JP7277263B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関するものである。
デジタルカメラの高機能化が進むにつれて、撮像素子から得られる画素信号に基づく演算の種類が増えてきている。これらの演算により得られる情報は、例えばオートフォーカス(AF)制御におけるレンズ駆動のために使用される。このレンズ駆動を高速に行うことによって、カメラの連写時におけるフレームレートを向上させることができるため、できるだけ高速に演算を終了させることが必要である。そこで、演算が終了するまでの時間を短縮するための種々の方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、画素アレイの一部に焦点検出画素が存在する構成において、第1のモードと第2のモードとを切り替えて、画素から信号を出力する撮像装置が開示されている。まず、第1のモードでは、画素が配置された順番に信号を出力する。一方、第2のモードでは、焦点検出領域の焦点検出用画素とその周辺画素から先に信号を出力し、残りの画素の信号を後から出力する。この構成において、第2のモードは、第1のモードと比較して焦点検出用画素の信号を早く出力できるため、その後の焦点検出演算とそれに続くフォーカスレンズの駆動を早く終わらせることができる。
特開2016-72695号公報
上述したように、特許文献1に開示された従来技術では、第2のモードは、画像信号を出力する順番が画素の配置の順番とは異なる。しかしながら、メカシャッタを開いたまま画素から信号を順次出力する電子シャッタ方式で動きのある被写体を撮影すると、次のような問題があった。すなわち、焦点検出領域が画面の上部に接していない場合に、先に焦点検出領域の焦点検出用画素から信号を出力すると、焦点検出領域の上下領域で露光(電荷蓄積)のタイミングが異なることになる。その結果、画像としては、焦点検出領域の上下の境目で不連続な、違和感のあるものとなってしまう。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、電子シャッタ方式で撮影を行う場合に、複数の画素から得られた信号に基づく演算が終了するまでの時間を短縮しつつ、撮影された画像の違和感を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、各々が複数の光電変換部および1つのマイクロレンズを備えた画素が複数配置された画素部と、前記画素部を駆動する駆動手段と、前記画素部から出力された画像データを記憶する記憶手段と、前記画像データの一部である第1の画像データを用いた演算を行う第1の処理と、前記画像データに対して画像を得るための処理を行う第2の処理とを行う少なくとも1つの画像処理手段と、前記画素部から出力された画像データを、前記記憶手段および前記画像処理手段に転送する制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画素部から出力された画像データのうち、少なくとも前記第1の画像データの一部、前記記憶手段に格納せずに前記画像処理手段に転送し、前記第1の画像データの残りと、前記画素部から出力された画像データのうち、第2の画像データを、前記記憶手段に記憶し、前記第1の画像データの残りと、前記第2の画像データを、前記記憶手段から前記画像処理手段に転送するように制御し、前記駆動手段は、前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを前記画像処理手段に転送する順序とは異なる所定の順序で前記画像データを出力するように前記画素部を駆動する。
本発明によれば、電子シャッタ方式で撮影を行う場合に、複数の画素から得られた信号に基づく演算が終了するまでの時間を短縮しつつ、撮影された画像の違和感を低減することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る撮像素子の構成を示す図。 第1の実施形態における撮像素子、フロントエンド、DSPの内部構成を示すブロック図。 第1及び第2の実施形態の画素アレイにおける第1画素群と第2画素群の分布例を示す図。 第1の実施形態における処理を示すタイミングチャート。 実施形態に係る撮像素子の構成例を示す図。 第2の実施形態の撮像素子、フロントエンド、DSPの内部構成を示すブロック図。 第2の実施形態における処理を示すタイミングチャート。 第3の実施形態の撮像素子、フロントエンド、DSPの内部構成を示すブロック図。 第3の実施形態における処理を示すタイミングチャート。 第3の実施形態における画素アレイの第1画素群と第2画素群の分布例を示す図。 第3の実施形態における処理を示すタイミングチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。図1において、第1レンズ100は撮影光学系120の先端に配置されている。絞り101は、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行う。第2レンズ102及び第3レンズ103は、フォーカスアクチュエータ117によって駆動され、光軸方向に進退することにより、撮影光学系120の焦点を調節する。
フォーカルプレーンシャッタ104は、静止画撮影時に露光秒時を調節する。光学的ローパスフィルタ105は撮影画像の偽色やモアレを低減するために用いられる。撮像素子106は、撮影光学系120により形成された被写体の光学像を電気信号に光電変換する。フロントエンド(FE)107は、メモリと転送部を内蔵し、撮像素子106から画像データを受信し、その一部または全部をメモリに格納し、後段のDigital Signal Processor(DSP)108へと送信する。
