JP2017186321A - ケラチン繊維用油性化粧料 - Google Patents
ケラチン繊維用油性化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017186321A JP2017186321A JP2017066491A JP2017066491A JP2017186321A JP 2017186321 A JP2017186321 A JP 2017186321A JP 2017066491 A JP2017066491 A JP 2017066491A JP 2017066491 A JP2017066491 A JP 2017066491A JP 2017186321 A JP2017186321 A JP 2017186321A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- keratin fibers
- component
- copolymer
- oily
- oily cosmetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【課題】カール力に優れながら、除去しやすいケラチン繊維用油性化粧料の提供。
【解決手段】(A)特定のシリコーンマクロモノマーと、アクリレートを主体とするビニルモノマーであり、質量比が20:80〜1:99である前記共重合体の揮発性シリコーン分散物、及び成分(B)ワックスを含有するケラチン繊維用油性化粧料。
【選択図】なし
【解決手段】(A)特定のシリコーンマクロモノマーと、アクリレートを主体とするビニルモノマーであり、質量比が20:80〜1:99である前記共重合体の揮発性シリコーン分散物、及び成分(B)ワックスを含有するケラチン繊維用油性化粧料。
【選択図】なし
Description
本発明は、ケラチン繊維用油性化粧料に関し、更に詳しくは、カール力に優れながら、除去しやすいケラチン繊維用油性化粧料に関するものである。
従来より、マスカラのようなケラチン繊維用油性化粧料に求められる主な化粧効果に、ケラチン繊維を美しく際立たせる為に太く濃く見せるボリューム効果や、屈曲させて、それを維持するカール効果がある。また、ケラチン繊維用油性化粧料は、耐水性の高いことから、特にメイクアップ化粧料において多く用いられている。近年は、スポーツ需要の高まりから、多量の汗や皮脂によっても崩れることなく、美しいボリューム効果やカール効果を維持できる化粧料が求められる一方で、繊維や周辺の皮膚に負担をかけずに化粧料を除去し、繊維や皮膚を健やかに維持したいという要望が増えている。特に睫用油性化粧料は、ワックス等の固形油、樹脂や合成高分子等の皮膜形成剤、粉体を中心として構成されており、消費者の要求に合わせた機能性を持たせるために、種々検討が行われてきた。
例えば、揮発性炭化水素、非イオン界面活性剤、非揮発性非シリコーン液状油剤、有機シリコーン樹脂、融点が95〜130℃の高融点ワックス、半固形状油剤、有機変性粘土鉱物を含有する、高いカールキープ力、耐皮脂性、付着性に加えてクレンジング性を有する睫毛用化粧料の技術(特許文献1参照)等が知られている。
例えば、揮発性炭化水素、非イオン界面活性剤、非揮発性非シリコーン液状油剤、有機シリコーン樹脂、融点が95〜130℃の高融点ワックス、半固形状油剤、有機変性粘土鉱物を含有する、高いカールキープ力、耐皮脂性、付着性に加えてクレンジング性を有する睫毛用化粧料の技術(特許文献1参照)等が知られている。
しかしながら、特許文献1で得られる化粧料では、カールキープ力、耐皮脂性、耐水性に優れるものの、高融点ワックスが形成する皮膜が硬いために、アイメイクアップリムーバー等の専用のクレンジング剤でも除去の際のクレンジング性が十分ではなく、更なる繊維や周辺の皮膚への負担を軽減できないという課題があった。
本発明は、カール力に優れながら、除去しやすいケラチン繊維用油性化粧料を提供することを目的とする。
かかる実情において、本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、特定のシリコーン・アクリル共重合体の揮発性シリコーン分散物が、ポリマーの粒子が絡み合わず形状を保ったまま、粒子同士の接着による塗膜を形成するために、クレンジング剤との馴染みが良く、繊維や周辺の皮膚への負担がなく除去できることに着目し、カール力に優れ、塗布時の伸び広がりがなめらかで、化粧膜が除去しやすいケラチン繊維用油性化粧料が得られることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、成分(A)(A1)下記一般式(1)のシリコーンマクロモノマーと、(A2)アクリレートを主体とするビニルモノマーとの共重合体であり、(A1)と(A2)の質量比が20:80〜1:99である前記共重合体の揮発性シリコーン油分散物
(式中、Xはラジカル重合性基を、nは1〜10の整数、mは3〜300の整数を表す)
及び、成分(B)ワックスを含有するケラチン繊維用油性化粧料である。
及び、成分(B)ワックスを含有するケラチン繊維用油性化粧料である。
本発明は、カール力に優れながら、除去しやすいケラチン繊維用油性化粧料を提供することを目的とする。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(A)は(A1)下記一般式(1)シリコーンマクロモノマーと、(A2)アクリレートを主体とするビニルモノマーとの共重合体であり、(A1)と(A2)の質量比が20:80〜1:99である前記共重合体の揮発性シリコーン分散物である。
(式中、Xはラジカル重合性基を、nは1〜10の整数、mは3〜300の整数を表す)
本発明に用いられる成分(A)は(A1)下記一般式(1)シリコーンマクロモノマーと、(A2)アクリレートを主体とするビニルモノマーとの共重合体であり、(A1)と(A2)の質量比が20:80〜1:99である前記共重合体の揮発性シリコーン分散物である。
