JP2017175379A - 撮像素子およびその制御方法、撮像装置、および信号処理方法 - Google Patents

撮像素子およびその制御方法、撮像装置、および信号処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の行から先に瞳分割信号を読み出し、瞳分割信号及び画像信号に、それぞれ位置に依存した補正処理を行う。【解決手段】行列状に配置された、複数のマイクロレンズ200それぞれに対して複数の光電変換部201、202を有する画素102と、複数の光電変換部から瞳分割信号を得られるように読み出す第1の読み出し制御と、各マイクロレンズごとに対応する複数の光電変換部に蓄積された電荷を混合して混合信号を読み出す第2の読み出し制御のいずれかにより画素部103の読み出しを行うように制御する制御手段104と、行単位で画素の読み出し順序を決定する決定手段105と、読み出された行単位の信号に、信号の種類を示す情報と、行番号を示す行情報とを付加する付加手段109と、を有する。画素部の受光領域において所定の期間で蓄積された電荷を、第2の読み出し制御よりも、第1の読み出し制御により読み出す行を先に読み出す。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像素子およびその制御方法、撮像装置、および撮像素子から出力された信号の信号処理方法に関する。
従来、マイクロレンズを通過する光束の一部を光電変換したり、光電変換部の一部を遮蔽したりすることで、撮影光学系の異なる瞳領域を通過した光に対応した瞳分割信号を取得することができる撮像センサが知られている。また、各マイクロレンズに対して複数の光電変換部を備えることにより、瞳分割信号を取得することができる撮像センサも知られている。そして、このようにして得られた瞳分割信号からデフォーカス量を算出し、合焦位置までレンズを駆動させるオートフォーカス(AF)技術が提案されている。特許文献1では、瞳分割信号を利用するAF技術として、任意に設定された焦点検出領域からのみ瞳分割信号を取得することで、AF駆動に必要な信号読み出し数を削減する技術が開示されている。
一方、特許文献2には、瞳分割信号からデフォーカス量を算出するために、通常の画像信号とは別に、像高位置に応じて瞳分割信号にシェーディング補正を施す手段が開示されている。
特開2012−155095号公報 特開2013−148917号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、焦点検出領域の画素の読み出しが完了するまでAFの処理ができず、且つ、焦点検出領域の読み出し完了のタイミングが、焦点検出領域の大きさや位置により異なってしまう。
また、特許文献2にあるように、瞳分割信号に対し、撮像面の像高に応じたシェーディング補正を、画像信号と区別して処理する必要があるが、さらに、周辺光量補正など、従来の画像処理においても撮像面上の像高と関連付ける手段が必要である。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、任意の行から先に瞳分割信号を読み出すと共に、瞳分割信号および画像信号に、それぞれ位置に依存した補正処理を行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像素子は、行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する画素部と、前記複数の光電変換部から、瞳分割信号を得られるように読み出す第1の読み出し制御と、各マイクロレンズごとに対応する前記複数の光電変換部に蓄積された電荷を混合して混合信号を読み出す第2の読み出し制御のいずれかにより、前記画素部の読み出しを行うように制御する制御手段と、行単位で前記画素部の読み出し順序を決定する決定手段と、前記決定された読み出し順序で読み出された行単位の信号に、信号の種類を示す情報と、読み出した行番号を示す行情報とを付加する付加手段と、を有し、前記決定手段は、前記画素部の受光領域において、所定の期間で蓄積された電荷を前記第1の読み出し制御により読み出す行を、前記第2の読み出し制御により読み出す行よりも先に読み出すように、前記読み出し順序を決定する。
本発明によれば、任意の行から先に瞳分割信号を読み出すと共に、瞳分割信号および画像信号に、それぞれ位置に依存した補正処理を行えるようにすることができる。
本発明の実施形態における撮像装置の機能構成例を示すブロック図。 実施形態における撮像素子の構成を示す図。 画素部における有効画素部とOB画素部を示した図。 第1の実施形態における第1〜第3の読み出し順序を示す模式図。 第1の実施形態における行番号の決定方法を示すフローチャート。 第1の実施形態における垂直走査部の機能構成を示す図。 第1の実施形態における1行分のデータ配列を示す図。 第1の実施形態における信号処理部の構成の一部を示すブロック図。 第1の実施形態における並べ替え処理の模式図。 第2の実施形態における1行分のデータ配列を示す図。 第2の実施形態における信号処理部の構成の一部を示すブロック図。 第2の実施形態における並べ替え処理の模式図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態にかかわる撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。撮像装置100は、カメラ本体10とレンズユニット20から構成されており、レンズユニット20全体の動作を制御するレンズ制御部23と、撮像装置100の動作を制御する信号処理部120とが、カメラ−レンズ接続端子26を通じて通信を行う。