DSP108は所定の画像処理を行う。すなわちDSP108は撮像素子106で撮影され、フロントエンド107から送信された画像データに対して、補正・圧縮等の処理を行う。また、送信された画像データを、後述するように位相差を有するA像データとB像データに分離する分離機能や、A像データとB像データを用いた相関演算を行う相関演算機能を有する。さらに、表示部111に表示するために画像データを加工する処理や、画像データを記録媒体113に記録するための処理を行う。なお、撮像素子106、フロントエンド107、DSP108における信号処理に関する詳細については後述する。
RAM109は、フロントエンド107からの出力データを保持する機能と、DSP108で処理された画像データを記憶する機能と、CPU110が動作を行う際のワークメモリとしての機能を兼備する。なお、アクセス速度が十分に速く、動作上問題のないレベルのメモリであれば、RAM以外の他の種類のメモリを用いることも可能である。また本実施形態では、RAM109は、DSP108、CPU110の外部に配置されているが、その一部または全部の機能をDSP108やCPU110に内蔵する構成であってもよい。
表示部111は、DSP108によって処理された静止画像や動画像及びメニュー等の表示を行う。操作部112は、撮影命令や撮影条件等の設定をCPU110に対して行う。記録媒体113は、静止画データ及び動画データを記録する着脱可能な記録媒体、ROM114は、CPU110が各部の動作を制御するためにロードして実行するプログラムを格納する。
CPU110は、撮像装置の各部を制御するためのプログラムを実行し、撮像装置の動作を統括的に制御する。また、DSP108から出力される相関演算の結果を用いて、フォーカス駆動回路116を制御し、撮影光学系120の焦点を調節する機能も有する。フォーカス駆動回路116は、CPU110からの指示に基づいてフォーカスアクチュエータ117を制御し、第2レンズ102及び第3レンズ103を光軸方向に進退駆動して焦点調節を行う。
更に、CPU110は、公知の測光方法による測光結果や、操作部112からの設定に基づいて、シャッタ駆動回路115及び絞り駆動回路118を制御する。CPU110からの指示に基づいて、シャッタ駆動回路115は、フォーカルプレーンシャッタ104を駆動制御し、絞り駆動回路118は、絞りアクチュエータ119を制御して、絞り101の開口を制御する。
次に、本実施形態における撮像素子106の構成について、図2を参照しながら説明する。なお、図2(a)は、撮像素子106の画素アレイ(画素領域)200を示す図である。図2(a)に示すように、画素アレイ200には、単位画素201が行列方向に複数配置されている。それぞれの単位画素201は、1つのマイクロレンズ202を有し、各マイクロレンズ202下に、光電変換部として2つのフォトダイオード(PD)203a,203bを有する。
図2(b)は、単位画素201の詳細な回路構成を説明する図である。図2(b)において、PD203aとPD203bは前述した同一のマイクロレンズ下で単位画素201を構成するPDである。転送スイッチ204aは信号φtxaによって制御され、転送スイッチ204bは信号φtxbによって制御される。この信号φtxa、φtxbをHigh(以下Highを「H」と記す。)にすることによって、PD203a,203bに蓄積された電荷をフローティングディフュージョン部(FD)205に転送することができる。転送スイッチ204a,204bのON/OFFは独立に制御することができるため、PD203a,203bに蓄積された電荷は、独立に転送することができる。
リセットスイッチ206はFD205を初期化するためのスイッチであり、信号φpresによって制御される。画素アンプ用トランジスタ207は、選択スイッチ208、及び後述する垂直出力線211を介して、後述する定電流源212に接続されている。選択スイッチ208の入力信号φselがHになると、画素アンプ用トランジスタ207は定電流源212と接続され、画素アンプを形成する。FD205はこの画素アンプに接続されているため、PD203a,203bからFD205に転送された電荷は、画素アンプによって電荷量に応じた電圧値に変換され、垂直出力線211に画素信号として出力されることになる。
このような構成を有する単位画素201では、異なる瞳領域を通過した光束をマイクロレンズ202により単位画素を構成する2つのPD203a,203bに結像する。そして、2つのPD203a,203bの各々で発生した電荷に応じた信号を加算した信号(A+B像信号)を撮像信号、個々のPD203a,203b各々で発生した電荷に応じた2つの信号(A像信号、B像信号)をAF用信号(焦点検出用信号)として用いる。
なお、撮像信号とAF用信号をそれぞれ出力してもよいが、処理負荷を考慮して、次のようにしてもよい。即ち、撮像信号(A+B像信号)と、PD203a,203bのいずれか一方のAF用信号(例えばA像信号)とを出力し、差分を取ることで、視差を有するもう一方のAF用信号(例えばB像信号)を取得する。または、PD203a,203bのAF用信号(A像信号、B像信号)をそれぞれ出力し、出力された信号を加算することで撮像信号(A+B像信号)を取得する。
