JP2017181939A - 太陽電池複合型表示体 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示要素を要因としたホットスポットの発生を抑制できる太陽電池複合型表示体を提供する。
【解決手段】第1面40a及び前記第1面に対向する第2面40bを有する、シート状の本体部40と、前記本体部の前記第2面に対向して配置され、直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネル50と、前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素11と、を備え、前記本体部が、所定の式を満たす。
【選択図】図1

Description

本開示は、表示を行うための表示面を有し、太陽電池パネルによる発電も行うことが可能な太陽電池複合型表示体に関する。
太陽電池パネルに対向させて、複数の向き調整面と複数の光透過面とを配置して、各向き調整面に表示面を設けることで、発電をしながら表示媒体としても利用可能な太陽電池複合型表示体が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1では、向き調整面と光透過面を互いに傾斜して配置することで、向き調整面は観察者が観察しやすい角度に、光透過面は発電効率に優れた角度に、それぞれ配置でき、発電効率に悪影響を及ぼさずに、表示面の視認性をよくすることができるようにしている。
国際公開番号 WO/2015/151819
太陽電池パネルは、複数の太陽電池モジュールからなり、各太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルを直列接続した構造になっている。個々の太陽電池セルは、受光量に応じた発電量の電流を流し、発電量が大きいほど、より多くの電流を流す。
特許文献1に開示された太陽電池複合型表示体では、発電のための光透過面とは傾斜した方向に設けられる向き調整面内に絵柄等の表示要素を配置している。表示要素は、向き調整面内に様々な位置や角度で配置されることがあり、また、異なる色や大きさのものが混在することがある。そのため、特許文献1に開示された太陽電池複合型表示体では、太陽電池モジュール内の個々の太陽電池セルが出力する発電電流は、同じであるとは限らない。
ところが、太陽電池モジュールでは、複数の太陽電池セルが直列接続されているため、太陽電池モジュールから出力される発電電流は、太陽電池モジュール内の最小の発電量の太陽電池セルによって制限され、最小の発電量の太陽電池セルが流せる電流以上は流すことができない。よって、太陽電池モジュール内の一部の太陽電池セルが、表示要素などの影響で、他の太陽電池セルよりも少ない発電電流しか出力できない場合には、その発電電流による制限を受けて、太陽電池モジュールから出力される発電電流が少なくなってしまう。
太陽電池パネルは、複数の太陽電池モジュールの出力を直列接続して構成されている。よって、一部の太陽電池モジュールから出力される発電電流が他の太陽電池モジュールの発電電流よりも小さい場合には、発電電流が小さい太陽電池モジュール内に、他の太陽電池モジュールからの過剰な電流が流れ込み、影等で発電電流が小さかった太陽電池セルが異常に発熱するおそれがある。このため、発電電流が小さくなる要因は、ホットスポットと呼ばれている。
本開示の目的は、表示要素を要因としたホットスポットの発生を抑制できる太陽電池複合型表示体を提供することである。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様では、第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、前記本体部が下記の式(1)を満たす、太陽電池複合型表示体が提供される。式(1)は、(A−B)≦25%、である。前記式(1)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、前記本体部の前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対向している領域内で最も小さい最小全光線透過率のうち、Aは最大の最小全光線透過率、Bは最小の最小全光線透過率、を意味する。
上記の一態様で、前記表示要素を2色以上で構成することができる。前記本体部に色が異なる表示要素を混在させることができる。前記本体部に大きさが異なる表示要素を混在させることができる。前記本体部に前記パネル面に対して傾斜している角度が異なる表示要素を混在させることができる。
上記の一態様で、前記本体部が下記の式(2)を満たすようにすることができる。式(2)は、(C−D)≦25%、である。前記式(2)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、前記本体部の前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対向している領域内で最も大きい最大投影面積率のうち、Cは最大の最大投影面積率、Dは最小の最大投影面積率、を意味する。前記投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
上記の一態様で、前記太陽電池パネルが、所定の遮蔽率Eで作動するバイパスダイオードを有しており、前記本体部が下記の式(3)を満たすようにすることができる。式(3)は、E>F、である。前記式(3)で、遮蔽率Fは、前記太陽電池セルに対向している領域の前記本体部による遮蔽率を意味する。遮蔽率は、前記太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板を基準とした遮蔽面積の割合を意味する。さらに、上記の一態様で、下記の式(4)を満たすようにすることができる。式(4)は、(E×2/3)>F、である。
上記の一態様で、前記本体部が、下記の式(5)を満たすようにすることができる。式(5)は、(G−H)≦25%、である。前記式(5)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Gは最も大きい全光線透過率、Hは最も小さい全光線透過率、を意味する。
上記の一態様で、前記本体部が、下記の式(6)を満たすようにすることができる。式(6)は、(I−J)≦25%、である。なお、前記式(6)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Iは最も大きい投影面積率、Jは最も小さい投影面積率、を意味する。投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
本開示の他の一態様では、第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、前記本体部が下記の式(2)を満たす、太陽電池複合型表示体が提供される。前記式(2)は、(C−D)≦25%、である。前記式(2)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、前記本体部の前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対向している領域内で最も大きい最大投影面積率のうち、Cは最大の最大投影面積率、Dは最小の最大投影面積率、を意味する。前記投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
上記の他の一態様で、前記本体部に、大きさが異なる表示要素を混在させることができる。前記本体部に、前記パネル面に対して傾斜している角度が異なる表示要素を混在させることができる。
上記の他の一態様で、前記太陽電池パネルが、所定の遮蔽率Eで作動するバイパスダイオードを有しており、前記本体部が下記の式(3)を満たすようにすることができる。式(3)は、E>F、である。前記式(3)で、遮蔽率Fは、前記太陽電池セルに対向している領域の前記本体部による遮蔽率を意味する。遮蔽率は、前記太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板を基準とした遮蔽面積の割合を意味する。さらに、上記の他の一態様で、下記の式(4)を満たすようにすることができる。式(4)は、(E×2/3)>F、である。
上記の他の一態様で、前記本体部が、下記の式(6)を満たすようにすることができる。式(6)は、(I−J)≦25%、である。前記式(6)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Iは最も大きい投影面積率、Jは最も小さい投影面積率、を意味する。投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
