JP2017228607A - 赤外線受光素子及びそれを備えるガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】S/N比の向上を可能とした赤外線受光素子及びそれを備えるガスセンサを提供する。【解決手段】半導体基板1の表面1a側に設けられ、第1導電型の第1半導体層11と、第1半導体層11上に積層されたバリア層15と、バリア層15上に積層された第2導電型の第2半導体層12とを含む第1メサ部10、を有する。バリア層15は、第1半導体層11及び第2半導体層12と比べて、側方から深く抉れた形状となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、赤外線受光素子及びそれを備えるガスセンサに関する。
赤外線センサとしては、焦電センサやサーモパイルの様な熱型の赤外線センサと、赤外線受光素子を使用した量子型の赤外線センサとがある。量子型の赤外線センサは、熱型の赤外線センサに比べて、高感度、高速応答、静態検知が可能といった大きな特徴がある。
赤外線受光素子では、半導体が赤外線を吸収することによって生じた電子及び正孔が、半導体層中のPN接合(または、PIN接合)の空乏層における内部電界によって分離されることで、電気信号に変換される(例えば、特許文献1、2参照)。赤外線受光素子を使用した量子型の赤外線センサは、人体を検知する人感センサや非接触温度センサ、ガスセンサ等の分野で使用されている。
特開2013−211454号公報 特開2008−66584号公報
量子型の赤外線センサは普及しつつあり、またその応用分野も広がりつつある。このような状況下で、赤外線センサに使用される赤外線受光素子のさらなる高性能化が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、S/N比の向上を可能とした赤外線受光素子及びそれを備えるガスセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る赤外線受光素子は、半導体基板の一方の面側に設けられ、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に積層された第2導電型のバリア層と、前記バリア層上に積層された第2導電型の第2半導体層とを含むメサ部を有し、前記バリア層は、前記第1半導体層及び前記第2半導体層と比べて、側方から深く抉れた形状となっていることを特徴とする。
本発明の別の態様に係る外線受光素子は、半導体基板の一方の面側に設けられ、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に積層されたバリア層と、前記バリア層上に積層された第2導電型の第2半導体層とを含むメサ部と、前記メサ部の上面に形成された電極部と、を有し、前記半導体基板の一方の面から前記電極部に向かう方向において、前記第1半導体層及び前記バリア層の前記第1半導体層側の一定領域は、前記半導体基板の一方の面に平行な面内における面積が徐々に小さくなるテーパ状を有し、かつ前記バリア層の残余の領域及び前記第2半導体層は、前記面内における面積が徐々に大きくなる逆テーパ状を有し、前記メサ部の面積は前記バリア層の前記一定領域及び前記残余の領域の境界で最小となっていることを特徴とする。
本発明の一態様に係るガスセンサは、上記の赤外線受光素子と、赤外線を発光する赤外線発光部と、前記赤外線発光部から前記赤外線受光素子に至る光路上に、外部からガスを導入することが可能な筐体と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、S/N比の向上を可能とした赤外線受光素子及びそれを備えるガスセンサを提供することができる。
本発明の実施形態に係る赤外線受光素子100の構成例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る第1、第2の角度θ1、θ2と、比較例に係る角度θ1’を模式的に示す断面図である。 赤外線受光素子100の製造方法を工程順に示す断面図である。 赤外線受光素子100の製造方法を工程順に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る赤外線センサ200の構成例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサ300の構成例を示す模式図である。 実施例1で作製した第1メサ部を撮影した写真図である。 本発明の実施形態の変形例1に係る赤外線受光素子150の構成例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。ただし、以下に説明する各図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適宜省略する。また、本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、各部の材質、形状、構造、配置、寸法等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
