JP2017181591A - デジタルホログラフィ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、同時に観察される観察領域が拡大された画像情報を得られるデジタルホログラフィ装置を提供する。【解決手段】観察対象に対して第1波長の光を第1方向から照射して得られる物体光と前記第1波長の光から得られる参照光とを干渉させて第1ホログラムを生成する第1ホログラム生成部と、観察対象に対して第1波長とは異なる第2波長の光を第1方向とは相対する第2方向から照射して得られる物体光と第2波長の光から得られる参照光とを干渉させて第2ホログラムを生成する第2ホログラム生成部と、前記第1ホログラムを撮像して画像情報を取得する第1撮像部と、前記第2ホログラムを撮像して画像情報を取得する第2撮像部と、を備えたデジタルホログラフィ装置とする。【選択図】図2

Description

本発明はデジタルホログラフィ装置に関する。
特許文献1には、観察対象である観察体に複数の部分領域を定義する定義手段と、前記部分領域における前記観察体についての画像である部分画像を、対物レンズの焦点深度方向に当該焦点深度の間隔で複数枚取得する部分画像取得手段と、前記部分領域に含まれている物が前記焦点深度方向の位置の違いに拘らず合焦して表されている合焦部分画像を複数枚の前記部分画像から生成する合焦部分画像生成手段と、前記部分領域毎に生成された前記合焦部分画像を組み合わせて前記観察体についての合焦画像を生成する合焦画像生成手段と、を有することを特徴とする顕微鏡システムが開示されている。
特許文献2には、被写体の異なる位置を顕微鏡装置で撮像することにより得られた複数のレイヤー画像を取得する画像取得手段と、前記複数のレイヤー画像から複数の観察用画像を生成する画像生成手段と、を備え、前記画像生成手段は、前記複数のレイヤー画像のうちの2枚以上のレイヤー画像を深度合成することで1枚の観察用画像を生成する合成処理を複数回実行することによって前記複数の観察用画像を生成することを特徴とする画像処理装置が開示されている。
非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3、及び非特許文献4には、デジタルホログラフィック顕微鏡(DHM)などのデジタルホログラフィ技術が開示されている。デジタルホログラフィ技術は、物体からの散乱光(物体光)と参照光とで生成される干渉縞(ホログラム)をデジタルイメージセンサー(例えば、CCDカメラ)で記録し、そのホログラムを計算機内で再生処理することで再生像を得るものである。この再生像は3次元構造を持っているため、2次元構造(XY面)だけではなく、深度方向(Z軸方向)の構造も観察することができる。デジタルホログラフィ技術によれば、1枚のホログラムから3次元構造の情報が得られるため、生物や流体等の動体の観察に適用可能である。
特開2005−037902号公報 特開2014−071207号公報
M. K. Kim, SPIE Reviews, 1, 018005-1 (2010) U. Schnars, C. Falldorf, J. Watson and, W. Juptner, Digital Holography and Wavefront Sensing, Springer (2015). T. Kreis,J. Europ. Opt. Soc. Rap. Public. 7, 12006 (2012). J. Mundt and T. Kreis,Optical Engineering 49(12), 125801 (2010)
本発明の目的は、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、同時に観察される観察領域が拡大された画像情報を得られるデジタルホログラフィ装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、観察対象に対して第1波長の光を第1方向から照射して得られる物体光と前記第1波長の光から得られる参照光とを干渉させて第1ホログラムを生成する第1ホログラム生成部と、前記観察対象に対して前記第1波長とは異なる第2波長の光を前記第1方向とは相対する第2方向から照射して得られる物体光と前記第2波長の光から得られる参照光とを干渉させて第2ホログラムを生成する第2ホログラム生成部と、前記第1ホログラムを撮像して画像情報を取得する第1撮像部と、前記第2ホログラムを撮像して画像情報を取得する第2撮像部と、を備えたデジタルホログラフィ装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第1撮像部及び前記第2撮像部の各々は、第1ホログラムの撮像時間と第2ホログラムの撮像時間とが全部または一部重なるように撮像を行う、請求項1に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1ホログラムの画像情報と前記第2ホログラムの画像情報とが関連付けられる、請求項1または請求項2に記載のデジタルホログラフィ装置。である。
請求項4に記載の発明は、前記第1波長の光を照射して得られる物体光及び前記第2波長の光を照射して得られる物体光の各々は、前記観察対象を透過した透過光であり、
前記第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部が、各々の物体光の光軸を同軸として配置され、各々の参照光が通過する共通の光路を備えている、請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第1波長の光を照射して得られる物体光及び前記第2波長の光を照射して得られる物体光の各々は、前記観察対象で反射された反射光であり、前記第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部が、各々の物体光の光軸を同軸として配置されている、請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項6に記載の発明は、前記観察対象の前記第1波長の光による観察領域と前記観察対象の前記第2波長の光による観察領域とが異なる、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項7に記載の発明は、前記観察対象の前記第1波長の光による観察領域と前記観察対象の前記第2波長の光による観察領域とが一部重なる、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項8に記載の発明は、前記第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部が、各々の物体光の光軸を同軸として配置され、前記第1撮像部の撮像面が前記各々の物体光の光軸と交差して配置され、前記第2撮像部の撮像面が前記各々の物体光の光軸と交差して配置されている、請求項1から請求項7までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項9に記載の発明は、前記第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部の各々は、前記観察対象の配置位置を通り前記各々の物体光の光軸に垂直な面に対して対称な位置に配置され、前記観察対象に照射する光を投光する光源と、前記面に対して対称な位置に配置され、前記光源から投光された光を前記観察対象に照射する光と前記参照光とに分岐する分岐光学素子と、前記面に対して対称な位置に配置され、前記参照光を同じ波長の物体光と干渉可能な方向に反射する反射部と、前記面に対して対称な位置に配置され、前記参照光を同じ波長の光だけを透過する波長フィルタと、を備えている、請求項1から請求項8までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項10に記載の発明は、前記第1波長の光が第1偏光方向の光であり、前記第2波長の光が第1偏光方向とは異なる第2偏光方向の光である場合に、前記第1ホログラム生成部が、干渉前に前記第1波長の光を照射して得られる物体光から第1偏光方向の光だけを透過する第1偏光フィルタを備え、前記第2ホログラム生成部が、干渉前に前記第2波長の光を照射して得られる物体光から第2偏光方向の光だけを透過する第2偏光フィルタを備えている、請求項1から請求項9までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項11に記載の発明は、更に、前記第1ホログラムの画像情報を処理して第1再生像を生成すると共に、前記第2ホログラムの画像情報を処理して第2再生像を生成する画像情報処理部を備えた、請求項1から請求項10までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置である。
請求項1に記載の発明によれば、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、観察対象を互いに相対する方向から観察し、観察される観察領域が拡大された画像情報を得られる。
請求項2に記載の発明によれば、観察対象が同時に観察される観察領域を拡大させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、同じ観察対象について得られたホログラムの画像情報が関連付けられる。
