JP2017177883A - 車載報知装置 - Google Patents

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達也 渡邉
Tatsuya Watanabe
達也 渡邉
酒井 大輔
Daisuke Sakai
大輔 酒井
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Abstract

【課題】ユーザが理解することが容易な報知を行うことができる車載報知装置を提供する。【解決手段】車載報知装置10は、レーダ31及び/又はカメラ32を用いて車両1の周辺の状況を検出し、検出した状況を報知するための文字又は画像を、車両1の窓ガラスに表示することによって、乗員に対する報知を行う。車載報知装置10は、ドアセンサ33にてドアの操作部に対する接近又は接触を検出することにより、降車検出処理部22が車両1の乗員による降車動作を検出する。車載報知装置10は、降車検出処理部22が乗員の降車動作を検出した場合に、報知表示処理部23が窓ガラスに文字又は画像を表示する処理を行う。また車載報知装置10は、乗員が降車しようとするドアの窓ガラスに車内向けの報知用画像を表示する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の内外の人に対する報知を行う車載報知装置に関する。
特許文献1においては、自車両の後方に他車両などが接近し、且つ、車両の乗員がドアを開けようとしている挙動が検出された場合に、車外に設置された光提示部を点灯し、且つ、車内に設置された光・音提示部を点灯・発音することによって、ドアが開く前に警告を行う車載警報装置が提案されている。
特開2015−209154号公報
特許文献1に記載の車載警報装置は、車両の内外に設けられたLEDなどの光提示部の点灯又は点滅等と、スピーカなどの音提示部による発音とにより警報を行う構成である。しかしながら、この車載警報装置を使い慣れていないユーザにとっては、このような光提示部及び音提示部による警報が行われたとしても、この警報がどのような理由で行われているのかを理解できない虞がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ユーザが理解することが容易な報知を行うことができる車載報知装置を提供することにある。
本発明に係る車載報知装置は、車両の周辺の状況を検出する周辺状況検出部と、前記周辺状況検出部が検出した状況を報知する文字又は画像を、前記車両の窓ガラスに表示する報知表示部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る車載報知装置は、前記車両の乗員の降車動作を検出する降車検出部を更に備え、前記報知表示部は、前記降車検出部が降車動作を検出した場合に表示を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る車載報知装置は、前記報知表示部が、前記車両の乗員が降車しようとするドアに設けられた窓ガラスに、車内へ向けた報知のための表示を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る車載報知装置は、前記周辺状況検出部は、前記車両の周辺に存在する人又は他車両を検出し、前記報知表示部は、検出した人又は他車両を報知する文字又は画像を前記窓ガラスに表示することを特徴とする。
また、本発明に係る車載報知装置は、前記周辺状況検出部が、前記車両の周辺を撮像する処理を行い、前記報知表示部は、撮像により取得した画像を前記窓ガラスに表示することを特徴とする。
また、本発明に係る車載報知装置は、車両の乗員の降車動作を検出する降車検出部と、前記降車検出部が降車動作を検出した場合に、乗員の降車を報知する文字又は画像を、前記車両の窓ガラスに表示する報知表示部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る車載報知装置は、前記報知表示部が、前記車両の乗員が降車しようとするドアに設けられた窓ガラスに、車外へ向けた報知のための表示を行うことを特徴とする。
本発明において車載報知装置は、車両の周辺の状況を検出し、検出した状況を報知するための文字又は画像を、車両の窓ガラスに表示することによって、ユーザに対する報知を行う。例えば単にランプなどを点灯して報知を行う構成と比較して、文字又は画像を表示する構成は、ユーザが理解しやすい報知を行うことが可能である。また車両の窓ガラスに表示を行うことによって、ユーザが容易且つ確実に報知に係る文字又は画像を視認することができる。
