JP2017181049A - 全反射吸収スペクトル測定用光学器具、および、測定装置 - Google Patents

全反射吸収スペクトル測定用光学器具、および、測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトに構成でき、かつ、試料の密着状態を確実に可視観察できるように構成されたATR光学器具を提供すること。
【解決手段】試料と密着させるダイヤモンドプリズム4の試料面6に赤外光を集光させ、試料面6からの全反射光の吸収スペクトルを測定するためのATR光学器具10であって、赤外光を導光して臨界角θc以上の入射角で試料面6に内側から集光させる入射側の楕円面鏡20と、試料面6からの全反射光を集光する出射側の楕円面鏡22と、入射側および出射側の楕円面鏡20,22と同軸に照明光を導光するダイクロイックミラー18,24と、試料の密着状態を観察するために試料面6からの可視光を集光するZnSレンズ40と、を備え、ダイクロイックミラー18,24は、照明光が可視光の臨界角θc’未満の入射角で試料面6に集光されるように、照明光を楕円面鏡20,22に導光させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は全反射吸収スペクトル測定装置に関し、特に、該測定装置用のATR結晶を内蔵した光学器具の改良に関する。
全反射測定法(ATR)とは、試料とプリズム(ATR結晶とも呼ぶ。)との密着面で赤外光が全反射する際に、試料の表層部に光が若干浸透し吸収されて反射することを利用したもので、その全反射光から試料表層部の吸収スペクトルを測定する方法である。例えば、高分子膜や半導体などの表面分析や、水溶液など著しく赤外光を吸収する試料の分析などで、ATR法が広く用いられている。
ATR法では、例えばプリズムの上から試料を裏返しに置くなど、試料とプリズムとが密着状態になるため、全反射が生じる密着領域を可視光で観察して、試料のどの部位を実際に測定しているのかを可視観察画像で把握したいというニーズがあった。可視観察とスペクトル測定とが同時に可能であれば、さらに良い。
特許文献1には、可視光ではなくて赤外光を使ったものであるが、目視観察用の光学系を備えたATR用のプリズム保持台90が示されている。プリズム保持台90は、図5に示すように、筐体91に支持された赤外光透過性のプリズム92と、スペクトル測定用の赤外光IRを光源からプリズム92に入射させる平面鏡93と、プリズムの密着面94での全反射光をスペクトル測定用の検出器95側に出射させる平面鏡96とを備えている。また、試料観察用のハーフミラー97がプリズムの密着面94に垂直な方向に設けられている。図5には、試料台上の試料がプリズム92に密着した状態を示す。この状態で、ハーフミラー97は、観察用光源から観察用の赤外光をプリズムの密着面94に向けて反射させるとともに、密着面94からの反射光を試料観察用の撮像素子98に向けて透過させる。すなわち、プリズム92の真上から観察用赤外光を照明光として照射し、プリズムの密着面94からの反射光に基づいて試料の状態をモニターなどで観察する。
特開平5−10872号公報
しかし、図5の従来の試料観察用の光学構成では、第一に、ATR結晶の真上というスペース的に制約の多い箇所に、照明光と反射光を分離するためのハーフミラーを配置しなければならない。第二に、観察用の照明光のほとんどは、ATR結晶の密着面を正反射して、その正反射光が受光素子(図5中の符号98)に入ってしまうから、密着面自体の情報が受光素子に与えられ、本来、観察したい試料自体の情報が判別しにくい状態になってしまう。ATR結晶の大きさにも制限があり、試料観察のためにATR結晶を大きくすることも難しい。
本発明は前記事情に鑑みなされたものであり、コンパクトに構成でき、かつ、試料の密着状態を確実に可視観察できるように構成された全反射吸収スペクトル測定用光学器具、および、全反射吸収スペクトル測定装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る全反射吸収スペクトル測定用の光学器具は、試料と密着させるATR結晶の試料面に赤外光を集光させ、該試料面からの全反射光の吸収スペクトルを測定する際に用いる光学器具であり、
