JP2015510551A - 連続的トウバンドから作製された不織材料、およびその装置ならびに方法 - Google Patents

連続的トウバンドから作製された不織材料、およびその装置ならびに方法 Download PDF

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Abstract

システムは、複数のトウバンド処理ラインと、トウバンド処理ラインから複数の処理済みトウバンドを受け取り嵩高化ウェブを形成するためにトウバンド処理ラインに連通するマスターエアジェットと、を含み得る。このシステムは、それ自体が不織材料であるか、または不織材料へとさらに処理され得る、嵩高化ウェブを形成するために用いられ得る。【選択図】図1A

Description

本発明は連続的トウバンドから作製された不織材料に関し、係る不織材料に関連する装置、システム、および方法に関する。
不織材料は、様々な方法により一緒に保持された、製造された繊維シート、バット、ウェブ、または織地を指す専門用語である。これらの方法は、例えば繊維の融合(例えば、熱による、超音波による、圧力による、など)、繊維の結合(例えば、樹脂、溶剤、接着剤、など)、および機械的絡合(例えばニードルパンチ、水流絡合、など)を含む。不織材料は、糸を絡み合わせることにより一緒に保持(ステッチボンディング)されたものまたは穿孔性の薄膜もしくは多孔性の薄膜から作られたものなどの他の構造を含むものとしても広範に用いられる。不織材料は、織物、編物、タフト、紙、および縮絨フェルトを除外する。
不織材料はカーディング処理から作製され得る。なおカーディング処理とは、ステープルファイバのベールをニードルパンチされたマットまたは水流絡合されたマットに変換して、それにより不織材料を製作するものである。ステープルファイバは有限の長さを有し(約7センチメートルの長さ)、カーディングが行われる間に、均等なウェブに広げられる。カーディングの最終ステップでは、通常、最終的な不織材料の強度を向上させる(例えば、洗浄に対する耐久性を不織材料に持たせる)ために、樹脂結合処理が含まれる。
カーディング処理を行う間、より短いステープルファイバはカーディング装置によるカーディングを施すことが不可能であり、床に落下し、それにより浪費が生じることとなる。いくつかの事例では浪費を最小化するために、より短いステープルファイバのリサイクルが実行される。
さらにカーディング処理を行う間、ステープルファイバが空気中に浮遊し、そのために機械的な問題および健康上のリスクが増大化され得る。空中に浮遊する繊維が機材上に積もると、保守作業および稼働不能時間が増すこととなり得る。さらに、浮遊する繊維は作業者に対して呼吸および皮膚刺激のリスクを生じさせ得る。
カーディングに対する資本設備における投資が顕著であり、およびステープルファイバのベールを処理することに関する健康の問題のため、トウバンドからの不織材料の作製は当業者にとって関心の対象となっている。本明細書で用いる「連続的トウバンド」および「トウバンド」という用語は、通常はクリンプおよび/または粘着付与剤により一緒に保持された、明確なねじれを有さない連続した(例えば無限または極めて長い)繊維フィラメントの集合体を指すために交換可能に用いられ得る。トウバンドは、円形、実質的な円形、卵形、実質的な卵形、矩形、実質的な矩形、平面的、および実質的に平面的を含むがこれらに限定されない任意の断面形状を有し得ることに注意すべきである。
連続的トウバンドから不織材料を作製することは不織材料の製作速度を2つの方法で高め得る。第1に、ステープルファイバのベールは、毎分約400メートルの最大速度で実行可能であるが、トウバンドは毎分650メートルのオーダーでの処理が可能である。第2に、トウバンドのベールがステープルファイバのベールよりもより多くの材料を有するため、ベール交換の頻度が、不織材料の作製体積に対してより小さくなる。一方、トウバンドは通常、トウバンドフィラメントの組成に応じて約15cm〜約60cmの最大幅で作製される。いくつかの不織材料はメートル単位の幅で作製されることが必要であるため、不織材料作製のためのトウバンドの使用は制限される。
複数の理由から、カーディングにより作製された不織材料と同様の幅を有する不織材料を、トウバンドを結合することにより作製するための装置は当業者に利益をもたらすであろう。
本発明は連続的トウバンドから作製された不織材料に関し、係る不織材料に関連する装置、システム、および方法に関する。
いくつかの実施形態において、本発明は、複数の処理済みトウバンドから嵩高化ウェブを作製することと、嵩高化ウェブから不織材料を形成することと、を含む方法を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、複数のトウバンド処理ラインと、トウバンド処理ラインから複数の処理済みトウバンドを受け取り嵩高化ウェブを形成するためにトウバンド処理ラインに連通するマスターエアジェットと、を含むシステムを提供する。
他の実施形態において、本発明は、少なくとも1つのトウバンド処理ラインに沿って複数のトウバンドを処理し、それにより複数の処理済みトウバンドを形成することと、マスターエアジェットを用いて複数の処理済みトウバンドを組み合わせ、それにより嵩高化ウェブを形成することと、を含む方法を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、複数の処理済みトウバンドを複数のトウバンド処理ラインに沿って形成することと、複数の処理済みトウバンドを組み合わせ、それによりマスターエアジェットを用いて嵩高化ウェブを形成することと、嵩高化ウェブを不織材料製造ラインに搬送することと、嵩高化ウェブから不織材料を作製することと、を含む方法を提供する。
さらに他の実施形態において、本発明は、複数の絡合されたトウバンドを含むニードルルームされた嵩高化ウェブを含む不織材料を提供する。
他の実施形態において、本発明は、複数の絡合されたトウバンドを含む水流絡合された嵩高化ウェブを含む不織材料を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、約5cm〜約10mの幅および約0.5cm〜約5cmの高さを有する中央通路に対する流入開口部と、中央通路にベンチュリを形成することができるエアジェットと、中央通路に沿ってエアジェットの後方に配置された形成チャンバと、少なくとも2つの穿孔性プレートおよび少なくとも2つの側部プレートにより形成され且つ中央通路に沿って形成チャンバの後方に配置された蓄積チャンバと、約5cm〜約10mの幅および約2mm〜約500mmの高さを有する中央通路に対する流出開口部と、を含むマスターエアジェットを提供する。
本発明の特徴および利点は、以下の好適な実施形態の説明を読めば当業者には容易に明らかとなるであろう。
以下の図面は、本発明の特定の態様を例示説明するために含まれたものであり、排他的な実施形態であるとみなされるべきではない。開示する発明主題は、本発明の利点を有する当業者には明らかであるように、形態および機能において、相当な変更例、改変例、組み合わせ、および等価物が可能である。
トウバンドから嵩高化ウェブを作製するための本発明に係るシステムの非限定的な例を示す図である。 複合繊維の断面形状および組成の非限定的な例を示す図である。 本発明に係るシステムを用いて処理済みトウバンド構成から達成され得る嵩高化ウェブの組成の非限定的な例を示す図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例の斜視図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例の、部分的に切断された、側面図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例のハウジングの平面図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例のハウジングにおける流出開口部を示す端面図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例のハウジングの側部プレートの2つの異なる実施形態を示す図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例のハウジングの流入開口部の端面図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例の斜視図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例のハウジングの側部プレートの一方を示す図である。 本発明のシステムと組み合わせて用いるための本発明のマスターエアジェットの非限定的な例の斜視図である。 本発明に係るシステムの非限定的な実施形態に沿ってトウバンドを処理することの様々な段階を示す写真である。 本発明に係るシステムの非限定的な実施形態に沿ってトウバンドを処理することの様々な段階を示す写真である。
本発明は連続的トウバンドから作製される不織材料に関し、係る不織材料に関連する装置、システム、および方法に関する。
本明細書で説明するシステムでは、連続的トウバンドから不織材料を作製することが可能である。いくつかの実施形態において、このシステムは、トウバンドを組み合わせて、最終的に、個々のトウバンドの幅の何倍かの幅(例えば個々のトウバンドの幅の25倍)を有する不織材料を作製する能力を有する。このシステムは、設備投資がより少ないという利点を有し(多くの場合、従来のカーディングシステムの半分より少ない投資)、後流側の不織処理(例えば水流絡合またはニードルルーム)のための他の処理および設備と一体化され得る。加えて、本発明のシステムは、いくつかの実施形態において、層状組成または複合組成を有する不織材料をマットの一体化の点で作製するよう構成され得る。係る不織材料は、カーディング処理では、不織材料の作製中とは対比的に、不織材料を組み合わせることにより作製される。
トウバンドの利用は、トウバンドのベールがステープルファイバベールよりも高密度でパックされる場合が多いため、トウバンドベールを用いるとベールあたりでより多くの不織材料が生産されるという点において、処理速度および効率において有利となり得る。加えて、トウバンドの処理はステープルファイバの処理よりも高速である。これらにより、不織材料製造の速度および効率の両方が向上する。さらに、連続的トウバンドの利用は、浪費を低減することと、処理ステップを低減すること(例えば樹脂結合することが除外される)と、機械的問題のリスクを低減することと、作業者に対する健康上のリスクを低減することと、により(これらすべては通常、カーディングを用いて不織材料を作製することに関連する)利点を提供し得る。
いくつかの実施形態において、トウバンドから嵩高化ウェブを作製するための本発明のシステムは、トウバンド処理ラインから処理済みトウバンドを受容するために少なくとも1つのマスターエアジェットに動作可能に接続された少なくとも1つのトウバンド処理ラインを含み得る。なお係るシステムの非限定的な例が図1A〜図1Cに示される。いくつかの実施形態において、トウバンドから嵩高化ウェブを作製するための本発明のシステムは、少なくとも1つのトウバンド処理ラインおよび少なくとも1つのマスターエアジェットを含み得る。なお係るシステムの非限定的な例が図1A〜図1Cに示される。いくつかの実施形態において、システムは、6つ以上のトウバンド処理ラインと2つ以上のマスターエアジェットと(並列および/または直列で)、を含み得る。
当業者は、連続的トウバンド、処理済みトウバンド、および嵩高化ウェブを、トウバンド処理ライン、マスターエアジェット、および任意の追加的処理エリアもしくはライン(例えば収集エリア、添加物適用エリア、不織製造ライン、製品製造ライン、その他など)へと、これらの間で、および/またはこれらから、適切に輸送するための装置または機械類を、本開示の利益を用いて認識するであろう。非限定的な例として、好適な装置および/または機械類はガイド、ローラ、リール、ギア、コンベア、搬送ベルト、真空、エアジェット、その他、これらの混成、またはこれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態において、システムは、嵩高化ウェブを不織製造ラインに搬送するためのコンベアを含み得る。
マスターエアジェットは一般に、処理済みトウバンドをマスターエアジェット装置を通して移動させるベンチュリを作るためにエアジェットを用いる。ベンチュリは、処理済みトウバンドがマスターエアジェットを通過する間、近接する処理済みトウバンドのフィラメントを絡合させるようさらに作用する。いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットは複数の処理済みトウバンドを受容するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットは、トウバンドから作製された嵩高化ウェブを作製するよう構成され得る。なお、この嵩高化ウェブは、従来は実現されなかったキャリパおよび/または複雑な断面構成を有する。いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブの増加されたキャリパおよび/または複雑な断面構成の可能性は、トウバンドから作製されるとき、以前には実現されなかった不織材料の作製を可能なものとし得る。
