JP2017186132A - 媒体処理装置 - Google Patents

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豊 真藤
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和也 玉野井
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Koichi Nishikata
宏一 西片
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Abstract

【課題】機能性を向上する。【解決手段】小切手処理機1は、小切手CKを入出する入金部4と、入金部4から搬送される小切手CKを搬送幅方向に幅寄せするアライナ部5と、アライナ部5よりも、入金部4において受け入れた小切手CKの入金収納時搬送方向の下流側に設けられ、小切手CKの所定の小切手表面及び小切手裏面に取引情報を印字する取引情報印字部66と、取引情報印字部66よりも入金収納時搬送方向の下流側に設けられ、小切手CKを一時的に保留する一時保留部7と、入金部4、アライナ部5、取引情報印字部66及び一時保留部7を順次接続し小切手CKを搬送する搬送路36と、搬送路36に設けられ、小切手CKの表裏の向きが予め設定されている向きに対し逆の場合、該小切手CKの表裏を反転し、該小切手CKを、小切手表面及び小切手裏面に取引情報印字部66が取引情報を印字し得る向きにする表裏反転部80とを設けるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は媒体処理装置に関し、例えば小切手や有価証券の入金機に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される小切手受付装置においては、利用者との取引内容に応じて、例えば利用者に小切手を入金させる入金取引や、利用者へ小切手を返却する返却取引等の各種取引を行う。このような小切手受付装置として、例えば小切手の入出金に関する処理を行う小切手処理機を搭載したものがある。この小切手受付装置としては、例えば利用者との間で小切手の授受を行う入金部と、小切手を搬送する搬送部と、投入された小切手を所定の基準面へ幅寄せする幅寄せ部と、小切手の画像を取得し、小切手の磁気文字情報を読み取るスキャナ部と、投入された小切手の裏面に、小切手が取引に使用されたことを示す印字を行う印字部と、投入された小切手を一時的に保留する一時保留部と、小切手を収納する小切手収納庫とを有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第8505912号明細書
そのような小切手処理機においては、予め設定された表裏の向きの逆方向、すなわち裏向きの状態で投入された小切手の表裏を反転させることにより、予め設定された表裏の向きに小切手を搬送させ、裏面に印字を行うことが望まれている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機能性を向上し得る媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、紙葉状の媒体を受け入れる受入部と、受入部から搬送される媒体を搬送幅方向に幅寄せする幅寄せ部と、幅寄せ部よりも、受入部において受け入れた媒体の受入搬送方向の下流側に受入部、媒体の所定の印字面に取引情報を印字する取引情報印字部と、取引情報印字部よりも受入搬送方向の下流側に設けられ、媒体を一時的に保留する一時保留部と、受入部、幅寄せ部、取引情報印字部及び一時保留部を順次接続し媒体を搬送する搬送路と、搬送路に設けられ、媒体の表裏の向きが予め設定されている向きに対し逆の場合、該媒体の表裏を反転し、該媒体を印字面に取引情報印字部が取引情報を印字し得る向きにする表裏反転部とを設けるようにした。
本発明は、裏向き媒体の表裏を反転することにより、取引情報印字部により媒体における所定の印字面に取引情報を印字できる。
本発明によれば、裏向き媒体の表裏を反転することにより、取引情報印字部により媒体における所定の印字面に取引情報を印字できる。かくして本発明は、機能性を向上し得る媒体処理装置を実現できる。
第1の実施の形態による小切手処理機の構成を示す左側面図である。 小切手の構成を示す平面図である。 第1の実施の形態による入金読取処理手順を示すフローチャートである。 入金読取処理における小切手の流れ(1)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(2)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(3)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(4)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(5)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(6)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(7)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(8)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(9)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(10)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(11)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(12)を示す左側面図である。 入金読取処理における小切手の流れ(13)を示す左側面図である。 第2の実施の形態による小切手処理機の構成を示す左側面図である。 第3の実施の形態による小切手処理機の構成を示す左側面図である。 ハンドの構成を示す平面図である。 第3の実施の形態による入金読取処理手順(1)を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による入金読取処理手順(2)を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.小切手処理機の構成]
図1に示すように、小切手処理機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、利用者との間で入金処理等の小切手に関する取引を行う小切手受付装置の受付機筐体(図示せず)内に配され、小切手に関する種々の処理を行う。以下では、小切手処理機1のうち利用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、該前側に対峙した利用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2内には、小切手処理機1を制御する制御部3と、利用者との間で小切手を授受する入金部4と、小切手を各部へ搬送する搬送路36と、小切手を所定の基準面へ幅寄せするアライナ部5と、小切手の画像及び磁気情報を読み取ると共に取引情報の印字を行うスキャナ部6と、小切手を一時的に収納する一時保留部7と、利用者が入金部4から取り忘れた小切手を回収して格納する取忘れ回収部8と、利用済みの小切手を収納する2個の小切手収納庫9(9A及び9B)とが設けられている。また筐体2内には、入金部4、アライナ部5、スキャナ部6、一時保留部7、取忘れ回収部8及び小切手収納庫9を支える図示しないフレームが設けられている。
制御部3は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金処理等の種々の処理を行う。また制御部3は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。また制御部3は、筐体2内部に設けられた各センサの監視や、各アクチュエータの駆動や、各種判断等を行うと共に、小切手受付装置全体を制御する主制御部との通信を行う。
搬送路36は、第1搬送路37、第2搬送路38、第3搬送路39、一時保留部搬送路40及び取忘れ回収部搬送路41により構成されており、図中に実線で示すように筐体2内の各部を接続し、回転するローラや小切手を案内するガイド等が適宜配置されており、小切手の長手方向を進行方向に沿わせて搬送する。以下では、搬送路36に設けられたローラを任意の方向へ回転させる複数のモータをまとめて搬送モータとも呼ぶ。