赤外光を導光して当該赤外光の少なくとも一部を臨界角θc以上の入射角θで前記試料面に内側から集光する入射側の赤外集光手段と、
前記試料面からの全反射光を集光する出射側の赤外集光手段と、
前記入射側および前記出射側の赤外集光手段の少なくとも一方の赤外集光手段の光軸と同軸に可視光を導光する照明導光手段と、
試料の密着状態を観察するために前記試料面からの可視光を集光する可視集光手段と
を備え、
前記照明導光手段は、少なくとも該可視光の一部が可視光の臨界角θc’未満の入射角θ’で前記試料面に集光されるように、該可視光を前記赤外集光手段に導光することを特徴とする。
ここで、ATR結晶の試料面での臨界角は光の波長にも依存するため、本発明では赤外光の臨界角θcと可視光の臨界角θc’とを区別する。また、赤外光および可視光の光軸を一致させるが、赤外光の入射角θの範囲は、可視光の入射角θ’の範囲と同じではないため、入射角の符号(θ、θ’)を区別している。
また、前記照明導光手段は、前記赤外集光手段により集光される赤外光の光束断面のうち、前記試料面への入射角θを小さくする側のほぼ半分の断面を通過するように、可視光を前記赤外集光手段に導光することが好ましい。あるいは、前記照明導光手段は、前記赤外集光手段により集光される赤外光の光束断面のうち、前記試料面への入射角θ’を小さくする側へ偏った一部断面を通過するように、可視光を前記赤外集光手段に導光することが好ましい。
また、前記可視集光手段は、前記試料面に垂直な光軸に沿って可視光を集光することが好ましい。この場合、前記可視集光手段は、前記ATR結晶とは独立して保持された可視光用の集光レンズを有し、該可視光用の集光レンズは、前記ATR結晶に密着して設けられ、前記ATR結晶と同等の耐圧性を有し、かつ、無色透明であることが好ましい。なお、耐圧性とは、ATR結晶の試料面に試料を押し付ける際に、ATR結晶に加わる押圧力に対する耐圧性を指す。
また、前記入射側および前記出射側の赤外集光手段は、楕円面鏡からなることが好ましい。また、前記照明導光手段は、前記赤外集光手段の光軸に接続される可視光の光軸を形成するとともに、該可視光の光軸上に可視光の光束断面の一部を遮光するマスクが設けられていることが好ましい。
また、前記目的を達成するため、本発明に係る全反射吸収スペクトル測定装置は、試料と密着するATR結晶の試料面に赤外光の少なくとも一部を当該赤外光の臨界角θc以上の入射角θで集光させ、該試料面からの全反射光の吸収スペクトルを測定する装置であり、
前記試料面に集光させる赤外光を出射する赤外光出射手段と、
前記赤外光出射手段からの赤外光を導光して該赤外光を臨界角θc以上の入射角θで前記試料面に内側から集光する入射側の赤外集光手段と、
前記試料面からの全反射光を集光する出射側の赤外集光手段と、
前記赤外集光手段からの全反射光を検出する光検出手段と、
前記入射側および前記出射側の赤外集光手段の少なくとも一方の赤外集光手段の光軸と同軸に可視光を導光する照明導光手段と、
試料の密着状態を観察するために前記試料面からの可視光を集光する可視集光手段とを備え、
前記照明導光手段は、少なくとも可視光の一部が該可視光の臨界角θc’未満の入射角θ’で前記試料面に集光されるように、該可視光を前記赤外集光手段に導光することを特徴とする。
以上の構成からなる本発明の光学器具および測定装置によれば、
(1)照明導光手段が、測定用の赤外光またはその全反射光の光軸と「同軸に」、観察用の可視光を赤外集光手段へ導光する。この赤外光の光軸と同軸に集光される観察用の可視光、つまり照明光は、試料面に対して、所定の角度以上の斜め入射となるから、ATR結晶の試料面の垂直方向にある観察用光路にはATR結晶の試料面を正反射した照明光は進入しない。従来、照明の正反射光は照明ムラの原因になっていたので、本発明によれば、照明の正反射光による照明ムラを抑制できる。