また本発明において車載報知装置は、車両内の乗員による降車動作を検出する。例えば車両のドアを開くための操作部に対して乗員の手などが接近又は接触したことを検出することで、乗員の降車動作を検出することができる。また例えば車内を撮像するカメラから取得した画像から乗員の動作を検出することができる。車載報知装置は、乗員の降車動作を検出した場合に、窓ガラスに文字又は画像を表示して報知を行う。これにより、乗員が降車しようとする際に、車両周辺の状況を報知することができる。
このときに、乗員が降車しようとするドアの窓ガラスに車内向けの報知の表示を行うことによって、降車しようとしている乗員に対してより確実に報知を行うことができる。
また本発明において車載報知装置は、車両の周辺に存在する人又は他車両(自動車、自動二輪車及び自転車等の種々の車両を含む)の検出を行う。車載報知装置は、検出した人又は他車両を報知する文字又は画像を窓ガラスに表示する。これにより車両の乗員は、車両の周辺に人又は他車両が存在することを認識することができる。
また本発明において車載報知装置は、車両の周辺の撮像を行い、撮像した画像(動画又は静止画のいずれでもよい)を窓ガラスに表示する。これにより車両の乗員は、車両周辺の状況をより詳細に確認することができる。
また本発明において車載報知装置は、車両内の乗員による降車動作を検出した場合に、車両の窓ガラスに乗員の降車を報知する文字又は画像を表示する。このときに、乗員が降車しようとするドアの窓ガラスに車外向けの報知の表示を行ってもよい。これにより、車両の乗員が降車しようとする際に、車両周辺に存在する人などに対して、乗員が降車しようとしていることを報知することができる。
本発明による場合は、車両の周辺の状況を報知するための文字又は画像を車両の窓ガラスに表示する構成とすることにより、車内の乗員が車両周辺の状況を容易に理解することができる。また車両の窓ガラスに乗員の降車を報知するための文字又は画像を表示する構成とすることにより、乗員が降車しようとしていることを車外の人が容易に理解することができる。
本実施の形態1に係る車載報知装置の概要を説明するための模式図である。 実施の形態1に係る車載報知装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載報知装置が車両の窓ガラスに表示する報知用画像の一例を示す模式図である。 実施の形態1に係る車載報知装置が車両の窓ガラスに表示する報知用画像の一例を示す模式図である。 実施の形態1に係る車載報知装置が車両の窓ガラスに表示する報知用画像の一例を示す模式図である。 実施の形態1に係る車載報知装置が行う報知処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る車載報知装置が表示する車外向けの報知画像の一例を示す模式図である。 実施の形態2に係る車載報知装置が表示する車外向けの報知画像の一例を示す模式図である。 実施の形態2に係る車載報知装置が行う報知処理の手順を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る車載報知装置の概要を説明するための模式図である。図において1は車両であり、実施の形態1に係る車載報知装置10は車両1の適所に搭載されている。車載報知装置10は、例えば車両1の左右の所定領域を監視領域1a及び1bとし、この監視領域1a及び1b内に存在する二輪車101などの他車両又は歩行者102を検出する。車載報知装置10は、監視領域1a及び1bにおける検出結果を報知する報知用画像を、車両1の各ドアに設けられた窓ガラスに表示することによって、車両1内の乗員に車両1周辺の状況を報知する。
図2は、実施の形態1に係る車載報知装置10の構成を示すブロック図である。実施の形態1に係る車載報知装置10は、処理部11、記憶部12、入力I/F(インタフェース)13及び出力I/F14等を備えて構成されている。処理部11は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を用いて構成され、記憶部12又は図示しないROM(Read Only Memory)等に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、種々の演算処理及び制御処理等を行うことができる。本実施の形態にいて処理部11は、例えば車両1の周辺の状況を検出する処理、車両1の乗員の降車動作を検出する処理及び窓ガラスに報知用の画像を表示する処理等を行う。
記憶部12は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子を用いて構成されている。記憶部12は、処理部11が実行するプログラム及びこのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。本実施の形態において記憶部12は、車両1の窓ガラスに表示する報知用画像の画像データを記憶している。