<赤外線受光素子>
(1)構成
図1は、本発明の実施形態(以下、本実施形態)に係る赤外線受光素子100の構成例を示す断面図である。図1に示すように、この赤外線受光素子100は、半導体基板1の一方の面(以下、表面)1a側に設けられた第1メサ部10と、半導体基板1の表面1a側であって第1メサ部10の下方に設けられた第2メサ部20と、第1メサ部10の上面10a及び側面10bと、第2メサ部20の上面20a及び側面20bとを連続して覆っている絶縁膜30と、絶縁膜30に設けられた第1コンタクトホール35を通して第1メサ部10の上面10aに接合された第1電極部41と、を備える。
また、この赤外線受光素子100は、絶縁膜30に設けられた第2コンタクトホール36を通して第2メサ部20の上面20aに接合された第2電極部42と、第1電極部41及び第2電極部42と一体に形成された配線部43と、を備える。第1導電型はn型及びp型のうちの一方であり、第2導電型はn型及びp型のうちの他方である。
なお、第1導電型と第2導電型は異なる導電型である。半導体基板1は、例えば、単結晶のGaAs基板である。また、図1では、半導体基板1の表面1a側に、赤外線受光素子100を覆うパッシベーション膜50が設けられている状態を示している。パッシベーション膜50は絶縁性の保護膜である。
第1メサ部10は、第1導電型の第1半導体層11と、第1半導体層上に積層された第2導電型のバリア層15と、バリア層15上に積層された第2導電型の第2半導体層12と、を含む。
ここで、「第1半導体層11上に積層された」というバリア層15に関する文言は、第1半導体層11上にバリア層15が形成されていることを意味するが、第1半導体層11とバリア層15との間に別の層がさらに存在する場合もこの表現に含まれる。その他の層同士の関係を表現する場合に「上の」という文言を使用する場合にも、同様の意味を有するものとする。例えば、第1メサ部10は、第1半導体層11の上側部位112と、バリア層15と、第2半導体層12と、第1半導体層11とバリア層15との間に位置する真性の第3半導体層13と、を含む。また、第2メサ部20は、第1半導体層11の下側部位111を含む。
また、図1に示すように、バリア層15は、側方から深く抉れた(えぐれた)形状となっており、第1半導体層11、第2半導体層12、第3半導体層13と比べても側方から深く抉れた形状となっている。例えば、半導体基板1の一方の面1aから第1電極部41に向かう方向において、第1半導体層11、第3半導体層13及びバリア層15の第1半導体層11側の一定領域は、一方の面1aに平行な面内における面積が徐々に小さくなるテーパ状を有し、かつバリア層15の残余の領域及び第2半導体層12は、一方の面1aに平行な面内における面積が徐々に大きくなる逆テーパ状を有している。第1メサ部10の面積は、バリア層15のこの一定領域及びこの残余の領域の境界で最小となっている。つまり、半導体基板1の一方の面1aに平行な面内における第1メサ部10の面積は、バリア層15で最小となる。このような側方から深く抉れた形状は、括れた(くびれた)形状と称することもできる。第1メサ部10は、半導体基板1からテーパ状に形成され、バリア層15でテーパ状から逆テーパ状へ変化する形状を有する。また、半導体基板1の一方の面に平行な面内において、バリア層15の最小面積が、第2半導体層12の最小面積より小さい。バリア層15は、半導体基板1の一方の面に平行な面内における面積が、第1半導体層11側から徐々に小さくなるテーパ状を有し、かつ、第2半導体層12側に向けて面内における面積が徐々に大きくなる逆テーパ状を有する。
この抉れた形状は、第1メサ部10のバリア層15の外周に渡って形成される。また、第1メサ部10の外周に渡って形成される。
バリア層15は、第1半導体層11及び第3半導体層13内で光電変換により生じた電子の第2半導体層12への拡散を抑制するための層である。この機能を奏するために、バリア層15には、そのエネルギーバンドギャップが、第1半導体層11のエネルギーバンドギャップよりも大きく、かつ、第3半導体層13のエネルギーバンドギャップよりも大きい材料が用いられている。