しかも、照明導光手段によって、赤外集光手段は、照明光の少なくとも一部を「該可視光の臨界角θc’未満」の入射角θ’で試料面に集光するので、試料面において照明光がすべて全反射してしまうことも無い。つまり、照明光の少なくとも一部は、試料面で屈折して試料側へ進行する。そして、可視集光手段が、試料自体の情報を有した拡散反射光を集めることで、試料の密着情報を確実に観察することができる。
なお、屈折率を比較すると赤外光よりも可視光の方が大きく、試料面での全反射条件が入射光の波長にも依存することを利用して、本発明では可視光からなる照明光と赤外光の光軸を一致させ、かつ、試料面に対して照明光が全て全反射することがないような条件で入射させている。赤外集光手段は、赤外光および照明光のビームスポットを試料面の同じ位置に形成するから、赤外光と照射光とが同軸であっても、照射光の光束断面を適切な形状に設定したり、断面形状を適宜調整したりすることで、上記のように赤外光の光軸を使って照明光の少なくとも一部を全反射しない角度でATR結晶に入射させることができる。また、入射側および出射側の赤外集光手段の両方において、照明光を同軸に導光する照明導光手段を設ければ、観察視野内を隈なく均一に照明することができる。
(2)赤外光またはその全反射光の光軸と「同軸に」、観察用の照明光を赤外集光手段へ導光するから、ATR結晶に照明光を照射するための専用の光路を形成しなくて済み、ATR結晶および光学系をコンパクト化することができる。
(3)ATR結晶の試料面に垂直に該試料面からの観察用の可視光の光軸を形成し、この光軸上に可視光用の集光レンズ(例えば、ZnS)を設けた。観察用の照明光が測定用の赤外光と同軸であり、斜め照射タイプの照明導光手段が設けられているので、可視光用の集光レンズについては、ATR結晶からの集光機能に適したものを用いることができる。つまり、ATR結晶と同等の耐圧性を有し、かつ、無色透明の集光レンズを用いて、これをATR結晶に密着して支持させているから、ATR結晶と一体のレンズのように構成することができ、広い視野範囲と高い色再現性とを実現することができる。
ここで、耐圧性とは、ATR結晶の試料面に試料を押し付ける際に、ATR結晶に加わる押圧力に対する耐圧性を指す。集光レンズが柔らかい場合、試料をATR結晶に密着させる際の押圧力によって、ATR結晶が可視光用の集光レンズに食い込んでしまうという耐圧の問題があった。本発明では、ATR結晶と同等の耐圧性を有する集光レンズを用いるので、このような耐圧の問題を回避することができ、ATR結晶に押圧力を加えて試料を密着させても、鮮明な観察画像を得ることができる。
以上のように本発明によれば、ATR結晶を内蔵する全反射吸収スペクトル測定用の光学器具をコンパクトに構成でき、かつ、この光学器具を用いれば試料の密着部位およびその密着状態を確実に観察することができ、測定データの信頼性が向上する。同様に、全反射吸収スペクトル測定装置をコンパクトに構成でき、かつ、この測定装置を用いれば試料の密着部位およびその密着状態を確実に観察することができる。
第一実施形態に係るATR光学器具の概略構成図である。 前記ATR光学器具の要部を拡大した図である。 前記ATR光学器具を含む全反射測定装置の概略構成図である。 第二実施形態に係るATR光学器具の概略構成図である。 従来のATRプリズム保持台の概略構成図である。
以下、図面に基づき本発明の好適な実施形態について説明する。
第一実施形態
図1に、本発明の光学器具の第一実施形態に係るATR光学器具10の概略構成を示す。また、図2に、ATR光学器具10の要部を拡大して示す。ATR光学器具10は、例えばフーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)の試料室などに配置され、ATR機能を発揮するための付属品であり、筐体にダイヤモンドプリズムや、赤外光の光路形成のためのミラーやレンズなどを支持して所定の光学系を構成する。
