JP2017185993A - 乗員拘束ベルト用ウェビング、シートベルト、及びシートベルト装置 - Google Patents

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定幸 嶋崎
Sadayuki Shimazaki
定幸 嶋崎
大地 根本
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大地 根本
宏樹 寺井
Hiroki Terai
宏樹 寺井
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Abstract

【課題】導電糸の摩耗を抑制する乗員拘束ベルト用ウェビング、これを用いたシートベルト及びシートベルト装置を提供する。【解決手段】本発明による乗員拘束ベルト用ウェビング1は、経糸及び緯糸4が互いに直交して延在するように織り込まれ、経糸は、導電糸2及び非導電糸3を含み、非導電糸3は導電糸3より太くなっている。【選択図】図3

Description

本発明は、乗員拘束ベルト用ウェビング、シートベルト、及びシートベルト装置に関する。
導電糸を含む導電布帛が公知である。この導電布帛は、例えば、シートヒータや着座センサを備えた車両用シートのシートカバーとして使用されている。特許文献1には、単繊維径10〜1000nmの極細繊維と、単繊維径が1000nmより大の導電性繊維を含む導電布帛が開示されている。
車両において乗員を拘束する長尺状の乗員拘束ベルト(シートベルト)として機能するウェビングに導電布帛を用いることが検討されている。ウェビングは、巻取装置(リトラクタ)から引き出したり、巻取装置内に巻き取ったりする際に、ウェビングガイド等の様々な部材と摺接した状態で走行する。このようなウェビングに、特許文献1に記載のような導電布帛を用いた場合、単繊維径の大きい導電性繊維は、ウェビングガイド等と摺動して摩耗し、断線(切断)する虞がある。
特開2010−7201号公報 特開2013−140754号公報
本発明は、導電糸の摩耗を抑制する乗員拘束ベルト用ウェビング、これを用いたシートベルト及びシートベルト装置を提供することを課題とする。
本発明の乗員拘束ベルト用ウェビングは、車両乗員を拘束する長尺状の乗員拘束ベルトを構成する乗員拘束ベルト用ウェビングであって、経糸及び緯糸が互いに直交して延在するように織り込まれ、前記経糸は、導電糸及び非導電糸を含み、前記非導電糸は前記導電糸より太いものである。
本発明の一態様では、1本の前記導電糸は、2本の前記非導電糸の間に設けられている。
本発明の一態様では、前記経糸は、複数の前記導電糸を含む。
本発明の一態様では、第1の導電糸と第2の導電糸との間には、少なくとも1本の非導電糸が配置されている。
本発明の一態様では、前記導電糸は、複数の導電性のフィラメントを収束させて構成されている。
本発明のシートベルトは、本発明の乗員拘束ベルト用ウェビングを用いて構成されたものである。
本発明のシートベルト装置は、本発明によるシートベルトと、前記シートベルトの巻き取りを行うリトラクタと、車両に対し固定されたバックルと、前記シートベルトに設けられ、前記バックルに係合するタングと、を備えるものである。
本発明の一態様では、前記シートベルトには、前記導電糸と電気的に接続された電気デバイスが設けられている。
本発明によれば、経糸の導電糸より非導電糸の方が太くなっているため、ウェビングが他部材と摺動する際に、導電糸が他部材から保護され、導電糸の摩耗を抑制できる。
実施の形態に係るウェビングの斜視図である。 実施の形態に係るウェビングの拡大平面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 図2のV-V線断面図である。 図2のVI-VI線断面図である。 実施の形態に係るウェビングの断面図である。 別の実施の形態に係るウェビングの断面図である。 シートベルト装置の概略構成図である。 別の実施の形態に係るウェビングの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係る乗員拘束ベルト用ウェビングの斜視図であり、図2はウェビングの拡大平面図であり、図3〜図6はそれぞれ図2のIII-III線、IV-IV線、V-V線、VI-VI線に沿った断面の一部を示す図である。
本実施の形態のウェビング1は、経糸(たて糸)及び緯糸(よこ糸)が互いに直交して延在するように織り込まれた織布からなり、例えば2/2斜文織りで織られている。複数の経糸のうちの1本は導電糸2であり、他の経糸は非導電糸3となっている。導電糸2はウェビング1の長手方向に沿って設けられている。緯糸4は非導電糸である。
図2を用いて、経糸(導電糸2及び非導電糸3)と緯糸4の織り方を説明する。経糸は、2本の緯糸4の上を通過した後、2本の緯糸4の下を通過することを繰り返す。例えば、非導電糸3Aは、緯糸4A、4Bの上、緯糸4C、4Dの下を通過する。
導電糸2を挟んで非導電糸3Aに隣接する非導電糸3Bは、緯糸4Aの上を通過した後、緯糸4B、4Cの下、緯糸4D、4Eの上を通過する。非導電糸3Bに隣接する非導電糸3Cは、緯糸4Aの下を通過した後、緯糸4B、4Cの上、緯糸4D、4Eの下を通過する。
導電糸2は2本の非導電糸3A、3Bの間に延在し、緯糸4との交錯の仕方は、2本の非導電糸3A、3Bのうちの一方(図2に示す例では非導電糸3A)と同じになっている。すなわち、導電糸2は、緯糸4A、4Bの上、緯糸4C、4Dの下を通過する。
導電糸2は、複数の導電性のフィラメントを撚り合わせて収束させたマルチフィラメント糸である。導電性のフィラメントは、例えば、ポリエステル繊維やナイロン繊維等に、真空蒸着法等によって銅等の金属を被覆したものを用いることができる。マルチフィラメント糸である導電糸2の太さ(繊度)は750D以下である。
非導電糸3は、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等を用いることができ、導電糸2よりも太くなっている。非導電糸3の太さ(繊度)は導電糸2の太さの1.3倍以上、特に2〜6倍程度であることが好ましい。緯糸4は、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等を用いることができ、太さ(繊度)は250〜1000D程度である。
導電糸2は非導電糸3よりも細いため、図3に示すように、緯糸4Aとの交差箇所では、導電糸2の上部は、隣接する非導電糸3A、3Bの上部よりも低い位置にある。また、図4に示すように、導電糸2と緯糸4Bとの交差箇所では、導電糸2の上部は、非導電糸3Aの上部、及び非導電糸3Bに隣接する非導電糸3Cの上部よりも低い位置にある。
ウェビング1の上面側が他部材と接触して摺動する場合、導電糸2は、該部材の摺動面L1、非導電糸3A〜3C、及び緯糸4A、4Bによって囲まれた空間S1、S2内に位置し、導電糸2の上部は、該部材と接触しないか、又は接触した場合でも摩擦力を抑えることができる。そのため、導電糸2の摩耗が抑制される。
図5に示すように、導電糸2と緯糸4Cとの交差箇所では、導電糸2の下部は、隣接する非導電糸3A、3Bの下部よりも高い位置にある。また、図6に示すように、導電糸2と緯糸4Dとの交差箇所では、導電糸2の下部は、非導電糸3Aの下部、及び非導電糸3Bに隣接する非導電糸3Cの下部よりも高い位置にある。
ウェビング1の下面側が他部材と接触して摺動する場合、導電糸2は、該部材の摺動面L2、非導電糸3A〜3C、及び緯糸4C、4Dによって囲まれた空間S3、S4内に位置し、導電糸2の下部は、該部材と接触しないか、又は接触した場合でも摩擦力を抑えることができる。そのため、導電糸2の摩耗が抑制される。
また、導電糸2は、複数の導電性のフィラメントを収束させたマルチフィラメント糸であるため、優れた導電性を得ることができる。
図1の例では、導電糸2をウェビング1の長手方向に直交する幅方向の中央部に設けているが、導電糸2の位置はこれに限定されない。
ウェビング1に複数本の導電糸2を設けてもよい。上述したように、導電糸2を他部材との摩擦から保護するにあたり、導電糸2に隣接する非導電糸3A、3B、及び非導電糸3Bに隣接する非導電糸3Cが用いられる。そのため、導電糸2を複数本設ける場合、導電糸2,2間には少なくとも1本の非導電糸3を配置することが好ましく、2本以上の非導電糸3を配置することがさらに好ましい。
図7に示すように、導電糸2が隣接する2本の非導電糸3A、3Bに食い込み、非導電糸3A、3Bが導電糸2に被さっていてもよい。
図8に示すように、導電糸2は、断面形状が円形以外のものであってもよい。
図9は、上記ウェビング1をシートベルトとして使用したシートベルト装置の模式図である。シートベルト装置は、ウェビング1を用いたシートベルト12と、シートベルト12の一方側を引き出し可能に巻き取るリトラクタ13と、車両18に対し固定されたバックル14と、シートベルト12に摺動可能に設けられ、バックル14に係合するタング15と、シートベルト12が通されるショルダアンカ16とを備える。
シートベルト12は、シートベルト装置の様々な部材と摺動する。上述のように、シートベルト12を構成するウェビング1は、導電糸2が非導電糸3より細く、摩耗を抑制するため、導電糸2の摩耗による断線を防止することができる。
図9、図10に示すように、このシートベルト12には、導電糸2に電気的に接続された電気デバイス20が設けられている。電気デバイス20は、例えばマイクロフォン、スピーカー、生体センサ、ベルト伸び出し量の検知センサ、ヒータ素材、ラッシングベルトの重量検知センサ等である。シートベルト12は、導電糸2の摩耗が抑制されているため、電気デバイス20を良好な環境で動作させることができる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記以外の形態とされてもよい。
1 ウェビング
2 導電糸
3,3A,3B,3C 非導電糸
4,4A,4B,4C,4D,4E 緯糸
20 電気デバイス