まず、レンズユニット20の構成について説明する。絞り22は、後述する撮像素子101への入射光量を制御する絞りであり、絞り駆動部25によって駆動される。フォーカスレンズ21は、後述する撮像素子101に結像する焦点の調節を行うためのレンズ群であり、フォーカスレンズ駆動部24によって駆動される。なお、レンズユニット20は、フォーカスレンズ21以外にも、集光および収差補正のための複数のレンズ群(不図示)を備える。絞り駆動部25およびフォーカスレンズ駆動部24は、レンズ制御部23の制御に基づいて、絞り22の開口径やフォーカスレンズ21のレンズ位置を決定する。
レンズ制御部23は、レンズユニット20全体を制御する制御部であり、信号処理部120から受信した制御信号に応じて、絞り駆動部25やフォーカスレンズ駆動部24を制御する。また、レンズユニット20の状態や情報を信号処理部120に送信する。
カメラ本体10は、撮像素子101、信号処理部120、撮影ボタン130、シャッタ150、シャッタ駆動部151を備える。ユーザによる撮影ボタン130の所定操作により、AF動作オン、撮影開始といった指示を信号処理部120が受け、撮像素子101、レンズ制御部23に制御信号を送ることで、静止画撮影などの撮影動作を行う。
図2(a)は、撮像素子101の機能構成を示すブロック図である。撮像素子101は、画素102が行列状に配置された画素部103、垂直走査部104、タイミング制御部105、列AD部106、パラレル/シリアル変換部107、同期コード付加部108、読出行情報付加部109、シリアル伝送部110を含む。垂直走査部104による制御により、行単位で画素102から読み出された画素信号は、垂直信号線112を介して列AD部106に送られ、アナログ/デジタル(AD)変換される。
パラレル/シリアル変換部107は、例えばシフトレジスタなどで構成され、画素部左端の画素データから順次転送することにより、列AD部106でデジタル信号に変換された画像データをシリアル変換して、同期コード付加部108に転送する。同期コード付加部108では、シリアルデータの先頭に同期コードを付加する。
読出行情報付加部109は、読み出している行番号をシリアルデータ先頭の同期コードの次に付加する。読み出している行番号は、タイミング制御部105から、例えばパラレルの16bitデータとして取得する。シリアル伝送部110は、例えばLVDSなどのシリアルデータ転送形式を用いて、出力端子111から受信側となる信号処理部120にシリアルデータを送信する。
各画素102は、図2(b)に示すように、一つのマイクロレンズ200に対して、光電変換部A201と光電変換部B202とを有し、それぞれマイクロレンズ200の左側と右側を通過する光束を光電変換する。以下、光電変換部A201で光電変換により得られた光信号を瞳分割信号A、光電変換部B202で光電変換により得られた光信号を瞳分割信号Bと呼び、瞳分割信号Aと瞳分割信号Bを混合した信号をAB混合信号と呼ぶ。瞳分割信号A、瞳分割信号B、およびAB混合信号の読み出し方について、図2(c)を用いて説明する。
図2(c)は、画素102の詳細な構成を示す回路図である。画素102は、光電変換部A201、光電変換部B202、スイッチTXA203、スイッチTXB204、フローティングディフュージョン(FD)領域205、リセットスイッチ206、ソースフォロワ(SF)アンプ207、行選択スイッチ208を有する。FD領域205、リセットスイッチ206、SFアンプ207、行選択スイッチ208は、光電変換部A201および光電変換部B202により共有される。制御信号pTXA,pTXB、リセット信号pRES、および行選択信号pSELにより、本実施形態における瞳分割信号AとAB混合信号の読み出し制御を行う。
瞳分割信号Aの読み出しにおいては、まず、制御信号pTXA,pTXB、リセット信号pRESをアサートし、光電変換部A201、光電変換部B202、FD領域205内の電荷をリセットする。電荷のリセット完了後に、制御信号pTXA,pTXBをネゲートすることで、光電変換部A201および光電変換部B202における電荷蓄積を開始する。
所定の蓄積時間をおいて、リセット信号pRESをネゲートすると共に、制御信号pTXAをアサートすることで、光電変換部A201の電荷をFD領域205に転送し、十分な転送時間をおいて制御信号pTXAをネゲートする。その後、行選択信号pSELをアサートすることで、FD領域205に読み出した瞳分割信号Aを、垂直信号線112を介して列AD部106に送ることができる。