(A1)シリコーンマクロモノマーは、前記一般式(1)で表され、式中Xはラジカル重合性基であり、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、スチリル基、アリル基、ビニルベンジル基、ビニルエーテル基、アクリルミド基、ビニルアルキルシリル基、ビニルケトン基等が挙げられる。具体例としては、ジメチルポリシロキシプロピルアクリル酸エステル、メチルポリシロキシプロピルメタクリル酸エステル、ジメチルポリシロキシプロピルビニルベンジルエーテル、ジメシルポリシロキシプロピルアクリルアミド、ジメチルポリシロキシプロピオン酸ビニルベンジレート等が挙げられる。これらのうち特に、ジメチルポリシロキシプロピルアクリル酸エステル、ジメチルポリシロキシプロピルメタクリル酸エステル等が好ましい。これらのシリコーンマクロモノマーの数平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィーのポリスチレン換算の数平均分子量として、1000〜100000、好ましくは、2000〜50000である。1000以下では、分散安定性に欠け、100000を越えると非水分散体の粘度が高くなりすぎる。これらの(A1)は、単独もしくは、2種以上を組み合わせて用いる事ができる。
前記(A2)アクリレートを主体とするビニルモノマーとしては、ジメチルポリシロキサンを主体とするマクロモノマーとの極性が異なる、一般的な(メタ)アクリレート類が使用できる。例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、N−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート類、例えば2ーヒドロキシエチル(メタ)クリレート、2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレート類、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、及びイタコン酸、フマル酸、マレイン酸やそのハーフエステル等のカルボキシ基含有不飽和単量体類、例えばライトエステルPA、ライトエステルPM(共栄社化学社製)等のリン酸基含有(メタ)アクリレート類、例えばNNジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、NNジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等の塩基性(メタ)アクリレート類、例えばグリシジル(メタ)アクリレート、等のエポキシ基含有(メタ)アクリレート類、例えばN−メトキシメチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチロール(メタ)アクリルアミド等のN−アルコキシ置換アミド類、ダイアセトンアクリルアミド、アセトアセトキシエチルメタクリレート等のカルボニル含有不飽和単量体類等が挙げられる。その他の(メタ)アクリレートと共重合性のモノマーとしては、例えばスチレン、アルファメチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル類、(メタ)アクリロニトリル、等の不飽和ニトリル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類等が挙げられる。多官能性ビニル単量体としては、例えば、ジビニルベンゼン、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは、1種もしくは、2種以上併用して用いることができる。共重合組成のガラス転移温度は、10〜80℃、特に25〜60℃が好ましい。10℃以上であれば十分な塗膜の強度が保て、80℃以下であれば、造膜性が十分となり、化粧料のカール効果十分である。
本発明における成分(A)は、揮発性シリコーン油中で、(A1)と(A2)とをラジカル重合させる事により得ることができる。ラジカル重合開始剤としては、一般的にラジカル重合に用いられるものであれば良く、例えば、2,2−アゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス(2,4ジメチルバレロニトリル)、2,2−アゾビス(4−メトキシー2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2−アゾビスイソ酪酸ジメチル等のアゾ化合物、例えば、ラウロイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、tブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオキシド等の有機過酸化物等が挙げられる。これらの重合開始剤は、モノマー混合物に対し、0.01〜5質量%、好ましくは、0.1〜2質量%用いるのが好ましい。また、分子量調整のために、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、2−プロパンチオール、1−ブタンチオール、2−メルカプトエタノール、エチルメルカプトアセテート、チオフェノール、2−ナフタレンチオール、ドデシルメルカプタン等の連鎖移動剤を使用してもよい。
重合反応は、揮発性シリコーン油中で、通常30〜180℃で行われるが、好ましくは、80〜150℃で行うのが良い。この条件下で、(A1)ポリジメチルシロキサンを主成分とするシリコーンマクロモノマー、(A2)(メタ)アクリレートを主体とするビニルモノマー、及び重合開始剤等を、添加及び連続滴下することにより、5〜10時間程度で完結させることが出来る。シリコーン油中でラジカル共重合させることにより、ジメチルポリシロキサンを主体とするシリコーンマクロモノマーを溶解成分として、(メタ)アクリレートを主体とするその他の共重合性モノマーが重合過程で反応の進行により高分子量化するとともにシリコーン油中で不溶化し、ジメチルポリシロキサンを外側にし、内側にアクリル成分がまるまった形に相転し分散構造を取るものと思われる。そのため、ジメチルポリシロキサンを主成分とするシリコーンマクロモノマー(A1)と、(メタ)アクリレートを主体とするビニルモノマー(A2)の共重合組成を変えることにより、分散安定性及び粒径は決定される。