ここで図4〜図9を参照すると、本発明のマスターエアジェットおよびその構成要素の非限定的な例であるマスターエアジェット440はハウジング442を含み得る。なおハウジング442は一般に、1対の側部プレート474と、上部プレート480と、底部プレート482と、により形成される。プレートを変更するための側部、上部、および底部は、マスターエアジェットを説明することにおいて簡略的に用いられたものであることと、基底となる平面に対するマスターエアジェットの関係について限定するものであると解釈すべきでないことと、を注意すべきである。1対の側部プレート474は、寸法変更ガイド478においてボルトを用いて上部プレート480および底部プレート482に動作可能に固着され得る。
一方端において、マスターエアジェット440は流入開口部444を含む。図9において例としてもっともよく見られるように、流入開口部444は略矩形構成を有し得る。なおこの略矩形構成は、流入開口部444において受容される連続的トウバンドの形状に略対応する。ハウジング442は流出開口部446も含む。流出開口部446も、図7においてもっともよく見られるように、マスターエアジェット440を脱する処理済みトウバンドの所望の形状に対応する矩形構成を有し得る。
エアジェット448は、ハウジング442の流入端部の近傍に形成され得、圧縮空気(またはいくつかの実施形態では他の流体)の供給源と、圧縮空気源から空気マニホールド454へ圧縮空気の流れを調節する従来の制御バルブとを含み得る。なお空気マニホールド454を通って、圧縮空気はジェットオリフィス456に供給される。ジェットオリフィス456は、本明細書で詳細に説明されるように、連続的トウバンドをハウジング442における中央通路458を通って移動させるために、従来の空気ジェットを形成し得る。図5にもっともよく見られるように、通路458は、エアジェット448の下流側に形成チャンバ460が提供されるよう、連続的トウバンドの移動方向に徐々に大きくなる断面積を有する。形成チャンバ460も好適には、処理済みトウバンドの矩形形状に対応する略矩形構成を有し得る。
蓄積チャンバ462は、ハウジング442の流出端部の近傍において形成チャンバ460の下流側に配置され得、形成チャンバ460の流出開口部446よりも大きい垂直方向寸法を有し得る。蓄積チャンバ462も好適には、連続的トウバンドが形成チャンバ460から蓄積チャンバ462へと通過し、蓄積チャンバ462内に蓄積されることが可能となるよう、矩形構成を有するよう構成され得る。最終的に、処理済みトウバンドは異なる流速で流出開口部446を通ってハウジング442から引き抜かれ、嵩高化ウェブが生産され得る。
図5および図6においてもっともよく見られるように、それぞれが多数の穿孔470を有する1対の穿孔性プレート468が、蓄積チャンバ462に、および形成チャンバ460と蓄積チャンバ462との間で、側部プレート474に、配置され得る。穿孔性プレート468は、穿孔性プレート468を定位置に保つ複数のボルト472により上部プレート480および底部プレート482に対して定位置に固定され、それにより蓄積チャンバ462が形成され得る。
形成チャンバ460および蓄積チャンバ462の寸法は、マスターエアジェット440から作製される嵩高化ウェブのキャリパを決定することに関与し得る。側部プレート474に沿った寸法変更ガイド478は、形成チャンバ460の寸法を拡大化または縮小化することを可能にする。側部プレート474に沿った寸法変更ガイド478の構成は、底部プレート482に対して上部プレート480を傾けることにより、形成チャンバ460の寸法を異なる量だけ変化させることを可能にする点に注意すべきである。穿孔性プレート468の形状および/または位置を変動させることにより、蓄積チャンバ462の寸法は変動され得る。
同様に、流入開口部444および流出開口部446の寸法も、側部プレート474に沿った寸法変更ガイド478を用いることにより、または穿孔性プレート468の位置および/または形状を変動させることにより、調節され得る。流入開口部444の寸法が可変であることは、より高いキャリパの処理済みトウバンドをマスターエアジェット440に受容することを有利に可能にする。また、流出開口部446の寸法が可変であることは、より高いキャリパの嵩高化ウェブを作製することを有利に可能にする。
側部プレート474も複数の穿孔476を有し得、これらの穿孔476は搬送空気が形成チャンバ460から出て蓄積チャンバ462に入るおよその位置に配置される。それにより、搬送空気の一部は穿孔476を通って排出され得る。
マスターエアジェット440が作動すると、圧縮空気が制御バルブにより制御された流速でエアジェット448に流れ込み、オリフィス456により形成された空気ジェットが、連続的トウバンドを形成チャンバ460を通って移動させ得る。処理済みトウバンドが搬送空気により形成チャンバ460を通って移動するにつれて、搬送空気は、処理済みトウバンドの断面積が形成チャンバ460の徐々に大きくなる断面積と一致して徐々に大きくなるよう、処理済みトウバンドを少なくとも部分的に嵩高化させ得る。処理済みトウバンドが形成チャンバ460から出て蓄積チャンバ462に入ると、処理済みトウバンドは穿孔性プレート468の上流側端部間の垂直方向距離に対応するよう、より一層嵩高化される(図5参照)。
搬送空気の一部が側部プレート474における穿孔476から排出され得るが、搬送空気の大部分は、処理済みトウバンドを穿孔性プレート468間の間隙を通って移動させ、穿孔性プレート468における穿孔470を外向きに通過する。そのように通過する間、穿孔470を外向きに通過する空気は、穿孔性プレート468の対向する内側表面と摩擦係合するよう処理済みトウバンドを付勢する。この摩擦係合は処理済みトウバンドに対して制動作用をもたらす。それにより、蓄積チャンバ462を通る処理済みトウバンドの移動が抑制され、トウは、処理済みトウバンドが形成チャンバ460内で有していた密度よりも大きい密度で、蓄積チャンバ462に蓄積されることとなる。その後、嵩高化および高密度化された処理済みトウバンドは嵩高化ウェブとして異なる流速で流出開口部446を通って蓄積チャンバ462から出る。
搬送空気の流速は、連続的トウバンドが穿孔性プレート468間を通過するときに連続的トウバンドに印加される抑制作用または制動作用を決定し得る。搬送空気の流速が大きくなると、穿孔性プレート468における穿孔470を外向きに通過する搬送空気はより大きい力で穿孔性プレート468と係合するよう処理済みトウバンドを付勢することとなり、それにより処理済みトウバンドに印加される抑制作用または制動作用が大きくなり得る。逆に、搬送空気の流速が小さくなると、処理済みトウバンドに印加される制動作用はより小さくなるであろう。したがって制御バルブを操作することにより処理済みトウバンドに対して所望の制動作用が加えられるような搬送空気の流れを提供するという簡単な方法により、制動作用を実質的無限に調節することが可能となり、嵩高化ウェブがハウジング442を出るときの嵩高化ウェブの密度およびキャリパが制御可能となるであろう。
いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットはヒンジで留められて動くようになっている側部プレートを有し得る。ヒンジ留めされた側部プレートは、マスターエアジェットを通して処理済みトウバンドを物理的に引き出し、次にエアジェットが動作する状態でヒンジ留めされた側部プレートを閉じ、それによりベンチュリが形成され、それによりマスターエアジェットを通して処理済みトウバンドが搬送されることを有利に可能にする。非限定的な例として、マスターエアジェットを通る処理済みトウバンドの動きを物理的に開始する能力は、より高いデニールの処理済みトウバンドおよびより高いフィラメント当たりデニールの処理済みトウバンドに関して必要とされ得る。
ここで図10〜図11を参照すると、本発明のマスターエアジェットおよびその構成要素の非限定的な例であるマスターエアジェット1040は、側部プレート上部半体1090および側部プレート底部半体1092を有する1対のヒンジ留めされた側部プレートと、側部プレートヒンジ1094と、を有し得る。ハウジング1042は、側部プレート上部半体1090に動作可能に固着された上部プレート1080と、側部プレート底部半体1092に動作可能に固着された底部プレート1082と、により全般的に形成され得る。プレートを変更するための側部、上部、および底部(またはそれらの構成要素)は、マスターエアジェットを説明することにおいて簡略的に用いられたものであることと、基底となる平面に対するマスターエアジェットの関係について限定するものであると解釈すべきでないことと、を注意すべきである。
側部プレートは、側部プレートが閉じられたとき適切な位置合わせが確保されるよう、側部プレート上部半体1090または側部プレート底部半体1092(図示せず)に動作可能に固着された側部プレートガイド1096を有し得る。側部プレート半体1090および1092を動作中に閉じられた状態に保持するために、少なくとも1つの側部プレートガイド1096は、側部プレート半体1090および1092に動作可能に固着する能力を有し得る。図10〜図11に示すように、1つの側部プレートガイド1096は側部プレート上部半体1090に固着し、側部プレート底部半体1092における螺刻穴と整列する穴を有する。そのため、ボルトが側部プレート半体1090および1092を閉止位置に固定することが可能である。
当業者は、マスターエアジェットと同一の機能を達成するヒンジ留めされた側部プレートの複数の改変例(例えば、適切な位置合わせを確保するために、側部プレートガイドよりもむしろ、溝部を有する側部プレート半体など)を認識するであろう。さらに、当業者は、動作中、マスターエアジェットを通過する処理済みトウバンドが、特に高エアジェット速度において、側部プレートにおける何らかの不具合(例えばバリまたは間隙など)に引っ掛かり得ることを認識するであろう。引っ掛かりは、作製された嵩高化ウェブの縁部に悪影響を及ぼし得、場合によっては、マスターエアジェットの機能不能を生じさせ得る。
いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットは寸法変更可能な流出開口部を有し得る。ここで図12を参照すると、本発明のマスターエアジェットおよびその構成要素の非限定的な例であるマスターエアジェット1240は、側部プレートヒンジ1294とともに側部プレート上部半体1290および側部プレート底部半体1292を有する1対の側部プレートにより全般的に形成されたハウジング1242と、側部プレート上部半体1290に動作可能に固着される上部プレート1280と、側部プレート底部半体1292に動作可能に固着される底部プレート1282(図示せず)とを含み得る。蓄積チャンバ1262(図示せず)は、ヒンジ1230により上部プレート1280および底部プレート1282に定位置に固定された1対の穿孔性プレート1268により形成される。したがってナット1236を用いて流出口寸法変更ガイド1232に穿孔性プレート寸法変更ロッド1234を固定することにより穿孔性プレート1268を定位置に固定することにより、流出口1246の寸法変更が可能となる。
当業者は、マスターエアジェットと同一の機能を達成するヒンジ留めされた穿孔性プレートの複数の改変例(例えば、実行中に穿孔性プレートの位置を調節しそれにより流出開口部の寸法を調節するための垂直方向ネジなど)を認識するであろう。当業者は、これらの改変例が穿孔性プレートの意図する目的、すなわち穿孔性プレートを通過する処理済みトウバンドに対する制動を提供し、それにより後続の嵩高化ウェブを嵩高化すること、を保持すべきであること、を認識すべきである。
いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットは、調節可能な側部プレート、ヒンジ留めされた側部プレート、寸法変更可能な流入開口部、および寸法変更可能な流出開口部を含むがこれらに限定されない特徴物の任意の組み合わせを有し得る。いくつかの実施形態において、本発明は、約5cm〜約10mの幅および約0.5cm〜約5cmの高さを有する中央通路に対する流入開口部と、中央通路にベンチュリを形成することができるエアジェットと、中央通路に沿ってエアジェットの後方に配置された形成チャンバと、少なくとも2つの穿孔性プレートおよび少なくとも2つの側部プレートにより形成され且つ中央通路に沿って形成チャンバの後方に配置された蓄積チャンバと、約5cm〜約10mの幅および約2mm〜約500mmの高さを有する中央通路に対する流出開口部と、を含むマスターエアジェットを提供する。いくつかの実施形態において、前記マスターエアジェットは寸法変更可能な流入開口部および/または寸法変更可能な流出開口部を有し得る。
いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットは、約5cm、10cm、25cm、または50cmの下限から約10m、5m、1m(100cm)、または50cmの上限までの範囲の幅を有する流入開口部を有するよう構成され得る。なお流入開口部の幅は任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットは、約0.5cm、1cm、2cm、または3cmの下限から約5cm、4cm、または3cmの上限までの範囲の高さを有する流入開口部を有するよう構成され得る。なお流入開口部の高さは任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットは、約5cm、10cm、25cm、または50cmの下限から約10m、5m、1m(100cm)、または50cmの上限までの範囲の幅を有する流出開口部を有するよう構成され得る。なお流出開口部の幅は任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。いくつかの実施形態において、本発明のマスターエアジェットは、約2mm、3mm、5mm、10mm、15mm、25mm、または50mmの下限から約500mm、250mm、200mm、150mm、100mm、または50mmの上限までの範囲の高さを有する流出開口部を有するよう構成され得る。なお流出開口部の高さは任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
本発明のいくつかの実施形態において、2つ以上のマスターエアジェットが直列され得る。マスターエアジェットは増加されたキャリパを有する嵩高化ウェブを作製するため、直列する第2(またはより大きい)マスターエアジェットの流入口の寸法は適切な寸法を有するべきである。マスターエアジェットにおけるベンチュリが処理済みトウバンド(または直列するマスターエアジェットを有する実施形態の場合は嵩高化ウェブ)に対して何らかの張力を形成し得ることに注意すべきである。そのため、処理済みトウバンド(または嵩高化ウェブ)のキャリパは、トウバンド処理ライン(または以前のマスターエアジェット)から出る処理済みトウバンド(または嵩高化ウェブ)のキャリパよりも、マスターエアジェットに入るとき、より小さくなり得る。さらに、1つのマスターエアジェットから他のマスターエアジェットへの適切な搬送を制御するために、当業者は、以前のマスターエアジェットの適切な動作が妨げられないよう、第2(またはより大きい)マスターエアジェットが嵩高化ウェブに対して過剰な張力を作らないことを保証することを支援し得る潜在的な装置および/または機械類を認識すべきである。非限定的な例として、マスターエアジェット間の適切な搬送のためにテンションローラが用いられ得る。
いくつかの実施形態は連続的トウバンドから嵩高化ウェブを作製することに関与し得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから嵩高化ウェブを作製することは、少なくとも1つの連続的トウバンドを処理しそれにより処理済みトウバンドを形成することと、処理済みトウバンド(単数または複数)から嵩高化ウェブを形成することと、を含み得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから嵩高化ウェブを作製することは、複数の連続的トウバンドを処理しそれにより処理済みトウバンドを形成することと、処理済みトウバンドを嵩高化ウェブへと組み合わせることと、を含み得る。本明細書で用いる「連続的トウバンド」という用語は、通常はクリンプおよび/または粘着付与剤により一緒に保持された、明確なねじれを有さない連続的な(例えば無限または極めて長い)繊維フィラメントの集合体を指す。本明細書で用いられる「嵩高化」という用語およびその派生語は、実質的に横方向に拡がることなくキャリパが増加することを指す。本明細書で用いる「キャリパ」という用語は肉厚を指す。本明細書で用いられる「処理済みトウバンド」という用語およびその派生語は、トウバンド処理ラインに沿って処理されたトウバンドを指す。本明細書で用いられる「嵩高化ウェブ」という用語は、マスターエアジェットからの絡合されたフィラメントの製品を指す。
いくつかの実施形態において、連続的トウバンドの処理はトウバンド処理ラインに沿って実行され得る。いくつかの実施形態において、トウバンド処理ラインは、トウバンドを広げること、トウバンドのクリンプを解除すること、トウバンドを開くこと、トウバンドを嵩高化すること、トウバンドに添加物を適用すること、またはこれらの任意の組み合わせを実行するための装置および/または機械類を含み得る。当業者は、トウバンドを広げること、トウバンドのクリンプを解除すること、トウバンドを嵩高化すること、トウバンドに添加物を提供すること、またはこれらの任意の組み合わせを実行するために必要な装置および/または機械類を理解するであろう。好適な装置および/または機械類の非限定的な例として、スプレッダ、テンションローラ、ガイドローラ、空気嵩高化ジェット、噴霧器、スティーマなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。空気嵩高化ジェットの例は、本明細書で詳細に説明され、その全ての開示内容が参照することにより本明細書に援用される米国特許第6,253,431号および米国特許第6,543,106号に見出し得る。
いくつかの実施形態において、本発明のシステムは複数(少なくとも2つ)のトウバンド処理ラインを含み得る。いくつかの実施形態において、システムは、約2個、3個、5個、または10個の下限から約100個、50個、40個、30個、または20個の上限までの範囲のトウバンド処理ラインを含み得る。なおトウバンド処理ラインの個数は任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
いくつかの実施形態において、トウバンド処理ラインは1つまたは複数の連続的トウバンドを処理し得る。非限定的な例として、本発明のいくつかの実施形態において、図1Aに示すように、1つの連続的トウバンドは、少なくともスプレッダおよびテンションローラを含むトウバンド処理ラインに沿って処理され得る。処理ラインからの処理済みトウバンドはマスターエアジェットにより受容され、嵩高化ウェブへと形成され得る。非限定的な例として、本発明のいくつかの実施形態において、図1Bに示すように、いくつかの実施形態は、それぞれ少なくともスプレッダおよびテンションローラを含む2つのトウバンド処理ラインに沿って4つの連続的トウバンド(処理ライン毎に2つの連続的トウバンド)を処理することを含み得る。トウバンド処理ラインから作製された処理済みトウバンドはスタック構成でマスターエアジェットにより受容され、マスターエアジェットに導入されたときの処理トウバンドの組成および相対的配向に実質的に同等の断面構成を有する嵩高化ウェブが作製され得る。本発明の非限定的な他の例として、図1Cに示すように、いくつかの実施形態は、3つのトウバンド処理ラインに沿って8つの連続的トウバンド(2つの処理ラインに沿って3つの連続的トウバンド、および第3のトウバンド処理ラインに沿って2つの連続的トウバンド)を処理することを含み得る。トウバンド処理ラインのうちの2つはスプレッダおよびテンションローラを含み得、その一方で、第3のトウバンド処理ラインは、スプレッダ、テンションローラ、および空気形成ジェットを含み得る。トウバンド処理ラインから作製された処理済みトウバンドはスタック構成でマスターエアジェットにより受容され、マスターエアジェットに導入されたときの処理トウバンドの組成および相対的配向に実質的に同等の断面構成を有する嵩高化ウェブが作製され得る。
図1Bおよび図1Cにおいて、複数の連続的トウバンドからの処理済みトウバンドが単一の処理済みトウバンドとして示されることに注意すべきである。しかし、いくつかの実施形態では、単一のトウバンド処理ラインに沿って複数の連続的トウバンドを処理することは、処理された複数の連続的トウバンドを含む単一の処理済みトウバンドを、または処理された連続的トウバンドの1つまたは複数のサブセットを含む複数の処理済みトウバンドを産出し得る。非限定的な例として、本発明のシステムは少なくとも2つの連続的トウバンドを受容して単一の処理済みトウバンドを作製する能力を有するトウバンド処理ラインを含み得る。非限定的な他の例として、本発明のシステムは少なくとも2つの連続的トウバンドを受容して同じ個数の処理済みトウバンドを作製する能力を有するトウバンド処理ラインを含み得る。非限定的なさらに他の例として、本発明のシステムは少なくとも3つの連続的トウバンドを受容して2つの処理済みトウバンドを作製する能力を有するトウバンド処理ラインを含み得る。
本発明のいくつかの実施形態において、連続的トウバンドは、特に組成、断面形状、フィラメント当たりデニール、任意の他の好適な特徴、またはこれらの任意の組み合わせにより特徴付けられた2つ以上のタイプのフィラメントを含み得る。いくつかの実施形態において、本発明と組み合わせて用いるためのトウバンド処理ラインは同一タイプのトウバンドを2つ以上処理し得る。いくつかの実施形態において、本発明と組み合わせて用いるためのトウバンド処理ラインは、特にフィラメント組成、フィラメント断面形状、フィラメント当たりデニール、合計デニール、任意の他の好適な特徴、またはこれらの任意の組み合わせにより特徴付けられた2つ以上のトウバンドを処理し得る。
本発明と組み合わせて用いるための好適な連続的トウバンドの例としては、炭素フィラメント、活性炭素フィラメント、天然繊維、合成フィラメント、複合繊維、またはこれらの任意の組み合わせを含む連続的トウバンドが挙げられ得るが、これらに限定されない。本発明と組み合わせて用いるための好適な連続的トウバンドは、また、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート、リヨセル(例えばTENCEL(登録商標)すなわちLenzing Groupから入手可能なリヨセル)、ビスコース、レーヨン、ポリアミン、ポリアミド、酸化ポリプロピレン、硫化ポリエチレン、硫化ポリフェニレン、繊維へと形成され得る液晶ポリマー物質、シルク、ウール、コットン、レーヨン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、セルロースアセテート、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートープロピオナート、セルロースアセテートーブチラート、セルロースプロピオネートーブチラート、酢酸デンプン、アクリロニトリル、ビニルクロライド、ビニルエステル、ビニルエーテルなど、これらの任意の誘導体、これらの任意のブレンドポリマー、これらの任意のコポリマー、またはこれらの任意の組み合わせを含むフィラメントを含み得る。本発明と組み合わせて用いるための複合繊維に対して好適な構成は、サイド・バイ・サイド型、シース/コア型、セグメント化パイ型、アイランド・イン・シー型、チップ付き、セグメント化リボン型、またはこれらの任意の複合型を含み得るが、これらに限定されず、これらの非限定的な例は図2に示される。
いくつかの実施形態において、連続的トウバンド、または連続的トウバンドの少なくともいくつかのフィラメントは添加物を含み得る。好適な添加物は、本明細書でさらに説明される。
フィラメントは、円形、実質的円形、小鈍鋸歯状、卵形、実質的卵形、多角形、実質的多角形、ドッグボーン型、「Y」型、「X」型、「K」型、「C」型、複数突出型、およびこれらの任意の混成を含むがこれらに限定されない、任意の好適な断面形状を有し得る。本明細書で用いる「複数突出型」という用語は、1点(必ずしも断面の中心に位置するとはかぎらない)を有し、その1点から少なくとも2つの突出部(必ずしも等しく離間するとは限らず、また寸法が均等であるとはかぎらない)が延長する断面形状を指す。
以下で「約」が数値リストにおける数値に関連して提供される場合、「約」という用語はその数値リストの各数値を修飾することに注意すべきである。いくつかの範囲の数値リストでは、リストされたいくつかの下限はリストされたいくつかの上限よりも大きい場合もあることを注意すべきである。当業者は選択されたサブセットが、上限の選択が選択された下限を超過することを要求することを認識するであろう。
