JP2017179638A - 繊維シート製造装置及び繊維シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
繊維シート製造装置は、搬送される長繊維のトウの搬送路に間隔をおいて配置され、トウの搬送方向に張力を与えてトウを開繊する複数対の開繊ロール対と、複数対の開繊ロール対のうち搬送方向の最も下流側の開繊ロール対よりも下流側に配置され、開繊ロール対を通過したトウを気体で開繊する開繊装置と、開繊装置の下流側に配置されて開繊装置を通過したトウの表面に、トウの繊維同士を結合させる液状のバインダを添着する添着装置と、を備える。
【選択図】図2
Description
図1は、第1実施形態に係る繊維シート製造装置1(以下、単に製造装置1と称する。)の全体図である。製造装置1は、トウバンド60の搬送路19の上流側から下流側に向けて、第1拡幅装置2、ガイド3、第2拡幅装置4、第1開繊ロール対5、第2開繊ロール対6、開繊装置7、及び、添着装置8を備える。
図5は、第2実施形態の添着装置8を通過して得られる繊維シート161の搬送方向Pから見た鉛直断面図である。第2実施形態では、添着装置8において、噴霧部36を使用せず、噴霧部35のみを用いてトウバンド60の表面にバインダ40を噴霧する。図5に示すように、これにより、外周部61aの上部と幅方向両側部とに繊維結合部61bが形成され、下部には繊維結合部61bが形成されていない繊維シート161が製造される。繊維シート161の下部は、例えば、図示しないシート部材により支持される。
バインダ40に可塑剤(トリアセチン)を用い、製造装置1により、トウバンド60に対するバインダ40の添着量が異なる複数の繊維シート61を実施例1〜6として作製した。また、トウバンド60にバインダ40を添着しない以外は実施例1〜6と同様の製造条件で、製造装置1により繊維シートを比較例1として作製した。また、開繊装置7を用いずに開繊ロール対5、6のみで開繊し、且つ、トウバンド60に対するバインダ40の添着量を8重量%以上81重量%以下の範囲の複数の値に設定した以外は実施例1〜6と同様の製造条件で、製造装置1により複数の繊維シートを比較例2として作製した。
1 繊維シート製造装置
5、6 開繊ロール対
7 開繊装置
8 添着装置
15b ノズル部
15c 気体導入部
18 筐体
18c 内部空間
19 搬送路
21 開繊室
35、36 噴霧部
40 バインダ
60 トウバンド(トウ)
160、161 繊維シート
Claims (8)
- 搬送される長繊維のトウの搬送路に間隔をおいて配置され、前記トウの搬送方向に張力を与えて前記トウを開繊する複数対の開繊ロール対と、
前記複数対の開繊ロール対のうち前記搬送方向の最も下流側の開繊ロール対よりも前記下流側に配置され、前記開繊ロール対を通過した前記トウを気体で開繊する開繊装置と、
前記開繊装置の前記下流側に配置されて前記開繊装置を通過した前記トウの表面に、前記トウの繊維同士を結合させる液状のバインダを添着する添着装置と、を備える、繊維シート製造装置。 - 前記開繊装置は、前記トウが開繊される開繊室が内部に形成された筒状のノズル部と、前記開繊室に向けて前記搬送方向に前記気体を導入する気体導入部と、を有する、請求項1に記載の繊維シート製造装置。
- 前記添着装置は、前記トウを通過させる内部空間が形成された筐体と、前記内部空間内に配置されて前記トウに向けて前記バインダを噴霧する少なくとも1つの噴霧部と、を有する、請求項1又は2に記載の繊維シート製造装置。
- 前記噴霧部は、前記トウの上方及び下方の少なくともいずれか一方から前記トウに向けて前記バインダを噴霧する、請求項3に記載の繊維シート製造装置。
- 搬送される長繊維のトウの搬送路に間隔をおいて配置された複数対の開繊ロール対を用いて、前記トウに前記トウの搬送方向に張力を与えて前記トウを開繊し、
前記複数対の開繊ロール対のうち前記搬送方向の最も下流側の開繊ロール対よりも前記下流側に配置された開繊装置を用いて、前記開繊ロール対を通過した前記トウを気体で開繊し、
前記開繊装置の前記下流側に配置された添着装置を用いて、前記開繊装置を通過した前記トウの表面に、前記トウの繊維同士を結合させる液状のバインダを添着する、繊維シートの製造方法。 - 前記トウが開繊される開繊室が内部に形成された筒状のノズル部と、前記開繊室に向けて前記搬送方向に前記気体を導入する気体導入部とを有する前記開繊装置を用いて、前記トウを前記気体で開繊する、請求項5に記載の繊維シートの製造方法。
- 前記トウを通過させる内部空間が形成された筐体と、前記内部空間に配置されて前記トウに向けて前記バインダを噴霧する少なくとも1つの噴霧部とを有する前記添着装置を用いて、前記トウの前記表面に前記バインダを噴霧する、請求項5又は6に記載の繊維シートの製造方法。
- 前記噴霧部により、前記トウの上方及び下方の少なくともいずれか一方から前記トウに向けて前記バインダを噴霧する、請求項7に記載の繊維シートの製造方法。
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JP2019090131A (ja) * | 2017-11-14 | 2019-06-13 | 株式会社ダイセル | 吸収性物品の製造方法、吸収性物品製造装置、吸収性物品、及び吸収体 |
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