本開示の他の一態様では、第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、前記太陽電池パネルが、所定の遮蔽率Eで作動するバイパスダイオードを有しており、前記本体部が下記の式(3)を満たす、太陽電池複合型表示体が提供される。式(3)は、E>F、である。前記式(3)で、遮蔽率Fは、前記太陽電池セルに対向している領域の前記本体部による遮蔽率を意味する。遮蔽率は、前記太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板に基づく遮蔽面積の割合を意味する。
上記の他の一態様で、下記の式(4)を満たすようにすることができる。式(4)は、(E×2/3)>F、である。
本開示の他の一態様では、第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、前記本体部が下記の式(5)を満たす、太陽電池複合型表示体が提供される。式(5)は、(G−H)≦25%、である。前記式(5)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Gは最も大きい全光線透過率、Hは最も小さい全光線透過率、を意味する。
本開示の他の一態様では、第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、前記本体部が下記の式(6)を満たす、太陽電池複合型表示体が提供される。式(6)は、(I−J)≦25%、である。前記式(6)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Iは最も大きい投影面積率、Jは最も小さい投影面積率、を意味する。投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
本開示の他の一態様では、第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、前記太陽電池パネルは、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対応して設けられ、対応する太陽電池モジュール内の直列接続された前記複数の太陽電池セルの両端部間に接続されるとともに、隣接する太陽電池モジュールに直列接続される、複数のバイパスダイオードと、を有し、前記本体部が、下記の式(7)を満たす、太陽電池複合型表示体が提供される。式(7)は、(K−L)≦25%、である。前記式(7)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Kは前記複数のバイパスダイオードのそれぞれに接続される2つの太陽電池モジュールの一方における最小全光線透過率、Lは前記2つの太陽電池モジュールの他方における最小全光線透過率、を意味する。
本開示の他の一態様では、第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、前記太陽電池パネルは、前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対応して設けられ、対応する太陽電池モジュール内の直列接続された前記複数の太陽電池セルの両端部間に接続されるとともに、隣接する太陽電池モジュールに直列接続される、複数の所定の遮蔽率Mで作動するバイパスダイオードと、を有し、前記本体部が、下記の式(8)を満たす、太陽電池複合型表示体が提供される。式(8)は、M>|N−O|、である。前記式(8)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Nは前記複数のバイパスダイオードのそれぞれに接続される2つの太陽電池モジュールの一方における太陽電池セルの遮蔽率のうち最も小さい最小遮蔽率、Oは前記2つの太陽電池モジュールの他方における太陽電池セルの遮蔽率のうち最も小さい最小遮蔽率、を意味する。前記遮蔽率は、前記太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板に基づく遮蔽面積の割合を意味する。
本開示によれば、太陽電池複合型表示体で、表示要素を要因としたホットスポットの発生を抑制することができる。
本開示の実施の形態の一つによる太陽電池複合型表示体を示す斜視図。 図1のII−II線に沿った断面図。 太陽電池複合型表示体に表示される表示対象の一例を示す図。 図2と同様の断面において、太陽電池複合型表示体の作用を説明するための図。 図2と同様の断面において、太陽電池複合型表示体の作用を説明するための図。 太陽電池複合型表示体の製造方法を説明するための図。 太陽電池複合型表示体の製造方法を説明するための図。 本体部の第2面側に凹状の複数のレンズ面を配置する例を示す図。 本体部の第1面側に凸状の複数のレンズ面を配置する例を示す図。 本体部の第1面側に凹状の複数のレンズ面を配置する例を示す図。 本体部の第1面側に複数のプリズム面を配置する例を示す図。 本体部の第2面側に複数のプリズム面を配置する例を示す図。 本体部の内部にルーバー部を配置する例を示す図。 太陽電池パネルの構成の一例を示す図。 表示要素の色の違いが太陽電池パネルの発電性能に与える影響を示すグラフ。 表示要素が白色と黒色の場合で仰角による発電性能を比較した図。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。本開示の態様は、下記の個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本開示の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本開示の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。また、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
本実施の形態による太陽電池複合型表示体10は、所定の表示機能及び外光を利用した発電機能の両方を発揮する。図1及び図2に示す太陽電池複合型表示体10は、第1軸方向d1に配列された複数の単位形状要素30を有し、各単位形状要素30の単位形状面31の一部に表示要素11が配置されている。例えば、或る方向D21から太陽電池複合型表示体10を観察すると、主として単位形状要素30の単位形状面31の一部に配置された表示要素11が観察される。したがって、表示要素11は、或る方向D21から太陽電池複合型表示体10を観察する観察者に対して主として表示機能を発揮する。
一方、或る方向D21とは異なる別の方向から入射した光L23は、主として単位形状要素30の単位形状面31を透過して、太陽電池パネル50に導かれる。したがって、太陽電池パネル50は、或る方向D21とは異なる別の方向から太陽電池複合型表示体10へ入射する光に対して主として発電機能を発揮する。
これにより、太陽電池複合型表示体10によれば、観察者からの観察方向と外光の入射方向との相違を利用して、観察者が表示要素11を観察する際に太陽電池パネル50が視認されることを抑制している。
以下、本実施の形態による太陽電池複合型表示体10の構成および作用効果について詳述していく。図1および図2に示されているように、太陽電池複合型表示体10は、光制御シート20と、光制御シート20の背面に配置された太陽電池パネル50と、を有する。光制御シート20は、太陽電池複合型表示体10の表面10aを形成している。表面10aは、太陽電池複合型表示体10へ入射する太陽光等の外光等が入射する入射面をなし、また、表示対象13(図3参照)を可視化する表示要素11からの光が太陽電池複合型表示体10から出射する出射面もなす。
光制御シート20は、シート状の本体部40と、本体部40に積層または本体部40を加工して形成された光学形状部25と、を有する。このうち、本体部40は、互いに対向する一対の主面として、第1面40a及び第2面40bを有する。第1面40aは、太陽電池複合型表示体10の表面10aを形成し、第2面40bは、光学形状部25と隣接する面を形成している。光学形状部25は、互いに対向する一対の主面として、第1面及び第2面を有しており、また、光学形状部25の第1面は、本体部40の第2面40bに対向して配置されており、光学形状部25の第2面は、後述するように、太陽電池パネル50の入光面50aに対向して配置されている。本体部40及び光学形状部25は、太陽電池複合型表示体10に入射する光を効率よく透過させるよう、光透過性に優れた材料にて構成され、樹脂やガラスを用いることができる。本実施の形態では主成分としてアクリル系樹脂を用いている。なお、本体部40の第2面40bと光学形状部25の第1面とは、図2に示すように一体的に形成されていてもよいが、部分的な空隙や他の層を介して接合されていてもよい。