請求項4に記載の発明によれば、物体光が反射光である場合に比べて、第1ホログラム生成部と第2ホログラム生成部との間で共用される光学部品が多くなる。
請求項5に記載の発明によれば、物体光が透過光である場合に比べて、観察対象に吸収されて物体光が減衰していない。
請求項6に記載の発明によれば、同時に観察される観察領域が最も拡大する。
請求項7に記載の発明によれば、同時に観察される2つの観察領域の連結が、これら2つの観察領域がまったく重ならない場合に比べて容易である。
請求項8に記載の発明によれば、2つの撮像部も物体光の光軸上に配置され、光軸上に配置しない場合に比べて装置全体が小型化する。
請求項9に記載の発明によれば、第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部の各々に含まれる光学部品が対称に配置され、共用される光学部品も増えて装置全体が小型化する。
請求項10に記載の発明によれば、波長フィルタでは除去しきれないノイズが除去される。
請求項11に記載の発明によれば、3次元構造を有する再生像が取得される。
本発明の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置の構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。 (A)及び(B)は第1の実施の形態に係るホログラム生成部の動作の一例を示す模式図である。 (A)は各波長の光が通過する領域を示す模式図であり、(B)は各波長の光による観察領域を示す模式図である。 (A)は光軸がずれた場合に各波長の光が通過する領域を示す模式図であり、(B)は各波長の光による観察領域を示す模式図である。 (A)〜(C)は観察領域が拡大する様子を示す模式図である。 (A)〜(C)は各波長の光に対する拡大倍率が異なる場合の各波長の光による観察領域を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。 (A)及び(B)は第2の実施の形態に係るホログラム生成部の動作の一例を示す模式図である。 本発明の第3の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。 (A)及び(B)は第3の実施の形態に係るホログラム生成部の動作の一例を示す模式図である。 本発明の第4の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の第5の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
(デジタルホログラフィ装置)
まず、デジタルホログラフィ装置の全体構成について説明する。図1は本発明の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置の構成の一例を示す概略構成図である。デジタルホログラフィ装置10は、ホログラムを生成するホログラム生成部12、ホログラムを撮像する第1撮像部14、第2撮像部14、ホログラムを撮像して得られた画像情報を処理して再生像を生成する画像情報処理部16、及び表示部18を備えている。
ホログラム生成部12は、観察対象に対して第1波長の光を第1方向から照射して得られる物体光と、第1波長の光から得られる参照光とを干渉させて、干渉縞である第1ホログラムを生成する第1ホログラム生成部として機能する。第1撮像部14は、CCD等のデジタル撮像素子であり、第1ホログラム生成部により生成された第1ホログラムを撮像する。
また、ホログラム生成部12は、観察対象に対して第2波長の光を第2方向から照射して得られる物体光と、第2波長の光から得られる参照光とを干渉させて、干渉縞である第2ホログラムを生成する第2ホログラム生成部として機能する。ここで、第2波長は第1波長とは異なる波長であり、第2方向は第1方向に相対する方向である。第2撮像部14は、CCD等のデジタル撮像素子であり、第2ホログラム生成部により生成された第2ホログラムを撮像する。
第1ホログラムの画像情報と第2ホログラムの画像情報とは、画像情報処理部16に出力される。第1ホログラムの画像情報と第2ホログラムの画像情報とは関連付けられて、画像情報処理部16の後述するメモリ等の記憶装置に記憶される。第1波長と第2波長は、波長フィルタ等で分離可能な波長であればよい。例えば、第1波長を500nm〜560nmの緑色光とし、第2波長を650nm〜780nmの赤色光としてもよい。なお、ホログラム生成部12の構成については後述する。
画像情報処理部16は、第1撮像部14により第1ホログラムを撮像して得られた画像情報を処理して第1再生像を生成すると共に、第2撮像部14により第2ホログラムを撮像して得られた画像情報を処理して第2再生像を生成する。上述した通り、デジタルホログラフィ技術では、ホログラムをデジタル撮像素子で撮像し、撮像されたホログラムの画像情報を計算機内で再生処理することにより、3次元構造を有する再生像を取得する。なお、再生処理の手法としては、周知のコンボリューション法やフレネル法が使用される。例えば、非特許文献2(U. Schnars, C. Falldorf, J. Watson and, W. Juptner, Digital Holography and Wavefront Sensing, Springer (2015).)に記載の方法が使用される。
画像情報処理部16は、CPU、ROM、RAM、及びメモリを備えたコンピュータとして構成されている。ROMには、ホログラムを撮像して得られた画像情報を処理して3次元構造を有する再生像を得る「再生処理」のプログラムが記憶されている。CPUは、ROMに記憶された「再生処理」のプログラムを読み出して、RAMをワークエリアとして使用して「再生処理」のプログラムを実行する。また、表示部18は、コンピュータの周辺装置として配置されたディスプレイ等である。表示部18には、生成された再生像などが表示される。なお、周辺装置としてキーボード等の入力装置を備えていてもよい。
本実施の形態では、観察対象に第1波長の光を照射して観察対象を第1方向から観察したときの第1ホログラムの撮像と同時に、観察対象に第2波長の光を照射して観察対象を第1方向とは相対する第2方向から観察したときの第2ホログラムが撮像される。したがって、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、観察対象を互いに相対する方向から観察することができ、同時に観察される観察領域が拡大される。例えば、観察領域内にある被写体を表面から観察したときの3次元形状と裏面から観察したときの3次元形状とが同時に取得され、被写体全体の3次元形状が取得される。
なお、本明細書において「同時」とは、第1ホログラムの撮像時間と第2ホログラムの撮像時間とが完全に重なる場合だけでなく、第1ホログラムの撮像時間と第2ホログラムの撮像時間とが一部重なる場合も含む。
(ホログラム生成部)
次に、ホログラム生成部12について説明する。ここでは、第1撮像部14及び第2撮像部14も含めて説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。第1の実施の形態では、観察対象Sを透過した透過光を物体光とする。ホログラム生成部12は、第1ユニット20と第2ユニット20と一対の反射鏡38及び反射鏡38とを備えている。一対の反射鏡38及び反射鏡38は、「反射部」の一例である。
第1ユニット20は、第1波長(λ)の光を投光する第1光源22、レンズ24、入射した光を入射方向に応じて分岐、統合、透過、または反射する反射面27を有する第1分岐光学素子26、レンズ28、第2波長(λ)の光だけを透過する波長フィルタ30、レンズ32、第2撮像部14、及びレンズ36を備え、各光学部品が同じ基板上に設置されている。第2撮像部14を、第1ユニット20内(後述する物体光の光軸上)に配置することで、デジタルホログラフィ装置10の全体が小型化する。
第2ユニット20は、第2波長(λ)の光を投光する第2光源22、レンズ24、入射した光を入射方向に応じて分岐、統合、透過、または反射する反射面27を有する第2分岐光学素子26、レンズ28、第1波長(λ)の光だけを透過する波長フィルタ30、レンズ32、第1撮像部14、及びレンズ36を備え、各光学部品が同じ基板上に設置されている。第1撮像部14を、第2ユニット20内(後述する物体光の光軸上)に配置することで、デジタルホログラフィ装置10の全体が小型化する。
第1分岐光学素子26及び第2分岐光学素子26としては、ビームスプリッタ等を用いてもよい。また、波長フィルタ30及び波長フィルタ30としては、バンドパスフィルタ等を用いてもよい。
第1ユニット20においては、第1分岐光学素子26の四方に他の光学部品が配置されている。第1分岐光学素子26に対し第1方向には、レンズ28が配置されている。第1分岐光学素子26に対し第2方向には、波長フィルタ30、レンズ32、及び第2撮像部14が配置されている。第1分岐光学素子26に対し第3方向には、レンズ36が配置されている。第1分岐光学素子26に対し第4方向には、第1光源22及びレンズ24が配置されている。第4方向は第3方向に相対する方向である。
レンズ28、第1分岐光学素子26、波長フィルタ30、及びレンズ32の各々は、光軸が揃えられて、第2方向に沿って記載された順序で配置されている。後述する通り、これら光学系の光軸は、第2波長の物体光の光軸に等しい。第2撮像部14は、撮像面が光学系の光軸(第2波長の物体光の光軸)と交差するように、レンズ32に対し第2方向に配置されている。第2撮像部14は、撮像面がレンズ32の焦点位置となるように配置されている。