例えば、第1半導体層11、第2半導体層12、第3半導体層13及びバリア層15として、次の材料からなる層で構成されている。第1半導体層11は、n型のInSb層(以下、「n+InSb層」と称する)である。第2半導体層12は、p型のInSb層(以下、「p+InSb層」と称する)である。第3半導体層13は、真性のInSb層(以下、「i−InSb層」と称する)である。バリア層15は、p型のAlInSb層(以下、「p+AlInSb層」と称する)である。
ただし、第1半導体層11、第2半導体層12、第3半導体層13及びバリア層15は、上記材料に限定されることはなく、例えばGa、As、Pなどの材料を含んでもよい。また、それぞれの元素の比率も適宜調整することができる。
このように、第1メサ部10は、第1半導体層11と第2半導体層12との間に、PN接合又はPIN接合のフォトダイオード構造を有する。なお、本実施形態において、半導体基板1の表面1a及び裏面1bと、第1メサ部10の上面10aは、互いに平行(または、略平行)となっている。
絶縁膜30には第1コンタクトホール35と第2コンタクトホール36とが設けられている。第1コンタクトホール35は第1メサ部10の上面10aを底面とし、第2コンタクトホール36は第2メサ部20の上面20aを底面としている。
第1電極部41は、第1メサ部10の上面10aの少なくとも一部を覆っている。例えば、第1電極部41は、第1メサ部10の上面10aの面積の60%以上を覆っていることが望ましく、上面10aの面積の65%以上を覆っていることがより望ましく、上面10aの面積の100%を覆っている(つまり、上面10a全体を覆っている)ことがさらに望ましい。後述の図5では、第1電極部41aが第1メサ部10の上面10a全体を覆っている場合を示している。
また、配線部43は、絶縁膜30を介して、第1メサ部10の側面10b及び第2メサ部20の側面20bや、半導体基板1の表面1aに形成されている。第1電極部41及び第2電極部42と配線部43は、導電性が高く、しかも光の反射率に優れた金属膜で構成されている。このような金属膜として、例えばAl又はAu、Ti、Pt等が挙げられる。
第1電極部41、第2電極部42及び配線部43を構成する金属膜を第1メサ部10の上面10aに直交する方向に見たときに、この金属膜が第1メサ部10の上面10aと重なる部分及びこの金属膜が第1コンタクトホール35に埋め込まれている部分が第1電極部41に相当する。また、第1電極部41、第2電極部42及び配線部43を構成する金属膜を第2メサ部20の上面20aに直交する方向に見たときに、この金属膜が第2メサ部20の上面20aと重なる部分及びこの金属膜が第2コンタクトホール36に埋め込まれている部分が第2電極部42に相当する。
第1電極部41、第2電極部42及び配線部43を構成する金属膜のうち、第1電極部41及び第2電極部42を除いた部分が配線部43に相当する。ところで、図1に示すように、赤外線受光素子100に設けられた第1電極部41及び第2電極部42は、配線部43で接続されていない。配線部43は、一の赤外線受光素子100に設けられた第1電極部41及び第2電極部42を接続するために設けられていない。配線部43は、一の赤外線受光素子100の第1電極部41と他の赤外線受光素子100の第2電極部42とを接続するために設けられている(詳細は図5を用いて後述する)。したがって、より厳密には、第1電極部41、第2電極部42及び配線部43を構成する1つの金属膜のうち、一の赤外線受光素子100の第1電極部41及び他の赤外線受光素子100の第2電極部42を除いた部分が配線部43に相当する。
図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る第1の角度θ1及び第2の角度θ2と、比較例に係る角度θ1’とを模式的に示す断面図である。図2(a)に示すように、本実施形態に係る赤外線受光素子100において、第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1は、30°以上70°以下である。すなわち、30°≦θ1≦70°である。より好ましくは、40°≦θ1≦60°である。また、この赤外線受光素子100において、第2メサ部20の側面20bと半導体基板1の表面1aとが成す第2の角度θ2は、第1の角度θ1以上、かつ90°以下であることが好ましい。すなわち、θ1≦θ2≦90°、である。なお、第2の角度θ2は第1の角度θ1よりも大きくてもよい。
一方、図2(b)に示す比較例に係る赤外線受光素子500では、第1メサ部510の側面510bと半導体基板501の表面501aとが成す角度θ1’は20°である。