そして、複数の画素から出力された複数のA像信号と複数のB像信号をそれぞれまとめることで、撮像面位相差検出方式によるAF(以下、「撮像面位相差AF」という。)に用いられる一対の像データ(A像データ、B像データ)を得る。後述するDSP108では、該一対の像データに対する相関演算を行って、これら一対の像データのずれ量である位相差(以下、「像ずれ量」という。)を算出し、さらに算出した像ずれ量から撮影光学系のデフォーカス量及びデフォーカス方向を算出する。
なお、本実施形態では各画素において、1つのマイクロレンズ202に対して2つのPD203a,203bを有する構成としているが、フォトダイオードの数は2つに限定されず、それ以上であってもよい。また、瞳分割方向も水平方向に限られるものでは無く、垂直方向であっても良い。また、マイクロレンズ202に対して受光部の開口位置が異なる画素を複数有するようにしてもよい。つまり、結果として位相差検出用の2つ以上の信号が得られる構成であればよい。
また、本発明は図2(a)に示すように全ての画素が複数のフォトダイオードを有する構成に限らず、画素アレイ200を構成する通常画素内に、図2(b)に示すような焦点検出用画素を離散的に設ける構成であってもよい。また、同じ画素アレイ200内において互いに異なる分割方法で分割された複数種類の画素が含まれてもよい。
さらに、単位画素下の画素が必ずしも分割されている必要はなく、例えば画素アレイ200の一部の画素の左半分が遮光されていて、また別の一部の画素の右半分が遮光されている構成をとってもよい。この場合、異なる画素の信号に基づいて、位相差検出用の信号が得られる構成となる。
また、本実施形態では、DSP108で行う処理として、撮像面位相差AFを例に挙げて説明するため、撮像素子106が上述した構成を有するが、本発明はこれに限られるものでは無い。例えば、撮像面位相差AFを行わず、DSP108がそれ以外の演算を行う場合には、単位画素が複数のフォトダイオードを有さなくてもよい。
図2(c)は、撮像素子106の詳細な回路構成を示す。画素アレイ200には、水平方向に(m+1)個、垂直方向に(n+1)個の複数の単位画素201が配置されている。タイミングジェネレータ(TG)210は、CPU110によってプログラムされた設定に従って、各回路ブロックに制御パルスを供給する。
垂直走査回路209は、画素にパルスを送ることで、各画素における電荷蓄積時間を制御する(電子シャッタ)。まず、リセットスイッチ206と転送スイッチ204a,204bを同時にONすることで、PD203a,203bを電源電位VDDにリセットすることができる。この状態から、転送スイッチ204a,204bをOFFすることで、PD203a,203bにおいて電荷の蓄積が開始される。そして、リセットスイッチ206をOFFしてFD205のリセットを解除してから、転送スイッチ204a,204bをONすることで、蓄積された電荷の転送を行う。そして、転送された電荷に対応する画素信号を垂直出力線211へ出力する。また、特定の画素を選択し、選択画素と非選択画素とで駆動を切り替えることもできる。なお、本実施形態では、TG210は撮像素子106に内蔵されているが、撮像素子106の外部に配置される構成でも構わない。
各単位画素201で光電変換して得られたた画素信号は、前述のように垂直走査回路209から供給される駆動信号によって、垂直出力線211へと行単位で出力される。定電流源212は、前述した画素アンプ用トランジスタ207と組み合わされてソースフォロワ回路を形成する。読み出し回路213は、各列の垂直出力線211に出力された画素信号を増幅する機能を有する。AD変換回路(ADC)214は、読み出し回路213の出力をデジタル信号へ変換する。ADC214によって変換されたデジタル信号は、水平走査回路215によって順に選択されて、出力部216から撮像素子106の外部へ画像データとして出力される。
なお、本実施形態では、電子シャッタ機能を利用して、画素アレイ200から様々な順序で信号を出力することが可能である。例えば、画面の一番上または下から順に電荷蓄積及び信号出力を行う方法がある。また、例えば偶数行の連続する2行を取得し、その次に前記2行の間の2行を含む奇数行の連続する2行を取得し、それを交互に繰り返すように、1行以上、飛び越しながら、行を変えて繰り返し電荷蓄積及び信号出力を行うことで、最終的に画素アレイ200の全画素から画像信号を得る方法などもある。このほかにも種々の信号出力方法があり得るが、得られた画像に明らかなギャップが現れないような信号出力方法であればよい。
続いて、第1の実施形態における撮像素子106、フロントエンド107、DSP108の詳細な構成について、図3を参照しながら説明する。フロントエンド107は、RAM300を含み、前述のフロントエンド107に内蔵されるメモリの役割を担っている。このRAM300は、撮像素子106の出力部216から出力された少なくとも1フレーム分の画像データを格納する。なお、本実施形態ではフロントエンド107に含まれるメモリをRAMとする構成であるが、アクセス速度が十分に速く、動作上問題のないレベルのメモリであれば、他の種類のメモリを用いることも可能である。転送回路301は、RAM300に格納された画像データをDSP108へと転送する。制御回路302は、RAM300と転送回路301を制御し、画像データが転送される順序を制御する。