また、第1光源22、レンズ24、第1分岐光学素子26、及びレンズ36の各々は、光軸が揃えられて、第3方向に沿って記載された順序で配置されている。なお、反射鏡38は、これら光学系の光軸と交差するように配置されている。図示した例では、反射鏡38は、入射光が反射鏡38の方向に反射されるように、反射面が光学系の光軸に対して45°の角度だけ傾けられている。
第2ユニット20においては、第2分岐光学素子26の四方に他の光学部品が配置されている。第2分岐光学素子26に対し第2方向には、レンズ28が配置されている。第2分岐光学素子26に対し第1方向には、波長フィルタ30、レンズ32、及び第2撮像部14が配置されている。第2分岐光学素子26に対し第3方向には、レンズ36が配置されている。第2分岐光学素子26に対し第4方向には、第2光源22及びレンズ24が配置されている。
レンズ28、第2分岐光学素子26、波長フィルタ30、及びレンズ32の各々は、光軸が揃えられて、第1方向に沿って記載された順序で配置されている。後述する通り、これら光学系の光軸は、第1波長の物体光の光軸に等しい。第1撮像部14は、撮像面が光学系の光軸(第1波長の物体光の光軸)と交差するように、レンズ32に対し第1方向に配置されている。第1撮像部14は、撮像面がレンズ32の焦点位置となるように配置されている。
また、第2光源22、レンズ24、第2分岐光学素子26、及びレンズ36の各々は、光軸が揃えられて、第3方向に沿って記載された順序で配置されている。なお、反射鏡38は、これら光学系の光軸と交差するように配置されている。図示した例では、反射鏡38は、入射光が反射鏡38の方向に反射されるように、反射面が光学系の光軸に対して45°の角度だけ傾けられている。
本実施の形態では、第1波長の物体光の光軸は、第2波長の物体光の光軸と同軸とされている。したがって、区別する必要が無い場合は、両波長の物体光の光軸を「物体光の光軸」と総称する。即ち、第1ユニット20のレンズ28、第1分岐光学素子26、波長フィルタ30、及びレンズ32の各々、第2ユニット20のレンズ28、第2分岐光学素子26、波長フィルタ30、及びレンズ32の各々は、物体光の光軸に沿って配置されている。
また、本実施の形態では、第1ユニット20及び反射鏡38と、第2ユニット20及び反射鏡38とは、観察対象Sの配置位置を通り、物体光の光軸に垂直な面に対して対称な位置に配置されている。以下では、この面を「観察対象の配置位置を通る基準面」という。観察対象Sは図示しない保持部材により保持されている。レンズ28の焦点位置とレンズ28の焦点位置とが、観察対象S内に位置するように、第1ユニット20と第2ユニット20とが配置される。後述する通り、レンズ28の焦点位置は、レンズ28の焦点位置とは異なっている。
なお、レンズ24、レンズ28、レンズ36、及びレンズ32の各々は、第1波長の光に対して4f光学系を構成しているが、レンズ28、及びレンズ32の各々は、第1波長の光に対して無限補正光学系を構成していればよい。同様に、レンズ24、レンズ28、レンズ36、及びレンズ32の各々は、第2波長の光に対して4f光学系を構成しているが、レンズ28、及びレンズ32の各々は、第2波長の光に対して無限補正光学系を構成していればよい。4f光学系では各レンズの焦点距離が等しいが、無限補正光学系では各レンズの焦点距離が異なっていてもよい。
(ホログラム生成部の動作)
次に、ホログラム生成部12の動作について説明する。図3(A)及び(B)は第1の実施の形態に係るホログラム生成部の動作の一例を示す模式図である。図3(A)では、第1波長の物体光と参照光とを干渉させて第1ホログラムを生成する第1ホログラム生成部としての動作を説明する。図3(B)では、第2波長の物体光と参照光とを干渉させて第2ホログラムを生成する第2ホログラム生成部としての動作を説明する。
まず、第1ホログラム生成部としての動作について説明する。図3(A)に示すように、第1光源22から平行光として投光された第1波長の光は、レンズ24により集光されて第1分岐光学素子26に入射する。
第1分岐光学素子26に入射された第1波長の光の一部は、反射面27で第1方向に反射される。第1分岐光学素子26に入射された第1波長の光の残部は、反射面27を透過して第3方向に出射される。これにより、第1光源22から投光された第1波長の光が、物体光用の光と参照光とに分岐される。なお、参照光は点線で図示する。
第1分岐光学素子26で第1方向に反射された第1波長の光(物体光用の光)は、レンズ28により平行光化されて観察対象Sに照射される。観察対象Sに照射される第1波長の光は「平面波」である。照射された光は、観察対象Sを透過する際に散乱される。なお、図3(A)では光軸を通過する光線が散乱される様子を図示している。
観察対象Sを透過した第1波長の物体光は、レンズ28により平行光化されて第2分岐光学素子26に入射する。第2分岐光学素子26に入射された第1波長の物体光は、反射面27を透過して第1方向に出射され、波長フィルタ30により第1波長以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第1撮像部14の撮像面に照射される。
第1分岐光学素子26で第3方向に出射された第1波長の光(参照光)は、レンズ36により平行光化されて反射鏡38に照射される。平行光化された第1波長の参照光は、反射鏡38により反射鏡38の方向に反射され、反射鏡38によりレンズ36の方向に反射され、レンズ36により集光されて、第2分岐光学素子26に入射する。
第2分岐光学素子26に入射された第1波長の参照光は、反射面27で第1方向に反射され、波長フィルタ30により第1波長以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第1撮像部14の撮像面に照射される。
第1撮像部14の撮像面に照射された第1波長の物体光と第1波長の参照光とが干渉し、第1撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第1撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第1ホログラムとして撮像する。
次に、第2ホログラム生成部としての動作について説明する。図3(B)に示すように、第2光源22から平行光として投光された第2波長の光は、レンズ24により集光されて第2分岐光学素子26に入射する。
第2分岐光学素子26に入射された第2波長の光の一部は、反射面27で第2方向に反射される。第2分岐光学素子26に入射された第2波長の光の残部は、反射面27を透過して第3方向に出射される。これにより、第2光源22から投光された第2波長の光が、物体光用の光と参照光とに分岐される。なお、参照光は点線で図示する。
第2分岐光学素子26で第2方向に反射された第2波長の光(物体光用の光)は、レンズ28により平行光化されて観察対象Sに照射される。観察対象Sに照射される第2波長の光は「平面波」である。照射された光は、観察対象Sを透過する際に散乱される。なお、図3(B)では光軸を通過する光線が散乱される様子を図示している。
観察対象Sを透過した第2波長の物体光は、レンズ28により平行光化されて第1分岐光学素子26に入射する。第1分岐光学素子26に入射された第2波長の物体光は、反射面27を透過して第2方向に出射され、波長フィルタ30により第2波長以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第2撮像部14の撮像面に照射される。
第2分岐光学素子26で第3方向に出射された第2波長の光(参照光)は、レンズ36により平行光化されて反射鏡38に照射される。平行光化された第2波長の参照光は、反射鏡38により反射鏡38の方向に反射され、反射鏡38によりレンズ36の方向に反射され、レンズ36により集光されて、第1分岐光学素子26に入射する。
第1分岐光学素子26に入射された第2波長の参照光は、反射面27で第2方向に反射され、波長フィルタ30により第2波長以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第2撮像部14の撮像面に照射される。
第2撮像部14の撮像面に照射された第2波長の物体光と第2波長の参照光とが干渉し、第2撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第2撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第2ホログラムとして撮像する。
本実施の形態では、第1波長の物体光の光軸と第2波長の物体光の光軸とを同軸とし、複数の光学部品を観察対象の配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置することで、複数の光学部品及び光路を共通化して、第1ホログラム生成部としての動作と第2ホログラム生成部としての動作とを同時に行う。これにより、同時に観察される観察領域が拡大する。
第1波長の光と第2波長の光とは波長が異なっているので、第1波長の光と第2波長の光とを観察対象に対して照射して、第1波長の物体光と第2波長の物体光とを生成することができ、生成した第1波長の物体光と第2波長の物体光とを波長フィルタ等で分離することができる。
