JP2017177223A - ブレージングシートのろう付け方法、及び熱交換器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固体電解質体を有する酸素ポンプを用いて、不活性ガスに混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下にする。この不活性ガスをろう付け炉に導入し、ブレージングシートをろう付け加熱する。ブレージングシートの心材は、Alを主成分としており、Mn1.8質量%以下(0質量%を含まず)と、残部不可避的不純物とを含有する。ろう材は、Alを主成分としており、Mg0.1〜1.2質量%と、Si4〜13質量%と、Bi0.01〜0.15質量%と、残部不可避的不純物とを含有する。
【選択図】図1
Description
該心材の表面にクラッドされた、Alを主成分とし、0.1〜1.2質量%のMg、4〜13質量%のSi、0.01〜0.15質量%のBi、および残部不可避的不純物を含有するろう材と、
を有するブレージングシートを、所定の不活性ガス雰囲気中のろう付け炉で加熱処理して、フラックスを塗付することなくろう付けを行うろう付け加熱処理工程を含む、ブレージングシートのろう付け方法であって、
酸素イオン伝導性を有する固体電解質体を備えた酸素ポンプに不活性ガスを導入し、上記固体電解質体に電圧を印加することにより、上記不活性ガスに混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する酸素低減処理工程、を含み、
上記所定の不活性ガス雰囲気は、上記酸素低減処理工程で処理された不活性ガスを導入して形成されることを特徴とする、ブレージングシートのろう付け方法にある。
該心材の表面にクラッドされた、Alを主成分とし、4〜13質量%のSi、0.01〜0.15質量%のBi、および残部不可避的不純物を含有するろう材と、
を有するブレージングシートを、所定の不活性ガス雰囲気中のろう付け炉で加熱処理して、フラックスを塗付することなくろう付けを行うろう付け加熱処理工程を含む、ブレージングシートのろう付け方法であって、
酸素イオン伝導性を有する固体電解質体を備えた酸素ポンプに不活性ガスを導入し、上記固体電解質体に電圧を印加することにより、上記不活性ガスに混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する酸素低減処理工程、を含み、
上記所定の不活性ガス雰囲気は、上記酸素低減処理工程で処理された上記不活性ガスを導入して形成されることを特徴とする、ブレージングシートのろう付け方法にある。
また、本発明の第3の態様は、複数枚のブレージングシートを互いにろう付けしてなり、内部に冷媒が流れる流路が形成された熱交換器の製造方法であって、
上記ブレージングシートは、
Alを主成分とし、1.8質量%以下(0質量%を含まず)のMnおよび残部不可避的不純物を含有する心材と、
該心材の表面にクラッドされた、Alを主成分とし、0.1〜1.2質量%のMg、4〜13質量%のSi、0.01〜0.15質量%のBi、および残部不可避的不純物を含有するろう材と、を有し、
上記複数枚のブレージングシートを重ね合わせ、所定の不活性ガス雰囲気中のろう付け炉で加熱処理して、フラックスを塗付することなく互いにろう付けする、ろう付け加熱処理工程と、
酸素イオン伝導性を有する固体電解質体を備えた酸素ポンプに不活性ガスを導入し、上記固体電解質体に電圧を印加することにより、上記不活性ガスに混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する酸素低減処理工程とを含み、
上記所定の不活性ガス雰囲気は、上記酸素低減処理工程で処理された上記不活性ガスを導入して形成されることを特徴とする、熱交換器の製造方法にある。
さらに、本発明の第4の態様は、複数枚のブレージングシートを互いにろう付けしてなり、内部に冷媒が流れる流路が形成された熱交換器の製造方法であって、
上記ブレージングシートは、
Alを主成分とし、0.3〜1.3質量%のMg、1.8質量%以下(0質量%を含まず)のMnおよび残部不可避的不純物を含有する心材と、
該心材の表面にクラッドされた、Alを主成分とし、4〜13質量%のSi、0.01〜0.15質量%のBi、および残部不可避的不純物を含有するろう材と、を有し、
上記複数枚のブレージングシートを重ね合わせ、所定の不活性ガス雰囲気中のろう付け炉で加熱処理して、フラックスを塗付することなく互いにろう付けする、ろう付け加熱処理工程と、
酸素イオン伝導性を有する固体電解質体を備えた酸素ポンプに不活性ガスを導入し、上記固体電解質体に電圧を印加することにより、上記不活性ガスに混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する酸素低減処理工程とを含み、
上記所定の不活性ガス雰囲気は、上記酸素低減処理工程で処理された上記不活性ガスを導入して形成されることを特徴とする、熱交換器の製造方法にある。
このようにすると、ろう材に含まれるMgによって、ろう材表面の酸化皮膜を破壊することができる。また、不活性ガス中の酸素分圧が1×10−10Pa以下と極めて低いため、Mgによって酸化皮膜を破壊した後、ろう材の表面が再び酸化することを抑制できる。そのため、ろう材の濡れ性が高い状態を維持することができ、ろう材を濡れ広がらせることができる。その結果、ろう材のフィレットを形成しやすくなり、フラックスを塗布しなくても、ろう付け性を充分に高めることが可能になる。
