JP4959590B2 - 観察装置 - Google Patents

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本発明は、観察装置,レーザ加工装置および光ピンセット装置に関するものである。
特許文献1に開示されたレーザ加工装置が知られている。この文献に開示されたレーザ加工装置は、位相変調型の空間光変調器にホログラムを呈示し、この空間光変調器によりレーザ光を位相変調し、その位相変調後のレーザ光を結像レンズにより加工面に集光して、その加工面を加工する。
また、この文献に開示されたレーザ加工装置は、上記レーザ光とは別の照明光を加工面に照射し、その照明光の照射に伴って加工面で発生した光(反射光、散乱光)を受光して、その加工面を観察する。この装置は、この観察により、加工位置の位置合わせを高精度に行うことを意図している。このレーザ加工装置は、レーザ光と照明光とを合分波するためのダイクロイックミラーを、空間光変調器と結像レンズとの間の光路上に備えている。
特開2006−113185号公報
上記の特許文献1に開示されたレーザ加工装置は、空間光変調器と結像レンズとの間の光路上にダイクロイックミラーを備えていることから、大型のものとなる。また、空間光変調器と結像レンズとの間の距離が長くなるので、空間光変調器により位相変調されて回折されたレーザ光が結像レンズに達するときには、そのレーザ光の拡がりが結像レンズの有効範囲から外れて、レーザ光の利用効率が低下するだけでなく、加工面において所望のレーザ光の集光パターンが得られない場合がある。
空間光変調器と結像レンズとの間の距離が長い場合に、上記問題を回避するために、空間光変調器により位相変調されて出力されるレーザ光のビーム径を小さくすることが考えられる。しかし、この場合には、空間光変調器の狭い範囲に高パワーのレーザ光が入力されることになり、空間光変調器が破壊される危険がある。
なお、以上のような問題点は、レーザ光により加工面を加工するとともに照明光により加工面を観察するレーザ加工装置だけでなく、レーザ光の集束時の圧力により対象物を捕捉するとともに照明光により対象物を観察する光ピンセット装置においても存在し、また、一般に、第1の光により対象物に対して何らかの操作をするとともに第2の光により対象物を観察する観察装置においても存在する。
また、一方で、上記問題に対し、空間光変調器と結像レンズとの間にリレーレンズを挿入し、空間光変調器で生成した位相を正しく伝播する方法がある。しかしながら、リレーレンズを用いることで系が大きくなる問題と、特に加工用のフェムト秒レーザではエアブレイクダウンという現象が発生するために、リレーレンズを用いた伝搬を行うことができない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、安定して所望の動作をすることが可能で小型化可能な観察装置,レーザ加工装置および光ピンセット装置を提供することを目的とする。
本発明に係る観察装置は、(1) 第1の方位の直線偏光のコヒーレントな第1の光を出力する第1の光源部と、(2)第1の方位の直線偏光の光を選択的に位相変調する複数の画素が2次元配列されており、第1の光源部から出力される第1の光を入力し、複数の画素それぞれにおいて第1の光の位相を変調するホログラムを呈示して、その位相変調後の第1の光を出力する位相変調型の空間光変調器と、(3)空間光変調器から出力される第1の光を入力して、その第1の光を結像させる結像光学系と、(4) 第1の方位に対して直交する第2の方位の直線偏光の第2の光を出力する第2の光源部と、(5)第1の光源部から出力される第1の光と第2の光源部から出力される第2の光とを入力して、これら第1および第2の光を合波して空間光変調器へ出力する光合波部と、(6)第2の光源部から出力される第2の光が空間光変調器および結像光学系を経て対象物に照射されて生じる光のうち結像光学系および空間光変調器を経た光を入力して、この入力光に基づいて対象物を観察する観察部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る観察装置では、第1の光源部から出力される第1の方位の直線偏光のコヒーレントな第1の光は、偏光依存性を有する空間光変調器に呈示されたホログラムより画素毎に位相変調され、結像光学系により結像される。一方、第2の光源部から出力される第2の方位の直線偏光の第2の光は、第1の光源部から出力される第1方位の直線偏光の第1の光と光合波部により合波されて、空間光変調器に入力される。しかし、この第2の光は、空間光変調器により位相変調されることなく、結像光学系を経て対象物に照射される。そして、この第2の光が対象物に照射されて生じる光のうち結像光学系および空間光変調器を経た光は観察部に入力されて、この入力光に基づいて対象物が観察される。
