JP6611253B2 - 繊維シート製造装置及び繊維シートの製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態に係る繊維シート製造装置1(以下、単に製造装置1と称する。)の全体図である。製造装置1は、トウバンド60の搬送路30の上流側から下流側に向けて、第1拡幅装置2、ガイド3、第2拡幅装置4、開繊ロール装置5、添着装置6、搬送ロール装置7、及び開繊装置8を備える。
図8は、第2実施形態に係る添着装置6と搬送ロール装置107とのトウバンド60の搬送方向と直交する方向から見た鉛直断面図である。図8に示すように、搬送ロール装置107は、第1搬送ロール132、第3搬送ロール131、及び第4搬送ロール133を有する。
[実験1]
バインダ40の代りに着色液を用い、第1実施形態の製造装置1により、繊維シート62を実施例1として得た。バインダ40の代りに着色液を用い、搬送ロール装置を備えない繊維シート製造装置により、繊維シート162を比較例として得た。実施例1及び比較例の繊維シート製造装置の構成は、搬送ロール装置の有無以外は同様とした。実施例1の繊維シート62と比較例の繊維シート162との各上面を目視により確認し、繊維シート62、162の上面全体に占める着色領域の面積の割合を、繊維シート62、162に対するバインダ40の添着割合(%)として算出した。この結果を表1に示す。図9は、実施例1の繊維シート62の上面を模式的に示す上面図である。図10は、比較例の繊維シート162の上面を模式的に示す上面図である。
バインダ40に可塑剤(トリアセチン)を用い、製造装置1により、トウバンド60に対するバインダ40の添着量が異なる複数の繊維シート61を実施例2〜7として得た。実施例2〜7の繊維シート61について、以下の方法により繊維同士のほどけ程度を確認し、繊維シート61の繊維同士のバインダ40による結合程度を評価した。なお、ここで言う「繊維同士がほどける」とは、繊維シート61の1本以上の繊維が、繊維シート61の表面から離間又は脱落することを指す。
P 搬送方向
W トウバンドの寸法(トウの寸法)
1 繊維シート製造装置
6 添着装置
8 開繊装置
9、10 開繊ロール対
15 筐体
15c 内部空間
16、132 第1搬送ロール
17 第2搬送ロール
18b ノズル部
18c 気体導入部
19a1 トウ導入口
20、21 噴霧部
26 開繊室
40 バインダ
60 トウバンド(トウ)
61 繊維シート
131 第3搬送ロール
133 第4搬送ロール
Claims (12)
- 搬送される長繊維のトウを内部に流通させながら、前記トウの表面に前記トウの繊維同士を結合させる液状のバインダを添着する添着装置と、
前記添着装置よりも前記トウの搬送方向の下流側に配置され、前記トウを周面に巻き付けながら前記下流側に搬送する第1搬送ロールと、
前記第1搬送ロールの軸方向において、開口寸法が前記第1搬送ロールと前記トウとの接触開始位置での前記トウの寸法よりも小さいトウ導入口を有し、前記第1搬送ロールよりも前記下流側に配置されて前記トウ導入口から導入される前記トウを気体で開繊する開繊装置と、を備える、繊維シート製造装置。 - 前記開繊装置は、前記トウが開繊される開繊室が内部に形成された筒状のノズル部と、前記開繊室に向けて前記下流側に前記気体を導入する気体導入部と、を有する、請求項1に記載の繊維シート製造装置。
- 前記搬送方向における前記第1搬送ロールと前記添着装置との間で前記第1搬送ロールと平行に配置され且つ前記第1搬送ロールの前記トウと接する方向とは反対側の方向から前記トウと接する第2搬送ロールを更に備え、
前記軸方向から見て、前記トウが前記第1搬送ロールと前記第2搬送ロールとの周面に蛇行して巻き付けられながら前記下流側に搬送される、請求項1又は2に記載の繊維シート製造装置。 - 前記搬送方向における前記添着装置と前記第1搬送ロールとの間に配置され、前記トウを周面に巻き付けながら前記下流側に搬送する第3搬送ロールと、
前記搬送方向における前記第1搬送ロールと前記開繊装置との間に配置され、前記トウを周面に巻き付けながら前記下流側に搬送する第4搬送ロールと、を更に備え、
前記第1搬送ロールが、ダンサロールである、請求項1又は2に記載の繊維シート製造装置。 - 前記添着装置よりも前記上流側に配置されて前記トウを開繊する複数の開繊ロール対を更に備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の繊維シート製造装置。
- 前記添着装置は、前記内部に前記トウが流通される筐体と、前記筐体の前記内部に配置されて前記トウに向けて前記バインダを噴霧する少なくとも1つの噴霧部と、を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の繊維シート製造装置。
- 添着装置を用いて、搬送される長繊維のトウを前記添着装置の内部に流通させながら、前記トウの表面に前記トウの繊維同士を結合させる液状のバインダを添着し、
前記添着装置の前記トウの搬送方向の下流側に配置された第1搬送ロールを用いて、前記トウを前記第1搬送ロールの周面に巻き付けながら前記下流側に搬送し、
前記第1搬送ロールの軸方向において、開口寸法が前記第1搬送ロールと前記トウとの接触開始位置での前記トウの寸法よりも小さいトウ導入口を有し、前記第1搬送ロールよりも前記下流側に配置された開繊装置を用いて、前記トウ導入口から導入される前記トウを気体で開繊する、繊維シートの製造方法。 - 前記トウが開繊される開繊室が内部に形成された筒状のノズル部と、前記開繊室に向けて前記搬送方向に前記気体を導入する気体導入部とを有する前記開繊装置を用いて、前記トウを前記気体で開繊する、請求項7に記載の繊維シートの製造方法。
- 前記搬送方向における前記第1搬送ロールと前記添着装置との間で前記第1搬送ロールと平行に配置され且つ前記第1搬送ロールの前記トウと接する方向とは反対側の方向から前記トウと接する第2搬送ロールを用いて、前記軸方向から見て、前記トウを前記第2搬送ロールと前記第1搬送ロールとの周面に蛇行させて巻き付けながら前記下流側に搬送する、請求項7又は8に記載の繊維シートの製造方法。
- 前記第1搬送ロールが、ダンサロールであり、
前記搬送方向における前記添着装置と前記第1搬送ロールとの間に配置された第3搬送ロールの周面に前記トウを巻き付けながら前記下流側に搬送し、
前記搬送方向における前記第1搬送ロールと前記開繊装置との間に配置された第4搬送ロールの周面に前記トウを巻き付けながら前記下流側に搬送する、請求項7又は8に記載の繊維シートの製造方法。 - 前記添着装置よりも前記上流側に配置された複数の開繊ロール対を用いて、前記トウを開繊する、請求項7〜10のいずれか1項に記載の繊維シートの製造方法。
- 前記内部に前記トウが流通される筐体と、前記筐体の前記内部に配置されて前記トウに向けて前記バインダを噴霧する少なくとも1つの噴霧部とを有する前記添着装置を用いて、前記トウの前記表面に前記バインダを噴霧する、請求項7〜11のいずれか1項に記載の繊維シートの製造方法。
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