そのため、ろう付け時に心材中のMgがろう材に移動し、このMgによって、ろう材表面の酸化皮膜を破壊することができる。また、不活性ガス中の酸素分圧が1×10−10Pa以下と極めて低いため、Mgによって酸化皮膜を破壊した後、ろう材の表面が再び酸化することを抑制できる。そのため、ろう材の濡れ性が高い状態を維持することができ、ろう材を濡れ広がらせることができる。これにより、ろう材のフィレットを形成しやすくなり、フラックスを塗布しなくても、ろう付け性を充分に高めることが可能になる。
この場合には、心材とろう材にそれぞれMgが添加されているため、ろう材表面の酸化皮膜を、より確実に破壊することができる。そのため、フィレット形成能を高めることができ、ろう付け性をより向上させることができる。
この場合には、心材とろう材にそれぞれMgが添加されているため、ろう材表面の酸化皮膜を、より確実に破壊することができる。そのため、ろう付け性をより向上させることができる。
この場合には、酸素ポンプによって酸素分圧を低減した不活性ガスをろう付け炉に導入し、そのろう付け炉から排出した不活性ガスを再び酸素ポンプに導入することができる。そのため、不活性ガスの酸素分圧を低減しやすくなる。したがって、ろう材に酸化皮膜がより形成されにくくなり、ろう付け性をより高めることができる。
この場合には、Biによってろう材の表面張力を下げることができ、ろう材のフィレット形成能をより向上させることができる。なお、Biの濃度が0.01質量%未満の場合は、ろう材の表面張力を下げる効果が少なく、フィレット形成能を向上させる効果を充分に発揮できない。また、Biの濃度が0.15質量%を超えると、ろう材の表面張力が過度に低下し、フィレット形成能が低下しやすくなる。
熱交換器は、ろう材のフィレットが一箇所でも切れると不良品になる可能性があるため、高いろう付け性が要求される。上記ろう付け方法はフィレットの形成能に優れているため、熱交換器のように、高いろう付け性を要求される製品に用いると特に有効である。
上記ろう付け方法に係る実施例について、図1〜図4を用いて説明する。図2、図3に示すごとく、本例では、フラックスを塗布することなく、ブレージングシート1をろう付けする。ブレージングシート1は、心材2と、該心材2の表面にクラッドされたろう材3とを有する。
心材2は、Alを主成分としており、1.8質量%以下(0質量%を含まず)のMnおよび、残部不可避的不純物を含有する。
また、ろう材3は、Alを主成分としており、0.1〜1.2質量%のMgと、4〜13質量%のSiと、残部不可避的不純物とを含有する。
酸素低減処理工程では、図1に示すごとく、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体40を備えた酸素ポンプ4に不活性ガス5(N2)を導入する。そして、固体電解質体40に直流電圧を印加することにより、不活性ガス5に混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する。
本例は、ろう材と心材の組成を変更した例である。本例では、心材にMgを添加してある。本例の心材は、Alを主成分としており、0.3〜1.3質量%のMgと、1.8質量%以下(0質量%を含まず)のMnと、残部不可避的不純物とを含有する。また、本例のろう材は、Alを主成分としており、4〜13質量%のSiと、残部不可避的不純物とを含有する。その他は、実施例1と同様である。
本例は、ろう材と心材にそれぞれMgを添加した例である。本例では、下記表3に示す組成のブレージングシートを作成した。ろう材に含まれるMgと心材に含まれるMgとを、それぞれ本発明の範囲内(ろう材中のMg0.1〜1.2質量%、心材中のMg0.3〜1.3質量%)で条件振りしてある。このブレージングシートを使って試験用のサンプル18,19(図4参照)を作成した。そして、このサンプル18,19を、図1に示すろう付け炉6に入れてろう付けした。ろう付け時の酸素分圧は1×10−10Paにした。
本発明に属さない比較例としてのサンプル20〜29を作成した。下記表4に示すように、サンプル20は、ろう材のMgの含有量が下限値(0.1質量%)を下回り、サンプル21は、ろう材のMgの含有量が上限値(1.2質量%)を上回る。また、サンプル22は、心材のMgの含有量が下限値(0.3質量%)を下回り、サンプル23は、心材のMgの含有量が上限値(1.3質量%)を上回る。サンプル24は、ろう材のSiの含有量が下限値(4質量%)を下回り、サンプル25は、ろう材のSiの含有量が上限値(13質量%)を上回る。
表1〜3に示すごとく、本発明の範囲に含まれるサンプル1〜19は、いずれもろう付け性が良好であった。また、表4に示すごとく、比較例としてのサンプル20〜24,27〜29は、いずれもろう付け性が良好でなかった。サンプル25,26は、後述する理由により、試験を行うことができなかった。
2 心材
3 ろう材
4 酸素ポンプ
40 固体電解質体
5 不活性ガス
6 ろう付け炉
Claims (5)
- Alを主成分とし、1.8質量%以下(0質量%を含まず)のMnおよび残部不可避的不純物を含有する心材(2)と、
