JP2017183632A - 赤外線受光素子とその製造方法、ガスセンサ - Google Patents

赤外線受光素子とその製造方法、ガスセンサ Download PDF

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Abstract

【課題】受光感度の高い赤外線受光素子とその製造方法、ガスセンサを提供する。【解決手段】半導体基板1の表面1a側に設けられ、第1導電型の第1半導体層11、及び、第1半導体層11上に積層された第2導電型の第2半導体層12を含む第1メサ部10と、第1メサ部10の上面に形成された第1電極部41と、を有する。第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1は、60°より大きく75°以下である。また、半導体基板1の表面1a側であって第1メサ部10の下方に設けられた第2メサ部20、をさらに有してもよい。第1メサ部10は第1半導体層11の上側部位112を含む。第2メサ部20は第1半導体層11の下側部位111を含む。第2メサ部20の側面20bと半導体基板1の表面1aとが成す第2の角度θ2は、第1の角度θ1よりも大きく、かつ90°以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、赤外線受光素子とその製造方法、ガスセンサに関する。
赤外線センサとしては、焦電センサやサーモパイルの様な熱型の赤外線センサと、赤外線受光素子を使用した量子型の赤外線センサとがある。量子型の赤外線センサは、熱型の赤外線センサに比べて、高感度、高速応答、静態検知が可能といった大きな特徴がある。
赤外線受光素子では、半導体が赤外線を吸収することによって生じた電子及び正孔が、半導体層中のPN接合(または、PIN接合)の空乏層における内部電界によって分離されることで、電気信号に変換される(例えば、特許文献1、2参照)。赤外線受光素子を使用した量子型の赤外線センサは、人体を検知する人感センサや非接触温度センサ、ガスセンサ等の分野で使用されている。
特開2013−211454号公報 特開2008−66584号公報
量子型の赤外線センサは普及しつつあり、またその応用分野も広がりつつある。このような状況下で、赤外線センサに使用される赤外線受光素子のさらなる高性能化が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、受光感度の高い赤外線受光素子とその製造方法、ガスセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る赤外線受光素子は、半導体基板の一方の面側に設けられ、第1導電型の第1半導体層、及び、前記第1半導体層上に積層された第2導電型の第2半導体層を含む第1メサ部と、前記第1メサ部の上面に形成された電極部と、を有し、前記第1メサ部の側面と前記半導体基板の一方の面とが成す第1の角度は、60°より大きく75°以下であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る赤外線受光素子の製造方法は、半導体基板の一方の面側に第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層上に第2導電型の第2半導体層を形成する工程と、前記第2半導体層と前記第1半導体層とに順次ドライエッチング処理を施して、前記第1半導体層と、前記第1半導体層上に積層された前記第2半導体層とを含む第1メサ部を形成する工程と、を備え、前記第1メサ部を形成する工程では、前記第2半導体層及び前記第1半導体層をエッチングするためのエッチングガスの組成にハロゲンを含み、かつ全体のガス流量に対する酸素ガスの流量比が0%以上15%以下であることを特徴とする。
本発明の一態様に係るガスセンサは、上記の赤外線受光素子と、赤外線を発光する赤外線発光部と、前記赤外線発光部から前記赤外線受光素子に至る光路上に、外部からガスを導入することが可能な筐体と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、受光感度の高い赤外線受光素子とその製造方法、ガスセンサを提供することができる。