図2(a)に示す第1の角度θ1は30°以上70°以下であり、図2(b)に示す角度θ1’よりも大きい角度である。これにより、第1メサ部の厚さ(すなわち、第2メサ部の上面から第1メサ部の上面までの高さ)が同じ大きさの場合、本実施形態は、比較例と比べて、第1半導体層11の上側部位112及び第3半導体層13の体積をそれぞれ大きくすることができる。第1半導体層11の上側部位112及び第3半導体層13は、光吸収層として機能するため、これらの体積を大きくすることにより光電変換が行われる領域を広く確保することができ、光電変換の効率を高めることができる。
なお、図2(a)の太矢印で示すように、この赤外線受光素子100では、半導体基板1の裏面に赤外線が入射する。第1メサ部10の上面10aを覆う第1電極部41(図1参照)は、半導体基板1の裏面に垂直に入射して第1メサ部10に進入した赤外線を、入射方向とは反対方向に反射させる反射面として機能する。
(2)製造方法
次に、図1に示した赤外線受光素子100の製造方法について説明する。
図3(a)〜図4(b)は、本実施形態に係る赤外線受光素子100の製造方法を工程順に示す断面図である。
(2.1)半導体積層工程
図3(a)に示すように、まず、半導体基板1の表面側に第1導電型の第1半導体層11を形成する。次に、第1半導体層11上に真性の第3半導体層13を形成する。そして、第3半導体層13上にバリア層15を形成し、その上に第2導電型の第2半導体層12を形成する。つまり、半導体基板1上に、第1半導体層11、第3半導体層13、バリア層15、第2半導体層12を、この順で成膜する。第1半導体層11、第3半導体層13、バリア層15及び第2半導体層12の成膜は、例えば、エピタキシャル成長装置のチャンバ内で、予め設定した真空度を保持したまま連続して行う。
(2.2)第1メサ部の形成工程
次に、図3(b)に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、第2半導体層12膜上にレジストパターン51を形成する。なお、レジストパターン51を形成する前に、第2半導体層12上に酸化膜等を形成して、レジストパターン51が第2半導体層12に直に接触しないようにしてもよい。
次に、レジストパターン51をマスクに、第2半導体層12、第3半導体層13及び第1半導体層11の上側部位にウェットエッチング処理を施す。これにより、図3(c)に示すように、第1メサ部10を形成する。
この第1メサ部10を形成する工程では、第2半導体層12、バリア層15、第3半導体層13及び第1半導体層11の上側部位112をウェットエッチングするためのエッチング溶液として、酸性溶液と酸化剤を含有する水溶液を用いる。例えば、塩化水素(HCl)と過酸化水素(H)とを含む水溶液(すなわち、HCl+H+HO)を用いる。HClは酸性溶液でありHは酸化剤として機能する。この水溶液を用いたエッチング処理では、第1半導体層11、第3半導体層13、バリア層15及び第2半導体層12のうち、バリア層15のエッチングレートが最も大きいため、第1半導体層11、第3半導体層13及び第2半導体層12に対してバリア層15を抉れた形状に形成することができる。
なお、本実施形態ではHClとHの比を、例えば質量比で、10:1から2:1の範囲内に設定するとよい。これにより、バリア層15を側方から深く抉れた形状に形成することができると共に、第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1(図2(a)参照)を30°以上70°以下にすることができる。HClに対するHの比が大きいほど、バリア層15を側方から深く抉ることができ、また、第1の角度θ1を大きくすることができる。
なお、このエッチング処理では、第1半導体層11の下側部位111は半導体基板1の表面1a上に残しておく。エッチング処理後、レジストパターンを除去する。
(2.3)第2メサ部の形成工程(素子分離工程)
次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、第1半導体層11の下側部位111にエッチング処理を施す。
これにより、図4(a)に示すように、第1メサ部10下に第2メサ部20が形成されるとともに、第1メサ部10及び第2メサ部20を含むメサ積層体が、隣り合う他のメサ積層体から電気的に分離される(すなわち、素子分離される)。
この第2メサ部を形成するための(すなわち、素子分離するための)、第1半導体層11の下側部位111に対するエッチング処理は、ドライエッチング処理(例えば、プラズマエッチング処理)で行ってもよく、イオンミリングで行ってもよい。