なお、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。一具体例として、「光制御シート」には、「光制御フィルム」や「光制御板」等と呼ばれる部材も含まれる。
また、本明細書において、「シート面」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材の平面方向と一致する面のことを指す。下記に説明する実施の形態においては、光制御シート20の本体部40のシート面、並びに、太陽電池パネル50のパネル面は、互いに並行となっている。さらに、本明細書において、シート状の部材に対して用いる「法線方向」とは、当該部材のシート面への法線方向のことを指す。
本体部40の第2面40bに配置された光学形状部25は、第1軸方向d1に配列された多数の単位形状要素30を含んでいる。ここでいう単位形状要素30とは、光学形状部25に繰り返し現れる或る形状をその輪郭として有した1つの要素をいう。本実施の形態による単位形状要素30は、レンズ状に成形された単位レンズからなる。ただし、単位形状要素30は、レンズ状に成形された単位レンズからなる例に限定されず、他の例として、2つの傾斜面をもつ単位プリズムであってもよい。
また、単位形状要素30は、本体部40とは反対側を向く面(光学形状部25の第2面)すなわち太陽電池パネル50と向き合う面に、単位形状面31を形成している。単位形状面31は、単位形状要素30の表面によって規定される面であり、典型的には、複数の平面、1つ以上の曲面、あるいはこれらの面の組み合わせからなる。本実施の形態による単位形状面31は、曲率をもったレンズ面31からなる。以下の説明では、単位形状要素30が単位レンズ30として構成され、単位形状面31がレンズ面31として構成された例を用いて説明する。
多数の単位レンズ30は、第1軸方向d1に沿って並べられている。本実施の形態では、第1軸方向d1は、本体部40のシート面に沿っており、本体部40の法線方向ndに直交している。図示する例では、第1軸方向d1は鉛直方向と平行になっている。
また、多数の単位レンズ30は、その光軸odが互いに平行となるようにして並べられている。本実施の形態において、各単位レンズ30の光軸odは、本体部40の法線方向ndと平行になっている。
多数の単位レンズ30は、例えば図1に示すように、いわゆるレンチキュラーレンズ乃至シリンドリカルレンズを構成している。すなわち、各単位レンズ30は、その配列方向である第1軸方向d1に対して交差する方向(第2軸方向d2)に線状に延びている。図示された例において、単位レンズ30は、第1軸方向d1及び法線方向ndの両方と直交する第2軸方向d2に、直線状に延びている。また、多数の単位レンズ30は、互いに同一に構成されている。
各単位レンズ30は、シート状の本体部40から、本体部40の法線方向ndに向かって突出し、その表面に凸レンズ状に形成された上述のレンズ面31を規定している。第1軸方向d1、及び、太陽電池パネル50の法線方向すなわち本体部40の法線方向ndの両方に平行な図2の断面(以下においては、「主切断面」とも呼ぶ)において、レンズ面31は、光軸odを中心として対称となっている。図2に示すように、各単位レンズ30は、そのレンズ面31に入射する平行光束を集光領域に集める。図2に示す単位レンズ30は、単位レンズ30の光軸odに沿って入射する平行光束L22を焦点fpに集める例が示されており、この場合、焦点fpは、単位レンズ30の光軸od上に位置する。
図2に示すように、第1軸方向d1に隣接する2つの単位レンズ30の各レンズ面31は、密着配置されている。なお、2つの単位レンズ30の各レンズ面31同士が接触しないように、各レンズ面31の間に接続面を設けてもよい。接続面を設けることで、法線方向ndに対して大きく傾斜した角度範囲からの光が単位レンズ30のレンズ面31から出射した後にその隣の単位レンズ30で遮られてしまう問題、いわゆる「ケラレ」を減らすことができる。
図2の例では、各単位レンズ30の各レンズ面31の断面形状が円弧面である例を示しているが、各レンズ面31は半球面でもよいし、楕円弧面でもよいし、その他の形状の曲面でもよい。
図2に示すように、各単位レンズ30のレンズ面31の一部に沿って、表示要素11が配置されている。ゆえに、複数の表示要素11は、単位レンズ30に対応して、単位レンズ30の配列方向である第1軸方向d1に配列されている。また、各表示要素11は、単位レンズ30と同様に、配列方向である第1軸方向d1と交差する方向、より厳密には、第1軸方向d1と直交する第2軸方向d2に直線状に延びている。表示要素11は、第2軸方向d2に連続的に延びていてもよいし、第2軸方向d2に間隔を設けながら断続的に配列されていてもよい。なお、表示要素11は、本体部40を構成する様々な要素の一つであり、本体部40に含まれる要素である。
ここで、図2に示す主切断面において、レンズ面31の両端部のうち、第1軸方向d1に対して一側(図示する例では、図2における上側であって、鉛直方向における上側)に位置する端部を一端部31aと呼び、第1軸方向d1に対して他側(図示する例では、図2における下側であって、鉛直方向における下側)に位置する端部を他端部31bと呼び、一端部31a及び他端部31bから本体部40の法線方向ndに沿って最も離れた地点を頂部31cと呼ぶこととする。本実施の形態の頂部31cは、レンズ面31のうちの太陽電池パネル50に最も接近した地点となる。そして、この頂部31cを単位レンズ30の光軸odが通過している。
さらに、図2に示す主切断面において、各レンズ面31のうち、頂部31cから第1軸方向d1に対して一側に位置する一端部31aまでの領域を一側領域32aと呼び、頂部31cから第1軸方向d1おいて他側に位置する他端部31bまでの領域を他側領域32bと呼ぶこととする。
図2から理解されるように、一側領域32aは、第1軸方向d1に沿って頂部31c側から一端部31a側に向かうにつれて、本体部40の法線方向ndに沿って太陽電池パネル50から離間していく。一方、他側領域32aは、第1軸方向d1に沿って頂部31c側から他端部31b側に向かうにつれて、本体部40の法線方向ndに沿って太陽電池パネル50から離間していく。
各表示要素11は、対応する単位レンズ30のレンズ面31の一側領域32aの少なくとも一部を覆っている。図2に示す例では、各表示要素11は、対応する単位レンズ30のレンズ面31の一側領域32aの全域を隙間なく覆っているが、一側領域32aの一部のみを覆う場合もありうる。図2の例では、各表示要素11は、対応する単位レンズ30のレンズ面31の他側領域32bを覆っていないが、他側領域32bの少なくとも一部を覆っていてもよい。
上述のように、本実施の形態による太陽電池複合型表示体10は、表面10a側から観察されることが意図されており、各表示要素11は、表面10a側を向く面に、表示を行うための表示面12を有する。表示要素11がレンズ面31の一側領域32aに沿って配置されていることから、表示面12もこれに対応して、レンズ面31の一側領域32aに沿って湾曲する。より詳細には、各表示面12は、レンズ面31の一側領域32aの形状に対応して、第1軸方向d1に対して一側に位置する一端部12aが、第1軸方向d1に対して他側に位置する他端部12bよりも、本体部40の法線方向ndにおいて太陽電池パネル50から離間するように、湾曲している。図2から理解されるように、このような表示面12は、法線方向ndに対して他側(下側)に傾斜した方向D21から観察したときに、視認され易くなる。したがって、表示面12からの表示機能は、法線方向ndに対して他側に傾斜した方向D21から観察されたときに、効果的に発揮されるようになる。なお、表示要素11の一端部12aおよび他端部12bを通る面と本体部のシート面とがなす角度を表示要素11の傾斜角とする。
本実施の形態では、複数の表示面12の組み合わせによって表示対象13を表示する。表示対象13としては、図形、パターン、デザイン、色彩、絵、写真、キャラクターなどの絵柄(イメージ)や、文字、マーク、数字などの情報を例示することができる。表示対象13は、静止していても動いていてもよい。とりわけ、表示面12に動く表示対象13を表示する場合、太陽電池パネル50から発電された電気を駆動に用いることが簡便である。