AB混合信号の読み出しは、瞳分割信号Aの読み出し後に、制御信号pTXA,pTXBを共にアサートすることで、光電変換部A201と光電変換部B202の電荷をFD領域205で混合する。十分な転送時間をおいて制御信号pTXA,pTXBをネゲートする。その後、行選択信号pSELをアサートすることで、FD領域205に読み出したAB混合信号を、垂直信号線112を介して列AD部106に送ることができる。
なお、以下の説明において、上述したようにして所定の蓄積期間で蓄積された電荷を瞳分割信号AおよびAB混合信号としてそれぞれ読み出す制御を、第1の読み出し制御と呼ぶ。
また、上述したようにして得られたAB混合信号から瞳分割信号Aを減算して擬似瞳分割信号Cを求める。瞳分割信号Aと擬似瞳分割信号Cとを用いて位相差方式の焦点検出処理により合焦位置までのレンズ駆動量を求めることは公知であるため、ここでは詳細説明は省略する。
一方、AB混合信号を単独で読み出しを行うことができる。その場合、まず、制御信号pTXA,pTXBおよびリセット信号pRESをアサートし、光電変換部A201、光電変換部B202、FD領域205内の電荷をリセットする。電荷のリセット完了後に、制御信号pTXA,pTXBをネゲートすることで、光電変換部A201および光電変換部B202における電荷蓄積を開始する。
所定の蓄積時間をおいて、リセット信号pRESをネゲートすると共に、制御信号pTXA,pTXBを両方共アサートすることで、光電変換部A201と光電変換部B202の電荷をFD領域205に転送する。そして、十分な転送時間をおいて制御信号pTXA,pTXBをネゲートし、その後、行選択信号pSELをアサートすることで、FD領域205に読み出したAB混合信号を、垂直信号線112を介して列AD部106に送ることができる。
なお、以下の説明において、上述したようにして所定の蓄積期間で蓄積された電荷をAB混合信号としてのみ読み出す制御を、第2の読み出し制御と呼ぶ。
上述した各読み出し制御は、制御信号pTXA,pTXB、行選択信号pSEL、リセット信号pRESを共有する行方向の画素で同時に行われる。どの行を読み出すかはタイミング制御部105が指定し、垂直走査部104が前述の読み出し制御を指定行で行う。垂直走査部104は、タイミング制御部105から指定行を取得する。
リセット信号pRESの制御は、行方向の画素で同時に行ってもよいが、シャッタの開閉により蓄積時間が制御できる場合、次のような駆動も可能である。ここでは一例として、瞳分割信号AとAB混合信号を読み出す場合について説明する。
まず、シャッタ150を閉じた状態で、全画素102のリセット信号pRESをアサートし、シャッタ150を開ける。そして、所定の蓄積時間経過後にシャッタを閉じ、全画素102のリセット信号pRESをネゲートしてから、全画素102の制御信号pTXAをアサートし、光電変換部A201の電荷をFD領域205に転送する。その後、行選択信号pSELを順次アサートすることで、FD領域205に読み出した瞳分割信号Aを、垂直信号線112を介して列AD部106に送ることができる。
さらに遮光状態のまま、制御信号pTXBをアサートし、光電変換部A201と光電変換部B202の電荷をFD領域205に転送した後に、行選択信号pSELをアサートする。これにより、FD領域205に読み出したAB混合信号を、垂直信号線112を介して列AD部106に送ることができる。
また、画素部103は、図3に示すように、瞳分割信号A、瞳分割信号B、AB混合信号を読み出すことのできる有効画素領域131(受光領域)と、画素の光電変換部を遮光し、光学的黒レベルを規定するOB画素領域132a,132bとを有する。また、画素102のうち一部の画素を光電変換部の無い構造に置き換えたNULL画素を有してもよい。
図4(a)は、第1の実施形態における第1の読み出し順序を示す模式図である。図4(a)のグラフにおいて、横軸は時刻t、縦軸は行番号Vを表している。またVstrは画素部103の開始行、Vendは画素部103の終了行、OstrはOB画素領域132aの開始行、OendはOB画素領域132aの終了行を表す。また、Astrは、例えば焦点検出領域などの瞳分割信号の読み出し開始行、Aendは瞳分割信号の読み出し終了行を示す。Astr〜Aendの読み出し期間以外ではAB混合信号のみを読み出す第2の読み出し制御を行い、Astr〜Aendの読み出し期間では、瞳分割信号AとAB混合信号を読み出す第1の読み出し制御を行う。Astr〜Aendの読み出し期間では、上述したように、第1の読み出し制御により、瞳分割信号AとAB混合信号の2回の読み出しを行うため、他の行の2倍程度の時間、同じ行を指定する必要がある。
図4(a)で示すように、OB画素領域132aの読み出しを終了した後に、瞳分割信号読み出し領域を含む行を、含まない行に先駆けて読み出すことで、瞳分割信号の読み出し完了を早めることが可能である。なお、瞳分割信号読み出し領域としては、例えば、焦点検出領域を設定することができる。