このことから、(A1)と(A2)の比率、(メタ)アクリレートを主体とするビニルモノマーの種類、重合反応温度、触媒の種類及び、量、モノマー投入方法等を調整することにより、粒径、分子量をコントロールすることができる。本発明の成分(A)においては、(A1)と(A2)の質量比は20:80〜1:99であるが、(A1)の比率がこれより少ないと、共重合体の分散性が落ち分散物としての安定性が保てなくなる。また、(A1)の比率がこれより多くなると、共重合体が揮発性シリコーン油に溶解してしまう。
このように製造される成分(A)中の共重合体の重量平均分子量は、GPCにおけるポリスチレン換算値で、5000〜50万、とくに1万〜10万であることが好ましい。この範囲であれば、ベタツキの少なく、造膜性の良好な分散物が得られ、化粧料に密着性を付与することができる。
さらに本発明における成分(A)の揮発性シリコーン油分散物中の共重合体の平均粒子径は、0.05〜2.0μm、特に分散粒子の安定性を得るためには、0.1〜0.8μmであることが好ましい。
このようにして得られた成分(A)では、共重合体がポリジメチルシロキサンが表面に配向した粒子構造を有しているため、共重合体の持つ耐水性、耐油性、密着性等の性質に加えて、乾燥途中でも、粘度が低いため伸びが良く、それ自体が増膜性を有するものであるが、共重合体の粒子が絡み合わずに粒子形状を保ったまま、粒子同士の接着による塗膜を形成するために、クレンジング剤との馴染みが良く、繊維や周辺の皮膚への負担がなく除去できる性質を持っている。
成分(A)の分散媒である揮発性シリコーン油は、1気圧、25℃において揮発性であり、通常化粧料に用いられるものであればいずれのものも使用することができ、沸点は260℃以下ものが好ましい。例えば、25℃での粘度が2mm2/sec以下のジメチルポリシロキサン、メチルトリメチコン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、エチルトリシロキサンなどが挙げられ、市販品としては、DC345 FLUID、SH245 FLUID、SH344 FLUID(何れも東レ・ダウコーニング社製)、KF−994、KF−995、TMF1.5(何れも信越化学工業社製)等が挙げられる。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料における成分(A)は、成分(A1)と(A2)の共重合体が、揮発性シリコーン油に溶解せずに、ディスパージョンの形態を有し、一般的に非水ディスパージョン(NAD=Non Aqua Dispersion、非水エマルションも同義)と称されるものである。
尚、本発明において、共重合体がディスパージョンの形態を有しているかどうかは、サブミクロン粒子アナライザーN5(BECKMAN COULTER社製)を用いた測定により、10〜2000nmの粒子測定域において、粒子径が測定可能であるものとする。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料における成分(A)の分散物中の共重合体含有量は、特に限定されるものではないが、固形分換算で分散体中に5〜25質量%(以下%と略す)が好ましく、更に好ましくは8〜18%である。この範囲であると、カール効果により優れる点で好ましい。
本発明における成分(A)の含有量は共重合体濃度にもより、特に限定されるものではないが、固形分換算で化粧料中に35〜65%が好ましく、更に好ましくは40〜60%である。この範囲であると、リムーバーでの良好な落し易さとカール力を両立させる点で好ましい。
本発明に用いられる成分(B)ワックスは、融点55℃以上の個体油であり、化粧料に一般に用いられるものであれば特に制限はなく、具体的には、固体パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、フィッシャートロプシュワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ミツロウ、モクロウ、ゲイロウ、ポリプロピレンワックス、モンタンワックス、オゾケライトワックス、ライスワックス、シリコーンワックス等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
これらの中でも、融点65〜95℃のワックスが好ましく用いられ、エステルを主成分とするエステル系ワックスが、睫毛用化粧料におけるカール効果の点において好ましく用いられる。中でも、カルナウバワックス、ミツロウが好ましい。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料における成分(B)の含有量は、特に限定されるものではないが、6〜11%が好ましく、より好ましくは7〜9%である。この範囲であるとリムーバーで良好な落し易さとカール力を両立させる点で好ましい。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料には、更に成分(C)として揮発性炭化水素油を含有することができる。このような揮発性炭化水素油としては、化粧料に一般に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、常圧における沸点が260℃以下の炭化水素、イソオクタン、イソドデカン、イソヘキサデカン、イソエイコサエン等の側鎖を有する炭化水素、或いはこれらの混合物、イソブテン、n−ブテン等を重合或いは共重合(重合度は4〜6が好ましい)した後、水素添加したもの等を挙げることができ、必要に応じて1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。中でも炭素数4〜18の側鎖を有する飽和炭化水素油は、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体の分散性も良く、乾燥を早め、揮発により強固な塗膜を形成するものであり、より好ましい。これらの揮発性炭化水素油の市販品としては、IPソルベント 1620 MU、IPソルベント 2028 MU(何れも出光興産社製)、アイソパー(エッソ化学社製)、マルカゾールR(丸善石油化学社製)等が挙げられる。