図3に、表示面12に付与される表示対象13の一例が示されている。複数の表示面12は、複数の単位レンズ30に対応して、第1軸方向d1に配列されるとともに、各表示面12は、第1軸方向d1に直交する第2軸方向d2に直線状に延びている。したがって、第1軸方向d1における各位置に位置する表示面12が、当該表示面12の第1軸方向d1における位置に応じた表示対象成分13aを付与されることによって、第2軸方向d2に細長く延びる各表示面12に形成された表示対象成分13aの組み合わせとして二次元的な表示対象13を表示することが可能となる。図3に示された例では、アルファベットの大文字の「N」が表示対象13として表示されている。このように、複数の表示対象成分13aの組み合わせとして表示対象13を表示することで、各表示面12および各単位レンズ30のサイズを小さくできるため、太陽電池複合型表示体10のコンパクト化の点で有利である。
なお、図3において、表示対象13としての「N」の文字が途切れた態様で表示され連続して繋がった画素の組み合わせとして表示されていない。しかしながら、各表示対象成分13a並びに隣り合う各表示対象成分13aの間の間隔は、十分に小さく設定されており、肉眼においては、表示対象13としての「N」の文字が連続して繋がった画素として視認され得る点に留意されたい。
さて、図2に戻って、レンズ面31の他側領域32bは、表示要素11によって覆われていない。このため、他側領域32bに入射した光L23は、当該他側領域32bを屈折しながら透過して、太陽電池パネル50に向かっていく。すなわち、レンズ面31のうちの表示要素11に覆われていない領域32bは、入射する光L23を太陽電池パネル50の入光面50aに導く光透過領域として機能する。
太陽電池パネル50の入光面50aで受光された光L23は、太陽電池パネル50に含まれる太陽電池素子にて発電に利用される。この太陽電池パネル50は、単位レンズ30に対向し、且つ、当該単位レンズ30から離間して配置されている。
図2に示すように、太陽電池パネル50は、第1軸方向d1に配列された複数の単位レンズ30に対向して、平面状に延び広がっている。図示された例において、太陽電池パネル50は、本体部40のシート面、言い換えると、太陽電池複合型表示体10のパネル面と平行に延びている。したがって図示された例では、太陽電池パネル50は、単位レンズ30の配列方向である第1軸方向d1と平行に延び広がり、且つ、単位レンズ30の長手方向である第2軸方向d2とも平行に延び広がっている。なお、太陽電池パネル50として、種々の既知な部材を用いることができ、特に限定されない。
とりわけ、図2に示す主切断面において、太陽電池パネル50は、単位レンズ30の光軸odに沿って入射する平行光束L22が収束する焦点fpよりも、単位レンズ30から離間した位置に配置されている。このような配置によれば、太陽電池複合型表示体10に入射して太陽電池パネル50に向かう光束L22が、集光領域に集光した後に拡がった状態で太陽電池パネル50に到達する。このため、太陽電池複合体10に入射する光束L22を、太陽電池パネル50の広い領域に到達させることに寄与する。
なお、図2に示す例では、太陽電池パネル50は、空気層を介して光制御シート20から離間して配置された例を示しているが、このような例に限定されない。例えば、太陽電池パネル50は、単位レンズ30をなす樹脂材料よりも低い屈折率をもつ低屈折率層を介して光制御シート20に接合されていてもよい。
次に、主として、図4及び図5を参照しながら、太陽電池複合型表示体10の作用について説明する。太陽電池複合型表示体10は、例えば、単位レンズ30の配列方向である第1軸方向d1が鉛直方向に沿うようにして、配置される。具体的には、第1軸方向d1における一側が、鉛直方向における上側に沿い、第1軸方向d1における他側が、鉛直方向における下側に沿うように、太陽電池複合型表示体10が配置される。
図4によく示されているように、レンズ面31の一側領域32aに配置された表示要素11の表示面12は、当該表示面12の正面方向から視認され易い。図4に示す例では、表示面12がその一端部12aが他端部12bよりも太陽電池パネル50から離間するように湾曲しているため、法線方向ndに対して第1軸方向d1における他側に傾斜した第1角度範囲AR1内の方向D41、D42、D43から太陽電池複合型表示体10を観察したときに表示面12を視認し易くなる。したがって、観察者は、法線方向ndに対して第1軸方向d1における他側に傾斜した方向D41、D42、D43から太陽電池複合型表示体10を観察したときに、優れた視認性で表示対象13を観察することができる。
一方、表示面12を視認し易い方向D41、D42、D43とは異なる方向から太陽電池複合型表示体10に入射する光L51、L52すなわち、法線方向ndに対して第1軸方向d1における一側に傾斜した方向から太陽電池複合型表示体10に入射する光L51、L52、L53は、表示面12に入射し難い。これら表示面12に入射しなかった光L51、L52、L53は、主として光表示要素11に覆われていない他側領域32bに入射し、レンズ作用により屈折されながら他側領域32bを透過し、太陽電池パネル50に向かっていく。このように、表示面12を視認し易い方向D41、D42、D43とは異なる方向となる第2角度範囲AR2から太陽電池複合型表示体10に入射する光L51、L52、L53を、主として太陽電池パネル50に向けて透過させることで、表示機能と発電機能の両立を図ることが可能となる。
次に、上述してきた太陽電池複合型表示体10の製造方法の一例について、主として図6及び図7を参照しながら説明する。
まず、図6に示すように、透明樹脂を成型することにより、本体部40及び単位レンズ30を作製する。成型は、熱溶融押出加工や射出成型等を採用することができる。次に、図7に示すように、単位レンズ30のレンズ面31に表示要素11を配置する。一例として、インクジェット印刷によって、レンズ面31に表示要素11を配置することができる。その後、単位レンズ30に向き合うように太陽電池パネル50を設置する。これにより、太陽電池複合型表示体10が得られる。
図1等では、本体部40における第2面側に凸状の複数のレンズ面31を配置する例を説明したが、レンズ面31の形状は図示したものに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、本体部40における第2面側に凹状の複数のレンズ面31を配置してもよい。この他、本体部40におけるレンズ面31の形状には、種々のものが考えられる。また、レンズ面31は、必ずしも本体部40の第2面側にあるとは限らない。例えば、図9および図10に示すように、本体部40における第1面側に凸状または凹状の複数のレンズ面31を配置してもよい。この他、個々のレンズ面31を半球面や円弧面以外の任意の形状にしてもよい。また、図1等では、単位レンズ30は、曲面とならない断面を有するいわゆるレンチキュラーレンズやシリンドリカルレンズを構成している例を示したが、曲面とならない断面が無い、いわゆる球面レンズや非球面レンズを構成していてもよい。
また、図1等では、単位レンズ30や表示要素11は、第2軸方向d2に連続的に延びているが、必ずしも限定されず、複数の単位レンズ30や複数の表示要素11が間隔を設けながら第2軸方向d2に断続的に配列されていてもよい。また、図1等では、単位レンズ30や表示要素11を第1軸方向d1に沿って配置しているが、必ずしも限定されず、単位レンズ30や表示要素11は、第1軸方向d1と交差する第2軸方向d2にも配置する場合や、第1軸方向d1と第2軸方向d2の間の方向にも配置する場合もありうる。
さらに、本体部40における第1面または第2面側に凸状または凹状の複数の単位レンズ30を配置する代わりに、例えば、図11および図12に示すように、レンズ面ではなく、2つ以上の傾斜平面をもつプリズム面にしてもよい。あるいは、図13に示すように、本体部40の内部の少なくとも一方向に沿って、太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に複数の表示要素11を配置してもよい。例えば、本体部40の内部の一方向に沿って、太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に延在するとともに、第1方向に延在するルーバー部12を所定の間隔を隔てて複数個配置し、これらルーバー部上に表示要素11を配置してもよい。ルーバー部12は、一端部12aから他端部12bに向かって延びており、例えば、或る方向D221から太陽電池複合型表示体10を観察すると、主としてルーバー部に配置された表示要素11が観察され、或る方向L22から太陽電池複合型表示体10に入射した光は、太陽電池パネル50に到達する。
図1等では、太陽電池複合型表示体10全体を鉛直方向に延びる一軸方向d1に沿って配置しているが、太陽電池複合型表示体10全体は、必ずしも第1軸方向d1に沿って配置されるとは限らない。例えば、第1軸方向d1に直交する第2軸方向d2に配置する場合や、第1軸方向d1と第2軸方向d2の中間の方向に配置する場合もありうる。