本発明の実施形態に係る赤外線受光素子100の構成例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る第1、第2の角度θ1、θ2と、比較例に係る角度θ1’を模式的に示す断面図である。 赤外線受光素子100の製造方法を工程順に示す断面図である。 赤外線受光素子100の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る赤外線センサ200の構成例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサ300の構成例を示す模式図である。 ハロゲンガスと酸素ガスの流量比と、ドライエッチングのエッチングレートとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。ただし、以下に説明する各図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適宜省略する。また、本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、各部の材質、形状、構造、配置、寸法等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
<赤外線受光素子>
(1)構成
図1は、本発明の実施形態(以下、本実施形態)に係る赤外線受光素子100の構成例を示す断面図である。図1に示すように、この赤外線受光素子100は、半導体基板1の一方の面(以下、表面)1a側に設けられた第1メサ部10と、半導体基板1の表面1a側であって第1メサ部10の下方に設けられた第2メサ部20と、第1メサ部10の上面10a及び側面10bと、第2メサ部20の上面20a及び側面20bとを連続して覆っている絶縁膜30と、絶縁膜30に設けられた第1コンタクトホール35を通して第1メサ部10の上面に接合された第1電極部41と、を備える。
また、この赤外線受光素子100は、絶縁膜に設けられた第2コンタクトホール36を通して第2メサ部20の上面に接合された第2電極部42と、第1電極部41及び第2電極部42と一体に形成された配線部43と、を備える。第1導電型はn型及びp型のうちの一方であり、第2導電型はn型及びp型のうちの他方である。なお、第1導電型と第2導電型は異なる導電型である。半導体基板1は、例えば、単結晶のGaAs基板である。
なお、図1では、半導体基板1の表面1a側に、赤外線受光素子100を覆うパッシベーション膜50が設けられている状態を示している。パッシベーション膜50は絶縁性の保護膜である。
第1メサ部10は、第1導電型の第1半導体層11と、第1半導体層上に積層された第2導電型の第2半導体層12と、を含む。ここで「第1半導体層11上に設けられた」という第2半導体層12に関する文言は、第1半導体層11上に第2半導体層12が形成されていることを意味するが、第1半導体層11と第2半導体層12との間に別の層がさらに存在する場合もこの表現に含まれる。その他の層同士の関係を表現する場合に「上の」という文言を使用する場合にも、同様の意味を有するものとする。
例えば、第1メサ部10は、第1半導体層11の上側部位112と、第2半導体層12と、第1半導体層11と第2半導体層12との間に位置する真性の第3半導体層13と、を含む。また、第2メサ部20は、第1半導体層11の下側部位111を含む。
第1半導体層11は、n型のInSb層(以下、n+InSb層)である。第2半導体層12は、p型の積層膜であり、p型のAlInSb層(以下、p+AlInSb層)121と、このp+AlInSb層121上に形成されたp型のInSb層(以下、p+InSb層)122とを含む。
ただし、第1半導体層11、第2半導体層12は上記材料に限定されることはなく、例えばGa、As、Pなどの材料を含んでもよい。また、それぞれの元素の比率も適宜調整することが出来る。
このように、第1メサ部10は、第1半導体層11と第2半導体層12との間に、PN接合又はPIN接合のフォトダイオード構造を有する。なお、本実施形態において、半導体基板1の表面1a及び裏面1bと、第1メサ部10の上面10aは、互いに平行(または、略平行)となっている。
絶縁膜30には第1コンタクトホール35と第2コンタクトホール36とが設けられている。第1コンタクトホール35は第1メサ部10の上面10aを底面とし、第2コンタクトホール36は第2メサ部20の上面20aを底面としている。
第1電極部41は、第1メサ部10の上面10aを覆っている。例えば、第1電極部41は、第1メサ部10の上面10aの面積の60%以上を覆っていることが望ましく、上面10aの面積の65%以上を覆っていることがより望ましく、上面10aの面積の100%を覆っている(つまり、上面10a全体を覆っている)ことがさらに望ましい。後述の図6では、第1電極部41aが第1メサ部10の上面10a全体を覆っている場合を示している。
また、配線部43は、絶縁膜30を介して、第1メサ部10の側面10b及び第2メサ部20の側面20bや、半導体基板1の表面1aに形成されている。第1電極部41及び第2電極部42と配線部43は、導電性が高く、しかも光の反射率に優れた金属膜で構成されている。このような金属膜として、例えばAl又はAu、Ti、Pt等が挙げられる。