いくつかの実施形態において、本発明と組み合わせて用いるための連続的トウバンドは、約1、2、3、5、10、12、15、または16の下限から約50、40、30、20、15、12、10、7、または5の上限までの範囲のフィラメント当たりデニール(dpf)を有し得る。なおフィラメント当たりデニールは任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドは約50以下のフィラメント当たりデニールを有し得、もっとも好適には10以下のフィラメント当たりデニールを有する。
いくつかの実施形態において、本発明と組み合わせて用いるための連続的トウバンドは、約10,000、30,000、50,000、100,000、250,000、または500,000の下限から約100,000、250,000、500,000、1,000,000、2,000,000、または3,000,000の上限までの範囲の合計デニールを有し得る。なお合計デニールは任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。いくつかの実施形態において、本発明と組み合わせて用いるための連続的トウバンドは約100,000以上の合計デニールを有し得る。非限定的な例として、本発明と組み合わせて用いるための連続的トウバンドは、セルロースアセテートフィラメントを有し得、280,000以下の合計デニールを有し、約10以下のdpfを有し得る。
いくつかの実施形態において、本発明と組み合わせて用いるための連続的トウバンドおよび/または処理済みトウバンド(すなわちトウバンド処理ラインに沿って処理されたトウバンド)は、約60cm以下の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、本発明と組み合わせて用いるための連続的トウバンドおよび/または処理済みトウバンドは、約1、2、4、または3cmの下限から約75、50、25、または10cmの上限までの範囲の幅を有し得る。なお幅は任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
本発明のいくつかの実施形態において、処理済みトウバンドは約2mm以上のキャリパを有し得る。本発明のいくつかの実施形態において、処理済みトウバンドは、約2mm、3mm、5mm、または10mmの下限から約100mm、50mm、25mm、または10mmの上限までの範囲のキャリパを有し得る。なお処理済みトウバンドのキャリパは任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
本発明のいくつかの実施形態はマスターエアジェットを用いて処理済みトウバンドを組み合わせることを含み得る。前記処理済みトウバンドは同一であってもよく、または異なってもよい。本発明のいくつかの実施形態において、複数のトウバンド処理ラインは同一の処理済みトウバンドを作製し得る。本発明のいくつかの実施形態において、複数のトウバンド処理ラインは、特に組成、フィラメントの断面形状、フィラメントのdpf、連続的トウバンドの合計デニール、処理済みトウバンドのキャリパ、処理済みトウバンドのバルク密度、任意の他の好適な特徴、またはこれらの任意の組み合わせにより特徴付けられた2つ以上のタイプの処理済みトウバンドを作製し得る。
本発明のいくつかの実施形態において、マスターエアジェットは、最小からゼロの重なり合いのサイド・バイ・サイド状態で、実質的に重なり合ってスタックされた状態で、またはこれらの任意の組み合わせの状態で、処理済みトウバンドを受容するよう構成され得る。いくつかの実施形態において、マスターエアジェットは、複数の処理済みトウバンドを受容し、マスターエアジェットに導入された複数の処理済みトウバンドの組成関係および位置関係に実質的に類似する断面構成を有する嵩高化ウェブを作製するよう構成され得る。いくつかの実施形態では、本発明のマスターエアジェットを通過する際、処理済みトウバンドの組成はそれらの境界面で絡合することが期待され、したがって嵩高化ウェブはより大きい度合いの絡合と、導入時の処理済みトウバンドの組成関係および位置関係に実質的に類似する断面構成と、を有するであろうことに注意すべきである。嵩高化ウェブの断面構成が導入時のトウバンドの組成関係および位置関係に対してどの程度の類似性を有するかの度合いは、特に、マスターエアジェットの構成および処理パラメータと、導入時の処理済みトウバンドの寸法および形状と、に依存するであろう。例えば、スタック構成で導入された処理済みトウバンドのキャリパが高いほど、処理済みトウバンドのキャリパが低い場合よりも、より良好に画成されたレイヤを有する嵩高化ウェブが産出されるであろう。
本発明の嵩高化ウェブは、いくつかの実施形態において、処理済みトウバンドがマスターエアジェットに導入されたときの構成に基づいて、様々な断面構成を有する。図3は、様々な嵩高化ウェブの断面構成と、可能な対応する処理済みトウバンド導入構成と、を示す。上部から下部へと、図3は、(1)組成Aの2つの等しい寸法を有するスタック構成の処理済みトウバンドが、キャリパが2倍で幅が実質的に同一であるほぼ組成Aの嵩高化ウェブを産出することと、(2)組成Bの3つの等しい寸法を有するサイド・バイ・サイド構成の処理済みトウバンドが、個々の処理済みトウバンドのキャリパと実質的に同一のキャリパと、個々の処理済みトウバンドの幅の略3倍の幅と、を有する組成Bの嵩高化ウェブを産出することと、(3)組成Aおよび組成Bの2つの等しい寸法を有するスタック構成の処理済みトウバンドであって、内側のトウバンドの約2倍のキャリパを有する組成Aの2つの処理済みトウバンドの間でサイド・バイ・サイド構成にある処理済みトウバンドが、外側のトウバンドと略実質的に同一であるキャリパを有し、一方の側部に組成Aからなる中央細片を有し、残りは組成Bからなる嵩高化ウェブを産出することと、(4)6つの等しい寸法を有する処理済みトウバンド(3つの処理済みトウバンドの行が2つ存在する形で構成される。ただし上部の行はB−A−Bの組成であり、底部の行はA−B−Aの組成である)が、市松模様の断面構成を有する嵩高化ウェブ(ただし嵩高化ウェブのキャリパは、嵩高化ウェブが作られた単一の処理済みトウバンドのキャリパの約2倍であり、嵩高化ウェブの幅は、嵩高化ウェブが作られた単一の処理済みトウバンドの幅の約3倍である)を産出することと、(5)2つの行で構成された4つの処理済みトウバンド(上部の行は、A−B−Aの組成のサイド・バイ・サイド構成の実質的に同一のキャリパを有する3つのトウバンドである。ただし組成Aの処理済みトウバンドは組成Bの処理済みトウバンドの幅の2倍以上である。一方、底部の行は組成Cの単一の処理済みトウバンドである。ただしそのキャリパは上部行のトウバンドのキャリパと略等しく、その幅は上部行の合計幅に略等しい)が嵩高化ウェブを産出する(ただし嵩高化ウェブは、一方の側部(単一の組成(組成C)である)と、他方の側部(組成A、および中心部おける組成Bの小さい幅の細片である)と、を有する)ことと、(6)A−B−Cの組成であるスタック構成の実質的に同一の幅を有する3つの処理済みトウバンド(ただし、組成Aおよび組成Cの処理済みトウバンドは、組成Bの処理済みトウバンドのキャリパの略3倍に実質的に同一であるキャリパを有する)が、サンドイッチされた構成(一方の側部は組成Aであり、他方の側部は組成Cであり、中央は薄い(キャリパが小さい)組成Bである)を有する嵩高化ウェブを産出することと、(7)A−C−B−C−Aの組成のサイド・バイ・サイド構成の実質的に同一のキャリパを有する5つの処理済みトウバンド(組成Cの処理済みトウバンドは組成Bの処理済みトウバンドよりもわずかに広く(約1.3倍)、組成Aの処理済みトウバンドは組成Bの処理済みトウバンドの幅の約2倍である)が、個々の処理済みトウバンドと略同一のキャリパを有し、且つ細片化組成A−C−B−C−A(これらの細片は、対応する処理済みトウバンドの幅とほぼ同一である)を有する、嵩高化ウェブを産出することと、を示す。図3では嵩高化ウェブにおいて異なる組成の間に明確な境界が示され得るが、当業者は、本開示の利益を用いて、組成間の境界面が組成の混合となるであろうことを理解すべきである。境界面における混合の度合いは、特に、マスターエアジェットの設定(例えば空気流およびプレートの分離)、処理済みトウバンドがマスターエアジェットを通って処理される速度、処理済みトウバンドのキャリパおよび組成に依存し得る。
いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは、およそマスターエアジェットの流出口の高さからマスターエアジェットの流出口の高さよりも約20%大きい高さまでの範囲のキャリパを有し得る。本発明のいくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは約10mm以上のキャリパを有し得る。本発明のいくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは、約2mm、3mm、5mm、10mm、15mm、25mm、または50mmの下限から約500mm、250mm、200mm、150mm、100mm、または50mmの上限までの範囲のキャリパを有し得る。なお処理済みトウバンドのキャリパは任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは約0.05g/cm以下のバルク密度を有し得る。いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは、約0.005g/cmまたは0.01g/cmの下限から約0.1g/cm、0.05g/cm、または0.01g/cmの上限までの範囲のバルク密度を有し得る。なお嵩高化ウェブのバルク密度は任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは、嵩高化ウェブが形成されたもっとも広い処理済みトウバンド(単数または複数)の幅と実質的に同一の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは、嵩高化ウェブが形成された処理済みトウバンドの幅の合計と実質的に同一の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは、約5cm、10cm、25cm、または50cmの下限から約10m、5m、1m(100cm)、または50cmの上限までの範囲の幅を有し得る。なおこの幅は任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは約15cm以上の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは約30cm以上の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは約50cm以上の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは約1m以上の幅を有し得る。非限定的な例として、300,000の合計デニールおよび約10cmの初期幅を有するポリエステルトウを、3つのスプレッダおよび供給ロールを有するトウバンド処理ラインに通し、次に約25cmの幅のマスターエアジェットに導入すると、約4cmのキャリパおよび約25cmの幅を有する嵩高化ウェブが作製され得る。
本発明のいくつかの実施形態は嵩高化ウェブに添加物を適用することを含み得る。好適な添加物および適用の方法について本明細書でさらに詳細に説明する。非限定的な例として、添加物(例えば粘着付与剤および/または可塑剤など)が嵩高化ウェブに適用されると、追加的なフィラメントとフィラメントの接着/結合が提供され得る。それにより、追加的な強度が最終的な不織材料に提供され得る。
本発明のいくつかの実施形態は、嵩高化ウェブを形成する際に、マスターエアジェットを通して加熱されたガスを送ることを含み得る。本発明のいくつかの実施形態は、マスターエアジェットを通して不活性ガスを送ることを含み得る。それにより、フィラメント表面の酸化が、特に不活性ガスが加熱されている場合、有利に低減され得る。本発明のいくつかの実施形態は、マスターエアジェットを通して液体を含む加熱されたガス(例えば蒸気など)を送ることを含み得る。
本発明のいくつかの実施形態は、嵩高化ウェブに加熱することを含み得る。非限定的な例として、加熱硬化が嵩高化ウェブ上で実行されると、追加的なフィラメントとフィラメントの接着/結合が提供され得る。それにより、追加的な強度が最終的な不織材料に提供され得る。
本発明のいくつかの実施形態は、格納および/または搬送のために嵩高化ウェブを収集することを含み得る。いくつかの実施形態において、本発明に係るトウバンドから嵩高化ウェブを作製するシステムは、複数のトウバンド処理ラインと、マスターエアジェットと、収集エリアと、を含み得る。