このようにして得られる太陽電池複合型表示体10は、様々な用途で利用可能であり、例えば、屋外看板、道路情報掲示板、建築物の外壁面などで用いられる数m〜数十mサイズの大型パネル用途や、ポスター、標識、建築物の内壁面などで用いられる数十cm〜数mサイズの中型パネル用途や、卓上スタンド、携帯端末などで用いられる数cm〜数十cmの小型パネル用途などを例示することができる。
次に、太陽電池パネル50の構成について説明する。本実施形態の太陽電池パネルは、複数の太陽電池モジュールを有し、それらの太陽電池モジュールの各々は、直列接続された複数の太陽電池セルを有する。図14は太陽電池パネル50の構成の一例を示す図である。図14の太陽電池パネル50は、直列接続された複数(例えば3個)の太陽電池モジュール51を有する。各太陽電池モジュール51は、直列接続された複数(例えば20個)の太陽電池セル52を有する。個々の太陽電池セル52は、例えば16cm角四方の受光面を有する。各太陽電池セル52は、受光面での受光量に応じて発電し、受光量に応じた発電量の電流(以下、発電電流)を出力する。各太陽電池モジュール51は、直列接続された複数の太陽電池セル52のうち、最小の発電量の太陽電池セル52から出力される発電電流以上の電流を出力することはできないという制限を有する。よって、各太陽電池モジュール51から出力される発電電流は、各太陽電池モジュール51内の最小の発電量の太陽電池セル52から出力される発電電流に依存することになる。
本実施形態では、レンズ面31の一部に表示要素11を設けており、太陽光は、レンズ面31の表示要素11以外から取り込んで発電に利用することを想定している。ただし、太陽電池複合型表示体10の設置場所や時間帯によっては、レンズ面31内の表示要素11にも太陽光が入射される。表示要素11は、絵柄や文字情報などで構成されているが、表示要素11の少なくとも一部は太陽光をある程度は透過する。表示要素11を透過した太陽光の少なくとも一部は、太陽電池パネル50に入射されて、発電に寄与する。
図15は表示要素11の色の違いが太陽電池パネル50の発電性能に与える影響を示すグラフである。図15の横軸は色、縦軸は発電性能である。縦軸の発電性能(太陽電池維持率)は、表示要素11なしで太陽電池パネル50の法線方向から太陽光を照射した場合の発電量を100%として、各色の表示要素11を透過させた場合の発電量に対する割合をパーセントで示している。図15では、表示要素11の色として、透明、白、オレンジ、黒の4種類のそれぞれについて、太陽電池パネル50の法線方向(仰角=0度)から太陽光を照射した場合と、法線方向に対して45度傾斜した方向(仰角=45度)から太陽光を照射した場合とにおける、発電性能を示している。
図15の結果によれば、透明の場合が最も発電性能が高く、白、オレンジ、黒の順に発電性能が低下していく。また、表示要素11が透明の場合は仰角=0度のときが45度のときよりも発電性能が高いものの、その他の色では、仰角=45度のときの方が0度のときよりも若干発電性能が高くなっている。
図16は表示要素11が白色と黒色の場合で仰角による発電性能を比較した図である。図16は、図16と同様に、太陽電池パネル50のパネル面の法線方向を仰角=0度として、0度から75度まで、15度単位で仰角を変化させている。表示要素11を設けない場合と、白色の表示要素11を設けた場合と、黒色の表示要素11を設けた場合との発電量[mW]を数値で示している。また、白色の表示要素11を設けた場合の発電量に対する黒色の表示要素11を設けた場合の発電量の割合をパーセントで表示している。
図16によれば、白色の方が黒色よりも発電量が多くなるが、太陽光の仰角を変化させても、白色と黒色との発電量の割合はほぼ一定であることがわかる。すなわち、太陽電池複合型表示体10に入射される太陽光の入射角度は、時間帯によって随時変化するが、入射角度が変化しても、太陽電池パネル50内の発電量の領域ごとのばらつきの割合はほぼ共通になる。
図15と図16によれば、明るい色の方が表示要素11の全光線透過率が高くなり、発電量も増える傾向にある。このように、表示要素11を透過した太陽光も、発電に利用できるため、その点では好都合であるが、本体部40における複数の単位レンズ30は、それぞれ異なる表示要素11を持っており、光の透過量もそれぞれ相違する。各単位レンズ30の各表示要素11の光透過量が異なるということは、太陽電池パネル50の受光量が場所によって異なることを意味する。よって、場合によっては、各表示要素11の光透過量が相違することに起因して、一部の太陽電池セル52に影ができてホットスポットが生じるおそれがある。さらに、太陽電池パネル50の受光量が太陽電池パネル50内の領域によって異なる要因としては、表示要素11の色以外に、表示要素11の大きさや表示要素11の傾斜角なども考えられる。
このように、本体部40における複数の単位レンズ30が表示要素11を有する場合には、太陽電池パネル50内にホットスポットを生じさせるおそれがある。
そこで、本実施の形態の太陽電池複合型表示体10では、本体部40が下記の式(1)を満たすようにできる。
(A−B)≦25% 式(1)
式(1)で、本体部40の法線方向から入射する光に対する本体部40の全光線透過率を本体部10の太陽電池セル52に対向している領域ごとに測定した場合に、本体部40の複数の太陽電池モジュール51のそれぞれに対向している領域内で最も小さい最小全光線透過率のうち、Aは最大の最小全光線透過率、Bは最小の最小全光線透過率、を意味する。
ここで、全光線透過率とは、入射される光の全入射光量に対する、透過した全透過光量の割合を指している。全光線透過率は、平行透過率と拡散透過率との和になり、JIS K 7361「プラスチック■透明材料の全光線透過率の試験方法」にて規定される、積分球を使用する光学的特性試験方法に準拠して計測される。なお、本体部10の太陽電池セル52に対向している領域の大きさによっては、領域全体の全光線透過率を一括で測定できない場合も考えられるが、その場合は、領域を細分化して測定した結果を総合して求めてもよい。また、図14と図15によれば、太陽電池複合型表示体10で、太陽電池パネル50内の発電量の場所ごとのばらつきを考察するときに、本体部10の法線方向から入射する光を基準として使ってもよいことがわかる。
上記の式(1)を満たすか否かの判断は、まず、本体部の全光線透過率を本体部の太陽電池セルに対向している領域ごとに測定する。次に、その測定結果を太陽電池モジュールごとに比較して最も小さい太陽電池セルに対向している領域の全光線透過率をその太陽電池モジュールの最小全光線透過率とする。そして、太陽電池モジュールの最小全光透過率のうち、最大の最小全光透過率をA、最小の最小全光透過率をB、として、判断する。
太陽電池複合型表示体10の本体部40が、上記の式(1)を満たすことで、各太陽電池モジュール51から出力される発電電流に対する表示要素11に起因するばらつきを一定範囲内に抑えることができ、ホットスポットの発生を抑制できる。なお、式(1)で、(A−B)の上限を25%としたのは、後述するバイパスダイオードによるホットスポット対策にて、25%付近を作動条件とすることが一般的であるためである。式(1)の下限は0%である。
本体部40の最小全光線透過率が太陽電池モジュールごとに異なる値になる要因は、様々であるが、例えば、表示要素11を2色以上で構成する場合、本体部40に色が異なる表示要素11を混在させる場合、本体部40に大きさが異なる表示要素11を混在させる場合、本体部40にパネル面に対して傾斜している角度が異なる表示要素を混在させる場合に、より影響を受けやすい。
全光線透過率を調整して式(1)を満たすようにする方法としては、特に限定されないが、例えば、表示要素11の色を調整する方法が挙げられる。一般には、明るい色の方が暗い色よりも透過率が高くなる。表示要素11の色を調整する方法としては、着色材料が発現する色や透過率を考慮することや、着色材料の使用量を考慮することが挙げられる。例えば、例えば、表示要素11が多数の印刷ドットで構成されている場合は、印刷ドットに含まれる着色材料の量や、表示要素11における印刷ドットの分布密度を変えることにより、色を調整してもよい。また、本体部における表示要素11の分布密度を変えたり、表示要素11の大きさを変えたり、表示要素11の傾斜角を変えたりして、表示要素11の全光線透過率を調整してもよい。
本実施の形態の太陽電池複合型表示体10では、本体部40が下記の式(5)を満たすようにできる。
(G−H)≦25% 式(5)
なお、式(5)で、本体部40の法線方向から入射する光に対する本体部40の全光線透過率を本体部40の太陽電池セル52に対向している領域ごとに測定した場合に、Gは最も大きい全光線透過率、Hは最も小さい全光線透過率、を意味する。