図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る第1の角度θ1及び第2の角度θ2と、比較例に係る角度θ1’とを模式的に示す断面図である。図2(a)に示すように、本実施形態に係る赤外線受光素子100において、第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1は、60°より大きく75°以下である。すなわち、60°<θ1≦75°、である。また、この赤外線受光素子100において、第2メサ部20の側面20bと半導体基板1の表面1aとが成す第2の角度θ2は、第1の角度θ1以上、かつ90°以下であることが好ましい。すなわち、θ1≦θ2≦90°、である。なお、第2の角度θ2は第1の角度θ1よりも大きくてもよい。
一方、図2(b)に示す比較例に係る赤外線受光素子500では、第1メサ部510の側面510bと半導体基板501の表面501aとが成す角度θ1’は45°である。
図2(a)に示す第1の角度θ1は60°より大きく75°以下であり、図2(b)に示す角度θ1’よりも大きい角度である。これにより、第1メサ部の厚さ(すなわち、第2メサ部の上面から第1メサ部の上面までの高さ)が同じ大きさの場合、本実施形態は、比較例と比べて、第1メサ部の上面の面積を広くすることができる。
例えば、図2(a)及び(b)に示すように、本実施形態に係る第1メサ部10の上面10aの幅をWとし、比較例に係る第1メサ部510の上面510aの幅をW’とする。このとき、第1メサ部10、510の厚さが同じであれば、W>W’とすることができる。第1メサ部10、510の上面の平面視による形状は、例えば多角形又は円形であり、その幅W、W’が大きいほど大面積となる。
(2)製造方法
次に、図1に示した赤外線受光素子100の製造方法について説明する。
図3(a)〜図4(b)は、本実施形態に係る赤外線受光素子100の製造方法を工程順に示す断面図である。
(2.1)半導体積層工程
図3(a)に示すように、まず、半導体基板1の表面側に第1導電型の第1半導体層11を形成する。次に、第1半導体層11上に真性の第3半導体層13を形成する。そして、第3半導体層13上に第2導電型の第2導電型の第2半導体層12を形成する。つまり、半導体基板1上に、第1半導体層11、第3半導体層13及び第2半導体層12を、この順で成膜する。第1半導体層11、第3半導体層13及び第2半導体層12の成膜は、例えば、エピタキシャル成長装置のチャンバ内で、予め設定した真空度を保持したまま連続して行う。
(2.2)第1メサ部の形成工程
次に、図3(b)に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、第2半導体層12膜上に第1のレジストパターン51を形成する。なお、第1のレジストパターン51を形成する前に、第2半導体層12上に酸化膜等を形成して、第1のレジストパターン51が第2半導体層12に直に接触しないようにしてもよい。
次に、第1のレジストパターン51をマスクに、第2半導体層12、第3半導体層13及び第1半導体層11の上側部位とに順次ドライエッチング処理(例えば、プラズマエッチング処理)を施す。これにより、図3(c)に示すように、第1メサ部10を形成する。
この第1メサ部10を形成する工程では、第2半導体層12、第3半導体層13及び第1半導体層11の上側部位112をエッチングするためのエッチングガスとして、ハロゲンを組成に含むガス(以下、ハロゲンガス)を用いる。また、このエッチングガスとして、ハロゲンガスと酸化作用を持つガスとの混合ガスを用いてもよい。ハロゲンガスの例として、塩素ガス(Cl)、塩化水素ガス(HCl)、臭化水素ガス(HBr)等が挙げられる。また、酸化作用を持つガスの一例として酸素(O)が挙げられる。
エッチングガスとして、ハロゲンガスのみ、ハロゲンガスと酸化作用を持つガスとの混合ガス、又は、これらのガスにさらに他のガスを含む混合ガスであってもよい。ハロゲンガスのみ、又は、混合ガス中におけるハロゲンガスの割合が高いほうが、第1の角度θ1(図2(a)参照)を大きく形成することができる。
この観点から、エッチングガス全体のガス流量に対する酸素ガスの流量比は0%以上15%以下であることが好ましい。例えば、ハロゲンガスの量と酸素の流量の比は、ハロゲンガスの流量:酸素の流量=85:15 〜 99.9:0.1の範囲内であることが好ましい。
これらのエッチングガスを用いることにより、第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1(図2(a)参照)を60°より大きく75°以下にすることができる。なお、このエッチング処理では、第1半導体層11の下側部位111は半導体基板1の表面1a上に残しておく。エッチング処理後、第1のレジストパターンを除去する。