また、本実施の形態では、観察対象に物体光用の光を「平面波」として照射するので、観察対象の広い範囲が均一に照明される。このため、再生像の明るさも均一になる。例えば、観察対象の面内や深度方向の広い範囲を撮影する場合には、物体光用の光を「平面波」として照射する方法が適している。
なお、本実施の形態では、同じ波長の物体光の光軸と参照光の光軸とを同軸(in-line)としているが、物体光の光軸と参照光の光軸とが交差するように参照光の光軸を傾けてもよい(軸外:off-axis)。軸外(off-axis)の方が、1次回折光と0次光とを分離しやすく、0次光により再生像に発生するノイズが低減される。
例えば、第1波長の参照光を斜めから照射するには、第2分岐光学素子26を傾ければよい。または、波長フィルタ30の前後に、参照光の光路を変更する偏向素子を挿入すればよい。偏向素子は、例えば、楔型プリズム等の光学素子としてもよい。
(観察領域の拡大)
次に、観察領域の拡大について説明する。
図4(A)は各波長の光が通過する領域を示す模式図であり、図4(B)は各波長の光による観察領域を示す模式図である。第1ホログラム生成部の動作として説明した通り、観察対象Sを透過した第1波長の物体光は、レンズ28により平行光化される。また、第2ホログラム生成部の動作として説明した通り、観察対象Sを透過した第2波長の物体光は、レンズ28により平行光化される。
したがって、図4(A)に示すように、第1波長の物体光は、観察対象S内のレンズ28の焦点位置1で焦点を結び、第2波長の物体光は、観察対象S内のレンズ28の焦点位置2で焦点を結ぶ。物体光の光軸方向において焦点位置1と焦点位置2とは異なる位置である。上記の通り、本実施の形態では、レンズ28を含む第1ユニット20に対して、レンズ28を含む第2ユニット20を物体光の光軸に沿って相対的に移動させて、焦点位置1と焦点位置2とを離間させている。
なお、図4(A)は、物体光が通過する観察対象S内の領域を模式的に表すものであり、光軸上の焦点からの散乱光のうち、対物レンズに入射する光線の最大角度範囲を図示している。
ここで、焦点深度とは、物体光が結像された光像のボケが許容される「撮像素子の光軸方向における焦点が合った位置からの距離」のことである。また、被写界深度とは、物体光が結像された光像のボケが許容される「観察対象内の光軸方向における焦点位置からの距離(ホログラムからの再生距離)」のことである。
即ち、光軸方向において焦点位置1の前後の、太い実線の矢印で図示した範囲が、第1波長の物体光の被写界深度(λ1)であり、光軸方向において焦点位置2の前後の、太い点線の矢印で図示した範囲が、第2波長の物体光の被写界深度(λ2)である。
図4(B)に示すように、物体光の光軸を含む断面で見ると、淡色で図示した第1波長の物体光による第1観察領域(λ1)は、被写界深度(λ1)と対物レンズのNAとに対応して、2つの台形を底辺で接合8した形状(以下、「台形状」という。)となる。一方、濃色で図示した第2波長の物体光による第2観察領域(λ2)は、被写界深度(λ2)と対物レンズのNAとに対応して台形状となる。なお、台形状になるのは、対物レンズのNAにより観察領域が制限されるためである。
焦点位置1と焦点位置2とが物体光の光軸方向にずれているので、被写界深度(λ1)と被写界深度(λ2)も光軸方向にずれており、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)も光軸方向にずれている。したがって、被写界深度(λ1)と被写界深度(λ2)とを合成することで被写界深度が拡大する。これにより、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、同時に観察される観察領域が第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とを連結した領域まで拡大される。
なお、被写界深度は、波長を「λ」、対物レンズであるレンズ28、レンズ28の開口数を「NA」、撮像部の画素の直径(いわゆる、画素ピッチ)を「p」、撮像部の画素数を「N」、拡大倍率を「M」として、例えば、焦点位置から下記式(1)で表される範囲である。下記式(1)では、分子の「N」が画素数を表す。
上記式(1)は対物レンズのNAで決まる分解能が維持できる範囲を表す。したがって、必要とされる解像度は用途に依存するため、被写界深度はこの式に限定されない。また、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)との連結は、画像情報処理部16で実施される(図1参照)。
画像情報処理部16は、互いに関連付けられた第1ホログラムの画像情報と第2ホログラムの画像情報とを記憶装置から読み出し、第1ホログラムの画像情報を処理して第1再生像を生成し、第2ホログラムの画像情報を処理して第2再生像を生成する。これら第1再生像と第2再生像とを合成することで、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とが連結される。連結された観察領域の画像、即ち、第1再生像と第2再生像の合成画像は、表示部18に表示される。
なお、第1ホログラムの画像情報と第2ホログラムの画像情報とを関連付けて記憶する際に、第1波長の物体光の焦点位置1の三次元座標と、第2波長の物体光の焦点位置2の三次元座標とを併せて記憶しておくとよい。例えば、観察対象Sを保持する保持部材が位置センサ等を備える場合は、対物レンズであるレンズ28、レンズ28の焦点位置の三次元座標が求められる。焦点位置1の三次元座標と焦点位置2の三次元座標とは、第1再生像と第2再生像とを合成する際に活用される。
また、図4(B)に示す例では、被写界深度(λ1)と被写界深度(λ2)は一部重複しており(図4(A)に「共通領域」として図示する)、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)も一部重複している。重複部分を濃色と淡色の中間の濃度の色で図示する。図示したように、例えば、重複領域を跨いで両方の観察領域に存在する被写体がある場合には、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)を連結することで、被写体の全体形状が取得される。
ここで、観察領域の拡大態様について説明する。
(1)観察領域のずれ方向
図4(A)及び(B)に示す例では、2つの観察領域が光軸方向にずれる例について説明したが、2つの観察領域を光軸と交差する方向にずらしても、同時に観察される観察領域が拡大する。図5(A)は光軸がずれた場合に各波長の光が通過する領域を示す模式図であり、図5(B)は各波長の光による観察領域を示す模式図である。
図5(A)に示すように、第1波長の物体光は、観察対象S内のレンズ28の焦点位置1で焦点を結び、第2波長の物体光は、観察対象S内のレンズ28の焦点位置2で焦点を結ぶ。物体光の光軸方向において焦点位置1と焦点位置2とは同じ位置であるため、被写界深度は拡大しない。しかしながら、第1波長の物体光の光軸と第2波長の物体光の光軸とは、これら光軸と交差する方向(図面では直交する方向)にずれている。
したがって、図5(B)に示すように、物体光の光軸を含む断面で見ると、淡色で図示した第1波長の物体光による第1観察領域(λ1)は、濃色で図示した第2波長の物体光による第2観察領域(λ2)とは光軸と交差する方向にずれる。よって、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、同時に観察される観察領域が第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とを連結した領域まで拡大される。
(2)観察領域の重なり具合
図6(A)〜(C)は観察領域が拡大する様子を示す模式図である。ここでも、第1観察領域(λ1)を淡色で図示し、第2観察領域(λ2)を濃色で図示する。図4(A)及び(B)に示す例では、図6(B)に示すように、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とが一部重複する。この場合、重複部分がパターンマッチング等により特定されるので、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)の連結が容易になる。
2つの観察領域の重なり具合はこれに限定されるものではない。2つの観察領域を光軸方向にずらす場合、例えば、図6(A)に示すように、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とが隣接するようにしてもよい。この場合、合成された被写界深度は最大となり、連結された観察領域も最大となる。
また、図6(C)に示すように、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とが大部分重複するようにしてもよい。この場合、重複部分については第1ホログラムの画像情報と第2ホログラムの画像情報とが取得される。重複部分の中でも焦点位置2より焦点位置1に近い観察位置については、第1ホログラムの画像情報を用いて再生処理を行う。また、重複部分の中でも焦点位置1より焦点位置2に近い観察位置については、第2ホログラムの画像情報を用いて再生処理を行う。これにより、SN比の劣化が抑制される。なお、重複部分の各観察位置について2つの画像情報の平均値を用いて再生処理を行ってもよい。
(3)観察領域の拡大倍率