また搬送路36には、複数の切替部が配置されている。各切替部は、ブレードと呼ばれる部材(図中三角形で示す)及びその周囲に配置された複数のローラにより構成されている。ブレードは、左右方向に複数個が並び、且つ左右方向から見て楔形に形成されており、回転して傾斜方向を変化させることで小切手の搬送方向を切り替える。各ローラは、小切手の搬送路を挟んで互いに対向するように配置されている。この切替部は、制御部3の制御に従い、各小切手の搬送先に応じてブレードの傾斜方向を変化させると共に各ローラを所定の回転方向へ回転させることにより、小切手の搬送方向を適宜切り替えて所望の搬送先へ搬送する。
ここで、図2に示すように、小切手CKは長方形状の紙葉状の媒体であり、磁気インク文字認識(MICR(Magnetic ink character recognition)文字)である磁気文字MICRが印刷されている。この磁気文字MICRは、小切手CK毎に固有の文字列であり、小切手CKが識別されるために用いられる。この磁気文字MICRは、小切手CKの一方の長辺である磁気文字側長辺MS寄りに配置され、小切手CKの長手方向に沿う複数の文字により構成されている。以下では小切手CKにおいて磁気文字MICRが配置されている領域を磁気文字領域AMICRとも呼ぶ。この磁気文字領域AMICRは、小切手CKにおける位置が規格により定められている。小切手CKは、磁気文字MICRが印刷された面が小切手表面(磁気文字印字面とも呼ぶ)として扱われ、該小切手表面の紙面の逆側が小切手裏面として扱われる。小切手処理機1は、磁気文字側長辺MSが右側、すなわち基準面側となる状態で小切手CKを搬送する。
入金部4(図1)は、筐体2内における前上部、すなわち入金処理時の小切手CKの搬送方向の最上流に位置している。以下では入金処理においてまず行われる、入金された小切手CKの磁気情報及び画像を読み取る入金読取処理における小切手CK及び小切手束CKBの搬送方向を入金読取時搬送方向とも呼ぶ。入金部4の前端には、複数の小切手CKが紙面を上下方向に向けて束状に積み重ねられた媒体束としての小切手束CKBを利用者から受け取り後方の束搬送部10へ受け渡すと共に、束搬送部10を前方へ搬送されてきた小切手束CKBを利用者に引き渡す入出金口4Fが形成されている。この入出金口4Fは、小切手受付装置の受付機筐体に接続されることにより、利用者から前後方向に沿って後方へ向かって挿入された小切手束CKBを受け取り後方の束搬送部10へ受け渡すと共に、束搬送部10を前方へ搬送されてきた小切手束CKBを利用者に引き渡す。
また入出金口4Fには、該入出金口4Fの下側のガイドを形成する入出金口下側ガイドの上側において図示しないシャッタモータにより上下に移動するシャッタ4Sが設けられている。入金部4は、シャッタ4Sを上昇させることにより入出金口4Fを開放し利用者と小切手CKを授受可能にすると共に、シャッタ4Sを下降させることにより入出金口4Fを閉塞する。
入金部4は、利用者から入金された小切手束CKB及び利用者へ受け渡す小切手束CKBを収容し搬送する束搬送部10を内部に有している。束搬送部10は、上下一対の上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトを有しており、該上側搬送ベルトと該下側搬送ベルトとの間で小切手束CKBを把持し、小切手CKの長手方向を進行方向として、主に前後方向(水平方向)に沿って搬送させる。
入金部4における束搬送部10の後方には、ピッカプレス16が配置されている。ピッカプレス16は、図示しないピッカプレスモータにより上下動し、入金部4から小切手CKを1枚ずつ分離してアライナ部5へ繰り出す分離動作においては、分離ポジションとなり小切手束CKBをピッカローラ19に押し付ける。一方ピッカプレス16は、束搬送部10からピッカプレス16へ小切手束CKBを搬送する入金束搬送動作と、ピッカプレス16から束搬送部10へ小切手束CKBを搬送する返却束搬送動作と、アライナ部5から入金部4へ小切手CKを搬送して集積させる集積動作とにおいては、分離ポジションからホームポジションへ下方向に移動することにより、その上面を、下側搬送ベルトの上面よりも下側に位置させ、小切手CKの搬送経路から退避し、小切手CKが引っ掛からないようにする。
入金部4における後端で且つピッカプレス16の後上方であり束搬送部10に対する入金読取時搬送方向の下流側には、分離部15が設けられている。分離部15は、フィードローラ17及びリバースローラ18により、小切手束CKBから小切手CKを1枚ずつ分離する分離ゲートを構成している。ピッカローラ19は、小切手束CKBの最上部の1枚の小切手CKに当接しつつ回転することにより、フィードローラ17及びリバースローラ18により構成された分離ゲートへ小切手CKを送り込む。
リバースローラ18のシャフトであるリバースローラシャフトには、部分舌片23が回転可能に固定されている。この部分舌片23は、図示しない部分舌片モータで回転することにより、アライナ部5から入金部4へ送り出された小切手CKの後端部分を下方向へ向けて叩き落とす。
分離部15は、ピッカプレス16上の小切手束CKBから小切手CKを1枚ずつに分離して後方へ送り出し、繰出取込口4Bから第1搬送路37に受け渡す。また分離部15は、第1搬送路37から受け渡された小切手CKを、未分離の小切手束CKBの上へ載置させる。
第1搬送路37は、分離部15の繰出取込口4Bと接続され、筐体2内における上部を前後方向に沿って後方へ向かって進行し、筐体2内の後部において屈曲して下方へ向かってスキャナ部6の後方まで進行し、第1切替部44と接続されている。
アライナ部5は、筐体2内における後上部であり且つ入金部4の後方、すなわち入金部4の分離部15に対し入金読取時搬送方向の下流側に位置している。アライナ部5は、分離部15の繰出取込口4Bと第1切替部44との間を結ぶような、第1搬送路37の一部である搬送経路が形成されており、この搬送経路に沿って各種搬送ローラが配置されている。またこの搬送経路には、該搬送経路の右端において該搬送経路に沿う図示しないガイドにより、小切手CKにおける搬送方向と紙面に直交する方向とに直交する搬送幅方向の基準位置となる基準面が形成されている。
アライナ部5搬送ローラは、搬送モータの一つである図示しないアライナモータで駆動されることにより、分離部15から繰り出された小切手CKを引き抜きアライナ部5内へ搬送すると共に、アライナ部5内から分離部15へ小切手CKを搬送する。以下では、入金読取処理等において入金読取時搬送方向へ小切手CKを搬送させる搬送ローラの回転方向を取込回転方向とも呼び、返却処理等において返却時搬送方向へ小切手CKを搬送させる搬送ローラの回転方向を戻し回転方向とも呼ぶ。アライナ部5は、図示しないテーパローラを小切手CKに当接させつつ小切手CKを搬送することにより、小切手CKを右側、すなわち基準面側に向かう方向に向かって搬送幅方向に移動させ、小切手CKの幅寄せを行う。
第1切替部44は、中心に位置するブレード48と、該ブレード48の周囲に位置するローラ(図示せず)とにより構成されている。ブレード48は、小切手CKの搬送方向を3通りに切り替える3ウェイブレードである。具体的に第1切替部44は、上側のアライナ部5と前側のスキャナ部6とを結び第1搬送路37と第2搬送路38との間で小切手CKを搬送させる搬送経路を形成するアライナ部スキャナ部搬送モードか、下側の後中搬送部67と前側のスキャナ部6とを結び第3搬送路39と第2搬送路38との間で小切手CKを搬送させる搬送経路を形成する後中搬送部スキャナ部搬送モードか、上側のアライナ部5と下側の後中搬送部67とを第1第3接続搬送路84を介して結び第1搬送路37と第3搬送路39との間で小切手CKを搬送させる搬送経路を形成するアライナ部後中搬送部搬送モードかを切り替える。
第2搬送路38は、第1切替部44と接続され、スキャナ部6内を前後方向に沿って前方へ向かって進行し、スキャナ部6の前方において屈曲して下方へ向かってスキャナ部6と一時保留部7と取忘れ回収部8との間まで進行し、第2切替部45と接続されている。
スキャナ部6は、筐体2における後側であり且つアライナ部5の下方、すなわちアライナ部5に対し入金読取時搬送方向の下流側に位置している。また第1搬送路37と第2搬送路38とは側面視で英大文字の「C」のような形状、或いは英大文字の「U」の上側を前方へ向けて回転させたような形状にレイアウトされており、入金部4から入金された小切手CKは、入金部4及びアライナ部5を後方へ向かって搬送され、アライナ部5及び第1切替部44を通過して、搬送方向が反転し前方へ向かって搬送され、スキャナ部6に到達する。このため、それぞれ小切手表面が上方向を、小切手裏面が下方向を向いた状態で入金部4に挿入された小切手束CKBの小切手CKは、表裏反転し、それぞれ小切手表面が下方向を、小切手裏面が上方向を向いた状態でスキャナ部6に到達する。
スキャナ部6は、内部に複数種類のセンサが組み込まれており、搬送される小切手CKの画像及び磁気情報を読み取りその読み取り結果を制御部3へ送出すると共に、小切手CKに対し利用済みであることを表す裏書印字及びスタンプ押印等を行う。