Claims (8)

  1. 車両乗員を拘束する長尺状の乗員拘束ベルトを構成する乗員拘束ベルト用ウェビングであって、
    経糸及び緯糸が互いに直交して延在するように織り込まれ、
    前記経糸は、導電糸及び非導電糸を含み、
    前記非導電糸は前記導電糸より太いことを特徴とする乗員拘束ベルト用ウェビング。
  2. 請求項1において、1本の前記導電糸は、2本の前記非導電糸の間に設けられていることを特徴とする乗員拘束ベルト用ウェビング。
  3. 請求項1又は2において、前記経糸は、複数の前記導電糸を含むことを特徴とする乗員拘束ベルト用ウェビング。
  4. 請求項3において、第1の導電糸と第2の導電糸との間には、少なくとも1本の非導電糸が配置されていることを特徴とする乗員拘束ベルト用ウェビング。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記導電糸は、複数の導電性のフィラメントを収束させて構成されていることを特徴とする乗員拘束ベルト用ウェビング。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の乗員拘束ベルト用ウェビングを用いて構成された乗員拘束ベルトとしてのシートベルト。
  7. 請求項6に記載のシートベルトと、
    前記シートベルトの巻き取りを行うリトラクタと、
    車両に対し固定されたバックルと、
    前記シートベルトに設けられ、前記バックルに係合するタングと、
    を備えることを特徴とするシートベルト装置。
  8. 請求項7において、前記シートベルトには、前記導電糸と電気的に接続された電気デバイスが設けられていることを特徴とするシートベルト装置。
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