図4(A)及び(B)に示す例では、2つの観察領域の拡大倍率が同じ例について説明したが、2つの観察領域の拡大倍率を異ならせてもよい。ここで、拡大倍率とは、結像レンズの焦点距離を、対物レンズの焦点距離で除した値である。第1波長の光については、レンズ32が結像レンズであり、レンズ28が対物レンズである。第2波長の光については、レンズ32が結像レンズであり、レンズ28が対物レンズである。
図7(A)〜(C)は各波長の光に対する拡大倍率が異なる場合の各波長の光による観察領域を示す模式図である。ここでも、第1観察領域(λ1)を淡色で図示し、第2観察領域(λ2)を濃色で図示する。第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)との連結は、基本的には同じ拡大倍率で行われる。しかしながら、例えば、第1観察領域(λ1)だけを拡大して観察したい場合等には、図7(A)〜(C)に示すように、第1観察領域(λ1)の拡大倍率を、第2観察領域(λ2)の拡大倍率より小さくしてもよい。拡大倍率を小さくすることで観察領域が拡大される。
図6(A)〜(C)と同様に、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とが隣接するようにしてもよく(図7(A))、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とが一部重複するようにしてもよく(図7(B))、第1観察領域(λ1)と第2観察領域(λ2)とが大部分重複するようにしてもよい(図7(C))。なお、図7(C)に示す例では、第2観察領域(λ2)が第1観察領域(λ1)に包含されており、重複領域は2種類の拡大倍率で観察される。
<第2の実施の形態>
図8は本発明の第2の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。第2の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置は、観察対象に収束光を照射して物体光を得るようにホログラム生成部の構成を変更した以外は、第1の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。なお、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、観察対象を透過した透過光を物体光とする。
第2の実施の形態に係るホログラム生成部12は、第1ユニット20Aと第2ユニット20Aと一対の反射鏡38及び反射鏡38の外に、レンズ40と一対のマスク42及びマスク42を備えている。第1ユニット20Aは、レンズ24が削除された以外は、図2に示す第1ユニット20と同じ構成であるため説明を省略する。
また、第2ユニット20Aは、レンズ24が削除された以外は、図2に示す第1ユニット20と同じ構成であるため説明を省略する。また、レンズ40と一対のマスク42及びマスク42とは、反射鏡38と反射鏡38との間に配置されている。一対のマスク42及びマスク42は、レンズ40を挟み込むようにレンズ40の両側に配置されている。
本実施の形態では、第1ユニット20A及び反射鏡38と、第2ユニット20A及び反射鏡38とは、観察対象Sの配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置されている。レンズ40は基準面に配置され、マスク42とマスク42とは、観察対象Sの配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置されている。
また、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、第1波長の物体光の光軸が第2波長の物体光の光軸と同軸となるように、複数の光学部品が物体光の光軸上に配置されている。更に、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、レンズ28の焦点位置がレンズ28の焦点位置と異なるように、第1ユニット20Aと第2ユニット20Aとが配置されている。
(ホログラム生成部の動作)
次に、ホログラム生成部12の動作について説明する。図9(A)及び(B)は第2の実施の形態に係るホログラム生成部の動作の一例を示す模式図である。図9(A)では、第1波長の物体光と参照光とを干渉させて第1ホログラムを生成する第1ホログラム生成部としての動作を説明する。図9(B)では、第2波長の物体光と参照光とを干渉させて第2ホログラムを生成する第2ホログラム生成部としての動作を説明する。
まず、第1ホログラム生成部としての動作について説明する。図9(A)に示すように、第1光源22から平行光として投光された第1波長の光は、第1分岐光学素子26に入射する。第1分岐光学素子26に入射された第1波長の光の一部は、反射面27で第1方向に反射される。第1分岐光学素子26に入射された第1波長の光の残部は、反射面27を透過して第3方向に出射される。これにより、第1光源22から投光された第1波長の光が、物体光用の光と参照光とに分岐される。なお、参照光は点線で図示する。
第1分岐光学素子26で第1方向に反射された第1波長の光(物体光用の光)は、レンズ28により集光されて観察対象Sに照射される。即ち、観察対象Sに照射される第1波長の光は「収束光」である。照射された光は、観察対象Sを透過する際に散乱される。なお、図9(A)では光軸を通過する光線が散乱される様子を図示している。
観察対象Sを透過した第1波長の物体光は、レンズ28により平行光化されて第2分岐光学素子26に入射する。第2分岐光学素子26に入射された第1波長の物体光は、反射面27を透過して第1方向に出射され、波長フィルタ30により第1波長以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第1撮像部14の撮像面に照射される。
第1分岐光学素子26で第3方向に出射された第1波長の光(参照光)は、レンズ36により集光されて反射鏡38に照射される。集光された第1波長の参照光は、反射鏡38により反射鏡38の方向に反射され、マスク42により予め定めた形状(例えば、矩形状)に整形され、レンズ40により平行光化される。レンズ40により平行光化された参照光は、反射鏡38によりレンズ36の方向に反射され、レンズ36により集光されて、第2分岐光学素子26に入射する。
第2分岐光学素子26に入射された第1波長の参照光は、反射面27で第1方向に反射され、波長フィルタ30により第1波長以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第1撮像部14の撮像面に照射される。第1撮像部14の撮像面に照射された第1波長の物体光と第1波長の参照光とが干渉し、第1撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第1撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第1ホログラムとして撮像する。
次に、第2ホログラム生成部としての動作について説明する。図9(B)に示すように、第2光源22から平行光として投光された第2波長の光は、レンズ24により集光されて第2分岐光学素子26に入射する。第2分岐光学素子26に入射された第2波長の光の一部は、反射面27で第2方向に反射される。第2分岐光学素子26に入射された第2波長の光の残部は、反射面27を透過して第3方向に出射される。これにより、第2光源22から投光された第2波長の光が、物体光用の光と参照光とに分岐される。なお、参照光は点線で図示する。
第2分岐光学素子26で第2方向に反射された第2波長の光(物体光用の光)は、レンズ28により集光されて観察対象Sに照射される。即ち、観察対象Sに照射される第2波長の光は「収束光」である。照射された光は、観察対象Sを透過する際に散乱される。なお、図9(B)では光軸を通過する光線が散乱される様子を図示している。
観察対象Sを透過した第2波長の物体光は、レンズ28により平行光化されて第1分岐光学素子26に入射する。第1分岐光学素子26に入射された第2波長の物体光は、反射面27を透過して第2方向に出射され、波長フィルタ30により第2波長以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第2撮像部14の撮像面に照射される。
第2分岐光学素子26で第3方向に出射された第2波長の光(参照光)は、レンズ36により集光されて反射鏡38に照射される。集光された第2波長の参照光は、反射鏡38により反射鏡38の方向に反射され、マスク42により予め定めた形状(例えば、矩形状)に整形され、レンズ40により平行光化される。レンズ40により平行光化された参照光は、反射鏡38によりレンズ36の方向に反射され、レンズ36により集光されて、第1分岐光学素子26に入射する。
第1分岐光学素子26に入射された第2波長の参照光は、反射面27で第2方向に反射され、波長フィルタ30により第2波長以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第2撮像部14の撮像面に照射される。第2撮像部14の撮像面に照射された第2波長の物体光と第2波長の参照光とが干渉し、第2撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第2撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第2ホログラムとして撮像する。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、第1波長の物体光の光軸と第2波長の物体光の光軸とを同軸とし、複数の光学部品を観察対象の配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置することで、複数の光学部品及び光路を共通化して、第1ホログラム生成部としての動作と第2ホログラム生成部としての動作とを同時に行う。これにより、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、同時に観察される観察領域が拡大される。