具体的にスキャナ部6内には、後側の後受渡口と前側の前受渡口との間を前後方向に沿って直線状に結ぶような、第2搬送路38の一部である搬送経路が形成されており、この搬送経路に沿って後側から順に、小切手CKの磁気文字MICRを磁化させる永久磁石(図示せず)、磁気文字読取部ヘッド52、画像読取部53及び取引情報印字部66が配置されている。またスキャナ部6内には、これらの各部の間に、搬送モータの一つである図示しないスキャナ部モータにより駆動される搬送ローラが配置されている。
磁気文字読取部ヘッド52は、磁気センサでなり、搬送経路上を搬送される小切手CKの磁気を検知し、その検知結果を制御部3へ送出する。この磁気文字読取部ヘッド52は、第2搬送路38の右寄りに配置されることにより、該第2搬送路38を搬送される小切手CKにおける右端近傍に配置された磁気文字MICRを読み取れる程度の搬送幅方向に沿う読み取り幅である、読取可能幅を有している。このため磁気文字読取部ヘッド52は、磁気文字MICRが小切手CKの左側近傍に位置した状態で、すなわち磁気文字側長辺MSが基準面側とは逆側の左側となる状態で搬送された小切手CKにおける磁気文字MICRは、読取可能幅の範囲外となり、読み取れなくなる。制御部3は、磁気文字読取部ヘッド52から供給された検知結果を基に、永久磁石により磁化された小切手CKの磁気文字MICRを読み取り、小切手CKが真正なもの(いわゆる真券)又は偽造されたもの(いわゆる偽券)の何れであるかを判断する。このとき制御部3は、表向き小切手が搬送された場合、小切手表面側から磁気文字MICRを読み取ることとなり、この磁気文字読取結果を解析することにより、正常に文字列変換し、文字列が反転していない表向き磁気文字列を取得する。一方裏向き小切手が搬送された場合、制御部3は、小切手裏面側から小切手表面側の表裏反転した磁気文字MICRを読み取ることとなり、この磁気文字読取結果を解析することにより、文字列が反転した裏向き磁気文字列を取得する。
以下では、小切手表面(磁気文字印字面)が磁気文字読取部ヘッド52と対向する状態で搬送路36を搬送されている小切手CKを表向き小切手とも呼ぶ。それぞれ小切手表面が上方向を小切手裏面が下方向を向いた状態で入金部4に挿入された小切手CKは、入金部4から第1搬送路37及び第2搬送路38を介し搬送方向が反転されることにより、それぞれ小切手表面が下方向を小切手裏面が上方向を向いた状態、すなわち小切手表面(磁気文字印字面)が磁気文字読取部ヘッド52と対向した状態でスキャナ部6に到達する。このため、小切手表面が上方向を向いた状態で入金部4に挿入された小切手CKは、表向き小切手となる。
また以下では、小切手表面(磁気文字印字面)が磁気文字読取部ヘッド52と対向しない状態で搬送路36を搬送されている小切手CKを裏向き小切手とも呼ぶ。それぞれ小切手表面が下方向を小切手裏面が上方向を向いた状態で入金部4に挿入された小切手は、入金部4から第1搬送路37及び第2搬送路38を介し搬送方向が反転されることにより、それぞれ小切手表面が上方向を小切手裏面が下方向を向いた状態、すなわち小切手表面(磁気文字印字面)が磁気文字読取部ヘッド52と対向しない状態でスキャナ部6に到達する。このため、小切手表面が下方向を向いた状態で入金部4に挿入された小切手CKは、裏向き小切手となる。
さらに以下では、表向き小切手又は裏向き小切手に限らず、磁気文字側長辺MSが基準面側(右側)となる状態で搬送されている小切手CKを左右正常小切手とも呼び、磁気文字側長辺MSが基準面側とは逆側(左側)となる状態で搬送されている小切手CKを左右反対小切手とも呼ぶ。
画像読取部53は、搬送経路を挟んで対向する例えばコンタクトイメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)の撮像素子である裏面画像読取部53R及び表面画像読取部53Sを有している。裏面画像読取部53Rは、搬送経路の上側に配置されており、搬送経路を搬送される小切手CKの小切手裏面を撮像して画像データを生成し、制御部3へ送出する。表面画像読取部53Sは、搬送経路の下側に配置されており、搬送経路を搬送される小切手CKの小切手表面を撮像して画像データを生成し、制御部3へ送出する。このように画像読取部53は、小切手CKの両面をそれぞれ撮像して画像データを生成し、これらを制御部3へ送出する。
取引情報印字部66は、スタンプ54及びプリンタ55により構成されており、小切手CKに利用済みであることを示す取引情報を印字する。スタンプ54は、搬送経路の下側に配置されており、利用済みであることを表す取引情報を示すスタンプを小切手表面に押印する(以下ではこれをスタンプ押印とも呼ぶ)。プリンタ55は、例えばインクジェットプリンタであり、搬送経路の上側に配置されており、利用済みであることを表す取引情報を小切手裏面に印字する(以下ではこれを裏書印字とも呼ぶ)。このようにスタンプ54は第2搬送路38の下側に配置され小切手表面にスタンプ押印を行い、プリンタ55は第2搬送路38の上側に配置され小切手裏面に裏書印字を行うため、小切手処理機1は、裏向き小切手を表向き小切手に表裏反転させてから取引情報印字部66に搬送する必要がある。
一時保留部搬送路40は、第2切替部45と接続され、前方へ向かって進行し、一時保留部7と接続されている。取忘れ回収部搬送路41は、第2切替部45と接続され後方へ向かって進行し、取忘れ回収部8と接続されている。
第2切替部45は、中心に位置するブレード49と、該ブレード49の周囲に位置するローラ(図示せず)とにより構成されている。ブレード49は、小切手CKの搬送方向を2通りに切り替える2ウェイブレードである。具体的に第2切替部45は、上側のスキャナ部6と後側の取忘れ回収部8とを結び第2搬送路38から取忘れ回収部搬送路41へ小切手CKを搬送させる搬送経路を形成するスキャナ部取忘れ回収部搬送モードか、上側のスキャナ部6と前側の一時保留部7とを結び第2搬送路38と一時保留部搬送路40との間で小切手CKを搬送させる搬送経路を形成するスキャナ部一時保留部搬送モードかを切り替える。
一時保留部7は、筐体2内における前側であり且つ入金部4の下方、すなわちスキャナ部6に対し入金読取時搬送方向の下流側に位置しており、後方上側に形成された受渡口(図示せず)と内部との間で小切手CKを双方向へ搬送する。一時保留部7は、いわゆるテープエスクロ方式を採用しており、図示しない一時保留部モータにより駆動される円筒状のドラムの周側面に複数枚の小切手CKをテープと共に巻き付けることで該小切手CKを収納し、またこの周側面から該テープを引き剥がすことで小切手CKを繰り出す。
一時保留部7で一旦保留された小切手CKは、その後の入金収納処理及び返却処理においては搬送方向が反転されてスキャナ部6に搬送される。以下では入金収納処理における小切手CKの搬送方向を入金収納時搬送方向とも呼び、返却処理における小切手CK及び小切手束CKBの搬送方向を返却時搬送方向とも呼ぶ。
取忘れ回収部8は、筐体2内における後側でありスキャナ部6の下方且つ一時保留部7の後方、すなわちスキャナ部6に対し入金読取時搬送方向の下流側に位置しており、前後方向に長い直方体状に形成されると共に内部に小切手CKを集積して収納する空間を有している。因みに取忘れ回収部8は、上下方向の長さが小切手収納庫9の半分程度となっている。この取忘れ回収部8は、返却処理において利用者に返却しようとした小切手CKを利用者が入金部4から取り忘れた場合に、該小切手CKが取忘れ回収部搬送路41により搬送されて来ると、該小切手CKを内部に回収して収納する。
後中搬送部67は、第3搬送路39を形成している。この第3搬送路39は、第1切替部44と接続され、筐体2内における後部であり取忘れ回収部8の後方を上下方向に沿って下方へ向かって取忘れ回収部8の下方まで進行し、第3切替部46と接続されている。
第3切替部46は、中心に位置するブレード50と、該ブレード50の周囲に位置するローラ(図示せず)とにより構成されている。ブレード50は、小切手CKの搬送方向を2通りに切り替える。具体的に第3切替部46は、上側のスキャナ部6と下側の後下搬送部68とを結び第2搬送路38から小切手収納庫第1搬送路42Aへ小切手CKを搬送させる搬送経路を形成するか、上側のスキャナ部6と前側の下搬送部69とを結び第2搬送路38から小切手収納庫第2搬送路42Bへ小切手CKを搬送させる搬送経路を形成するかを切り替える。
後下搬送部68は、媒体収納庫第1搬送路としての小切手収納庫第1搬送路42Aを形成している。この小切手収納庫第1搬送路42Aは、第3切替部46と接続され、下方へ向かって進行し、第1媒体収納庫としての小切手収納庫9Aと接続されている。下搬送部69は、媒体収納庫第2搬送路としての小切手収納庫第2搬送路42Bを形成している。この小切手収納庫第2搬送路42Bは、第3切替部46と接続され、小切手収納庫9Aの上方を前後方向に沿って前方へ向かって進行し、第2媒体収納庫としての小切手収納庫9Bと接続されている。
媒体収納庫としての小切手収納庫9(9A及び9B)は、筐体2内における最も下側であり取忘れ回収部8及び一時保留部7の下方、すなわちスキャナ部6に対し入金収納時搬送方向の下流側に前後方向に並んで位置している。小切手収納庫9A及び9Bは、何れも同様に構成されており、直方体状に形成されると共に内部に小切手CKを集積して収納する空間を有している。因みに小切手収納庫9は、上下方向の長さが筐体2の3分の1程度となっている。この小切手収納庫9は、スキャナ部6により利用可能であると判断され該スキャナ部6の取引情報印字部66により取引情報が印字された小切手CKが小切手収納庫第1搬送路42A又は小切手収納庫第2搬送路42Bにより搬送されて来ると、該小切手CKを内部に収納する。