本発明に係る観察装置では、第2の光源部が、第2の方位の直線偏光の第2の光を出力する光源を含み、偏光選択部を含まないのが好適である。第2の光源部が、インコヒーレントな光を出力する光源と、この光源から出力される光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的に出力する偏光選択部と、を含むのが好適である。第2の光源部が、白色光を出力する光源と、この光源から出力される白色光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的に出力する偏光選択部と、を含むのも好適である。また、第2の光源部が、コヒーレントな光を出力する光源と、この光源から出力される光を散乱させる散乱板と、この散乱板により散乱される光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的に出力する偏光選択部と、を含むのも好適である。この場合、第2の光源部が、光源から出力される光が結像光学系を経た後の集光深さを調整する集光深さ調整部を更に含むのも好適である。
本発明に係る観察装置は、第1の光源部から出力されて空間光変調器に入力される第1の光のうち空間光変調器において位相変調されなかった光が結像光学系を経て対象物に照射されるのを阻止する阻止手段を更に備えるのが好適である。
本発明に係るレーザ加工装置は、上記の本発明に係る観察装置を備え、第1の光源部から出力される第1の光を、空間光変調器および結像光学系を経て対象物に集光させることで、その対象物を加工することを特徴とする。
本発明に係る光ピンセット装置は、上記の本発明に係る観察装置を備え、第1の光源部から出力される第1の光を、空間光変調器および結像光学系を経て対象物に集束させ、その集束時の光の圧力によって、その集束位置にある対象物を捕捉することを特徴とする。
本発明によれば、安定して所望の動作をすることが可能であり、装置の小型化が可能である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
先ず、本発明に係る観察装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る観察装置1Aの構成図である。この図に示される観察装置1Aは、光源11、光源21、偏光選択部22、観察部31、ハーフミラー41、ダイクロイックミラー42、プリズム43、空間光変調器51、駆動部52、制御部53、結像レンズ61およびレンズ62を備える。
光源11は、第1の方位の直線偏光のコヒーレントな第1の光を出力する第1の光源を構成していて、具体的にはレーザ光源を含む。光源21および偏光選択部22は、第1の方位に対して直交する第2の方位の直線偏光の第2の光を出力する第2の光源を構成している。光源21は、インコヒーレントな光を出力してもよいし、白色光を出力してもよい。光源21として例えばハロゲンランプが用いられる。偏光選択部22は、光源21から出力されるランダム偏光の光を入力して、その入力光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的にハーフミラー41へ出力する。偏光選択部22としては偏光板や偏光ビームスプリッタが用いられる。
ハーフミラー41は、偏光選択部22から出力されて到達する第2の光をレンズ62へ透過させるとともに、レンズ62から出力されて到達する光を観察部31へ反射させる。観察部31は、ハーフミラー41から到達した光を入力して、この入力光に基づいて対象物91を観察する。
ダイクロイックミラー42は、光源11から出力されて到達する第1の光をプリズム43へ反射させ、レンズ62から出力されて到達する第2の光をプリズム43へ透過させ、また、プリズム43から到達する第2の光をレンズ62へ透過させる。すなわち、ダイクロイックミラー42は、光源11から出力される第1の光と、光源21から偏光選択部22を経て出力される第2の光とを入力して、これら第1および第2の光を合波して空間光変調器43へ出力する光合波部を構成している。
プリズム43は、第1反射面43aおよび第2反射面43bを有する。第1反射面43aは、ダイクロイックミラー42から到達した光を空間光変調器51へ反射させ、また、空間光変調器51から到達した光をダイクロイックミラー42へ反射させる。第2反射面43bは、空間光変調器51から到達した光を結像レンズ61へ反射させ、また、結像レンズ61から到達した光を空間光変調器51へ反射させる。
空間光変調器51は、位相変調型のものであって、第1の方位の直線偏光の光を選択的に位相変調する複数の画素が2次元配列されており、光源11から出力されプリズム43の第1反射面43aで反射されて到達する第1の光を入力し、複数の画素それぞれにおいて第1の光の位相を変調するホログラムを呈示して、その位相変調後の第1の光をプリズム43の第2反射面43bへ出力する。