図1、2に示すように、ATR光学器具10には、観察カメラ2に向かう試料からの可視光の観察光学系の光軸がプリズム4の試料面6に垂直方向に形成され、この観察光学系の光軸を中心に、赤外光の入射光学系および全反射光の出射光学系が左右対称に形成されている。
<ATR結晶としてのダイヤモンドプリズム>
筐体(不図示)にはダイヤモンドプリズム4が、そのプリズムの試料面6が図面上方の試料側に露出するように保持されている。プリズム4には、図2に示すように試料に密着させる試料面6、該試料面6と所定角度をなす赤外入射面8および赤外出射面12、並びに、試料面6と平行な可視光出射面14が加工されている。赤外入射面8には、試料面6にて全反射する角度(赤外光の臨界角θc以上)で、外部から赤外光が入射する。図2では、赤外光の光軸が、赤外入射面8に垂直に交わり、試料面6に対しては臨界角θcで入射するように、光学系が調整されている。同時に、この赤外光の光軸と同軸となるように第一方向からの照明光が入射する。
なお、本実施形態では、必ずしも赤外光の全てが臨界角θc以上の入射角である必要は無く、赤外光の一部が全反射しない角度で試料面6に入射しても構わない。
赤外出射面12は、試料面6からの赤外光の全反射光を外部に出射するとともに、この赤外光の光軸と同軸である第二方向からの照明光の照射を受ける。可視光出射面14は、試料の密着状態の情報を有する可視光を、試料面6に垂直な方向に出射する。
プリズム4は、ダイヤモンドに限られず、可視光および赤外光に対し透明性の高い材料を用いればよい。例えば、ZnS(硫化亜鉛)やKRS−5(臭沃化タリウム)などでもよい。また、試料の色情報が正確でなくてもよい場合は、可視光の長波長側のみ透過する有色のKRS−5(臭沃化タリウム)やZnSe(セレン化亜鉛)を用いてもよい。
なお、ATR結晶の形状については、上記の赤外入射面8、赤外出射面12および可視光出射面が共通の半球面で形成された半球体状の結晶を用いてもよい。また、本実施形態では1回反射型のATR結晶を例示するが、2回反射など多重反射型のATR結晶についても本発明を適用することができる。
<入射側の赤外集光手段としての楕円面鏡>
赤外光の入射光学系は、外部の赤外光源から供給される赤外光をプリズム6に集光させるために設けられ、図の左方から導光される赤外光IRを反射する平面鏡16、平面鏡16からの赤外光を反射するダイクロイックミラー18、ダイクロイックミラー18からの赤外光を反射する楕円面鏡20から構成される。
楕円面鏡20は、一方の焦点位置にダイクロイックミラー18の鏡面が配置され、他方の焦点位置にプリズムの試料面6が配置される。本実施形態では、赤外光源側からの赤外光IRがダイクロイックミラー18に集光され、楕円面鏡20によって試料面6に低倍率で集光される。後述の出射側の楕円面鏡22とともに、いわゆるマクロ測定用の光学器具10を構成している。例えば、4倍前後の倍率の楕円面鏡20,22を用いた場合、ダイクロイックミラー18,24の鏡面に形成されるビープスポットの1/4倍前後のビームスポットが試料面6に形成される。
入射側の楕円面鏡20の鏡面は、観察光学系の光軸を中心に、後述の出射側の楕円面鏡22の鏡面と軸対称に形成され、互いに対向して配置されている。本実施形態では、入射側および出射側の2つの楕円面鏡20,22を観察光学系の光軸の周りに配置したが、光軸周りを一周する全周タイプの楕円面鏡を用いてもよい。
<出射側の赤外集光手段としての楕円面鏡>
一方、全反射光の出射光学系は、観察光学系の光軸を中心に上記の入射光学系と左右対称に配置された楕円面鏡22、ダイクロイックミラー24および平面鏡26から構成される。すなわち、出射側の楕円面鏡22は、一方の焦点位置にプリズムの試料面6が配置され、他方の焦点位置に出射側のダイクロイックミラー24の鏡面が配置され、試料面6からの赤外光の全反射光TRを集光して、出射側のダイクロイックミラー24に向けて反射する。ダイクロイックミラー24は、楕円面鏡22からの全反射光を出射側の平面鏡26に反射する。平面鏡26は、ダイクロイックミラー24からの全反射光を図の右方に配置された光検出器側へ反射する。このようにして、出射光学系は、プリズム4からの全反射光TRを外部の光検出器側へ出射する。