入力I/F13は、車両1に搭載されたレーダ31、カメラ32及びドアセンサ33等から入力された信号又はデータ等を取得する。例えば入力I/F13は、アナログ信号が入力される場合には、入力信号をサンプリングして取得することによってデジタルデータへ変換し、変換したデジタルデータを処理部11へ与える。また例えば入力I/F13は、デジタル信号が入力される場合には、入力されたデジタル信号を取得して処理部11へ与える。
レーダ31は、例えば図1に示した監視領域1a及び1bに対して光、音波又は電波等を出射し、その反射波を検出することによって、監視領域1a及び1b内の人又は他車両等の有無を検出する。またレーダ31は、監視領域1a及び1b内に人又は他車両等が存在する場合、その位置及び距離等を検出することもできる。レーダ31は、監視領域1a及び1b内の人又は他車両等の有無の検出結果、並びに、人又は他車両等の位置及び距離等の情報を出力する。なお、図1に示した監視領域1a及び1bをカバーするために、車両1には複数のレーダ31が適宜に配される。
カメラ32は、車両1の周辺を撮像すべく、車両1の適所に搭載されている。カメラ32は、少なくとも監視領域1a及び1bを含むように、撮像範囲が設定されている。カメラ32は、撮像により得られた車両1の周辺の画像に係る画像信号又は画像データを、車載報知装置10へ出力する。
ドアセンサ33は、車両1の各ドアの内側に設けられた開閉用のレバーなどの操作部に対する乗員の接近又は接触を検知するセンサである。例えばドアセンサ33は操作部に設けたタッチセンサとすることができ、ドアを開けるために乗員が操作部に触れた場合にこの接触を検知する構成とすることができる。また例えばドアセンサ33は、レーダ31と同様に光、音波又は電波等を出射して反射波を検出することによって、ドアの操作部の周辺に乗員の手などが存在することを検出する構成とすることができる。ドアセンサ33は、車両の各ドアに設けられ、各ドアの操作部に対する乗員の接近又は接触の検知結果を車載報知装置10へ出力する。
出力I/F14は、処理部11から与えられた指示に基づいて、窓ガラス表示部34及びスピーカ35の動作を制御する制御信号を出力する。出力I/F14は、窓ガラス表示部34に対して、表示する画像に係る信号又はデータを出力することによって、画像表示を行う。また出力I/F14は、スピーカ35に対して、出力する音声に係る信号又はデータを出力することによって、音声出力を行う。
窓ガラス表示部34は、車両1の各ドアの窓ガラスに画像を表示する。例えば窓ガラス表示部34は、窓ガラスに対して画像の投影を行うことによって、画像を表示する構成とすることができる。また例えば窓ガラス表示部34は、窓ガラスに埋め込まれた透過型の液晶パネルなどの表示装置にて画像を表示する構成とすることができる。窓ガラス表示部34は、車載報知装置10から与えられた画像信号又は画像データに基づいて画像表示を行う。
スピーカ35は、車両1内の適所に配され、車両1内の乗員に対して音声出力を行う。スピーカ35は、車載報知装置10から与えられた音声信号又は音声データに基づいて音声出力を行う。
また本実施の形態に係る車載報知装置10の処理部11は、記憶部12又はROM等に記憶されたプログラムを実行することによって、周辺状況検出処理部21、降車検出処理部22及び報知表示処理部23等がソフトウェア的な機能ブロックとして設けられる。周辺状況検出処理部21は、レーダ31から入力された検知結果に基づいて、車両1の周辺の監視領域1a及び1bに人又は他車両が存在するか否か、並びに、存在する人又は他車両の位置及び距離等を判断する処理を行う。また更に周辺状況検出処理部21は、カメラ32が撮像した画像に人又は他車両が写されているか否かを画像処理により判断してもよい。周辺状況検出処理部21による検出は、レーダ31を用いる方法と、カメラ32を用いる方法とのいずれか一方のみを採用してもよく、両方を採用してもよい。
降車検出処理部22は、車両1内の乗員が降車しようとしていること、即ち乗員がドアの操作部に対して手などを接近又は接触させる動作を降車動作として検出する処理を行う。降車検出処理部22は、ドアセンサ33から入力された検知結果に基づいて、ドアの操作部に対する接近又は接触が行われた場合に、乗員による降車動作がなされたと判断する。なお本実施の形態においては、ドアセンサ33を用いて乗員の降車動作を検出する構成とするが、これに限るものではない。例えば車両1内に乗員を撮像するためのカメラなどを設け、カメラが撮像した画像から乗員の降車動作を検出する構成とすることができる。また例えば、車両1のシートベルトの装着状態に基づいて、シートベルトが装着状態から解除された場合に、乗員が降車しようとしていると判断する構成としてもよい。これらの降車動作の検出条件には、例えば車両1が停車していること等を含めてもよい。また車両1がタクシーである場合、運転手が運賃の支払いを受け付ける操作を行った場合に、乗客が降車しようとしていると判断することもできる。