この空間光変調器51に呈示される位相ホログラムは、数値計算により求められたホログラム(CGH: Computer Generated Hologram)であるのが好ましい。また、この空間光変調器51は、反射型のものであってもよいし、透過型のものであってもよい。透過型の空間光変調器を用いる場合には、プリズム43は不要である。図1では、反射型の空間光変調器51が示されている。反射型の空間光変調器51として例えばLCOS(Liquid Crystal on Silicon)型が好適に用いられる。
駆動部52は、空間光変調器51の2次元配列された複数の画素それぞれにおける位相変調量を設定するものであり、その画素毎の位相変調量設定のための信号を空間光変調器51に与える。駆動部52は、空間光変調器51の2次元配列された複数の画素それぞれにおける位相変調量を設定することで、空間光変調器51にホログラムを呈示させる。
制御部53は、例えばコンピュータで構成され、駆動部52の動作を制御することで、駆動部52から空間光変調器51へホログラムを書き込ませる。このとき、制御部53は、空間光変調器51から出力された第1の光を結像レンズ61により対象物91において所定の集光パターンで集光させるホログラムを空間光変調器51に呈示させる。
結像レンズ61は、空間光変調器51から出力されプリズム43の第2反射面43bで反射された第1の光を入力して、その第1の光をフーリエ変換して対象物91において結像させる結像光学系を構成している。また、結像レンズ61は、対象物91で生じる光を入力して、その光をプリズム43へ出力する。結像レンズ61として無限焦点対物レンズが好適に用いられる。
本実施形態に係る観察装置1Aは以下のように動作する。制御部53により制御された駆動部52により、空間光変調器51の複数の画素それぞれにおける位相変調量が設定されて、これにより、空間光変調器51に位相ホログラムが呈示される。光源11から出力される第1の方位の直線偏光のコヒーレントな第1の光は、ダイクロイックミラー42で反射され、プリズム43の第1反射面43aで反射され、空間光変調器51に入力されて、この空間光変調器51において画素毎に位相変調されて出力される。空間光変調器51において位相変調されて出力された第1の光は、プリズム43の第2反射面43bで反射され、結像レンズ61によりフーリエ変換されて対象物91において結像される。
一方、光源21から偏光選択部22を経て出力される第2の方位の直線偏光の第2の光は、ハーフミラー41で透過され、レンズ62を経て、ダイクロイックミラー42で透過され、プリズム43の第1反射面43aで反射され、空間光変調器51に入力される。ここで、空間光変調器51は、偏光依存性を有していて、第1の方位の直線偏光の光に対しては選択的に位相変調することができるが、第1の方位に直交する第2の方位の直線偏光の光に対しては位相変調することができない。したがって、空間光変調器51に入力された第2の光は、空間光変調器51において位相変調されることなく出力される。空間光変調器51から出力された第2の光は、プリズム43の第2反射面43bで反射され、結像レンズ61を経て対象物91に照射される。
結像レンズ61により第2の光が対象物91に照射されて生じる光(反射光、散乱光)は、結像レンズ61,プリズム43の第2反射面43bで反射され、空間光変調器51で反射され、プリズム43の第1反射面43aで反射され、ダイクロイックミラー42で透過され、レンズ62を経て、ハーフミラー41で反射されて、観察部31に入力される。そして、観察部31では、この入力光に基づいて対象物91が観察される。
以上のように、本実施形態に係る観察装置1Aは、特許文献1に開示された発明の如く空間光変調器51と結像レンズ61との間の光路上にダイクロイックミラーを備えるのではなく、第1の光と第2の光とを合分波するダイクロイックミラー42を空間光変調器51の前段に備えている。このことから、この観察装置1Aは、小型化が可能であり、また、空間光変調器51と結像レンズ61との間の光路長を短くすることができる。
また、本実施形態に係る観察装置1Aは、偏光依存性を有する空間光変調器51を用いて、第1の光については空間光変調器51が位相変調することができる第1の方位の直線偏光として空間光変調器51に入力させる。このことから、第1の光は、空間光変調器51において画素毎に位相変調され、結像レンズ61によりフーリエ変換されて対象物91において結像される。