上記により、第2メサ部20の側面20bと半導体基板1の表面1aとが成す第2の角度θ2(図2(a)参照)を、θ1よりも大きく、かつ90°以下にすることができる。
次に、半導体基板1の上方全体に絶縁膜30を形成して、第1メサ部10及び第2メサ部20を覆う。
(2.4)第1、第2電極部、配線部の形成工程
次に、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、絶縁膜のうちの第1メサ部10の上面10aを覆う部分に第1コンタクトホールを形成するとともに、第2メサ部20の上面20aを覆う部分に第2コンタクトホールを形成する。
次に、半導体基板1の上方全体にAu等の金属膜を形成する。金属膜の形成は、スパッタリング等で行う。また、この金属膜を形成する工程では、その下地膜としてバリアメタル層を形成してもよい。Au等の金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて、金属膜を電極・配線形状にパターニングする。これにより、図4(b)に示すように、第1コンタクトホールを埋め込んで第1メサ部10の上面10aに接合した第1電極部41と、第2コンタクトホールを埋め込んで第2メサ部20の上面20aに接合した第2電極部42と、第1電極部41及び第2電極部42にそれぞれ接続する配線部43とを形成する。
(2.5)以降の工程
その後、半導体基板1に対してダイシングし、個別の赤外線受光素子としてもよく、また、ダイシング後に、パッケージ工程を有していてもよい。
さらに、赤外線発光部と、外部からガスを導入する筐体と、パッケージされた赤外線受光素子とを組み立てて、ガスセンサとしてもよい。
<赤外線センサ>
図5は、本実施形態に係る赤外線センサ200の構成例を示す平面図である。
図5に示すように、本実施形態に係る赤外線センサ200は、図1に示した赤外線受光素子100を複数個有する。図5では、赤外線センサ200に設けられた複数の赤外線受光素子100のうち、3行(i=1,2,3)3列(j=1,2,3)の9個の赤外線受光素子100ijが図示されている。例えば、複数個の赤外線受光素子100は同一の半導体基板1上に形成されている。これら複数個の赤外線受光素子100は、第1電極部41及び第2電極部42と配線部43とによって、互いに直列又は並列に接続されている。
図5に示すように、i=1かつj=2の赤外線受光素子100ij(以下、「赤外線受光素子100(12)」と称する)の第1電極部41は、第1メサ部10の上面10aの全面を覆って配置されている。すなわち、第1メサ部10の上面10aに直交する方向に赤外線受光素子100(12)を見た場合、第1電極部41は、第1メサ部10の上面10aの全体に重なって配置されている。赤外線受光素子100(12)の第1電極部41は、赤外線受光素子100(12)の第1メサ部10の上面10aに設けられた絶縁膜30(図1参照)に形成された第1コンタクトホール35を埋め込んだ状態で第1メサ部10の上面10aに広がって配置されている。
赤外線受光素子100(12)の第1電極部41の周囲端部は、第1メサ部10の上面10aの周囲端部と一致している。赤外線受光素子100(12)の第1電極部41の周囲端部には、赤外線受光素子100(12)の配線部43が接続されている。赤外線受光素子100(12)の配線部43は、赤外線受光素子100(12)の第1電極部41と一体に形成されている。赤外線受光素子100(12)の配線部43は、第1電極部41の周囲端部から第1メサ部10の側面10bに沿って配置されている。赤外線受光素子100(12)の配線部43の一部は、i=1かつj=1の赤外線受光素子100ij(以下、「赤外線受光素子100(11)」と称する)側に向かって延在して配置されている。より具体的に、赤外線受光素子100(11)に対向する赤外線受光素子100(12)の配線部43の側端部の一部は、赤外線受光素子100(11)の第2メサ部20の側面20bまで延在して配置されている。
赤外線受光素子100(11)の第2メサ部20の側面20bまで延在して配置された赤外線受光素子100(12)の配線部43の端部には、赤外線受光素子100(11)の第2電極部42が接続されている。これにより、赤外線受光素子100(12)の配線部43は、赤外線受光素子100(12)の第1電極部41と赤外線受光素子100(11)の第2電極部42とを接続する配線としての機能を発揮する。赤外線受光素子100(12)の第1電極部41、赤外線受光素子100(11)の第2電極部42及び赤外線受光素子100(12)の配線部43は、一続きで一体の金属膜で構成されている。