(2.3)第2メサ部の形成工程(素子分離工程)
次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、第1メサ部10とその周辺部を覆うレジストパターン又はハードマスクパターン(図示せず)を形成し、第1半導体層11の下側部位111にドライエッチング処理を施す。
これにより、図4(a)に示すように、第1メサ部10下に第2メサ部20が形成されるとともに、第1メサ部10及び第2メサ部20を含むメサ積層体が、隣り合う他のメサ積層体から電気的に分離される(すなわち、素子分離される)。
この第2メサ部を形成するための(すなわち、素子分離するための)、第1半導体層11の下側部位111に対するエッチング処理は、ドライエッチング処理(例えば、プラズマエッチング処理)で行う。このドライエッチング処理では、第1半導体層11の下側部位111をエッチングするためのエッチングガスとして、ハロゲンを含有するガスと酸素との混合ガスを用いる。また、このエッチング処理は、イオンミリングで行ってもよい。
上記混合ガスによるドライエッチング、又は、イオンミリングにより、第2メサ部20の側面20bと半導体基板1の表面1aとが成す第2の角度θ2(図2(a)参照)を、θ1よりも大きく、かつ90°以下にすることができる。
次に、半導体基板1の上方全体に絶縁膜30を形成して、第1メサ部10及び第2メサ部20を覆う。
(2.4)第1、第2電極部、配線部の形成工程
次に、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、絶縁膜のうちの第1メサ部10の上面10aを覆う部分に第1コンタクトホールを形成するとともに、第2メサ部20の上面20aを覆う部分に第2コンタクトホールを形成する。
次に、半導体基板1の上方全体にAu等の金属膜を形成する。金属膜の形成は、スパッタリング等で行う。また、この金属膜を形成する工程では、その下地膜としてバリアメタル層を形成してもよい。Au等の金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて、金属膜を電極・配線形状にパターニングする。これにより、図4(b)に示すように、第1コンタクトホールを埋め込んで第1メサ部10の上面10aに接合した第1電極部41と、第2コンタクトホールを埋め込んで第2メサ部20の上面20aに接合した第2電極部42と、第1電極部41及び第2電極部42にそれぞれ接続する配線部43とを形成する。
(2.5)以降の工程
その後、半導体基板1に対してダイシングし、個別の赤外線受光素子としてもよく、また、ダイシング後に、パッケージ工程を有していてもよい。
さらに、赤外線発光部と、外部からガスを導入する筐体と、パッケージされた赤外線受光素子とを組み立てて、ガスセンサとしてもよい。
<赤外線センサ>
図5は、本実施形態に係る赤外線センサ200の構成例を示す平面図である。
図5に示すように、本実施形態に係る赤外線センサ200は、図1に示した赤外線受光素子100を複数個有する。例えば、複数個の赤外線受光素子100は同一の半導体基板1上に形成されている。これら複数個の赤外線受光素子100は、第1電極部41及び第2電極部42と配線部43とによって、互いに直列又は並列に接続されている。
<ガスセンサ>
図6は、本実施形態に係るガスセンサ300の構成例を示す模式図である。
図6に示すように、本実施形態に係るガスセンサ300は、上述した赤外線受光素子100と、赤外線を発光する赤外線発光部310と、赤外線発光部310から赤外線受光素子100に至る光路上に、外部からガスを導入することが可能な筐体320と、を備える。
赤外線受光素子100と赤外線発光部310は、例えば筐体320内で互いに向かい合って配置されている。また、筐体320には、その内部と外部との間を貫通する貫通穴321が設けられている。ガスは、この貫通穴321を通って筐体320の外部から内部へ導入される。
なお、図6では、赤外線受光素子100を上述した赤外線センサ200に置き換えてもよい。このガスセンサ300により検出されるガスの一例として、二酸化炭素(CO)が挙げられる。
<本実施形態の効果>
本実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)図2(a)及び(b)に示したように、第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1は60°より大きく75°以下であり、比較例の角度θ1’よりも角度が大きい。これにより、本実施形態は、比較例と比べて、第1メサ部10の上面10aの面積を広くすることができる。