その一方で、第2の光については空間光変調器51が位相変調することができない第2の方位の直線偏光として空間光変調器51に入力させる。このことから、第2の光は、空間光変調器51において位相変調されることなく、結像レンズ61を経て対象物91に照射される。また、結像レンズ61により第2の光が対象物91に照射されて生じる光(反射光、散乱光)も、空間光変調器51において位相変調されることなく、観察部31に到達する。したがって、本実施形態に係る観察装置1Aは、第2の光を受光した観察部31により対象物91をコントラストよく観察することができ、第1の光により対象物91に対して所望の操作をすることができる。
図2は、第1実施形態に係る観察装置1Aにおいて観察部31により観察される対象物91の像である。また、図3は、第1実施形態に係る観察装置1Aにおいて偏光選択部22を除いた構成の比較例において観察部31により観察される対象物91の像である。図3に示されるように、第2の光をランダム偏光のまま空間光変調器51に入力させる比較例では、この第2の光も空間光変調器51により位相変調されるので、観察部31により観察される対象物91の像はコントラストが悪い。これに対して、図2に示されるように、第2の光を第2の方位の直線偏光として空間光変調器51に入力させる本実施形態では、この第2の光は空間光変調器51により位相変調されないので、観察部31により観察される対象物91の像はコントラストがよい。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る観察装置の第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る観察装置1Bの構成図である。図1に示された第1実施形態に係る観察装置1Aの構成と比較すると、この図4に示される第2実施形態に係る観察装置1Bは、光源21と偏光選択部22との間にフィルタ23を更に備える点で相違する。
フィルタ23は、光源21から出力される光のうち特定波長域の光を選択的に透過させる。このフィルタ23は、カラーフィルタであってもよいし、干渉フィルタであってもよい。偏光選択部22は、このフィルタ23から出力される特定波長域のランダム偏光の光を入力して、その入力光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的にハーフミラー41へ出力する。この第2実施形態に係る観察装置1Bも、第1実施形態の場合と同様の作用・効果を奏することができる。
また、一般に、偏光選択部22として用いられる偏光板や偏光ビームスプリッタの偏光分離特性は波長依存性を有している。したがって、第2実施形態では、特定波長域の光が偏光選択部22に入力されることで、偏光選択部22から出力される第2の光において、第1の方位の直線偏光成分の割合を小さくすることができる。ひいては、第2の光を受光した観察部31により対象物91を更にコントラストよく観察することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る観察装置の第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態に係る観察装置1Cの構成図である。図1に示された第1実施形態に係る観察装置1Aの構成と比較すると、この図5に示される第3実施形態に係る観察装置1Cは、光源21と偏光選択部22との間に散乱板24を更に備える点で相違し、また、光源21がコヒーレントな光を出力する点で相違する。
この第3実施形態では、光源21は、コヒーレントな光を出力するものであり、好適にはレーザ光源である。散乱板24は、この光源21から出力される光を散乱させる。偏光選択部22は、この散乱板24により散乱されて出力される光を入力して、その入力光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的にハーフミラー41へ出力する。この第3実施形態に係る観察装置1Cも、第1実施形態の場合と同様の作用・効果を奏することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る観察装置の第4実施形態について説明する。図6は、第4実施形態に係る観察装置1Dの構成図である。図5に示された第3実施形態に係る観察装置1Cの構成と比較すると、この図6に示される第4実施形態に係る観察装置1Dは、レンズ62に替えてレンズ63およびレンズ64を備える点で相違する。
この第4実施形態でも、第3実施形態と同様に、光源21は、コヒーレントな光を出力するものであり、好適にはレーザ光源である。レンズ63は、偏光選択部22とハーフミラー41との間の光路上に設けられている。また、レンズ64は、ハーフミラー41と観察部31との間の光路上に設けられている。