本発明ケラチン繊維用油性化粧料における成分(C)の含有量は、特に限定されるものではないが、5〜60%が好ましく、更に好ましくは10〜42%である。この範囲であると、伸び広がりの軽さと、リムーバーで良好な落し易さの点において好ましい。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料には、成分(A)の分散媒以外にも揮発性シリコーン油を含有することができる。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料の揮発性シリコーン油の含有量は、特に限定されるものではないが、15〜50%が好ましく、更に好ましくは18〜30%である。この範囲であると、塗布後の乾燥速度の点において好ましい。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料における成分(C)と揮発性シリコーン油との含有比率は、質量比で1:10〜5:1が好ましく、更に好ましくは1:9〜3:1である。この範囲であると、成分(A)の分散粒子安定性と塗布後の乾燥速度の点において好ましい。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料は、油相を連続相とするものであれば特に限定されないが、水の含有量が5%以下であることが好ましく、更に好ましくは1%以下である。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料は、上記成分の他、通常化粧料に使用される固体油、半固形油、液体油等の油剤、皮膜形成剤、界面活性剤、ゲル化剤、高分子、着色剤、粉体、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、酸化防止剤、香料、美容成分等を本発明の効果を妨げない範囲で適宜含有することができる。
油剤としては通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、例えば流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、等の液体油、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソトリデシル、ロジン酸ペンタエリスリットエステル、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ジメチルポリシロキサン、フェニル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン等のシリコーン油等が挙げられる。
成分(A)以外の皮膜形成剤としては通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、
ロジン酸系樹脂、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル変性シリコーン、酢酸ビニル系樹脂、ポリブテン、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリイソブチレン、アクリル酸アルキル共重合体などが挙げられる。
ロジン酸系樹脂、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル変性シリコーン、酢酸ビニル系樹脂、ポリブテン、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリイソブチレン、アクリル酸アルキル共重合体などが挙げられる。
界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ポリ12−ヒドロキシステアリン酸、脂肪酸石鹸類、アシルグルタミン酸塩類、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレン付加アルキルリン酸塩等の陰イオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、グリセリン変性オルガノポリシロキサン等の非イオン性界面活性剤等が挙げられる。
ゲル化剤としては、パルミチン酸デキストリン、(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン、ステアリン酸イヌリン、有機変性ベントナイト、煙霧状無水ケイ酸、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等、高分子としては、カラギーナン、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン等、紫外線吸収剤としては、ケイ皮酸誘導体、アミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、フェニルベンゾトリアゾール誘導体等が挙げられる。その他、パラオキシ安息香酸誘導体,フェノキシエタノール、アルカンジオール等の防腐剤、ローズマリーエキス、カミツレエキス、コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド等の美容成分等を含有することができる。