太陽電池複合型表示体10の本体部40が、上記の式(5)を満たすことで、通常の太陽電池パネルの構成であれば必然的に、上記の式(1)を満たすことになる。
さらに、本実施の形態の太陽電池複合型表示体10では、本体部40が下記の式(2)を満たすようにもできる。
(C−D)≦25% 式(2)
なお、式(2)で、前記本体部40の法線方向からの前記パネル面に対する表示要素11の投影面積率を本体部40の太陽電池セル52に対向している領域ごとに測定した場合に、本体部40の複数の太陽電池モジュール51のそれぞれに対向している領域内で最も大きい最大投影面積率のうち、Cは最大の最大投影面積率、Dは最小の最大投影面積率、を意味する。投影面積率は、本体部40の法線方向からのパネル面に対する本体部40の投影面積に占める本体部40の法線方向からのパネル面に対する表示要素11の投影面積の割合を意味する。
上記の式(2)を満たすか否かの判断は、まず、本体部の投影面積率を本体部の太陽電池セルに対向している領域ごとに測定する。次に、その測定結果を太陽電池モジュールごとに比較して最も大きい太陽電池セルに対向している領域の投影面積率をその太陽電池モジュールの最大投影面積率とする。そして、太陽電池モジュールの最大投影面積率のうち、最大の最大投影面積率をC、最小の最大投影面積率をD、として、判断する。
太陽電池複合型表示体10の本体部40が、上記の式(2)を満たすことで、各太陽電池モジュール51から出力される発電電流に対する表示要素11に起因するばらつきを一定範囲内に抑えることができ、ホットスポットの発生を抑制できる。なお、式(2)で、(A−B)の上限を25%としたのは、後述するバイパスダイオードによるホットスポット対策にて、25%付近を作動条件とすることが一般的であるためである。式(2)の下限は0%である。
本体部40の最大投影面積率が太陽電池モジュールごとに異なる値になる要因は、様々であるが、例えば、本体部40に大きさが異なる表示要素11を混在させる場合、本体部40にパネル面に対して傾斜している角度が異なる表示要素を混在させる場合に、より影響を受けやすい。
投影面積率を調整して式(2)を満たすようにする方法としては、特に限定されないが、例えば、本体部における表示要素11の分布密度を変えたり、表示要素11の大きさを変えたり、表示要素11の傾斜角を変えたりする方法が挙げられる。
本実施の形態の太陽電池複合型表示体10では、本体部40が下記の式(6)を満たすようにできる。
(I−J)≦25% 式(6)
なお、式(6)で、本体部40の法線方向からのパネル面に対する表示要素11の投影面積率を本体部40の太陽電池セル52に対向している領域ごとに測定した場合に、Iは最も大きい投影面積率、Jは最も小さい投影面積率、を意味する。投影面積率は、本体部40の法線方向からのパネル面に対する本体部40の投影面積に占める本体部40の法線方向からのパネル面に対する表示要素11の投影面積の割合を意味する。
太陽電池複合型表示体10の本体部40が、上記の式(6)を満たすことで、通常の太陽電池パネルの構成であれば必然的に、上記の式(2)を満たすことになる。
さらに、太陽電池パネル50の受光量が太陽電池パネル50内の領域によって異なる要因としては、太陽電池複合型表示体10の配置状態もある。例えば、太陽電池複合型表示体10を地面に対して鉛直方向(図1のd1方向)に配置した場合、太陽光は、地面よりも斜め下方から入射されることはないため、太陽光ができるだけレンズ面31内の表示要素11に入射されないようにするには、表示要素11をレンズ面31の光軸方向に対して片側(例えば、一側)に寄せて配置するのが望ましい。ここで、一側とは、水平面よりも斜め下方からの光が入射される場所である。レンズ面31の光軸に対して一側は、太陽光が地面近くにあるときには、太陽光が入射されるが、太陽光の入射角度が高くなるにしたがって、一側には入射されにくくなる。太陽光が地面近くから入射されるときは、日の入りと日の出に近い時間帯であり、昼間ほどは太陽光の強度はそれほど高くないため、太陽光が表示要素11に入射されても、表示要素11を透過した光の光量は全体的に弱く、ホットスポットにはなりにくい。また、地面に近い角度からの太陽光は、隣接する建物等によって遮られることが多く、表示要素11の全面に照射される可能性も低い。よって、ホットスポットの発生を抑制するには、本体部40における複数のレンズ面31の光軸に対して一側に片寄って表示要素11を設けるのが望ましい。このように、表示要素11は、レンズ面31の光軸方向に対して、日中に太陽光が当たる時間が短い方に片寄って配置するのが望ましい。
ところで、ホットスポット対策として、各太陽電池モジュールの入出力端子間にバイパスダイオードを接続し、これらバイパスダイオードを直列接続している太陽電池パネルも存在する。
例えば、図14に示すように、太陽電池パネル50には、複数の太陽電池モジュール51が一方向に沿って配置されており、個々の太陽電池モジュール51の入出力端子間にはバイパスダイオード53が接続されている。また、各太陽電池モジュール51の入出力端子間に接続されたバイパスダイオード53は、隣接する別の太陽電池モジュール51の入出力端子間に接続されたバイパスダイオード53にも直列接続されている。よって、例えば3つの太陽電池モジュール51が設けられる場合は、3つのバイパスダイオード53が直列接続されることになる。
ここで、任意の太陽電池モジュール51内の任意の太陽電池セル52内に、発電量が小さなホットスポットがあったと仮定する。この場合、この太陽電池セル52の発電電流が小さくなるため、この太陽電池セル52を有する太陽電池モジュール51から出力される発電電流も小さくなる。複数の太陽電池モジュール51は、直列接続されているため、そのうちの一つの太陽電池モジュール51内にホットスポットがあると、このホットスポットに、他の太陽電池モジュール51からの大電流が流れ込んで発熱するおそれがあり、この発熱を防止するために、バイパスダイオード53が設けられている。バイパスダイオード53は、対応する太陽電池モジュール51の発電電流が、隣接する太陽電池モジュール51の発電電流よりも小さい場合に、隣接する太陽電池モジュール51の発電電流が発電量の小さな太陽電池モジュール51内に流れ込まないように迂回させる機能を行う。この場合、発電量の小さな太陽電池モジュールには、隣接した太陽電池モジュールの発電電流が流れ込まないため、ホットスポットの発熱を防止できる。
バイパスダイオード53が作動する条件は、一般的には、バイパスダイオード53に対応する太陽電池モジュール51と、このバイパスダイオード53に接続される隣接した太陽電池モジュール51との発電電流の比率が所定の閾値(太陽電池パネル50の製造メーカごとに異なるが、一般的には20%〜30%の範囲内である。)を超える場合である。より具体的には、バイパスダイオード53に入出力端子が接続された太陽電池モジュール51の発電電流が、このバイパスダイオード53に隣接した太陽電池モジュール51の発電電流よりも、かなり小さいときにバイパスダイオード53が作動する。このとき、隣接した太陽電池モジュール51の発電電流は、バイパスダイオード53に対応する太陽電池モジュール51には流れず、バイパスダイオード53に流れる。これにより、バイパスダイオード53に対応する太陽電池モジュール51は発電対象から電気的に切り離される。
太陽電池複合型表示体10の太陽電池パネル50がバイパスダイオード53を有する場合、バイパスダイオード53が表示要素11によって作動してしまうおそれがある。そこで、本実施の形態の太陽電池複合型表示体10では、太陽電池パネル50が、所定の遮蔽率Eで作動するバイパスダイオード53を有している場合には、本体部40が下記の式(3)を満たすようにすることができる。
E>F 式(3)
なお、式(3)で、遮蔽率Fは、太陽電池セルに対向している領域の本体部による遮蔽率を意味する。遮蔽率は、太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板を基準とした遮蔽面積の割合を意味する。
上記の式(3)を満たすか否かの判断は、次の方法で行なうことができる。まず、本体部や表示要素などの太陽電池パネルの受光面を覆っているものを取り除いて、太陽電池パネルの受光面を露出させる。次に、所定の光を照射して太陽電池セルの発電電流を測定しながら、その太陽電池セルの受光面を遮蔽板で徐々に遮蔽していく。そして、発電電流の変化でわかるバイパスダイオードの作動時に、遮蔽板が太陽電池セルの受光面を遮蔽している割合をそのバイパスダイオードの遮蔽率Eとする。一方、遮蔽率Fの決定は、次の通りである。まず、本体部や表示要素などの太陽電池パネルの受光面を覆っているものを取り除いて、太陽電池パネルの受光面を露出させる。次に、所定の光を照射して太陽電池セルの発電電流を測定しながら、その太陽電池セルの受光面を遮蔽板で徐々に遮蔽していき、発電電流の値と遮蔽板が太陽電池セルの受光面を遮蔽している割合との関係を記録する。そして、本体部や表示要素を備えた太陽電池複合型表示体の状態で所定の光を照射して太陽電池セルの発電電流を測定して、その測定された発電電流に対応する遮蔽板を基準とした遮蔽面積の割合を記録より決定する。