赤外線受光素子100(12)の第2電極部42は、赤外線受光素子100(12)の第2メサ部20の上面20a上に配置されている。赤外線受光素子100(12)の第2電極部42は、赤外線受光素子100(12)の第2メサ部20の上面20aに設けられた絶縁膜30(図1参照)に形成された第2コンタクトホール36を埋め込んだ状態で赤外線受光素子100(12)の第2メサ部20の上面20aに広がって配置されている。赤外線受光素子100(12)の第2電極部42は、赤外線受光素子100(12)の第1電極部41及び配線部43とは絶縁されている。赤外線受光素子100(12)の第2電極部42は、i=1かつj=3の赤外線受光素子100ij(以下、「赤外線受光素子100(13)」と称する)の配線部43に接続されている。これにより、赤外線受光素子100(12)の第2電極部42は、赤外線受光素子100(13)の配線部43によって赤外線受光素子100(13)の第1電極部41に接続される。このように、赤外線センサ200では、同一行に配置された複数の赤外線受光素子100は直列に接続されている。
<ガスセンサ>
図6は、本実施形態に係るガスセンサ300の構成例を示す模式図である。
図6に示すように、本実施形態に係るガスセンサ300は、上述した赤外線受光素子100と、赤外線を発光する赤外線発光部310と、赤外線発光部310から赤外線受光素子100に至る光路上に、外部からガスを導入することが可能な筐体320と、を備える。
赤外線受光素子100と赤外線発光部310は、例えば筐体320内で互いに向かい合って配置されている。赤外線受光素子100は、半導体基板1の裏面を赤外線発光部310に向けた状態で筐体320に取り付けられている。赤外線発光部310は、赤外線が出射される出射口を赤外線受光素子100に向けた状態で筐体320に取り付けられている。また、筐体320には、その内部と外部との間を貫通する貫通穴321が設けられている。ガスは、この貫通穴321を通って筐体320の外部から内部へ導入される。
なお、図6では、赤外線受光素子100を上述した赤外線センサ200に置き換えてもよい。このガスセンサ300により検出されるガスの一例として、二酸化炭素(CO)が挙げられる。
<本実施形態の効果>
本実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)バリア層15は、第1半導体層11、第3半導体層13及び第2半導体層12と比べて、側方から深く抉れた形状となっている。これにより、バリア層15が側方から抉れていない場合と比べて、バリア層15の体積を小さくすることができ、バリア層15の上面及び下面(すなわち、光電流が流れる方向と垂直に交わる面)の各面積を小さくすることができるので、バリア層15の抵抗を高めることができる。
このように、バリア層15の抵抗を高めることによって、光電流によって生じる出力電圧を大きく取ることが出来る。その結果、赤外線受光素子のS/N比を高めることができる。
以上から、S/N比の向上を可能とした赤外線受光素子とその製造方法、ガスセンサを提供することができる。
(2)図2(a)及び(b)に示したように、第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1は30°以上70°以下であり、比較例の角度θ1’よりも角度が大きい。これにより、本実施形態は、比較例と比べて、第1半導体層11の上側部位112及び第3半導体層13の体積(すなわち、光吸収層の体積)を大きくすることができ、光電変換が行われる領域を広く確保することができる。したがって、個々の赤外線受光素子において、光電変換の効率をそれぞれ高めることができる。
(3)第1メサ部10において、バリア層15は側方から深く抉れた形状となっており、第1メサ部10の径はバリア層15で最小となっている。このため、第1メサ部10の上面10aの面積をS1とし、バリア層15の上面の面積をS2としたとき、S1≧S2の関係が成り立つ。
これにより、S1<S2の場合と比べて、第1メサ部10の上面10aに形成される第1コンタクトホールの径を大きくしたり、第1コンタクトホールの数を増やしたりすることができ、第1メサ部10と第1電極部41との接触面積を増やすことができる。したがって、第1メサ部10と第1電極部41との接触抵抗の低減や、第1メサ部10と第1電極部41との接合強度の向上、接合信頼性の向上に寄与することができる。
<変形例1>