(2)また、本実施形態では、この上面10aを第1電極部41が覆っている。ここで、図2(a)の矢印で示すように、第1電極部41は、半導体基板1の裏面に垂直に入射してきた赤外線を、入射方向とは反対方向に反射させる反射面として機能する。本実施形態では、第1メサ部10の上面10aの面積が広いため、これを覆う第1電極部(反射面)の面積も広くすることができる。
したがって、半導体基板1の裏面に垂直に入射してきた赤外線を、上面10aを覆う第1電極部41により、入射方向とは反対方向へより多く反射させることができ、この反射光を第1メサ部10内のPN接合部(またはPIN接合部)により多く通すことができる。
これにより、半導体基板1の裏面に垂直に入射してきた赤外線について、より多くの電子正孔対を発生させることができ、光電変換の効率を高めることができる。それゆえ、半導体基板1の裏面に垂直に入射してくる赤外線(つまり、特定方向から入射してくる赤外線)に対して、より受光感度の高い赤外線受光素子を実現することができる。
以上から、本実施形態は、特定方向から入射してくる光に対して、特に感度が高いことが求められるような赤外線受光素子、赤外線センサ、ガスセンサ等に好適に用いることができる。
(3)また、本実施形態は、比較例と比べて、第1メサ部10の上面10aの面積を広くすることができるので、その上に形成される第1コンタクトホールの径を大きくしたり、第1コンタクトホールの数を増やしたりすることができる。これにより、第1メサ部10と第1電極部41との接触面積を増やすことができるので、第1メサ部10と第1電極部41との接触抵抗の低減や、第1メサ部10と第1電極部41との接合強度の向上、接合信頼性の向上に寄与することができる。
(4)また、第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1を、60°より大きく75°以下とすることで、第1メサ部10を製造バラツキ少なく形成することができる。この点については、次の[実験とその結果]の欄で説明する。第1メサ部10を製造バラツキ少なく形成することができる。
<実験とその結果>
本発明者は、「PN接合又はPIN接合を含む半導体積層膜にドライエッチング処理を施して第1メサ部を形成する工程では、エッチングするためのエッチングガスの組成にハロゲンを含み、かつ全体のガス流量に対する酸素ガスの流量比が0%以上15%以下であることで、エッチレートのバラツキを低く抑えることができ、また、第1メサ部の側面と半導体基板の表面とが成す角度が60°より大きく75°以下とすることができる」ということを見出した。
<実施例1>
GaAs基板の表面側に、エピタキシャル成長装置で、第1半導体層であるn型のInSb層を形成した。次に、n型のInSb層上に真性の第3半導体層であるp型のAlInSb層を形成した。次に、p型のAlInSb層に第2導電型の第2半導体層であるp型のInSb層を形成した。
フォトリソグラフィ技術を用いて、レジストパターンを形成した。次に、レジストパターンをマスクに、エッチングガスでドライエッチング処理を行い、第1メサ部を形成した。このとき、エッチングガスは、酸素ガスは使わず(全体のエッチングガスの流量に対する、酸素ガスの流量比が0%)、ハロゲンガスのみでエッチングした(ハロゲンガスの流量比が100%)。エッチングの前後で、レーザ顕微鏡を用いて、第1メサ部の厚みを測定した。測定で得られた厚みをエッチングのための時間で除算して、エッチングレート([nm/min])を求めた。
エッチング処理後、レジストパターンを除去し、n型のInSb層の下側部位にドライエッチング処理を施した。これにより、第2メサ部を形成するとともに、素子分離を行った。
実施例1の断面において、GaAs基板の主面の仮想直線と、第1メサ部の側面の主斜面の仮想直線とが交差する角度(テーパ角度)を求めたところ、70°であった。
以上を、3枚のウェハで実験し(n=3)、エッチングレート、角度を測定した。
<実施例2>
エッチングガスの流量比を変更したこと以外は、実施例1と同じ実験を行った。
実施例2では、エッチングガスを、全体のガス流量に対する酸素ガスの流量比が11%であり、ハロゲンガスの流量比を89%とした。
実施例2の断面において、GaAs基板の主面の仮想直線と、第1メサ部の側面の主斜面の仮想直線とが交差する角度(テーパ角度)を求めたところ、61°であった。
<比較例1>
エッチングガスの流量比を変更したこと以外は、実施例1と同じ実験を行った。
比較例1では、エッチングガスを、全体のガス流量に対する酸素ガスの流量比が18%であり、ハロゲンガスの流量比を82%とした。