DSP108には受信回路303が内蔵されており、転送回路301から転送されてきた画像データを、並べ替え回路304及び演算回路305に送る。並べ替え回路304は、転送回路301から送られてきた画像データの順番を、例えば、画素アレイ200の単位画素201の物理配列順や、後段の処理回路(不図示)のために好適な順番に並べ替えることができる。演算回路305は、画像データに基づいた種々の演算を行うことができる。なお、以下の説明においては一例として、前述のA像信号及びB像信号からA像データ及びB像データを生成し、得られたA像データ及びB像データの相関演算を行って、第2レンズ102及び第3レンズ103を駆動するためのデフォーカス量を得る場合について説明する。
他にも演算回路305では、表示部111に表示する画像を作成する演算、A像データとB像データから画像の深度情報を得るデフォーカスマップを作成する演算、被写体の動きを検出する追尾演算、露出をコントロールするためのAE演算等を行うことができる。また、画像のホワイトバランスを決定するためのWB演算、画像のフリッカを検出するための演算、フラッシュの発光量を決定するための調光演算、なども考えられる。なお、演算回路305で行うことができる演算は、ここに挙げた構成及び演算に限定されない。
なお、上述した相関演算に代表されるように、DSP108内の演算回路305で行われる演算は、必ずしも全画面の情報を必要とするものではない。図4は、全画面の中で演算に使用される領域を示した例である。ここでは、全画面400は、例えば画素アレイ200全体を示すが、その他にも、画素アレイ200の一部の画素をクロップして出力する場合、画素アレイ200の一部領域であってもよい。
測距枠401は、例えば操作部112を介して設定された被写体が存在する領域であり、この枠内の単位画素201から出力された画像信号を用いて演算回路305で相関演算を行う。その際、例えば垂直走査回路209を用いて、相関演算に使用する画素行を選択することができる。以下、選択された画素行に含まれる単位画素201を第1画素群402、選択されなかった画素行に含まれる単位画素201を第2画素群403とする。この場合、第1画素群402から出力された画像データは演算回路305での演算に使用されるが、第2画素群403から出力された画像データは使用されない。
次に、図5に示すタイミングチャートを参照して、画像の撮影を行った後、演算回路305で相関演算を行い、その情報に基づいてレンズを駆動させ、次のフレームの画像を撮影する場合の本第1の実施形態における処理について説明する。まず、時刻t10で電荷蓄積を開始し、時刻t11で蓄積された電荷に応じた画素信号をデジタル信号に変換することで得られる画像データの出力を開始する。本実施形態では、PD203a,203bのリセット解除から単位画素201外への電荷に応じた画素信号の出力までが、電荷蓄積時間、すなわち露光時間に相当し、行単位で順次制御される。この際に、画像信号は、単位画素201が第1画素群402に属するか第2画素群403に属するかは関係のない所定の順序で取得される。また、信号の出力開始と同時に、出力された画像データをRAM300に順次格納し始める。
時刻t12において、撮像素子106から出力された画像データのRAM300への格納が完了すると、同時に、第1画素群402の画像データがRAM300から出力され、フロントエンド107の転送回路301からDSP108への転送を順次開始する。第2画素群403の画像データの一部は、第1画素群402の画像データよりも先に撮像素子106から出力されているが、この時点ではRAM300に格納したまま出力しない。時刻t13において、第1画素群402に対応する全画像データの転送が完了すると、DSP108内の演算回路305では相関演算を開始する。同時に、RAM300からは第2画素群403に対応する画像データの転送を開始する。
時刻t14において相関演算が完了すると、その結果に基づいて、CPU110はレンズの駆動を開始する。時刻t15でレンズの駆動が完了すると、次の蓄積を開始できる状態になるため、同時に次フレームの蓄積を開始する。時刻t16では時刻t13で転送が開始された第2画素群403の画像データの転送が完了する。この転送の完了を以て、1枚の画像の撮影が終了する。
なお、上述したように、RAM300から第1画素群402に対応する画像データを先に転送した場合、DSP108における画像データの受信順が、単位画素201の物理配列順から入れ替わってしまう。そのため、並べ替え回路304において、転送されてきた画像データを単位画素201の物理配列順に並び替えることによって、1枚の画像を取得することができる。
以上説明したように第1の実施形態によれば、撮像素子からの画像データの取得は画像の違和感を低減する順番で行いつつ、次フレームの撮影に必要な演算を先に行うことができるため、画像の違和感を低減しつつもフレームレートを向上させることができる。特に、撮像素子106からフロントエンド107内のRAM300への転送レートよりもフロントエンド107からDSP108への転送レートの方が遅い場合に有効である。
なお、本実施形態では、DSPを一つのみ設ける例について説明したが、複数のDSPを設けるように構成し、各機能を分担するようにしてもかまわない。例えば、第1のDSPは、第1画素群402および第2画素群403の画像データの補正処理、表示部111に表示するための処理や記録媒体113に記録するための処理を行う。また、第2のDSPは、第1画素群402のA像データとB像データを用いた相関演算を行う。
(撮像素子106、フロントエンド107のチップ構成について)
撮像素子106、フロントエンド107の具体的なチップ構成は、いくつかの構成が考えられる。図6は、チップ構成に関する複数の具体的な例を示す図である。図6(a)は構成例1を示しており、撮像素子106が第1の半導体基板上に形成されて第2のチップ600を成し、フロントエンド107が第2の半導体基板上に形成されて第3のチップ601を成している。この2つのチップは第1の電気基板603に搭載され、第2の電気基板604に搭載されている、少なくともDSP108が含まれる第1のチップ602に接続されている。