図4(b)は、第1の実施形態における第2の読み出し順序を示す模式図である。図4(b)に示す順序は、画素部103の上部から下部に向かって順に読み出す、通常の読み出し順序であり、第2の読み出し制御により読み出しを行う。
図4(c)は、第1の実施形態における第3の読み出し順序を示す模式図である。図4(c)に示す順序は、画素部103の上部から下部に向かって順に読み出す通常の読み出し順序であるが、特定の行のみ、第1の読み出し制御により読み出すようにしたものである。
第1〜第3の読み出し順序は、種々の撮影条件に合わせて信号処理部120が撮像素子101のタイミング制御部105に指示を送ることで制御される。
たとえば、動画記録時は、いわゆるスリットローリングシャッタ動作を行うため、第1の読み出し順序で駆動すると、蓄積時間が不連続となり、画像も不連続に歪むことになる。したがって、画質を優先して、位相差AFを行わない場合は第2の読み出し順序で、位相差AFを行う場合には第3の読み出し順序で駆動する。
また、ライブビュー表示時にユーザにより位相差AFオンの指示がある場合は、画質よりもAFの速度や追従性を優先した方が好ましいため、第1の読み出し順序で駆動させる。
また、静止画を連続撮影する場合、十分な解像度を得るために多くの場合、全画素を読み出すので、瞳分割信号の読み出し位置によっては完了するまで時間を要する場合がある。したがって、第1の読み出し順序で駆動させることで、瞳分割信号AおよびAB混合信号の読み出し完了時間が早まり、次の撮影のための合焦位置の演算開始を早めることができる。
AFの応答をより早く行うためには、上述したように、第1の読み出し順序により瞳分割信号の読み出しを優先して読み出し完了を早めることが好ましい。しかしながら、瞳分割信号を優先して読み出しを行った場合、撮像面の読み出し順序が不連続となるため、行を適切に並べ替える必要があると共に、読み出した瞳分割信号に撮像面上の像高を関連づける必要がある。
そこで、本第1の実施形態では、デジタル変換後の瞳分割信号AおよびAB混合信号は、撮像素子101の各行の開始を知るために、同期コード付加部108でシリアルデータの先頭に同期コードおよび行番号を付加する。このとき、瞳分割信号A、AB混合信号のそれぞれに種類に応じた異なる同期コードを割り当てる。以降の説明では、瞳分割信号Aに付加された同期コードを瞳分割同期コード、AB混合信号に付加された同期コードを混合同期コードと呼ぶ。
ここで、図5のフローチャートを用いて、タイミング制御部105が、垂直走査部104と読出行情報付加部109に送信する行番号V(指定行)の決定方法について説明する。なお、行番号Vは、図5に示す処理に従って1フレームの読み出しの間、変化していき、タイミング制御部105は、必要に応じて、そのときに設定されている行番号Vを垂直走査部104および読出行情報付加部109に送信する。
また、フローチャートに記載の変数Sstr、Send、Ostr、Oend、Astr、Aendは、図4(a)に示す行番号に対応し、撮影条件が決まった際に信号処理部120からの通信で設定して、1フレームを撮影する間、固定する。
S101において、信号処理部120の指示に従い、第1の読み出し順序が指示された場合はS102に進み、制御変数Mを1にする。第1の読み出し順序が指示されていない場合、すなわち、第2の読み出し順序または第3の読み出し順序が指示された場合にはS103に進み、制御変数Mを0にする。
次にS105において、行番号VをVstrに初期化して、S106に進む。S106では、V≧Ostrを満たすかどうかを判断し、満たしている場合はS107に、満たしていない場合はS108に進む。S107では、V<Oendを満たすかどうかを判断する。満たしている場合はS108に進み、読み出し中の行の読み出し終了後にVをインクリメントして、S106に戻る。一方、S107においてV<Oendを満たしていない場合はS109に進む。
S109では、Mが1であるかどうかを判断し、Mが1の場合はS114に、そうでない場合はS110に進む。これにより、Mが1の場合は以下に説明するS110〜S112における行番号V=OendからAstrまでの行の指定をスキップし、S114で行番号V=Astrから行を進めることになる。S110では、行番号VをOendで初期化して、S111に進む。S111では、V<Astrを満たすかどうかを判断する。満たしている場合はS112に進み、読み出し中の行の読み出し終了後にVをインクリメントして、S111に戻る。一方、S111においてV<Astrを満たしていない場合はS113に進む。
S113では、Mが1であるかどうかを判断し、Mが1の場合はS118に、そうでない場合はS114に進む。S114では、行番号VをAstrで初期化して、S115に進む。S115では、V<Aendを満たすかどうかを判断し、満たしている場合はS116に進み、読み出し中の行の読み出し終了後にVをインクリメントして、S115に戻る。一方、S115においてV<Aendを満たしていない場合はS117に進む。