いくつかの実施形態は、さらなる処理のために嵩高化ウェブを搬送することを含み得る。いくつかの実施形態は、不織材料製造ラインに嵩高化ウェブを搬送することを含み得る。いくつかの実施形態は、嵩高化ウェブから不織材料を作製することを含み得る。本発明のいくつかの実施形態において、本発明に係る連続的トウバンドから不織材料を作製するためのシステムは、複数のトウバンド処理ラインと、マスターエアジェットと、不織材料製造ラインと、を含み得る。
いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブは、さらなる処理を有さない不織材料であり得る。本発明のいくつかの実施形態において、本発明に係る連続的トウバンドから不織材料を作製するためのシステムは、複数のトウバンド処理ラインと、マスターエアジェットと、を含み得る。
本発明のいくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は約0.5mm以上のキャリパを有し得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は、約0.5mm、1mm、2mm、3mm、5mm、10mm、15mm、25mm、または50mmの下限から約250mm、200mm、150mm、100mm、または50mmの上限までの範囲のキャリパを有し得る。なお不織材料のキャリパは任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は約0.25g/cm以下のバルク密度を有し得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は、約0.005g/cm、0.01g/cm、または0.05g/cmの下限から約0.5g/cm、0.25g/cm、0.2g/cm、または0.1g/cmの上限までの範囲のバルク密度を有し得る。なお不織材料のバルク密度は任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。
いくつかの実施形態において、本発明の嵩高化ウェブから作製された本発明の不織材料は、不織材料が作られた嵩高化ウェブの幅と実質的に同一の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は、約5cm、10cm、25cm、または50cmの下限から約10m、5m、1m(100cm)、または50cmの上限までの範囲の幅を有し得る。なおこの幅は任意の下限から任意の上限までの範囲にあり、その間の任意の部分集合を含み得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は約15cm以上の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は約30cm以上の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は約50cm以上の幅を有し得る。いくつかの実施形態において、連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は約1m以上の幅を有し得る。
いくつかの実施形態において、本発明のシステムおよび方法と組み合わせて用いられ得る不織材料製造ラインは、全般的に、当業者に周知の任意の構成の任意の処理エリアおよび処理装置を含み得る。好適な処理エリアは、添加物適用エリア、カレンダリング(calendaring)エリア、水流絡合エリア、ニードルルームエリア、ニードルパンチエリア、樹脂結合エリア、熱結合エリア、通気結合エリア、クロスラップエリア、乾燥エリア、加熱エリア、冷却エリア、収集エリア、これらの任意の混成、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。好適な処理装置は添加物適用装置、カレンダリング装置、水流絡合装置、ニードルルーム装置、ニードルパンチ装置、樹脂結合装置、熱結合装置、通気結合装置、クロスラップ装置、乾燥装置、熱要素、収集装置、これらの任意の複合、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るが、これらに限定され得ない。クロスラップは、本明細書で記載の嵩高化ウェブ、連続的トウバンドから作製された本明細書で記載の不織材料、カーディングラインから作製されたウェブおよび/または不織材料、またはこれらの任意の組み合わせの群から選択された少なくとも1つを用いて任意の構成で生じ得ることに注意すべきである。非限定的な例として、幅が約100mmを越える嵩高化ウェブは、本発明に係る不織材料の作製においてステープルファイバをカーディングすることから作製されたウェブを用いてクロスラップされ得る。非限定的な他の例として、ステープルファイバをカーディングすることから作製された不織材料は、本発明に係る不織材料の作製において本明細書で説明するトウバンドから作製された不織材料を用いてクロスラップされ得る。
本明細書で説明するトウバンドから作製された嵩高化ウェブおよび/または不織材料をカーディング処理から作製されたウェブおよび/または不織材料を用いてクロスラップする能力は、以前は達成できなかった新規の組成を有する最終的な不織材料を有利に作製し得る。非限定的な例として、ポリエステルのカーディングされたウェブは、本明細書で説明するようにセルロースアセテートのトウバンドから作製された嵩高化ウェブを用いてクロスラップされ得る。
連続的トウバンドから作製された本発明の不織材料は、いくつかの実施形態において、色彩、プリント可能な表面、高〜低密度、水分または油分の高〜低吸収性、高〜低水分透過性、高〜低空気透過性、高〜低UV透過性、耐腐敗性、抗菌性表面、ノンスティック性、耐腐食性、耐摩耗性、摩耗増加、高機械的強度、感触、耐久性、耐洗濯性、変形性(伸縮性)、静電散逸性、防炎性、および/または光拡散性、を含むがこれらに限定されない様々な特徴を有するよう製造され得る。当業者は、不織材料が作製される連続的トウバンドの組成と、添加物を提供する時期および方法を含む添加物の含有と、不織材料を作製するために用いられる製造プロセスと、を含む必要な製造要件を理解すべきである。
本発明のいくつかの実施形態は、本明細書に開示するいずれかの実施形態に係る連続的トウバンドから作製された不織材料から製品を作製することを含み得る。本発明のいくつかの実施形態において、システムは不織材料を製品に変換する能力を有する製品作製ラインを含み得る。製品の非限定的な例としては、衛生製品(例えば、ベビー用おむつ、失禁製品、女性用衛生製品など)、使い捨て可能な医療製品(例えばガーゼ、包帯、バンドエイド、創傷用パッド、整形外科用詰め物、ストーマ製品、ばんそうこう、圧定布、テープ、ラップ、マスク、ガウン、シューズカバーなど)、絶縁製品(例えば熱、音響、および/または振動に対する絶縁)(例えば被服、パック、車両、繊維素材、および天井ならびに壁部におけるノイズ減衰など)、家具用繊維素材(例えば室内装飾、ベッドウェア、およびキルト製品など)、吸着剤(例えば、自動車用、化学薬品用、緊急要員用、または梱包用)(例えば、ラグ、パッド、ラップ、医療用備品、またはオイルフェンス)、園芸製品(例えば、夜間または昼間における極度の高温から植物を保護するための被覆など)、ケーブルと使用するためのテープ(例えば、水分遮断用、電気伝導用、または熱遮断用など)、複合材料(例えばグラスファイバ補強プラスチックなど)、表面製品(例えばパイプ、タンク、容器ボード、ファサードパネル、スキー、サーフボード、およびボートなど)、窓処理、靴インサート(例えば、ライナー、カウンターライナー、インターライナー、および補強材など)、タフテッドカーペットおよびカーペットタイルの内側層、カーペット裏地、流体フィルタ(例えばカートリッジ、カセット、バッグ、シート、マット、スクリーン、および薄膜として構成されたもの)(例えば、ミルクフィルタ、冷却液フィルタ、金属処理フィルタ、血漿フィルタ、フライ用脂肪フィルタ、飲用水フィルタ、酵素フィルタ、真空フィルタ、キッチンフードフィルタ、マスクフィルタ、器具フィルタ、炉フィルタ、高温フィルタ、活性炭素フィルタ、およびポケットフィルタなど)、低密度研削材(例えば、ハンドパッド、拭き取り用布、スポンジ薄片、フロアパッド、ブラシ、ウール、ホイール、およびベルトなど)、研磨パッド(例えば半導体ウェーハ、メモリディスク、精密光学機器、および金属部品の製造に用いられるものなど)、車両内装(例えば、ヘッドライナー、トランクライナー、ドアトリム、パッケージトレイ、サンバイザー、およびシート)、容器(例えばバッグ)など、が挙げられ得る。
本発明のいくつかの実施形態は、連続的トウバンド、処理済みトウバンド、嵩高化ウェブ、不織材料、これらから作製された製品、またはこれらの任意の組み合わせに対して添加物を適用することを含み得る。本発明と組み合わせて用いるための好適な添加物について本明細書でさらに説明する。本発明のいくつかの実施形態において、連続的トウバンドから嵩高化ウェブを作製するためのシステムは少なくとも1つの添加物適用エリアを含み得る。添加物適用エリアは、少なくとも1つのトウバンド処理ラインに沿って、少なくとも1つの空気嵩高化ジェットの前方に、少なくとも1つのトウバンド処理ラインとマスターエアジェットとの間に、少なくとも1つの空気嵩高化ジェットとマスターエアジェットとの間に、マスターエアジェットの後方に、マスターエアジェットと不織材料製造ラインとの間に、不織材料製造ラインに沿って、不織材料製造ラインと製品作製ラインとの間に、および/または製品作製ラインに沿って、配置され得る。適用することは、浸すこと、沈めること、浸漬すること、浸けること、リンスすること、洗浄すること、塗装すること、コーティングすること、シャワーを注ぐこと、細かい水で濡らすこと、噴霧すること、配置すること、散布すること、散水すること、添付すること、またはこれらの任意の組み合わせを含むがこれらに限定されないことに注意すべきである。さらに、適用することは、表面処理と、添加物がフィラメントに少なくとも部分的に組み込まれる注入処理と、これらの任意の組み合わせを含むがこれらに限定されないことに注意すべきである。
本発明と組み合わせて用いるための好適な添加物は活性粒子、活性化合物、イオン交換樹脂、超吸収性ポリマー、ゼオライト、ナノ粒子、セラミック粒子、研削材粒子、吸収剤粒子、柔軟剤、可塑剤、色素、染料、風味剤、香料、制御された解放ビシクル(controlled release vesicle)、結合剤、接着剤、粘着付与剤、表面変性剤、潤滑剤、乳化剤、ビタミン、過酸化物、殺虫剤、抗真菌剤、抗菌剤、防臭剤、帯電防止剤、難燃剤、消泡剤、分解剤、伝導性変性剤(conductivity modifying agent)、安定化剤、またはこれらの組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。前記の添加物については本明細書でさらに説明される。
本発明と組み合わせて用いるための活性粒子は吸収または反応により流体ストリームから成分を能動的に低減させることにおいて有用であり得る。本発明と組み合わせて用いるための好適な活性粒子は、ナノスケールのカーボン粒子、少なくとも1つの壁部を有するカーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、竹状のカーボンナノ構造、フラーレン、フラーレン凝集体、グラフェン、数層グラフェン、酸化グラフェン、酸化鉄ナノ粒子、ナノ粒子、金属ナノ粒子、金ナノ粒子、銀ナノ粒子、金属酸化物ナノ粒子、アルミナナノ粒子、磁性ナノ粒子、常磁性ナノ粒子、超常磁性ナノ粒子、ガドリニウム酸化物ナノ粒子、ヘマタイトナノ粒子、マグネタイトナノ粒子、ガドナノチューブ、エンドフラーレン、Gd@C60、コアシェルナノ粒子、オニオン化ナノ粒子(onionated nanoparticle)、ナノシェル、オニオン化酸化鉄ナノ粒子、活性カーボン、イオン交換樹脂、乾燥剤、ケイ酸塩、モレキュラーシーブ、シリカゲル、活性アルミナ、ゼオライト、パーライト、海泡石、フラー土、ケイ酸マグネシウム、金属酸化物、酸化鉄、活性カーボン、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適な活性粒子は、グラフェンなどの約1ナノメートル未満から約5000ナノメートルの直径を有する粒子までの少なくとも1つの寸法を有し得る。本発明と組み合わせて用いるための活性粒子は、約0.1ナノメートル、0.5ナノメートル、1ナノメートル、10ナノメートル、100ナノメートル、500ナノメートル、1ミクロン、5ミクロン、10ミクロン、50ミクロン、100ミクロン、150ミクロン、200ミクロン、および250ミクロンのうちの少なくとも1つを寸法の下限とする範囲にある。本発明と組み合わせて用いるための活性粒子は、約5000ミクロン、2000ミクロン、1000ミクロン、900ミクロン、700ミクロン、500ミクロン、400ミクロン、300ミクロン、250ミクロン、200ミクロン、150ミクロン、100ミクロン、50ミクロン、10ミクロン、および500ナノメートルのうちの少なくとも1つを寸法の上限とする範囲にある。上述の下限および上限の任意の組み合わせが本発明と組み合わせて用いるために好適であり得る。なお、選択された最大寸法は選択された最小寸法よりも小さい。いくつかの実施形態において、本発明と組み合わせて用いるための活性粒子は、上述の下限と上限との間の範囲の粒子寸法の混合であり得る。本発明のいくつかの実施形態において、活性粒子の寸法はポリモーダルであり得る。