[1−2.入金処理及び返却処理]
次に、小切手処理機1における小切手CKの入金処理及び返却処理について図1、図4乃至図16を用いてそれぞれ説明する。なお図4乃至図16においては小切手処理機1を模式的に表した上で小切手束CKB及び小切手CKの流れを示す。
[1−3.入金処理]
まず、利用者(顧客)が小切手処理機1へ小切手CKを入金する入金処理を行う場合について説明する。入金処理において小切手処理機1は、制御部3の制御に基づき、入金された小切手CKの磁気情報及び画像を読み取る入金読取処理を先に行い、利用された小切手CKに取引情報の印字を行った後に適切な収納箇所へ搬送して収納する入金収納処理を次に行う。
[1−3−1.入金読取処理]
次に、小切手処理機1による入金読取処理の具体的な処理手順について、図3のフローチャートを用いて説明する。制御部3は、例えば利用者により操作表示部を介して入金処理を開始する旨の操作入力を受け付けると、記憶部から入金読取処理プログラムを読み出して実行することにより入金読取処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部3は、シャッタ4Sを上昇させ図4に示すように入金部4へ小切手束CKBを投入させる。続いて制御部3は、図5に示すように分離部15での分離動作に適した分離位置まで小切手束CKBを後方へ搬送させる。次に制御部3は、操作表示部を介して小切手束CKBの取り込みを開始する操作入力を受け付け、入金部4のシャッタ4Sを下降させ、ステップSP2へ移る。
ステップSP2において制御部3は、図6に示すように分離部15の小切手束CKBを1枚ずつに分離して取り込み、下流に位置するアライナ部5の第1搬送路37へ順次受け渡す。制御部3は、図示しないテーパローラにより、小切手CKを所定の基準面に幅寄せしつつ図7に示すようにアライナ部5内を搬送させ、小切手CKを第1切替部44まで搬送させる。このとき第1切替部44は、アライナ部スキャナ部搬送モードとなっているため、小切手CKは、第1搬送路37から第1切替部44を介し第2搬送路38へ搬送され図8に示すようにスキャナ部6へ到達する。
続いて制御部3は、図9に示すように第2搬送路38に沿って小切手CKをスキャナ部6内部において前方へ向かって搬送させつつ、磁気文字読取部ヘッド52により小切手CKの磁気文字MICRの読み取りを行い記憶部に記憶させると共に、裏面画像読取部53R及び表面画像読取部53Sにより、それぞれ小切手裏面及び小切手表面の画像を読み取り、読取画像として記憶部に記憶させる。
ステップSP3において制御部3は、図10に示すように小切手CKの読取時搬送方向の後端が画像読取部53を通過した読取終了位置まで小切手CKを搬送させ、ステップSP4へ移る。ステップSP4において制御部3は、磁気文字MICRの解析と、読取画像の解析とを行い、ステップSP5へ移る。
ステップSP5において制御部3は、磁気文字MICRを正常に文字列変換できたか、すなわち表向き磁気文字列を取得できたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、小切手CKが、表向き小切手であり且つ左右正常小切手であるため、表裏反転動作を行う必要がないことを表し、このとき制御部3はステップSP15へ移り、小切手CKを一時保留部7に保留させ、ステップSP16へ移り入金読取処理手順RT1を終了し入金収納処理へ移る。一方ステップSP5において否定結果が得られると、このことは、小切手CKが、裏向き小切手か又は左右反対小切手の何れか、又はその両方であることを表し、このとき制御部3はステップSP6へ移る。
ステップSP6において制御部3は、磁気文字MICRが不読であったか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、小切手CKが左右反対小切手であっため磁気文字MICRを読み取れなかったことを表し、この場合、仮に表裏反転動作を行ったとしても磁気文字MICRは小切手CKの左端近傍に位置したままのため磁気文字MICRを読み取れるようにはならないため、このとき制御部3はステップSP15へ移り、小切手CKを一時保留部7に保留させ、ステップSP16へ移り入金読取処理手順RT1を終了し返却処理へ移る。一方ステップSP6において否定結果が得られると、このとき記憶部には、裏向き磁気文字列が記憶されていると共に、それぞれ小切手裏面の読取画像として実際には小切手表面の読取画像が、小切手表面の読取画像として実際には小切手裏面の読取画像が記憶されている。このことは、小切手CKが、裏向き小切手ではあるものの左右正常小切手であるため、表裏反転すれば、裏書印字ができると共に再び磁気文字MICRを読み取れば表向き磁気文字列を取得できることを表し、このとき制御部3はステップSP7へ移る。
ステップSP7において制御部3は、磁気文字印字面が反対面側か否かを判定する。具体的に制御部3は、磁気文字MICRの解析結果に基づき、裏向き磁気文字列を取得した場合、磁気文字印字面が磁気文字読取部ヘッド52の反対面側であると判定する。ここで否定結果が得られると、このことは、仮に表裏反転動作を行ったとしても磁気文字MICRを正常に読み取れるようにはならないことを表し、このとき制御部3はステップSP15へ移り、小切手CKを一時保留部7に保留させ、ステップSP16へ移り入金読取処理手順RT1を終了し返却処理へ移る。一方ステップSP7において肯定結果が得られると、このことは、小切手CKが、裏向き小切手ではあるものの左右正常小切手であるため、既に裏向き磁気文字列は取得できていると共に、表裏反転すれば、小切手表面側から磁気文字MICRを読み取れ、表向き磁気文字列を取得できることを表し、このとき制御部3はステップSP8へ移る。
ステップSP8において制御部3は、搬送モータを停止させることにより小切手CKの搬送を停止させ、ステップSP9へ移る。ステップSP9において制御部3は、搬送モータを、小切手CKがアライナ部5へ向かうアライナ部回転方向へ回転させ、図11及び図12に示すように、第1切替部44を通過するまで小切手CKをアライナ部5へ向かって搬送させた後に、搬送モータを停止させることにより、小切手CKの搬送を停止させ、ステップSP10へ移る。
ステップSP10において制御部3は、第1切替部44をアライナ部後中搬送部搬送モードに切り替え、ステップSP11へ移る。ステップSP11において制御部3は、搬送モータを、小切手CKが小切手収納庫9へ向かう回転方向である小切手収納庫回転方向へ回転させ、図13に示すように、第1切替部44を通過するまで小切手CKを小切手収納庫9へ向かって搬送させた後に、搬送モータを停止させることにより、小切手CKの搬送を停止させ、ステップSP12へ移る。
ステップSP12において制御部3は、第1切替部44を後中搬送部スキャナ部搬送モードに切り替え、ステップSP13へ移る。ステップSP13において制御部3は、搬送モータを、小切手CKがスキャナ部へ向かうスキャナ部回転方向へ回転させ、図14に示すように、第1切替部44を通過させる。これにより制御部3は、小切手CKの表裏を反転させた状態で、再びスキャナ部6に小切手CKを搬送させる。続いて制御部3は、図15に示すようにスキャナ部6の読取終了位置まで小切手CKを搬送させ、ステップSP14へ移る。ステップSP14において制御部3は、再度読み取った磁気文字MICRを解析し、小切手CKを第2切替部45まで搬送させ、ステップSP15へ移る。またこのとき制御部3は、ステップSP4において取得した読取画像のデータの表裏を反転させる、すなわち記憶部に記憶させた小切手裏面の読取画像を小切手表面に変換し、記憶部に記憶させた小切手表面の読取画像を小切手裏面に変換する。
このように制御部3は、裏向き小切手から裏向き磁気文字列を取得し、該裏向き小切手を表向き小切手に表裏反転させた後に、該表向き小切手から表向き磁気文字列を取得するようにした。このため制御部3は、表向き小切手の磁気読取結果に基づき表向き磁気文字列を取得することにより、裏向き小切手の磁気読取結果に基づき裏向き磁気文字列を反転させることで表向き磁気文字列を取得するよりも、磁気文字の認識精度を上げることができる。
このとき第2切替部45は、スキャナ部一時保留部搬送モードとなっているため、ステップSP15において制御部3は、第2搬送路38から第2切替部45を介し一時保留部搬送路40へ小切手CKを搬送させ一時保留部7内の所定の位置まで搬送させ図16に示すように1枚の小切手CKを一時保留部7に保留させると、ステップSP16へ移り、入金読取処理手順RT1を終了する。
このとき制御部3は、スキャナ部6において読み取った小切手CKの磁気文字MICR及び画像を操作表示部に表示し、取引内容の確認を利用者に促し、入金処理を継続するか否かを利用者に選択させる。