本実施形態の変形例1に係る赤外線受光素子150について図8を用いて説明する。なお、図1に示す赤外線受光素子100と同一の作用・機能を奏する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態の変形例1に係る赤外線受光素子150は、図1に示す赤外線受光素子100に対して、第1メサ部10の形状が異なる。具体的には、赤外線受光素子150の第1メサ部10では、赤外線受光素子150の第1メサ部10と同様に、半導体基板1の一方の面1aから第1電極部41に向かう方向において、第1半導体層11、第3半導体層13及び第1半導体層11側のバリア層15の一定領域は、一方の面1aに平行な面内における面積が徐々に小さくなるテーパ状を有し、かつバリア層15の残余の領域は、一方の面1aに平行な面内における面積が徐々に大きくなる逆テーパ状を有している。しかしながら、赤外線受光素子150の第1メサ部10では、赤外線受光素子150の第1メサ部10とは異なり、半導体基板1の一方の面1aから第1電極部41に向かう方向において、第2半導体層12は、一方の面1aに平行な面内における面積が徐々に小さくなるテーパ状を有している。
半導体基板1の一方の面1aに平行な面内における赤外線受光素子150の第1メサ部10の面積は、第1メサ部10の上面10aで最小となる。つまり、第1メサ部10の上面10aの面積は、第2半導体層12の最小面積となる。また、赤外線受光素子150における半導体基板1の一方の面1aに平行な面内において、第1メサ部10のバリア層15の最小面積は、第2半導体層12の最小面積よりも大きく、かつ最大面積よりも小さくなっている。
赤外線受光素子150の製造方法は、図1に示す赤外線受光素子100の製造方法に対し、第2半導体層12、第3半導体層13及び第1半導体層11の上側部位へ施すウェットエッチングの条件が異なる。
図1に示す赤外線受光素子100の製造方法に対し、過酸化水素水の塩酸に対する比を小さくすることによって赤外線受光素子150を実現することが出来る。
変形例1に係る赤外線受光素子150のバリア層15は、赤外線受光素子100のバリア層15と同様に、側方から深く抉れた形状となっている。これにより、赤外線受光素子150は、赤外線受光素子100と同様の効果が得られる。
また、赤外線受光素子150は、第1メサ部10の側面10bと半導体基板1の表面1aとが成す第1の角度θ1を30°以上70°以下にすることができる。また、赤外線受光素子150は、赤外線受光素子100と同様に、第2メサ部20の側面20bと半導体基板1の表面1aとが成す第2の角度θ2を、θ1よりも大きく、かつ90°以下にすることができる。これにより、赤外線受光素子150は、赤外線受光素子100と同様の効果が得られる。
<その他の変形例>
(1)上記の実施形態及び変形例1では、図1及び図8に示したように、バリア層15が断面視で左右両側からそれぞれ抉れた形状となっている。しかしながら、本発明において、バリア層15の抉れは左右両側ではなく、左右両側のうち一方のみであってもよい。つまり、バリア層の外周に渡って均一に抉れた形状でなくともよい。このような場合であっても、バリア層15の体積を小さくすることができるので、赤外線受光素子のS/N比を高めることができる。
(2)上記の実施形態及び変形例1では、第1メサ部10を形成するためのエッチング処理をウェットエッチングで行う場合について説明した。しかしながら、本発明において、このエッチング処理はウェットエッチングに限定されず、ドライエッチングであってもよい。すなわち、上記の実施形態では、第1半導体層11、第3半導体層13、バリア層15及び第2半導体層12のうち、バリア層15のエッチングレートが最も大きいエッチング条件でドライエッチング処理を行うことによって、バリア層15を、第1半導体層11、第3半導体層13及び第2半導体層12と比べて、側方から深く抉れた形状に形成してもよい。また、上記の変形例1においても、バリア層15を側方から深く抉れた形状に形成してもよい。このような方法であっても、図1に示した赤外線受光素子100及び図8に示した赤外線受光素子150を製造することができる。
<対応関係>
第1メサ部10が本発明の「メサ部」に対応し、第1電極部41が本発明の「電極部」に対応している。また、第1コンタクトホール35が本発明の「コンタクトホール」に対応している。
(実施例1)
GaAs基板の表面側に、エピタキシャル成長装置で積層膜を形成した。すなわち、第1半導体層であるn+InSb層を形成した。次に、n+InSb層上に第3半導体層であるi―InSb層を形成した。さらに、i―InSb層上にバリア層であるp+AlInSb層を形成した。次に、p+AlInSb層に第2半導体層であるp+InSb層を形成した。このように、第1半導体層、第3半導体層、バリア層及び第2半導体層がこの順に積層された積層膜を形成した。
次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、上記の積層膜上にレジストパターンを形成した。そして、レジストパターンをマスクに、積層膜にウェットエッチング処理を行い、第1メサ部を形成した。