この第4実施形態に係る観察装置1Dも、第1実施形態の場合と同様の作用・効果を奏することができる。また、レンズ63,64は、光源21から出力される光が結像レンズ61を経た後の集光深さを調整する集光深さ調整部を構成している。このような構成とすることにより、第2の光がコヒーレントな光である場合に、その第2の光を対象物81の広範囲に照射することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る観察装置の第5実施形態について説明する。図7は、第5実施形態に係る観察装置1Eの構成図である。図1に示された第1実施形態に係る観察装置1Aの構成と比較すると、この図7に示される第5実施形態に係る観察装置1Eは、遮蔽板71を更に備える点で相違する。
遮蔽板71は、結像レンズ61と対象物91との間に設けられ、光源11から出力されて空間光変調器51に入力される第1の光のうち空間光変調器51において位相変調されなかった光(0次光)が結像レンズ61を経て対象物91に照射されるのを阻止する阻止手段として作用する。この遮蔽板71は、入射した光を吸収するものであってもよいし、入射光を反射させるものであってもよい。
このような遮蔽板71が設けられることにより、第1の光の0次光が対象物91に照射されて生じる光(反射光、散乱光)が空間光変調器51により位相変調されて虚像が観察部31に観察されるのを回避することができる。
図8は、第5実施形態に係る観察装置1Eにおいて観察部31により観察される対象物91の像を示す図である。また、図9は、第5実施形態に係る観察装置1Eにおいて遮蔽板71を除いた構成の比較例において観察部31により観察される対象物91の像を示す図である。図9に示されるように、第1の光の0次光が対象物91に照射される比較例では、その照射により生じる光(反射光、散乱光)が空間光変調器51により位相変調されて、虚像が観察部31により観察される。これに対して、図8に示されるように、遮蔽板71により第1の光の0次光が対象物91に照射されない本実施形態では、虚像が観察部31により観察されることが抑制される。
なお、第1の光の0次光が対象物91に照射されるのを阻止する阻止手段としては、上記のような遮蔽板71を設けることの他に、空間光変調器51に呈示するホログラムにフレネルゾーンプレートを重畳することでも実現することができる。すなわち、後者の場合には、重畳したフレネルゾーンプレートにより、0次光を収斂もしくは発散させ、または、0次光の進行方法を異ならせる。これにより、0次光は、対象物91の表面と異なる面上に集光され、または、反射光が結像レンズ61に戻る割合が低い位置に集光される。このようにしても、虚像が観察部31により観察されることが抑制される。
(第6実施形態)
次に、本発明に係る観察装置の第6実施形態について説明する。図10は、第6実施形態に係る観察装置1Fの構成図である。また、図11は、第6実施形態に係る観察装置1Fに含まれるコモンパス干渉計32の構成図である。図1に示された第1実施形態に係る観察装置1Aの構成と比較すると、この図10に示される第6実施形態に係る観察装置1Fは、光源21に替えて光源21Aおよび光源21Bを備える点、ハーフミラー41およびダイクロイックミラー42に替えてダイクロイックミラー42A〜42Cを備える点、レンズ62に替えてレンズ63A〜63Cを備える点、偏光選択部22に替えて偏光選択部22Aおよび偏光選択部22Bを備える点、レンズ65〜68を更に備える点、フィルタ25を更に備える点、ならびに、コモンパス干渉計32を更に備える点、で相違する。
この観察装置1Fでは、制御部53により制御された駆動部52により、空間光変調器51の複数の画素それぞれにおける位相変調量が設定されて、これにより、空間光変調器51に位相ホログラムが呈示される。光源11から出力される第1の方位の直線偏光のコヒーレントな第1の光は、ダイクロイックミラー42A〜42Cで透過され、プリズム43の第1反射面43aで反射され、空間光変調器51に入力されて、この空間光変調器51において画素毎に位相変調されて出力される。空間光変調器51において位相変調されて出力された第1の光は、プリズム43の第2反射面43bで反射され、結像レンズ61によりフーリエ変換されて対象物91において結像される。
光源21Aからレンズ63Aおよび偏光選択部22Aを経て出力される第2の方位の直線偏光の第2の光は、ダイクロイックミラー42Aで反射され、ダイクロイックミラー42B,42Cで透過され、プリズム43の第1反射面43aで反射され、空間光変調器51に入力される。ここで、空間光変調器51は、偏光依存性を有していて、第1の方位の直線偏光の光に対しては選択的に位相変調することができるが、第1の方位に直交する第2の方位の直線偏光の光に対しては位相変調することができない。したがって、空間光変調器51に入力された第2の光は、空間光変調器51において位相変調されることなく出力される。空間光変調器51から出力された第2の光は、プリズム43の第2反射面43bで反射され、結像レンズ61を経て対象物91に照射される。