本発明と組み合わせて用いるための活性化合物は吸収または反応により流体ストリームから成分を能動的に低減させることにおいて有用であり得る。本発明と組み合わせて用いるための好適な活性化合物は、リンゴ酸、炭酸カリウム、クエン酸、酒石酸、乳酸、アスコルビン酸、ポリエチレンイミン、シクロデキストリン、水酸化ナトリウム、スルファミン酸、スルファミン酸ナトリウム、ポリ酢酸ビニル、カルボキシレート化されたアクリレート、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適なイオン交換樹脂は、スチレン・ジビニルベンゼン(DVB)コポリマー、アクリレート、メタクリレート、フェノールホルムアルデヒド縮合物、ならびにエピクロロヒドリンアミン縮合物等の骨格を有するポリマー、ポリマーの骨格に結合した複数の電荷を帯びた官能基、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本明細書で用いられる「超吸収性物質」という用語はそれ自体の重さの少なくとも3倍の流体を吸収する能力を有する物質(例えばポリマーなど)を指す。本発明と組み合わせ用いるための好適な超吸収性物質は、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリロニトリルのデンプンで刻印された(graved)コポリマー、ポリビニルアルコールコポリマー、架橋結合されたポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドコポリマー、エチレン・無水マレイン酸コポリマー、架橋結合されたカルボキシメチルセルロースなど、またはそれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。非限定的な例として、不織材料に組み込まれる超吸収性物質は、化学物質漏出ラグまたはキットにおいて有用である。
本発明と組み合わせて用いるためのゼオライトは、均一な分子サイズの寸法の細孔(例えばチャネル)またはキャビティを有する結晶アルミノケイ酸塩を含み得る。ゼオライトは天然物質および人工物質を含み得る。好適ゼオライトは、ゼオライトBETA(Na(AlSi57128)正方結晶)、ゼオライトZSM−5(Na(AlSi96−n192)16HO、ただしn<27)、ゼオライトA、ゼオライトX、ゼオライトY、ゼオライトK〜G、ゼライトZK−5、ゼオライトZK−4、メソ多孔性ケイ酸塩、SBA−15、MCM−41、3−アミノプロピルシリル基により修飾されたMCM48、アルミノリン酸塩、メソ多孔性アルミノケイ酸塩、他の関連する多孔性物質(例えば、混合された酸化物ゲル)、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適なナノ粒子は、任意個数の壁部のカーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、竹状のカーボンナノ構造、フラーレンならびにフラーレン凝集体、数層グラフェンおよび酸化グラフェンを含むグラフェン、などのナノスケールのカーボン粒子;金および銀などの金属ナノ粒子;アルミナ、シリカ、チタニアなどの金属酸化物ナノ粒子;ガドリニウム酸化物、ヘマタイトならびにマグネタイトなどの様々な結晶構造の酸化鉄、約12nmのFe、ガドナノチューブ、およびGd@C60などのエンドフラーレンなどの磁性、常磁性、および超常磁性のナノ粒子;および金ならびに銀のナノシェル、オニオン化された酸化鉄、および前記の物質のうちのいずれかの外殻を有する他のナノ粒子またはマイクロ粒子などのコアシェルおよびオニオン化されたナノ粒子;および前述の任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。ナノ粒子が、ナノロッド、ナノスフェア、ナノライス、ナノワイヤ、ナノスター(ナノトライポッドおよびナノテトラポッドなど)、中空ナノ構造、2つ以上のナノ粒子が1つとして接続された混成ナノ構造、ナノコーティングまたはナノ肉厚壁部を有する非ナノ粒子を含み得ることに注意すべきである。本発明と組み合わせて用いるためのナノ粒子が、共有結合的および/または非共有結合的に官能基化された(例えば、パイスタッキング、物理吸着、イオン結合、ファンデルワールス結合、など)ナノ粒子を含むがこれらに限定されないナノ粒子の官能基化された誘導体を含み得ることにさらに注意すべきである。好適な官能基は、アミン(1°、2°、または3°)、アミド、カルボン酸、アルデヒド、ケトン、エーテル、エステル、過酸化物、シリル、オルガノシラン、炭化水素、芳香族炭化水素、およびこれらの任意の組み合わせを含む部分;ポリマー;エチレンジアミンテトラアセテート、ジエチレントリアミペンタアセテート酸、トリグリコラミン酸、およびピロール環を含む構造などのキレート化剤;およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適なセラミック粒子は、酸化物(例えばシリカ、チタニア、アルミナ、ベリリア、セリア、およびジルコニアなど)、非酸化物(例えばカーバイド、ホウ化物、窒化物、およびシリサイドなど)、これらの複合物、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。セラミック粒子は、結晶質、非晶質、または半結晶質であり得る。
本発明と組み合わせて用いるための好適な柔軟剤および/または可塑剤は、水、グリセロールトリアセテート(トリアセチン)、クエン酸トリエチル、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、メチルフタリルエチルグリコレート、オクト−フェニルフェニル−(ビス)フェニルリン酸塩、1,4−ブタンジオールジアセテート、ジアセテート、トリエチレングリコールのジプロピオネートエステル、トリエチレングリコールのジブチレートエステル、ジメトキシエチルフタレート、クエン酸トリエチル、トリアセチルグリセリンなど、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。当業者は、本開示の利益により、フィラメントに対する添加物として用いるための可塑剤の濃度を理解すべきである。
本明細書で用いる色素という用語は、色彩を付与し、フィラメントの全体に組み込まれる化合物および/または粒子を指す。本発明と組み合わせて用いるための好適な色素は、二酸化チタン、二酸化シリコン、カーボンブラック、タルトラジン、E102、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリドン、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド、ジオキサジン、ペリノンジスアゾ色素、アンスラキノン色素、カーボンブラック、金属粉末、酸化鉄、ウルトラマリン、炭酸カルシウム、カオリン粘土、アルミニウム水酸化物、硫酸バリウム、酸化亜鉛、アルミニウム酸化物、キャラメル、フルーツもしくは野菜、もしくは香辛料の着色剤(例えばビーツパウダー、ベータカロチン、ウコン、パプリカなど)、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本明細書で用いる染料という用語は、色彩を付与し、フィラメントの表面処理剤である化合物および/または粒子を指す。本発明と組み合わせ用いるための好適な染料は、液体形態および/または顆粒形態のCARTASOL(登録商標)染料(Clariant Servicesから入手可能なカチオン性染料)(例えばCARTASOL(登録商標)ブリリアントイエローK−6G液、CARTASOL(登録商標)イエローK−4GL液、CARTASOL(登録商標)イエローK−GL液、CARTASOL(登録商標)オレンジK−3GL液、CARTASOL(登録商標)スカーレットK−2GL液、CARTASOL(登録商標)レッドK−3BN液、CARTASOL(登録商標)ブルーK−5R液、CARTASOL(登録商標)ブルーK−RL液、CARTASOL(登録商標)ターコイズK−RL液/顆粒、CARTASOL(登録商標)ブラウンK−BL液)、FASTUSOL(登録商標)染料(BASFから入手可能な助色団)(例えば、イエロー3GL、Fastusol Cブルー74L)を含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適な風味剤は、有機物質(または天然の風味粒子)、天然風味の担持体、人工風味の担持体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。有機物質(または天然の風味粒子)はタバコ、クローブ(例えば粉砕されたクローブまたはクローブの花)、ココアなどを含み得るがこれらに限定されない。天然および人工の風味は、メンソール、クローブ、チェリー、チョコレート、オレンジ、ミント、マンゴー、バニラ、シナモン、タバコなどを含み得るがこれらに限定されない。係る風味は、メンソール、アネトール(カンゾウ)、アニソール、リモネン(柑橘類)、オイゲノール(クローブ)など、またはこれらの任意の組み合わせにより提供され得る。いくつかの実施形態において、2つ以上の風味剤が、本明細書で提供する風味剤の任意の組み合わせを含んで、用いられ得る。これらの風味剤はタバコ柱状物かまたはフィルタの区域に配置され得る。
本発明と組み合わせて用いるための好適な香料は、メチルホルメート、メチルアセテート、メチルブチラート、エチルアセテート、エチルブチラート、イソアミルアセテート、ペンチルブチラート、ペンチルペンタノアート、オクチルアセテート、ミルセン、ゲラニオール、ネロール、シトラール、シトロネラール、シトロネロール、リナロール、ネロリドール、リモネン、カンファー、テルピネオール、α−イオノン、ツジョン、ベンズアルデヒド、オイゲノール、シンナムアルデヒド、エチルマルトール、バニラ、アニソール、アネトール、エストラゴール、チモール、フラネオール、メタノール、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適な結合剤は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド(またはナイロン)、ポリアクリル、ポリスチレン、ポリビニル、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、これらの任意のコポリマー、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。非繊維性可塑化セルロース誘導体も本発明における結合剤粒子としての使用に好適であり得る。好適なポリオレフィンの例は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリメチルペンテンなど、これらの任意のコポリマー、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。好適なポリエチレンの例は、極度に高い分子量のポリエチレン、非常に高い分子量のポリエチレン、高い分子量のポリエチレン、低い密度のポリエチレン、線形に低い密度のポリエチレン、高い密度のポリエチレンなど、これらの任意のコポリマー、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。好適なポリエステルの例は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなど、これらの任意のコポリマー、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。好適なポリアクリルの例は、ポリメチルメタクリレートなど、それらの任意のコポリマー、それらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。好適なポリスチレンの例は、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、スチレンアクリロニトリル、スチレン−ブタジエン、スチレン−無水マレイン酸など、これらの任意のコポリマー、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。好適なポリビニルの例は、エチレンビニルアセテート、エチレンビニルアルコール、ポリ塩化ビニルなど、これらの任意のコポリマー、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。好適なセルロースの例は、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、可塑化されたセルロース、セルロースプロピオネート、エチルセルロースなど、これらの任意のコポリマー、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、結合剤粒子は、以上に列記した結合剤の任意のコポリマー、任意の誘導体、または組み合わせを含み得る。さらに、結合剤粒子は、本明細書で開示する添加物の任意の組み合わせにより含浸および/またはコーティングされ得る。