図6(b)は構成例2を示しており、撮像素子106が第3の半導体基板上に形成され、フロントエンド107が第4の半導体基板上に形成され、それらが積層されることによって第4のチップ605を成している。第4のチップ605は第1の電気基板603に搭載され、第2の電気基板604に搭載されている、少なくともDSP108が含まれる第1のチップ602に接続されている。
図6(c)は構成例3を示しており、撮像素子106とフロントエンド107が第5の半導体基板上に形成され、第5のチップ606を成している。第5のチップ606は第1の電気基板603に搭載され、第2の電気基板604に搭載されている、少なくともDSP108が含まれる第1のチップ602に接続されている。
このように、基板やチップの構成は上記構成を含む種々の構成の中から好適なものを選択することができ、これらのうちのどの構成においても第1の実施形態の効果は変わらない。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、撮像素子106から出力された1フレーム分の全画像データを一旦RAM300に格納した。そして、その後、第1画素群402に対応する画像データをRAM300から出力し、更にその後、第2画素群403に対応する画像データをRAM300から出力してDSP108へと転送した。これに対し、第2の実施形態では、1フレーム分の画像データの少なくとも一部をRAM300に格納しない転送方法について説明する。
図7は、第2の実施形態における撮像素子106、フロントエンド107、DSP108の構成を示すブロック図である。なお、図7において、図3と同様の構成には同じ参照番号を付し、適宜説明を省略する。第2の実施形態におけるフロントエンド107は、図3に示す構成に、ルータ700とセレクタ701を追加し、制御回路702が、ルータ700、セレクタ701、RAM300を制御するところが第1の実施形態と異なる。ルータ700は、撮像素子106から出力された画像データをRAM300に格納させるか、セレクタ701に出力するかを、制御回路702からの制御信号によって切り替える。セレクタ701は、転送回路301から転送する画像データを、ルータ700からの画像データにするかRAM300からの画像データにするかを、制御回路702からの制御信号によって切り替える。なお、これ以外の構成は、図1及び図2を参照して説明した撮像装置の構成と同様であるため、説明を省略する。
第2の実施形態では、ルータ700とセレクタ701が、フロントエンド107内に個別に存在する構成として説明する。しかしながら、例えばRAM300にスルー機能があって、RAM300に対して読み書きが発生しないような経路を選択できるような構成であれば、ルータ700とセレクタ701を追加しなくてもよい。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、その他あらゆる構成が可能である。
図8は、第2の実施形態における処理を示すタイミングチャートであって、第1画素群402に対応する画像データをRAM300に格納しないで転送し、その後、RAM300から第2画素群403の画像データを転送する例を示す。まず、時刻t20で電荷蓄積を開始し、時刻t21で画像データの出力を開始する。この際に、画像データは、単位画素201が第1画素群402に属するか第2画素群403に属するかには関係のない所定の順序で取得される。ここでは、図4に示すように測距枠401が画面の中間部分にあり、画面の上部から下部に向かって、画像データを順次行単位で出力するものとして説明する。この場合、画像データの出力と同時に、制御回路702は第2画素群403から出力された画像データをRAM300に格納するようにルータ700を制御する。
時刻t22で、第1画素群402の画像データの出力が開始されると、制御回路702は、画像データをRAM300に格納せずにDSP108に転送を開始できるようにルータ700、セレクタ701を制御する。そして、DSP108に対して第1画素群402の画像データの転送を始める。ただし、フロントエンド107の転送回路301の出力レートが撮像素子106の出力部216の出力レートよりも遅い場合は、RAM300に第1画素群402のデータの一部を格納してもよい。すなわち、その場合、第1画素群402の少なくとも一部の画素から出力された画像データはRAM300に格納され、フロントエンド107の転送レートで出力できるように制御する。
時刻t23では、全画像データの出力、及び、第2画素群403からの画像データ及び第1画素群402の一部の画像データのRAM300への格納が完了するが、この時点において第1画素群402のデータの転送は半ばまで済んでいる。時刻t24で第1画素群402の画像データの転送が完了すると、この時点から相関演算を開始することができる。また同時に、第2画素群403の画像データの転送を開始する。
時刻t25において相関演算が完了すると、その結果に基づいて、CPU110はレンズの駆動を開始する。時刻t26でレンズの駆動が完了すると、次の蓄積を開始できる状態になるため、同時に次フレームの蓄積を開始する。時刻t27では時刻t24で転送が開始された第2画素群403の画像データの転送が完了する。図8に示す処理では、第1の実施形態で説明した図5に示す処理と比較して、より早いタイミングで相関演算を終えることができる。