報知表示処理部23は、周辺状況検出処理部21により車両1の周辺に人又は他車両等の存在が検出され、且つ、降車検出処理部22により乗員の降車動作が検出された場合に、窓ガラス表示部34にて車両1のドアの窓ガラスに報知用の画像を表示する処理を行う。報知表示処理部23は、記憶部12に記憶された報知用画像のデータを読み出して窓ガラス表示部34へ与えることにより、報知用画像の表示を行う。
図3〜図5は、実施の形態1に係る車載報知装置10が車両1の窓ガラスに表示する報知用画像の一例を示す模式図である。図3に示す例は、乗員に対して注意を促すための「!」マークを三角形で囲んだ図形と、二輪車を模した図形とを組み合わせた報知用画像を車両1のドアの窓ガラスに表示したものである。これにより乗員は、何らかの警戒が必要であることを認識でき、それが二輪車などの他車両に関するものであることを容易に理解することができる。図4に示す例は、「注意!車両接近中」という文章を報知用画像として窓ガラスに表示したものである。乗員が警戒すべき内容を具体的な文章で表示することによって、乗員はより詳細に自身が警戒すべきことを理解することができる。図5に示す例は、カメラ32が撮像した画像を報知用画像として窓ガラスに表示したものである。車両1の周辺の画像を窓ガラスに表示することによって、乗員が警戒すべき内容をより具体的に視認させることができる。
なお、本実施の形態に係る車載報知装置10は、車両1の左側と右側とをそれぞれ区別して処理を行う。即ち、図1に示すように車両1の左右にそれぞれ監視領域1a,1bを設け、右側の監視領域1aにて人又は車両等の存在が検出され、且つ、車両1の右側のドアに設けられたドアセンサ33にて操作部に対する接近又は接触が検知された場合、車両1の右側のドアに設けられた窓ガラスに報知用画像を表示する。同様に、左側の監視領域1bにて人又は車両等の存在が検出され、且つ、車両1の左側のドアに設けられたドアセンサ33にて操作部に対する接近又は接触が検知された場合、車両1の左側のドアに設けられた窓ガラスに報知用画像を表示する。これに対して、例えば右側の監視領域1aにて人又は車両等の存在が検出され、且つ、車両1の左側のドアに設けられたドアセンサ33にて操作部に対する接近又は接触が検知された場合には、車載報知装置10は、報知用画像の表示を行わなくてよい(ただし、行ってもよい)。これにより、車載報知装置10が乗員に不要な報知を行うことを防止できる。
また車載報知装置10は、報知用画像の表示を、操作部に対する接近又は接触が検出されたドアの窓ガラスにのみ行い、これ以外のドアの窓ガラスには表示を行わない(ただし、行ってもよい)。これにより、車載報知装置10が乗員に不要な報知を行うことを防止できる。
また車載報知装置10は、窓ガラスに報知用画像の表示を行う際に、スピーカ35から警告メッセージ等の音声出力を行う。記憶部12は、スピーカ35から出力する警告メッセージなどの音声データが記憶されており、処理部11が記憶部12から音声データを読み出してスピーカ35へ与えることにより、音声出力が行われる。スピーカ35から出力されるメッセージは、例えば「車両が接近しているので注意してください」又は「ドアの近くに人がいます」等とすることができる。
図6は、実施の形態1に係る車載報知装置10が行う報知処理の手順を示すフローチャートである。車載報知装置10の処理部11の降車検出処理部22は、車両1のドアの操作部に対する接近又は接触がドアセンサ33にて検出されたか否かを判定することにより、乗員による降車動作がなされたか否かを判定する(ステップS1)。降車動作がなされていない場合(S1:NO)、降車検出処理部22は、降車動作がなされるまで待機する。降車動作がなされた場合(S1:YES)、処理部11の周辺状況検出処理部21は、レーダ31の検出結果及び/又はカメラ32の撮像画像を取得することにより、車両1の周辺の状況を検出する(ステップS2)。周辺状況検出処理部21は、レーダ31の検出結果及び/又はカメラ32の撮像画像に基づいて、車両1の周辺に人又は他車両が存在するか否かを判定する(ステップS3)。