また、本実施の形態では、観察対象に物体光用の光を「収束光」として照射するので、物体光用の光を「平面波」として照射する場合に比べて、観察領域は狭くなるが、光が狭い領域に集中されるため明るい画像(即ち、高いSN比)が得られる。例えば、吸収や散乱が大きい観察対象の場合には、物体光用の光を「収束光」として照射する方法が適している。
<第3の実施の形態>
図10は本発明の第3の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。第3の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置は、観察対象で反射された反射光を物体光とするようにホログラム生成部の構成を変更した以外は、第1の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。なお、第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、観察対象に照射される光は「平面波」である。
第3の実施の形態に係るホログラム生成部12は、第1ユニット20Bと第2ユニット20Bとを備えている。第1ユニット20Bは、第2波長(λ)の光だけを透過する波長フィルタ30の代わりに第1波長(λ)の光だけを透過する波長フィルタ30Bを配置し、第2撮像部14の代わりに第1撮像部14を配置し、ユニット内に反射鏡38を含めた以外は、図2に示す第1ユニット20と同じ構成であるため説明を省略する。
また、第1光源22、レンズ24、第1分岐光学素子26、及びレンズ36の各々は、光軸が揃えられて、第3方向に沿って記載された順序で配置されている。反射鏡38は、入射光がレンズ36の方向に反射されるように、反射面がこれら光学系の光軸と直交するように配置されている。
第2ユニット20Bは、第1波長(λ)の光だけを透過する波長フィルタ30の代わりに第2波長(λ)の光だけを透過する波長フィルタ30Bを配置し、第1撮像部14の代わりに第2撮像部14を配置し、ユニット内に反射鏡38を含めた以外は、図2に示す第2ユニット20と同じ構成であるため説明を省略する。
また、第2光源22、レンズ24、第2分岐光学素子26、及びレンズ36の各々は、光軸が揃えられて、第3方向に沿って記載された順序で配置されている。反射鏡38は、入射光がレンズ36の方向に反射されるように、反射面がこれら光学系の光軸と直交するように配置されている。
本実施の形態では、第1ユニット20Bと第2ユニット20Bとは、観察対象Sの配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置されている。また、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、第1波長の物体光の光軸が第2波長の物体光の光軸と同軸となるように、複数の光学部品が物体光の光軸上に配置されている。更に、本実施の形態では、レンズ28の焦点位置がレンズ28の焦点位置と異なるように、第1ユニット20Bと第2ユニット20Bとが配置されている。
(ホログラム生成部の動作)
次に、ホログラム生成部12の動作について説明する。図11(A)及び(B)は第3の実施の形態に係るホログラム生成部の動作の一例を示す模式図である。図11(A)では、第1波長の物体光と参照光とを干渉させて第1ホログラムを生成する第1ホログラム生成部としての動作を説明する。図11(B)では、第2波長の物体光と参照光とを干渉させて第2ホログラムを生成する第2ホログラム生成部としての動作を説明する。
まず、第1ホログラム生成部としての動作について説明する。図11(A)に示すように、第1光源22から平行光として投光された第1波長の光は、レンズ24により集光されて第1分岐光学素子26に入射する。
第1分岐光学素子26に入射された第1波長の光の一部は、反射面27で第1方向に反射される。第1分岐光学素子26に入射された第1波長の光の残部は、反射面27を透過して第3方向に出射される。これにより、第1光源22から投光された第1波長の光が、物体光用の光と参照光とに分岐される。なお、参照光は点線で図示する。
第1分岐光学素子26で第1方向に反射された第1波長の光(物体光用の光)は、レンズ28により平行光化されて観察対象Sに照射される。観察対象Sに照射される第1波長の光は「平面波」である。照射された光は、観察対象Sで反射されて散乱される。なお、図11(A)では光軸を通過する光線が散乱される様子を図示している。
観察対象Sで反射された第1波長の物体光は、一点鎖線で示すように、レンズ28により平行光化されて第1分岐光学素子26に入射する。第1分岐光学素子26に入射された第1波長の物体光は、反射面27を透過して第2方向に出射され、波長フィルタ30Bにより第1波長以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第1撮像部14の撮像面に照射される。
第1分岐光学素子26で第3方向に出射された第1波長の光(参照光)は、レンズ36により平行光化されて反射鏡38に照射される。平行光化された第1波長の参照光は、反射鏡38によりレンズ36の方向に反射され、レンズ36により集光されて、第1分岐光学素子26に入射する。
第1分岐光学素子26に入射された第1波長の参照光は、反射面27で第2方向に反射され、波長フィルタ30Bにより第1波長以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第1撮像部14の撮像面に照射される。
第1撮像部14の撮像面に照射された第1波長の物体光と第1波長の参照光とが干渉し、第1撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第1撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第1ホログラムとして撮像する。
次に、第2ホログラム生成部としての動作について説明する。図11(B)に示すように、第2光源22から平行光として投光された第2波長の光は、レンズ24により集光されて第2分岐光学素子26に入射する。
第2分岐光学素子26に入射された第2波長の光の一部は、反射面27で第2方向に反射される。第2分岐光学素子26に入射された第2波長の光の残部は、反射面27を透過して第3方向に出射される。これにより、第2光源22から投光された第2波長の光が、物体光用の光と参照光とに分岐される。なお、参照光は点線で図示する。
第2分岐光学素子26で第2方向に反射された第2波長の光(物体光用の光)は、レンズ28により平行光化されて観察対象Sに照射される。観察対象Sに照射される第2波長の光は「平面波」である。照射された光は、観察対象Sで反射されて散乱される。なお、図11(B)では光軸を通過する光線が散乱される様子を図示している。
観察対象Sで反射された第2波長の物体光は、一点鎖線で示すように、レンズ28により平行光化されて第2分岐光学素子26に入射する。第2分岐光学素子26に入射された第2波長の物体光は、反射面27を透過して第1方向に出射され、波長フィルタ30Bにより第2波長以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第2撮像部14の撮像面に照射される。
第2分岐光学素子26で第3方向に出射された第2波長の光(参照光)は、レンズ36により平行光化されて反射鏡38に照射される。平行光化された第2波長の参照光は、反射鏡38によりレンズ36の方向に反射され、レンズ36により集光されて、第2分岐光学素子26に入射する。
第2分岐光学素子26に入射された第2波長の参照光は、反射面27で第1方向に反射され、波長フィルタ30Bにより第2波長以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第2撮像部14の撮像面に照射される。
第2撮像部14の撮像面に照射された第2波長の物体光と第2波長の参照光とが干渉し、第2撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第2撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第2ホログラムとして撮像する。
本実施の形態では、第1波長の物体光の光軸と第2波長の物体光の光軸とを同軸とし、複数の光学部品を観察対象の配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置することで、第1ホログラム生成部としての動作と第2ホログラム生成部としての動作とを同時に行う。これにより、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、同時に観察される観察領域が拡大される。