なお、光源側から供給される赤外光IRについては、分散型分光光度計の赤外光を用いることもできるが、FTIRのように二光束干渉計による赤外光の干渉波を用いるのが好ましい。
ここで、本発明に特徴的な入射側と出射側の照明系、および、試料の密着状態を観察するための観察光学系について説明する。
<照明導光手段としてのダイクロイックミラー>
前述の入射光学系および出射光学系を構成するダイクロイックミラー18,24は、赤外光を反射し、可視光を透過する特性を有し、本発明の照明導光手段の役目も担う。入射側のダイクロイックミラー18から楕円面鏡20への赤外光の光軸の延長上に、LED光源28およびコリメートレンズ30からなる入射側の照明系が形成される。LED光源28からの照明光L1は、図中に平行線のハッチングを付けて示すが、コリメートレンズ30で平行光に近い光束にされ、ダイクロイックミラー18を透過して楕円面鏡20で反射し、プリズムの試料面6に集光する。ダイクロイックミラー18によって、入射側の楕円面鏡20への赤外光IRの光軸に対し、可視光からなる照明光L1が同軸で合流される。なお、ダイクロイックミラー18としては、プリズム状のものを含み、代わりに、偏光ビームスプリッターを利用してもよい。
ダイクロイックミラー18のLED光源側の表面には、照明光L1の光束断面の一部を遮光するマスク32が設けられる。マスク32で覆われる領域は、マスク32の無い部分を通過した照明光L1が楕円面鏡20によって試料面6に集光される際に、照明光L1の少なくとも一部が可視光の臨界角θc’未満の入射角θ’で試料面6に集光されるように、設定される。図1、2では、楕円面鏡20により集光される赤外光IRの光束断面のうち、試料面への入射角θ’を小さくする側のほぼ半分の断面を照明光L1が通過するように、マスク32の領域が設定されている。あるいは、楕円面鏡20により集光される赤外光IRの光束断面のうち、試料面6への入射角θ’を小さくする側へ偏った一部断面を照明光L1が通過するように、マスク32の領域を設定してもよい。
同様に、出射側の照明系が、出射側の楕円面鏡22へ照明光L2を全反射光TRの光軸と同軸に供給する。すなわち、入射側と同様に、出射側の楕円面鏡22からダイクロイックミラー24への全反射光TRの光軸の延長上に、LED光源34およびコリメートレンズ36からなる出射側の照明系が形成される。また、ダイクロイックミラー24のLED光源側の表面には、照明光L2の光束断面の一部を遮光するマスク38が設けられる。
なお、マスク32,38については、ダイクロイックミラー18,24の表面に設けるものに限らず、ダイクロイックミラー18,24とコリメートレンズ30,36間の光路上に配置する遮光板でもよい。また、赤外光を透過して可視光を遮光する可視光フィルターを、ダイクロイックミラー18,24の楕円面鏡20,22側の表面に貼ってもよいし、ダイクロイックミラー18,24と楕円面鏡20,22間の光路上に配置してもよい。
<観察光学系>
試料の密着状態を観察するための観察光学系は、ダイヤモンドプリズム4の可視光出射面14から出射される可視光を集光するための硫化亜鉛(ZnS)レンズ40と、ZnSレンズ40により集光された可視光VLを平行光にして試料面6に直交する方向へ導光する一対のレンズ42,44と、一対のレンズ42,44によって導光された可視光VLを撮像する観察カメラ2とからなる。