該心材(2)の表面にクラッドされた、Alを主成分とし、0.1〜1.2質量%のMg、4〜13質量%のSi、0.01〜0.15質量%のBi、および残部不可避的不純物を含有するろう材(3)と、
を有するブレージングシート(1)を、所定の不活性ガス雰囲気中のろう付け炉(6)で加熱処理して、フラックスを塗付することなくろう付けを行うろう付け加熱処理工程を含む、ブレージングシート(1)のろう付け方法であって、
酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(40)を備えた酸素ポンプ(4)に不活性ガス(5)を導入し、上記固体電解質体(40)に電圧を印加することにより、上記不活性ガス(5)に混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する酸素低減処理工程、を含み、
上記所定の不活性ガス雰囲気は、上記酸素低減処理工程で処理された上記不活性ガス(5)を導入して形成されることを特徴とする、ブレージングシートのろう付け方法。 - Alを主成分とし、0.3〜1.3質量%のMg、1.8質量%以下(0質量%を含まず)のMnおよび残部不可避的不純物を含有する心材(2)と、
該心材(2)の表面にクラッドされた、Alを主成分とし、4〜13質量%のSi、0.01〜0.15質量%のBi、および残部不可避的不純物を含有するろう材(3)と、
を有するブレージングシート(1)を、所定の不活性ガス雰囲気中のろう付け炉(6)で加熱処理して、フラックスを塗付することなくろう付けを行うろう付け加熱処理工程を含む、ブレージングシート(1)のろう付け方法であって、
酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(40)を備えた酸素ポンプ(4)に不活性ガス(5)を導入し、上記固体電解質体(40)に電圧を印加することにより、上記不活性ガス(5)に混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する酸素低減処理工程、を含み、
上記所定の不活性ガス雰囲気は、上記酸素低減処理工程で処理された上記不活性ガス(5)を導入して形成されることを特徴とする、ブレージングシートのろう付け方法。 - 請求項1又は2に記載のブレージングシートのろう付け方法において、上記酸素ポンプ(4)および上記ろう付け炉(6)との間にはガス循環経路(10)が配置されており、上記不活性ガス(5)を上記ガス循環経路(10)内において循環させつつ、上記酸素低減処理工程および上記ろう付け加熱処理工程を同時に行うことを特徴とするブレージングシートのろう付け方法。
- 複数枚のブレージングシート(1)を互いにろう付けしてなり、内部に冷媒が流れる流路(F)が形成された熱交換器(7)の製造方法であって、
上記ブレージングシート(1)は、
Alを主成分とし、1.8質量%以下(0質量%を含まず)のMnおよび残部不可避的不純物を含有する心材(2)と、
該心材(2)の表面にクラッドされた、Alを主成分とし、0.1〜1.2質量%のMg、4〜13質量%のSi、0.01〜0.15質量%のBi、および残部不可避的不純物を含有するろう材(3)と、を有し、
上記複数枚のブレージングシート(1)を重ね合わせ、所定の不活性ガス雰囲気中のろう付け炉(6)で加熱処理して、フラックスを塗付することなく互いにろう付けする、ろう付け加熱処理工程と、
酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(40)を備えた酸素ポンプ(4)に不活性ガス(5)を導入し、上記固体電解質体(40)に電圧を印加することにより、上記不活性ガス(5)に混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する酸素低減処理工程とを含み、
上記所定の不活性ガス雰囲気は、上記酸素低減処理工程で処理された上記不活性ガス(5)を導入して形成されることを特徴とする、熱交換器の製造方法。 - 複数枚のブレージングシート(1)を互いにろう付けしてなり、内部に冷媒が流れる流路(F)が形成された熱交換器(7)の製造方法であって、
上記ブレージングシート(1)は、
Alを主成分とし、0.3〜1.3質量%のMg、1.8質量%以下(0質量%を含まず)のMnおよび残部不可避的不純物を含有する心材(2)と、
該心材(2)の表面にクラッドされた、Alを主成分とし、4〜13質量%のSi、0.01〜0.15質量%のBi、および残部不可避的不純物を含有するろう材(3)と、を有し、
上記複数枚のブレージングシート(1)を重ね合わせ、所定の不活性ガス雰囲気中のろう付け炉(6)で加熱処理して、フラックスを塗付することなく互いにろう付けする、ろう付け加熱処理工程と、
酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(40)を備えた酸素ポンプ(4)に不活性ガス(5)を導入し、上記固体電解質体(40)に電圧を印加することにより、上記不活性ガス(5)に混在する酸素の分圧を1×10−10Pa以下に低減する酸素低減処理工程とを含み、
上記所定の不活性ガス雰囲気は、上記酸素低減処理工程で処理された上記不活性ガス(5)を導入して形成されることを特徴とする、熱交換器の製造方法。
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