上記の通り本第2の実施形態によれば、よりも早く相関演算を終えることができる。その結果、次フレームの蓄積の開始タイミングを早めることができるため、撮影フレームレートを向上させることができる。
なお、上述したように、第1画素群402に対応する画像データを先に転送した場合、DSP108における画像データの受信順が、単位画素201の物理配列順から入れ替わってしまう。そのため、並べ替え回路304において、転送されてきた画像データを単位画素201の物理配列順に並び替えることによって、1枚の画像を取得することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図9は、本第3の実施形態における撮像素子106、フロントエンド107、DSP108の構成を示すブロック図である。図9に示す構成は、図7に示す構成のうち、並べ替え回路304が無い場合を示している。なお、図9において、図7と同様の構成には同じ参照番号を付し、適宜説明を省略する。また、これ以外の構成は、図1及び図2を参照して説明した撮像装置の構成と同様であるため、説明を省略する。
図10は、第3の実施形態における処理を示すタイミングチャートである。第3の実施形態では、第2の実施形態において図8を参照して説明した方法と同様に、第1画素群402の画像データを出力した直後から送信するが、第1画素群402の画像データもすべてRAM300に格納する。そして第1画素群402の画像データの送信が終了した後、第2画素群403の画像データとともに、もう一度第1画素群402の画像データを転送する。
時刻t30で電荷蓄積を開始し、時刻t31で画像データの出力を開始する。この際に、画像データは、単位画素201が第1画素群402に属するか第2画素群403に属するかには関係のない所定の順序で取得される。また、これと同時に出力された画像データのRAM300への格納を開始する。ここでは、図4に示すように測距枠401が画面の中間部分にあり、画面の上部から下部に向かって、画像信号を順次行単位で出力するものとして説明する。
時刻t32では、第1画素群402の画素データの出力を開始する。このとき、制御回路702は、画像データをRAM300に格納しつつ、同時にDSP108にも転送できるようにルータ700、セレクタ701を制御し、DSP108に対して第1画素群402の画像データの転送を始める。時刻t33では、全画像データのRAM300への格納が完了するが、この時点において第1画素群402の画像データの転送は半ばまで済んでいる。時刻t34に第1画素群402の画像データの転送が完了すると、この時点から相関演算を開始することができる。
時刻t34から始まる第1画素群402と第2画素群403の画像データの転送では、RAM300に格納された画像データの順番を並び替えて転送することができる。例えば、画素アレイ200の画素配列順に並び替えて転送することによって、DSP108内に画像を並び替えるための並べ替え回路304が無くとも、適切な順番で画像データを出力することができる。
時刻t35において相関演算が完了すると、その結果に基づいて、CPU110はレンズの駆動を開始し、時刻t36で完了する。しかしこの時点では、まだRAM300から画像データの転送が終わっていないため、すぐに画像の蓄積を開始すると次フレームの画像データをRAM300に格納できなくなる。そのため、時刻t37での蓄積の開始は、時刻t38でRAM300からのが画像データの転送が終わるまで、出力が開始されないようなタイミングとなるように制御する。そして、時刻t38でRAM300から画像データの転送が終了すると、同時に次フレームの画像データの出力を開始する。
上記の通り第3の実施形態によれば、DSP108内に並べ替え回路304を具備しない構成においても、相関演算を早期に開始することができると共に、画像の違和感を低減することができる。
なお、第1~第3の実施形態では、第1画素群402の画像データの転送が全て完了してから相関演算を開始するものとして説明した。しかしながら、第1画素群402の画像データの一部だけで相関演算が開始できるのであれば、第1画素群402の画像データの転送をすべて待ってから演算を開始する必要はなく、演算に必要な画像データが揃い次第、演算を開始すれば良い。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第1~第3の実施形態においては、演算回路305が行う演算は相関演算の1種類のみであって、演算に使用する画像信号が1種類である例を開示した。しかし、先に挙げたように、一般に、演算回路305が行う演算には複数の種類がある。そして複数の演算が共存するシステムにおいては、演算の目的に応じて異なる性質の画像信号を使用することが考えられる。なお、第4の実施形態における撮像装置の構成は、第1~第3の実施形態で用いた撮像装置のいずれの構成を有していても良いため、ここでは説明を省略する。ただし、以下の説明では、撮像素子106、フロントエンド107、DSP108は図3に示す構成を有し、画面の上部から下部に向かって、画像信号を順次行単位で出力するものとして説明する。
図11は、全画面の中で演算に使用される領域を複数種類示した例である。なお、図11において、図4と同一の構成には同一の符号を付している。本第4の実施形態では、演算回路305でライブビュー(LV)表示画像作成(第1の演算)と相関演算(第2の演算)とを行う場合を考える。第1の演算には、解像度が低くてもよいので画面全体の画像データが必要である一方、第2の演算を行う場合には、測距枠401に対応する領域だけでよいので高解像度の画像データが必要である。このように、この2種類の演算に使用する画像データは性質が異なっている。