このように小切手処理機1は、小切手CKが裏向き小切手である場合、裏向き小切手を、第2搬送路38から、第1搬送路37へ戻し、第3搬送路39へ搬送した後に再び第2搬送路38へ搬送することにより、表裏反転させるようにした。このため小切手処理機1においては、スキャナ部6よりも入金読取時搬送方向の上流側において、第1切替部44、第1搬送路37、第2搬送路38及び第3搬送路39により、表裏反転部80が形成されていることとなる。
[1−3−2.入金収納処理]
制御部3は、利用者により取引内容が承認され入金処理の継続が指示された場合、入金収納処理を開始する。具体的に制御部3は、一時保留部7から一時保留部搬送路40へ向けて小切手CKを繰り出す。このとき第2切替部45は、スキャナ部一時保留部搬送モードとなっているため、小切手CKは、一時保留部搬送路40から第2切替部45を介し第2搬送路38へ搬送されスキャナ部6へ搬送される。
続いて制御部3は、第2搬送路38に沿って小切手CKをスキャナ部6内部において後方へ向かって搬送させつつ、プリンタ55により小切手裏面に取引情報を印字すると共に、スタンプ54により小切手表面にスタンプ押印を行う。制御部3は、搬送ローラにより小切手CKを第1切替部44まで搬送させる。
続いて制御部3は、磁気文字読取部ヘッド52による磁気文字MICRの読み取りを行うことなく、搬送ローラにより小切手CKを第1切替部44まで搬送させる。このとき第1切替部44は、後中搬送部スキャナ部搬送モードとなっているため、小切手CKは、第2搬送路38から第1切替部44を介し第3搬送路39へ搬送され、第3切替部46へ到達する。このとき第3切替部46は、小切手CKの種類に応じて、スキャナ部6と例えば小切手収納庫9Aとを結び第2搬送路38から小切手収納庫第1搬送路42Aへ小切手CKを搬送させる搬送経路を形成しているため、小切手CKは、第3搬送路39から第3切替部46を介し小切手収納庫第1搬送路42Aへ搬送される。続いて制御部3は、小切手CKを小切手収納庫第1搬送路42Aに沿って小切手収納庫9Aまで搬送させ、該小切手収納庫9A内に放出させる。
このように入金処理において利用者が取引内容を承認した場合、小切手処理機1は、入金収納処理を開始し、小切手裏面に取引内容の印字を行うと共に小切手表面にスタンプを押印した後、小切手CKを小切手収納庫9に搬送して集積する。
[1−4.返却処理]
一方、入金読取処理完了後に利用者により取引内容が承認されず入金処理の中止が指示された場合、制御部3は返却処理を開始する。具体的に制御部3は、一時保留部7から一時保留部搬送路40へ向けて小切手CKを繰り出す。このとき第2切替部45は、スキャナ部一時保留部搬送モードとなっているため、小切手CKは、一時保留部搬送路40から第2切替部45を介し第2搬送路38へ搬送されスキャナ部6へ搬送される。
続いて制御部3は、第2搬送路38に沿って小切手CKをスキャナ部6内部において後方へ向かって、プリンタ55による印字とスタンプ54によるスタンプ押印とを行うことなく第1切替部44まで搬送させる。このとき第1切替部44は、アライナ部スキャナ部搬送モードとなっているため、小切手CKは、第2搬送路38から第1切替部44を介し第1搬送路37へ搬送され、アライナ部5へ到達する。
続いて制御部3は、アライナモータを逆転させることにより搬送ローラを戻し回転方向へ回転させ、小切手CKを入金部4に向かって搬送させる。続いて制御部3は、アライナ部5から放出された小切手CKを分離部15内の未分離の小切手束CKBの上に集積させる。
続いて制御部3は入金部4のシャッタ4Sを上昇させて小切手束CKBを前方へ搬送させ、小切手束CKBの返却時搬送方向の先端を入出金口4Fから前方へ露出させ、利用者へ受け渡し、利用者に対し小切手CKの確認を促す。
このように入金処理において利用者が取引内容をキャンセルした場合、小切手処理機1は、返却処理を開始し、入金読取処理時の搬送経路を逆方向に入金部4まで搬送して小切手CKを分離部15に集積し、未分離の小切手束CKBと一緒に利用者に返却するようにした。
[1−5.効果等]
従来の小切手処理機においては、小切手CKが、予め設定された表裏の向きの逆方向、すなわち裏向きの状態で投入されてしまうと、裏書印字が行えないため、該小切手CKを顧客に一旦返却し、表裏を反転させ表向きの状態にした上で再度投入させる必要があり、顧客に煩雑な動作を強いると共に取引時間が掛かってしまっていた。
これに対し小切手処理機1は、小切手CKの表裏が反転した状態で投入された場合、該小切手CKを搬送路36を搬送させつつ表裏反転した上で、プリンタ55により裏書印字するようにした。このため小切手処理機1は、裏向き小切手を顧客に一旦返却することなく、表裏反転させることができ、顧客に煩雑な動作を強いることがないようにできると共に取引時間を短縮できる。
また小切手処理機1は、小切手CKを第2搬送路38から第1搬送路37及び第3搬送路39に順次搬送させ第2搬送路38に搬送させることで表裏反転を行うようにした。このため小切手処理機1は、筐体2内に元々設けられている、小切手CKを搬送させるための搬送路を利用して表裏反転を行うことができる。これにより小切手処理機1は、表裏反転を行うための専用の搬送路や表裏反転部を別途追加し構成を複雑化させてしまうことなく、装置の構成を保ったまま表裏反転を行うことができる。
以上の構成によれば小切手処理機1は、紙葉状の媒体である小切手CKを入出する入金部4と、入金部4から搬送される小切手CKを搬送幅方向に幅寄せするアライナ部5と、アライナ部5よりも、入金部4において受け入れた小切手CKの受入搬送方向としての入金収納時搬送方向の下流側に設けられ、小切手CKの所定の印字面である小切手表面及び小切手裏面に取引情報を印字する取引情報印字部66と、取引情報印字部66よりも入金収納時搬送方向の下流側に設けられ、小切手CKを一時的に保留する一時保留部7と、入金部4、アライナ部5、取引情報印字部66及び一時保留部7を順次接続し小切手CKを搬送する搬送路36と、搬送路36に設けられ、小切手CKの表裏の向きが予め設定されている向きに対し逆の場合、該小切手CKの表裏を反転し、該小切手CKを印字面に取引情報印字部66が取引情報を印字し得る向きにする表裏反転部80とを設けるようにした。
これにより小切手処理機1は、裏向き小切手の表裏を反転することにより、取引情報印字部66により小切手CKにおける小切手表面にスタンプ押印を、小切手裏面に裏書印字を行うことができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.小切手処理機の構成]
図1と対応する部材に同一符号を付した図17に示すように、第2の実施の形態による小切手処理機101は、第1の実施の形態による小切手処理機1と比べて、第1切替部44に代えて第1切替部144が、第2切替部45に代えて第2切替部145が設けられている点が異なるものの、それ以外は同様に構成されている。
第1切替部144のブレード148は、小切手CKの搬送方向を2通りに切り替える。具体的に第1切替部144は、アライナ部スキャナ部搬送モードか後中搬送部スキャナ部搬送モードかを切り替える。
第2切替部145のブレード149は、小切手CKの搬送方向を3通りに切り替える。具体的に第2切替部145は、スキャナ部取忘れ回収部搬送モードか、スキャナ部一時保留部搬送モードか、後側の取忘れ回収部8と前側の一時保留部7とを取忘れ回収部一時保留部接続搬送路82を介して結び取忘れ回収部搬送路41と一時保留部搬送路40との間で小切手CKを搬送させる搬送経路を形成する取忘れ回収部一時保留部搬送モードかを切り替える。表裏反転部180は、第2切替部145、一時保留部搬送路40及び取忘れ回収部8により構成されており、スキャナ部6よりも入金読取時搬送方向の下流側に設けられている。
[2−2.表裏反転動作]
かかる構成において、入金読取処理で読取終了位置まで小切手CKを搬送させ磁気文字MICRの解析を行い、裏向き小切手であると判定すると、制御部3は、表裏反転動作を行う。制御部3は、第2切替部145をスキャナ部取忘れ回収部搬送モードに切り替え、第2切替部145を通過するまで小切手CKを取忘れ回収部8へ向かって搬送させ、小切手CKの搬送を停止させる。このとき小切手CKは、搬送方向先端側の一部が取忘れ回収部8内に位置した状態となる。続いて制御部3は、第2切替部145をスキャナ部一時保留部搬送モードに切り替え、第2切替部145を通過するまで小切手CKを一時保留部7へ向かって搬送させ、小切手CKの搬送を停止させる。これにより制御部3は、裏向き小切手を表裏反転させ表向き小切手にした状態で、一時保留部7に保留させる。
また小切手処理機101は、小切手CKを第2搬送路38から取忘れ回収部搬送路41に搬送させ搬送方向先端側の一部を取忘れ回収部8内に位置させた状態とし、次に回収部一時保留部接続搬送路82を搬送させることで表裏反転を行うようにした。このため小切手処理機101は、取忘れ回収部8内に元々設けられている、小切手CKを搬送させるための搬送路や空間を利用して、表裏反転を行うことができる。これにより小切手処理機101は、表裏反転を行うための専用の搬送路や表裏反転部を別途追加し構成を複雑化させてしまうことなく、装置の構成を保ったまま表裏反転を行うことができる。