着色剤や粉体としては、板状、紡錘状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級などの粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、コンジョウ、群青、カーボンブラック、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、雲母、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、シリコーン末、ポリエチレン末等の有機粉体、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、酸化チタン被覆雲母、酸化鉄処理雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、二酸化珪素・酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄酸化チタン被覆ガラス末、酸化チタン含有二酸化珪素、硫酸バリウム被覆雲母チタン等の複合粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を用いることができ、これらをフッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、界面活性剤等の1種または2種以上を用いて処理を施してあってもよい。
繊維としては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成繊維、レーヨン等の人造繊維、セルロース等の天然繊維、アセテート人絹等の半合成繊維等が挙げられ、形状は特に限定されず、断面が、円状、楕円状、多角形、井形、T型、Y型等いずれのものも使用することができる。更に、これらの繊維は、必要に応じて着色剤で着色したり、表面処理剤の種類としてはフッ素化合物、シリコーン油、粉体、油剤、ゲル化剤、エマルションポリマー、界面活性剤等で表面処理を施したりして使用してもよい。
本発明のケラチン繊維用油性化粧料は、マスカラ、アイブロウ、ヘアワックス、ヘアカラー等に適用可能であり、好ましくは本願効果の発揮が期待されるマスカラである。また性状は、ゲル状、液状等の化粧料として実施することができる。
以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
[製造例1:シリコーン・アクリル共重合体分散物]
温度計、還流冷却機、撹はん機、滴下ロートなどを備えた反応容器にシリコーン油として市販のKF−995(デカメチルシクロペンタシロキサン;信越化学工業(株)製)400gを仕込み、窒素ガスで置換後120℃に加温し、保持した。メチルメタクリレート(MMA)370g、下記一般式(2)のシリコーンマクロモノマー(平均分子量約5,000)40g及び重合開始剤として、ターシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエーテル(PBO)9gの混合物を180分かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3時間保持してから冷却し、固形分58.8%、粘度3.6psの乳白色の分散ポリマー液を得た。得られた分散ポリマーの重量平均分子量は、GPCを用いた測定により、31000であった。また分散液の平均粒径は、サブミクロン粒子アナライザーN5(BECKMAN COULTER社製)を用いた測定により0.32μmであった。
[製造例1:シリコーン・アクリル共重合体分散物]
温度計、還流冷却機、撹はん機、滴下ロートなどを備えた反応容器にシリコーン油として市販のKF−995(デカメチルシクロペンタシロキサン;信越化学工業(株)製)400gを仕込み、窒素ガスで置換後120℃に加温し、保持した。メチルメタクリレート(MMA)370g、下記一般式(2)のシリコーンマクロモノマー(平均分子量約5,000)40g及び重合開始剤として、ターシャリーブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエーテル(PBO)9gの混合物を180分かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3時間保持してから冷却し、固形分58.8%、粘度3.6psの乳白色の分散ポリマー液を得た。得られた分散ポリマーの重量平均分子量は、GPCを用いた測定により、31000であった。また分散液の平均粒径は、サブミクロン粒子アナライザーN5(BECKMAN COULTER社製)を用いた測定により0.32μmであった。
実施例1〜9および比較例1〜3:油性マスカラ
下記表1に示す処方の油性マスカラを調製し、イ.伸びの滑らかさ、ロ.カール力、ハ.リムーバーでの落し易さ、を下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
下記表1に示す処方の油性マスカラを調製し、イ.伸びの滑らかさ、ロ.カール力、ハ.リムーバーでの落し易さ、を下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
*2:AEROSIL 380S(日本アエロジル社製)
*3:KF−9021(信越化学社製)(固形分50%、溶媒:シクロペンタシロキサン)
*4:SH245 FLUID(東レ・ダウコーニング社製)
*5:KP−545(固形分30%、シクロペンタシロキサン溶液、信越化学社製)
サブミクロン粒子アナライザーN5での測定において、粒子径を測定することが
できず、ディスパージョンではなく溶解していると判断する。
(製造方法)
A.成分(1)〜(12)を100℃まで溶解し均一に分散する。
B.Aと成分(13)〜(16)を加え均一に混合する。
C.Bを塗布体付き容器に充填して油性マスカラを得た。
A.成分(1)〜(12)を100℃まで溶解し均一に分散する。
B.Aと成分(13)〜(16)を加え均一に混合する。
C.Bを塗布体付き容器に充填して油性マスカラを得た。
(評価方法)
下記イ〜ハの評価項目について、各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.伸びの滑らかさ
ロ.カール力
専門パネル20名に試料を睫に塗布してもらい、イ.については使用時ののびが良く均一に塗布することができるか、ロ.については塗布した睫毛がしっかりカールされているかどうかを評価した。パネル各人が下記絶対評価にて5段階に評価し、各試料ごとに平均値を算出し、下記判定基準により判定した。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