図11では、第1の演算に使用する第3画素群900を破線で表現しており、前述したように、画面全体に低解像度で分布している。一方、第2の演算に使用する第1画素群402を斜線をかけられた領域で表現しており、前述したように、測距枠401が存在する領域に高解像度で分布している。
図12は、第4の実施形態における処理を示すタイミングチャートである。まず、時刻t40で電荷蓄積を開始し、時刻t41で画像データの出力を開始する。なお、画像データは、画素が第1画素群402、第2画素群403、第3画素群900のいずれに属するかは関係のない所定の順序で取得される。また、出力開始と同時に、出力された画像データをRAM300に格納し始める。
時刻t42において、撮像素子106から出力された画像データのRAM300への格納が完了すると、同時に、第1の演算に使用する第3画素群900の画像データの転送を開始する。時刻t43で、第3画素群900の画像データの転送が完了すると、第1の演算(LV表示画像作成)が演算回路305で行われ、この演算によって作成された画像を、表示部111に表示することができるようになる。
時刻t43では同時に第2の演算に使用される画像データの転送を開始する。時刻t44では第2の演算に使用される画像データの転送が完了し、この時点で第2の演算(相関演算)が演算回路305で開始される。時刻t46では第2の演算が完了し、レンズ駆動を始めることができる。時刻t47ではレンズ駆動が終了するので、次フレームに出力する画像の蓄積を開始することができる。時刻t48では第2画素群403の転送を終了し、1フレームの撮像を終了する。
以上説明したように第4の実施形態によれば、DSP108内の演算回路305で複数の異なる演算を行う場合に、演算に使用する順番で画像データを転送する方法について開示した。この方法によって、複数の演算がある場合に全ての演算が完了するまでの時間を短縮するように画像データのやりとりを行うことができる。
また、画像データの転送順序は、例えば、第3画素群900よりも第1画素群402の画像データを先に転送するなど、撮像装置の構成に応じた順序を選択すればよく、上述した説明における順序に限定されるものではない。なお、本実施形態においても複数のDSPを設けるように構成し、各機能を分担するようにしてもかまわない。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:絞り、102:第2レンズ、103:第3レンズ、104:フォーカルプレーンシャッタ、106:撮像素子、107:フロントエンド(FE)、108:DSP、109:RAM、110:CPU、111:表示部、115:シャッター駆動回路、116:フォーカス駆動回路、117:フォーカスアクチュエータ、118:絞り駆動回路、119:絞りアクチュエータ、120:撮影光学系、209:垂直走査回路、216:出力部、300:RAM、301:転送回路、302,702:制御回路、303:受信回路、304:並べ替え回路、305:演算回路、401:測距枠、402:第1画素群、403:第2画素群、700:ルータ、701:セレクタ

Claims (11)

  1. 各々が複数の光電変換部および1つのマイクロレンズを備えた画素が複数配置された画素部と、
    前記画素部を駆動する駆動手段と、
    前記画素部から出力された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記画像データの一部である第1の画像データを用いた演算を行う第1の処理と、前記画像データに対して画像を得るための処理を行う第2の処理とを行う少なくとも1つの画像処理手段と、
    前記画素部から出力された画像データを、前記記憶手段および前記画像処理手段に転送する制御を行う制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記画素部から出力された画像データのうち、少なくとも前記第1の画像データの一部、前記記憶手段に格納せずに前記画像処理手段に転送し、前記第1の画像データの残りと、前記画素部から出力された画像データのうち、第2の画像データを、前記記憶手段に記憶し、前記第1の画像データの残りと、前記第2の画像データを、前記記憶手段から前記画像処理手段に転送するように制御し、
    前記駆動手段は、前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを前記画像処理手段に転送する順序とは異なる所定の順序で前記画像データを出力するように前記画素部を駆動することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記転送された画像データの順番を並べ替える並べ替え手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の処理は、相関演算、表示する画像を生成する演算、デフォーカスマップを作成する演算、被写体の追尾演算、露出を制御するための演算、ホワイトバランスを決定するための演算、フリッカを検出するための演算、フラッシュの発光量を決定するための演算の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 各々が複数の光電変換部および1つのマイクロレンズを備えた画素が複数配置された画素部と、
    前記画素部を駆動する駆動手段と、