本明細書で用いるために好適な粘着付与剤は、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、水溶性セルロースアセテート、アミド、ジアミン、ポリエステル、ポリカーボネート、シリル修飾ポリアミド化合物、ポリカーバメート、ウレタン、天然樹脂、シェラック、アクリル酸ポリマー、2−エチルヘキシルアクリレート、アクリル酸エステルポリマー、アクリル酸誘導体ポリマー、アクリル酸ホモポリマー、アクリル酸エステルホモポリマー、ポリ(メチルアクリレート)、ポリ(ブチルアクリレート)、ポリ(2−エチルヘキシルアクリレート)、アクリル酸エステルコポリマー、メタクリル酸誘導体ポリマー、メタクリル酸ホモポリマー、メタクリル酸エステルホモポリマー、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(ブチルメタクリレート)、ポリ(2−エチルヘキシルメタクリレート)、アクリルアミド−メチル−プロパンスルホン酸ポリマー、アクリルアミド−メチル−プロパンスルホン酸誘導体ポリマー、アクリルアミド−メチル−プロパンスルホン酸コポリマー、アクリル酸/アクリルアミド−メチループロパンスルホン酸コポリマー、ベンジルココジ−(ヒドロキシエチル)第4アミン、ホルムアルデヒドとともに濃縮されたp−T−アミル−フェノール、ジアルキルアミノアルキルアクリレート(ジアルキルアミノアルキルメタクリレート)、アクリルアミド、N−(ジアルキルアミノアルキル)アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキシアルキルアクリレート(ヒドロキシアルキルメタクリレート)、メタクリル酸、アクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレートなど、これらの任意の誘導体、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適の潤滑剤は、エトキシル化脂肪酸(例えば、ポリ(エチレングリコール)(「PEG」)モノペラルゴン酸を形成するためのペラルゴン酸とエチレン酸化物との反応生成物、およびPEGモノラウレートを形成するためのココナツ脂肪酸とエチレン酸化物との反応生成物)など、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。潤滑剤は、また、人工炭化水素オイル、アルキルエステル(例えばトリデシルアルコールとステアリン酸との反応生成物であるトリデシルステアレート)、ポリオールエステル(例えばトリメチロールプロパントリペラルゴネートおよびペンタエリトリトールテトラペラルゴネート)などの非水溶性物質などまたはこれらの任意の組み合わせから選択され得る。
本発明と組み合わせて用いるための好適な乳化剤は、ソルビタンモノラウレート(例えば、デラウェア州ウィルミントンのUniqemaから入手可能なSPAN(登録商標)20)、またはポリ(エチレン酸化物)ソルビタンモノラウレート(例えばTWEEN(登録商標)20(デラウェア州ウィルミントンのUniqemaから入手可能))を含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適なビタミンは、ビタミンB化合物(B1化合物、B2化合物、B3化合物(例えばナイアシンアミド、ナイアシンニコチン酸、トコフェリルニコチン酸、C〜C18ニコチン酸エステル、およびニコチニルアルコールなど);B5化合物(例えばパンテノールまたは「pro−B5」、パントテン酸、パントテニルなど);B6化合物(例えばピロキシダイン、ピリドキサール、ピリドキサミン、カルニチン、チアミン、リボフラビンなど);ビタミンA化合物、ならびにレチノイド、レチノール、レチニルアセテート、レチニルパルミテート、レチオニン酸、レチナールデヒド、レチニルプロピオネート、カロテノイド(プロビタミンA)を含むビタミンAの天然および/または人工の類似物の全部、およびビタミンAの生化学的活性を有する他の化合物;ビタミンD化合物;ビタミンK化合物;トコフェロールソルビン酸塩、トコフェロールアセテート、トコフェロールおよびトコフェリル化合物の他のエステルを含むビタミンE化合物またはトコフェロール;アスコルビン酸、脂肪酸のアスコルビルエステル、およびアスコルビン酸誘導体(例えばアスコルビルリン酸塩(例えばマグネシウムアスコルビルリン酸塩およびナトリウムアスコルビルリン酸塩など)、アスコルビルグルコシド、およびアスコルビルソルビン酸塩)を含むビタミンC化合物;およびビタミンF化合物(例えば飽和および/または不飽和脂肪酸など);またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせて用いるための好適な抗菌剤は、抗菌性金属イオン、クロルヘキシジン、クロルヘキシジン塩、トリクロサン、ポリモキシン、テトラサイクリン、アミノグリコシド(例えばゲンタマイシン)、リファンピシン、バシトラシン、エリスロマイシン、ネオマイシン、クロラムフェニコール、ミコナゾール、キノロン、ペニシリン、ノノキシノール9、フシジン酸、セファロスポリン、ムピロシン、メトロニダゾールセクロピン、プロテグリン、バクテリオシン、デフェンシン、ニトロフラゾン、マフェニド、アシクロビル、バンコマイシン、クリンダマイシン、リンコマイシン、スルホンアミド、ノルフロキサシン、ペフロキサシン、ナリジクス酸、シュウ酸、エノキサシン酸、シプロフロキサシン、ポリヘキサメチレンビグアニド(PHMB)、PHMB誘導体(例えばポリエチレンヘキサメチレンビグアニド(PEHMB)などの生分解性のビグアニド)、クロルヘキシジングルコネート、クロロヘキシジンヒドロクロリド、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、EDTA誘導体(例えばジナトリウムEDTAまたはテトラナトリウムEDTA)など、およびこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。
本発明と組み合わせ用いるための帯電防止剤(静電防止剤)は、任意の好適なアニオン性、カチオン性、双性、または非イオン性の帯電防止剤を含み得る。アニオン性帯電防止剤は全般的にアルカリ硫酸塩、アルカリリン酸塩、アルコールのリン酸塩エステル、エトキシル化アルコールのリン酸塩エステル、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。例としては、アルカリ中和されたリン酸塩エステル(例えばサウスカロライナ州モールディンのHenkel社から手可能なTRYFAC(登録商標)5559またはTRYFRAC(登録商標)5576)が挙げられ得るがこれらに限定されない。カチオン性帯電防止剤は、第四級アンモニウム塩と、正の電荷を有するイミダゾリンとを含み得るがこれらに限定されない。非イオン性帯電防止剤の例としては、ポリ(オキシアルキレン)誘導体(例えばEMEREST(登録商標)2650(サウスカロライナ州モールディンのHenkel社から入手可能なエトキシル化脂肪酸)などのエトキシル化脂肪酸、TRYCOL(登録商標)5964(サウスカロライナ州モールディンのHenkel社から入手可能なエトキシル化ラウリルアルコール)などのエトキシル化脂肪族アルコール、TRYMEEN(登録商標)6606(サウスカロライナ州モールディンのHenkel社から入手可能なエトキシル化獣脂アミン)などのエトキシル化脂肪族アミン、EMID(登録商標)6545(サウスカロライナ州モールディンのHenkel社から入手可能なオレイン酸ジエタノールアミン)などアルカノールアミド)、またはこれらの任意の組み合わせが挙げられ得るがこれらに限定されない。アニオン性およびカチオン性の物質がより効果的な静電防止剤となる傾向が見られる。
本発明のより良好な理解を支援するために、好適な実施形態に関する以下の実施例を提供する。以下の実施例が本発明の範囲を限定するものであるとして、または定義するものであるとして決して読んではならない。
実施例
実施例1
2つのトウバンドを組み合わせるために、3つのトウスプレッダを有するトウバンド処理ラインと、トウバンド処理ラインからトウバンドを受容するためのマスターエアジェットと、トウバンド処理ラインの第1トウスプレッダと第2トウスプレッダとの間のハンドヘルド型誘導装置と、トウバンド処理ラインとマスターエアジェットとの間のハンドヘルド型誘導装置と、を含むシステムが用いられた。2つのトウバンドがトウバンド処理ライン上で広げられ、次にスタック構成でマスターエアジェットに導入される。一方のトウバンドは有色であり、他方のトウバンドは白色であった。作製された嵩高化ウェブは、2つのトウバンドの境界において混交し、一方の側部が実質的に有色のトウバンドとなり他方の側部が実質的に白色トウバンドとなる形態の偏りを有した。この実施例では、嵩高化ウェブの断面構成が、マスターエアジェットに導入された時点における処理済みトウバンドの組成および位置の関係と実質的に同一であることが示される。
実施例2
図13Aに示す280,000合計デニール、2.25dpf、44クリンプ/10cm、および4インチ幅を有するポリエステルトウバンドが、3つのスプレッダと供給ロールとを有するトウバンド処理ラインに沿って、マスターエアジェットに送られた。マスターエアジェットは、250mmの流入口幅、60ポンド/平方インチの空気圧力、10mmの流入口高さ、および39mmの流出口高さを有した。マスターエアジェットに導入された時点の嵩高化されたポリエステルトウバンドは、それぞれ図13Bおよび図13Cに示すように、マスターエアジェットを脱する嵩高化ウェブと実質的に同一の幅、約10インチを有した。作製された嵩高化ウェブは図13Dに示すように約4.5cmのキャリパを有した。結果的に生成された強化されたウェブのキャリパはマスターエアジェットの流出口高さよりも大きかったことに注意すべきである。
実施例3
3,000,000のトウバンドの区域が抽出され、約200,000の合計デニールのトウバンドが産出された。約350,000の合計デニール、3dpfのフィラメント、および30クリンプ/10cmを有する24インチの実質的な円形断面(実施例2の矩形断面と対比的に)を有するリヨセルトウバンド(図14Aにおいて広げられた後が示される)が、実施例2と同一の手順により処理され、図14Bに示すように約5.5cmのキャリパを有する嵩高化ウェブが産出された。実施例2と同様に、結果的に作製された強化されたウェブのキャリパがマスターエアジェットの流出口高さよりも大きかったことに注意すべきである。
したがって、本発明は本明細書で説明された目的および特長、ならびに本明細書に固有である目的および特長を達成するよう良好に適応される。本発明は、本明細書の教示の利益を有する当業者に明らかである、異なるがしかし等価な様式で、改変されおよび実行され得るために、上記で開示された特定の実施形態は単に例示説明を目的とするものである。さらに、本明細書で示す構成および設計の詳細に対して、以下の請求項で記載する以外の制限を加えることは意図するものではない。したがって、上記で開示した特定の例示的実施形態は、変更、組み合わせ、および変形が可能であり、係る全部の変形例は、本発明の範囲および精神に含まれるものと考えられる。本明細書で例示として開示された本発明は、本明細書で特に開示されなかった任意の要素、および/または本明細書で開示した所望による構成要素なしに、実施され得る。組成および方法が、様々な構成要素またはステップを「含む」、「包含する」、または「備える」という形で説明されるが、これらの組成および方法は、これらの様々な構成要素およびステップから「実質的に構成され」または「構成され」得る。上記で開示した全部の数値および範囲は、ある程度の量だけ変動し得る。上限および下限を有する数値範囲が開示されるときは常に、その範囲に含まれる任意の数値および任意の含まれる範囲が特に開示される。特に、本明細書で開示するすべての数値範囲(「約aから約bまで」または等価的に「約aからbまで」、または等価的に「約a〜b」の形態の)は、より広い値の範囲内に含まれるすべての数値および範囲を説明するものであると理解すべきである。また、請求項で用いられる用語は、特許権所有者により明示的且つ明瞭に特記されないかぎり、平易且つ通常の意味を有する。さらに、請求項で用いられる不定冠詞「a」または「an」は、本明細書においては、その不定冠詞が導入する要素の1つまたは2つ以上を意味するものと定められる。本明細書および参照することにより本明細書に援用される1つまたは複数の特許もしくは他の文献において単語または用語の用法に何らかの矛盾が生じたならば、本明細書に合致する定義が採用されるべきである。