本実施形態では、ZnSレンズ40および一対のレンズ42,44が、本発明の可視集光手段に該当するとともに、ZnSレンズ40が本発明の可視光用の集光レンズに該当する。ZnSレンズ40、一対のレンズ42,44および観察カメラ2からなる観察光学系は、試料面6に垂直な可視光VLの光軸を形成し、その光軸に沿って可視光VLを集光・導光・撮像する。ZnSレンズ40は、プリズム4とは独立して筐体に保持されている。また、レンズ40は、プリズム4に密着して設けられ、ダイヤモンドプリズム4と同等の耐圧性を有し、かつ、無色透明である。図2のZnSレンズ40の形状は一例に過ぎない。この例でレンズ40は、上部にプリズム4の可視光出射面14との密着面を有し、底部に凸面を有し、また、試料面上の点を頂点とする円錐状の胴体部を有する。つまり、2つの楕円面鏡20,22が集光する赤外光IRおよび全反射光TRの光路と重ならないように、かつ、試料部位の広範囲を集光できるようにレンズ40の形状が定められている。このような観察光学系によって、試料面6と密着する試料からの光は、プリズム4およびZnSレンズ40によって集光され、更に一対のレンズ42,44に導光され、観察カメラ2に入射される。ここで、ダイヤモンドプリズム4とZnSレンズ40の組合せであれば、両者の屈折率も近く、一体のレンズとして扱える。比較例として集光レンズにセレン化亜鉛(ZnSe)レンズを用いた場合、結晶が黄色であって観察画像のための色情報に欠けることがあり、また、ダイヤモンドプリズム4よりも柔らかいため、試料を密着させる際の耐圧性の問題もある。ZnSレンズ40を設けなくても観察は可能であるが、ダイヤモンドプリズム4とZnSレンズ40の組合せによれば、視野範囲が広がり、色再現性および耐圧性に優れた観察光学系を構成できる。集光レンズとしてはZnSレンズ40に限らず、ATR結晶と同等の耐圧性を有し、無色透明のものであれば他の材質の集光レンズを採用できる。屈折率1.8以上の例えばサファイアガラス、(株)オハラ製L-BBH1、(株)住田光学ガラス製K-PSFn214のような、無色透明の高屈折率ガラスを用いてもよい。
<全反射吸収スペクトル測定装置>
図3に本実施形態のATR光学器具10を用いた全反射吸収スペクトル測定装置100の概略構成を示す。全反射吸収スペクトル測定装置100は、FTIRや分散型の分光光度計をベースに、上述の光学器具10との組合せによって構成される。図3の例では、測定装置100の中央部の試料台50(または試料室)にATR光学器具10が載置され、光学器具10へは測定用の赤外光IRが入射光学系から供給され、光学器具10からの全反射光TRが出射光学系へ導光されるようになっている。赤外光の入射光学系は、赤外光源52、干渉計54および集光レンズ56を含み、干渉計54からの赤外光IRの干渉波を集光して光学器具10へ水平方向に供給する。赤外光IRの干渉波の一部は、ATR光学器具10のダイヤモンドプリズム4に密着する試料Sの表層部によって吸収され、残りの赤外光は全反射光TRとして光学器具10から出射される。全反射光TRの出射光学系は、集光レンズ58、光検出器60および信号処理器62を含み、光学器具10から水平方向に出射される全反射光TRを検出してフーリエ変換処理によりスペクトルデータを算出する。
<本実施形態の効果>
(1)入射側のダイクロイックミラー18が、測定用の赤外光IRと同軸で照明光L1を楕円面鏡20へ導光するので、試料面6を正反射した照明光が観察用光路に進入せず、照明ムラが抑制される。しかも、楕円面鏡20が、照明光L1を可視光の臨界角θc’未満の入射角でプリズムの試料面6に集光させるので、照明光l1が試料面6で全反射することも抑制される。そうすると、照明光L1はプリズムの試料面6で屈折して試料側へも進行し、試料Sにて拡散反射する。出射側のダイクロイックミラー24と楕円面鏡22による照明光L2の照射についても、入射側と同様になる。照明光L1,L2によって生じる試料Sからの光は、ダイヤモンドプリズム4およびZnSレンズ40で集光されるから、試料Sの密着状態の情報を有した拡散反射光を観察することができる。
なお、照明光L1,L2の少なくとも一部が臨界角θc’未満の入射角になれば本実施形態の効果が得られるので、必ずしも照明光L1,L2の全てを臨界角θc’未満の入射角にする必要はない。
(2)入射側および出射側の楕円面鏡20,22の両方において、それぞれのダイクロイックミラー18,24が照明光L1,L2を同軸に導光するので、観察視野内を隈なく均一に照明することができる。