S117では、Mが1であるかどうかを判断し、Mが1の場合はS110に、そうでない場合はS118に進む。これにより、Mが1の場合は先にスキップしたS110〜S112における行番号V=OendからAstrまでの行を指定することになる。そして、S111でV<Astrを満たすと、S113を経て、S118に処理が進む。S118では、行番号VをAendで初期化して、S119に進む。S119では、V<Vendを満たすかどうかを判断し、満たしている場合はS120に進み、読み出し中の行の読み出し終了後にVをインクリメントして、S119に戻る。一方、S119においてV<Vendを満たしていない場合は、処理を終了する。
上記のように行番号Vを決定し、かつ各変数の大小関係を図4(a)、図4(b)、図4(c)で示すように設定することで、第1〜第3の読み出し順序に応じた行番号を決定することができる。読出行情報付加部109では、このようにして決定された行番号Vを同期コードの後に付加する。
次に、行番号Vで垂直走査部104が画素部103に送る制御信号の制御について、図6を用いて説明する。垂直走査部104は、入力端子801と、デコーダ部802とANDゲート群803を有する。
入力端子801は、タイミング制御部105より、全行TXA制御信号pTXA_ALL、全行TXB制御信号pTXB_ALL、全行選択信号pSEL_ALL、全行リセット信号pRES_ALL、および行番号Vを取得する。デコーダ部802は、行番号Vに対応する一つの出力だけをHighにして、残りの出力をLowとする機能を有する。ANDゲート群803の各ANDゲートは入力端子を2つ持ち、片方がデコーダ部802の出力線に接続され、もう一方がpTXA_ALL、pTXB_ALL、pCEL_ALL、pRES_ALLのいずれかに接続される。
pTXA_ALL、pTXB_ALL、pSEL_ALL、pRES_ALLのHighかLowの信号と、行番号Vをタイミング制御部105から受け取ることにより、選択行だけに前述の読み出し制御を行うことができる。
上述の制御を行うことにより、撮像素子101から、瞳分割信号AとAB混合信号を、それぞれ別の同期コードと同じ行番号が付加された状態で、一行ずつ信号処理部120に伝送することが可能である。
図7(a)は、第1の実施形態における第2の読み出し制御によりAB混合データのみが読み出された行の1行分のデータ配列を模式的に表すものである。各行の先頭に混合同期コードがあり、その後に行番号Vがあり、その後に一行分のAB混合信号が並ぶ。
図7(b)は、第1の読み出し制御により瞳分割信号AとAB混合データとが読み出された行の1行分のデータ配列を模式的に表すものである。まず、各行の先頭に瞳分割同期コードがあり、その後ろに行番号Vがあり、その後に1行分の瞳分割信号Aが並ぶ。さらにその後ろに混合同期コードがあり、その後に行番号Vがあり、その後に一行分のAB混合信号が並ぶ。瞳分割信号AとAB混合信号には同じ行番号Vが付加される。
次に、第1の実施形態において第1の読み出し順序で読み出された場合に信号処理部120で行われる信号処理について、図8に示す信号処理部120の構成を示すブロック図を用いて説明する。信号処理部120は、シリアル伝送受信部121、擬似瞳分割信号演算部122、混合信号処理部123、画像信号処理部124、瞳分割信号処理部125、位相差AF演算部126、共有メモリ127、出力ポート128,129を有する。
シリアル伝送受信部121は、撮像素子101から、図7(b)に示すようなシリアルデータを受信し、擬似瞳分割信号演算部122に送る。擬似瞳分割信号演算部122では、同じ画素から読み出したAB混合信号と瞳分割信号Aから、擬似瞳分割信号Cを計算する。計算は、瞳分割信号Aが付加された瞳分割同期コードの有無を見て、瞳分割コードがある場合にのみ行われる。AB混合信号は、混合信号処理部123に送り、瞳分割信号Aと擬似瞳分割信号Cは瞳分割信号処理部125に送る。入力に対して、擬似瞳分割信号Cの分だけ出力側の帯域が必要となる。瞳分割信号Aおよび擬似瞳分割信号Cのビット数を落としてもよい。
混合信号処理部123は、混合同期コードとそれに続く行番号を見て、補正処理と、行の並べ換え処理を行う。
図9は、並べ変え処理の模式図である。各行の画素データの先頭に行番号があり、変数Vstr、Oend、Astr、Aend、Vendは決められた値であり、大小関係は、0≦Vstr<Oend<Astr<Aend<Vendである。
図9(a)は処理前の入力データの並びを示しており、上述したように、入力した画像データは、Oend−1とAstr、Aend−1とOend、およびAstr−1とAendとの間で不連続である。これを、図9(b)のように並べ替え処理をする。この処理は、各行の先頭に付加された行番号Vに基づいて画像データを行番号順に共有メモリ127に展開することで、簡単に実現できる。
また、行の並べ替え処理の他に電気的な要因の補正処理を行う。ここでの処理には、例えば、カメラ本体10内に記憶された画素毎のオフセットレベルの補正データの減算や、カメラ本体10内に記憶された欠陥画素の補正、といった処理が含まれる。これらの処理は、補正データの画素の並びと、読み出した画素の並びが一致している必要があるため、行の並べ替え後に補正を行う方が好ましいが、行番号から画素と補正データの対応をとれば並べ替え前に行うことも可能である。すべての処理が完了したら画像信号処理部124に完了信号を送る。