車両1の周辺に人又は他車両が存在する場合(S3:YES)、処理部11の報知表示処理部23は、記憶部12から報知用の画像を読み出して窓ガラス表示部34へ与えることにより、車両1の窓ガラスに報知用画像を表示する(ステップS4)。また処理部11は、記憶部12に記憶された音声データを読み出してスピーカ35へ与えることにより、スピーカ35から報知の音声を出力し(ステップS5)、ステップS2へ処理を戻す。処理部11は、ステップS2〜S5の処理を繰り返し行って、車両1の周辺に人又は他車両が存在しない場合(S3:NO)、報知処理を終了する。
以上の構成の実施の形態1に係る車載報知装置10は、レーダ31及び/又はカメラ32を用いて車両1の周辺の状況を検出し、検出した状況を報知するための文字又は画像を、車両1の窓ガラスに表示することによって、乗員に対する報知を行う。例えば単にランプなどを点灯して報知を行う構成と比較して、文字又は画像を表示する構成は、ユーザが理解しやすい報知を行うことが可能である。また車両1の窓ガラスに表示を行うことによって、ユーザが容易且つ確実に報知に係る文字又は画像を視認することができる。
また実施の形態1に係る車載報知装置10は、ドアセンサ33にてドアの操作部に対する接近又は接触を検出することにより、降車検出処理部22が車両1の乗員による降車動作を検出する。なお降車検出処理部22は、ドアセンサ33を用いるのではなく、例えば車両1内を撮像するカメラから取得した画像から乗員の動作を検出する構成としてもよい。車載報知装置10は、降車検出処理部22が乗員の降車動作を検出した場合に、報知表示処理部23が窓ガラスに文字又は画像を表示する処理を行うことによって、報知を行う。これにより、乗員が降車しようとする際に、車両1の周辺の状況を報知することができる。また車載報知装置10は、乗員が降車しようとするドアの窓ガラスに車内向けの報知用画像の表示を行うことによって、降車しようとしている乗員に対してより確実に報知を行うことができる。
また実施の形態1に係る車載報知装置10は、周辺状況検出処理部21が車両1の周辺に存在する人又は他車両の検出を行う。車載報知装置10は、検出した人又は他車両を報知する文字又は画像を窓ガラスに表示する。これにより車両1の乗員は、車両1の周辺に人又は他車両が存在することを認識することができる。また車載報知装置10は、車両1の周辺をカメラ32にて撮像し、撮像した画像を窓ガラスに表示する。これにより車両1の乗員は、車両1の周辺の状況をより詳細に確認することができる。
なお本実施の形態においては、車両1の周辺の状況の検出をレーダ31及び/又はカメラ32を用いて行う構成としたが、これに限るものではなく、これら以外の方法で周辺状況の検出を行う構成としてもよい。また図3〜図5に示した報知用画像は一例であって、これに限るものではない。また本実施の形態において車載報知装置10が行う各処理は、2つ以上の装置が協働して行う構成であってもよい。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1に係る車載報知装置10は、車両1内の乗員に向けた報知画像を窓ガラスに表示する構成である。これに対して実施の形態2に係る車載報知装置10は、車両1外に存在する人などに対して報知を行う構成である。実施の形態2に係る車載報知装置10は、ドアセンサ33にて車両1のドアの操作部に対する接近又は接触が検出された場合に、このドアの窓ガラスに車外向けの報知画像を表示する。
図7及び図8は、実施の形態2に係る車載報知装置10が表示する車外向けの報知画像の一例を示す模式図である。図7に示す例は、車両周辺に存在する人などに対して注意を促すための「!」マークを三角形で囲んだ図形を報知用画像として車両1のドアの窓ガラスに表示したものである。これにより歩行者などの車外の人に対して注意を促すことができる。図8に示す例は、「注意!降車します」という文章を報知用画像として窓ガラスに表示したものである。これにより車外の人は、車両1のドアが開いて乗員が降車する可能性があることを理解することができる。
なお実施の形態2に係る車載報知装置10は、車両1の周辺に人又は他車両が存在するか否かに関わらず、乗員の降車動作を検出した場合には、車外向けの報知画像の表示を行う。ただし車載報知装置10は、車両1の周辺に人又は他車両が存在し、且つ、乗員の降車動作を検出した場合に、車外向けの報知画像の表示を行う構成としてもよい。
また実施の形態2に係る車載報知装置10は、操作部に対する接近又は接触が行われたドアの窓ガラスにのみ報知用画像を表示し、これ以外のドアの窓ガラスには報知画像の表示を行わない。ただし車載報知装置10は、操作部に対する接近又は接触が行われていないドアの窓ガラスにも報知用画像を表示する構成としてもよい。