また第1の実施の形態による小切手処理機1は、読取終了位置まで小切手CKを搬送させ、裏向き小切手であると判定すると、スキャナ部6内を後方へ向かって搬送させ、スキャナ部6よりも入金読取時搬送方向の上流側である第1切替部44まで小切手CKを戻し、第1搬送路37及び第3搬送路39を用いて表裏反転を行っていた。このように小切手処理機1は、スキャナ部6よりも入金読取時搬送方向の下流側に位置した小切手CKを、スキャナ部6よりも入金読取時搬送方向の上流側の搬送路まで搬送させて表裏反転を行っていたため、表裏反転動作を行う際に時間を要してしまっていた。
これに対し第2の実施の形態による小切手処理機101は、読取終了位置まで到達した裏向き小切手を、スキャナ部6よりも入金読取時搬送方向の下流側であり読取終了位置の近傍に位置する取忘れ回収部搬送路41及び回収部一時保留部接続搬送路82を用いて表裏反転するようにした。このため小切手処理機101は、小切手処理機1よりも、磁気文字読取部ヘッド52を通過し磁気文字MICRが読み取られた状態における小切手CKの位置により近い箇所で表裏反転できる。これにより小切手処理機101は、小切手処理機1よりも表裏反転時に小切手を搬送する距離を少なくでき、短時間で表裏反転動作を完了できる。
また小切手処理機101は、小切手CKを第2搬送路38から取忘れ回収部搬送路41に搬送させ搬送方向先端側の一部を取忘れ回収部8内に位置させた状態とし、次に回収部一時保留部接続搬送路82を搬送させることで表裏反転を行うようにした。このため小切手処理機101は、取忘れ回収部8内に元々設けられている、小切手CKを搬送させるための搬送路や空間を利用して、表裏反転を行うことができる。これにより小切手処理機101は、表裏反転を行うための専用の搬送路や表裏反転部を別途追加し構成を複雑化させてしまうことなく、装置の構成を保ったまま表裏反転を行うことができる。
その他第2の実施の形態による小切手処理機101は、第1の実施の形態による小切手処理機1とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.小切手処理機の構成]
図1と対応する部材に同一符号を付した図18に示すように、第3の実施の形態による小切手処理機201は、第1の実施の形態による小切手処理機1と比べて、一時保留部7に代えて左右反転部70が設けられている点が異なるものの、それ以外は同様に構成されている。また小切手処理機201は、第2搬送路38におけるスキャナ部6よりも前方と、一時保留部搬送路40と、取忘れ回収部搬送路41とを、小切手CKを一時的に保留する一時保留部207として機能させる。
[3−2.左右反転部の構成]
左右反転部70は、箱状の左右反転部筐体72を中心に構成されており、後方上側に形成された受渡口と内部との間で小切手CKを双方向へ搬送する。図18及び図19に示すように左右反転部筐体72内部には、ハンド74及び搬送ローラ78が設けられている。搬送ローラ78は、左右反転部筐体72の天板下面近傍に設けられており、小切手CKの上面に当接しつつ回転することにより、受渡口からハンド74に向かって前方へ小切手CKを搬送すると共に、ハンド74から受渡口に向かって後方へ小切手CKを搬送する。ハンド74は、上下に対向する上側ハンド及び下側ハンドを有しており、リフト機構79により上下移動する。
かかる構成において左右反転部70は、ハンド74を所定の受渡位置に位置させ、一時保留部搬送路40から受渡口を介し小切手CKを取り込むと、上側ハンドと下側ハンドとの間で小切手CKを上下に挟み込んで把持する。続いて左右反転部70は、ハンド74を所定の回転可能位置まで下降させることにより、ハンド74と左右反転部筐体72及び搬送ローラ78との間に、ハンド74を回転させる空間を形成し、前後方向(すなわち小切手CKの長辺方向)を軸としてハンド74を180度回転することにより小切手CKの左右を反転させる。続いて左右反転部70は、ハンド74を受渡位置まで上昇させることにより搬送ローラ78に小切手CKの上面を当接させると、下側ハンドを下降させハンド74の把持力を緩め、搬送ローラを回転させることにより受渡口を介し一時保留部搬送路40へ小切手CKを繰り出す。
これにより左右反転部70は、取り込んだ小切手CKの左右を反転させた上で排出する。この左右反転部70は、紙面に垂直な方向を軸とするのではなく、紙面に沿う方向、すなわち小切手CKの搬送方向に沿う方向を軸として小切手CKを回転させることで左右を反転させるため、小切手CKは、表裏も反転された上で左右反転部70から排出されることとなる。
また左右反転部筐体72内における受渡口の近傍には、左右反転部受渡センサ76が配置されている。左右反転部受渡センサ76は、例えば光を発光する発光素子とこの光を受光する受光素子とが搬送経路を挟んで対向するように配置されており、該搬送経路を搬送される小切手CKにより光が遮光されたか否かを検知し、その検知結果を制御部3へ送出する。制御部3は、左右反転部受渡センサ76から供給された検知結果を基に、小切手CKが左右反転部70の受渡口に位置しているか否かを認識する。
[3−3.入金読取処理]
次に、小切手処理機201による入金読取処理の具体的な処理手順について、図20及び図21のフローチャートを用いて説明する。制御部3は、例えば利用者により操作表示部を介して入金処理を開始する旨の操作入力を受け付けると、記憶部から入金読取処理プログラムを読み出して実行することにより入金読取処理手順RT2を開始し、ステップSP1へ移る。入金読取処理手順RT1(図3)と同じ処理を行うステップに同一符号を付した入金読取処理手順RT2においては、入金読取処理手順RT1と異なるステップについて主に説明する。ステップSP1からステップSP4まで入金読取処理手順RT1と同様の処理を行い、制御部3はステップSP105へ移る。
ステップSP105において制御部3は、磁気文字MICRを正常に文字列変換でき(すなわち表向き磁気文字列を取得でき)、且つ読取画像を正常に所得できたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、小切手CKが、表向き小切手であり且つ左右正常小切手であるため、左右反転動作と表裏反転動作とのどちらも行う必要がないことを表し、このとき制御部3はステップSP15(図21)へ移り、小切手CKを一時保留部7に保留させ、ステップSP113へ移り入金読取処理手順RT2を終了し入金収納処理へ移る。一方ステップSP105において否定結果が得られると、このことは、小切手CKが、裏向き小切手か又は左右反対小切手の何れか、又はその両方であることを表し、このとき制御部3はステップSP106へ移る。
ステップSP106において制御部3は、小切手CKの左右が逆であるか否かを判定する。具体的に制御部3は、読取画像に基づき、小切手CKの左右の向きを解析し、左右反対小切手である場合、小切手CKの左右が逆であると判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、小切手CKの左右が逆であり磁気文字MICRが読み取れなかったため左右反転動作を行う必要があることを表し、このとき制御部3は、ステップSP107へ移る。一方ステップSP106において否定結果が得られると、このことは、仮に左右反転動作を行ったとしても磁気文字MICRを読み取れるようにはならないことを表し、このとき制御部3はステップSP15へ移り、小切手CKを一時保留部7に保留させ、ステップSP113へ移り入金読取処理手順RT2を終了し返却処理へ移る。
ステップSP107において制御部3は、小切手CKを左右反転部70のハンド74まで搬送させ、ステップSP108へ移る。ステップSP108において制御部3は、ハンド74で小切手CKを把持し回転可能位置まで下降させてから前後方向を軸として180度回転させることにより小切手CKの左右を反転させると共に表裏を反転させた後に、該ハンド74を上昇させて小切手CKを搬送ローラ78に当接させ、把持力(クランプ)を緩め、ステップSP109へ移る。
ステップSP109において制御部3は、搬送モータを、小切手CKがスキャナ部6へ向かうスキャナ部回転方向へ回転させ、第2切替部45を介しスキャナ部6へ搬送し、磁気文字MICRの解析を行い、ステップSP9へ移る。ステップSP9において制御部3は、第1切替部44を通過するまで小切手CKをアライナ部5へ向かって搬送させた後に、搬送モータを停止させることにより、小切手CKの搬送を停止させ、ステップSP110(図21)へ移る。