4 :非常に良い
3 :良い
2 :普通
1 :悪い
0 :非常に悪い
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ :3.5点を超える :非常に良好
○ :2.5点を超える3.5点以下 :良好
△ :1点を超える2.5点以下 :やや不良
× :1点以下 :不良
下記イ〜ハの評価項目について、各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.伸びの滑らかさ
ロ.カール力
専門パネル20名に試料を睫に塗布してもらい、イ.については使用時ののびが良く均一に塗布することができるか、ロ.については塗布した睫毛がしっかりカールされているかどうかを評価した。パネル各人が下記絶対評価にて5段階に評価し、各試料ごとに平均値を算出し、下記判定基準により判定した。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
4 :非常に良い
3 :良い
2 :普通
1 :悪い
0 :非常に悪い
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ :3.5点を超える :非常に良好
○ :2.5点を超える3.5点以下 :良好
△ :1点を超える2.5点以下 :やや不良
× :1点以下 :不良
(評価項目)
ハ.リムーバーでの落し易さ
専門パネル20名に試験してもらい、各試料を0.005gを、スライドガラス上で直径1.2cmの円状に均一塗布し、12時間放置して乾燥させた。下記評価用リムーバーを約0.02gをコットンに含ませ、ふき取り動作を行い、除去するのに必要なマッサージ回数を測定した。除去するのに必要なマッサージ回数が少ないほど落し易さが良好である。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
4 :マッサージ回数が10回以下
3 :マッサージ回数が10回を超える20回以下
2 :マッサージ回数が20回を超える30回以下
1 :マッサージ回数が30回を超える
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ :3.5点を超える :非常に良好
○ :2.5点を超える3.5点以下 :良好
△ :1.5点を超える2.5点以下 :やや不良
× :1.5点以下 :不良
ハ.リムーバーでの落し易さ
専門パネル20名に試験してもらい、各試料を0.005gを、スライドガラス上で直径1.2cmの円状に均一塗布し、12時間放置して乾燥させた。下記評価用リムーバーを約0.02gをコットンに含ませ、ふき取り動作を行い、除去するのに必要なマッサージ回数を測定した。除去するのに必要なマッサージ回数が少ないほど落し易さが良好である。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
4 :マッサージ回数が10回以下
3 :マッサージ回数が10回を超える20回以下
2 :マッサージ回数が20回を超える30回以下
1 :マッサージ回数が30回を超える
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ :3.5点を超える :非常に良好
○ :2.5点を超える3.5点以下 :良好
△ :1.5点を超える2.5点以下 :やや不良
× :1.5点以下 :不良
(評価用リムーバー)
成分 (%)
1.メチルパラベン 0.1
2.BG 16
3.水 残量
4.アクリル酸アルキルコポリマー 1
5.EDTA−2Na 0.01
6.水添ポリイソブテン※6 8
7.シクロペンタシロキサン*4 6
8.ジカプリン酸プロピレングリコール 6
9.エチルヘキサン酸セチル 5
*6:IPソルベント 2028 MU(出光興産社製)
(製造方法)
A.成分1〜5を混合溶解する。
B.成分6〜9を混合溶解する。
C.AにBを徐々に添加し、分散乳化する。
D.Cを脱泡し、容器に充填する。
成分 (%)
1.メチルパラベン 0.1
2.BG 16
3.水 残量
4.アクリル酸アルキルコポリマー 1
5.EDTA−2Na 0.01
6.水添ポリイソブテン※6 8
7.シクロペンタシロキサン*4 6
8.ジカプリン酸プロピレングリコール 6
9.エチルヘキサン酸セチル 5
*6:IPソルベント 2028 MU(出光興産社製)
(製造方法)
A.成分1〜5を混合溶解する。
B.成分6〜9を混合溶解する。
C.AにBを徐々に添加し、分散乳化する。
D.Cを脱泡し、容器に充填する。
表1の結果から明らかな如く、本発明の実施例1〜9の油性マスカラは、比較例1〜3の油性マスカラに比べ、リムーバーでの落し易さ、伸びの滑らかさ、カール力の全てにおいて優れたものであった。
これに対して、成分(A)が含有されていない比較例1では、化粧膜が連続した膜となりリムーバーが馴染みにくく落し易さの点で満足のいくものが得られなかった。
成分(A)の代わりに(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー溶解物を用いた比較例2では、ポリマー粒子が絡み合う連続した化粧膜を形成し、リムーバーとの馴染みが悪く落し易さに劣り、かつ化粧料の粘性が上がり塗布時の滑らかさの点で満足のいくものが得られなかった。
成分(B)が含有されていない比較例3では、化粧塗膜の硬さが出ずカール効果に劣るものであった。
これに対して、成分(A)が含有されていない比較例1では、化粧膜が連続した膜となりリムーバーが馴染みにくく落し易さの点で満足のいくものが得られなかった。
成分(A)の代わりに(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー溶解物を用いた比較例2では、ポリマー粒子が絡み合う連続した化粧膜を形成し、リムーバーとの馴染みが悪く落し易さに劣り、かつ化粧料の粘性が上がり塗布時の滑らかさの点で満足のいくものが得られなかった。