図9は、実施の形態2に係る車載報知装置10が行う報知処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態2に係る車載報知装置10の処理部11の降車検出処理部22は、車両1のドアの操作部に対する接近又は接触がドアセンサ33にて検出されたか否かを判定することにより、乗員による降車動作がなされたか否かを判定する(ステップS21)。降車動作がなされていない場合(S21:NO)、降車検出処理部22は、降車動作がなされるまで待機する。降車動作がなされた場合(S21:YES)、処理部11の報知表示処理部23は、記憶部12から報知用の画像を読み出して窓ガラス表示部34へ与えることにより、車両1の窓ガラスに車外用の報知用画像を表示する(ステップS22)。処理部11は、報知用画像を表示してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS23)。所定時間が経過していない場合(S23:NO)、処理部11は、ステップS22へ処理を戻し、報知用画像の表示を継続する。所定時間が経過した場合(S23:YES)、処理部11は、報知処理を終了する。
以上の構成の実施の形態2に係る車載報知装置10は、車両1内の乗員による降車動作を検出した場合に、車両1の窓ガラスに乗員の降車を報知する文字又は画像を表示する。このときに車載報知装置10は、乗員が降車しようとするドアの窓ガラスに車外向けの報知の表示を行う。これにより、車両1の乗員が降車しようとしており、車両1のドアが開かれる虞があることを車外の人が容易に理解することができる。
なお実施の形態2に係る車載報知装置10は、スピーカ35を用いた音声出力による報知を行わない構成としてあるが、これに限るものではない。実施の形態2に係る車載報知装置10は、車外へ向けた音声出力を行うスピーカなどを車両1に設け、窓ガラスへ車外用の報知用画像を表示する際に、スピーカから車外用の報知メッセージなどを音声出力してもよい。また図7,8に示した報知用画像は一例であって、これに限るものではない。
また、実施の形態2に係る車載報知装置10のその他の構成は、実施の形態1に係る車載報知装置10と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
1 車両
1a,1b 監視領域
10 車載報知装置
11 処理部
12 記憶部
13 入力I/F
14 出力I/F
21 周辺状況検出処理部
22 降車検出処理部
23 報知表示処理部
31 レーダ
32 カメラ
33 ドアセンサ
34 窓ガラス表示部
35 スピーカ
101 二輪車
102 歩行者

Claims (7)

  1. 車両の周辺の状況を検出する周辺状況検出部と、
    前記周辺状況検出部が検出した状況を報知する文字又は画像を、前記車両の窓ガラスに表示する報知表示部と
    を備えることを特徴とする車載報知装置。
  2. 前記車両の乗員の降車動作を検出する降車検出部を更に備え、
    前記報知表示部は、前記降車検出部が降車動作を検出した場合に表示を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の車載報知装置。
  3. 前記報知表示部は、前記車両の乗員が降車しようとするドアに設けられた窓ガラスに、車内へ向けた報知のための表示を行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の車載報知装置。
  4. 前記周辺状況検出部は、前記車両の周辺に存在する人又は他車両を検出し、
    前記報知表示部は、検出した人又は他車両を報知する文字又は画像を前記窓ガラスに表示すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の車載報知装置。
  5. 前記周辺状況検出部は、前記車両の周辺を撮像する処理を行い、
    前記報知表示部は、撮像により取得した画像を前記窓ガラスに表示すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の車載報知装置。
  6. 車両の乗員の降車動作を検出する降車検出部と、
    前記降車検出部が降車動作を検出した場合に、乗員の降車を報知する文字又は画像を、前記車両の窓ガラスに表示する報知表示部と
    を備えることを特徴とする車載報知装置。
  7. 前記報知表示部は、前記車両の乗員が降車しようとするドアに設けられた窓ガラスに、車外へ向けた報知のための表示を行うこと
    を特徴とする請求項6に記載の車載報知装置。
JP2016064403A 2016-03-28 2016-03-28 車載報知装置 Pending JP2017177883A (ja)

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