光源21Aから出力されて結像レンズ61により第2の光が対象物91に照射されて生じる光(反射光、散乱光)は、結像レンズ61,プリズム43の第2反射面43bで反射され、空間光変調器51で反射され、プリズム43の第1反射面43aで反射され、ダイクロイックミラー42Cで反射され、レンズ63Cを経て、観察部31に入力される。そして、観察部31では、この入力光に基づいて対象物91が観察される。
また、光源21Bからレンズ63Bおよび偏光選択部22Bを経て出力される第2の方位の直線偏光の第2の光は、ダイクロイックミラー42Bで反射され、ダイクロイックミラー42Cで透過され、プリズム43の第1反射面43aで反射され、空間光変調器51に入力される。空間光変調器51に入力された第2の光は、空間光変調器51において位相変調されることなく出力される。空間光変調器51から出力された第2の光は、プリズム43の第2反射面43bで反射され、結像レンズ61を経て対象物91に照射される。光源21Bから出力されて結像レンズ61により第2の光が対象物91に照射されて透過した光は、無限焦点対物レンズ65,リレーレンズ66,リレーレンズ67、レンズ68およびフィルタ25を経て、コモンパス干渉計32に入力される。
コモンパス干渉計32は、図11に示されるように、グレーティング321、マスク322、レンズ323、レンズ324およびイメージセンサ325を含む、一般にコモンパス干渉計は振動に強い。
コモンパス干渉計32に到達した第2の光は、グレーティング321により互いに異なる回折次数の複数の回折光に分岐され、そのうちの或る次数の回折光と他の或る次数の回折光とがマスク322のピンホールを通過する。そして、マスク322のピンホールを通過した2つの回折光は、レンズ323およびレンズ324を経てイメージセンサ325の撮像面上で干渉して、その干渉パターンがイメージセンサ325により撮像される。
例えば、対象物91としてのガラスを第1の光により加工して該ガラス中に光導波路を形成する場合、その形成した(または形成途中の)光導波路の屈折率の変化は、コモンパス干渉計32により測定され得る。また、加工とともに測定(または検査)も同時に行うことができる。
(第7実施形態)
次に、本発明に係るレーザ加工装置の実施形態について説明する。図12は、本実施形態に係るレーザ加工装置2の構成図である。この図12に示されるレーザ加工装置2は、図1に示された第1実施形態に係る観察装置1の構成と同様の構成を有し、第1の光により加工対象物92を加工するとともに第2の光により加工対象物92を観察する。
このレーザ加工装置2では、加工対象物92において複数の位置に第1の光が同時に集光されるような位相ホログラムが空間光変調器51に呈示されるのが好適である。或いは、加工対象物91において列毎に1または複数の位置に第1の光が同時に集光されるとともに行方向に走査するような複数の位相ホログラムが順次に空間光変調器51に呈示されてもよい。加工に用いられる第1の光を出力する光源11は、フェムト秒レーザ光源やNd:YAGレーザ光源などのパルスレーザ光源であるのが好ましい。なお、レーザ加工装置は、第2〜第6の実施形態に係る観察装置と同様の構成であってもよい。
(第8実施形態)
次に、本発明に係る光ピンセット装置の実施形態について説明する。図13は、本実施形態に係る光ピンセット装置3の構成図である。この図13に示される光ピンセット装置3は、図1に示された第1実施形態に係る観察装置1の構成と同様の構成を有し、第1の光の集束時の圧力により捕捉対象物93を捕捉するとともに第2の光により捕捉対象物93を観察する。
この光ピンセット装置3でも、捕捉対象物93において複数の位置に第1の光が同時に集束されるような位相ホログラムが空間光変調器51に呈示されるのが好適である。捕捉に用いられる第1の光を出力する光源11は、例えば細胞を捕捉する場合、その細胞を傷付けないようなレーザ光を出力するものであるのが好ましい。なお、光ピンセット装置は、第2〜第6の実施形態に係る観察装置と同様の構成であってもよい。
空間光変調器により対象物91において複数の集光点を生成する。例えば生成した多点で細胞を励起したり、刺激したりし、その様子を観察する顕微鏡として用いる。
第1実施形態に係る観察装置1Aの構成図である。 第1実施形態に係る観察装置1Aにおいて観察部31により観察される対象物91の像である。 第1実施形態に係る観察装置1Aにおいて偏光選択部22を除いた構成の比較例において観察部31により観察される対象物91の像である。 第2実施形態に係る観察装置1Bの構成図である。 第3実施形態に係る観察装置1Cの構成図である。 第4実施形態に係る観察装置1Dの構成図である。 第5実施形態に係る観察装置1Eの構成図である。 第5実施形態に係る観察装置1Eにおいて観察部31により観察される対象物91の像を示す図である。 第5実施形態に係る観察装置1Eにおいて遮蔽板71を除いた構成の比較例において観察部31により観察される対象物91の像を示す図である。 第6実施形態に係る観察装置1Fの構成図である。 第6実施形態に係る観察装置1Fに含まれるコモンパス干渉計32の構成図である。 本実施形態に係るレーザ加工装置2の構成図である。 本実施形態に係る光ピンセット装置3の構成図である。