    前記画素部から出力された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記画像データの一部である第1の画像データを用いた演算を行う第1の処理と、前記画像データに対して画像を得るための処理を行う第2の処理と、前記第1の画像データと異なる、前記画像データの別の一部である第3の画像データを用いた演算を行う第3の処理を行う少なくとも1つの画像処理手段と、
    前記画素部から出力された画像データを、前記記憶手段および前記画像処理手段に転送する制御を行う制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記画素部から出力された画像データのうち、前記第1および第3の画像データの少なくとも一部を前記記憶手段に格納せずに前記画像処理手段に転送すると共に、前記一部を除く前記第1および第3の画像データと、前記画素部から出力された画像データのうち、第2の画像データを前記記憶手段に格納し、前記記憶手段から、前記一部を除く前記第1および第3の画像データと前記第2の画像データを前記画像処理手段に転送するように制御し、
    前記駆動手段は、前記第1の画像データ及び前記第2の画像データを前記画像処理手段に転送する順序と異なる所定の順序で前記画像データを出力するように前記画素部を駆動することを特徴とする撮像装置。
  5. 前記画像処理手段は、前記転送された画像データの順番を並べ替える並べ替え手段を更に有することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の処理は、相関演算、表示する画像を生成する演算、デフォーカスマップを作成する演算、被写体の追尾演算、露出を制御するための演算、ホワイトバランスを決定するための演算、フリッカを検出するための演算、フラッシュの発光量を決定するための演算の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記第3の処理は、相関演算、表示する画像を生成する演算、デフォーカスマップを作成する演算、被写体の追尾演算、露出を制御するための演算、ホワイトバランスを決定するための演算、フリッカを検出するための演算、フラッシュの発光量を決定するための演算の少なくともいずれかを含み、前記第1の処理と異なることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 各々が複数の光電変換部および1つのマイクロレンズを備えた画素が複数配置された画素部と、
    前記画素部を駆動する駆動手段と、
    前記画素部から出力された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記画素部から出力された画像データの一部である第1の画像データを用いた演算を行う第1の処理と、前記画素部から出力された画像データに対して画像を得るための処理を行う第2の処理とを行う少なくとも1つの画像処理手段と、
    前記画素部から出力された画像データを、前記記憶手段および前記画像処理手段に転送する制御を行う制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記画素部から出力された画像データをすべて前記記憶手段に格納すると共に、前記第1の画像データを前記記憶手段へ格納しながら前記画像処理手段に転送し、当該第1の画像データを転送した後、前記記憶手段から、前記第1の画像データおよび、前記記憶手段に記憶された画像データのうち、第2の画像データを所定の順序で前記画像処理手段に転送するように制御し、
    前記駆動手段は、前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを前記画像処理手段に転送する順序とは異なる所定の順序で前記画像データを出力するように前記画素部を駆動することを特徴とする撮像装置。
  9. 前記画像処理手段は、更に、前記第1の画像データと異なる、前記画素部から出力された画像データの別の一部である第3の画像データを用いた演算を行う第3の処理を行い、
    前記制御手段は、更に、前記第3の画像データを前記記憶手段へ格納しながら前記画像処理手段に転送し、前記第1および第3の画像データを転送した後、前記記憶手段から、前記第1の画像データ、前記第2の画像データ、前記第3の画像データを所定の順序で前記画像処理手段に転送するように制御することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記第1の処理は、相関演算、表示する画像を生成する演算、デフォーカスマップを作成する演算、被写体の追尾演算、露出を制御するための演算、ホワイトバランスを決定するための演算、フリッカを検出するための演算、フラッシュの発光量を決定するための演算の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 前記第3の処理は、相関演算、表示する画像を生成する演算、デフォーカスマップを作成する演算、被写体の追尾演算、露出を制御するための演算、ホワイトバランスを決定するための演算、フリッカを検出するための演算、フラッシュの発光量を決定するための演算の少なくともいずれかを含み、前記第1の処理と異なることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
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