比較例1の断面において、GaAs基板の主面の仮想直線と、第1メサ部の側面の主斜面の仮想直線とが交差する角度(テーパ角度)を求めたところ、45°であった。
図7は、本発明者が行った実験の結果を示す図であり、ハロゲンガスと酸素ガスの流量比と、ドライエッチングのエッチングレートとの関係を示す図である。図7の横軸は、ハロゲンガスと酸素ガスの流量比を示す。また、図7の縦軸は、エッチングレートを示す。
図7に示すように、テーパ角度が45°となった酸素ガスの流量比が高い場合はエッチレートのバラツキは大きかったが、テーパ角度が61°、70°となった酸素ガスの流量比が低い場合はエッチレートのバラツキは小さかった。
エッチレートのバラツキは、第1メサ部10のサイズのバラツキの原因となり、ひいては、赤外線受光素子の性能のばらつきにつながる。したがって、第1メサ部を形成するエッチング工程において、エッチレートのバラツキはできるだけ小さいことが望ましい。
1 半導体基板
1a 表面
1b 裏面
10 第1メサ部
10a、20a 上面
10b、20b 側面
11 第1半導体層
12 第2半導体層
13 第3半導体層
20 第2メサ部
30 絶縁膜
35 第1コンタクトホール
36 第2コンタクトホール
41 第1電極部
42 第2電極部
43 配線部
50 パッシベーション膜
51 第1のレジストパターン
100 赤外線受光素子
111 下側部位
112 上側部位
121 p+AlInSb層
122 p+InSb層
200 赤外線センサ
300 ガスセンサ
310 赤外線発光部
320 筐体
321 貫通穴

Claims (7)

  1. 半導体基板の一方の面側に設けられ、第1導電型の第1半導体層、及び、前記第1半導体層上に積層された第2導電型の第2半導体層を含む第1メサ部と、
    前記第1メサ部の上面に形成された電極部と、を有し、
    前記第1メサ部の側面と前記半導体基板の一方の面とが成す第1の角度は、60°より大きく75°以下である赤外線受光素子。
  2. 前記半導体基板の一方の面側であって前記第1メサ部の下方に設けられた第2メサ部、をさらに有し、
    前記第1メサ部は前記第1半導体層の上側部位を含み、
    前記第2メサ部は前記第1半導体層の下側部位を含み、
    前記第2メサ部の側面と前記半導体基板の一方の面とが成す第2の角度は、前記第1の角度よりも大きく、かつ90°以下である請求項1に記載の赤外線受光素子。
  3. 前記第1メサ部は、
    前記第1半導体層と前記第2半導体層との間に位置する真性の第3半導体層、をさらに含む請求項1又は請求項2に記載の赤外線受光素子。
  4. 前記第1メサ部の上面及び側面を覆う絶縁膜、をさらに有し、
    前記電極部は、前記絶縁膜に設けられたコンタクトホールを通して前記第1メサ部の上面に接合され、
    前記電極部は、前記第1メサ部の上面全体を覆っている請求項1から請求項3の何れか一項に記載の赤外線受光素子。
  5. 半導体基板の一方の面側に第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層上に第2導電型の第2半導体層を形成する工程と、
    前記第2半導体層と前記第1半導体層とに順次ドライエッチング処理を施して、前記第1半導体層と、前記第1半導体層上に積層された前記第2半導体層とを含む第1メサ部を形成する工程と、を備え、
    前記第1メサ部を形成する工程では、前記第2半導体層及び前記第1半導体層をエッチングするためのエッチングガスの組成にハロゲンを含み、かつ全体のガス流量に対する酸素ガスの流量比が0%以上15%以下である赤外線受光素子の製造方法。
  6. 前記第1メサ部を形成する工程の後で、前記半導体基板の一方の面側であって前記第1メサ部の下方に第2メサ部を形成する工程、をさらに備え、
    前記第1メサ部を形成する工程では、前記第2半導体層と前記第1半導体層の上側部位とに順次ドライエッチング処理を施して、前記第1半導体層の上側部位と、前記第1半導体層上に積層された前記第2半導体層とを含む第1メサ部を形成し、
    前記第2メサ部を形成する工程では、前記第1半導体層の上側部位から露出した下側部位にドライエッチング処理を施して、前記第1半導体層の下側部位を含む第2メサ部を形成する請求項5に記載の赤外線受光素子の製造方法。
  7. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の赤外線受光素子と、
    赤外線を発光する赤外線発光部と、
    前記赤外線発光部から前記赤外線受光素子に至る光路上に、外部からガスを導入することが可能な筐体と、を備えるガスセンサ。
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