太陽電池複合型表示体10の本体部40が、上記の式(3)を満たすことで、表示要素11を有する本体部40によってバイパスダイオード53が作動してしまうことを防止することができる。遮蔽率Fは、本体部40の全光線透過率や遮蔽面積を上述の方法で調整することによって、調整することができる。また、所望のバイパスダイオードを選択することによって、遮蔽率Eを調整することもできる。
さらに、本実施の形態の太陽電池複合型表示体10では、太陽電池パネル50が、所定の遮蔽率Eで作動するバイパスダイオード53を有している場合には、本体部40が下記の式(4)を満たすようにすることができる。
(E×2/3)>F 式(4)
EやFの定義は、上述の式(3)と同様である。
太陽電池複合型表示体10の本体部40が、上記の式(4)を満たすことで、本体部40の遮蔽率Fが要因でバイパスダイオード53が作動してしまうことを防止でき、さらに、本体部40の遮蔽率Fを式(4)を満たす最大値に設定したとしても、(E×1/3)のマージンがあるので、本体部40が何らかの事情で余計に遮蔽されても、バイパスダイオード53が作動してしまうことを防止できる。
また、本実施の形態の太陽電池複合型表示体10では、太陽電池パネル50は、複数の太陽電池モジュール51のそれぞれに対応して設けられ、対応する太陽電池モジュール51内の直列接続された複数の太陽電池セル52の両端部間に接続されるとともに、隣接する太陽電池モジュール51に直列接続される、複数のバイパスダイオード53と、を有している場合には、本体部40が、下記の式(7)を満たすようにすることができる。
(K−L)≦25% 式(7)
式(7)で、本体部40の法線方向から入射する光に対する本体部40の全光線透過率を本体部の太陽電池セル52に対向している領域ごとに測定した場合に、Kは複数のバイパスダイオード53のそれぞれに接続される2つの太陽電池モジュール51の一方における最小全光線透過率、Lは2つの太陽電池モジュール51の他方における最小全光線透過率、を意味する。
太陽電池複合型表示体10の本体部40が、上記の式(7)を満たすことで、本体部40が要因でバイパスダイオード53が作動してしまうことを防止できる。
なお、バイパスダイオード53は、バイパスダイオード53に接続される2つの太陽電池モジュールのうち、一方を流れる電流と他方を流れる電流との差が、所定の閾値を超えたときに作動する。バイパスダイオード53の種類を変えることで、上述した閾値を変えられる場合には、本体部40の全光線透過率や遮蔽面積を上記の方法で調整するだけでなく、バイパスダイオード53の種類を変えることで、バイパスダイオード53が作動しないようにすることも可能である。
また、本実施の形態の太陽電池複合型表示体10では、太陽電池パネル50は、複数の太陽電池モジュール51のそれぞれに対応して設けられ、対応する太陽電池モジュール51内の直列接続された複数の太陽電池セル52の両端部間に接続されるとともに、隣接する太陽電池モジュール51に直列接続される、複数の所定の遮蔽率Mで作動するバイパスダイオード53を有する場合には、本体部40が、下記の式(8)を満たすようにすることができる。
M>|N−O| 式(8)
式(8)で、本体部の法線方向から入射する光に対する本体部40の全光線透過率を本体部40の太陽電池セル52に対向している領域ごとに測定した場合に、Nは複数のバイパスダイオード53のそれぞれに接続される2つの太陽電池モジュール51の一方における太陽電池セル52の遮蔽率のうち最も小さい最小遮蔽率、Oは2つの太陽電池モジュール51の他方における太陽電池セル52の遮蔽率のうち最も小さい最小遮蔽率、を意味する。遮蔽率は、太陽電池セル52の面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板に基づく遮蔽面積の割合を意味する。
太陽電池複合型表示体10の本体部40が、上記の式(8)を満たすことで、本体部40が要因でバイパスダイオード53が作動してしまうことを防止できる。
10 太陽電池複合型表示体、10a 表面、10b 裏面、11 表示要素、12 表示面、13 表示対象、30 単位形状要素(単位レンズ、単位プリズム)、31 単位形状面(レンズ面、プリズム面)、31a 一端部、31b 他端部、31c 頂部、32a 一側領域、32b 他側領域、40 本体部、40a 第1面、40b 第2面、50 太陽電池パネル、50a 受光面、51 太陽電池モジュール、52 太陽電池セル、53 バイパスダイオード

Claims (22)

  1. 第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、
    前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、
    前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、
    前記本体部が下記の式(1)を満たす、太陽電池複合型表示体。
    (A−B)≦25% 式(1)
    前記式(1)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、前記本体部の前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対向している領域内で最も小さい最小全光線透過率のうち、Aは最大の最小全光線透過率、Bは最小の最小全光線透過率、を意味する。
  2. 前記表示要素が2色以上で構成されている、請求項1に記載の太陽電池複合型表示体。
  3. 前記本体部に色が異なる表示要素が混在している、請求項1又は請求項2に記載の太陽電池複合型表示体。
  4. 前記本体部に大きさが異なる表示要素が混在している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の太陽電池複合型表示体。
  5. 前記本体部に前記パネル面に対して傾斜している角度が異なる表示要素が混在している、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の太陽電池複合型表示体。
  6. 前記本体部が下記の式(2)を満たす、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の太陽電池複合型表示体。
    (C−D)≦25% 式(2)
    前記式(2)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、前記本体部の前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対向している領域内で最も大きい最大投影面積率のうち、Cは最大の最大投影面積率、Dは最小の最大投影面積率、を意味する。前記投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
  7. 前記太陽電池パネルが、所定の遮蔽率Eで作動するバイパスダイオードを有しており、
    前記本体部が下記の式(3)を満たす、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の太陽電池複合型表示体。
    E>F 式(3)
    前記式(3)で、遮蔽率Fは、前記太陽電池セルに対向している領域の前記本体部による遮蔽率を意味する。遮蔽率は、前記太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板を基準とした遮蔽面積の割合を意味する。
  8. 前記本体部が下記の式(4)を満たす、請求項7に記載の太陽電池複合型表示体。
    (E×2/3)>F 式(4)
  9. 前記本体部が、下記の式(5)を満たす、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の太陽電池複合型表示体。
    (G−H)≦25% 式(5)
    前記式(5)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Gは最も大きい全光線透過率、Hは最も小さい全光線透過率、を意味する。
  10. 前記本体部が、下記の式(6)を満たす、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の太陽電池複合型表示体。
    (I−J)≦25% 式(6)