(3)赤外光IRまたはその全反射光TRの光軸と同軸に、観察用の照明光L1,L2を楕円面鏡20,22へ導光するから、ダイヤモンドプリズム4に照明光を照射するための専用の光路を形成しなくて済み、プリズム4および光学系をコンパクト化することができる。
(4)観察用光学系の光軸上に、プリズム4からの可視光VLの集光機能に適したZnSレンズ40を設けることができる。すなわち、ダイヤモンドプリズム4と同等の耐圧性を有し、かつ、無色透明で、屈折率も同等であるZnSレンズ40を用いて、これをプリズム4に密着して支持させているから、プリズム4と一体のレンズのように構成することができ、広い視野範囲と高い色再現性とを実現することができる。
(5)マスク32,38を用いて照射光L1,L2の光束断面を適切な形状に設定したり、断面形状を適宜調整したりすることで、赤外光IRの光軸と同軸であっても、照明光L1,L2を全反射しない角度でダイヤモンドプリズム4に入射させることができる。
第二実施形態
図4に第二実施形態のATR光学器具110の概略構成を示す。共通する要素に共通の符号を付し、第一実施形態とは異なる構成のみを以下に説明する。
本実施形態のATR光学器具110では、試料面106が下方を向くようにATRプリズム104が保持され、試料Sの上表層部にプリズム104が密着するように配置されている。また、第一実施形態の楕円面鏡に代えて、入射側の集光レンズ120によって、入射側のダイクロイックミラー18からの赤外光IRをプリズムの試料面106へ集光し、出射側の集光レンズ122によって、試料面106からの全反射光TRを出射側のダイクロイックミラー24へ集光する。試料面106からの観察用可視光は、プリズム104と一対のレンズ42,44によって集光され、観察カメラ2に入射する。
第二実施形態では、楕円面鏡を使わない形態であり、かつ、1箇所のLED照明28からの可視光の半分をミラー(マスク)112で分割してミラー116を介して入射側のダイクロイックミラー18に導光し、残り半分の可視光をミラー114,118を介して出射側のダイクロイックミラー24に導光するという可視光の分岐光学構成を有した形態である。
なお、赤外集光手段としての楕円面鏡の配置について、第一実施形態ではプリズム4を試料側から見た場合に、楕円面鏡20,22がプリズム4の周りの2箇所に対向して配置したが、プリズム4の周りの3箇所以上に配置しても構わない。例えば、プリズム周りの45度おきに4枚の楕円面鏡を配置するならば、赤外光の入射用と全反射光の出射用の楕円面鏡が交互になるように配置する。このような楕円面鏡の配置において、ダイクロイックミラーによる照明光の同軸照射は、4つの楕円面鏡の内の少なくとも1つに設ければよい。
また、プリズムの試料面6に垂直に観察用光学系の光軸を形成したが、必ずしも垂直にする必要はなく、光軸が試料面6に対して斜め方向になっても構わない。ただし、本実施形態のように光軸を垂直に形成する方が、観察画像における試料部位の歪みも小さくなるので好ましい。
2 観察カメラ
4,104 ダイヤモンドプリズム(ATR結晶)
6,106 試料面
8 赤外入射面
10 ATR光学器具(全反射吸収スペクトル測定用の光学器具)
12 赤外出射面
14 可視光出射面
16,26 平面鏡
18,24 ダイクロイックミラー(照明導光手段)
20,22 楕円面鏡(赤外集光手段)
28,34 照明用LED
30,36 コリメートレンズ
32,38 マスク
40 ZnSレンズ(可視集光手段)
42,44 一対のレンズ(可視集光手段)
50 試料台
52 赤外光源(赤外光出射手段)
54 干渉計(赤外光出射手段)
56,58 集光レンズ
60 光検出器
62 信号処理器
100 全反射吸収スペクトル測定装置
120,122 集光レンズ(赤外集光手段)
S 試料
IR 赤外光
TR 全反射光
L1,L2 照明光
θc 赤外光の臨界角
θc’ 可視光の臨界角

Claims (8)

