以下においては、冠型保持器5についてのみ詳しく説明する。
例えば、本発明による転がり軸受1の冠型保持器5の形状は、上記の実施形態に限定されない。上記実施形態の冠型保持器5では、外輪2の内周面22に最も近い部位と、内輪3の外周面32に最も近い部位とが、いずれも同様の構成を有しているが、本発明は、これに限定されるものではない。即ち、冠型保持器5において外輪2の内周面22に最も近い部位と外輪2の内周面22との距離(すなわち、冠型保持器5と外輪2の内周面22との最短距離)が0.02mm以上且つ0.1mm以下であり、且つ冠型保持器5において内輪3の外周面32に最も近い部位と内輪3の外周面32との距離(すなわち、冠型保持器5と内輪3の外周面32との最短距離)が0.02mm以上且つ0.1mm以下であればよい。例えば、外輪2の内周面22に最も近い部位と、内輪3の外周面32に最も近い部位とは、上記第1〜第4実施形態のいずれかを組み合わせたものであってもよい。
また、本発明において、保持器の案内方式は、玉案内、内輪案内、外輪案内のいずれに限定されるものではない。
また、本発明の転がり軸受がピボット軸受として適用される場合、通常、一対の転がり軸受は、軸方向に並んで軸に嵌合させて使用される。このような場合、転がり軸受は、冠型保持器5の円環状の基部51は、玉4に対して軸方向内側(各転がり軸受が軸方向に互いに対向する側)に配置されてもよいし、軸方向外側に配置されてもよい。また、各転がり軸受は、軸方向内側となるシールドを設けない構成であってもよい。
2 外輪
22 外輪内周面
3 内輪
32 内輪外周面
4 玉
5 冠型保持器
51 基部
52 柱部
55、56 フランジ
6 シールド
Claims (5)
- 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在された複数の玉と、前記複数の玉を均等配置するための冠型保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記冠型保持器は、その円環状の基部において外径側又は内径側に向かって延在する少なくとも一つのフランジを有し、
前記フランジの径方向における表面には、少なくとも一つの突起部が設けられていることを特徴とする転がり軸受。 - 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在された複数の玉と、前記複数の玉を均等配置するための冠型保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記冠型保持器は、その円環状の基部における外径側又は内径側に、先端部から軸方向端面まで延びる円錐面を持った少なくとも一つの円環状の角部を有することを特徴とする転がり軸受。 - 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在された複数の玉と、前記複数の玉を均等配置するための冠型保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記冠型保持器は、前記外輪の内周面との最短距離及び前記内輪の外周面との最短距離がいずれも0.02mm以上且つ0.1mm以下であり、
前記冠型保持器は、その円環状の基部において外径側又は内径側に向かって延在するフランジを有し、
前記最短距離の少なくとも一方は、前記冠型保持器のフランジとの間に規定されることを特徴とする転がり軸受。 - 外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在された複数の玉と、前記複数の玉を均等配置するための冠型保持器と、を備える転がり軸受であって、
前記冠型保持器は、前記外輪の内周面との最短距離及び前記内輪の外周面との最短距離がいずれも0.02mm以上且つ0.1mm以下であり、
前記冠型保持器は、その円環状の基部の外径面と内周面の少なくとも一方を、柱部の外径面又は内径面と一様外径とし、
前記最短距離の少なくとも一方は、前記冠型保持器の基部の外径面又は内径面との間に規定されることを特徴とする転がり軸受。 - 前記冠型保持器の最外径面と前記外輪の内周面との径方向距離と、前記冠型保持器の最内径面と前記内輪の外周面との径方向距離との総和は、前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間の径方向距離の30%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の転がり軸受。
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JP2016078174A JP2017187147A (ja) | 2016-04-08 | 2016-04-08 | 転がり軸受 |
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2016
- 2016-04-08 JP JP2016078174A patent/JP2017187147A/ja active Pending
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