符号の説明
1A〜1F…観察装置、2…レーザ加工装置、3…光ピンセット装置、11…光源、21,21A,21B…光源、22,22A,22B…偏光選択部、23…フィルタ、24…散乱板、25…フィルタ、31…観察部、32…コモンパス干渉計、41…ハーフミラー、42,42A〜42C…ダイクロイックミラー、43…プリズム、51…空間光変調器、52…駆動部、53…制御部、61…結像レンズ、62〜64…レンズ、65…対物レンズ、66〜68…レンズ、71…遮蔽板。

Claims (9)

  1. 第1の方位の直線偏光のコヒーレントな第1の光を出力する第1の光源部と、
    第1の方位の直線偏光の光を選択的に位相変調する複数の画素が2次元配列されており、前記第1の光源部から出力される第1の光を入力し、前記複数の画素それぞれにおいて第1の光の位相を変調するホログラムを呈示して、その位相変調後の第1の光を出力する位相変調型の空間光変調器と、
    前記空間光変調器から出力される第1の光を入力して、その第1の光を結像させる結像光学系と、
    第1の方位に対して直交する第2の方位の直線偏光の第2の光を出力する第2の光源部と、
    前記第1の光源部から出力される第1の光と前記第2の光源部から出力される第2の光とを入力して、これら第1および第2の光を合波して前記空間光変調器へ出力する光合波部と、
    前記第2の光源部から出力される第2の光が前記空間光変調器および前記結像光学系を経て対象物に照射されて生じる光のうち前記結像光学系および前記空間光変調器を経た光を入力して、この入力光に基づいて前記対象物を観察する観察部と、
    を備えることを特徴とする観察装置。
  2. 前記第2の光源部が、第2の方位の直線偏光の第2の光を出力する光源を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
  3. 前記第2の光源部が、
    インコヒーレントな光を出力する光源と、
    この光源から出力される光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的に出力する偏光選択部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
  4. 前記第2の光源部が、
    白色光を出力する光源と、
    この光源から出力される白色光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的に出力する偏光選択部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
  5. 前記第2の光源部が、
    コヒーレントな光を出力する光源と、
    この光源から出力される光を散乱させる散乱板と、
    この散乱板により散乱される光のうち第2の方位の直線偏光の光を第2の光として選択的に出力する偏光選択部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
  6. 前記第2の光源部が、前記光源から出力される光が前記結像光学系を経た後の集光深さを調整する集光深さ調整部を更に含む、ことを特徴とする請求項5に記載の観察装置。
  7. 前記第1の光源部から出力されて前記空間光変調器に入力される第1の光のうち前記空間光変調器において位相変調されなかった光が前記結像光学系を経て前記対象物に照射されるのを阻止する阻止手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の観察装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の観察装置を備え、
    前記第1の光源部から出力される第1の光を、前記空間光変調器および前記結像光学系を経て対象物に集光させることで、その対象物を加工する、
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
  9. 請求項1〜7の何れか1項に記載の観察装置を備え、
    前記第1の光源部から出力される第1の光を、前記空間光変調器および前記結像光学系を経て対象物に集束させ、その集束時の光の圧力によって、その集束位置にある対象物を捕捉する、
    ことを特徴とする光ピンセット装置。
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