また、本実施の形態では、観察対象で反射された反射光を物体光とするので、透過光を物体光とする場合に比べて明るい画像(即ち、高いSN比)が得られる。これは、物体光が観察対象の表面で生成されるため、透過光を物体光とする場合と異なり、観察対象内部での吸収や散乱により物体光のSN比が低下しないためである。なお、同様の理由から、観察対象で反射された反射光を物体光とする場合には、物体光用の光を「収束光」とする必要がない。
<第4の実施の形態>
図12は本発明の第4の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。第4の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置は、観察対象に波長及び偏光方向の異なる光を照射して物体光を得るようにホログラム生成部の構成を変更した以外は、第1の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。なお、第4の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、観察対象を透過した透過光を物体光とする。また、観察対象に照射される光は「平面波」である。
第4の実施の形態に係るホログラム生成部12は、第1ユニット20Cと第2ユニット20Cと一対の反射鏡38及び反射鏡38とを備えている。第1ユニット20Cは、第1波長の光を投光する第1光源22の代わりに「第1波長で且つS偏光の光」を投光する第1光源22Cを配置し、波長フィルタ30とレンズ32との間にP偏光の光だけを透過する偏光フィルタ30Pを挿入した以外は、図2に示す第1ユニット20と同じ構成であるため説明を省略する。
第2ユニット20Cは、第2波長の光を投光する第2光源22の代わりに「第2波長で且つP偏光の光」を投光する第2光源22Cを配置し、波長フィルタ30とレンズ32との間にS偏光の光だけを透過する偏光フィルタ30Sを挿入した以外は、図2に示す第2ユニット20と同じ構成であるため説明を省略する。
本実施の形態では、第1ユニット20C及び反射鏡38と、第2ユニット20C及び反射鏡38とは、観察対象Sの配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置されている。また、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、第1波長の物体光の光軸が第2波長の物体光の光軸と同軸となるように、複数の光学部品が物体光の光軸上に配置されている。更に、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、レンズ28の焦点位置がレンズ28の焦点位置と異なるように、第1ユニット20Cと第2ユニット20Cとが配置されている。
(ホログラム生成部の動作)
第1波長の光が「第1波長で且つS偏光の光」に代わり、第2波長の光が「第2波長で且つP偏光の光」に代わっただけであり、本実施の形態のホログラム生成部の動作は、第1の実施の形態のホログラム生成部の動作と略同様であるため、相違点のみ説明する。
第2分岐光学素子26から第1方向に出射された第1波長で且つS偏光の物体光は、波長フィルタ30により第1波長以外の光が除去され、偏光フィルタ30SによりS偏光以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第1撮像部14の撮像面に照射される。
第2分岐光学素子26から第1方向に出射された第1波長で且つS偏光の参照光は、波長フィルタ30により第1波長以外の光が除去され、偏光フィルタ30SによりS偏光以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第1撮像部14の撮像面に照射される。
第1撮像部14の撮像面に照射された第1波長で且つS偏光の物体光と第1波長で且つS偏光の参照光とが干渉し、第1撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第1撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第1ホログラムとして撮像する。
一方、第1分岐光学素子26から第2方向に出射された第2波長で且つP偏光の物体光は、波長フィルタ30により第2波長以外の光が除去され、偏光フィルタ30PによりP偏光以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第2撮像部14の撮像面に照射される。
第1分岐光学素子26から第2方向に出射された第2波長で且つP偏光の参照光は、波長フィルタ30により第2波長以外の光が除去され、偏光フィルタ30PによりP偏光以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第2撮像部14の撮像面に照射される。
第2撮像部14の撮像面に照射された第2波長で且つP偏光の物体光と第2波長で且つP偏光の参照光とが干渉し、第2撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第2撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第2ホログラムとして撮像する。
本実施の形態では、第1波長で且つS偏光の物体光の光軸と第2波長で且つP偏光の物体光の光軸とを同軸とし、複数の光学部品を観察対象の配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置することで、複数の光学部品及び光路を共通化して、第1ホログラム生成部としての動作と第2ホログラム生成部としての動作とを同時に行う。これにより、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、同時に観察される観察領域が拡大される。
第1波長の光と第2波長の光とは波長が異なっており、S偏光とP偏光とは偏光方向が異なっているので、「第1波長で且つS偏光の光」と「第2波長で且つP偏光の光」とを観察対象に対して照射して、「第1波長で且つS偏光の物体光」と「第2波長で且つP偏光の物体光」とを生成することができ、生成した「第1波長で且つS偏光の物体光」と「第2波長で且つP偏光の物体光」とを波長フィルタ及び偏光フィルタ等で分離することができる。波長フィルタに加えて偏光フィルタを通過させることで、波長フィルタでは除去しきれないノイズが除去される。
<第5の実施の形態>
図13は本発明の第5の実施の形態に係るホログラム生成部の構成の一例を示す概略構成図である。第5の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置は、観察対象に波長及び偏光方向の異なる光を照射して物体光を得るようにホログラム生成部の構成を変更した以外は、第3の実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。なお、第4の実施の形態でも、第3の実施の形態と同様に、観察対象を反射された反射光を物体光とする。また、観察対象に照射される光は「平面波」である。
第5の実施の形態に係るホログラム生成部12は、第1ユニット20Dと第2ユニット20Dとを備えている。第1ユニット20Dは、第1波長の光を投光する第1光源22の代わりに「第1波長で且つS偏光の光」を投光する第1光源22Dを配置し、波長フィルタ30とレンズ32との間にS偏光の光だけを透過する偏光フィルタ30Sを挿入した以外は、図10に示す第1ユニット20Bと同じ構成であるため説明を省略する。
第2ユニット20Dは、第2波長の光を投光する第2光源22の代わりに「第2波長で且つP偏光の光」を投光する第2光源22Dを配置し、波長フィルタ30とレンズ32との間にP偏光の光だけを透過する偏光フィルタ30Pを挿入した以外は、図10に示す第2ユニット20Bと同じ構成であるため説明を省略する。
本実施の形態では、第1ユニット20Dと第2ユニット20Dとは、観察対象Sの配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置されている。また、本実施の形態では、第3の実施の形態と同様に、第1波長で且つS偏光の物体光の光軸が第2波長で且つP偏光の物体光の光軸と同軸となるように、複数の光学部品が物体光の光軸上に配置されている。更に、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、レンズ28の焦点位置がレンズ28の焦点位置と異なるように、第1ユニット20Dと第2ユニット20Dとが配置されている。
(ホログラム生成部の動作)
第1波長の光が「第1波長で且つS偏光の光」に代わり、第2波長の光が「第2波長で且つP偏光の光」に代わっただけであり、本実施の形態のホログラム生成部の動作は、第3の実施の形態のホログラム生成部の動作と略同様であるため、相違点のみ説明する。
第1分岐光学素子26から第2方向に出射された第1波長で且つS偏光の物体光は、波長フィルタ30により第1波長以外の光が除去され、偏光フィルタ30SによりS偏光以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第1撮像部14の撮像面に照射される。
第1分岐光学素子26から第2方向に出射された第1波長で且つS偏光の参照光は、波長フィルタ30により第1波長以外の光が除去され、偏光フィルタ30SによりS偏光以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第1撮像部14の撮像面に照射される。