画像信号処理部124は、混合信号処理部123から完了信号を受け取った後に、共有メモリ127内のデータからJPEGなどの公知のフォーマットの画像ファイルを作成する一連の処理を行う。この処理には、ホワイトバランス調整やノイズ処理の他、レンズ制御部23より、撮影時のF値、瞳距離といったレンズユニット20の光学特性データを取得し、その内容に基づいて行う周辺光量補正、画像回復処理等の画像処理が含まれる。画像信号処理部124の処理が済んだ画像データは、出力ポート128を介して出力され、カメラ本体10に搭載されたTFTなどの表示器(不図示)への表示や、記録メディアへの記録が行われる。
一方、瞳分割信号処理部125は、瞳分割信号Aと擬似瞳分割信号Cに対し、行の並べ替え処理を除く、前述の混合信号処理部123でAB混合信号に施した処理と同等の処理を行う。さらに、瞳分割信号Aと擬似瞳分割信号Cに、画素の位置に応じた瞳分割光学シェーディング補正(画像処理)を行い、位相差AF演算部126に送る。瞳分割光学シェーディング補正は、画素に入射する光束の角度に依存して、光電変換部A201および光電変換部B202が受ける光束が制限されることで、特に画素の周辺で大きくなる、瞳分割信号Aと擬似瞳分割信号Cとの差を補正する。また、撮影レンズの絞りが小さいほど、また撮影レンズの瞳距離が小さいほど、光電変換部A201と光電変換部B202の入射角が大きくなり、信号の差が顕著となる。そのため、レンズ制御部23から、撮影時のF値、瞳距離を取得し、その条件下での瞳分割光学シェーディング補正データで補正をする。なお、事前にF値および瞳距離に応じた光学シェーディング補正データをカメラ本体10内に記憶させておくことが好ましい。さらに、レンズ制御部23からレンズ識別番号を取得し、光学シェーディング補正データをレンズの製品毎、あるいは個体毎に持ってもよい。
位相差AF演算部126は、瞳分割信号Aと擬似瞳分割信号Cの2像一致度を見てレンズ駆動量を計算する。AF専用センサを用いた公知の位相差検出方式と原理は同じであり、読み出し時のフォーカスレンズ位置から合焦位置までの方向と移動量が得られる。合焦位置までの方向と移動量をレンズ制御部23に送り、フォーカスレンズ駆動部24でフォーカスレンズ21を合焦位置に移動させる。
このように、第1の読み出し順序で読み出した場合に、瞳分割信号に対して像高に依存した補正処理を行うことができる。また、第2、第3の読み出し順序で読み出した場合においても、共通の瞳分割信号処理部125により、瞳分割信号に対して像高に依存した補正処理を行うことができる。
上記の通り本第1の実施形態によれば、任意の行から先に瞳分割信号を読み出し、瞳分割信号に像高に依存した補正処理を行うことが可能となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における撮像素子101は、第1の実施形態の撮像素子101と同様の構成を有するが、撮像素子101からの信号の読み出し方法が異なる。以下、第2の実施形態における読み出し方法について説明する。
第2の実施形態では、第1の実施形態に記載した第1の読み出し順序および第3の読み出し順序で行われる第1の読み出し制御を、同一行の瞳分割信号Aと瞳分割信号Bをそれぞれ単独で読み出すように変更する。
すなわち、図4(a)および図4(c)に示すAstr〜Aendの行で、画素から瞳分割信号Aの読み出し完了後に下記の要領で、瞳分割信号Bの読み出しを行う。まず、リセット信号pRESをアサートし、FD領域205内の電荷をリセットする。
FD領域205内の電荷のリセット完了後に、リセット信号pRESをネゲートすると共に、制御信号pTXBをアサートし、光電変換部B202の電荷をFD領域205に転送する。そして、十分な転送時間をおいてpTXBをネゲートする。その後、行選択信号pSELをアサートすることで、FD領域205に読み出したAB混合信号を、垂直信号線112を介して列AD部106に送ることができる。
なお、以下の説明において、上述したようにして瞳分割信号AおよびAB混合信号を読み出す制御を、第3の読み出し制御と呼ぶ。
なお、瞳分割信号Aと瞳分割信号Bとから位相差方式の焦点検出処理を行って、合焦位置までのレンズ駆動量を求めることは公知であるため、ここでは詳細説明は省略する。また、第1の実施形態と同様に、その他の行ではAB混合信号のみを読み出す、第2の読み出し制御を行う。
第2の実施形態では、同期コード付加部108で、瞳分割信号A、瞳分割信号B、AB混合信号のそれぞれに種類に応じた異なる同期コードを割り当てる。以降の説明では、瞳分割信号A、瞳分割信号B、AB混合信号に付加された同期コードを、それぞれ瞳分割(A)同期コード、瞳分割(B)同期コード、混合同期コードと呼ぶ。