ステップSP110において制御部3は、表裏反転が必要か否かを判定する。具体的に制御部3は、ステップSP109において取得した磁気文字MICRに基づき、裏向き磁気文字列を取得した場合、左右反転後の小切手CKが裏向き小切手であるため表裏反転が必要であると判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、小切手CKが、顧客に投入された際には表向き小切手であり且つ左右反対小切手であり、左右反転動作により左右正常小切手とはなったものの裏向き小切手にもなったため、表裏反転動作を行う必要があることを表し、このとき制御部3はステップSP10へ移り、入金読取処理手順RT1(図3)におけるステップSP10、SP11及びSP12と同様の表裏反転動作を行った後に、ステップSP13へ移る。これにより小切手CKは、左右正常小切手且つ裏向き小切手の状態から、表裏反転されることにより左右正常小切手且つ表向き小切手となった状態で、スキャナ部6へ搬送される。このとき制御部3は、表向き小切手となった小切手CKの磁気文字MICRの読み取りを小切手表面側から磁気文字読取部ヘッド52により行い記憶部に記憶させる。ステップSP14において制御部3は、再度磁気文字MICRの解析を行うことにより表向き磁気文字列を取得し、ステップSP15へ移り、小切手CKを一時保留部7に保留させ、ステップSP113へ移り入金読取処理手順RT2を終了し入金収納処理へ移る。またこのとき制御部3は、ステップSP4において取得した読取画像のデータの表裏を反転させる。
一方ステップSP110において否定結果が得られると、小切手CKが、顧客に投入された際には裏向き小切手であり且つ左右反対小切手であったため、左右反転動作により左右正常小切手となり且つ表向き小切手になったため、表裏反転動作を行う必要がないことを表し、このとき制御部3はステップSP111へ移る。
ステップSP111において制御部3は、第1切替部44をアライナ部スキャナ部搬送モードに切り替え、ステップSP13へ移り、上述した処理と同様の処理を行う。これにより小切手CKは、左右正常小切手且つ表向き小切手の状態のまま、表裏反転されずに、スキャナ部6へ搬送される。
[3−4.効果等]
従来の小切手処理機においては、小切手CKが、予め設定された左右の向きの逆方向、すなわち左右反対小切手の状態で投入されてしまうと、磁気文字読取部ヘッド52により磁気文字MICRが読み取れないため、該小切手CKを顧客に一旦返却し、左右を逆にした上で再度投入させる必要があり、顧客に煩雑な動作を強いると共に取引時間が掛かってしまっていた。
これに対し小切手処理機201は、小切手CKの左右が反転した状態で投入された場合、該小切手CKを左右反転部70に搬送し左右反転した上で、磁気文字読取部ヘッド52により磁気文字MICRを読み取るようにした。このため小切手処理機201は、左右反対小切手を顧客に一旦返却することなく、左右反転させることができ、顧客に煩雑な動作を強いることがないようにできると共に取引時間を短縮できる。
また、小切手処理機201における第2搬送路38の左寄りに磁気文字読取部ヘッドを追加することにより、左右反対小切手の磁気文字MICRを読み取ることも考えられる。しかしながらその場合、第2搬送路38の右寄りに元々設けられている磁気文字読取部ヘッド52に対し部品を追加することになるため、コストアップになってしまうと共に、サイズの異なる小切手CKに対し、磁気文字読取部ヘッドの位置を合わせる機構が追加で必要になってしまい構成が複雑化してしまう。さらにそのような小切手処理機では、2個設けられた磁気文字読取部ヘッドのうちどちらの磁気文字読取部ヘッドから磁気文字MICRを読み取るかを判断する制御も必要となってしまい、制御が複雑化してしまう。
これに対し小切手処理機201は、第2搬送路38の右寄りに元々設けられている磁気文字読取部ヘッド52に、さらに第2搬送路38の左寄りに新たな磁気文字読取部ヘッドを追加することなく、左右反対小切手を左右反転部70で左右反転させて左右正常小切手として磁気文字MICRを読み取るようにした。このため小切手処理機201は、部品を追加しなくて済むため、コストアップを抑えることができると共に、サイズの異なる小切手CKに対し磁気文字読取部ヘッドの位置を合わせる機構も追加しなくて済むことにより、構成が複雑化してしまうことを防止できる。また小切手処理機201は、2個設けられた磁気文字読取部ヘッドのうちどちらの磁気文字読取部ヘッドから磁気文字MICRを読み取るかを判断する制御も不要となるため、制御が複雑化してしまうことを防止できる。
また小切手処理機201は、左右反転部70において、紙面に沿う方向を軸として小切手CKを回転させることで左右を反転させるようにした。このため左右反転部70から左右反転されて繰り出された小切手CKは、表裏も反転された状態となる。このため小切手処理機201は、左右反転された小切手CKの表裏を解析し、裏向き小切手となっている場合、表裏反転動作を行うようにした。これにより小切手処理機201は、磁気文字MICRを正常に読み取ることができると共に、左右反転したために小切手CKの表裏が反転してしまいその後小切手裏面に裏書印字ができなくなってしまうことを防止できる。
その他第3の実施の形態による小切手処理機201は、第1の実施の形態による小切手処理機1とほぼ同様の作用効果を奏する。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、裏向き小切手を、第2搬送路38から、第1搬送路37へ戻し、第3搬送路39へ搬送した後に再び第2搬送路38へ搬送することにより、表裏反転させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、裏向き小切手を、第2搬送路38から、第3搬送路39へ搬送し、第1搬送路37へ戻した後に再び第2搬送路38へ搬送することにより、表裏反転させても良い。
また上述した第1及び第3の実施の形態における入金読取処理手順RT1(図3)及び入金読取処理手順RT2(図21)において、ステップSP14は行わなくても良い。ステップSP14は行わない場合や、ステップSP14において表向き磁気文字列を正常に取得できなかった場合は、ステップSP4において取得した裏向き磁気文字列を反転させて表向き磁気文字列を求めれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態における入金読取処理手順RT1(図3)のステップSP7においては、磁気文字MICRの読み取り結果に基づき、変換した文字列が反転している場合、磁気文字印字面が反対面側であると判定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、読取画像に基づき、磁気文字印字面が反対面側であるか否かを判定しても良い。
さらに上述した第3の実施の形態における入金読取処理手順RT2(図20)のステップSP106においては、読取画像に基づき小切手CKの左右の向きを解析することにより小切手CKの左右が逆か否かを判定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、磁気文字MICRが不読であった場合、小切手CKの左右が逆であると判定しても良い。
さらに上述した第3の実施の形態における入金読取処理手順RT2(図21)のステップSP110においては、磁気文字MICRに基づき、裏向き磁気文字列を取得した場合、左右反転後の小切手CKが裏向き小切手であるため表裏反転が必要であると判定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、読取画像に基づき小切手CKの表裏を解析することにより、小切手CKの表裏反転が必要であるか否かを判定しても良い。
さらに上述した第3の実施の形態においては、ハンド74を受渡位置から回転可能位置まで下降させた上で回転させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、ハンド74が受渡位置にある状態でも該ハンド74を回転する空間が確保されている場合、ハンド74が受渡位置にあるまま回転させて小切手CKの左右を反転させても良い。
さらに上述した第1及び第3の実施の形態においては、第2切替部45を2ウェイブレードとする場合について述べた。本発明はこれに限らず、第2切替部45を第2切替部145(図17)と同様の3ウェイブレードとしても良い。その場合、第3の実施の形態において、第2の実施の形態のように、取忘れ回収部8に一旦小切手CKを搬送することにより表裏反転しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、第1切替部144を2ウェイブレードとする場合について述べた。本発明はこれに限らず、第1切替部144を第1切替部44(図1)と同様の3ウェイブレードとしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、読取終了位置まで小切手CKを搬送させ磁気文字MICRの解析と、読取画像の解析とを行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、制御部3の処理能力等に応じ、磁気文字MICRの解析と読取画像の解析とを、小切手CKを搬送させつつ平行して行ったり、一時保留部7に一旦保留してから行ったり、任意のタイミングで行って良い。