第1撮像部14の撮像面に照射された第1波長で且つS偏光の物体光と第1波長で且つS偏光の参照光とが干渉し、第1撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第1撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第1ホログラムとして撮像する。
一方、第2分岐光学素子26から第1方向に出射された第2波長で且つP偏光の物体光は、波長フィルタ30により第2波長以外の光が除去され、偏光フィルタ30PによりP偏光以外の光が除去され、レンズ32により集光されて、第2撮像部14の撮像面に照射される。
第2分岐光学素子26から第1方向に出射された第2波長で且つP偏光の参照光は、波長フィルタ30により第2波長以外の光が除去され、偏光フィルタ30PによりP偏光以外の光が除去され、レンズ32により平行光化されて第2撮像部14の撮像面に照射される。
第2撮像部14の撮像面に照射された第2波長で且つP偏光の物体光と第2波長で且つP偏光の参照光とが干渉し、第2撮像部14の撮像面では干渉縞が生成している。第2撮像部14は、撮像面上に生成された干渉縞を第2ホログラムとして撮像する。
本実施の形態では、第1波長で且つS偏光の物体光の光軸と、第2波長で且つP偏光の物体光の光軸とを同軸とし、複数の光学部品を観察対象の配置位置を通る基準面に対して対称な位置に配置することで、第1ホログラム生成部としての動作と第2ホログラム生成部としての動作とを同時に行う。これにより、単一波長の光を照射して観察する場合に比べて、同時に観察される観察領域が拡大される。
第4の実施の形態と同様に、波長及び偏光方向が異なる2種類の光を観察対象に対して照射して、2種類の物体光を生成することができ、生成した2種類の物体光を波長フィルタ及び偏光フィルタ等で分離することができる。波長フィルタに加えて偏光フィルタを通過させることで、波長フィルタでは除去しきれないノイズが除去される。
<変形例および応用例>
なお、上記実施の形態で説明したデジタルホログラフィ装置の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。
上記の実施の形態で説明したデジタルホログラフィ装置は、デジタルホログラフィック顕微鏡にも応用可能である。デジタルホログラフィック顕微鏡でも、通常の顕微鏡と同様に、観察領域は対物レンズのNAの増加につれて小さくなる。流体の測定など、深度方向の情報が重要な場合には、観察領域の制限が問題になる。
例えば、流体測定では、流れの向きを観察するために微小なトレーサー粒子を流体に混ぜる。この粒子の粒径が小さいほど、粒子の位置を観測するためにNAの高い対物レンズを用いることになる。この場合、NAの高い対物レンズを用いるために、観察される深度方向の領域は小さくなり、所望の領域を観察できない場合が生じる。観察領域を拡大するには、撮像部の画素数を増加させればよいが、画像処理時間が長くなるという問題が生じる。
本実施の形態の構成によれば、撮像部の画素数を増加させることなく、デジタルホログラフィック顕微鏡の観察領域を拡大することができる。
また、従来は、観察対象に一方向から光を照射して生成された反射光をホログラムとして記録して観察対象の形状を計測していたが、この方法で観察対象の周囲を計測するには、観察対象を表裏反転する必要があり、煩雑であった。
本実施の形態に係るデジタルホログラフィ装置によれば、観察対象を互いに相対する方向から観察することができ、観察領域内にある被写体を表面から観察したときの3次元形状と裏面から観察したときの3次元形状とが同時に取得され、被写体全体の3次元形状が一括で取得される。
したがって、医療、バイオの分野で、細胞、微生物など微小なため構造把握が困難な観察対象の構造把握が容易になる。また、他の産業分野でも、トナー粒子、マイクロマシン(MEMS)、生物模倣技術など微小構造体の形状把握や検査が容易になる。
10 デジタルホログラフィ装置
12 ホログラム生成部
14 第1撮像部
14 第2撮像部
16 画像情報処理部
18 表示部
20 第1ユニット
20 第2ユニット
22 第1光源
22 第2光源
30 波長フィルタ
30 波長フィルタ
30P 偏光フィルタ
30S 偏光フィルタ
26 第1分岐光学素子
26 第2分岐光学素子
38 第1反射鏡
38 第2反射鏡
42 マスク
42 マスク
S 観察対象

Claims (11)

  1. 観察対象に対して第1波長の光を第1方向から照射して得られる物体光と前記第1波長の光から得られる参照光とを干渉させて第1ホログラムを生成する第1ホログラム生成部と、
    前記観察対象に対して前記第1波長とは異なる第2波長の光を前記第1方向とは相対する第2方向から照射して得られる物体光と前記第2波長の光から得られる参照光とを干渉させて第2ホログラムを生成する第2ホログラム生成部と、
    前記第1ホログラムを撮像して画像情報を取得する第1撮像部と、
    前記第2ホログラムを撮像して画像情報を取得する第2撮像部と、
    を備えたデジタルホログラフィ装置。
  2. 前記第1撮像部及び前記第2撮像部の各々は、前記第1ホログラムの撮像時間と前記第2ホログラムの撮像時間とが全部または一部重なるように撮像を行う、請求項1に記載のデジタルホログラフィ装置。
  3. 前記第1ホログラムの画像情報と前記第2ホログラムの画像情報とが関連付けられる、請求項1または請求項2に記載のデジタルホログラフィ装置。
  4. 前記第1波長の光を照射して得られる物体光及び前記第2波長の光を照射して得られる物体光の各々は、前記観察対象を透過した透過光であり、
    前記第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部が、各々の物体光の光軸を同軸として配置され、各々の参照光が通過する共通の光路を備えている、
    請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置。
  5. 前記第1波長の光を照射して得られる物体光及び前記第2波長の光を照射して得られる物体光の各々は、前記観察対象で反射された反射光であり、
    前記第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部が、各々の物体光の光軸を同軸として配置されている、
    請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置。
  6. 前記観察対象の前記第1波長の光による観察領域と前記観察対象の前記第2波長の光による観察領域とが異なる、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置。
  7. 前記観察対象の前記第1波長の光による観察領域と前記観察対象の前記第2波長の光による観察領域とが一部重なる、請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置。
  8. 前記第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部が、各々の物体光の光軸を同軸として配置され、
    前記第1撮像部の撮像面が前記各々の物体光の光軸と交差して配置され、前記第2撮像部の撮像面が前記各々の物体光の光軸と交差して配置されている、
    請求項1から請求項7までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置。
  9. 前記第1ホログラム生成部及び第2ホログラム生成部の各々は、
    前記観察対象の配置位置を通り前記各々の物体光の光軸に垂直な面に対して対称な位置に配置され、前記観察対象に照射する光を投光する光源と、
    前記面に対して対称な位置に配置され、前記光源から投光された光を前記観察対象に照射する光と前記参照光とに分岐する分岐光学素子と、
    前記面に対して対称な位置に配置され、前記参照光を同じ波長の物体光と干渉可能な方向に反射する反射部と、
    前記面に対して対称な位置に配置され、前記参照光を同じ波長の光だけを透過する波長フィルタと、を備えている、
    請求項1から請求項8までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置。
  10. 前記第1波長の光が第1偏光方向の光であり、前記第2波長の光が第1偏光方向とは異なる第2偏光方向の光である場合に、
    前記第1ホログラム生成部が、干渉前に前記第1波長の光を照射して得られる物体光から第1偏光方向の光だけを透過する第1偏光フィルタを備え、前記第2ホログラム生成部が、干渉前に前記第2波長の光を照射して得られる物体光から第2偏光方向の光だけを透過する第2偏光フィルタを備えている、
    請求項1から請求項9までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置。
  11. 更に、前記第1ホログラムの画像情報を処理して第1再生像を生成すると共に、前記第2ホログラムの画像情報を処理して第2再生像を生成する画像情報処理部を備えた、
    請求項1から請求項10までの何れか1項に記載のデジタルホログラフィ装置。
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