図10(a)は、第2の実施形態における第2の読み出し制御によりAB混合データのみが読み出された行の1行分のデータ配列を模式的に表すものであり、図7(a)と同様である。図10(b)は、第3の読み出し制御により瞳分割信号Aと瞳分割信号Bが読み出された行の1行分のデータ配列を模式的に示したものである。
瞳分割信号Aと瞳分割信号Bには、それぞれ瞳分割(A)同期コードと、瞳分割(B)同期コードが付加される。また、各同期コードの後に同じ行番号Vがあり、その後ろに一行分の瞳分割信号Aと瞳分割信号Bが並ぶ。
次に、第2の実施形態において第3の読み出し順序で読み出された場合に信号処理部120で行われる信号処理について、図11に示す信号処理部120の構成を示すブロック図を用いて説明する。なお、図8に示す構成と同様の構成には同じ参照番号を付し、適宜説明を省略する。信号処理部120は、シリアル伝送受信部121、瞳分割信号混合部1110、混合信号処理部123、画像信号処理部124、瞳分割信号処理部125、位相差AF演算部126、共有メモリ127、出力ポート128,129を有する。
第2の実施形態では、擬似瞳分割信号Cを算出する必要がないため、擬似瞳分割信号演算部122が無い一方、Astr〜Aendの行ではAB混合信号が出力されないために、瞳分割信号混合部1110を追加している。瞳分割信号混合部1110は、図12に示すように同一の行番号が付加された、第3の読み出し制御により読み出されたAstr〜Aendの行の瞳分割信号Aと瞳分割信号Bを混合して、A+B信号を計算する。その他の構成に関しては、第1の実施形態で説明した機能の組み合わせにより実現可能である。
上記の通り第2の実施形態においても、任意の行から先に瞳分割信号を読み出し、瞳分割信号に像高に依存した補正処理を行うことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上述した第1および第2の実施形態では、1つのマイクロレンズに対して2つの光電変換部を有する構成としたが、3つ以上の光電変換部を有する構成であっても良い。
また、撮像装置100が、カメラ本体10とレンズユニット20から構成されている場合について説明したが、カメラ本体とレンズとが一体的に構成された撮像装置に適用することができる。
また、撮像装置100は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラのようなカメラはもとより、カメラ機能付き携帯電話、カメラ付きコンピュータなど、カメラ機能を備える任意の電子機器であっても良い。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:カメラ本体、20:レンズユニット、100:撮像装置、101:撮像素子、102:画素、103:画素部、104:垂直走査部、105:タイミング制御部、108:同期コード付加部、109:読出行情報付加部、120:信号処理部、201:光電変換部A、202:光電変換部B

Claims (19)

  1. 行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する画素部と、
    前記複数の光電変換部から、瞳分割信号を得られるように読み出す第1の読み出し制御と、各マイクロレンズごとに対応する前記複数の光電変換部に蓄積された電荷を混合して混合信号を読み出す第2の読み出し制御のいずれかにより、前記画素部の読み出しを行うように制御する制御手段と、
    行単位で前記画素部の読み出し順序を決定する決定手段と、
    前記決定された読み出し順序で読み出された行単位の信号に、信号の種類を示す情報と、読み出した行番号を示す行情報とを付加する付加手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記画素部の受光領域において所定の期間で蓄積された電荷を前記第1の読み出し制御により読み出す行を、前記第2の読み出し制御により読み出す行よりも先に読み出すように、前記読み出し順序を決定することを特徴とする撮像素子。
  2. 前記第1の読み出し制御により読み出す行は、焦点検出を行う領域を含む行であることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記第1の読み出し制御では、前記各マイクロレンズに対応する前記複数の光電変換部のうち、一部の光電変換部に蓄積された電荷に対応する第1の瞳分割信号を読み出した後、該複数の光電変換部に蓄積された電荷を混合して混合信号を読み出す制御を行い、
    前記信号の種類は、該第1の瞳分割信号を示す情報と、該混合信号を示す情報とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子。
  4. 前記第1の読み出し制御では、前記各マイクロレンズに対応する前記複数の光電変換部のうち、一部の光電変換部に蓄積された電荷に対応する第1の瞳分割信号を読み出した後、残りの光電変換部に蓄積された電荷に対応する第2の瞳分割信号を読み出す制御を行い、
    前記信号の種類は、該第1の瞳分割信号を示す情報と、該第2の瞳分割信号を示す情報とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子。