成分(B)が含有されていない比較例3では、化粧塗膜の硬さが出ずカール効果に劣るものであった。
実施例10:油性液状マスカラ(繊維入りタイプ)
(成分) (%)
1.水添ポリイソブテン※7 残量
2.シクロペンタシロキサン※4 14
3.トリメチルシロキシケイ酸 14
4.パルミチン酸デキストリン 5
5.ポリメチルシルセスキオキサン粉体※8 2
6.ジステアルジモニウムヘクトライト 4
7.ポリエチレンワックス(融点95℃) 2
8.ミツロウ(融点65℃) 4
9.カルナウバワックス (融点80℃) 3
10.(エチレン/プロピレン)コポリマー 1
11.ナイロン繊維※9 2
12.黒酸化鉄 8
13.炭酸プロピレン 1
14.製造例1のシリコーン・アクリル共重合体分散物 10
15.メチルパラベン 0.2
16.エタノール 2
17.水 1
※7:IPソルベント 1620 MU(出光興産社製)
※8:TOSPEARL 150KA(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル・ジャパン社製)(平均粒径5μm)
※9:ナイロンファイバー6D−2MM(中部パイル社製)
(製造方法)
A.成分1〜13を100℃まで溶解し均一に分散する。
B.Aと成分14を加え均一に混合する。
C.Bに混合溶解した成分15〜17を徐注入で分散混合する。
D.Cを容器に充填して製品とする。
本発明の油性液状マスカラ(繊維入りタイプ)は、カール効果に優れ、なめらかな使用感で、さらには落としやすいものであった。
(成分) (%)
1.水添ポリイソブテン※7 残量
2.シクロペンタシロキサン※4 14
3.トリメチルシロキシケイ酸 14
4.パルミチン酸デキストリン 5
5.ポリメチルシルセスキオキサン粉体※8 2
6.ジステアルジモニウムヘクトライト 4
7.ポリエチレンワックス(融点95℃) 2
8.ミツロウ(融点65℃) 4
9.カルナウバワックス (融点80℃) 3
10.(エチレン/プロピレン)コポリマー 1
11.ナイロン繊維※9 2
12.黒酸化鉄 8
13.炭酸プロピレン 1
14.製造例1のシリコーン・アクリル共重合体分散物 10
15.メチルパラベン 0.2
16.エタノール 2
17.水 1
※7:IPソルベント 1620 MU(出光興産社製)
※8:TOSPEARL 150KA(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル・ジャパン社製)(平均粒径5μm)
※9:ナイロンファイバー6D−2MM(中部パイル社製)
(製造方法)
A.成分1〜13を100℃まで溶解し均一に分散する。
B.Aと成分14を加え均一に混合する。
C.Bに混合溶解した成分15〜17を徐注入で分散混合する。
D.Cを容器に充填して製品とする。
本発明の油性液状マスカラ(繊維入りタイプ)は、カール効果に優れ、なめらかな使用感で、さらには落としやすいものであった。
実施例11:油性液状アイブロウ
(成分) (%)
1.水添ポリイソブテン ※7 残量
2.タルク 7
3.パルミチン酸デキストリン 5
4.シリカ 2
5.カルナウバワックス (融点86℃) 3
6.ミツロウ (融点65℃) 3
7.ポリメチルシルセスキオキサン※10 1
8.イソステアリン酸デキストリン※11 1
9.マイカ 4
10.酸化鉄 4
11.球状ポリエチレン末 4
12.製造例1のシリコーン・アクリル共重合体分散物 15
※10:SILFORM FLEXIBLE RESIN
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
※11:ユニフィルマHVY(千葉製粉社製)
(製造方法)
A.成分1〜11を100℃まで溶解し均一に分散する。
B.Aと成分12を加え均一に混合する。
C.Bを容器に充填して製品とする。
本発明の油性液状アイブロウは、カール効果に優れ、なめらかな使用感で、さらには落としやすいものであった。
(成分) (%)
1.水添ポリイソブテン ※7 残量
2.タルク 7
3.パルミチン酸デキストリン 5
4.シリカ 2
5.カルナウバワックス (融点86℃) 3
6.ミツロウ (融点65℃) 3
7.ポリメチルシルセスキオキサン※10 1
8.イソステアリン酸デキストリン※11 1
9.マイカ 4
10.酸化鉄 4
11.球状ポリエチレン末 4
12.製造例1のシリコーン・アクリル共重合体分散物 15
※10:SILFORM FLEXIBLE RESIN
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
※11:ユニフィルマHVY(千葉製粉社製)
(製造方法)
A.成分1〜11を100℃まで溶解し均一に分散する。
B.Aと成分12を加え均一に混合する。
C.Bを容器に充填して製品とする。
本発明の油性液状アイブロウは、カール効果に優れ、なめらかな使用感で、さらには落としやすいものであった。
実施例12:油性ヘアマスカラ
(成分) (%)
1.水添ポリイソブテン ※7 残量
2.タルク 7
3.パルミチン酸デキストリン 5
4.シリカ 2
5.カルナウバワックス (融点86℃) 3
6.ミツロウ (融点65℃) 3
7.水添ロジン酸ペンタエリスリチル※12 1
8.メチルトリメチコン※13 5
9.マイカ 4
10.酸化鉄 4
11.ポリエチレン 4
12.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 2
13.炭酸プロピレン 1
14.製造例1のシリコーン・アクリル共重合体分散物 10
※12:エステルガムHP(荒川化学工業社製)
※13:シリコーンTMF−1.5(信越化学社製)
(製造方法)
A.成分1〜13を100℃まで溶解し均一に分散する。
B.Aと成分14を加え均一に混合する。
C.Bを容器に充填して製品とする。
本発明の油性ヘアマスカラは、カール効果に優れ、なめらかな使用感で、さらには落としやすいものであった。
(成分) (%)
1.水添ポリイソブテン ※7 残量
2.タルク 7