さらに上述した実施の形態においては、プリンタ55及びスタンプ54の両方を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、プリンタ55及びスタンプ54の何れか一方は省略しても良い。特に、スタンプ54を省略しプリンタ55により裏書印字を行うだけでも良い。要は、利用済みであることを示す印字情報の印字を小切手CKに対し行う機構を設ければ良い。
さらに上述した実施の形態においては、小切手CKを処理する小切手処理機1に本発明を適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば種々の金券や証券、或いは各種チケットなど、紙葉状の媒体を処理し該媒体に取引情報の印字を行う種々の装置に適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、受入部としての入金部4と、幅寄せ部としてのアライナ部5と、取引情報印字部としての取引情報印字部66と、一時保留部としての一時保留部7と、搬送路としての搬送路36と、表裏反転部としての表裏反転部80とによって、媒体処理装置としての小切手処理機1を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる受入部と、幅寄せ部と、取引情報印字部と、一時保留部と、搬送路と、表裏反転部とによって、媒体処理装置を構成しても良い。
本発明は、例えば媒体を表裏反転する装置でも利用できる。
1、101、201……小切手処理機、2……筐体、3……制御部、4……入金部、4F……入出金口、4B……繰出取込口、4S……シャッタ、5……アライナ部、6……スキャナ部、7、207……一時保留部、8……取忘れ回収部、9……小切手収納庫、10……束搬送部、15……分離部、16……ピッカプレス、17……フィードローラ、18……リバースローラ、19……ピッカローラ、23……部分舌片、36……搬送路、37……第1搬送路、38……第2搬送路、39……第3搬送路、40……一時保留部搬送路、41……取忘れ回収部搬送路、42A……小切手収納庫第1搬送路、42B……小切手収納庫第2搬送路、44、144……第1切替部、45、145……第2切替部、46……第3切替部、48、148……ブレード、49、149……ブレード、50……ブレード、52……磁気文字読取部ヘッド、53……画像読取部、53R……裏面画像読取部、53S……表面画像読取部、54……スタンプ、55……プリンタ、66……取引情報印字部、67……後中搬送部、68……後下搬送部、69……下搬送部、70……左右反転部、72……左右反転部筐体、74……ハンド、76……左右反転部受渡センサ、78……搬送ローラ、79……リフト機構、80、180……表裏反転部、82……回収部一時保留部接続搬送路、84……第1第3接続搬送路、CK……小切手、CKB……小切手束。

Claims (13)

  1. 紙葉状の媒体を受け入れる受入部と、
    前記受入部から搬送される前記媒体を搬送幅方向に幅寄せする幅寄せ部と、
    前記幅寄せ部よりも、前記受入部において受け入れた前記媒体の受入搬送方向の下流側に設けられ、前記媒体の所定の印字面に取引情報を印字する取引情報印字部と、
    前記取引情報印字部よりも前記受入搬送方向の下流側に設けられ、前記媒体を一時的に保留する一時保留部と、
    前記受入部、前記幅寄せ部、前記取引情報印字部及び前記一時保留部を順次接続し前記媒体を搬送する搬送路と、
    前記搬送路に設けられ、前記媒体の表裏の向きが予め設定されている向きに対し逆の場合、該媒体の表裏を反転し、該媒体を前記印字面に前記取引情報印字部が前記取引情報を印字し得る向きにする表裏反転部と
    を有する媒体処理装置。
  2. 前記媒体に磁気インクで印刷された磁気文字を読み取る磁気文字読取部と、前記媒体の画像を読み取る画像読取部とを有するスキャナ部をさらに有し、
    前記表裏反転部は、前記スキャナ部よりも前記受入搬送方向の上流側に設けられている
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 利用済みの前記媒体を収納する媒体収納庫
    をさらに有し、
    前記搬送路は、
    前記受入部と接続された第1搬送路と、
    前記媒体の搬送経路を切り替える第1切替部を介して前記第1搬送路と接続され前記一時保留部の方向へ向かう第2搬送路と、
    前記第1切替部を介して前記第1搬送路及び第2搬送路と接続され前記媒体収納庫の方向へ向かう第3搬送路と
    を有し、
    前記表裏反転部は、前記第1搬送路及び前記第3搬送路により構成される
    請求項2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記スキャナ部で取得した、前記受入搬送方向に搬送された前記媒体の読取結果に基づき、前記媒体が裏向きであると判定した場合、該媒体を、前記第2搬送路を前記受入搬送方向の逆向きに前記第1切替部まで搬送させ、前記第1搬送路又は前記第3搬送路の一方に搬送させ、前記第1搬送路又は前記第3搬送路の他方に搬送させ、前記第2搬送路へ搬送させることにより、前記媒体の表裏を反転させる制御部
    をさらに有する請求項3に記載の媒体処理装置。
  5. 前記媒体に磁気インクで印刷された磁気文字を読み取る磁気文字読取部と、前記媒体の画像を読み取る画像読取部とを有するスキャナ部をさらに有し、
    前記表裏反転部は、前記スキャナ部よりも前記受入搬送方向の下流側に設けられている
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  6. 利用者が取り忘れた媒体が収納される取忘れ回収部
    をさらに有し、
    前記搬送路は、
    前記スキャナ部を通過し前記一時保留部の方向へ向かう第2搬送路と、
    前記媒体の搬送経路を切り替える第2切替部を介して前記第2搬送路と接続され前記取忘れ回収部へ向かう取忘れ回収部搬送路と、
    前記第2切替部を介して前記取忘れ回収部搬送路と接続され前記一時保留部へ向かう取忘れ回収部一時保留部接続搬送路と
    を有し、
    前記表裏反転部は、前記取忘れ回収部搬送路及び前記取忘れ回収部一時保留部接続搬送路により構成される
    請求項5に記載の媒体処理装置。
  7. 前記スキャナ部で取得した、前記受入搬送方向に搬送された前記媒体の読取結果に基づき、前記媒体が裏向きであると判定した場合、該媒体を、前記第2切替部を介し前記取忘れ回収部搬送路を前記取忘れ回収部へ向かって搬送させ、前記第2切替部を介し前記取忘れ回収部一時保留部接続搬送路を前記一時保留部へ向かって搬送させることにより、表裏を反転させる制御部
    をさらに有する請求項6に記載の媒体処理装置。
  8. 前記制御部は、前記取忘れ回収部内まで前記媒体の少なくとも一部を搬送させた後に、前記取忘れ回収部内から前記媒体を繰り出させる
    請求項7に記載の媒体処理装置。
  9. 前記媒体に磁気インクで印刷された磁気文字を読み取る磁気文字読取部と、
    前記媒体の搬送幅方向に沿う左右方向の向きが予め設定されている向きに対し逆の場合、該媒体の左右を反転し、該媒体を前記磁気文字読取部が前記磁気文字を読み取り得る向きにする左右反転部と
    をさらに有する請求項1に記載の媒体処理装置。
  10. 前記左右反転部は、前記媒体を把持し該媒体の搬送方向に沿う方向を軸として180度回転することにより、該媒体の表裏を反転させると共に左右を反転させる
    請求項9に記載の媒体処理装置。
  11. 前記左右反転部から左右及び表裏が反転され前記搬送路に繰り出された前記媒体の表裏の向きが予め設定されている向きに対し逆の場合、前記表裏反転部に該媒体を搬送させて該媒体の表裏を反転し、該媒体を前記印字面に前記取引情報印字部が前記取引情報を印字し得る向きにする制御部
    をさらに有する請求項9に記載の媒体処理装置。
  12. 前記媒体の画像を読み取る画像読取部をさらに有し、
    前記制御部は、前記表裏反転部に前記媒体を搬送させて該媒体の表裏を反転させ、前記左右反転部において左右が反転される前に前記画像読取部において読み取った前記媒体の画像の表裏を反転させる
    請求項11に記載の媒体処理装置。
  13. 利用済みの前記媒体を収納する第1媒体収納庫及び第2媒体収納庫
    をさらに有し、
    前記搬送路は、
    前記受入部と接続された第1搬送路と、
    前記媒体の搬送経路を切り替える第1切替部を介して前記第1搬送路と接続され前記第1媒体収納庫及び前記第2媒体収納庫の方向へ向かう第3搬送路と、
    前記媒体の搬送経路を切り替える第3切替部を介して前記第3搬送路と接続され前記第1媒体収納庫へ向かう媒体収納庫第1搬送路と、
    前記第3切替部を介して前記第3搬送路と接続され前記第2媒体収納庫へ向かう媒体収納庫第2搬送路と
    を有する
    請求項1に記載の媒体処理装置。
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