このウェットエッチング処理で用いたエッチング溶液は、HClとHとを含む水溶液である。バリア層を側方から深く抉り、第1の角度θ1を大きくするエッチング条件でウェットエッチングを行った。
ウェットエッチング処理後、レジストパターンを除去し、第1半導体層であるn+InSb層の下側部位にエッチング処理を施した。これにより、第2メサ部を形成するとともに、素子分離を行った。
図7は、実施例1で作製した第1メサ部を走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真図である。図7に示すように、第1メサ部において、バリア層15は側方から深く抉れた形状となっていることを確認した。また、第1メサ部の側面と半導体基板の表面とが成す第1の角度θ1が45°であることを確認した。
1 半導体基板
1a 表面
1b 裏面
10 第1メサ部
10a、20a 上面
10b、20b 側面
11 第1半導体層
12 第2半導体層
13 第3半導体層
15 バリア層
20 第2メサ部
30 絶縁膜
35 第1コンタクトホール
36 第2コンタクトホール
41 第1電極部
42 第2電極部
43 配線部
50 パッシベーション膜
51 レジストパターン
100,150 赤外線受光素子
111 下側部位
112 上側部位
200 赤外線センサ
300 ガスセンサ
310 赤外線発光部
320 筐体
321 貫通穴

Claims (9)

  1. 半導体基板の一方の面側に設けられ、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に積層された第2導電型のバリア層と、前記バリア層上に積層された第2導電型の第2半導体層とを含むメサ部を有し、
    前記バリア層は、側方から抉れた形状となっている赤外線受光素子。
  2. 前記半導体基板の一方の面に平行な面内において、前記バリア層の最小面積が、前記第2半導体層の最小面積より小さい請求項1に記載の赤外線受光素子。
  3. 前記半導体基板の一方の面に平行な面内における前記メサ部の面積は、前記バリア層で最小となっている請求項1又は2に記載の赤外線受光素子。
  4. 前記バリア層は、前記半導体基板の一方の面に平行な面内における面積が、前記第1半導体層側から徐々に小さくなるテーパ状を有し、かつ、前記第2半導体層側に向けて前記面内における面積が徐々に大きくなる逆テーパ状を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の赤外線受光素子。
  5. 前記第1半導体層の側面と前記半導体基板の一方の面とが成す角度は、30°以上70°以下である請求項1から請求項4の何れか一項に記載の赤外線受光素子。
  6. 前記メサ部は、前記第1半導体層と前記バリア層との間に位置する真性の第3半導体層をさらに含む請求項1から請求項5の何れか一項に記載の赤外線受光素子。
  7. 前記メサ部の上面及び側面を覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜に設けられたコンタクトホールを通して前記メサ部の上面に接合された電極部と
    をさらに有する請求項1から請求項6の何れか一項に記載の赤外線受光素子。
  8. 半導体基板の一方の面側に設けられ、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に積層されたバリア層と、前記バリア層上に積層された第2導電型の第2半導体層とを含むメサ部と、
    前記メサ部の上面に形成された電極部と、を有し、
    前記半導体基板の一方の面から前記電極部に向かう方向において、前記第1半導体層及び前記第1半導体層側の前記バリア層の一定領域は、前記半導体基板の一方の面に平行な面内における面積が徐々に小さくなるテーパ状を有し、かつ前記バリア層の残余の領域及び前記第2半導体層は、前記面内における面積が徐々に大きくなる逆テーパ状を有し、
    前記面内における前記メサ部の面積は前記バリア層の前記一定領域及び前記残余の領域の境界で最小となっている赤外線受光素子。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の赤外線受光素子と、
    赤外線を発光する赤外線発光部と、
    前記赤外線発光部から前記赤外線受光素子に至る光路上に、外部からガスを導入することが可能な筐体と、
    を備えるガスセンサ。
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