Claims (58)

  1. 複数のトウバンド処理ラインと、
    前記トウバンド処理ラインから複数の処理済みトウバンドを受容し嵩高化ウェブを形成するために前記トウバンド処理ラインに連通するマスターエアジェットと
    を含むシステム。
  2. 前記複数のトウバンド処理ラインは約2〜約50個のトウバンド処理ラインである、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記嵩高化ウェブを処理して不織材料を形成するための不織材料製造ラインをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記不織材料製造ラインは、添加物適用エリア、カレンダリングエリア、水流絡合エリア、ニードルルームエリア、ニードルパンチエリア、樹脂結合エリア、乾燥エリア、加熱エリア、冷却エリア、収集エリア、これらの任意の混成、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記マスターエアジェットの後方に配置されたコンベアをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記マスターエアジェットは、前記複数の処理済みトウバンドをサイド・バイ・サイド構成、スタック構成、またはこれらの組み合わせで受容するよう構成された、請求項1に記載のシステム。
  7. 少なくとも1つのトウバンド処理ラインに沿って、少なくとも1つのトウバンド処理ラインと前記マスターエアジェットとの間、および前記マスターエアジェットの後方、からなる群より選択される位置に配置された少なくとも1つの添加物エリアをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  8. 複数のトウバンド処理ラインと、
    前記トウバンド処理ラインから複数の処理済みトウバンドを受容し嵩高化ウェブを形成するために前記トウバンド処理ラインに連通するマスターエアジェットと、
    前記嵩高化ウェブを受容するために前記マスターエアジェットに連通する不織材料製造ラインと
    を含むシステム。
  9. 前記マスターエア開放ジェットは、前記複数の処理済みトウバンドをサイド・バイ・サイド構成、スタック構成、またはこれらの組み合わせで受容するよう構成された、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記不織材料製造ラインは、添加物適用エリア、カレンダリングエリア、水流絡合エリア、ニードルルームエリア、ニードルパンチエリア、樹脂結合エリア、乾燥エリア、加熱エリア、冷却エリア、収集エリア、これらの任意の混成、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項8に記載のシステム。
  11. 複数の処理済みトウバンドから嵩高化ウェブを作製することと、
    前記嵩高化ウェブから不織材料を形成することと
    を含む方法。
  12. 前記複数の処理済みトウバンドは、スタック状に配置されるか、サイド・バイ・サイド状に配置されるか、またはこれらの組み合わせである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記嵩高化ウェブは約0.05g/cm以下のバルク密度を有する、請求項11に記載の方法。
  14. 前記嵩高化ウェブは約10mm以上のキャリパを有する、請求項11に記載の方法。
  15. 前記嵩高化ウェブは約15cm以上の幅を有する、請求項11に記載の方法。
  16. 前記嵩高化ウェブは約50cm以上の幅を有する、請求項11に記載の方法。
  17. 前記嵩高化ウェブは約1m以上の幅を有する、請求項11に記載の方法。
  18. 前記不織材料は約0.25g/cm以下のバルク密度を有する、請求項11に記載の方法。
  19. 前記不織材料は約0.5mm以上のキャリパを有する、請求項11に記載の方法。
  20. 前記不織材料は、活性粒子、活性化合物、イオン交換樹脂、ゼオライト、ナノ粒子、セラミック粒子、研削材粒子、吸収剤粒子、柔軟剤、可塑剤、色素、染料、風味剤、香料、制御された解放ビシクル、結合剤、接着剤、粘着付与剤、表面変性剤、潤滑剤、乳化剤、ビタミン、過酸化物、殺虫剤、抗真菌剤、抗菌剤、防臭剤、帯電防止剤、難燃剤、消泡剤、分解剤、伝導性変性剤、安定化剤、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つを含む少なくとも1つの添加物を含む、請求項11に記載の方法。
  21. 少なくとも1つの処理済みトウバンドは、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート、リヨセル、ビスコース、レーヨン、ポリアミン、ポリアミド、酸化ポリプロピレン、硫化ポリエチレン、硫化ポリフェニレン、繊維へと形成されることが可能な液晶ポリマー物質、シルク、ウール、コットン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、セルロースアセテート、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテート−プロピオネート、セルロースアセテート−ブチレート、セルロースプロピオネート−ブチレート、酢酸デンプン、アクリロニトリル、ビニルクロライド、ビニルエステル、ビニルエーテル、これらの任意の誘導体、これらの任意のコポリマー、およびこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つを含むフィラメントを含む、請求項11に記載の方法。
  22. 請求項11の方法により作成される不織材料。
  23. 少なくとも1つのトウバンド処理ラインに沿って複数のトウバンドを処理し、それにより複数の処理済みトウバンドを形成することと、
    マスターエアジェットを用いて前記複数の処理済みトウバンドを組み合わせ、それにより嵩高化ウェブを形成することと
    を含む方法。
  24. 組み合わせることは、スタック構成、サイド・バイ・サイド構成、またはこれらの組み合わせにある前記複数の処理済みトウバンドを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記嵩高化ウェブは約0.05g/cm以下のバルク密度を有する、請求項23に記載の方法。
  26. 前記嵩高化ウェブは約10mm以上のキャリパを有する、請求項23に記載の方法。
  27. 前記嵩高化ウェブは約50cm以上の幅を有する、請求項23に記載の方法。
  28. 前記嵩高化ウェブから不織材料を形成することと、をさらに含む、請求項23に記載の方法。
  29. 前記不織材料は約0.25g/cm以下のバルク密度を有する、請求項28に記載の方法。
  30. 前記不織材料は約0.5mm以上のキャリパを有する、請求項28に記載の方法。
  31. 少なくとも1つのトウバンドは、約1から約50のフィラメント当たりデニール、および約10,000から約3,000,000の合計デニールを有する、請求項23の方法。
  32. 少なくとも1つのトウバンドは、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート、リヨセル、ビスコース、レーヨン、ポリアミン、ポリアミド、酸化ポリプロピレン、硫化ポリエチレン、硫化ポリフェニレン、繊維へと形成されることが可能な液晶ポリマー物質、シルク、ウール、コットン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、セルロースアセテート、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテート−プロピオネート、セルロースアセテート−ブチレート、セルロースプロピオネート−ブチレート、酢酸デンプン、アクリロニトリル、ビニルクロライド、ビニルエステル、ビニルエーテル、これらの任意の誘導体、これらの任意のコポリマー、およびこれらの任意の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つを含むフィラメントを含む、請求項23に記載の方法。
  33. 請求項23の方法により作成される前記嵩高化ウェブから作製される不織材料。
  34. 複数のトウバンド処理ラインに沿って複数の処理済みトウバンドを形成することと、
    マスターエアジェットを用いて前記複数の処理済みトウバンドを組み合わせ、それにより嵩高化ウェブを形成することと、
    前記嵩高化ウェブを不織材料製造ラインに搬送することと、
    前記嵩高化ウェブから不織材料を形成することと
    を含む方法。
  35. 組み合わせることは、スタック構成、サイド・バイ・サイド構成、またはこれらの組み合わせにある前記複数の処理済みトウバンドを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記不織材料製造ラインは、添加物適用エリア、カレンダリングエリア、水流絡合エリア、ニードルルームエリア、ニードルパンチエリア、樹脂結合エリア、乾燥エリア、加熱エリア、冷却エリア、収集エリア、これらの任意の混成、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項34に記載の方法。
  37. 前記複数のトウバンド処理ラインは約2〜約50個のトウバンド処理ラインである、請求項34に記載の方法。
  38. 前記嵩高化ウェブは約0.05g/cm以下のバルク密度を有する、請求項34に記載の方法。
  39. 前記嵩高化ウェブは約10mm以上のキャリパを有する、請求項34に記載の方法。
  40. 前記嵩高化ウェブは約50cmの幅を有する、請求項34に記載の方法。
  41. 前記不織材料は約0.25g/cm以下のバルク密度を有する、請求項34に記載の方法。
  42. 前記不織材料は約0.5mm以上のキャリパを有する、請求項34に記載の方法。
  43. 少なくとも1つのトウバンドは、約1から約50のフィラメント当たりデニール、および約10,000から約3,000,000の合計デニールを有する、請求項34の方法。
  44. 複数の絡合されたトウバンドを含む嵩高化ウェブ。
  45. 前記複数の絡合されたトウバンドは、スタック構成、サイド・バイ・サイド構成、またはこれらの組み合わせにある、請求項44に記載の嵩高化ウェブ。
  46. 前記複数の絡合されたトウバンドは、異なるフィラメント組成を有する少なくとも2つのトウバンドを含む、請求項44に記載の嵩高化ウェブ。
  47. 前記嵩高化ウェブは不均一な断面構成を有する、請求項44に記載の嵩高化ウェブ。
  48. 前記嵩高化ウェブは層状の断面構成を有する、請求項44に記載の嵩高化ウェブ。
  49. 前記嵩高化ウェブは約0.05g/cm以下のバルク密度を有する、請求項44に記載の嵩高化ウェブ。
  50. 前記嵩高化ウェブは約10mm以上のキャリパを有する、請求項44に記載の嵩高化ウェブ。
  51. 前記嵩高化ウェブは約50cm以上の幅を有する、請求項44に記載の嵩高化ウェブ。
  52. 複数の絡合されたトウバンドを含むニードルルームされた嵩高化ウェブを含む不織材料。
  53. 請求項52の前記不織材料を含む不織製品。
  54. 複数の絡合されたトウバンドを含む水流絡合された嵩高化ウェブ、
    を含む不織材料。
  55. 請求項54の前記不織材料を含む不織製品。
  56. 約5cm〜約10mの幅および約0.5cm〜約5cmの高さを有する、中央通路に対する流入開口部と、
    中央通路にベンチュリを形成することができるエアジェットと、
    前記中央通路に沿って前記エアジェットの後方に配置された形成チャンバと、
    前記中央通路に沿って前記形成チャンバの後方に配置された、少なくとも2つの穿孔性プレートと少なくとも2つの側部プレートとにより形成された蓄積チャンバと、
    約5cm〜約10mの幅および約2mm〜約500mmの高さを有する、前記中央通路に対する流出開口部と
    を含む、マスターエアジェット。
  57. 前記流入開口部は寸法変更可能である、請求項56に記載のマスターエアジェット。
  58. 前記流出開口部は寸法変更可能である、請求項56に記載のマスターエアジェット。
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