  5. 請求項3に記載の撮像素子と、
    前記第1の読み出し制御により読み出された前記混合信号と、前記第2の読み出し制御により読み出された前記混合信号とを、前記行情報に応じて、行番号順となるように並べ替える処理手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  6. 前記第1の読み出し制御により読み出された前記混合信号から前記第1の瞳分割信号を減算して、第2の瞳分割信号を算出する算出手段を更に有することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 請求項4に記載の撮像素子と、
    前記第1の瞳分割信号と前記第2の瞳分割信号を混合して、混合信号を算出する算出手段と、
    前記第2の読み出し制御により読み出された前記混合信号と、前記算出手段により算出された前記混合信号とを、前記行情報に応じて、行番号順となるように並べ替える処理手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 前記第1の瞳分割信号と、前記第2の瞳分割信号とに基づいて、位相差方式の焦点検出処理を行う焦点検出手段を更に有することを特徴とする請求項6または7に記載の撮像装置。
  9. 前記行情報に基づいて、前記混合信号および第1および第2の瞳分割信号に対して、画素の位置に応じた画像処理を行う画像処理手段を更に有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記画像処理手段は、前記処理手段により並び替えされた前記混合信号に対して前記画像処理を行うことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記画像処理は、シェーディング補正を含むことを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  12. 行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する画素部を含む撮像素子の制御方法であって、
    制御手段が、前記複数の光電変換部それぞれに蓄積された電荷に対応する瞳分割信号を得られるように読み出す第1の読み出し制御と、各マイクロレンズごとに対応する前記複数の光電変換部に蓄積された電荷を混合して混合信号を読み出す第2の読み出し制御のいずれにより、前記画素部の読み出しを行うかを行単位で決定する第1の決定工程と、
    前記制御手段が、行単位で前記画素部の読み出し順序を決定する第2の決定工程と、
    付加手段が、前記決定された読み出し順序で読み出された行単位の信号に、信号の種類を示す情報と、読み出した行番号を示す行情報とを付加する付加工程と、を有し、
    前記第2の決定工程では、前記画素部の受光領域において、前記第1の読み出し制御により読み出す行を、前記第2の読み出し制御により読み出す行よりも先に読み出すように、前記読み出し順序を決定することを特徴とする撮像素子の制御方法。
  13. 請求項3に記載の撮像素子から出力された信号を処理する信号処理方法であって、
    処理手段が、前記第1の読み出し制御により読み出された前記混合信号と、前記第2の読み出し制御により読み出された前記混合信号とを、前記行情報に応じて、行番号順となるように並べ替える工程を有することを特徴とする信号処理方法。
  14. 算出手段が、前記第1の読み出し制御により読み出された前記混合信号から前記第1の瞳分割信号を減算して、第2の瞳分割信号を算出する工程を更に有することを特徴とする請求項13に記載の信号処理方法。
  15. 請求項4に記載の撮像素子から出力された信号を処理する信号処理方法であって、
    算出手段が、前記第1の瞳分割信号と前記第2の瞳分割信号を混合して、混合信号を算出する算出工程と、
    処理手段が、前記第2の読み出し制御により読み出された前記混合信号と、前記算出工程で算出された前記混合信号とを、前記行情報に応じて、行番号順となるように並べ替える工程と
    を有することを特徴とする信号処理方法。
  16. 焦点検出手段が、前記第1の瞳分割信号と、前記第2の瞳分割信号とに基づいて、位相差方式の焦点検出処理を行う焦点検出工程を更に有することを特徴とする請求項14または15に記載の信号処理方法。
  17. 画像処理手段が、前記行情報に基づいて、前記混合信号および第1および第2の瞳分割信号に対して、画素の位置に応じた画像処理を行う工程を更に有することを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の信号処理方法。
  18. コンピュータに、請求項13乃至17のいずれか1項に記載の信号処理方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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