    前記式(6)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Iは最も大きい投影面積率、Jは最も小さい投影面積率、を意味する。投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
  11. 第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、
    前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、
    前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、
    前記本体部が下記の式(2)を満たす、太陽電池複合型表示体。
    (C−D)≦25% 式(2)
    前記式(2)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、前記本体部の前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対向している領域内で最も大きい最大投影面積率のうち、Cは最大の最大投影面積率、Dは最小の最大投影面積率、を意味する。前記投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
  12. 前記本体部に大きさが異なる表示要素が混在している、請求項11に記載の太陽電池複合型表示体。
  13. 前記本体部に前記パネル面に対して傾斜している角度が異なる表示要素が混在している、請求項11または請求項12に記載の太陽電池複合型表示体。
  14. 前記太陽電池パネルが、所定の遮蔽率Eで作動するバイパスダイオードを有しており、
    前記本体部が下記の式(3)を満たす、請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の太陽電池複合型表示体。
    E>F 式(3)
    前記式(3)で、遮蔽率Fは、前記太陽電池セルに対向している領域の前記本体部による遮蔽率を意味する。遮蔽率は、前記太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板を基準とした遮蔽面積の割合を意味する。
  15. 下記の式(4)を満たす、請求項14に記載の太陽電池複合型表示体。
    (E×2/3)>F 式(4)
  16. 前記本体部が、下記の式(6)を満たす、請求項11から請求項15のいずれか一項に記載の太陽電池複合型表示体。
    (I−J)≦25% 式(6)
    前記式(6)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Iは最も大きい投影面積率、Jは最も小さい投影面積率、を意味する。投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
  17. 第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、
    前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、
    前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、
    前記太陽電池パネルが、所定の遮蔽率Eで作動するバイパスダイオードを有しており、
    前記本体部が下記の式(3)を満たす、太陽電池複合型表示体。
    E>F 式(3)
    前記式(3)で、遮蔽率Fは、前記太陽電池セルに対向している領域の前記本体部による遮蔽率を意味する。前記遮蔽率は、前記太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板に基づく遮蔽面積の割合を意味する。
  18. 下記の式(4)を満たす、請求項17に記載の太陽電池複合型表示体。
    (E×2/3)>F 式(4)
  19. 第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、
    前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、
    前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、
    前記本体部が下記の式(5)を満たす、太陽電池複合型表示体。
    (G−H)≦25% 式(5)
    前記式(5)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Gは最も大きい全光線透過率、Hは最も小さい全光線透過率、を意味する。
  20. 第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、
    前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、
    前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、
    前記本体部が下記の式(6)を満たす、太陽電池複合型表示体。
    (I−J)≦25% 式(6)
    前記式(6)で、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Iは最も大きい投影面積率、Jは最も小さい投影面積率、を意味する。投影面積率は、前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記本体部の投影面積に占める前記本体部の法線方向からの前記パネル面に対する前記表示要素の投影面積の割合を意味する。
  21. 第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、
    前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、
    前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、
    前記太陽電池パネルは、
    前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対応して設けられ、対応する太陽電池モジュール内の直列接続された前記複数の太陽電池セルの両端部間に接続されるとともに、隣接する太陽電池モジュールに直列接続される、複数のバイパスダイオードと、を有し、
    前記本体部が、下記の式(7)を満たす、太陽電池複合型表示体。
    (K−L)≦25% 式(7)
    前記式(7)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Kは前記複数のバイパスダイオードのそれぞれに接続される2つの太陽電池モジュールの一方における最小全光線透過率、Lは前記2つの太陽電池モジュールの他方における最小全光線透過率、を意味する。
  22. 第1面及び前記第1面に対向する第2面を有する、シート状の本体部と、
    前記本体部の前記第2面に対向して配置され、それぞれが直列接続された複数の太陽電池セルを有する複数の太陽電池モジュールを有する、太陽電池パネルと、
    前記本体部の前記第1面または前記第2面に沿ってあるいは前記本体部の内部に、前記太陽電池パネルのパネル面に対して傾斜した方向に配置される複数の表示要素と、を備え、
    前記太陽電池パネルは、
    前記複数の太陽電池モジュールのそれぞれに対応して設けられ、対応する太陽電池モジュール内の直列接続された前記複数の太陽電池セルの両端部間に接続されるとともに、隣接する太陽電池モジュールに直列接続される、複数の所定の遮蔽率Mで作動するバイパスダイオードと、を有し、
    前記本体部が、下記の式(8)を満たす、太陽電池複合型表示体。
    M>|N−O| 式(8)
    前記式(8)で、前記本体部の法線方向から入射する光に対する前記本体部の全光線透過率を前記本体部の前記太陽電池セルに対向している領域ごとに測定した場合に、Nは前記複数のバイパスダイオードのそれぞれに接続される2つの太陽電池モジュールの一方における太陽電池セルの遮蔽率のうち最も小さい最小遮蔽率、Oは前記2つの太陽電池モジュールの他方における太陽電池セルの遮蔽率のうち最も小さい最小遮蔽率、を意味する。前記遮蔽率は、前記太陽電池セルの面積に占める実質的に可視光を透過させない黒色の遮蔽板に基づく遮蔽面積の割合を意味する。
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