3.パルミチン酸デキストリン 5
4.シリカ 2
5.カルナウバワックス (融点86℃) 3
6.ミツロウ (融点65℃) 3
7.水添ロジン酸ペンタエリスリチル※12 1
8.メチルトリメチコン※13 5
9.マイカ 4
10.酸化鉄 4
11.ポリエチレン 4
12.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 2
13.炭酸プロピレン 1
14.製造例1のシリコーン・アクリル共重合体分散物 10
※12:エステルガムHP(荒川化学工業社製)
※13:シリコーンTMF−1.5(信越化学社製)
(製造方法)
A.成分1〜13を100℃まで溶解し均一に分散する。
B.Aと成分14を加え均一に混合する。
C.Bを容器に充填して製品とする。
本発明の油性ヘアマスカラは、カール効果に優れ、なめらかな使用感で、さらには落としやすいものであった。
Claims (6)
- 以下の成分(A)及び成分(B);
成分(A)(A1)下記一般式(1)のシリコーンマクロモノマーと、(A2)アクリレートを主体とするビニルモノマーとの共重合体であり、(A1)と(A2)の質量比が20:80〜1:99である前記共重合体の揮発性シリコーン油分散物
(B)ワックス
を含有するケラチン繊維用油性化粧料。 - 前記成分(A)が固形分濃度が40〜65質量%であり、平均粒子径が0.05〜2μmである請求項1に記載のケラチン繊維用油性化粧料。
- 更に成分(C)揮発性炭化水素油を含有する請求項1又は2に記載のケラチン繊維用油性化粧料。
- 前記成分(C)揮発性炭化水素油と、揮発性シリコーン油の含有比率が質量比で1:10〜5:1である請求項3に記載のケラチン繊維用油性化粧料。
- 前記(B)がカルナウバロウ、及びミツロウから選ばれる1種又は2種である請求項1〜4のいずれかの項に記載のケラチン繊維用油性化粧料。
- ケラチン繊維用油性化粧料がマスカラである請求項1〜5のいずれかの項に記載のケラチン繊維用油性化粧料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016070307 | 2016-03-31 | ||
JP2016070307 | 2016-03-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017186321A true JP2017186321A (ja) | 2017-10-12 |
Family
ID=60046166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017066491A Pending JP2017186321A (ja) | 2016-03-31 | 2017-03-30 | ケラチン繊維用油性化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017186321A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020158451A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 株式会社コーセー | 睫毛用化粧料 |
-
2017
- 2017-03-30 JP JP2017066491A patent/JP2017186321A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020158451A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 株式会社コーセー | 睫毛用化粧料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5559992B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
KR100667634B1 (ko) | 유기 매질 중 중합체의 분산액 및 이를 포함하는 조성물 | |
JP4563855B2 (ja) | 睫用化粧料 | |
JP6869942B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JP5570765B2 (ja) | 化粧料 | |
JP6091916B2 (ja) | 固形粉末化粧料 | |
JP2008138215A (ja) | シリコーン媒体へのポリマーディスパージョンとそれを含有する組成物 | |
JP5543161B2 (ja) | 睫用化粧料 | |
KR101679212B1 (ko) | 시클로알킬기 함유 아크릴계 공중합체를 함유하는 메이크업 화장료 | |
JP6434219B2 (ja) | メイクアップ化粧料 | |
JP7148385B2 (ja) | 水中油型睫毛用化粧料 | |
JP2017186321A (ja) | ケラチン繊維用油性化粧料 | |
JP5393197B2 (ja) | 口唇化粧料 | |
JP3535840B2 (ja) | 液状非水分散体の製造方法 | |
US20170239166A1 (en) | Readily removable gel-type cosmetic composition | |
JP2009046663A (ja) | t−ブチル基含有アクリル系共重合体及びそれを含有する化粧料 | |
JP2010202533A (ja) | 睫用化粧料 | |
JP4809176B2 (ja) | 睫毛用又は眉毛用油性化粧料 | |
JP7065667B2 (ja) | 油性アイライナー化粧料 | |
JP5666783B2 (ja) | アイライナー化粧料 | |
JP6796007B2 (ja) | 粉末化粧料 | |
JP5666782B2 (ja) | 睫用化粧料 | |
JP2010202535A (ja) | アイライナー化粧料 | |
JP2010202528A (ja) | 口唇化粧料 | |
TW202228633A (zh) | 乳化組成物 |