  1. 試料と密着させるATR結晶の試料面に赤外光を集光させ、該試料面からの全反射光の吸収スペクトルを測定する全反射吸収スペクトル測定用の光学器具であって、
    赤外光を導光して当該赤外光の少なくとも一部を臨界角θc以上の入射角で前記試料面に内側から集光する入射側の赤外集光手段と、
    前記試料面からの全反射光を集光する出射側の赤外集光手段と、
    前記入射側および前記出射側の赤外集光手段の少なくとも一方の赤外集光手段の光軸と同軸に可視光を導光する照明導光手段と、
    試料の密着状態を観察するために前記試料面からの可視光を集光する可視集光手段と
    を備え、
    前記照明導光手段は、少なくとも可視光の一部が該可視光の臨界角θc’未満の入射角で前記試料面に集光されるように、該可視光を前記赤外集光手段に導光することを特徴とする全反射吸収スペクトル測定用光学器具。
  2. 請求項1記載の光学器具において、
    前記照明導光手段は、前記赤外集光手段により集光される赤外光の光束断面のうち、前記試料面への入射角を小さくする側のほぼ半分の断面を通過するように、可視光を前記赤外集光手段に導光することを特徴とする全反射吸収スペクトル測定用光学器具。
  3. 請求項1または2記載の光学器具において、
    前記可視集光手段は、前記試料面に垂直な光軸に沿って可視光を集光することを特徴とする全反射吸収スペクトル測定用光学器具。
  4. 請求項3記載の光学器具において、前記可視集光手段は、前記ATR結晶とは独立して保持された可視光用の集光レンズを有し、該可視光用の集光レンズは、前記ATR結晶に密着して設けられ、前記ATR結晶と同等の耐圧性を有し、無色透明であることを特徴とする全反射吸収スペクトル測定用光学器具。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の光学器具において、前記入射側および前記出射側の赤外集光手段は、楕円面鏡からなることを特徴とする全反射吸収スペクトル測定用光学器具。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の光学器具において、
    前記照明導光手段は、前記赤外集光手段の光軸に接続される可視光の光軸を形成するとともに、該可視光の光軸上に可視光の光束断面の一部を遮光するマスクが設けられていることを特徴とする全反射吸収スペクトル測定用光学器具。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の光学器具において、
    前記照明導光手段は、1つの照明光源からの可視光を分割して、一方を前記入射側の赤外集光手段に導光し、他方を前記出射側の赤外集光手段に導光する可視光の分岐光学構成を有することを特徴とする全反射吸収スペクトル測定用光学器具。
  8. 試料と密着するATR結晶の試料面に赤外光の少なくとも一部を当該赤外光の臨界角θc以上の入射角で集光させ、該試料面からの全反射光の吸収スペクトルを測定する全反射吸収スペクトル測定装置であって、
    前記試料面に集光させる赤外光を出射する赤外光出射手段と、
    前記赤外光出射手段からの赤外光を導光して該赤外光を臨界角θc以上の入射角で前記試料面に内側から集光する入射側の赤外集光手段と、
    前記試料面からの全反射光を集光する出射側の赤外集光手段と、
    前記赤外集光手段からの全反射光を検出する光検出手段と、
    前記入射側および前記出射側の赤外集光手段の少なくとも一方の赤外集光手段の光軸と同軸に可視光を導光する照明導光手段と、
    試料の密着状態を観察するために前記試料面からの可視光を集光する可視集光手段とを備え、
    前記照明導光手段は、少なくとも可視光の一部が該可視光の臨界角θc’未満の入射角で前記試料面に集光されるように、該可視光を前記赤外集光手段に導光することを特徴とする全反射吸収スペクトル測定装置。
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